解答例 [PDFファイル／436KB]

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生物資源科学部地域資源開発学科推薦入試小論文解答例県内高等学校等推薦・全国高等学校等推薦文章で解答する設問については，解答の 1 例を挙げています。文意が解答例と同等の場合は正答とします。また，誤字脱字なども採点の対象です。 Ⅰ 問１名称アルコール発酵化学反応式

C

₆

H

₁₂

O

₆

→ 2C

₂

H

₆

O + 2CO

₂

+2ATP (エネルギー)

問 2 オーキシン（インドール酢酸も可）サリチル酸上記以外に，病害抵抗性誘導に関与する報告のあるジャスモン酸，エチレン，ブラシノステロイドも正答とする。問 3 原材料から加工して製品を作るまでに生じる残りかすや副産物の特徴を科学的に検証して，社会的にニーズのある分野で活用できないかを考えることが重要である。 (74 文字) 採点のポイント：「それだけでは，もったいない」という開発者の意識を踏まえて論述してあること。コスト削減や科学的に検証することも重要などが論述してあること。 Ⅱ 問 1 このプロジェクトは官民協力による農産物流通システムの改善を目指している。

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問 2 インドネシアは，農産物の量と生産性の向上，ならびに付加価値の向上および製品流通ネットワークの開発を通じて「食の主権」達成に向けて努力している。採点のポイント：大意がつかめていること。 Ⅲ 問 1 空腹を満たすために料理を食べるだけの場所という考えから，料理を食べるための雰囲気も演出する場所へと変化した。(55 文字) 採点のポイント：第２段落を参考にして，考えの変化がわかる文章であること。問 2 レストランは，日常的に行く場所として利用したい。そのため，特別なごちそうやアミューズメント性はなくても良く，素朴な料理でも，おいしければ良い。よって，私にとって，この傾向は悪いことと考える。(95 文字) 採点のポイント：賛否いずれかの立場に立っていても良いが，自分の意見を記述していること。問 3 体験を売りにするテーマパークの場合，客が複数回，訪れる時は内容がわかっており飽きて楽しめないという問題が起こる。そのため，常に体験内容を新しく変化させる必要がある。(82 文字) 採点のポイント：起こりうる問題を的確に指摘したうえで，現状または近い将来の技術で実現できそうな解決策を提示していること。

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生物資源科学部地域資源開発学科推薦入試小論文解答例県内専門高等学校等推薦（農業）文章で解答する設問については，解答の１例を挙げています。文意が解答例と同等の場合は正答とします。また，誤字脱字なども採点の対象です。 Ⅰ 問１農業の担い手人口が減少している。この傾向の中で現在の農業生産量を維持するためには規模拡大が必然的に求められる。生産物の均一化には高精度で省力，高速等の肥料・農薬散布，栽培管理作業が必要と考えられる。(99 文字) 採点のポイント：下線部の語句を用いながら適切な表現で記述していること。問 2 土壌の耕起により，作物の根域が柔らかくなり，作物は養水分の吸収や栄養分を蓄える根茎を大きく広げることができる。また，固相，液相，気相の三相分布が改善され，根に酸素や水分が十分に供給され大きく育つ。(98 文字) 採点のポイント：作物だけでなく土壌に対する影響など複数に着目していること。問 3 中山間地域では，人口は少ないがほ場面積を広くとれるメリットがある。そこで，広域な目としてドローンを利用すれば，一定範囲の作物の状態が鳥瞰的に確認でき，広いほ場を歩いて回る必要は少なくなる。また，局所的な病害虫の発生が発見された時，スポットでのドローン利用による農薬散布を施すことが可能となる。さらに，ＡＩロボットの活用により収穫期の大きさに達した野菜などの収穫管理ができ，省力につながる可能性も高い。(200 文字) 採点のポイント：下線部の語句を用いながら適切な表現で，自身の考えを記述していること。

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問 2 植物の水の状態は，生育段階や温湿度，その他の環境要因によっても変化する。いつどのような状態の時にどれだけのかん水量を与えたらよいか，その意識を明確にもって実施しないと過不足を起こし，植物の生育の停滞や枯死を招くため。 (108 文字) 採点のポイント：植物と水の関係がわかっているうえで，自分の意見を記述していること。 Ⅲ 問従来の農業では，病害虫対策として化学農薬の使用を継続してきた。特に，施設園芸ではこれらの農薬に抵抗性のあるアブラムシ，スリップス，コナジラミなどの害虫やうどんこ病，葉カビ病などの菌類による病害，さらには先の害虫類が媒介するウィルス病なども蔓延している。そこで，これらの病害虫対策として防虫ネット，粘着テープなどの物理的防除資材，昆虫やＢＴ菌などの天敵生物・微生物を利用した生物的防除資材を組み合わせたＩＰＭの利用が進められている。さらに，病害虫に抵抗性のある品種の育成が進められ，これらを栽培に利用したり炭酸水素ナトリウムなどの食品素材を利用したり人体に影響の少ない化学農薬の開発も進められている。(299 文字) 採点のポイント：下線部の語句を用いながら適切な表現で，自身の考えを記述していること。

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生物資源科学部地域資源開発学科推薦入試小論文解答例県内専門高等学校等推薦（商業・工業）文章で解答する設問については，解答の１例を挙げています。文意が解答例と同等の場合は正答とします。また，誤字脱字なども採点の対象です。 Ⅰ 問１採点のポイント：上記のような内容があること。問 2 例えば，賞味期限が６ヶ月の製造だと，卸業者は製造日から数えて賞味期限の「３分の１」にあたる２ヶ月以内に，スーパーなどの小売店に納品しなければならない。納品が２ヶ月より遅れた商品は店頭に並ばず，卸業者からメーカーに返品されたり廃棄されたりする。(121 文字) 採点のポイント：具体的な数値を挙げたうえで，説明されていること。問 3 ・食材を購入する際は適切な量を購入する。・店頭ではできる限り賞味期限が近づいている商品や見切り品などを選ぶ。・地元の農家が生産した食品を消費者が予約し、いわゆる地産地消を推進する「地域支援型農業」の利用。・恵方巻などイベントでの食料を購入する際は確実に消費できる量を購入する。賞味期限未開封の状態で保管した場合に，おいしく食べられる目安となる期限のこと。この期限を過ぎても，すぐに食べられなくなるわけではない。表示切り替えの効果消費者は，賞味期限がほぼ同じである製品に対し，数日程度でも長い方を選ぶ傾向にある。年月にすると，日の長短による選択を削減できる。

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Ⅱ 問アメリカの総メタン排出量の 20％が埋め立て地から排出されているので，食品廃棄物を減らすことは，アメリカが気候変動に対処することの助けになるだろう。また健全で栄養価の高い食料を我々の地域社会にとどめて，埋め立て地に持っていかないようにすることで，食料の不安な家庭 4200 万人のアメリカ人を助けることができる。採点のポイント：大意がつかめていること。 Ⅲ選択問題 Ⅲ-１問 1 11000 問 2 2４×1＋23_×1＋22_×0＋21_×0＋20_×0 Ⅲ-2 問 1 76,271/10,477=7.3 倍問 2 問 3 農林水産物や加工食品の輸入，加工食品の包装資材や外食産業でのサービス，流通経費などの食料以外のコストが含まれるため。(58 文字) 採点のポイント：項目を挙げたうえで，説明されていること。種別経費(単位 10 億円) 国内農林水産物 2,874 輸入農林水産物 261 流通経費 5,166 (2,807+2,359) 最終消費(生鮮品等)向け国内加工品 3,392 最終消費(生鮮品等)向け輸入加工品 775