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(1)

ビジネス環境

36

J A P A N E S E C O M P A N I E S

O P E R A T I N G I N M A N I L A

昨今のフィリピン経済の好調を反映し、日系企業のフィリピン進出は加速してきている。 これまでは、フィリピン政府による税制恩典や優秀な人材に期待する輸出製造基地とし ての進出が多かったが、最近は英語が国語であることを活用したオンラインの英会話学 校や内需に絞った小売あるいは飲食業への進出が活発化している。

日 本 企 業 の マ ニ ラ 進 出

日系企業も多いオルティガスエリア

学 卒 業 者 を 輩 出 し て い る 。 一 方 で 失 業 率 は

6 7%と言われ、正規雇用を希望しながら職が

ないため非正規労働者となっている人たちまで

含めるとその倍以上の人たちが職を求めている

といわれている。従い、フィリピンは若い労働力

を確保しやすい労働市場の一つと言える。更に、

上司からの指示には従順に対応し、その上で指

示に的確性が欠ける場合には、その旨再度上司

の指示を仰ぐスタイルは、日本人と共通した部

分 で あ り 、 フ ィ リ ピ ン 人 の 性 格 の 明 る さ と 相

まって日本人との相性の良さはアジアの中でも

際立っているといえる。また英語ができる国民

であることから、日本人の不得意とする英語が

カタコトであっても直接コミュニケーションが

できるという利点がフィリピン人にはある。一

般的に製造業での平均の離職率は 15%前後と

言われている。これはグローバルな視点から見

ると平均的な数字であり、フィリピンが飛びぬ

けて高い離職率の国であるとは言い難い。従い、

人材を確保にあたっては、この数字を前提に社

員の研修制度を充実させ、研修に係るコストを

最初から折り込んでおくことが肝要である。

労 使 関 係

フィリピンは労使関係が非常にうまくいってい

る国の一つである。過去 10年間でフィリピンの

地場企業を含めた全企業の中でストライキが発

生したのは数件といわれ、日系企業においては

皆無である。

所 得 税

フィリピンの法人税は 30%である。但し、外国投資

を呼ぶこむため様々な恩典制度が提供されている。

PEZA輸出企業:通常 4年間の法人税の免税、その

後 5%Gross Income Taxの適用(実効税率で約

15%と言われている)

Subic, Clark輸出企業:5%Gross Income Tax

個人所得税は所得額によって累進課税となっている

が、所得が 50万ペソを越えると一律 32%の課税率が

適用される。

不 動 産 賃 料

工業団地、事務所家賃、個人住宅の平均賃料は以

下の通りとなっている。

工業団地借料:

50 80ペソ /m2(CALABARZON Economic Zone)

事務所賃料:プレミアクラス 1,294ペソ

      グレード A 902ペソ

      (マニラ首都圏 Makati中心部)

駐在員住宅借上げ料:

100,000ペソ(マニラ首都圏 Makati地区、約 100m2)

ビ ザ につ いて

フィリピンでビジネスを行うために駐在する場合に

は、当然ビザの取得が必要である。フィリピンでは、日

本と異なりビザはあくまでフィリピンに滞在するた

めの居住ビザと認識する必要がある。ビジネスを目的

として居住する居住ビザに加え、労働による報酬を得

る 場 合 に は 労 働 省 か ら の 労 働 許 可 証( A l i e n

Employment Permit, AEP)を取得する必要がある。

代表的なビザは以下の通り。

9(g)ビザ:フィリピン国内で報酬を得る職につく場

合のビザ

47(A)(2):通称 PEZAビザ、PEZA認定企業の従業員に

対し発行されるビザ

人 材 確 保

フィリピンの人口は 1億人を超え、平均年齢が

23歳と極めて若い国であり、毎年 70万人弱の大

(2)

ビジネス環境

36

J A P A N E S E C O M P A N I E S

O P E R A T I N G I N M A N I L A

昨今のフィリピン経済の好調を反映し、日系企業のフィリピン進出は加速してきている。 これまでは、フィリピン政府による税制恩典や優秀な人材に期待する輸出製造基地とし ての進出が多かったが、最近は英語が国語であることを活用したオンラインの英会話学 校や内需に絞った小売あるいは飲食業への進出が活発化している。

日 本 企 業 の マ ニ ラ 進 出

日系企業も多いオルティガスエリア

学 卒 業 者 を 輩 出 し て い る 。 一 方 で 失 業 率 は

6 7%と言われ、正規雇用を希望しながら職が

ないため非正規労働者となっている人たちまで

含めるとその倍以上の人たちが職を求めている

といわれている。従い、フィリピンは若い労働力

を確保しやすい労働市場の一つと言える。更に、

上司からの指示には従順に対応し、その上で指

示に的確性が欠ける場合には、その旨再度上司

の指示を仰ぐスタイルは、日本人と共通した部

分 で あ り 、 フ ィ リ ピ ン 人 の 性 格 の 明 る さ と 相

まって日本人との相性の良さはアジアの中でも

際立っているといえる。また英語ができる国民

であることから、日本人の不得意とする英語が

カタコトであっても直接コミュニケーションが

できるという利点がフィリピン人にはある。一

般的に製造業での平均の離職率は 15%前後と

言われている。これはグローバルな視点から見

ると平均的な数字であり、フィリピンが飛びぬ

けて高い離職率の国であるとは言い難い。従い、

人材を確保にあたっては、この数字を前提に社

員の研修制度を充実させ、研修に係るコストを

最初から折り込んでおくことが肝要である。

労 使 関 係

フィリピンは労使関係が非常にうまくいってい

る国の一つである。過去 10年間でフィリピンの

地場企業を含めた全企業の中でストライキが発

生したのは数件といわれ、日系企業においては

皆無である。

所 得 税

フィリピンの法人税は 30%である。但し、外国投資

を呼ぶこむため様々な恩典制度が提供されている。

PEZA輸出企業:通常 4年間の法人税の免税、その

後 5%Gross Income Taxの適用(実効税率で約

15%と言われている)

Subic, Clark輸出企業:5%Gross Income Tax

個人所得税は所得額によって累進課税となっている

が、所得が 50万ペソを越えると一律 32%の課税率が

適用される。

不 動 産 賃 料

工業団地、事務所家賃、個人住宅の平均賃料は以

下の通りとなっている。

工業団地借料:

50 80ペソ /m2(CALABARZON Economic Zone)

事務所賃料:プレミアクラス 1,294ペソ

      グレード A 902ペソ

      (マニラ首都圏 Makati中心部)

駐在員住宅借上げ料:

100,000ペソ(マニラ首都圏 Makati地区、約 100m2)

ビ ザ につ いて

フィリピンでビジネスを行うために駐在する場合に

は、当然ビザの取得が必要である。フィリピンでは、日

本と異なりビザはあくまでフィリピンに滞在するた

めの居住ビザと認識する必要がある。ビジネスを目的

として居住する居住ビザに加え、労働による報酬を得

る 場 合 に は 労 働 省 か ら の 労 働 許 可 証( A l i e n

Employment Permit, AEP)を取得する必要がある。

代表的なビザは以下の通り。

9(g)ビザ:フィリピン国内で報酬を得る職につく場

合のビザ

47(A)(2):通称 PEZAビザ、PEZA認定企業の従業員に

対し発行されるビザ

人 材 確 保

フィリピンの人口は 1億人を超え、平均年齢が

23歳と極めて若い国であり、毎年 70万人弱の大

(3)

マニラで 働く日 本 人の 生 活 環 境

37

多種多様となっている。これに加え、地場のフィリ

ピン料理、スペイン料理、イタリア料理、フランス

料理、中華、インド、タイ、地中海料理、等々バリ

エーションはアジアの中でも群を抜いて多い。

またこれまで述べてきたように、フィリピンの文

化、価値観、生活様式等日本人との共有できる部分

が多く、且つフィリピン人の明るさ、笑顔、率直さ

によって、日本人は気軽さをもって生活をエンジョ

イできる。

マニラにおいては、仕事におけるコミュニティの

ベースはフィリピン日本人商工会議所であり、駐在

員家族を含めた生活を支える生活インフラを提供

するのがマニラ日本人会である。この二つの組織が

駐在員生活を支える基礎になっている。特にマニラ

日本人会は、日本人学校、診療所運営を行ってお

り、更にはスポーツ大会、盆踊り花火大会等のイベ

ントを開催し駐在員、駐在員家族に生活のうるおい

を与える組織となっている。

住居環境については、工業団地で業務を行っている

駐在員は別にしても、フィリピンは職住接近型の都

市作りとなっているため、事務所、居住区、ショッ

ピング街が混在しており便利で快適な生活を維持

することが可能である。

食については、日本の食材店がマカティ地区だけで

も多数あり、地場のスーパーも日本食材を一部扱っ

ている。日本食レストランも、伝統的なスタイルか

ら、ラーメン、とんかつ、お好み焼き、更には日本ブ

ランドのイタリアン、焼き肉、鍋屋、居酒屋と多種

多様となっている。これに加え、地場のフィリピン

マカティシティのサルセド・ビレッジ 駐在員が多く住むロックウェルエリア 日本食レストランが多数あり寿司や刺身もある 日本人会主催のソフトボール大会 BGCと呼ばれるボニファシオ・グローバル・シティのビジネス街

PARIS MIKI

はしないよう言っています。しっかりと好みに耳 を傾け、視力の検査をして、お客様に合った眼鏡 をどうやったら提供できるかということを考えな さいと。自分で考えて成長できる人間になって欲 しいと思っています。接客に関しては、フィリピン 人は非常に明るく良く接してくれているので今後 の成長に期待しています。 今後の方向性をお聞かせいただけますか? フィリピンでのシェアを完全な形で獲得したいと 思っています。富裕層が「眼鏡を作るならパリミ キでという方向性は既にできているので、次は 中間層をターゲットにしてそこでのシェアを確実 なものにし、ピラミッドを完成させたいと考えて います。 最後にこれからフィリピン進出を検討されて いる企業にアドバイスを頂けますか? アジアの国の中でもフィリピンは、文化がミック スされた面白い国です。フィリピン人は英語が 堪能でITの分野では、ソースコードをすぐ理解し ます。服装を見るとアメリカっぽい服装の方が多 く、富裕層になるとヨーロッパぽかったり。多くの フィリピン人が海外に出ていることもあって、多 文化への理解力も早く適応能力が非常に高い のでサービス業には向いていると思います。 日本は高齢化が進んだことなどで市場も縮み始 めていますし、嗜好よりコストパーフォーマンス に傾きがちです。消費意欲も弱くなってきている ので、市場を国内から国外へと眼を向けていか なくてはならない状況だと思います。日本の企 業が海外に進出する最初の国として、フィリピン は非常に学ぶことの多い国だと思います。

T

okusen

A

oki

株式会社 三城 / PARIS MIKI Inc.

フィリピン代表

青木 徳鮮さん

青木さんの経歴を簡単にお聞かせください。 両親が貿易の仕事をしていた関係でアルゼンチ ンで生まれ、チリ、ロシア、アメリカ等で暮らしま した。大学卒業後、2006年にパリミキに入社。販 売スタッフの仕事を3年間、そして商品開発の仕 事に移り、新規事業としてフィリピン進出に携わ り現在1号店の管理責任者をしています。 パリミキのフィリピン進出のきっかけは? 実は販売の仕事をしていた時に1人のフィリピン 人のおじいさまが来店され、メガネを購入してく ださりとても気に入って頂きました。翌日、おじい さまのご家族一行、お孫さんまで連れてご来店 いただき、お店一丸となっての接客に。その日以 来、ご家族の皆さまともすっかり仲良くなりまし た。その後事業開発で新規事業を担当すること になった時、「何をやってもよい」と社長から15 万円を渡され、おじいさまのいるフィリピンに行 くことを思い立ちました。おじいさまを頼って全 くリサーチもせずマニラに到着したので、意外に 都会でびっくりしました。また人口は1億人もい て急速に経済成長をしている姿を目の当たりに し、多くのフィリピンの人は、流暢な英語を話せ るということにも驚きました。調べると、経済成長 率はアジアでは上位、毎年6%の安定した成長 率。実際に見てきた街の活気から、経済成長を 肌で感じていましたし、購買力の高い若い年齢 層が多いことなどマーケットに魅力を感じまし た。その一方でメガネ店に関しては有名ブラン ドが充実していながら、日本のような顧客サービ スはなかったことも進出の大きな理由です。 フィリピンに進出する前と実際に進出した 後で、想像と違っていたことはありますか? 店舗を構える費用が思ったより高かったことで す。イメージ通りの内装、店舗にするには意外に コストが掛かりました。また、開店予定日に出店 するショッピングモールの建築が間に合わず、オ ープンが半年遅れたことです。 フィリピン人と日本人の顧客の違いはあり ますか? 日本人の方はトレンドを意識しつつご自分に合 ったものを選ばれる傾向があります。しかしフィ リピンの方は、自分の好みというものをしっかり 持っていらっしゃって納得のいくものを追求され ます。現在の顧客は富裕層の方が多いというこ とも関係しているのかも知れませんが。 フィリピンでの売り上げは順調ですか? はい、ずっと順調に来ています。実を言いますと、 あまり広告等は出していません。お値打ち価格 にする等といった仕組みにも頼らず、パリミキで 眼鏡を購入されたお客様の口コミで新規のお客 様が増えています。パリミキの顧客の立場に立っ た丁寧なサービスのおかげだと思います。 現在、課題はございますか? フィリピン人の従業員たちが、自分をもっと高め るために貪欲になって欲しいと思っています。現 在は日本人である私がいるから、安心して来店 されるというお客様がいらっしゃいます。きめ細 かいサービスの提供をしてくれるのは、日本人 だからと思ってらっしゃるのかも知れません。私 がいなくても「パリミキの従業員がいるなら、い つも眼や好みのデザインに合ったものを必ず探 してくれる。」、そういう評価が確立されるように なることを願っています。そのためにも従業員の 教育、研修は徹底して行っています。 日本では、セールススタッフは販売、測定、加工 を全てやります。自分で考えてどうやって仕事を より良いものにするかを考えますが、フィリピン 人スタッフは言われたことしかしようとしない傾 向があります。また、決して売りつけるようなこと

進 出日 系 企 業 、現 地 企 業 インタビュー

38

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マニラで 働く日 本 人の 生 活 環 境

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多種多様となっている。これに加え、地場のフィリ

ピン料理、スペイン料理、イタリア料理、フランス

料理、中華、インド、タイ、地中海料理、等々バリ

エーションはアジアの中でも群を抜いて多い。

またこれまで述べてきたように、フィリピンの文

化、価値観、生活様式等日本人との共有できる部分

が多く、且つフィリピン人の明るさ、笑顔、率直さ

によって、日本人は気軽さをもって生活をエンジョ

イできる。

マニラにおいては、仕事におけるコミュニティの

ベースはフィリピン日本人商工会議所であり、駐在

員家族を含めた生活を支える生活インフラを提供

するのがマニラ日本人会である。この二つの組織が

駐在員生活を支える基礎になっている。特にマニラ

日本人会は、日本人学校、診療所運営を行ってお

り、更にはスポーツ大会、盆踊り花火大会等のイベ

ントを開催し駐在員、駐在員家族に生活のうるおい

を与える組織となっている。

住居環境については、工業団地で業務を行っている

駐在員は別にしても、フィリピンは職住接近型の都

市作りとなっているため、事務所、居住区、ショッ

ピング街が混在しており便利で快適な生活を維持

することが可能である。

食については、日本の食材店がマカティ地区だけで

も多数あり、地場のスーパーも日本食材を一部扱っ

ている。日本食レストランも、伝統的なスタイルか

ら、ラーメン、とんかつ、お好み焼き、更には日本ブ

ランドのイタリアン、焼き肉、鍋屋、居酒屋と多種

多様となっている。これに加え、地場のフィリピン

マカティシティのサルセド・ビレッジ 駐在員が多く住むロックウェルエリア 日本食レストランが多数あり寿司や刺身もある 日本人会主催のソフトボール大会 BGCと呼ばれるボニファシオ・グローバル・シティのビジネス街

PARIS MIKI

はしないよう言っています。しっかりと好みに耳 を傾け、視力の検査をして、お客様に合った眼鏡 をどうやったら提供できるかということを考えな さいと。自分で考えて成長できる人間になって欲 しいと思っています。接客に関しては、フィリピン 人は非常に明るく良く接してくれているので今後 の成長に期待しています。 今後の方向性をお聞かせいただけますか? フィリピンでのシェアを完全な形で獲得したいと 思っています。富裕層が「眼鏡を作るならパリミ キでという方向性は既にできているので、次は 中間層をターゲットにしてそこでのシェアを確実 なものにし、ピラミッドを完成させたいと考えて います。 最後にこれからフィリピン進出を検討されて いる企業にアドバイスを頂けますか? アジアの国の中でもフィリピンは、文化がミック スされた面白い国です。フィリピン人は英語が 堪能でITの分野では、ソースコードをすぐ理解し ます。服装を見るとアメリカっぽい服装の方が多 く、富裕層になるとヨーロッパぽかったり。多くの フィリピン人が海外に出ていることもあって、多 文化への理解力も早く適応能力が非常に高い のでサービス業には向いていると思います。 日本は高齢化が進んだことなどで市場も縮み始 めていますし、嗜好よりコストパーフォーマンス に傾きがちです。消費意欲も弱くなってきている ので、市場を国内から国外へと眼を向けていか なくてはならない状況だと思います。日本の企 業が海外に進出する最初の国として、フィリピン は非常に学ぶことの多い国だと思います。

T

okusen

A

oki

株式会社 三城 / PARIS MIKI Inc.

フィリピン代表

青木 徳鮮さん

青木さんの経歴を簡単にお聞かせください。 両親が貿易の仕事をしていた関係でアルゼンチ ンで生まれ、チリ、ロシア、アメリカ等で暮らしま した。大学卒業後、2006年にパリミキに入社。販 売スタッフの仕事を3年間、そして商品開発の仕 事に移り、新規事業としてフィリピン進出に携わ り現在1号店の管理責任者をしています。 パリミキのフィリピン進出のきっかけは? 実は販売の仕事をしていた時に1人のフィリピン 人のおじいさまが来店され、メガネを購入してく ださりとても気に入って頂きました。翌日、おじい さまのご家族一行、お孫さんまで連れてご来店 いただき、お店一丸となっての接客に。その日以 来、ご家族の皆さまともすっかり仲良くなりまし た。その後事業開発で新規事業を担当すること になった時、「何をやってもよい」と社長から15 万円を渡され、おじいさまのいるフィリピンに行 くことを思い立ちました。おじいさまを頼って全 くリサーチもせずマニラに到着したので、意外に 都会でびっくりしました。また人口は1億人もい て急速に経済成長をしている姿を目の当たりに し、多くのフィリピンの人は、流暢な英語を話せ るということにも驚きました。調べると、経済成長 率はアジアでは上位、毎年6%の安定した成長 率。実際に見てきた街の活気から、経済成長を 肌で感じていましたし、購買力の高い若い年齢 層が多いことなどマーケットに魅力を感じまし た。その一方でメガネ店に関しては有名ブラン ドが充実していながら、日本のような顧客サービ スはなかったことも進出の大きな理由です。 フィリピンに進出する前と実際に進出した 後で、想像と違っていたことはありますか? 店舗を構える費用が思ったより高かったことで す。イメージ通りの内装、店舗にするには意外に コストが掛かりました。また、開店予定日に出店 するショッピングモールの建築が間に合わず、オ ープンが半年遅れたことです。 フィリピン人と日本人の顧客の違いはあり ますか? 日本人の方はトレンドを意識しつつご自分に合 ったものを選ばれる傾向があります。しかしフィ リピンの方は、自分の好みというものをしっかり 持っていらっしゃって納得のいくものを追求され ます。現在の顧客は富裕層の方が多いというこ とも関係しているのかも知れませんが。 フィリピンでの売り上げは順調ですか? はい、ずっと順調に来ています。実を言いますと、 あまり広告等は出していません。お値打ち価格 にする等といった仕組みにも頼らず、パリミキで 眼鏡を購入されたお客様の口コミで新規のお客 様が増えています。パリミキの顧客の立場に立っ た丁寧なサービスのおかげだと思います。 現在、課題はございますか? フィリピン人の従業員たちが、自分をもっと高め るために貪欲になって欲しいと思っています。現 在は日本人である私がいるから、安心して来店 されるというお客様がいらっしゃいます。きめ細 かいサービスの提供をしてくれるのは、日本人 だからと思ってらっしゃるのかも知れません。私 がいなくても「パリミキの従業員がいるなら、い つも眼や好みのデザインに合ったものを必ず探 してくれる。」、そういう評価が確立されるように なることを願っています。そのためにも従業員の 教育、研修は徹底して行っています。 日本では、セールススタッフは販売、測定、加工 を全てやります。自分で考えてどうやって仕事を より良いものにするかを考えますが、フィリピン 人スタッフは言われたことしかしようとしない傾 向があります。また、決して売りつけるようなこと

進 出日 系 企 業 、現 地 企 業 インタビュー

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HOKKAIDO RAMEN

SANTOUKA

K

ouji

K

anoi

らーめん 山頭火 / SANTOUKA KAMEI SINGAPORE PTE LTD エグゼクティブ・ジェネラル・マネージャー

叶井 幸司さん

叶井さんは現在、Santouka Kamei Singa-poreにて事業本部長をされているということ ですが、どんなことをされているのですか? 以前は、日本の山頭火直営店で働いていました が、東南アジア地区を管理するシンガポールに は、日本の総合商社であるカメイ株式会社さん のシンガポール現地法人と合弁会社を設立した 際に赴任しました。シンガポールの直営店舗展 開にとどまらず、東南アジアにおける「らーめん 山頭火」のフランチャイジーの指導を担当して います。そのため、フィリピンも含む東南アジア 各店舗の設計から品質管理・店舗運営指導まで 総合的にやらせていただいています。 らーめん山頭火がフィリピンに進出された きっかけについてお聞かせ願えますか? 私どもはカナダにも出店しておりますが、バンク ーバーで山頭火のラーメンを食べて感動された フィリピン人の方が、地元での出店を希望され ている、とカメイさんから紹介を受けました。私 どもはビジネスとして儲かるからという動機で はなく、山頭火のラーメンの魅力を広めたいと いう気持ちのある方とでなければ長く続かない と思っています。フィリピンでも同じ味を出せる ことを確認するために、先ず私自身がその方の 家に出向かせていただき、実際に作らせていた だきました。食材を持参しスープを作るところか らですから、二日間かかりました。このようにして 気に入っていただいたラーメンがフィリピンで も同じ味が出せることを知った上で開店の決心 をいただけたので、そこから Hokkaido Ramen Santoukaのフィリピン国内におけるフランチャ イズ展開が始まりました。 海外で同じ味を維持されるのは、簡単なこ とではないですよね? 山頭火のラーメンの美味しさを、いつどこで食 べても変わらないものにすることは最も重要な ことです。特に山頭火は、海外の店舗でも日本と 同じように16時間から18時間かけてスープを炊 きますので、相当な技術や経験も必要になりま す。食材の調達は輸入とその国現地からの両方 でやっていますが、一定の質のものを一定量確 実に入手できることが条件となります。東北の震 災時には食材が調達できず一時休業したことも あり、今は例えば骨と豚肉に関しても2カ国から 輸入するなど何かあった時の備えを万全にして います。 骨や肉はフィリピン国内でも調達できま すよね? 豚の品種にもよりますが、餌や育て方で骨や肉 の品質も変わり、スープが全く違う味になってし まいます。フィリピンでは小規模の養豚場が多く、 安定した品質の材料を入手することが困難です。 食材はシンガポールでの合弁相手の会社から も調達しています。フィリピン国内の食材の調達 に関しては、フランチャイズ先のオーナーさんが 総合食材販売会社ですので、特に新しいメニュ ーなどはそれに合わせて私自身が吟味し食材を 選ばせていただいております。オーナーさんの 協力や相互理解は大変重要で、新しいショッピ ングモールの賃貸物件の確保等は新参者には 非常に困難ですが、オーナーさんの力のお陰で 好条件の物件に出店することができています。 客層はどういった方が多いですか? 基本的には富裕層のお客様が夜や週末にご家 族で来られるパターンが多いですが、最近は特 に中間層のお客様の平日の来店も増えてきてい ます。ラーメンの値段はフィリピン人の方の収入 に比較して相当高いはずでので、所得水準が急 上昇していることを肌で感じています。また、1人 で来店して食べていかれる方も増えてきていま す。ただ、ラーメンブーム自体はすでに最高潮に 達している感があり、一方ではラーメン店の優 劣がはっきり分かれてきているように思います。 フィリピンに進出後取り組まれていることは? 社員教育の徹底です。離職者も多いので、しっか りしたマニュアル作成と根気よく教えることが必 要です。また、フィリピン人の嗜好に合った商品 の開発や定期的な品質や作業のチェックも欠か せません。パートナーとは常にコミュニケーショ ンを深めて良好な関係を築くことを大切にして います。 今後の展開についてお聞かせ願えますか? 現在、メトロ・マニラと郊外で10店舗ありますが、 まだ郊外や地方都市にも集客力のあるモール などの施設がありますので、現地事情に詳しい フランチャイズのパートナーと相談しながらバ ランス良く出店していきたいと考えています。 最後に、今後投資を考えている日本企業に 対してアドバイスをいただけますか? フィリピンは人口も多く増加傾向で所得水準が 上がって来ていますので、非常に魅力のあるマ ーケットだと思います。先ずは、現地調査をしっ かりする事です。法律、慣習、価格、材料の入手、 嗜好、成功している店舗の分析、消費行動などを 把握することが必要です。法律上、現地のパート ナーと組む必要がありますので、相手の資金力 や目的等、相互理解は欠かせません。日本では 想定できないリスクもありますので、リスクマネ ジメントは大変重要です。そしてフィリピンは契 約社会ですので、詳細まで決めごとをきちんと 盛り込んだ契約書を作ることをお勧めします。

M

asaki

K

asuga

PHILIPPINE WACOAL

CORPORATION

2

フィリピン・ワコール・コーポレーション / PHILIPPINE WACOAL CORPORATION ビジネス・デベロップメント・マネージャー

春日 政喜さん

になってしまいます。ですので、富裕層の年配の方 が多く購入されています。そういった事から、お客 様は少しふくよかな体型の女性が多くなり、大きめ のサイズのものが売れるのではないかと思います。 人気商品はございますか? 日本とはトレンドが全く異なり、この国の人たち はレースなどがないシンプルなものを好みます。 熱帯気候な為、年中Tシャツなど薄着なため洋服 にひびかないプレーンな下着が人気です。そして 年齢層の影響もあるかもしれませんが、ベージュ、 黒といったカラーが特に好まれるようです。また、 ガードルなどの補正下着も売り上げが最近伸び てきています。特にパーティが多いクリスマスシ ーズンには売り上げが伸びる傾向にあります。 ワコールさんは他の国にも海外進出され ていますが、その他の国と比べ異なる点 はございますか? フィリピンだけでなく各国のマーケットに合わ せて商品を展開しているので、その国によって それぞれ商品が異なります。同じ商品を全世界 で販売するのとは異なり、マーケティングには 苦労しています。また、フィリピンでは生地など の原材料のサプライヤーが十分に育っていな いため、ワコールが求める品質の商品を、現地 調達した材料で製造することは難しいです。肌 に直接触れる下着にとって、品質は必要不可欠 な要素だと考えています。 現在課題はございますか?また、その解決策は? 若年層に向けての商品展開も視野に入れてい るのですが、価格と品質のバランスが難しいとこ ろです。お客様は、歳を重ねても、若い頃から身 につけていた下着ブランドを選ぶ傾向がありま す。そういったこともあり、若年層にもっと広げて いきたいです。ネット販売の売り上げも伸ばして いきたいですね。 今後の方向性をお聞かせいただけますか? 今後も商品の品質を、より高めていきたいと思っ ています。ここ最近、フィリピン人でも値段が高く ても良いものを買って、長く使うという意識の変 化を感じます。そのためセールなどで安売りする よりブランド価値を高めるため、親子何代でも着 用して頂けるほどの高品質な商品を提供してい きたいと思っています。また、貧富の差が激しい フィリピンにおいて、ブラジャーのリサイクルキ ャンペーンを考案中です。この国の問題の一つ である、ゴミ問題対策の一環にもなりますしね。 日本では既に実施していて、お客様が不要にな ったものをクーポンと引き換えに回収。そして回 収したブラジャーは、環境に優しいエネルギー 燃料にリサイクルするというキャンペーンです。 フィリピンでも実現できればと試行錯誤中です。 最後にこれからフィリピン進出を検討されて いる企業にアドバイスを頂けますか? どこの国でも同じですが、お客様を裏切らないと いうことではないでしょうか。安い買い物ではな いので、その価格にあった価値を提供する。そし て顧客を良く知ることです。手間とコストはかか りますが、その国の市場動向を行い知り尽くすこ とが大事だと思います。また、我が社では販売員 を含めスタッフを大事にしています。そのため、 フィリピン人は簡単に仕事を辞めると聞きます が、我が社のスタッフは簡単には辞めずにじっく りと働いてくれます。毎月ミーティングをして商品 説明をし、商品の知識を覚えさせる。そうするこ とで、スタッフが育っているのもワコールの強み の一つです。日本と比較してしまうと気になる点 は様々あるのですが、フィリピン人とは優先順位 が異なるのだなと感じます。しかし、そういった 違いも受け入れ理解していくことが、この国で事 業をする上で大切なのではないでしょうか。 フィリピンでの出店状況と、春日さんの活動 内容について簡単にお聞かせください。 フィリピンでは、百貨店への卸売販売と訪問販売 という2つの軸を基本に展開しています。百貨店 はSMやルスタンス、ランドマークなど主要な立 地にある百貨店です。直営店の路面店は2店舗 ですが、百貨店が7割、訪問販売がほぼ3割で直 営店はまだ2店舗なので売り上げはわずかです。 販売訪問はフィリピンならではの仕組みで、フィ リピンに8つある支店にディーラーさんが買い付 けにいらっしゃった時に、仕入れたものを知人に 売るという流れです。この国ではまだネット販売 が普及していないこともあり、近所にデパートが ない地方にいる裕福な方は訪問販売で購入さ れています。フィリピン訪問販売協会(Direct Selling Association of the Philippines)というも のがあるほどこの国では普及しているビジネス モデルです。私自身はフィリピンへ来て約2年、こ の国における新規開拓に関わっています。小売 りの直営店や、オンライン販売などのビジネスモ デルを構築しているところです。 日本とフィリピンの市場の違いはありますか? まず、当然ながら中心価格帯が異なります。ブラ ジャーの価格帯が日本では7,000円前後ですが、 フィリピンでは1,200ペソ(約3,000円弱)になりま す。さらにワコールでは、日本の製品を世界各国 へ輸出しているのではなく、その国のマーケット に合わせた製品を製造して販売しているので商 品自体も異なります。ワコールではそれぞれの国 に合わせた独自の価格戦略で販売しているから です。また、日本と比較すると購入される方の体 型が異なるので、売れ筋のサイズが異なります。 フィリピン人の客層はどんな方たちでしょう? 価格がフィリピンのローカルブランドと比較すると 3∼4倍になるので、若い人たちにとっては高級品

(6)

HOKKAIDO RAMEN

SANTOUKA

K

ouji

K

anoi

らーめん 山頭火 / SANTOUKA KAMEI SINGAPORE PTE LTD エグゼクティブ・ジェネラル・マネージャー

叶井 幸司さん

叶井さんは現在、Santouka Kamei Singa-poreにて事業本部長をされているということ ですが、どんなことをされているのですか? 以前は、日本の山頭火直営店で働いていました が、東南アジア地区を管理するシンガポールに は、日本の総合商社であるカメイ株式会社さん のシンガポール現地法人と合弁会社を設立した 際に赴任しました。シンガポールの直営店舗展 開にとどまらず、東南アジアにおける「らーめん 山頭火」のフランチャイジーの指導を担当して います。そのため、フィリピンも含む東南アジア 各店舗の設計から品質管理・店舗運営指導まで 総合的にやらせていただいています。 らーめん山頭火がフィリピンに進出された きっかけについてお聞かせ願えますか? 私どもはカナダにも出店しておりますが、バンク ーバーで山頭火のラーメンを食べて感動された フィリピン人の方が、地元での出店を希望され ている、とカメイさんから紹介を受けました。私 どもはビジネスとして儲かるからという動機で はなく、山頭火のラーメンの魅力を広めたいと いう気持ちのある方とでなければ長く続かない と思っています。フィリピンでも同じ味を出せる ことを確認するために、先ず私自身がその方の 家に出向かせていただき、実際に作らせていた だきました。食材を持参しスープを作るところか らですから、二日間かかりました。このようにして 気に入っていただいたラーメンがフィリピンで も同じ味が出せることを知った上で開店の決心 をいただけたので、そこから Hokkaido Ramen Santoukaのフィリピン国内におけるフランチャ イズ展開が始まりました。 海外で同じ味を維持されるのは、簡単なこ とではないですよね? 山頭火のラーメンの美味しさを、いつどこで食 べても変わらないものにすることは最も重要な ことです。特に山頭火は、海外の店舗でも日本と 同じように16時間から18時間かけてスープを炊 きますので、相当な技術や経験も必要になりま す。食材の調達は輸入とその国現地からの両方 でやっていますが、一定の質のものを一定量確 実に入手できることが条件となります。東北の震 災時には食材が調達できず一時休業したことも あり、今は例えば骨と豚肉に関しても2カ国から 輸入するなど何かあった時の備えを万全にして います。 骨や肉はフィリピン国内でも調達できま すよね? 豚の品種にもよりますが、餌や育て方で骨や肉 の品質も変わり、スープが全く違う味になってし まいます。フィリピンでは小規模の養豚場が多く、 安定した品質の材料を入手することが困難です。 食材はシンガポールでの合弁相手の会社から も調達しています。フィリピン国内の食材の調達 に関しては、フランチャイズ先のオーナーさんが 総合食材販売会社ですので、特に新しいメニュ ーなどはそれに合わせて私自身が吟味し食材を 選ばせていただいております。オーナーさんの 協力や相互理解は大変重要で、新しいショッピ ングモールの賃貸物件の確保等は新参者には 非常に困難ですが、オーナーさんの力のお陰で 好条件の物件に出店することができています。 客層はどういった方が多いですか? 基本的には富裕層のお客様が夜や週末にご家 族で来られるパターンが多いですが、最近は特 に中間層のお客様の平日の来店も増えてきてい ます。ラーメンの値段はフィリピン人の方の収入 に比較して相当高いはずでので、所得水準が急 上昇していることを肌で感じています。また、1人 で来店して食べていかれる方も増えてきていま す。ただ、ラーメンブーム自体はすでに最高潮に 達している感があり、一方ではラーメン店の優 劣がはっきり分かれてきているように思います。 フィリピンに進出後取り組まれていることは? 社員教育の徹底です。離職者も多いので、しっか りしたマニュアル作成と根気よく教えることが必 要です。また、フィリピン人の嗜好に合った商品 の開発や定期的な品質や作業のチェックも欠か せません。パートナーとは常にコミュニケーショ ンを深めて良好な関係を築くことを大切にして います。 今後の展開についてお聞かせ願えますか? 現在、メトロ・マニラと郊外で10店舗ありますが、 まだ郊外や地方都市にも集客力のあるモール などの施設がありますので、現地事情に詳しい フランチャイズのパートナーと相談しながらバ ランス良く出店していきたいと考えています。 最後に、今後投資を考えている日本企業に 対してアドバイスをいただけますか? フィリピンは人口も多く増加傾向で所得水準が 上がって来ていますので、非常に魅力のあるマ ーケットだと思います。先ずは、現地調査をしっ かりする事です。法律、慣習、価格、材料の入手、 嗜好、成功している店舗の分析、消費行動などを 把握することが必要です。法律上、現地のパート ナーと組む必要がありますので、相手の資金力 や目的等、相互理解は欠かせません。日本では 想定できないリスクもありますので、リスクマネ ジメントは大変重要です。そしてフィリピンは契 約社会ですので、詳細まで決めごとをきちんと 盛り込んだ契約書を作ることをお勧めします。

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PHILIPPINE WACOAL

CORPORATION

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フィリピン・ワコール・コーポレーション / PHILIPPINE WACOAL CORPORATION ビジネス・デベロップメント・マネージャー

春日 政喜さん

になってしまいます。ですので、富裕層の年配の方 が多く購入されています。そういった事から、お客 様は少しふくよかな体型の女性が多くなり、大きめ のサイズのものが売れるのではないかと思います。 人気商品はございますか? 日本とはトレンドが全く異なり、この国の人たち はレースなどがないシンプルなものを好みます。 熱帯気候な為、年中Tシャツなど薄着なため洋服 にひびかないプレーンな下着が人気です。そして 年齢層の影響もあるかもしれませんが、ベージュ、 黒といったカラーが特に好まれるようです。また、 ガードルなどの補正下着も売り上げが最近伸び てきています。特にパーティが多いクリスマスシ ーズンには売り上げが伸びる傾向にあります。 ワコールさんは他の国にも海外進出され ていますが、その他の国と比べ異なる点 はございますか? フィリピンだけでなく各国のマーケットに合わ せて商品を展開しているので、その国によって それぞれ商品が異なります。同じ商品を全世界 で販売するのとは異なり、マーケティングには 苦労しています。また、フィリピンでは生地など の原材料のサプライヤーが十分に育っていな いため、ワコールが求める品質の商品を、現地 調達した材料で製造することは難しいです。肌 に直接触れる下着にとって、品質は必要不可欠 な要素だと考えています。 現在課題はございますか?また、その解決策は? 若年層に向けての商品展開も視野に入れてい るのですが、価格と品質のバランスが難しいとこ ろです。お客様は、歳を重ねても、若い頃から身 につけていた下着ブランドを選ぶ傾向がありま す。そういったこともあり、若年層にもっと広げて いきたいです。ネット販売の売り上げも伸ばして いきたいですね。 今後の方向性をお聞かせいただけますか? 今後も商品の品質を、より高めていきたいと思っ ています。ここ最近、フィリピン人でも値段が高く ても良いものを買って、長く使うという意識の変 化を感じます。そのためセールなどで安売りする よりブランド価値を高めるため、親子何代でも着 用して頂けるほどの高品質な商品を提供してい きたいと思っています。また、貧富の差が激しい フィリピンにおいて、ブラジャーのリサイクルキ ャンペーンを考案中です。この国の問題の一つ である、ゴミ問題対策の一環にもなりますしね。 日本では既に実施していて、お客様が不要にな ったものをクーポンと引き換えに回収。そして回 収したブラジャーは、環境に優しいエネルギー 燃料にリサイクルするというキャンペーンです。 フィリピンでも実現できればと試行錯誤中です。 最後にこれからフィリピン進出を検討されて いる企業にアドバイスを頂けますか? どこの国でも同じですが、お客様を裏切らないと いうことではないでしょうか。安い買い物ではな いので、その価格にあった価値を提供する。そし て顧客を良く知ることです。手間とコストはかか りますが、その国の市場動向を行い知り尽くすこ とが大事だと思います。また、我が社では販売員 を含めスタッフを大事にしています。そのため、 フィリピン人は簡単に仕事を辞めると聞きます が、我が社のスタッフは簡単には辞めずにじっく りと働いてくれます。毎月ミーティングをして商品 説明をし、商品の知識を覚えさせる。そうするこ とで、スタッフが育っているのもワコールの強み の一つです。日本と比較してしまうと気になる点 は様々あるのですが、フィリピン人とは優先順位 が異なるのだなと感じます。しかし、そういった 違いも受け入れ理解していくことが、この国で事 業をする上で大切なのではないでしょうか。 フィリピンでの出店状況と、春日さんの活動 内容について簡単にお聞かせください。 フィリピンでは、百貨店への卸売販売と訪問販売 という2つの軸を基本に展開しています。百貨店 はSMやルスタンス、ランドマークなど主要な立 地にある百貨店です。直営店の路面店は2店舗 ですが、百貨店が7割、訪問販売がほぼ3割で直 営店はまだ2店舗なので売り上げはわずかです。 販売訪問はフィリピンならではの仕組みで、フィ リピンに8つある支店にディーラーさんが買い付 けにいらっしゃった時に、仕入れたものを知人に 売るという流れです。この国ではまだネット販売 が普及していないこともあり、近所にデパートが ない地方にいる裕福な方は訪問販売で購入さ れています。フィリピン訪問販売協会(Direct Selling Association of the Philippines)というも のがあるほどこの国では普及しているビジネス モデルです。私自身はフィリピンへ来て約2年、こ の国における新規開拓に関わっています。小売 りの直営店や、オンライン販売などのビジネスモ デルを構築しているところです。 日本とフィリピンの市場の違いはありますか? まず、当然ながら中心価格帯が異なります。ブラ ジャーの価格帯が日本では7,000円前後ですが、 フィリピンでは1,200ペソ(約3,000円弱)になりま す。さらにワコールでは、日本の製品を世界各国 へ輸出しているのではなく、その国のマーケット に合わせた製品を製造して販売しているので商 品自体も異なります。ワコールではそれぞれの国 に合わせた独自の価格戦略で販売しているから です。また、日本と比較すると購入される方の体 型が異なるので、売れ筋のサイズが異なります。 フィリピン人の客層はどんな方たちでしょう? 価格がフィリピンのローカルブランドと比較すると 3∼4倍になるので、若い人たちにとっては高級品

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I

sao

A

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YAMATO

ENTERPRISES

ヤマト・エンタープライズ・インク / YAMATO ENTERPRISES,INC 社長 、ゼネラル・マネジャー

赤窄 勇さん

現在の顧客はどういった方たちですか? 日本食レストランはもちろん、外資系ホテル、ゴ ルフ場、食材店です。マニラだけでなく、フィリピ ン各地に1千種類以上の日本食材を提供してい ます。日本人をターゲットに始めましたが今では、 以前に比べてフィリピンや韓国、中国の方から の注文も増えていますね。最近では日本食レス トランでなくても、天ぷらなど日本食を提供して いますよね。そういったレストランの方々から注 文を受けます。 人気の商品はございますか? 天ぷら粉や醤油がよく売れます。基本食材の大 量購入が多いですね。 フィリピン人と日本人の好みの違いはあり ますか? 人それぞれなので一概には言えませんが、例え ばラーメン。私は製麺所も運営していますが、 ここでは麺の長さをフィリピン人向けに短くす るなどの工夫をしています。フィリピン人は麺 の長さが長いと、食べにくいようです。味だけで なく、サイズや見た目もフィリピン人好みに合 せるようにし、セミオーダー麺では好みの太さ や厚さ、グラムに加工するサービスも提供して います。 今後の方向性をお聞かせいただけますか? 1億人もいるフィリピン人に向けて、食材より も今後は健康食品に力を入れていきたいと思 っています。深海鮫肝油のスクワレンやスピル リナなどは、30年近く取り扱っています。以前 は相手にされませんでしたが、最近ではドラ ックストアでも様々な種類のサプリなどが販 売されていますよね。あと最近、青汁も始めた ところです。今のところフィリピン人にあまりウ ケはよくないですが。そういった健康食品は、 ラジオで宣伝活動しています。ラジオで宣伝 活動しています。 最後にこれからフィリピン進出を検討され ている企業にアドバイスを頂けますか? 事前調査をしっかりと行い、騙されないように気 をつけること。例えば日本食レストランをフィリ ピンで始めるなら、日本の味をそのまま持ってく るのではなくフィリピン人テイストに合わせるこ と。必ずフィリピン人シェフと相談して、フィリピ ン人好みの日本食を提供することが大切です。 また、この国では人と人とのつながりがとても重 要だと思います。信頼できる人間関係を築くこと ですね。 赤窄さんの経歴を簡単にお聞かせください。 日本ではレストランの経営をしていたのですが、 30代の頃フィリピンを初めて訪れマニラの魅力 にとりつかれました。40年ほど前です。そして、何 度も訪れているうちに、いつしかマニラで何か ビジネスができないかと考えるように。その頃 のマカティは、今とは全く異なり草だらけで何も ない状態。もちろん日本食レストランなんてほと んどありませんでした。しかしその頃マニラを訪 れる日本人が自分も含め多く、そして皆日本食 を求めていました。そこでビジネスチャンスを感 じ、最初はマニラを訪れる日本人観光客をター ゲットに、日本食レストランをマニラにオープン。 そして、多い時は11店舗展開していました。しか しその後、私の店だけでなく続々と日本食レスト ランが増えてきたので、別のビジネスを考えそう いった日本食レストランに食材を卸す業務用食 材店をスタートしました。味噌や醤油を始め、冷 凍食品やラーメンなど豊富な日本食材を取り扱 っています。また、麺類は所有する製麺所で製造 し、他にも様々なビジネスをフィリピンで行って きました。 40年前と現在を比較すると、どのような変 化がありますか? 昔は刺身なんて見ただけで嫌がっていたフィリ ピン人が、今では好んで食べますよね。うどんや ラーメンも音が嫌だと最初は受け入れられなか った。それが今やラーメンブームが起き、日本食 はとても人気です。フィリピン人が日本食を作る ようになり、日本食材がフィリピン人に売れるよ うになりました。

円滑な事業運営を遂行するためのアドバイス

39

フィリピンのみならず海外で事業運営を行う上で考

慮すべきことは、日本とは考え方、文化、価値観、生活

様式、制度が全く異なる環境の中で業務を行うという

ことを認識して事にあたる姿勢が極めて重要である。

考えるべきポイントがたくさんあるが、主なポイント

は以下のとおりである。

契 約 社 会であ ることの 認 識

製品の売買、雇用、業務を行うにあたって契約と

いうものがすべての基本となる。勿論、日本でも

契約というのは重要な文書となるが、海外では契

約書に記載されているかいないかが法的な最終

判断の根拠となる。日本のように、記載がなくて

もこの程度のことは当然行ってもらえるという

感覚はない。このため契約書という文書の中にで

きるだけ権利義務に関して明確に記載し、後で誤

解を生じないような形にしておくことが必要で

ある。

異 なる 制 度

事業運営上の基本となる会計制度、税制に代表さ

れる法制度は、当然日本とフィリピンでは異な

る。往々にして、日本での慣習をそのままフィリ

ピンに持ち込む企業があり、業務開始後数年たっ

てから当局の監査で処理の間違いを指摘され法

外な課税、ペナルティが課されるといったケース

がある。悪意があって行ったわけではないが、制

度の相違を知らなかったゆえに多額の出費を余

儀なくされるリスクが発生する。これを回避する

ためには、信頼できる会計事務所あるいは弁護士

事務所を雇用し普段から適正な処理を行うよう

にすることが必要である。

異 なる文化

フィリピンの人たちを雇用し、労使関係を円滑な

関係に維持していくためにはフィリピンで業務

を行っていく以上、フィリピンの人たちの考え

方、生活様式等に理解を示し雇用条件に一定の配

慮が必要となる。

例えば、残業に関し、日本では当たり前のように

当日急に残業を要求するが、フィリピンの場合に

は断られるケースが多いと認識する必要がある。

この背景となるものはいくつか考えられる。一つ

は、フィリピンの人たちの最優先事項は家族ある

いは友人関係であるため、既に何らかの約束がな

されている場合会社は従業員にとり優先事項で

はなくなってしまう。二つ目は、通勤にあたって

家 族 車 を 使 っ て 複 数 の 家 族 が 乗 合 で 勤 務 先 を

回っている場合、残業すると遠い自宅までの帰宅

手段がなくなるケース等が発生する。フィリピン

の人たちは決して残業をしたくないのではなく、

むしろ報酬が伴うのでやりたいが急な指示に対

応できないというのが実態である。従い、経営側

としてはワークスケジュールからみて残業が必

要となりそうな日程をあらかじめ通知をし、事前

準備をしておくように指示しておけば、スムース

に残業も受けてもらえる環境となる。

このように海外での業務は日本での業務環境と

は異なるのだという認識で、どうしたら円滑に運

営できるかという問題認識があれば、おのずとそ

の解決の方法を見出すことが可能となる。

フィリピン人は英語が堪能なため意思疎通の障害が少ない

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YAMATO

ENTERPRISES

ヤマト・エンタープライズ・インク / YAMATO ENTERPRISES,INC 社長 、ゼネラル・マネジャー

赤窄 勇さん

現在の顧客はどういった方たちですか? 日本食レストランはもちろん、外資系ホテル、ゴ ルフ場、食材店です。マニラだけでなく、フィリピ ン各地に1千種類以上の日本食材を提供してい ます。日本人をターゲットに始めましたが今では、 以前に比べてフィリピンや韓国、中国の方から の注文も増えていますね。最近では日本食レス トランでなくても、天ぷらなど日本食を提供して いますよね。そういったレストランの方々から注 文を受けます。 人気の商品はございますか? 天ぷら粉や醤油がよく売れます。基本食材の大 量購入が多いですね。 フィリピン人と日本人の好みの違いはあり ますか? 人それぞれなので一概には言えませんが、例え ばラーメン。私は製麺所も運営していますが、 ここでは麺の長さをフィリピン人向けに短くす るなどの工夫をしています。フィリピン人は麺 の長さが長いと、食べにくいようです。味だけで なく、サイズや見た目もフィリピン人好みに合 せるようにし、セミオーダー麺では好みの太さ や厚さ、グラムに加工するサービスも提供して います。 今後の方向性をお聞かせいただけますか? 1億人もいるフィリピン人に向けて、食材より も今後は健康食品に力を入れていきたいと思 っています。深海鮫肝油のスクワレンやスピル リナなどは、30年近く取り扱っています。以前 は相手にされませんでしたが、最近ではドラ ックストアでも様々な種類のサプリなどが販 売されていますよね。あと最近、青汁も始めた ところです。今のところフィリピン人にあまりウ ケはよくないですが。そういった健康食品は、 ラジオで宣伝活動しています。ラジオで宣伝 活動しています。 最後にこれからフィリピン進出を検討され ている企業にアドバイスを頂けますか? 事前調査をしっかりと行い、騙されないように気 をつけること。例えば日本食レストランをフィリ ピンで始めるなら、日本の味をそのまま持ってく るのではなくフィリピン人テイストに合わせるこ と。必ずフィリピン人シェフと相談して、フィリピ ン人好みの日本食を提供することが大切です。 また、この国では人と人とのつながりがとても重 要だと思います。信頼できる人間関係を築くこと ですね。 赤窄さんの経歴を簡単にお聞かせください。 日本ではレストランの経営をしていたのですが、 30代の頃フィリピンを初めて訪れマニラの魅力 にとりつかれました。40年ほど前です。そして、何 度も訪れているうちに、いつしかマニラで何か ビジネスができないかと考えるように。その頃 のマカティは、今とは全く異なり草だらけで何も ない状態。もちろん日本食レストランなんてほと んどありませんでした。しかしその頃マニラを訪 れる日本人が自分も含め多く、そして皆日本食 を求めていました。そこでビジネスチャンスを感 じ、最初はマニラを訪れる日本人観光客をター ゲットに、日本食レストランをマニラにオープン。 そして、多い時は11店舗展開していました。しか しその後、私の店だけでなく続々と日本食レスト ランが増えてきたので、別のビジネスを考えそう いった日本食レストランに食材を卸す業務用食 材店をスタートしました。味噌や醤油を始め、冷 凍食品やラーメンなど豊富な日本食材を取り扱 っています。また、麺類は所有する製麺所で製造 し、他にも様々なビジネスをフィリピンで行って きました。 40年前と現在を比較すると、どのような変 化がありますか? 昔は刺身なんて見ただけで嫌がっていたフィリ ピン人が、今では好んで食べますよね。うどんや ラーメンも音が嫌だと最初は受け入れられなか った。それが今やラーメンブームが起き、日本食 はとても人気です。フィリピン人が日本食を作る ようになり、日本食材がフィリピン人に売れるよ うになりました。

円滑な事業運営を遂行するためのアドバイス

39

フィリピンのみならず海外で事業運営を行う上で考

慮すべきことは、日本とは考え方、文化、価値観、生活

様式、制度が全く異なる環境の中で業務を行うという

ことを認識して事にあたる姿勢が極めて重要である。

考えるべきポイントがたくさんあるが、主なポイント

は以下のとおりである。

契 約 社 会であ ることの 認 識

製品の売買、雇用、業務を行うにあたって契約と

いうものがすべての基本となる。勿論、日本でも

契約というのは重要な文書となるが、海外では契

約書に記載されているかいないかが法的な最終

判断の根拠となる。日本のように、記載がなくて

もこの程度のことは当然行ってもらえるという

感覚はない。このため契約書という文書の中にで

きるだけ権利義務に関して明確に記載し、後で誤

解を生じないような形にしておくことが必要で

ある。

異 なる 制 度

事業運営上の基本となる会計制度、税制に代表さ

れる法制度は、当然日本とフィリピンでは異な

る。往々にして、日本での慣習をそのままフィリ

ピンに持ち込む企業があり、業務開始後数年たっ

てから当局の監査で処理の間違いを指摘され法

外な課税、ペナルティが課されるといったケース

がある。悪意があって行ったわけではないが、制

度の相違を知らなかったゆえに多額の出費を余

儀なくされるリスクが発生する。これを回避する

ためには、信頼できる会計事務所あるいは弁護士

事務所を雇用し普段から適正な処理を行うよう

にすることが必要である。

異 なる文化

フィリピンの人たちを雇用し、労使関係を円滑な

関係に維持していくためにはフィリピンで業務

を行っていく以上、フィリピンの人たちの考え

方、生活様式等に理解を示し雇用条件に一定の配

慮が必要となる。

例えば、残業に関し、日本では当たり前のように

当日急に残業を要求するが、フィリピンの場合に

は断られるケースが多いと認識する必要がある。

この背景となるものはいくつか考えられる。一つ

は、フィリピンの人たちの最優先事項は家族ある

いは友人関係であるため、既に何らかの約束がな

されている場合会社は従業員にとり優先事項で

はなくなってしまう。二つ目は、通勤にあたって

家 族 車 を 使 っ て 複 数 の 家 族 が 乗 合 で 勤 務 先 を

回っている場合、残業すると遠い自宅までの帰宅

手段がなくなるケース等が発生する。フィリピン

の人たちは決して残業をしたくないのではなく、

むしろ報酬が伴うのでやりたいが急な指示に対

応できないというのが実態である。従い、経営側

としてはワークスケジュールからみて残業が必

要となりそうな日程をあらかじめ通知をし、事前

準備をしておくように指示しておけば、スムース

に残業も受けてもらえる環境となる。

このように海外での業務は日本での業務環境と

は異なるのだという認識で、どうしたら円滑に運

営できるかという問題認識があれば、おのずとそ

の解決の方法を見出すことが可能となる。

フィリピン人は英語が堪能なため意思疎通の障害が少ない

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発行日:2017 年3月 発行者:日本貿易振興機構(ジェトロ) 制作:ジェトロ・マニラ事務所

マニラスタイル

〒107-6006 東京都港区赤坂 1丁目 12-32 アーク森ビル(総合案内 6 階) TEL.03-3582-5511 https://www.jetro.go.jp/indexj.html 2017 年3月発行 【著作権について】本レポートの著作権はジェトロに帰属します。本文 の内容の無断での転載、掲示板への掲載等はお断りいたします。 【免責について】ジェトロは、本報告書の記載内容に関して生じた直接 的、間接的、あるいは懲罰的損害および利益の喪失については、一切 の責任を負いません。これは、たとえジェトロがかかる損害の可能性 を知らされていても同様とします。

Copyright©2017 JETRO.All rights reserved.

編集・デザイン・撮影:

Primer Media, Inc. (フィリピン プライマー)

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