• 検索結果がありません。

『新古今和歌集』二番歌・後鳥羽院詠の考察

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "『新古今和歌集』二番歌・後鳥羽院詠の考察"

Copied!
8
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

  はじめに    はるたつこころをよみ侍りける     摂政太政大臣みよしのは山もかすみて白雪のふりにしさとに春はきにけり

   春のはじめの歌        太上天皇ほのぼのと春こそ空にきにけらし天の香具山霞たなびく(春上・一、二)

る。臣・る。は、

り、た。は、も、れる改訂作業が続いたためである。は、や「を催し、承久の乱後、隠岐に流されてからは、歌論書『後鳥羽院御口伝』し、ど、た。し、 暫くしてからのことで、在位期の詠作は知られていない。辻浩和氏は「中は「 に「る。り、か。稿は、ら、るかどうかを探っていきたい。

  「ほのぼのと」はどこにかかるか

に、は、の「る。釈『の家づと』と、宣長の弟子である石原正明著の注釈『尾張の家づと』では、の「る。し、は、し、 。久保田淳氏もその説を肯定してお 、現在では「ほのぼのと」は「春る。は、か。 個人レポート

『新古今和歌集』二番歌・後鳥羽院詠の考察

大   塚   千  

(2)

は「は、て、る。は「→春が来た(喜び)という理解の仕方のようだ。ところが当該歌は「空る(れるもので、窪田氏は、この変化のつけ方を「新古今的」と評している。と「は、は、下の三首のみであった。

源順1ほのぼのと明石の浜を見渡せば春の浪わけ出づる舟の帆(『源順集』・八・春)公円阿闍梨2ほのぼのと霞たりけん和歌の浦の春の景色はいかが見てこし(『行尊大僧正集』・十一)源光行3ほのぼのと春の浪路にたなびくや霞の船のつなでなるらん(『百詠和歌』第七一三八・居処部・船)

と「は、降、例が増えてくるのだが、それ以前は珍しい形であったようだ。   て、の「る。は、 は「の「は「り、」、 りを見渡した結果、春の穏やかな波を分けるように進む船の帆が見える、る。が「は、り、九・旅「で、かる。が、は、た。に、る。の「は「ている。が、で、は「   客は仙人也、むらさきの霞の舟、あをきかすみのふねにのれり」だ。「霞る。て「で、を「る。た、と同じく春の浪と船が詠みこまれている。ら、の「と「は、」「く、い「や「使た。に、が、は「を、は「り、ら、も「が「う。

(3)

で、際、提にあるのは、空に何かを見つけたということになるだろうし、その「何か」は、歌の内容からたなびく霞であると考えることが出来る。しかし、く、う。故、く、し、か。は、り、つ、ではないという考え が関係しているのではないか。

  出典・本歌・参考歌

は『で、で、は『』『人撰』がある。本歌とされる和歌は、『萬葉集』の柿本人麻呂詠の

   春雑歌久方之  天芳山  此夕  霞霏   春立下   (久方の天芳山この夕霞たなびく春立つらしも)

(巻第十一八一二・春雑歌)が指摘さ 、参考歌としては『秋篠月清集』藤原良経詠の

   春廿首ひさかたの雲居に春の立ちぬれば空にぞ霞む天の香具山(院初度百首・七〇〇) は、る「で、に仕立て と考えられている。また、田中喜美香氏は『萬葉集』舒明天皇の国見歌

   天皇登二香具山一望レ国之時御製歌                    怜・    国者                     やまとのくには)(巻第一二・雑歌)の「 。「は、と。 ((

で、う。て、後鳥羽院詠を「国見」という視点から考えてみたい。そのために、まず、国見の場所である「天の香具山」を探っていく。

  天の香具山の持つ政治性

り、 ((

は、人一首』にもとられている有名な、持統天皇の

(4)

   天皇御製歌春過而  夏來良之  白妙能  衣乾有  天之香來山(春過ぎて夏来るらし白妙の衣乾したり天の香具山)(巻第一二十八・雑歌)し、が『る。 ((

も『前、か。り、を進める。ず、は、で、た『なかった。て、に、が、は、二・歌「        ……」)、八・歌「       」()、二・歌「」(た。は、り、た。は、で、う。は、で、る。た、 雑歌の巻頭歌で、続く七首からなる歌群はすべて人麻呂詠とされている。で、に、り、 ((

し、い。も、歌「        は、い(で、は、れ、だ。め、は、が、で、とは難しいと考える。他、は、三・七・歌「                                    」(と、六・歌「      くなりぬ  天の香具山」である。の「…」は、き、は「案、歟(右、に、)」た。と、は、が、る。の「

参照

関連したドキュメント

兵庫県 神戸市 ひまわりらぼ 優秀賞 環境省「Non 温暖化!こ ども壁新聞コンクール」. 和歌山県 田辺市 和歌山県立田辺高等学

Nº Modalidade Título Participante Entidade.. 14 Kayo Buyo 歌謡舞踊 序の舞恋歌 Jo no Maikoiuta. 福井絹代

ARアプリをダウンロードして母校の校歌を聴こう! 高校校歌  

甲州市教育委員会 ケカチ遺跡和歌刻書土器の全体写真

二院の存在理由を問うときは,あらためてその理由について多様性があるこ