【解説】 画像や映像を見なくても、文字情報があれば音声読み上げソフトで読み上げたり、点 字に変換することができます。音声を聞かなくても、文字情報があれば読むことができ ます。また、文字(テキスト)であれば、読みやすい大きさや色に変えることもできま す。音声読み上げソフト利用者や音声を聞くことができない利用者、音の出せない環境 や騒音の激しい環境で閲覧する利用者等、様々な利用者に情報が伝えられるようにしま しょう。 ただし、装飾のための画像等は代替手段となる文字情報を用意する必要はなく、逆に 音声読み上げソフト等で読み上げたりしないようにしましょう。また、生中継の音声や 映像、芸術作品等はすべての内容や芸術性を文字情報で提供することは困難なので、提 供されている情報が何であるか伝わるようにしましょう。 【対応方法・実装例】 ●意味のある画像は、音声読み上げソフトでも内容を読み上げられるようにしましょう。 ≫良い例:代替テキスト(音声読み上げソフトで 読み上げる文字)入力 ※代替テキスト「新潟県」 悪い例:代替テキスト未入力 ※音声読み上げソフトで、画像のファイル名 (***.gif、***.jpg)を読み上げる。 ●音声を聞かなくても、文字で情報が伝わるようにしましょう。 ≫良い例:クリックすると、音声と文字で情報を 提供 新潟県の花は何でしょう? 正解 悪い例:クリックすると、音声のみで情報を 提供 新潟県の花は何でしょう? ○参考・関連項目 : 作成基準Ⅰ 2公平で安全な情報提供(1) 作成基準Ⅱ 1情報の提供(2) 作成基準Ⅲ 7文字(テキスト)(1) 8リンク(1) 9画像(1)(2)(4)(5)(6)(7) 15音声・映像(1)(2)(3)
A
雪割草 雪椿 チューリップ ピンポン ピンポン 雪割草 雪椿 チューリップ ピンポン ピンポン慮する。
【JIS 7.1.1.1/JIS 7.1.2.1/JIS 7.1.3.3/JIS 7.1.4.1】 【解説】 色や形、大きさ、位置、方向、音等のみで情報を提供すると、音声読み上げソフト利 用者や色覚に差異のある利用者、グレースケール(白から黒までの明暗)で表示させて いる利用者、ミュート(消音)設定での利用者、スタイルシート(文字の大きさや色、 行間の幅、画像の配置等の見栄えに関する情報をまとめたファイル)による表示を無効 にしている利用者等に、情報が伝わりにくかったり、伝わらない場合があります。近年 は、利用者の環境もパソコンだけでなくスマートフォン等様々です。ウィンドウ幅の違 いによっても、位置や方向が意図したものとは違って表示されることもあります。 なお、色や形等を利用して情報を提供すると、子どもや高齢の方等もわかりやすいも のになるので、文字(テキスト)による情報と併用し、音声読み上げソフト等でも読み 上げたりできるようにしましょう。 【対応方法・実装例】 ●スタイルシートで位置を設定している場合もあるので、位置だけでなく文字と併用し ましょう。 ≫良い例:位置と文字で提供 悪い例:位置のみで提供 ※スタイルシートを無効にした時の表示例 (表示位置が変わる) ○参考・関連項目 : 作成基準Ⅰ 2公平で安全な情報提供(1) 作成基準Ⅲ 7文字(テキスト)(1) 9画像(1)(4)(6)(7) 10色彩と配色(1) 15音声・映像(1)(2)(3)
A
おいしいフルーツ情報 右のフルーツ一覧のリンク をクリックしてください。 フルーツ一覧 いちご りんご みかん おいしいフルーツ情報 右のリンクをクリックして ください。 フルーツ一覧 いちご りんご みかん おいしいフルーツ情報 右のリンクをクリックしてください。 フルーツ一覧 ・いちご ・りんご ・みかん【解説】 入力装置はマウスだけでなく、キーボード等いろいろな種類があります。特定の入力 装置にのみしか使えないと他の入力装置の利用者が利用できなくなることがあります。 音声読み上げソフト利用者は、マウスではなくキーボードを使用しています。マウス ポインタの位置を目で追うことが難しかったり、手が震える等の症状があるためキーボ ードの方が使いやすい利用者もいます。 また、マウスの操作が困難な場合やマウスポインタを見失った場合でも、キーボード であれば操作可能になる場合があります。 マウスを使わなくても、キーボードだけでページ内を移動したり、リンクを選択した り、送信ボタンを操作できるようにしましょう。 【対応方法・実装例】 ●タブキー等で移動・選択できるようにしましょう。 ≫良い例:タブキーで移動 名前(必須入力) ふりがな(ひらがな) 名前(必須入力) ふりがな(ひらがな) ※タブキーで進む。(シフトキー+タブキーで戻る。) ●マウスでクリックする方法でも、キーボードのタブキー等で選択してからエンターキ ーを押す方法でも操作できるようにしましょう。 ≫良い例:キーボードで操作可能 リンク先1 リンク先2 リンク先3 ※タブキーで移動 リンク先1 リンク先2 リンク先3 ※エンターキーを押してリンク先を開く。 ○参考・関連項目 : 作成基準Ⅰ 2公平で安全な情報提供(5) 作成基準Ⅱ 6デザイン(3) 作成基準Ⅲ 3ページレイアウト(5) 12フォーム(3)
A
AAA
【JIS 7.2.2.1】 【JIS 7.2.2.3/JIS 7.2.2.4】 【解説】 文章を読んだり、入力欄に入力するために必要な時間は利用者によって異なります。 音声読み上げソフトや画面拡大ソフト等の利用者だけではなく、時間をかけてじっくり 文章を読んだり、時間をかけて入力欄に入力する内容を考えたい利用者もいるので、時 間制限をしたり、自動更新したりしないようにしましょう。 必要やむを得ず時間制限をする場合は、時間切れにならないように十分な時間を用意 しましょう。十分な時間を用意できない場合でも、利用者が利用する前に制限時間を解 除したり変更できるようにするか、時間切れになる前に警告して簡単な操作で延長でき るようにしましょう。ただし、入力欄に入力したり、選択して送信するフォームは、利 用者が制限時間を解除・変更・延長したりしなくても済むように、時間制限をしないか、 操作に十分な時間を用意しましょう。映像等も同様に一時停止したり、繰り返し見たり 聞いたりすることができるようにしましょう。 ただし、アドレス変更のため自動的に移転先に転送する場合は、利用者が混乱しない ように瞬時に転送するようにしましょう。 【対応方法・実装例】 ●できるだけ、時間制限をしないようにしましょう。必要やむを得ず時間制限をする場 合は、20 時間よりも長くしましょう。 ≫良い例:制限時間が長い ガーデニング講習会のお申込みフォーム 申込期間:9 月 1 日から 9 月 10 日まで 名前 住所 電話番号 ※一日に起きている時間(20 時間)より長い。 悪い例:制限時間が短い 30 分間操作がなかったため、操作を続行 できません。入力途中だった情報につい ては、再度入力をお願いします。 ●制限時間が 20 時間よりも短い場合は、利用者が利用する前に制限時間を解除したり初 期設定時間の 10 倍以上に変更できるようにするか、時間切れになる前に警告して簡単 な操作で制限時間の 10 倍以上に延長できるようにしましょう。 ○参考・関連項目 : 作成基準Ⅱ 6デザイン(1) 作成基準Ⅲ 12フォーム(2)(10)
A
AAA
閉じるホームページにおいて、追加する項目等がある場合は、各所属の新
潟県ホームページ管理者が策定し、公開する。
【解説】 新潟県ホームページが著作権、個人情報の保護、セキュリティ等についてどのような 方針や規定等により作成、公開されているか明らかにして、安心して利用してもらえる ようにしましょう。 新潟県ホームページ管理システムで作成したページの場合、新潟県ホームページの全 体の著作権、個人情報の保護、セキュリティ等の取り扱いについてページ下部にリンク が表示されますが、各所属で作成する各テーマのホームページにおいて追加する項目等 がある場合は別途表示するようにしましょう。 ○参考・関連項目 : 作成基準Ⅰ 2情報の受信(1) 作成基準Ⅳ 3運用・管理(1)【解説】 新潟県が提供する情報を必要とする利用者は、携帯電話やスマートフォンのみで閲覧 する利用者、小学生、英語や中国語等の日本語以外での情報を必要とする外国人等様々 です。特に災害時等は、必要な情報を正しく迅速にわかりやすく伝えられるようにする 必要があります。 必要性の高い情報については、携帯電話版やスマートフォン版、小学生等のためには わかりやすい言葉や絵で説明した子ども向け、外国人のためには英語や中国語版のホー ムページやコーナーを用意しましょう。また、日本語に不慣れな外国人向けに、わかり やすくやさしい日本語を使ったページを用意することも有効です。 ※弘前大学が中心となって、災害時に日本語に不慣れな外国人にも情報が伝わるように「やさしい日 本語」を使いましょうという提案をしている。 「減災のための「やさしい日本語」」ホームページ(弘前大学) http://human.cc.hirosaki-u.ac.jp/kokugo/EJ1a.htm ○参考・関連項目 : 作成基準Ⅱ 9携帯端末(1) 10外国語(1)
【解説】 操作ミスや入力エラーが発生してしまった場合、前のページに戻って再度内容を読ん だり、操作したりしたいことがあります。そのような場合でも、ブラウザ(インターネ ット・エクスプローラ等のホームページを閲覧するためのソフトウェア)の戻るボタン 等で、前に表示した画面に戻れるようにしましょう。 特にフォームの場合は、用意された戻るボタンや修正ボタンではなくブラウザの戻る ボタンで前に表示した画面に戻っても、入力したデータが消去されずにそのまま表示さ れるようにしましょう。また、ログインしてから入力操作を求めている場合でも、再度 ログインを求めることのないようにしましょう。 ○参考・関連項目 : 作成基準Ⅰ 2公平で安全な情報提供(3) 作成基準Ⅲ 12フォーム(8)(9)