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平成11年度

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Academic year: 2021

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監 第 5 7 号 平成29年8月25日 高畠町長 寒河江 信 殿 高畠町監査委員 遠藤 寿志 高畠町監査委員 中川 正昭 平成28年度高畠町一般会計及び特別会計歳入歳出決算並びに 基金運用状況審査意見書の提出について 地方自治法第233条第2項の規定及び同法第241条第5項の規定に基づき 審査に付された、平成28年度高畠町一般会計及び特別会計歳入歳出決算、証書類 並びにその他政令で定める書類並びに平成28年度基金の運用状況調書について 審査した結果、次のとおり意見書を提出します。

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平成28年度 高畠町一般会計及び特別会計歳入歳出決算並びに基金運用状況審査意見書 第1 審査の対象 (1)歳入歳出決算関係 1.高畠町一般会計歳入歳出決算 2.高畠町下水道事業特別会計歳入歳出決算 3.高畠町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算 4.高畠町特定地域生活排水処理事業特別会計歳入歳出決算 5.高畠町飲料水供給事業特別会計歳入歳出決算 6.高畠町国民健康保険特別会計事業勘定歳入歳出決算 7.高畠町介護保険特別会計事業勘定歳入歳出決算 8.高畠町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算 9.高畠町訪問看護事業特別会計歳入歳出決算 10.高畠財産区特別会計歳入歳出決算 11.二井宿財産区特別会計歳入歳出決算 12.屋代財産区特別会計歳入歳出決算 13.和田財産区特別会計歳入歳出決算 14.歳入歳出決算事項別明細書 15.実質収支に関する調書 16.財産に関する調書 (2)基金の運用状況関係 1.基金の運用状況に関する書類 高畠町土地開発基金 第2 審査の期間 ・歳入歳出決算関係 平成29年7月3日から同年8月25日まで ・基金運用状況関係 平成29年7月3日から同年8月25日まで 第3 審査の手続 平成28年度一般会計及び特別会計の歳入歳出決算の審査にあたっては、歳入歳 出決算書、同事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書について、計 数の正確性、予算執行の適正性に主眼をおき、各種帳簿、その他関係書類の調査照 合等通常実施すべき審査手続を実施するとともに、関係職員から決算内容について の聴取その他必要と認める審査手続を定例監査、例月出納検査の結果を考慮に入れ

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て実施した。 また、基金の運用状況に関する書類については、計数の正確性、運用の適正性に 主眼をおいて審査を実施した。 第4 審査の結果 審査に付された各会計歳入歳出決算書、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に 関する調書及び財産に関する調書について、証拠書類と照合・確認したところ、計 数は正確であり、財務に関する事務及び予算の執行は適正であると認められた。 また、基金の運用状況に関する書類の計数は正確であり、基金の運用状況は適正 であると認められた。 第5 決算の概要 【掲載を省略】 第6 実質収支に関する調書 【掲載を省略】 第7 財産に関する調書 【掲載を省略】 第8 基金運用状況 【掲載を省略】 第9 審査意見 本年度は、4 月に県内屈指の良好な教育環境を整えた「町立高畠中学校」が誕生 し、高畠町の歴史に新たな1ページが刻まれた年でもある。また、第5次高畠町総 合計画後期基本計画の実現に向けて総仕上げの段階に入る重要な時期であり、「た かはた未来創生総合戦略」の具現化に向けた取組みも行われたところである。 そして、伸び続ける社会保障関係経費や本庁舎を含めた公共施設の老朽化対策等 も大きな課題となっている中で、平成 28 年度の施政方針に基づき、町政運営の基 本としての主要施策をはじめ、多くの各種事務事業が展開されて、町民の福祉と生 活環境の向上、産業の振興を図るための事業に積極的に取り組まれ、大いにその成 果が表れたものと認められた。 一般会計では、歳入総額が 112 億 7,377 万円で、前年度に比べ 3 億 6,697 万円 の減少となった。また、歳出では同報系デジタル防災行政無線整備事業、臨時福祉 給付金事業、屋代小学校改修整備事業、産業振興事業などの幅広い事務事業展開に より、歳出総額が 109 億 4,072 万円で、高畠中学校整備事業の進捗等により、前年 度より 2 億 9,752 万円の減少となったところである。 初めに、歳入については、町税、国庫支出金、県支出金、繰入金等が前年度に比 べて増加し、分担金負担金、財産収入、繰越金、諸収入、地方消費税交付金、町債 等が減少している。

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歳入に占める自主財源の割合は、31.1%で、前年度(31.7%)に比べ、0.6%減少 した。これは、主に自主財源である諸収入などと、依存財源である地方消費税交付 金や町債などが共に減少した結果、自主財源の割合が減少したことによるものであ る。 また、歳入における依存財源は、前年度に比べ、地方交付税については 601 万円 の増、国庫支出金 8,313 万円の増、県支出金 1,157 万円の増、町債 2 億 3,284 万 円の減などで、総額では前年度より 1 億 8,585 万円の減となったが、歳入に占める 割合は 68.9%と大きく、本町の財政構造は引き続き厳しい状況にあることに変わ りはない。 自主財源の主となる町税については、総額で 23 億 2,273 万円で、前年度に比べ 6,821 万円 3.0%の増加となった。この中で、増加となった税目は、個人町民税 2,959 万円 3.7%の増、法人町民税 2,456 万円 20.6%の増、固定資産税 884 万円 0.9%増、 軽自動車税 1,183 万円 18.0%の増であり、減少となった税目は、町たばこ税 692 万円 3.9%の減などである。 町税の収納率は、現年課税分が 98.63%で、前年度より 0.14%の増、滞納繰越分 は 9.53%で、前年度に比べ 1.95%低下となり、全体の収納率は 91.60%で、前年 度より 0.48%向上した。 収納対策として、滞納繰越を最小限にするために現年度課税分の収納率向上に力 を入れているほか、困難事案が多い滞納分にも積極的に未納対策を行い、長い滞納 期間を作らせない努力が見られたところである。 次に、歳出については、前年度に比べて増加したのは、民生費、消防費、公債費 となっており、その他については前年度より減少した。 中でも事業費が増加したものとして、消防費の同報系デジタル防災行政無線整備 事業や、民生費の臨時福祉給付金事業、教育費の屋代小学校改修整備事業などが主 なものである。 また、他会計への繰出金として、病院事業会計へ 4 億 6,800 万円、下水道事業会 計へ 4 億 2,439 万円、介護保険事業会計へ 4 億 1,597 万円、国民健康保険事業会 計へ 2 億 736 万円、後期高齢者医療会計へ 8,537 万円等、合計 16 億 9,697 万円と なっている。これは、前年度と比べて 6,740 万円減少しており、支出総額に占める 割合は 15.5%で前年度より 0.2%低くなっている。 さらに、行政事務の共同処理をしている一部事務組合への負担額は、4 億 7,418 万円となっている。 特別会計全体では、歳入が 69 億 5,200 万円で、前年度に比べて 1,896 万円 0.3% 増加し、歳出は 66 億 8,526 万円で、 660 万円 0.1%減少している。 決算審査にあたり特筆すべき事項として、収入未済額が一般会計 2 億 145 万円、 特別会計 2 億 3,084 万円、合計で 4 億 3,229 万円となっているが、前年度と比べ ると 3,083 万円減少し、日頃から収納対策に力を入れていることが伺える。 また不納欠損処分とされたものは、一般会計で 1,536 万円、国民健康保険事業会

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計で 3,442 万円、下水道事業会計で 263 万円、介護保険事業会計で 154 万円等、 総額で 5,445 万円となっている。これは滞納者の死亡や相続放棄、さらには所在不 明などで徴収不能と判断された案件や滞納者の状況を十分把握しながら整理を進 めた結果である。 町債については、一般会計で 28 年度末残高は 130 億 562 万円で、前年度に比べ て 4 億 6,891 万円の増加となり、特別会計の年度末残高は 52 億 9,317 万円で、前 年度より 3 億 9,449 万円減少し、合わせた町債残高は 182 億 9,879 万円となって いる。町債残高は平成 15 年度時の 223 億 824 万円をピークに、平成 24 年度まで着 実に減少してきたものの、高畠中学校整備事業等により増加に転じてきている。 歳出については、人件費 15.3%、扶助費 15.5%、公債費 9.4%の義務的経費と、 他会計への繰出金の支出が 15.5%、一部事務組合への負担金が 4.3%、合わせた固 定的経費が 60.0%を占め、今後ますます増大する少子高齢社会への対応や大型事 業等を考慮した場合、さらに財政の硬直化が懸念される。一方、歳入の多くは地方 交付税、国県支出金、町債等の依存財源が 68.9%を占めており、法令制度等の改 正に大きく左右されやすい財源でもあるため、自主財源の確保に力を入れながら、 中長期財政計画に沿った財政運営を望むものである。 翌年度への事業繰越額は、一般会計で、民生費の経済対策分臨時福祉給付金事業 として 7,638 万円、農林水産業費の産地パワーアップ事業に 5,315 万円など、合わ せて 1 億 5,541 万円となっている。 積立金による基金造成は、目的に沿って計画的に着実に積立て、取崩しが行われ、 結果として 5,701 万円の積立てを行い、28 年度末における基金残高は、18 基金で 合計 23 億 4,879 万円の積立額となったところである。基金は財政調整機能のみな らず、目的達成の手段として機能的に役立てられている。 また、財政分析指標では、近年の職員退職者数の増による人件費の減があるもの の、業務の民間委託による物件費の増や、介護保険特別会計等への繰出金の増など の要因により、財政の弾力性を示す経常収支比率が前年度より 0.3%高くなり、依 然として財政が硬直化している状況にある。また、実質公債費比率は前年度より 0.6%低くなり、高畠中学校整備事業の元金償還が未到来という要因もあるが、財 政計画に基づき、財政の健全化に向けて努力されていた。 結びとして、平成 28 年度も施政方針に基づいて、着実に実効性のある各種事務 事業が展開され、町民の福祉の向上に寄与されたところであるが、人口減少が進行 する中で、年々伸び続ける社会保障関連事業、道路橋梁や公共施設の長寿命化対策 など、今後も財政負担を多く伴う事業が目白押しにあり、高畠町5ヶ年経営計画や 高畠町財政計画等に沿って、町の財政力に応じた事業に取り組んでほしいところで ある。そして、施策事業の成果と検証を忘れることなく、適切な町民サービスがで きるよう更なる努力を期待するものである。

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