地方都市か ら東京への時間距離 について
沼 田 久
は じ め に
2
つの都市の間に 「 距離」 を考えると,幾何学的な距離のほかに交通上の距 離がある。交通上の距離 も
(1)
両都市 を結ぶ鉄道の長 さなど,交通機関の路線上の距離
(2)
一方の都市 を出発 して他方へ到達するまでの最短所要時間である 「 時間 距離」
(3)
旅行者が支払わねばならない運賃等の 「 費用距離」
の
3種類がある。
時間距離 は,航空機の発達,高速鉄道の新設,高速 自動車道の開通などによ り,時とともに短縮 されるのが一般であるが,特定の
2都市間を考えると,路 線の変更 ・廃止,接続時間の変更などの条件 によっては,短縮 にな らない場合
もあ り得 る。
日本の交通事情 は,経済の高度成長 とともに,航空機路線 の拡充,機種の ジェ ッ ト化,新幹線の開通,高速 自動車道の伸長 などによって大きく変化 した。
しか し一方では,巨額の債務 を抱える日本国有鉄道の経営 は深刻化 している。
その打開のためと して,政府 ・国鉄当局 は,いわゆる 「 分割民営化」 を
1987年 4月か ら実現すべ く手 を打 っている。
国鉄の旅客部門が予定 どお り6 分割 されると,鉄道 による全国輸送網の運行 には大 きな変化があると予想 される。
原稿受領 日 :昭和
61年
9月
29日
〔475〕
476
商 学 討 究 第
37巻 第
1・2 ・3号
それで,その変化の前に, 日本国内いくつかの都市間の時間的な距離が,最 近
20年 ほどの間にどの ように変動 したかを調べてお くのも無意味ではないであ
ろう。本稿では
2都市間の単 なる 「 時間距離
」ではなく,目的を持 った生身の 人間の移動 という観点か らの時間的距離の変遷 を,いくつかの地方都市か ら東 京へ旅行する場合 について調べてみることにする
。1.いくつかの想定
人の 「 旅行」は単なる物理的移動ではない。「 特定の時刻 までに目的地 に着 く
」という条件が満 たされなければならない場合が大部分であると思われる。従 っ て交通機関の運行 ダイヤが,その時刻 に間に合わせるには不便なように組 まれ ていると,実際の所要時間 は時間距離 よりもずっと長 くなって しまう。「 特定 の時刻までに」 という条件が厳 しいのはビジネス目的の場合 に特 に多いであろ
う 。
本稿では,地方都市か ら東京への旅行 を考 える
。商取引,会議 などのため特 定時刻 までに東京都内の特定の場所 に着か ねばな らないという旅行の,「 特定 の時刻」 と 「 特定の場所」の組合せは無数 にあろうが,場所 としては都心部 ま たは山手線の沿線附近 を考 え,
(a) 10
時か らの所用 に間に合 わせる
(ち) 13時か らの所用 に間に合わせる の
2つのケースを想定 してみた。
10
時か らの所用 に間に合わせるには,羽田空港 に
10時に到着 したのでは駄 目 だ し,都心へのアクセス時間,荷物 を預 けた場合 はそれを受 け取 るための時間, 乗 り継 ぎの接続,駅構 内での移動,切符 を買 うための時間などが必要である。
現実の人間が移動する際には,連絡電話,食事等で時間をとられることもある し,交通機関の運行 には遅れがつきものである。また,目的の会議 などが1
0時 か ら始 まるとしても,受付 けなど到着の手続 き,挨拶等のため,若干の余裕 を
もって到着 しなければならない。
従 って
(a),(b)はそれぞれ
地方都市か ら東京への時間距離について
477(A) 9時15分 までに東京駅 に到着 しなければな らない (B) 12時15分 までに東京駅 に到着 しな「ければな らない
という条件であるとみなす ことにする。東京駅 に45分前 までに到着することが 出来れば,都市部 や山手線 附近 での所用 にはほぼ間 に合 うであろうとみて,辛 態 を 「標準化」 す るわけである。また
上野駅到着か ら東京駅到着 までは15分 羽田空港到着か ら東京駅到着 までは50分 かかるものとみなす ことにする。
出発地 である地方都市 で も,駅や空港へのアクセス時間が必要 である。出発 地点が自宅か勤務先かなどでも差があろうが,ここで はつ ぎのように想定 した。
(イ) 国鉄利用の場合 は,発車時刻の40分前 に自宅等 (○○市内)を出発す る。
桓)
航空機利用 の場合 は,出発の市 内か ら空港への交通事情 により,適当 と 思 われる所要時間を想定す る。このような標準化のもとで,
(A)の場合 :○○市 内出発か ら東京 での所用 の ある日の9時15分 までの時間 を
「所要時間A」
(B)の場合 :○○市 内出発 か ら東京 での所用 のある日の12時15分 までの時間 を
「所要時間B」
と呼ぶ ことに しよう。
本稿 で は主 と して北 日本の主要都市か ら東京へ行 く場合 を調べてみる。と り あげたのは札幌,青森,盛岡,仙台,秋田,それに九州の福岡である。
使用 した資料 は, 日本交通公社発行 の時刻表である。1965年10月,1975年10 月,1985年10月の交通 ダイヤをデータと して使用 した。また東海道新幹線開通 直前 のデータと して,1964年 5月のものを使 った。
このような長距離の場合,航空 または鉄道以外の交通手段 は所要時間的に競 争不可能 なので考 えないことにする。
478
商 学 討 究 第
37巻 第
1・2こ3号
2.
札幌‑東京
航空機利用の場合,千歳空港発の130分前 に札幌市内を出発す るもの とする。
2.A. 所要時間A 2.A.1. 1965
年
10月
表 1により,国鉄利用の場合 は26時間50分前 に札幌市 を出発 しなければ,所 用 日の9時15分 までに東京駅 に着 くことが出来 ないことが分かる。ただ し若干 の遅刻 を許容す るな らば,表 2の ように25時間あるいは22時間40分 に短縮 され る。特急 のダイヤは
「 1
0時か らの所用」 にとってはやや不親切 なダイヤ と言 え よう。なお国鉄利用での 「時間距離」は,特急 おおぞ ら 札幌駅発19.35 特急 はつか り 上野駅着15.15 を乗 り継 いだ場合で,19時40分 である。
1
965.10.国 鉄
利 用 便 急行 すず らん第
1( 寝) 急行十和 田第
2札幌市内発 前 日
6時
25分
札 幌 駅 発 前 日
7.05ー所要時 間
L 23.50上 野 駅 着
6.55東 京 駅 着
9.15地方都市 か ら東京 への時間距離 につ いて 表
21965.10.
国 鉄
利 用 便 急行すず らん第
2特急北 斗 ( 寝) 急行十和田第
3.̲( 寝) 特急 ゆ うづ る 札幌市内発 前 日
8.20前 日
11.00札 幌 駅 発 前 日
9.00i 24.05前 日
11.40i 21.45上 野 駅 着
9.05 9.25東 京 駅 着
9.20 9.40、 所要時間 A
25.00 22‑.40479
空路の場合, この当時 は深夜便が運航 していたので,それを利用すれば表
3の ように,
7時間
15分前 に出発すれ ばよい ことにな り, これが所要時間
Aの 最短である。その他の航空便 はいずれ も前 日に出発 して東京で一泊する必要が
あ り,最短でも
17時間
35分かかる。
表
3 1965.10. .航 空
利 用 便 オ ー ロ ラ (
5深夜便)
52 ANA60札幌市内発
1.声0前 日
15.40千歳空港発 羽田空港着
4.6..0100麿
l .F
li間 前 日 前 日
117.9.300巨0 10̀1'・ 東 京 駅 着
9.15 9.15( 1) この時期 の航空 ダイヤ は,到着 時刻 が着陸時表示 なので,実際の所要 時間 は現行 ダ
イヤの ように 1 時間
30分 とみて よい。他 の都市 につ いて も同様 で ある。
480
商 学 討 究 第
37巻 第
1・2・3号
2.A.2. 1975年10
月
深夜便 は廃止 されているので,航空機利用 でも前 日に出発 しなければな らな
い。
l 1975.10.
国
鉄利 用 便 特急 おお と り ( 寝) 特急 ゆ うづ る
7号 札幌市 内発 前 日
14.10札 幌 駅 発 前 日
14.50t 17.58上 野 駅 着
8.48東 京 駅 着
9.152.A.3. 1985年10
月
表
6 1985.10.国
鉄利 用 便 特急 おおぞ ら
4号 ( 寝) 特急 ゆ うづ る
6号 札幌市 内発 前 日 ■
11.52札 幌 駅 発 前 日
12.32巨 8.08上 野 駅 着
6.40東 京 駅 着 .
9.151975.10.
航
空刺 ̲用 便
ANA 72札幌市 内発 前 日
18.45千歳空港 発 羽田空港 着 前 日 前 日
‑20.22.5255卜
1.30東 京 駅 著
9.151985.10.
航
空利 用 便
JAL 524札幌市 内発 前 日
18.15千歳空港 発 前 日
20.25l
1.3Q,羽田空港着 前 日
̲21.55東 京 駅 着
9.151975年 にくらべて1985年 には,東北新幹線 の上野 一盛岡問開通 と赤字線の合 理化が重 なって,青函連絡船の便数 が
1
1本か ら7
本 に減 り,青森 一上野間の夜 間特急の本数 も減 らされたため,所要時間A
の短縮傾 向が止 まって しまった ことが読 みとれ る。空路の場合,深夜便の廃止 と最終便時刻の繰 り上 げにより,地 方都市 か ら東京 へ の時間距 離 につ いて
所要時間
A
はか えって長 くな っている。2.B. 所要時間B 2.B.1. 1965年10
月
表
81965.10
国 鉄 利 用 便 特急 おお と り
( 寝) 特急 は くつ る 札幌市内発 前 日
13.40札 幌 駅 発 前 日
14.20I 20.45上 野 駅 着
ll.05東 京 駅 着
12.152.B.2. 1975年10
月
表
10 1975.10国 鉄
利 用 便 特急 おおぞ ら
2号 ( 寝) 特急 は くつ る 札幌市内発 前 日
14.35札 幌 駅 発 前 日
15.15巨 8.03上 野 駅 p 着
9.18東 京 駅 着
12.15481
・1965.10.
航 空 利 用 便
JAL 502札幌市内発
6.50千歳空港 発 羽田空港 着
19.0.0100巨
o東 京 駅 着
12.15所要時 間
B 5.251975.10.
航 空 利 用 便
ANA 52札幌 市内発
7.15千歳垂港 発
9.25巨
o羽田空港 着
10.55東 京 駅 着
12.15所要時 間 B
5.00482
商 学 討 究 第
37巻 第
1・2・3号
2.B .3. 1985年10月
1985.10.
国 鉄
利 用 便 特 急北 斗
10号 新幹線 や まび こ
2号 札幌市内発 前 日
19.32札 幌 駅 発 前 日
20.12巨 4.02上 野 駅 着
10.14東 京 駅 着
12.151985.10.
航 空 利 用 便
ANA 52札幌市内発
7.15千歳空港発 羽田空港着
19.9.5255巨
30東 京 駅 着
12.15所要時間 B
5.00東京での所要が午後 である場合 は,東北新幹線 の効果が著 しく現れている。
1965年 に くらべて1985年 は所要時間Bが5時間52分短縮 されている。
空路の場合,朝の第 1便 で出発 しても午前の所用 には間 に合 わないが,午後 か らの所用であれ ば,その 「速 さ
」
が生 きて くることが2.A.
,2.B.を比較 す ると分かる。3
.青森‑東京
青森‑東京 の場合,空路 を利用 しようとすると青森空港 およびかな り遠 い三 沢空潜 (ただ し1965年当時 は民 間航空 の便 はない),八戸空港の3空港があるが,
いずれ も便数が極端 に少な く,運航 ダイヤ も本稿 での条件 に合わせるには不便 なので,国鉄利用の場合 を主 として考える。
3.A. 所要時間A 3.A.1. 1965年10
月
表14の ように,東京駅 に確実 に9時15分 までに着 くようにすると17時間5分 前 に青森市内 を出発す る必要があるが,若干 の遅刻 を許容すれば表 の中欄,右 欄 の ようになる。なお この年 の国鉄利用 による青森‑上野の時間距離 は,特急
地 方都市 か ら東京 への時間距離 につ いて
483はつか り利用の場合で,10時間40分 (青森駅発4.35,上野駅着15.15)である。
表
141965.10.
国 ̲秩
利 用 傾 ( 寝) 急行十和田
2号 ( 寝) 急行十和田
3号 ( 寝) 特急ゆ うづ る
青森市内発 前 日
16.10前 日
18.02前 日
20.20青 森 駅 発 前 日
16.50巨 4.05前 日
18.42巨 4.23前 日
21.00巨 2.25上 野 駅 着
6.55 9.05 9.25東 京 駅 着
9.15 9.20 9.40所要時間 A
17.05 15.18 15.203.A.2. 1975年10
月
10年前 に くらべ,特急がかな り増発 されているので,所要時間Aも大 巾に 短縮 されている。
表 1 5
1975.10.国 鉄
利 用 便 特急ゆ うづる
7号
青森市内発 前 日
22.55青 森 駅 発 前 日
23.35巨 3上 野 駅 着
8.48東 京 駅 着
9.153.A.3. 1985年10
月
東北新幹線 の開通 により,単 なる 「時間距離
」
は5時間25分 に短縮 (表17) されたが,当 日の朝出発で10時の所用 に間に合 うところまでにはなっていない。1975年 に くらべて,夜間特急の便数が削減 (8本‑ 3本 )されているので,所
484
商 学 討 究 第
37巻第
1 ・2 ・3号
要時間Aはかえ って長 くなっている。表1
61985.10.
国 鉄
利 用 便 ( 寝)特急ゆうづる6 号 ( 寝)特急はくつる4 号 青森市内発 前日
20.31前日
23.19青森 駅 発 前日
21.ll巨 9前日
23.59巨 9上 野 駅 着
6.40 9.18東京 駅 着
9.15 9.33所要時間 A
12.44 10.14(18分遅刻)
1985.10.
甲 鉄 利 用 便
L特急はつかり
2号
新幹線やまびこ
30号 青森市内発
4.09青森 駅 発
4.49l 5.25上 野 駅 着
10.14東 京 駅 着
10.29全所要時間
6;203.B. 所要時間B
3.
B.
1.
1965年10月表14と表18をみると, 1965年頃 には夜行特急の速度 や到着時刻 が,やや中途 半端 な感 がある。
表1
8 1965.10.国 鉄 利 用 便 ( 寝) 特急 は くつ る
青森市内発 前 日
22.45青 森 駅 発 前 日
23.25巨 40上 野 駅 着 l
l.05東 京 駅 着
12.153.B.2. 1975年10月
この頃 になると,三沢空港 か らの空路 があ って, それ を使 うと表20の ように なる。 ここでは青森市 内出発 は三沢空港発時刻 の200分前 と してある。 しか し,
地 方都市 か ら東京 への時間距離 につ いて
三沢‑羽田の便数 は午前
1便,夕方
1便 しかないので極めて不便である。
1975.10.
国 鉄
利 用 便 ( 寝)急行八甲田 ( 榎)特急はくつる 青森市内発 前日
23.2
3前日
23.19青森 駅 発
0.03il
l.04前日
23.59巨 8上 野 駅 着 l
l.07 9.18東 京 駅 着
12.15 12.15485
1975.10.
航
空利 用 便
TDA 222青森市内発
7.00三沢空港発 羽田空港着
1l0.l.2305l
1.15東 京 駅 着
12.25所要時間
B 5.253.B.3. 1985年10
月
東北新幹線が開通 しているので,国鉄でも当 日の朝 に出発すればよいところ まで,所要時間が短縮 されている。三沢空港か らの空路 を利用 した場合が表
22である。表
21と比較すれば,空路 を利用するメリッ トはないことが分かる。
1985.10. .
国 鉄
利 用 . 便
L特急 はつ か り4 号 新幹線 やまびと
10号 青森市内発
5.52青 森 駅 発
6.32巨 23上 野 駅 着
ll.55東 京 駅 着
12.15所要時間 B
6.231985.10.
航 空 利 用 便 TDA
222青森市内発
5.55三 沢空港発 羽田空港着
1̀9.0.1355巨
20東 京 駅 着
12.15所要時間 B
6.204 .盛岡‑東京
空路の利用は
, 1975年頃に花巻空港か らの便があるが,運航 しない日もある
486
商 学 討 究 第
37巻 ̲第
1・2・3号
など不便 なので,国鉄利用のみを考 える。4.A. 所要時間A 4.A.1. 1965年10
月
1965.10.
国 鉄
利 用 便 ( 寝) 急行十和田
2号 ( 寝) 急行十和田
3号 ( 寝) 特急 雇 うづ る 盛岡市内発 前 日
20.30前 日
22.40 0.10盛 同 駅 発 前 日
21.‑10巨 5前 日
23.20巨 5 0.501 8.35上 野 駅 着
6.55 9.05 9.25東 京 駅 着
9.15 9.20 9.40所要時 間A‑
12.45 10.40 9.304.A.2. 1975年10月
ゆうづ る7号 (表15)が盛 岡に停車 しないので,その前 のゆうづ る6号 を利 用せねばな らない。従 って所要時間
A
は青森 と同 じになっている。表
24 1975.10.国
鉄利 用 便 ( 寝) 特急 ゆ うづ る
6号 盛岡市内発 前 日
22.55盛 同 駅 発 前 日
23.35l 7.15上 野 駅 着
6.56東 京 駅 着
9.15地 方都市 か ら東京 への時 間距離 につ いて
487 4.A.3. 1985年10月新幹線 による利便 は大 きいが,10時か らの所用 には間,に合 わない場合 が多 い で あろう。夜行特急 は依然 と して必要 である。
表
25 1985.10.国 鉄
利 用 便 ( 寝) 特急 ゆ うづ る
6号 新幹線 や まびこ
130号 盛同市内発 前 日
22.51 5.33盛 同 駅 発 前 日
23.31巨 09 6.13l 3.21上 野 駅 着
6.40 9.34東 京 駅 着
9.15 9.494.ち. 所要時間B 4.
ち.
1.
1965年10月1965.10.
国 鉄 利 用 度 ( 寝) 特急 は くつ る 盛岡市内発
2.20盛 同 駅 発
3.00It 8.05東 京 駅 着
12.15所要時間 B
9.554.B.2. 1975年10月
この年 には,上野駅到着時刻 の都合 の よい特急 がないので,急行利用 となる。
48β
商 学 討 究 第
37巻 第
1・2・3号 表
271975.10.
国 鉄 利 用 便 ( 寝) 急行 八甲田 盛岡市内発
2.16盛 同 駅 発
2.56l 8.ll上 野 駅 着 l
l.07東 京 駅 着
12.15所要時 間 B
9.594.B.3. 1985年10
月
この場合 は,東北新幹線の威力がフルに発揮 されている。
表
28 1985.10.国 鉄
利 用 便 新幹線 や まび こ
10号 盛岡市内発
8.30盛 同 駅 発 上 野 駅 着
l9.l.5150t 2●45東 京 駅 著
12.15所要時間 B
3.455.
仙 台‑東京
仙台は東北新幹線の恩恵を大 きく受 けている蔀市である。 東京に比較的近 く, 空路の競争力は弱 いので,所要時間 Aでは航空機利用 は考 えない。
5.A.
所要時間
A地 方都市 か ら東京 への時間距 離 につ いて
5.A .1. 1965年10
月
表
29489
1965.10.
国 鉄
利 用 便 ( 寝) 急行十和 田
2号 ( 寝) 急行十和 田
3号 ( 寝 ) 特急 ゆ うづ る
仙台市内発 前 日
23.51 2.ll 3.10仙 台 駅 発
0.31E 6.24 ‑ 2.51l 6.14 3.50il上 野 駅 着
6.55 9.05 9.25東 京 駅 着
9..15 9.20 9.40所要時間 A
9.24 7.09 6.305.A.2. 1975年10
月
表30の急行十和 田 2号 は仙台駅 には停車せず,隣 りの長町駅停車 になってい るので,仙台市内一長町 を60分 として計算す る。
表
301975.10.
国 鉄
利 用 便 ( 寝) 急行十和 田
2号 仙台市内発
0.30長 町 駅 発
1.30I 5.55上 野 駅 着
7.25東 京 駅 着
9.155.A.3. 1985年10
月
東北新幹線 の恩恵 は大 き く,所要時間Aは1975年 に くらべて約 5時間 も短 縮 され,半分以下 になっている。
49()
商 学 討 究 第
37巻 第
1・2・3号
表
31 1985.10.国 鉄
利 用 便 新幹線 や まび こ
130 号 仙台市内発
5.34仙 台 駅 発
6.14Z 2.08上 野 駅 着
8.22東 京 駅 着
9.155.B. 所 要時間B
5.B.1. 1965年10
月
1965.10..
国 鉄
利 用 便 ・ ( 寝) 特 急 は くつ る 特急 ひば り
1号 仙台市 内発
5.10 7.20仙 台 駅 発
5.50巨 5 8.00】 4.35上 野 駅 着 l
l.05 12.35東 京 駅 着
12.15 12.50地方都市 か ら東京 への時間距離 につ いて
表
33で は,仙台市 内一仙台空港 を90分 とみな してある。表
33 1965.10.申 空 利 用 便
ANA 802仙台市内発.
8.00仙台空港発
9.30‖
oo羽田空港着
10.30東 京 駅 着
12.15所要時間 B
4.155.B.2. 1975年10
月
午後か らの所用 には,
1
時間 おきに出ているL
特急が有効 とな っている。1975.10.
国 鉄
利 用 便
L特急ひばり
2号
L特急ひばり
3号 仙台市内発
6.40 . 7.40仙 台駅発
7.20l 3.59 8.20EE上野 駅着 l
l..19 12.19東京駅 着
12.15 12.34所要時間
B 5.35 4.54(19分遅刻)
491
1975.10.
航 空 利 用 便
AN.A802仙台市内発
6.50仙台空港発 羽田空港着
8.9.210l o0 .50東 京駅着
12.15所要時間 B
5.25492
商 学 討 究 第
37巻 第
1・2・3号
5.B .3. 1985年10月表
36 1985.10.国 鉄
利 用 便 新幹線 や まび こ
10号 仙台市内発
9.22仙 台 駅 発
10.02l
1.53上 野 駅 着
ll.55東 京 駅 着
12.15所要時間B
2.536.
秋 田‑東京
札幌,青森 とともに,新幹線か らの直接 の恩恵の薄 いと思われ る秋田市 につ いて調べてみ よう。
6.A. 所要時間A 6.A.1. 1965年10月
1965.10.
甲 鉄
利 用 便 ( 寝) 急行つが るノ 第
1( 寝) 急行 お が 秋田市内発 前 日
17.30前 日
20.00秋 田 駅 発 上 野 駅 着 前 日
18.6.210l4I .12.14前 日
20.9.410巨 2.6 36東 京 駅 着
9.15 9.31地 方都市 か ら東京 への時間距離 につ いて
1965.10.
航 空 利 用 度
ANA 834秋 田市内発 前 日
12.55秋 田空港発 羽田空港着 前 日 前 日
. 116.5.415E0‑I・ 東 京 駅 着
9.156.A.2. 1975年10月
表
391975.10.
国 鉄
利 用 便 ( 寝) 特急 あけぼの
2号 秋 田市内発 前 日
21.02秋 由 駅 発 上 野 駅 着 前 日
21.6.452l 9.2 10東 京 駅 着
9.15493
1975.10.
航 . 空 利 用 便
ANA 888秋 田市内発 前 日
13.40̲ 秋 田空港発 前 日
16.00巨
35・ 羽田空港 着 前 日
17.35東 京 駅 . 着
9.156.A.3. 1985年10
月
福 島駅東継 で新幹線 を利用 して も当 日の朝 出発で間に合 うものはない。寝台 特急 を利用することになる。
494
商 学 討 究 第
37巻 第
1・2 ・3号
表
41表
421985.10.
国 鉄
1985.10.航 空 利 用 便 ( 寝)特急あけぼの
4号 ( 寝)特急あけぼの
6号 利 用 便
ANA882秋田市内発 . 前日
20.33前日
22.46秋田市内発 前日
16.35秋 田駅 発 前日
21.13i 9.2d前日
23.26Z 9.49秋田空港発 前日
‑18.55巨
05上 野 駅 着
6.33 9.15羽田空港着 前日
20.00東 京駅 着
9.15 9.30東 京 駅 着
9.156.B. 所要時間B 6.B.1. 1965年10
月
表
43 1965.10」国 鉄 利 用 便 ( 寝)急行津軽第
2秋田市内発 前日
22.19秋 田駅 発 前日
22.59I ll.26上 野 駅 着
10.25東京 駅 着
12.151965.10.
航
.空 利 用 便
ANA834 ANA832秋田市内発 前日
12.55 8.10秋田空港発 前日 羽田空港着 前日
115.6.4105I
1.25 1l0l..3505巨
25東京 駅 着
12.15 12.45地 方 都市 か ら東京 へ の時 間距離 につ いて
6.B.2. 1975年10
月
1975.10.
国 鉄 利 用 便 ( 寝)特急あけぼの
2号 秋田市内発 前日
̲21.02秋 田駅 発 前日
21.42l 9.10上 野 駅 着
6.52.東 京 駅着
12.156.B.3. 1985年10
月
495
1975.10.
航 空 利 用 便
ANA888 ANA882p 秋田市内発 前日
13AO 8.00秋田空港発 前日 羽田空港着 前日
116.7.0305】
1.35 1l0.l.2505l
1.35東 京 駅 着
12.15 12.451985.10.
国 鉄
利 用 便 ( 寝) 特急 あけぼ の
6号 新幹線 や まび こ
L特急 つ ば さ
368号 号 秋 田市内発 前 日
22.46 5.27秋 田 駅 発 前 日
23.26I.9.49 6.07l 6.27上 野 駅 着
9.15 12.34東 京 駅 着
12.15 12.49496
商 学 討 究 第
37巻 第
1・2・3号 表
481985.10.
利 用 便
ANA 872 ANA 874秋 田市内発
7.00 18.15秋 田空港発 羽田空港着
19.0.2205l
l.05 1l
0.l.3405l
1.05東 京 駅 着
12.15 12.307
.福岡一 斗東京
東京か ら見て遠隔地 にある政令指定都市 と して,札幌市 と対比 される福岡市 をと りあげてみる。 この両市 の ような遠距離の場合,現在の ように夜行 のない 新幹線 の利便が どの程度かの検討材料 にもなろう。なお, ここでは,東海道新 幹線開通前 との比較が出来 るように,1964年 5月のもの も調べている。
7.A. 所要時間A 7.A.0. 1964年 5
月
空路の場合,福岡市 内発 は福岡空港発時刻の100分前 とみな してある。
表
49 1964.5.国 鉄
福岡市内発 前 日
11.45前 日
15.50博 多 駅 発 前 日
12.251 20.35前 日
16.30E 17.00東 京 駅 着
9.00 9.30( 東京駅着)
9.15地方都市 か ら東京 へ の時間距離 につ いて
表
50 1964.5.航 空
利 用 便 ムー ンライ ト ( 深夜便)
332 JAL 318 ll福岡缶内発 前 日
23.20前 日
18.35福 岡空港発
1.00l 3.05前 日
20.15l
1.20497
7.A.1. 1965年10
月
東海道新幹線開通 によ り,空路では深夜便 が廃止 され,国鉄 で も特急や急行 の削減 が あったため,遅刻 を許 さない場合の所要時間
A
は新幹線 開通前 よ りも長 くなっている。
表 51
1
965.10.国 鉄
利 用 便 ( 寝) 急行能 樺急 つばめ 登 ( 寝). 急行銀 捧急 か もめ. 河 ( 寝) 特急 あ さかぜ ( 米原乗継) ( 大阪乗継)
福岡市内発 前 日
9.15前 日
11.58前 日
16.00博 多 駅 発 乗 車 駅 著 前 日
9.6.505I 20 0.05前 日
19.2.338l 23 0.55前 日
16.9.430l 10 6.50東 京 駅 着
9.15所要時間 A
24.00 21.35 17.30498
商 学 討 究 第
37巻 第
1・2・3号 表
521965.10.
航 空 利 用 便
JAL 360福 岡市 内発 前 日
19.30福 岡空港 発 羽 田空 港 着 前 日 前 日
221.2.1400巨
30東 京 駅 着
9.157.A.2. 1975年10
月
山陽新幹線 が開通 しているので,夜行特急 と乗 り継 ぐことに よって, 国鉄利 用 の所 要 時間Aは大 巾 に短縮 され て い る。
表
53で は夜行 特急 の みの場 合 ,釈 幹線 のみの場合 もあわせ て比較 してある。表
531975.10.
国 鉄
利 用 便 ( 寝 ) 特急 あ さかぜ 新幹線 ひ か り ( 岡 山乗 継 ) (
510号 号 寝 ) 特急 あ さかぜ
2号 新 幹線 ひ か り
16号 福 岡市 内発 前 日
17.44前 日
16.18l前 日
15.44博 多 駅 発 東 京 駅 着 前 日
18.7.324l 10 3.06前 日
16.9.538巨 60 .32前 日 前 日
216.3.2204t 6.56( 東京駅 着 )
'9.15 9.15地方都市 か ら東京 へ の時間距 離 につ いて
表
54 1975.10.航 空 利 用 便
ANA 266福 岡市内発 前 日
19.05福 岡空港発 羽田空港着 前 日 前 日
̲ 22.20.4515ー
1.30.東 京 駅 着
9.157.A.3. 1985年10
月
・表
55 1985.10.国 鉄
利 用 便 ( 寝) 特 新幹線 急 あ さかぜ ひ か り
802号 号 ( 岡山乗継) 福 岡市内発 前 日
18.05博 多 駅 発 東 京 駅 着 前 日
.7.18.425巨 2.5 40( 東京駅着)
9.157.
B.
所要時間B
7.B.0. 1964年5
月
499
1985.10.
航 空 利 用 便
JAL 376ANA268