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射影線織面のイデアル自由分解について

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Academic year: 2021

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射影線織面のイデアル自由分解について

基幹理工学研究科 数学応用数理専攻 5109A003-1

石井 晋平 指導教員名 楫 元

2011/02/08

1 Introduction

基礎体は複素数体Cとし,曲線はすべて非特異かつ射影的なものとする.

Ruled surfaceを適当なvery ample divisorによって射影空間に埋め込み, ideal sheafを考える.

Alzati, Tonoli [AT]はこのideal sheafのfree resolutionを構成するアルゴリズムを示した. 例とし て以下のようなruled surfaceについて構成している.

Example 1.1 Cを種数g= 1の楕円曲線,E をrank 2次数0のnormalized locally free sheafと する. このとき, E は以下のうちのいずれかである.

1. E =OC⊕OC i.e. P(E) =P1

2. E =OC⊕L, where L 6=OC and degL = 0 3. non-trivial extention 0−→OC−→E −→OC−→0

それぞれに対応するruled surfaceP(E)をXi (i= 1,2,3)と表すことにする. 各Xiはvery ample divisorA=C0+ 3fによって, scrollとしてP5に埋め込まれる. このとき,アルゴリズムを利用し て各Xiのfree resolutionを計算すると

0−→OP5(−6)−→6OP5(−5)−→2OP5(−3)9OP5(−4)−→3OP5(−2)4OP5(−3)−→IX1 −→0 0−→OP5(−6)−→6OP5(−5)−→9OP5(−4)−→3OP5(−2)2OP5(−3)−→IX2−→0 0−→OP5(−6)−→6OP5(−5)−→9OP5(−4)−→2OP5(−3)−→3OP5(−2)−→IX3−→0 となる. ¤

Goal 本論文では計算機を使わない,手計算による手法でruled surfaceのfree resolutionを与え たい. Eisenbud, Floystad, Schreyer [EFS]のBeilinson monadを利用する.

Theorem 1.2 Pn上のcoherent sheafF に対して, Be=M

j

Hj(Pn,F(e−j))⊗j−ePn (j−e)

となるようなcomplex

B:· · · −→B−1−→B0−→B1−→ · · · が存在し,BB0を除いてexactであり, B0でのhomologyはF である.

1

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2 Example

Main result Cを種数g= 1の曲線,EC上のrank 2,次数0のnormalized locally free sheaf とする. X =P(E)をvery ample divisorA=C0+ 3f によってP5にscrollとして埋め込み, ideal sheafIXを考える. (C0をtautological section, fをfibreとする.)

このとき,上記の手順によって

0→O(−6)→6O(−5)⊕6O(−4)15O(−4)⊕18O(−3)20O(−3)⊕3O(−2)→IXi 0 (1) というfree resolutionが成り立つ.

Proof. Theorem 1.2を用いた計算法をExample 1.1と同じruled surfaceに対して適用する.

(手順1) 各Xiをvery ample divisorA=C0+ 3f によってP5に埋め込む.

(手順2) hq(P5,IXi(2 +p))を計算し, Hq(P5,IXi(2 +p))⊗−pP5(−p)を表にすると次のように なる. (縦軸に0≤q≤5,横軸に−5≤p≤0. また,以下OP5O, ΩP5 をΩと省略.)

0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0

18Ω5(5) 6Ω4(4) 0 0 0 0

0 0 0 Ω2(2) 0 0

0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 3O

(手順3) Theorem 1.2を適用すると,次のexact sequenceが得られる.

0−→18Ω5(5)−→6Ω4(4)−→2(2)3O−→IXi(2)−→0 (2) (手順4) Differential sheafのfree resolutionからideal sheafのfree resolutionを求める.

O(−1)∼= Ω5(5) (3)

0−→O(−2)−→6O(−1)−→4(4)−→0 (4)

0−→O(−4)−→6O(−3)−→15O(−2)−→20O(−1)−→2(2)−→0 (5) が成り立つ. (2)(3)(4)(5)をmapping coneなどで整理すると, 本論文の主結果が得られる. ¤ Problems Differential sheaves間の写像

6Ω4(4) 2(2)3O

i.e. H3(IXi(−2))4(4) (H2(IXi)2(2))(H0(IXi(2))⊗O)

は各Xi (i= 1,2,3)により変化する. その変化がExample 1.1のようなfree resolutionの変化に つながっている. また,この写像の対応を具体的に調べられれば, free resolution (1)を各i= 1,2,3

でExample 1.1のように無駄のない形に出来るが,わからなかった.

References

[AT] A. Alzati, F. Tonoli, An explicit construction of ruled surfaces, J. Pure Appl. Algebra (2009), 329-348.

[EFS] D. Eisenbud, G. Floystad, F.-O. Schreyer, Sheaf cohomology and free resolutions over exterior algebras , Trans. Am. Math. Soc. (2003), 4397-4426.

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参照

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