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小学校英語教育 に対す る指導者の意識調査

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61

小学校英語教育 に対す る指導者の意識調査

Te a c he r s ' At t i t ude st o wa r dEngl i s hEduc a t i o ni nEl e me nt a r ySc hoo l s

(2006年3月31日受理)

松畑 照一

中野

K l i c h iM a t s u h a t a Hi r o s hiN a k a n o

垣見 益子 佐生 武彦

M a s u k oK a k e hi T a k e hi k oS a i ki Ke ywo r d s:

小学校英語教育,児童観察,教員意識,イメージ

抄 録

名合 智子

T o m o k oN a g o h

佐藤 大介

D ai s u k eS a t o h

橋 内 幸子 Sac

h

ikoHashiuchi

小学校英語教育に携わる教員を対象に したアンケー ト調査の結果,次のようなことが考察 された。

① 指導法が確立 していると思われる初期の導入項 目においては,教員の側にゆとりがあ り,児童を楽 しませ ることが 容易である。

② 「思考」が求められる,難度が高い内容項 目や活動においては,教員側にも指導法が確立 してお らず,児童 を楽 し ませることが容易ではない。

③ 「思考」が求められる,難度が高い内容項 目や活動においても, 自分に直接関わる内容であった り, 自らが発表 ・参 加できる活動であった りする場合は,児童は楽 しむ ことができている。

④ 小学校教員は,「自分の英語力強化」,「レッスンプラン立案」,「良い教材の発見」に最 も難 しさを感 じてい る。

⑤ 逆に,歌やチャンツを用いて大きな声を出させ ることは,比較的容易であると感 じている。

⑥ 英語教育に携わる小学校教員は,英語教育に対 して,プラスのイメージを強 く感 じているOマイナスのイ メージは 強 くないが,準備の大変 さか ら 「多忙 さ」も比較的強 く認識 しているようである。

Ⅰ.は じ め に

小学校英語教育の導入は,国レベルでは,平成14年に

「総合的な学習の時間」が実施 され,学習指導要領に 「国 際理解に関する学習の一環 としての外国語会話等」 と明 示 された ことに端 を発 し,平成18年3月に小学校英語の 必修化の提言がなされ るに至った。

岡山県では,倉敷市が平成16年に英語教育推進特区と しての認定を受け,岡山市は平成17年にパーシャル ・イ マージ ョン教育を導入 し,小学校英語活動を推進 してき ている。

中国短期大学では,英語 コミュニケーシ ョン学科 (以 下,「本学科」)に児童英語教育コースが新設 されたのを

機 に,平成17年度に小学校の教員を対象 とした 「中国学 園小学校英語活動支援講座」 (文部科学省小学校英語活 動地域サポー ト事業) (以下 「支援講座」)を実施 した。

支援講座の内容および受講生の評価については,『中国 学園紀要 第5号』に掲載の

「 (

1)講座実施報 告」,お よび

,「 (

2)受講生アンケー ト報告で詳 しく紹介 され ている。今後 も本学科では,小学校教員に対す る英語教 育支援活動を継続する予定である。

しか しなが ら,支援の内容を検討するためには, レッ スンプラン作 りを含め,現場で小学校英語教育 に携わっ ている教員が,小学校英語活動についてどのよ うな意識 を持っているのかを探 る必要性がある。

そこで,支援講座の受講者 を対象に,小学校英語教育

(2)

に関す る様 々な角度 か らのア ンケー ト調査 を併せ て実施 す るこ とに した。 以下はその概 要 と調査結果 を報告 した

ものであ る。

Ⅱ. アンケー ト調査の概要

1.調査 の 目的

本調 査 の 目的 は,次の通 りである。

① 小学校英語活動 に携 わ る小学校教員 が,授業 中の観 察 を通 して,児童 が どの よ うな英語活動 を楽 しんで い るか を把握す る。

② 小学校英語活動 に携 わ る小学校教員 が, どの よ うな 指導項 目に難 しさを感 じてい るかを明確 にす る。

③ 小学校英語活動 に携 わ る小学校教員 が,英語活動 に 対 して どの よ うなイ メー ジを持 ってい るのか を明 ら か にす る。

2.調査の概 要

前掲 の 目的 のために,次の よ うなア ンケー ト調査 を実 施 した。

① 調 査期 間 :2006年2月18日〜2006年2月末

② 調査方法 :無記名 ア ンケー ト

③ 調査対象 :平成17年度 中国学園小学校英語活動支援 講座 の受講者77名

④ 回 答 数 :60名 (回収率77.9%)

回答数 の うち,無回答項 目を含むすべて を今 回の有効 回答 と した。

Ⅲ. 回答者の属性 ・英語教育の状況

1.教職歴 と小学校英語教育歴

回答者 の教職歴 と小学校 英語教育歴 の関連 は表3.1の 通 りで ある。 その結果 か ら,回答者 は20年 以上の教職歴 を持っ ものが多いが,全体 として これ までに概ね2年 間 か ら4年 間,英語活動 を実践 してきてい るこ とが分か る。

また,学年別担 当経験者 については,表3.2の よ うになっ た。 その結果 を見 る と,今 回の回答者 に担 当学年 では大 きな差異 はなかった。

表3.1 教職歴と小学校英語教育歴の関連 教 職 歴

l■▲ 滑 T E = 回 L^ O tI.

令 ‑A 竿

20常EJh

t6・20* 7238343030

00

0 1

221200

142

0 1 1 0

00

0

0 1

21

0

307

1

1 1

1

1 0 0

05

01

0 0 0 0 0

01

鰯捕縛搾捕縛舶胤計1

.1.

日歴

987128772

表3.2 学年別担当経験者述べ人数

学年 1 2 3 4 5 6

人数 25 20 28 28 18 20

表3.3 小学校英語教育開始年

平成 5‑13年 14年 15年 16年 17年 無回答

人数 16 9 13 6 8 8

2.

英語教育の状況

まず ,回答者 の小学校英語教育の開始年 について尋ね た。その結果 が,表3.3に示す通 りであ る。これ を見 る と,

岡山では平成

1 4

年度 の総合 的な学習 の時間が導入 され る 以前 よ り教 師 に よって意欲 的に取 り組 まれ ていた こ とが 分 か る。 この こ とは,教師 自身 が英語教育の重要性 を示 唆 してい る と考 え られ る。

ま た, 平 成

1 4

年 度

〜 1 7

年 度 の英 語 教 育 につ い て は, クラスあた りの児童数 ,指導教員形態,教科書,カ リキュ ラム形態 な どは表3.4の通 りであった。

(3)

63 小学校英語教育 に対す る指導者 の意識調査

表3.4 平成14年度以降の小学校英語活動について 平成 14年 15年 16年 17年 クラスあたりの児童数 1̲10人 1 0 1 1

ll‑20^ 2 3 8 5 21‑30人 8 9 13 18 31‑40人 9 14 15 21 無回答 40 29 23 15 指導教員形態 単独 7 5

複数 9 18 両方 3 6 無回答 41 31

5 7 24 28

7 9 24 16

有り 0 0 1 1

無し 21 31 36 44 無回答 39 29 23 15 カリキュラム形態 教科 0

0

0 3

英語活動 22 32 38 42 無回答 38 28 22 15

この結果 よ り,平成14年〜 17年 の英語教 育 は次 の よ うな状況であった と言 える。

① クラスサイズは,21人〜 30人,31人〜 40人 が多かっ た。

② 複数教員 による指導が多かった。

③ 教科書 は殆 ど使用 しなかった。

④ 英語教育に携わった回答者 は平成14年以降,年 々増 加 した。

⑤ 平成17年度 に初 めて数校 で教科 としての英語教育が 始まったが,殆 どのケースは英語活動 としてであっ た。

3.

海外体験

回答者 の海外旅行 の回数,海外滞在 日数 は,表3.5の 通 りであった。無回答が多いなが らも,半数以上 は海外

‑の渡航経験 を持 ってい ることが分か る。

表3.5 海外体験について 海外艶抗回数

to.

7・9

4・6

)・3

強固哨

海外滞在総日数 無回答

1‑10日 0

0

10

11120日 0 6

10て」 000 22109

0

00

21‑30日 0 3 4 0 0 7 3140日 0 3 1 1 1 6 40日以上

0

1 1 1 3 6

計 21 23 10 2 4

4.英語関連検定の状況

実用英語検 定,TOEICに関 して尋 ねた ところ,それぞ れ37名,50名 と無回答が非常 に多かった。回答 に協力が 得 られ た中では,実用英検 の準1級合格 (1名 ),2級 合格 (12名),TOEICの800点以上 (1名),700点以上 (2 名)が含 まれていた。

Ⅳ. アンケー ト結果

1.児童が楽 しむ英語活動 につ いて

まず,小学校英語活動で扱 われ得 る と考 え られ る内容 として31項 目を設定 し,指導 した ことがあるか否 かにつ いて尋ねた。 同時に,それぞれの項 目について,児童 が どの程度楽 しんでい る と感 じるか, 「大変楽 しんでい る」

(6) か ら 「全 く楽 しんでい ない」 (1) までの6段 階で 尋ね,各項 目の回答者 の平均値 を求 めた。その結果 が表 4.1である。

その結果 ,前者 の調査 については, 「数,色

を教 え た回答者 が最 も多 く

,

「動物,あい さっ」が次いで多かっ た。 これ らを含 む比較的上位 の項 目は,比較的平易で児 童 に理解 されやす く,身近な内容 を含 んでい る。 英語活 動の導入 として広 く指導 され てい るので,殆 どの教員 が 指導 した経験 を持 ってい るもの と思われ る。逆に,比較 的下位 の項 目は,導入か ら更に進 んだ過程 で指導 され る ことが多いため,指導経験者 が少 な くなってい る もの と 推察できる。 また,指導項 目として,様 々な単語 の指導 が可能であった り,定型文 として文 を導入す るこ とが可 能であった りす るため,応用が必要 な指導項 目が 下位 に 来ていることがわか る。

(4)

表4.1 指導経験と児童観察における楽 しさについて

指導項目経験 児童観察における楽しさ

人数 順位 項目 平均 順位

続 いて,教員 自身 が実践 した指導項 目において,観 察 を通 して児童 が楽 しいか ど うか については

,

動作上

本」, 「動物

といった体 を動 かす よ うな体験型 の活動 が 上位 に来てい る とい える。 しか し,最 も低 い項 目である

「日課」で も3.5であ り,全体 として児童 が英語活動 を楽 しんでい る様子が窺 える。

この指導項 目と児童観 察 にお ける楽 しさの順位 を比較 す る と,次の3点が読み取れ る。

① 「指導項 目経験」 の上位12位 までの項 目は,8位 の

「曜 日」 と12位 の 「年令」 を除いて, 「児童観察 にお ける楽 しさ」の上位12位 までに含 まれ る。

22 18 買物の会話 22 18 趣 味 22 18 世界の国 21 21

19 22 18 23 18 23 18 23 16 26 16 26 16 26 15 29 13 30 13 30

学校の科目 4.4 職 業 4.3 学校案内 4.3 食事の会話 4.0 誕 生 日 3.9 イベント行事 4.4 衣 服 3.9 私の町案内 3.8 学習発表 4.3 電話の会話 4.2 日 課 3.5

14 17 18 24 27 13 26 30 20 21 31

※ 指導項 目経験数の順位による。

※ 各順位12位以内に網かけ(筆者の任意)

この こ とか ら推測 され るのは,多 くの教員 が指導 を経 験 してい る項 目,す なわち英語活動 の比較的初期 に導入 され る項 目を,児童 は楽 しんでい るので ある。 この背景 として, これ らの比較的初期 の項 目は,指導法が ある程 度確 立 してお り,教員 が余裕 を持 って指導 に当たれ るこ とが考 え られ る。教科書 を用いないので,指導法の確 立 が,児童 を楽 しませ る上 で, よ り重要性 を持 ってい るの であろ う。

逆 に,経験者 の少 ない項 目は,まだ指導法が確 立 して い る とは言 えず,教員 の側 に よ り準備や教材探 しの大 き な負担がかか ってい るのではないか と考 え られ る。また, これ らの項 目は内容 的 に も難度 が増 し,児童 は 「楽 しむ」

だけでな く 「考 える」 こ とが求 め られ るので あろ う。

② 「指導項 目経験」で18位 の 「買い物 の会話」

,

趣 味」,

「世界 の国

は, 「児童観 察 にお ける楽 しさ」では

6

位 ,8位,10位 と上位3分 の1に入 ってい る。

「買い物も 「趣 味

も,児童 には身近 な話題 で あ る と思 われ る。従 って, この こ とか ら,かな り活動 が進 ん だ後 に指導 され る と思われ る難度 の高い項 目で も,児童 自身 に関心のある項 目であれ ば,児童 は楽 しめるこ とが 推測 され る。

③ 「電 話 の会話

学習発表」 は,指導 を経験 した教員 は最少 レベル で あ るが,楽 しみ の度合 いは4.0以上 で,教員 の 目には児童 が楽 しんでい るよ うに見 える。

(5)

65 小学校英語教育 に対す る指導者の意識調査

「学習発表」は,準備 や指導方法 の面で,教員 の指導 技術 が問われ る項 目であるため,経験 してい る教員が少 ないのであろ うが,児童 に とっては,発表す る楽 しさを 味わえることか ら,高 くなってい るのであろ う。また,「電 話の会話」は声に依存す るコミュニケーシ ョンスタイル なので,英語表現の難度が比較的高い と思われ る。それ で も比較的楽 しんでい る様子 なのは, 「電話」 自体が持 つゲーム的な楽 しさに由来す るのであろ う。 これ らの こ

とか ら,児童 は少 し難度の高い英語活動 で も, 自ら発表 し,参加 できる項 目を楽 しむ,とい うことが推測で きる。

また, 「児童観察 にお ける楽 しさ」 の項 目全体 の平均 値 は4.4であ り,全項 目が6段階の中間値 である3.5以上 となってい る。つま り,今 回取 り上げた英語活動 につい てはすべての項 目において,教員 の視点か らは児童 が楽 しんでいるよ うに感 じていることを意味 してい る。児童 が英語活動 を楽 しんでい る と教員 自身 が感 じるこ とは, 英語 に対す る意欲や 関心 を高 め る上で は重要で あ るが, よ り言語感覚な どといった深 い側面まで触れ られ ない こ とが分かる。ただ楽 しいだけの活動 になっていないかを 今後調査す る必要はあろ う。

2.

英語教育で難 しさを感 じる項 目につ いて

英語教育に携わる上で必要 と思われ ることが ら12項 目 を設定 し,それぞれについて, 「非常に難 しい」 (1)か ら 「全 く難 しくない」 (6) の 6段 階評価 を求 めた。 そ して,回答者 の平均値 と標準偏差,そ して各項 目間の相 関係数 を

S P S S

12.0を用いて算 出 した ところ,表4.2の よ

うな結果 となった。

まず は平均値か ら考察 した。す ると,6段階の中間値 である3.5以下の ものが,12個 中10個 を締 めてお り,全 項 目の平均値 は2.9で あった。 この よ うな こ とか ら,回 答者 は3.5以上の2項 目を含 めて も,全般的 に12の ことが らを 「難 しい」 と感 じてい る と思 われ る。 特 に, 「英語 力の強化が最 も難 しい と感 じてい る。 これ は時間的な 制約が大きな原因であろ う。次に来 る 「発音指導」 につ いては,調音法や調音点な どの知識不足 も関連 してい る のであろ うが, 自分 自身の発音 に 自信 が持てない ことに よ り困難 さを感 じてい るのではないだ ろ うか。続 いて,

「良い教材 の発見」や 「レッスンプランの立案」な ど 「指 導計画」 も難 しく感 じられ てお り,困難 さが 5番 目以下

の 「英語での発 問」了フオニ ックス指導」,「アル ファベ ッ ト」,「クラスルーム・イ ング リッシュ」も教員 の 「英語力

が求 め られ る。 これ らはすべて, よ り一層 の 「英語力の 強化」の必要性 とその難 しさが強 く感 じられ てい ること か ら分か る。

一方 で,平均値 は低 かった ものの, 「大 きな声 を出 さ せ る」, 「歌 ・チ ャンツの指導」, 「体操指導」 は,小学校 教員 に とっては他 の教科や活動で も求 め られ る項 目であ

り,比較的容易な方であることがわか る。

次 に,各項 目間の相 関係数 か ら考察 した。 ほ とん どの 項 目間 に相 関が見 られ た。 「英語力 の強化

は11項 目と の相 関が見 られ るが,特 に 「発音指導」, 「英語 の発 問」,

「フオニ ックス指導」 との相 関が強 く,前項 で述 べ た こ とが相 関か らも確認 され た。

また,最 も強い相 関が見 られ たのは

レッス ンプ ラン」

と 「良い教材 の発 見

であった。 いずれ も難 しさも多 く 感 じてい るよ うであった。

上記の ことか ら,小学校 の英語教育 に携 わ る教員 には, 次の分野 を強化 したい とい うニーズが非常に高 く意識 さ れてい るもの と考 え られ る。

① 発音, フオニ ックス,発 間英会話 な どの英 語力強化

② レッス ンプランや教材 開発 ・開拓

3.

英語教育 に対するイメージについて

現在担 当 してい る英語教育 に対す るイ メー ジ として20 の形容詞 を設定 し,それ ぞれ について該 当す る レベル を

「全 く該 当 しない」 (1)か ら 「非 常 に該 当す る」 (6) まで の6段 階で選 んで も らった。 この調 査 につ い て は, 因子分析 を施すため,全 てのイ メー ジに対 して記入 され ていた47名 が調査の対象 となってい る。 その結 果 ,各イ メージの平均値 と標準偏差,及び,因子分析 の結果 が表 4.3である。

ここで も,まず平均値 か ら考察す る。好意的 なイ メー ジを表す言葉の平均値 が大変高 く,上位 を占めてい るこ とか ら,回答者が全般 的に担 当中の英語教育 を前 向きに 携 わってい ることが理解 できる。支援講座 にお い て受講 生が皆,明 るく楽 しそ うに活動 に参加 していた様 子 か ら も,その ことが窺 えた。指導す る側 が楽 しんでい ること が,児童達 を楽 しく英語活動 に参加 させ る要因 に なって い ることは想像 に難 くない。

(6)

表4.2 英語教育 における難 しさについて

M SD

ヾl

ロ軒I8 .I)tLLi 「1]>t

廿 ー! b)

4 4 4

ry r1 (ー 「1 「ー 「1 (I ll ( 1 1 rJ (∫

rY Y Y r rY rY rY Y Y

英語の発音を指導すること1.00 58 2.l l.3

英語の歌.チャンツを指導すること 隼※LOO 57 3.5 1.3

歌に合わせた体操を指導すること.31 52 3.8 1.4

英語で発問すること 頼れ28* .30 1,00 57 2.7 1.5 フオニックスを指導すること .20 .30 湖無酷1.00 49 2.$ 1.4 クラスルームイ ングリッシュを指導すること .30 .30 職 華勲.36* 1.00 56 3.2 1.4 アルファベットの読み方を指導すること.14 .20 .33* .29 .28 47 3.2 1.5 アルファベットの書き方を指導すること.01 .29* 湖無難.12 ,19 .25 滴鞭机.00 45 3.4 1,8 大きな声を出させること.17 .20 .20 .16 .29* .22 .35* .30* 1.00 56 3.4 1.5 良い教材を見つけること.23 .20 .20 闇簸 56 2.3 1.2

レッスンプランをたてること

自分の英語力を強化すること .20 .30 藩 5856 2.2.7l 1l..23

**相関係数は 1%水準で有意 (両側)0(網かけは筆者の任意)

*相関係数は5%水準で有意 (両側)。

表4.3 英語教育 における難 しさについて 因子2 因子3 因子4子 5 因子6 忙感 快感 待感 疲労感 安感 時間が速く過ぎ

しし 好き7: おもしろし 待ち遠しし 分かりやすV

0.07 0.01 005 0.09 0.05

0.12 0. 1 6 0.01 0.09 0.22

0.05 0.09 0.01 0.09 0.26 0.08 0.08 0.07 0.21 0.38 10.28 0.19 0.12 0.28 0.07

0.23 0.46 0.01 0.01 0.26 大変だ厳しい難しい忙しい

つまらない居心地悪い 退屈だ

希望がもてるもっとやりたいやりがいがある 面倒だ疲れる

放棄したい 暖かい

0 0 .210937 00.

0.0

42tJつJ0O400000

151403100.0lO0.l

13.0809020.lO0.0l o‑〝o。。o。60。。O;

o‑2o。80。〝

1325020.lO0

o。2013 o‑〝o

因子抽出法:最尤法回転法:Kaiserの正規化を伴うプロマックス法a7回の反復で回転が収束

(7)

6 7

小学校英語教育に対す る指導者の意識調査

しか し,注 目すべ きは, 「忙 しい」とい うイ メー ジの 順位 が高い こ とで あ る。 また, 「難 しい」や 「大変 だ」

も平均値 が3.0を上回 ってい る。 これ には,次 の背景が 考え られ る。

① 全般 的に,小学校教員 の仕事が過密 にな り,英語教 育 も負担増 になってい る。

② 英語教育 をす るにあた り,準備や教員 の英語力の強 化 のために多 くの時間 とエネル ギーが費や されてい

る。

後者 は,前項で既述 された ことと一致す るものである。

前向きに英語教育に取 り組 んでい る小学校教員 の負担 を 軽減す るためにも,指導スキルや教材 , レッス ンプラン 立案 の支援が求め られてい ることが痛感 され る。

また,因子分析 の結果 か ら,現在 の小学校教員 が英語 教 育 に対す るイ メー ジ として6種類 の傾 向が 明 らか と

なった。 まずは,満足感 を持 ってい る教員 である。 自身 の英語活動 を児童 と楽 しみなが ら実践 してお り,英語教 育に対 して前向きに取 り組 んでい る。2つ 目が,多忙感 を感 じてい る教員 で ある。 これ は前述 内容 と一致す る。

3

つ 目は,不快感 である。そ ういった教員 には,小学校 にお ける英語教育の意義や 目的な どを深 く理解す るこ と が求 め られ る。4つ 目が,期待感 である。英語教育に対 す る積極的な態度 が強い ことはわか るが, こち らでは,

1つ 目の満足感 とは異な り,必要性 は感 じているものの, その実践 に対す る取 り組みまでは見 えて こない。 5つ 目 は,疲 労感 である。実践面での疲 労 を感 じてい るのは, 前項の調査での困難 さを解決 してい くことが今後 の課題

として挙 げ られ る。最後の6つめは,不安感 である。 自 身の心にまだ必要性 はあ りなが らも,不安 を感 じてい る 場合である。 この分析結果か ら得 られ た因子 を図式化す ると図4の よ うにできるのではないだ ろ うか。小学校英 語教育‑の理念 に対す るプラス とマイナスイ メー ジがそ れぞれ あ り,実践面において も同様 である。 また,両方 を持 ち合 わせていて,不安 を抱 えてい る教員 もい ること がわか る。

理念 実践

図4 因子関係 図

V. お わ り に

近年 にな り小学校英語教育が広 く実践 されてい くよ う になった中で,現在 の教員や児童 の実態 を把握 す ること の重要性 を今 回の調査 を通 して改 めて実感 した。特 に, 活動本や

D V D,C D

な どが多 く出版 され て きてお り,小学 校教員 も多 くの教材 ・教具 が容易 に手 に入 るよ うになっ て きた。 しか しなが ら,児童 の実態や適性 ・ニー ズ を把 握 しているであろ うか。十分 な指導方法で英語 教育が行 われ ているのかについて調査す る必要 もある。今後, さ らに教員 自身 の研修 の充 実化 と児 童 の実態把 握 の両者 欠 けることな く調査 ・研 究がな され るこ とが今後 重要 と なって くるであろ う

参 考 文 献

1

)松畑 照一 , 中野宏 ,名合 智子 ,橋 内幸子 , 垣 見益 子 ,佐 生武彦 ,佐藤 大介 :

「中国学 園小 学 校 英語 活 動 支援 講座 」 (文 部 科 学省 小 学校 英 語 活 動 地 域 サポー ト事業)報告 (1)講座 実施報告『中国 学園紀 要』第

5

( 2 0 0 6 )

2)松畑照一他 :

「中国学園小学校英語活動支援 講座」

(文部科学省小学校英語活動地域サポー ト事 業)戟 告 (2)受講生ア ンケー ト報告」『中国学園紀要 』第 5 号

( 2 0 0 6 )

3)岡秀夫,金森強編 :『小学校英語教育の進 め方 』,成 美堂

( 2 0 0 7 )

4)大津 由紀雄編 :「小学校 での英語教育は必要 か」,磨

(8)

鷹義塾大学出版会 (2004)

5)松川穏子 :「明 日の小学校英語教育 を拓 く」,アプ リ コッ ト(2004)

6

) 吉 田研 昨 :「新 しい 英 語 教 育 ‑ の チ ャ レン ジ ー 小 学 校 か ら英 語 を教 え るた め に ‑」, くもん 出版

(2003)

7)特定非営利活動法人 小学校英語指導者認定協議会 編 :「ど うなる小学校英語」,アル ク (2004)

表 4. 1 指導経験と児童観察における楽 しさについて 指導項目経験 児童観察における楽しさ 人数 順位 項目 平均 順位 続 いて,教員 自身 が実践 した指導項 目において,観 察を通 して児童 が楽 しいか ど うか については,「動作上「 絵本」, 「動物」といった体 を動 かす よ うな体験型 の活動 が 上位 に来てい る とい える。 しか し,最 も低 い項 目である 「日課」で も3.5 であ り,全体 として児童 が英語活動 を楽 しんでい る様子が窺 える。 この指導項 目と児童観
表 4. 2 英語教育 における難 しさについて \ 七 〝 M SDヾl蓋榊蓋Iロ軒8 .I)tLLi童襲「1]>謡t蚕蓋墓皿耕弊廿ー!てb)ヰヰヰ444ヰヰ庫耳バヰかかぴかぴかかぴかぴかかryr1(ー「1「ー「1(Ill( 1「1rJ(∫ 「 ナ 「 ナ r Y 「 Y 「 ナ 「 Y 「r rY rY r Y 「 Y 「 Y 英語の発音を指導すること1

参照

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