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男性にとって“幸せ”とは?-当研究所「男性の幸せに関する意識調査」より-

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男性にとって“幸せ”とは?

-当研究所「男性の幸せに関する意識調査」より-

高田 寛

生活設計研究部 主席研究員

橋本 千春

生活設計研究部 研究員

R

EPORT

はじめに

当研究所では 2012 年3月に、全国の 20~64 歳の男性 3,093 人を対象に、「男性の幸せ に関する意識調査」(以下、男性調査)を実施した。本調査は昨年8月、全国の 20~50 要旨 1.当研究所では 2012 年3月、20~64 歳の男性を対象に、「男性の幸せに関する意識調 査」を実施した。なお、本調査は 2011 年8月に実施した「女性の幸せに関する意識 調査」とほぼ同様の内容で実施している。本稿では調査結果から、男性の仕事、結 婚、育児、老後への備え等の生活観と「幸せ」について紹介する。 2.男性の「幸せ」について  「現在の幸せ度」の平均点は 6.01 点。女性と比べると全年代で男性の方が低い。  「幸せのために最も必要なもの」の上位3項目は「良きパートナー」「お金」「健 康」。女性と比較すると「仕事」に関わる項目を選ぶ人の割合も高い。 3.男性と仕事  仕事に満足している男性は全体の 46.1%。満足の理由は「仕事にやりがいを感じ る」が 43.6%とトップ。  働く目的の上位3項目は「生活費のため」「働くことは当然だから」「老後生活資 金準備のため」。 4.老後への備え、介護への意識  公的年金、企業年金以外で老後の資金準備をしていない男性は 58.9%。50 代でも 53.2%と過半数が「していない」と回答。  親族の介護を直接的・間接的に経験したことのある人の割合は 50 代で4人に1 人。60 代では約3割が介護を経験している。 5.男性と結婚、育児  配偶者のいる人の割合は回答者全体で 55.0%。30~40 代男性の年収別の有配偶者 率をみると、年収 300 万円以下が約3割とかなり低い。  「育児によく関わっている」既婚男性の幸せ度は、かなり高く、さらに妻や結婚 生活、仕事への満足度も高かった。仕事と家庭生活のバランスの良さが幸せ度に 影響しているものと考えられる。

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代の女性を対象に実施した「女性の幸せに関する意識調査」(以下、女性調査)の対とな る調査である。本稿では、調査結果からわかった、仕事、パートナー、結婚、育児等の 生活と「幸せ」についての男性の意識を紹介する。

Ⅰ 男性の幸せ概観

1.現在の幸せ度 20~50 代の男性に、「現在のあなたの幸せ度は 10 点満点で表すと何点か(最高に幸せ を 10 点)」と尋ねたところ、回答者全員の幸せ度の平均は 6.01 点であった。女性調査の 結果と比較したものが図表1、2である。 女性が8点を頂点とした山型であるのに対し、男性は5~8点に 15%前後ずつ分布す る丘状を呈している。また、幸せ度が7~10 点と高い男性の割合は 45.2%で、女性の 64.3%をかなり下回っている。 また、幸せ度の平均点を年代別にみてみると、女性と同様、最も低いのは 20 代の 5.81 点である。30 代で 6.05 点まで上昇するが、40 代で一旦低下し、その後 50 代、60 代と 幸せ度は上昇していく。なお、幸せ度の平均点は全年代で女性より低かった。以下、男 性の「幸せ」に関する意識を紹介する。 図表1 男女別幸せ度分布(20~50 代) 7.0 7.0 14.8 16.4 14.7 15.2 8.0 8.2 5.2 3.6 12.7 11.8 21.5 18.3 12.6 9.3 4.5 4.3 2.7 2.2 0 10 20 10点 9点 8点 7点 6点 5点 4点 3点 2点 1点 (%) 男性 女性 幸せ度7~10点の男性の割合45.2% 幸せ度平均点 女性:6.94点 男性:6.01点 注:女性調査は 20~50 代対象のため、男性の 60 代のデータを除いている。 図表2 年代別男女別幸せ度平均点 6.72 7.24 6.92 6.83 5.81 6.05 5.96 6.18 6.41 5.50 6.00 6.50 7.00 7.50 20代 30代 40代 50代 60代前半 (点) 女性 男性 男性 女性 (n=633) (n=548) (n=824) (n=699) (n=805) (n=688) (n=728) (n=644) (n=103)

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2.幸せを感じるとき、幸せのために必要なもの 「普段の生活で『幸せ』を感じるのはどのようなときか」という質問に対する回答は 図表3のとおりとなった。回答者全体でみると、「家族団らんのとき」が 37.3%と最も 多く、続いて「1人でのんびりしているとき」34.7%、「パートナー(妻・恋人)といる とき」25.2%となっている。年代別にみると、「家族団らんのとき」「自宅でお酒を飲ん でいるとき」「仕事で成果が出たとき」は年代が上がるほど選ぶ人の割合は高くなり、「1 人でのんびりしているとき」「友人等といるとき」「寝ているとき」は逆に若い年代ほど 選ぶ人の割合が高い傾向がある。 図表3 普段の生活で幸せを感じるとき(20~64 歳の男性・3つ以内選択) 23.4 41.9 26.5 27.5 17.1 22.4 35.4 35.1 24.9 18.0 18.3 20.0 41.7 34.3 23.4 16.4 20.4 17.4 44.8 30.4 25.5 17.7 19.9 17.7 50.5 22.3 30.1 16.5 24.3 15.5 37.3 34.7 25.2 19.4 19.2 19.1 0 20 40 60 家族団らんのとき 1人でのんびり しているとき パートナー(妻・恋人) といるとき 趣味(インドア系) の時間 趣味(アウトドア系) の時間 美味しいものを 食べているとき (%) 20代 (n=633) 30代 (n=824) 40代 (n=805) 50代 (n=728) 60代前半 (n=103) 全体 (n=3,093) 23.1 4.3 29.2 5.7 5.8 5.8 16.1 21.5 10.6 8.7 9.7 6.2 15.8 21.1 7.7 10.6 9.9 6.7 10.0 12.9 8.0 16.1 16.1 6.6 5.8 9.7 9.7 21.4 10.7 3.9 15.7 15.5 13.0 10.7 10.5 6.3 0 20 40 60 寝ているとき 子どもといるとき 友人等といるとき 自宅でお酒を 飲んでいるとき 仕事で成果が出たとき テレビを見ているとき (%) では、「『幸せ』のために、必要なものは何だと思うか」という質問に対する回答はど うだろうか。「お金」「健康」「安定した仕事」「友人・知人との良い関係」「平和で安全な 社会」等の 17 項目の中から「必要だと思うものすべて」を選んでもらったところ、「お 金」(78.1%)、「良きパートナー(妻・恋人)」(70.3%)、「健康」(58.4%)、「安定した仕 事があること」(51.1%)が上位だった(図表4)。女性調査でも、全く同じ質問をして おり、上位3項目は「お金」(88.5%)、「健康」(79.8%)、「良きパートナー(夫・恋人)」 (79.1%)と、順番は異なるが男性と共通の項目が並んだ。また、選んだ人の割合が半 数を超えた項目は男性調査では4項目、女性調査では9項目と、女性の方が若干「欲張 り」な傾向が見られた。 さらにその中から「最も必要なものを1つだけ」選んでもらった結果が、図表5であ る。最も多かったのは「良きパートナー」(29.5%)、次いで「お金」(21.4%)、「健康」 (16.4%)と「必要なものすべて」と同じ項目が挙がったが、「最も必要なもの」では、 「良きパートナー」を選んだ人の割合が「お金」を上回った。なお、女性調査でも、「良 きパートナー」(27.0%)、「健康」(26.8%)、「お金」(16.6%)の3つを選んだ人の割合 が高かった。「パートナー」「お金」「健康」に続いて、男性は「安定した仕事があること」

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(6.0%)、「子ども」(5.2%)、女性は「子ども」(8.9%)、「平和で安全な社会」(5.3%) を選んでいる。 図表4 「幸せ」のために必要だと思うものすべて(20~64 歳の男性・該当するものすべて) 78.1 70.3 58.4 51.1 47.7 44.3 42.5 40.4 39.5 38.0 30.1 0 20 40 60 80 お金 良きパートナー (恋人・妻) 健康 安定した仕事が あること 趣味・ レジャー 安心して住める 住まい 友人・知人との 良い関係 子ども 自由 平和で安全な 社会 知識や教養 (%) (n=3,093) 図表5 「幸せ」のために最も必要だと思うもの(20~64 歳の男性・年代別) 31.6 21.8 10.9 5.4 2.7 5.7 28.9 25.1 13.0 5.6 7.4 3.0 27.3 23.0 17.8 5.6 7.2 4.6 29.7 15.7 22.9 7.6 3.0 4.8 36.9 16.5 21.4 6.8 1.9 3.9 29.5 21.4 16.4 6.0 5.2 4.4 0 10 20 30 40 良きパートナー (恋人・妻) お金 健康 安定した仕事が あること 子ども 自由 (%) 20代 (n=633) 30代 (n=824) 40代 (n=805) 50代 (n=728) 60代前半 (n=103) 全体 (n=3,093) 3.「男の幸せ」とは また、「あなたにとって『男の幸せ』とは何だと思うか」という質問に対しては、すべ ての年代で「幸せな家庭をつくること」(29.0%)と回答した人が最も多かった。次に多 かったのは「好きな仕事をすること」(10.2%)であるが、これは年代による差が目立ち、 若い年代では相対的に低く、50 代(14.4%)、60 代(19.4%)が高い。「家族の生活を支 えること」も全体では 9.2%であるが、この項目も 20 代(4.3%)、30 代(7.4%)と若い 年代では低く、年代が上がるにつれ選ぶ人の割合が高くなる傾向にある。 また、「パートナーを愛すること」「パートナーに愛されること」を選んだ人もそれぞ れ1割前後いる。 図表6 「男の幸せ」とは(20~64 歳男性) 29.0 10.2 10.1 9.2 8.9 7.8 10.4 0 10 20 30 幸 せ な 家 庭 を つ く る こ と 好 き な 仕 事 を す る こ と パー ト ナー ( 恋 人 ・ 妻) を 愛 す る こ と 家 族 の 生 活 を 支 え る こ と パー ト ナー ( 恋 人 ・ 妻) に 愛 さ れ る こ と 仕 事 で 成 功 す る こ と 「 男 の 幸 せ」 は な い ・ わ か ら な い (%) (n=3,093) 8.5 8.0 8.8 14.4 19.4 4.3 7.4 11.3 12.5 13.6 0 5 10 15 20 25 20代 (n=633) 30代 (n=824) 40代 (n=805) 50代 (n=728) 60代前半 (n=103) (%) 好きな仕事を すること 家族の生活を 支えること

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以上、調査結果から、男性の幸せ度と、「幸せ」に関する意識を概観した。「仕事」に 関する項目を自分の「幸せ」や「幸せのために必要なもの」として選んだ人の割合は女 性調査と比較すれば高かったが、多くの人は「家庭」「パートナー」「健康」等、プライ ベートな時間、事柄に幸せを感じていることがわかる。 以下、男性の「仕事」「家庭」「子育て」等の生活感について、「幸せ」についての意識 とクロスさせつつ、みていくこととする。

Ⅱ 男性の「幸せ」に影響する要因

1.「幸せ」と仕事の関係 「男の幸せとは何か」(前章の図表6)の回答では、「好きな仕事をすること」(10.2%、 第2位)、「家族の生活を支えること」(9.2%、第4位)、「仕事で成功すること」(7.8%、 第6位)といった仕事に関係する項目が上位に入っている。いわば、男性にとって「自 己実現をするための仕事」、「幸せな家庭をつくる土台としての仕事」が幸せを感じるた めの重要な要素として認識されているものと思われる。本章では男性の幸せを「仕事」 にスポットを当てて分析してみたい。 (1)働く目的は何か 20~50 代の男性に「働いている目的」をすべて挙げてもらったところ、「生活費のた め」76.5%、「働くことは当然のことだから」39.6%、「老後資金準備のため」30.4%が上 位であった。「生活費のため」は未婚者より既婚者の方がより切実な問題となるため、年 代が高くなるほど割合が高くなる傾向があった(図表7)。 図表7 あなたが働いている目的(20~50 代男性・該当するものすべて) 73.4 37.9 19.2 16.9 24.6 76.8 42.0 29.2 31.9 24.4 79.5 38.1 31.5 35.0 25.8 74.4 39.3 36.2 28.4 21.2 76.5 39.6 30.4 29.8 24.0 0 20 40 60 80 100 生活費(子どもの教育費 も含む)のため 働くことは当然の ことだから 老後資金準備の ため 住宅購入費・住宅ローン のため レジャーや高級品 の購入など豊かな 生活をするため (%) 20代 (n=354) 30代 (n=771) 40代 (n=761) 50代 (n=676) 全体 (n=2,562) (2)仕事に満足しているか 「現在の仕事に満足しているか」を聞くと、“満足派”(「満足」と「やや満足」の合計 46.1%)が、“不満派”(「不満」と「やや不満」の合計 26.5%)を大幅に上回っている。 “満足派”に「現在の仕事に満足していること」を確認すると、「仕事にやりがいを感 じる」43.6%、「職場の人間関係が良い」29.0%、「収入が良い」27.1%が上位であった。

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「仕事にやりがいを感じる」はどの年代でも総じて評価が高かったが、「職場の人間関係 が良い」は年代が高くなるほど低下するという特徴が見られた。若い世代の人たちが仕 事をする場合、職場の人間関係に影響されることが多いせいか、「人間関係が良い」とい うことを大きなプラス要素として受け止めているものと思われる(図表8)。 一方、“不満派”に「現在の仕事に不満に思うこと」を確認すると、「収入が低い」76.4% がダントツの第1位で、「将来性がない」33.2%、「仕事にやりがいを感じない」25.8% と続く。「仕事に満足していること」の要因として第2位に挙げられた「人間関係」につ いては、不満の方ではどうかとみると「職場の人間関係が悪い」は 15.9%と順位が低く 第5位であった(図表9)。 図表8 現在の仕事に満足していることは何か(20~50 代男性・3つ以内選択) 43.7 43.0 27.8 23.8 13.2 39.5 33.6 25.2 28.6 20.2 42.4 28.2 32.6 23.2 25.3 49.2 18.3 23.2 29.7 35.5 43.6 29.0 27.1 26.7 25.0 0 10 20 30 40 50 60 仕事にやりがいを 感じる 職場の人間関係が良い 収入が良い 雇用が安定している 自分の能力を活かせる (%) 20代 (n=151) 30代 (n=357) 40代 (n=340) 50代 (n=327) 全体 (n=1,175) 図表9 現在の仕事に不満に思うことは何か(20~50 代男性・3つ以内選択) 76.3 36.4 28.8 26.3 18.6 77.6 36.3 26.0 26.0 13.0 74.1 29.1 28.0 26.5 19.6 77.7 31.2 20.4 12.7 13.4 76.4 33.2 25.8 23.1 15.9 0 20 40 60 80 100 収入が低い 将来性がない 仕事にやりがいを 感じない 昇進・待遇が悪い 職場の人間関係が 悪い (%) 20代 (n=118) 30代 (n=223) 40代 (n=189) 50代 (n=157) 全体 (n=687) (3)どのくらい昇進したいか 次に、「どのくらい昇進したいか」を尋ねたところ、全体では「部長相当職」18.6%、 「役員以上」17.7%、「課長相当職」14.2%であった(図表 10)。 20 代は約3割が「役員以上」と夢を持っているが、年齢が上がりやや先が見えてくる と現実的なラインに下がっているものと推測される。また、20 代でも3割近くの人が「昇 進は希望しない」と答えている。

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図表10 どのくらい昇進したいと思うか(20~50 代、雇用されて働く男性) 29.2 15.8 14.3 5.3 7.5 27.3 19.4 19.1 17.0 6.8 7.5 29.7 13.8 19.4 14.2 6.4 4.8 40.9 12.3 18.4 10.2 4.1 3.5 51.0 17.7 18.6 14.2 5.8 5.8 37.5 0 20 40 60 役員以上 部長相当職 課長相当職 係長相当職 主任・リーダー職 昇進は希望しない (%) 20代 (n=322) 30代 (n=690) 40代 (n=607) 50代 (n=488) 全体 (n=2,107) 2.男性の将来の目標、老後への備えと介護への意識 (1)将来の目標 「将来の目標」をすべて挙げてもらったところ、「財産を増やす」38.3%、「仕事での 成功」29.8%、「自分や家族の健康の維持・向上」28.6%が上位となっている。「財産を 増やす」と「仕事での成功」は年代が高くなるに従って割合が減少するのに比べ、「自分 や家族の健康の維持・向上」は年代とともに上昇する傾向が見られる(図表 11)。また、 「老後の自立」は全体では第5位(16.6%)であったものの、40 代から急上昇している。 図表11 将来の目標(20~50 代男性・該当するものすべて) 44.5 47.7 24.2 22.7 8.2 45.0 35.4 26.3 22.0 10.9 38.1 23.0 30.7 21.0 18.3 25.4 15.2 32.6 28.3 28.4 38.3 29.8 28.6 23.4 16.6 0 10 20 30 40 50 60 財産を増やす 仕事での成功 自分や家族の 健康の維持・向上 旅行 老後の自立 (%) 20代 (n=633) 30代 (n=824) 40代 (n=805) 50代 (n=728) 全体 (n=2,990) (2)老後のための資金準備と介護について ① 老後のための資金準備をしているか 前項で「将来の目標」として「老後の自立」が 40 代、50 代で高い割合を占めたこと を見たが、自立に向けた資金準備の状況を調べるため「公的年金や会社の年金等以外に、 老後のための資金準備をしているか」を尋ねてみた。結果は、全体では「している」35.8% に対し、「していない」58.9%であった。50 代でも「している」43.1%に対し、「してい ない」53.2%と「していない」の方が多くなっており、「老後の自立」への意識とは裏腹 に国や会社任せの人が少なくないことが垣間見られた(図表 12)。

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図表12 公的年金や会社の企業年金以外に、老後のための資金準備をしているか(20~50 代男性) 19.9 72.2 7.9 35.6 60.0 4.5 42.0 52.7 5.3 43.1 53.2 3.7 35.8 58.9 5.3 0 20 40 60 80 している していない わからない (%) 20代 (n=633) 30代 (n=824) 40代 (n=805) 50代 (n=728) 全体 (n=2,990) ② どのような資金準備をしているか 前問で「資金準備をしている」と回答した方に、「どのような資金準備をしているか」 をすべて挙げてもらったところ、「預貯金」70.9%、「生保会社等の個人年金」45.5%、「株 式投資」28.4%が上位を占めた(図表 13)。年代別の特徴としては、20 代においても「生 保会社等の個人年金」に約3割が加入していること、50 代になると「預貯金」の実施率 が高まることもさることながら、「株式投資」などリスク性資産の保有者が増えているこ とも特徴であった。 また、「資金準備に毎月どのくらいあてているか」を聞いたところ、全年代を通じて「1 万円以上3万円未満」の割合が高かったが、年齢が上がるに従って金額が増加傾向にあ ることが見て取れる(図表 14)。 図表13 老後のためにどのような資金準備をしているか(20~50 代男性・該当するものすべて) 77.0 29.4 26.2 23.8 12.7 68.9 35.8 27.0 21.8 23.2 66.9 54.4 24.9 24.0 16.3 74.5 51.3 34.4 29.3 18.2 70.9 45.5 28.4 24.9 18.3 0 20 40 60 80 100 預貯金 生保会社等の 個人年金 株式投資 財形貯蓄・財形年金 投資信託 (%) 20代 (n=126) 30代 (n=293) 40代 (n=338) 50代 (n=314) 全体 (n=1,071) 図表14 老後のための資金準備に毎月どのくらいあてているか(20~50 代男性) 8.7 24.6 35.7 15.1 9.5 6.3 7.5 20.5 45.1 12.6 7.8 6.5 10.1 16.0 42.3 14.2 9.2 8.3 5.4 11.1 38.5 22.3 12.1 10.5 7.8 16.8 41.2 16.2 9.7 8.2 0 10 20 30 40 50 5,000円未満 5,000円以上 1万円未満 1万円以上 3万円未満 3万円以上 5万円未満 5万円以上 10万円未満 10万円以上 (%) 20代 (n=126) 30代 (n=293) 40代 (n=338) 50代 (n=314) 全体 (n=1,071) ③ 介護の経験について この調査では「老後の自立」にとって大きなポイントとなる介護に関していくつか質 問をしている。まず、「両親または親族の介護を経験したことがあるか」を質問したとこ

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ろ、「自分がメインとなって介護をした」、「他の親族等と協力して介護をした」、「介護施 設・サービスの手続きや費用負担をした」という“介護経験者”が、50 代に入ると急速 に増え、50 代、60 代では3割前後を占めた(図表 15)。 図表15 ご両親やその他の親族の方の介護をしたことはあるか(20~64 歳男性) 3.7 1.4 2.7 3.0 6.7 9.7 8.8 6.0 6.8 8.2 13.7 11.7 3.2 1.4 1.6 2.0 6.9 11.7 15.7 8.8 11.0 13.2 27.3 33.0 0 10 20 30 40 全体 (n=3,093) 20代 (n=633) 30代 (n=824) 40代 (n=805) 50代 (n=728) 60代前半 (n=103) (%) 手続きや費用負担等をした 親族等と協力して介護 自分がメインとなって介護 ④ 介護に関する不安等について 次に「あなたご自身が介護状態になった場合、どのようなことが不安か」をすべて挙 げてもらったところ、「経済的な負担(介護にかかる費用、十分な資金準備がない等)」 が 54.1%と第1位で、「自分自身の精神的な負担」33.0%、「介護をしてくれる人がいる かどうか」30.5%、「介護をする人の精神的な負担」28.0%と続いている。特に 60 代で は「経済的な負担」52.4%、「自分自身の精神的な負担」44.7%、「介護をする人の精神 的な負担」40.8%、「介護をする人の年齢や体力的な心配(老老介護等)」36.9%の4項 目が 30%を超える割合となっている(図表 16)。 また、公的介護保険や民間の介護保障商品について、「あなたの考えに最も近いもの」 を選んでもらうと、介護保険や商品に関する「知識がないのでわからない」が 45.0%と 最も高くなり、次いで「公的介護保険では不十分なので、民間の保障商品も考えたい」 38.3%、「民間の介護保障商品は自分には不要だと思う」11.5%、「既に民間の介護保障 商品に加入している」3.7%となった(図表 17)。 図表16 あなたご自身が介護状態になった場合、どのようなことが不安か(20~64 歳男性・該当す るものすべて) 46.3 35.5 34.9 29.5 29.4 16.0 57.9 34.8 30.5 26.3 29.7 16.5 58.6 31.6 32.7 25.7 27.1 14.4 51.9 28.7 25.3 29.1 14.6 21.0 52.4 44.7 22.3 40.8 15.5 36.9 54.1 33.0 30.5 28.0 24.9 17.6 0 10 20 30 40 50 60 70 経済的な負担(介護に かかる費用、十分な 資金準備がない等) 自分自身の 精神的な負担 介護をしてくれる人が いるかどうか 介護をする人の 精神的な負担 介護・介護保険制度に ついての知識がない 介護をする人の年齢や 体力的な心配 (老老介護等) (%) 20代 (n=633) 30代 (n=824) 40代 (n=805) 50代 (n=728) 60代前半 (n=103) 全体 (n=3,093)

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図表17 公的介護保険や民間の介護保障商品についての考え(20~64 歳男性) 53.4 31.4 11.5 2.8 46.4 36.5 11.8 4.4 45.3 41.1 9.6 3.0 35.7 43.7 13.5 4.4 44.7 35.9 9.7 4.9 45.0 38.3 11.5 3.7 0 10 20 30 40 50 60 公的介護保険や民間の 介護保障商品に関する 知識がないのでわからない 公的介護保険では不十分 なので、民間の保障商品 も考えたい 公的介護保険で十分なので、 民間の介護保障商品は 自分には不要だと思う 公的介護保険だけでは 不安なので、既に民間の 介護保障商品に加入している (%) 20代 (n=633) 30代 (n=824) 40代 (n=805) 50代 (n=728) 60代前半 (n=103) 全体 (n=3,093) 3.「幸せ」と結婚・家庭 (1)「幸せ」とパートナー 前に述べたように、「『幸せ』のために最も必要なもの」は何かという質問について、 すべての年代で最も多く選ばれた項目は「良きパートナー(妻・恋人)」であった。 妻がいるかどうかをみてみると、図表 18 のとおりであった。年代別でみると、妻のい る人の割合は 30 代で半数を超え、60 代前半では約 85%にのぼる。 30~40 代の男性の既婚者の割合は 59.4%だったが、さらに年収別に比べてみると、年 収 300 万円未満では 31.2%と極端に低く、年収 300~500 万円未満で 60.0%と過半数を 超え、それ以上になると7~8割となっている。 2011 年3月に公表された内閣府「結婚・家族形成に関する調査報告書」の結果につい て、「男性の結婚は年収 300 万円が分岐点」等と報道されたが、本調査でも内閣府調査と 同様の傾向であったといえる。 また、妻のいない人(未婚、妻と離死別)のうち、恋人のいる人の割合は全体で 28.8%、 20 代は 35.2%だが、30 代 28.3%、40 代 22.4%、50 代 19.5%と年代が上がるにつれて減 少していく(図表は割愛)。 図表18 配偶者の有無(20~64 歳男性年代別、30~40 代男性年収別) 59.4 31.2 60.0 74.6 84.2 79.4 35.9 62.9 34.8 21.4 12.6 19.0 4.7 6.0 5.3 3.9 3.2 1.6 全体(n=1,629) 300万円未満 (n=369) 300~500万円 未満(n=512) 500~700万円 未満(n=355) 700~1,000万円 未満(n=190) 1,000万円以上 (n=63) (%) 【年収別(30~40代)】 妻あり 妻なし(未婚) 妻なし(離死別) 55.0 13.0 52.8 66.2 77.5 85.4 39.9 86.3 43.7 27.8 13.3 6.8 5.1 0.8 3.5 6.0 9.2 7.8 全体 (n=3093) 20代 (n=633) 30代 (n=824) 40代 (n=805) 50代 (n=728) 60代前半 (n=103) (%) 【年代別】 妻あり 妻なし(未婚) 妻なし(離死別) では、パートナーの有無で「幸せ度」はどのように変化するだろうか。 結婚経験で比較すると、既婚男性の幸せ度が 6.77 点と最も高く、未婚男性は 5.15 点、 妻と離死別した人は 4.82 点であった。また、独身男性を恋人の有無で比較すると、図表

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19 右の棒グラフの通り、未婚男性も、妻と離死別した人も恋人がいる方が幸せ度は高か った。 女性調査でも、配偶者のいる人の幸せ度が 7.40 点と最も高いという点は男性と同じで あったが、独身者の幸せ度を比較すると、未婚女性 5.92 点、夫と離死別した女性 6.46 点と、配偶者と離死別した人の方が未婚者より幸せ度が高いという男性と逆の結果であ った。さらに、配偶者と離死別した男女の幸せ度を子どもの有無で比べると、子どもの いる男性 4.55 点、女性 6.57 点、子どものいない男性 5.11 点、女性 6.43 点であった。夫 と離死別した女性にとっては、子どもの存在が幸せ度を上げているが、男性は逆に幸せ 度が低くなっており、この違いが、未婚者と配偶者と離死別した人の幸せ度の男女の差 の一因になっていると考えられる。 図表19 パートナー有無と幸せ度(20~64 歳男性) 7.39 7.20 6.52 6.59 6.64 5.59 4.81 4.88 4.59 4.43 4.40 4.14 4.83 5.03 5.63 4.00 5.00 6.00 7.00 8.00 全体 (n=3093) 20代 (n=633) 30代 (n=824) 40代 (n=805) 50代 (n=728) 60代前半 (n=103) (点) 妻あり 妻なし(未婚) 妻なし(離死別) 6.77 5.15 4.82 4.00 5.00 6.00 7.00 8.00 全体 (n=3093) 20代 (n=633) 30代 (n=824) 40代 (n=805) 50代 (n=728) 60代前半 (n=103) (点) 妻あり 妻なし(未婚) 妻なし(離死別) 6.77 6.03 4.79 5.51 4.50 4.00 5.00 6.00 7.00 8.00 恋人あり (n=351) 恋人なし (n=883) 恋人あり (n=49) 恋人なし (n=108) 妻あり (n=1,702) 妻なし(未婚) (n=1,234) 妻なし(離死別) (n=157) (点) (2)未婚者の結婚についての意識 「男性はいずれは結婚すべきだと思うか」「結婚したいと思うか(事実婚含む)」とい う質問に対して「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した 20~50 代の未婚 男性の割合は、前者は 56.2%、後者は 58.4%で、「結婚すべき」と「結婚したい」の間 にそれほど大きな差はなかった(図表 20 上・棒グラフ)。 女性調査でも「女性はいずれは結婚すべきだと思うか」「結婚したいと思うか」という 質問をしているが、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した未婚女性はそ れぞれ 50.1%、66.0%と、女性は「結婚すべきとまでは思わないが、自分は結婚したい」 という傾向が際立っている。 また、「結婚したい」(「そう思う」「どちらかといえばそう思う」)と思っている人の割 合を年代別、男女別に比較すると、20 代、30 代では女性の方がかなり高いが、40 代、 50 代となると男女逆転し、男性の方が結婚を希望する人の割合が高くなる。20 代、30 代の男性は、前に述べた「将来の目標」に「仕事での成功」「財産を増やす」を挙げる人 が多く、結婚を自分自身の現実的な課題として考え始める年齢は女性と比べると男性の 方が遅いようである。

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さらに、「結婚したい」20~50 代男性(学生を除く)を年収別に比較をすると、上に 述べた配偶者の有無ほど顕著ではないが、年収の低い人の方が「結婚したい」と回答す る割合が低かった。とはいえ、年収 300 万円未満でも半数以上が結婚を希望している。 図表20 「結婚すべきか」「結婚したいか」-そう思う、まあそう思うと回答した人の割合 20.5 25.6 19.4 14.7 10.3 35.7 37.7 38.1 30.4 27.8 56.2 63.4 57.5 45.1 38.1 0 10 20 30 40 50 60 70 全体 (n=1,227) 20代 (n=546) 30代 (n=360) 40代 (n=224) 50代 (n=97) (%) 【結婚すべきか(20~50代男性)】 27.1 33.2 25.8 20.1 14.4 31.5 31.3 33.9 30.4 25.8 58.6 64.5 59.7 50.4 40.2 0 10 20 30 40 50 60 70 全体 (n=1,227) 20代 (n=546) 30代 (n=360) 40代 (n=224) 50代 (n=97) (%) 【結婚したいか(20~50代男性)】 まあそう思う そう思う 58.6 64.5 59.7 50.4 40.2 75.1 66.3 48.2 29.3 20 40 60 80 20代 30代 40代 50代 (%) 【結婚したいか(20~50代男女別・年代別)】 男性(n=1,227) 女性(n=691) 男性 (n=546) (n=360) (n=224) (n=97) 女性 (n=378) (n=160) (n=112) (n=41) 53.1 63.2 59.8 73.7 76.5 62.9 72.6 62.5 25.0 50.0 20 40 60 80 300万円 未満 300~500 万円未満 500~700 万円未満 700~1,000 万円未満 1,000万円 以上 (%) 【結婚したいか(男女別(学生除く)、年収別)】 男性(n=878) 女性(n=572) 男性 (n=421) (n=315) (n=92) (n=38) (n=17) 女性 (n=361) (n=113) (n=24) (n=4) (n=2) 20~50 代の未婚男性の「結婚したいと思う理由」を回答した人の多かった順に挙げる と、「好きな人と暮らしたい」70.5%、「自分の家庭を持ちたい」49.4%、「子どもが欲し い」43.7%との結果で、女性調査の未婚女性の回答と同じ項目が並んだ(図表 21)。特 に、「好きな人と暮らしたい」は、女性の 60.3%と比べると 10 ポイントも高い。女性で は年代が上がるにつれ、この項目を選ぶ人は少なくなっていくが(20 代女性 65.5%→50 代女性 41.7%)、男性はどの世代でも7割前後いることが特徴的である。また、「子ども が欲しい」は、20 代、30 代では男女差はほとんど見られないが、40 代以降、女性はこ の項目を選ぶ人は大幅に減少する。一方、男性は 40 代以降も3割前後が「子どもが欲し い」を結婚したい理由に選んでいる。女性は年齢により出産が難しくなってくるが、男 性にはそのような身体的な制約が少ないことが影響しているものと思われる。 「一人前と認められたい」という項目は最も多かった 20 代でも 7.6%に過ぎず、「結 婚して一人前である」すなわち社会に認められるという意識は今ではほとんどないよう だ。 「老後の安心を得たい」という回答は女性(15.6%)より低い 11.8%で、50 代(女性 25.0%)以外のすべての年代で男性の方が選んだ割合は低い。これは女性の方が長生き

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をすること、若い頃の所得が低く年金等の心配が大きいことが反映しているのであろう。 図表21 結婚したい理由(20~50 代男性・3つ以内選択) 70.3 55.9 47.7 24.3 13.3 13.3 4.5 7.6 5.4 69.3 49.4 48.1 30.3 14.7 11.7 10.4 6.9 1.7 75.4 38.1 33.6 23.9 20.9 14.2 20.1 3.7 1.5 66.2 38.0 28.2 15.5 18.3 19.7 36.6 4.2 5.6 70.5 49.4 43.7 25.2 15.4 13.5 11.8 6.5 3.7 0 20 40 60 80 好きな人と 暮らしたい 自分の家庭を 持ちたい 子どもが 欲しい 親を安心 させたい 人生・生活を 変えたい 寂しさから 解放されたい 老後の安心を 得たい 一人前と認め られたい 結婚するのが 当然 (%) 20代 (n=354) 30代 (n=231) 40代 (n=134) 50代 (n=71) 全体 (n=790) (3)既婚者の「結婚」「妻」への意識 配偶者のいる男性に、「結婚してよかったと思うか」「妻に満足しているか」等の、結 婚生活や配偶者に関する質問をした。 ① 結婚してよかったか-満足派が8割以上- まず、「結婚してよかったと思うか」という質問に「そう思う」「まあそう思う」と回 答した“結婚満足派”の割合が全体で 84.8%と高かった。“結婚満足派”の割合を、男 女別、年代別に比較すると、20 代、30 代の男女差はほぼないが(20 代女性 87.9%、30 代女性 87.0%)、40 代以降になると、女性の“結婚満足派”が 40 代 76.0%、50 代 73.6% と減少していく一方、男性は 40 代以降も“結婚満足派”が8割以上を占める。 「結婚してよかった」と思う理由の上位3項目は、未婚者が結婚したい理由として挙 げた上位3つと同じで、「家庭を持てた」74.9%、「子どもを持てた」64.3%、「好きな人 と暮らせた」51.0%であった。 また、上に述べた未婚者の「結婚したい理由」として、「親を安心させたい」25.2%、 「老後の安心を得たい」11.8%となっているが、既婚者の「結婚してよかったと思う理 由」では、「親を安心させられた」17.7%、「老後の安心を得た」4.0%となっている。親 や自分の老後に関する項目について、未婚者は結婚したい理由(≒結婚の目的)として 意識している傾向があるが、結婚をすると、それが必ずしも「結婚してよかった」と思 う理由とはならないようである。 図表22 結婚してよかったか(20~64 歳男性) 45.2 69.5 48.0 41.7 42.7 46.6 39.6 18.3 39.8 40.2 41.5 43.2 10.8 6.1 8.7 13.1 10.8 10.2 3.0 3.7 2.8 3.2 3.4 0.0 1.4 2.4 0.7 1.9 1.6 0.0 全体 (n=1,702) 20代 (n=82) 30代 (n=435) 40代 (n=533) 50代 (n=564) 60代前半 (n=88) (%) そう思う まあそう思う どちらともいえない あまりそう思わない そう思わない

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図表23 結婚してよかったと思う理由(20~64 歳男性・3つ以内選択) 73.6 51.4 70.8 25.0 13.9 8.3 5.6 1.4 77.0 65.4 52.6 23.3 12.8 11.3 5.0 2.4 75.5 65.6 52.5 14.9 11.2 9.4 3.0 2.3 73.1 63.6 47.4 15.6 17.1 7.8 5.3 6.3 74.7 68.4 39.2 12.7 19.0 11.4 3.8 10.1 74.9 64.3 51.0 17.7 14.1 9.4 4.4 4.0 0 20 40 60 80 家庭を持てた 子どもを持てた 好きな人と 暮らせた 親を安心 させられた 健康的な生活 になった 寂しさから 解放された 一人前と 認められた 老後の安心を 得た (%) 20代 (n=72) 30代 (n=382) 40代 (n=436) 50代 (n=475) 60代前半 (n=79) 全体 (n=1,444) ② 妻への思い では、配偶者への満足度はどうだろうか。妻に対して、「満足」「まあ満足」と回答し た“妻満足派”は、全体の 74.0%と“結婚満足派”より少ないものの大半が妻に満足し ている。男女別、年代別の比較では、女性の“夫満足派”は 20 代の 78.8%が最高で、 年代が上がるにつれ減少していき 50 代では 62.8%にまで落ち込むのに対し、男性は 20 代から 40 代にかけて“妻満足派”は減少するが、40 代の 70.8%で底を打ってからは、 “妻満足派”は増加し、60 代前半では8割以上になる。 妻に満足している理由は、「思いやりや愛情が感じられる」43.1%、「性格や価値観が 合う」37.7%、「一緒にいて楽しい」26.1%が上位3項目だった。「性格や価値観が合う」 「一緒にいて楽しい」は若い人に多く、「思いやりや愛情が感じられる」は年代が上にな るほど多い傾向にある。また、「料理が上手」という項目も 20 代、30 代では 14%程度に 過ぎないが、60 代では4割弱がこの項目を選んでいる。 妻に対して不満を感じている人の理由は、妻への満足度の裏返しで、「性格や価値観が 合わない」46.1%、「思いやりや愛情が感じられない」37.9%が多かった(図表割愛)。 図表24 妻に対する満足度(20~64 歳男性) 26.8 43.9 29.7 26.5 23.0 22.7 47.2 41.5 44.8 44.3 50.7 59.1 13.2 8.5 14.0 12.9 14.0 9.1 8.6 2.4 8.5 10.3 8.0 8.0 4.3 3.7 3.0 6.0 4.3 1.1 全体 (n=1,702) 20代 (n=82) 30代 (n=435) 40代 (n=533) 50代 (n=564) 60代前半 (n=88) (%) 満足 まあ満足 どちらともいえない あまり満足していない 満足していない

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図表25 妻に満足している理由(20~64 歳男性・3つ以内選択) 37.1 48.6 45.7 14.3 17.1 4.3 42.6 42.0 28.4 14.8 14.5 13.3 40.3 40.1 24.7 17.5 15.9 11.7 45.7 34.6 22.1 21.2 16.6 5.0 51.4 13.9 26.4 38.9 8.3 1.4 43.1 37.7 26.1 19.1 15.4 8.9 0 10 20 30 40 50 60 思いやりや愛情 が感じられる 性格や価値観が 合う 一緒にいて楽しい 料理が上手 好み・趣味が 合う 育児・教育に熱心 (%) 20代 (n=70) 30代 (n=324) 40代 (n=377) 50代 (n=416) 60代前半 (n=8) 全体 (n=1,259) (4)「幸せ」と子ども 少子化が社会問題として取り上げられるようになってから久しい。男性も家庭や育児 に関われるよう、行政や企業によって様々な取組みが推進されているが、はかばかしい 変化があるようには見えない。では、子どもを持つことや子育てに関する男性の意識は どうなっているのだろうか。 ① 子どもが欲しいか 現在子どものいない 20~40 代の男性に「子どもが欲しいと思うか」と質問したところ、 「欲しい」と回答した人の割合は 29.0%、「できれば欲しい」も含むと 62.1%と、子ど もが欲しいと考える人が多数であった。 子どもが欲しい理由で多かったものは、「好きな人との子どもが欲しい」33.5%、「子 どもが好き」と「家に子どもがいると幸せ」の 32.7%であった。このほか「子育てを通 じて自分自身も成長できる」という理由も 26.9%と多かった。また、「子どもは将来の 社会を担う存在だから」と回答した人も 12.3%いた。 一方、子どもについて「欲しくない」「あまり欲しくない」と回答した人の、子どもが 欲しくないと思う理由は、20~40 代すべてで「経済的な負担が大きい」が4割以上と突 出している。そこで、子どもが「欲しい」「できれば欲しい」と回答した人の割合を年収 別にみてみると、年収が上がるにつれ子どもが欲しいと考える人の割合が高くなる傾向 が見られた(図表 29)。 女性調査では、子どもが欲しくないと思う理由で最も多かったものは、「子育ての自信 がない」34.9%であった。「経済的な負担」を理由に挙げた割合は 28.6%で男性より 19.1 ポイントも少ない。図表 29 のとおり、女性には自分自身の年収が増えると子どもを持つ 意欲も高くなるという相関は見られない。子どもを育てるにあたっては、男性は「経済 的にどう支えるか」、女性は「子どもをどう育てるか」に不安を抱いているようである。

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図表26 子どもが欲しいか(20~40 代男性、既婚・未婚別) 67.6 47.8 20.0 32.8 24.2 17.4 23.5 26.1 30.0 32.6 37.5 33.5 5.9 13.0 29.1 22.0 20.3 25.0 2.9 6.1 8.2 7.3 6.7 10.3 0.0 7.0 12.7 5.3 11.4 13.8 20代 (n=34) 30代 (n=115) 40代 (n=110) 20代 (n=546) 30代 (n=360) 40代 (n=224) (%) 欲しい できれば欲しい どちらともいえない あまり欲しくない 欲しくない 【 妻 あ り 】 【 未 婚 】 図表27 子どもが欲しい理由(20~40 代男性・3つ以内選択) 40.7 34.5 34.3 25.6 12.3 9.5 30.6 32.2 34.1 27.8 9.8 8.8 23.2 29.7 27.0 28.1 16.8 9.2 33.5 32.7 32.7 26.9 12.3 9.2 0 10 20 30 40 50 好きな人との 子どもが欲しい 家に子どもが いると幸せ 子どもが好き 子育てを通じて 自分自身も成長 できる 子どもは将来の 社会を担う存在 子どもを持つ のは当然 (%) 20代 (n=391) 30代 (n=317) 40代 (n=185) 全体 (n=893) 図表28 子どもが欲しいと思わない理由(20~40 代男性・3つ以内選択) 47.1 30.0 25.7 18.6 17.1 10.0 15.7 47.0 21.7 18.1 22.9 20.5 25.3 4.8 48.8 25.0 22.6 17.9 21.4 15.5 7.1 47.7 25.3 21.9 19.8 19.8 17.3 8.9 0 10 20 30 40 50 経済的負担が 大きい 自由な時間が なくなる 子育ての自信 がない 将来が子どもに とって良い社会 とは思えない 子どもが好き でない 精神的・身体的 負担が大きい 夫婦2人の生活 を楽しみたい (%) 20代 (n=70) 30代 (n=83) 40代 (n=84) 全体 (n=237) 図表29 子どもが欲しいと考えている人の割合(20~40 代男女、年収別。学生は除く) 52.8 65.1 68.6 72.9 71.4 63.4 70.7 55.2 50.0 57.1 40 50 60 70 80 300万円 未満 300~500 万円未満 500~700 万円未満 700~1,000 万円未満 1,000 万円以上 (%) 男性 女性 男性 (n=432) (n=315) (n=92) (n=38) (n=17) 女性 (n=549) (n=123) (n=29) (n=8) (n=7)

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② 「子ども」「子育て」と幸せ 子どものいる男性に、子育てへの関わり度合いを尋ねたところ、「妻と同等またはそれ 以上に関わっている」「(世間一般以上に)まあ関わっている」と回答した“イクメン” は 55.4%と、全体の半数以上であった。しかし、年代別に比較すると大きな差が見られ る。20 代では約8割が育児に関わっていると回答しているが、年齢が上がるにつれ、そ の割合は低下していき、60 代の“イクメン”は4人に1人(27.4%)となっている。 “イクメン”の 84.7%は育児が「楽しい」「まあ楽しい」と肯定的に考えており、そ の理由も女性と同じく「子どもの成長が嬉しい」「子どもがいとおしくてたまらない」と いう人が多かった。女性と異なる点は「子育て仲間との交流が楽しい」が 3.4%と「パ パ友」との交流を楽しむ人が少なかったところである(女性は 13.5%)。 一方、育児に「あまり関わっていない」「ほとんど関わっていない」と回答した“非イ クメン”に、育児に関わっていない理由を尋ねたところ、「仕事等が忙しく育児に関わる 時間・余裕がない」が 67.0%と最も多く、かつ、年代による差は見られなかった。次に 多かったのは「育児は妻の役割だと思っている」の 20.1%であったが、こちらは年代が 上がるにつれ選ぶ人の割合が増え、50 代で 22.9%、60 代では 34.4%となる。 図表30 子育てへの関わり度合い(20~64 歳の子どものいる男性) 10.6 14.3 10.5 13.4 9.2 3.6 44.8 65.3 57.4 43.3 39.5 23.8 20.3 14.3 16.8 21.3 20.0 34.5 18.1 0.0 11.7 17.2 23.0 27.4 6.2 6.1 3.6 4.8 8.3 10.7 全体 (n=1,438) 20代 (n=49) 30代 (n=333) 40代 (n=531) 50代 (n=531) 60代前半 (n=84) (%) 妻と同等または それ以上関わっている (世間一般以上に) まあ関わっている どちらとも いえない あまり 関わっていない ほとんど 関わっていない 「子育てをスムーズに行うために必要なものは何か」という質問への回答について、 子育ての真っ最中の人が多いと思われる 20~40 代の“イクメン”と、“非イクメン”を 比べてみたところ、子育てのための経済的、時間的なゆとりや家族の協力、保育所等の 整備を選んだ人の割合の差はほとんどなかったが、「夫婦の協力」を選んだ割合は、“イ クメン”と“非イクメン”との間に 18.1 ポイントもの差があった(図表 31)。“非イク メン”の「子育てに関わっていない理由」で2番目に多かったものは「子育ては妻の役 割だと思っている」であったが、子育てを「妻の役割」と考えるか、「夫婦の協力で行う もの」と考えるかの違いが、この差に反映していると思われる。

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図表31 子育てをスムーズに行うために必要なもの(20~40 代の子どものいる男性、育児への関わ り度合い別・3つ以内選択) 78.4 30.1 28.0 26.0 19.4 17.9 19.6 11.7 60.3 28.5 27.8 25.2 19.2 18.5 19.9 13.2 0 20 40 60 80 夫婦の協力 子育てのための 経済的なゆとり 家族の協力 子育てのための 時間的なゆとり 保育所・幼稚園 の整備 子ども手当等の 社会保障制度の 充実 親の協力 夫の職場の支援 制度の充実 (%) イクメン (n=515) 非イクメン (n=151) また、“非イクメン”が育児に関わらなかった理由の第1位は「仕事等が忙しく育児に 関わる時間・余裕がない」であった。 20~40 代の“イクメン”と“非イクメン”の1日の残業も含んだ平均労働時間、帰宅 時間を比較したものが図表 32 である。1日の労働時間が 10 時間以上となる人の割合は “イクメン”29.4%、“非イクメン”39.5%、帰宅時間が 23 時~1時台になる人の割合 は“イクメン”4.9%、“非イクメン”15.6%と 10 ポイントの差があった。育児に関わら なかった理由のとおり、“非イクメン”は“イクメン”より労働時間が長く、帰宅時間も 遅い傾向にある。 図表32 1日の平均労働時間と仕事のある日の帰宅時間(20~40 代の子どものいる男性、育児への 関わり度合い別) 48.4 35.4 40.1 40.1 4.9 15.6 6.5 8.8 イクメン (n=515) 非イクメン (n=151) (%) 【仕事のある日の帰宅時間】 17~19時台 20~22時台 23~1時台 それ以外 4.0 4.1 10.5 10.2 56.1 46.3 23.3 29.3 6.1 10.2 イクメン (n=515) 非イクメン (n=151) (%) 【1日の平均労働時間】 7時間未満 7~8時間未満 8~10時間未満 10~12時間未満 12時間以上 では、「子ども」の存在は男性の「幸せ」にどのような影響を及ぼしているのか、年齢 別、子どもの有無別で既婚男性の幸せ度を比較してみた。 既婚男性の幸せ度の平均は、子どものいる男性 6.73 点、いない男性 6.92 点であった。 年代別にみると 40 代と 60 代以外は子どものいない人の方が幸せ度が高く、特に 20 代で 大きな差が見られる。「子ども」は、男性の幸せ度を下げてしまうのだろうか? そこで、子どものいる既婚男性の幸せ度を育児への関わり度合いで比べてみると、“イ クメン”6.91 点、“非イクメン”6.05 点と、育児に関わっている男性の幸せ度が高かっ

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た。特に小さな子どもを持つ人が多い 20~30 代の“イクメン”の幸せ度の高さが際立っ ている。 結婚や妻への満足度、仕事への満足度等も“イクメン”の方が高い傾向にある(図表 割愛)。仕事と家庭のバランスが取れていることが、幸せ度の高さにつながっているので あろう。 図表33 20~64 歳の既婚男性の幸せ度(年代別、子どもの有無別、育児への関わり度合い別) 6.73 7.00 7.19 6.54 6.57 6.68 6.92 7.94 7.23 6.44 6.77 6.30 3.00 4.00 5.00 6.00 7.00 8.00 9.00 全体 20代 30代 40代 50代 60代前半 (点) 【子ども有無別】 子あり 子なし 子あり (n=1,356) (n=48) (n=320) (n=423) (n=487) (n=78) 子なし (n=346) (n=34) (n=115) (n=110) (n=77) (n=10) 6.91 7.18 7.28 6.84 6.64 6.87 6.05 3.67 6.49 5.51 6.18 6.50 3.00 4.00 5.00 6.00 7.00 8.00 9.00 全体 20代 30代 40代 50代 60代前半 (点) 【育児への関わり度合い別】 イクメン 非イクメン イクメン (n=797) (n=39) (n=226) (n=250) (n=259) (n=23) 非イクメン (n=349) (n=3) (n=51) (n=97) (n=166) (n=32)

おわりに

女性調査の結果と比較しながら、男性の「幸せ」や生活観をみてきたが、男性も女性 と同様、家族団らんやパートナー、子どもとのひとときに幸せを感じており、「幸せ」の ために「良きパートナー」が最も必要だと考えている人の割合が高かった。 未婚化や少子化が叫ばれている昨今ではあるが、これもまた女性と同じく、多くの男 性は結婚することや子どもを持つことを望んでいる。しかし、年収が男性の結婚や子ど もを持つことへの意向に、大きく影響を及ぼしていることが調査結果からわかった。ま た、子どもを持つ既婚男性をみてみると、イクメン、非イクメンの間には、幸せ度や妻、 結婚生活、子育てへの意識の差が見られた。 これらの結果や、女性調査の結果をみると、「男性は仕事で家計を支え、女性は家庭で 家事や育児」という考えに縛られず、「男女で手を携えて協力しながら、仕事にも家庭に も参加する」という考えを持つ方が男性にとっても女性にとってもより幸せなのではな いか、男女とも、「仕事か、家庭か」ではなく、「仕事も、家庭も」どちらにも参加する ことを選べる社会にしていくことが、すべての人の「幸せ」のために重要なことではな いかと思われる。 【参考文献】 ・内閣府「結婚・家族形成に関する調査報告書」2011 年3月 ・明治安田生活福祉研究所「女性の幸せに関する意識調査」2011 年 12 月 http://www.myilw.co.jp/life/enquete/women_happiness.html

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・橋本千春「何が女性を『幸せ』にするのか?-当研究所「女性の幸せに関する意識調 査」より-」2012 年2月 明治安田生活福祉研究所「生活福祉研究 通巻 80 号」 http://www.myilw.co.jp/life/publication/quartly/pdf/80_05.pdf 【調査の概要】 (1)調査対象:全国の 20 歳以上 64 歳以下の男性 (2)調査方法:WEB アンケート調査(株式会社マクロミルの登録モニター対象) (3)調査時期:2012 年3月2日~3月4日 (4)回 収 数:3,093 人 (5)サンプルの属性(上段:人数、下段:%) 20~ 24 歳 25~ 29 歳 30~ 34 歳 35~ 39 歳 40~ 44 歳 45~ 49 歳 50~ 54 歳 55~ 59 歳 60~ 64 歳 計 結婚経験なし 292 253 174 186 123 101 61 37 7 1,234 9.4 8.2 5.6 6.0 4.0 3.3 2.0 1.2 0.2 39.9 配偶者あり 5 77 184 250 284 249 259 305 89 1,702 0.2 2.5 5.9 8.1 9.2 8.1 8.4 9.9 2.9 55.0 配偶者なし (結婚経験あり) 0 5 15 14 30 18 33 34 8 157 0.0 0.2 0.5 0.5 1.0 0.6 1.1 1.1 0.3 5.1 計 297 335 373 450 437 368 353 376 104 3,093 9.6 10.8 12.1 14.6 14.1 11.9 11.4 12.2 3.3 100.0 (6)サンプル数の補正について サンプルは男性の5歳階級別人口比(60~64 歳を除く)で収集しており、その他 の属性等によるサンプル数の補正は行っていない。

参照

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