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Guidebook of Study Abroad for Osaka University Students

「海外留学ガイドブック」

阪大生のための

(2)

OSAKA UNIVERSITY

Academic Exchange Ag

■大阪大学・学生交流協定大学(大学間)一覧

(2007年4月現在) ベルギー王国 *ルーヴァンカトリック大学[3(5)] 連合王国 *ノッティンガム大学[1(5)] フランス共和国 *ストラスブール大学連合 プログラム8[2(2)]・一般[3(3)] ○ルイ・パスツール大学 ○マルク・ブロック大学 ○ロベール・シューマン大学 *グルノーブル大学連合[1(1)] ○ジョゼフ・フーリエ大学 ○ピエール・マンデス・フランス大学 ○スタンダール大学 ○グルノーブル理工科大学 *ピエール・マリー・キュリー大学[3(3)] ドイツ連邦共和国 *ミュンヘンルートゥヴィヒ・マクシミリアン大学[2(5)] *ミュンヘン工科大学[5(5)] *アーヘン工科大学[5(5)] オーストラリア連邦 *オーストラリア国立大学[1(10)] *モナシュ大学[5(10)] オランダ王国 *デルフト工科大学[5(5)] *グローニンゲン大学[5(5)] スウェーデン王国 *スウェーデン王立工科大学[3(3)] モンゴル国 *モンゴル国立大学[2(2)] フィンランド共和国 *オーボアカデミー大学[5(5)] タイ王国 *チュラロンコン大学[5(5)] *マヒドン大学[5(5)] *カセサート大学[平成19年度より開始(5)] *モンクット王トンブリ工科大学 [平成19年度より開始(5)] *タマサート大学[平成19年度より開始(5)] スイス連邦 *スイス連邦工科大学 ローザンヌ校[5(5)]

(3)

reements

ベトナム社会主義共和国 *ベトナム国立大学ハノイ校[5(5)] フィリピン共和国 *デ・ラ・サール大学[平成19年度より開始(5)] 台湾 *国立成功大学[平成19年度より開始(5)] 中華人民共和国 *西安交通大学[3(5)] *上海交通大学[5(5)] *武漢大学[2(5)] *南京大学[2(2)] カナダ *マックマスター大学[2(5)] *マギル大学[5(10)] *ブリティッシュ・コロンビア大学[3(5)] アメリカ合衆国 *ワシントン大学[2(10)] *テキサスA&M大学[2(5)] *ナザレスカレッジローチェスター校[1(5)] *ウェズリアンカレッジ[2(2)] *カリフォルニア大学[0(10)] 大韓民国 *延世大学校[2(2)] *全南大学校[5(5)] *釜山大学校[10(10)] *ソウル大学校[2(2)] *慶尚大学校[5(5)] *忠南大学校 [平成19年度より開始(5)] *[ ]内は平成18年度の募集人数、( )内は協定による人数枠。

(4)

Guidebook of Study Abro

Osaka University Students

高度情報化社会が進む今日、世界が益々狭く近くなってきています。「世界に伸びる」大阪大 学では、阪大生が日本だけでなく世界を相手に積極的に活躍していく人材となっていくことを 期待し、様々な支援やプログラムを行っています。その一環として、このたび、留学を考えてい る阪大生のために『海外留学ガイドブック』を用意しました。 このガイドブックには、留学の概要、留学の準備、大阪大学交換留学制度を利用した留学、 語学試験等に関する情報、交換留学生や交換留学体験者からの生の声、留学に関する各種 情報などを載せています。 まず「留学チェックチャート」をたどってみてください。留学に関する皆さんの現状を確認し、 その現状に合わせて皆さんがこのガイドブックのどこを見れば良いか、一目でわかるようになっ ています。 この『海外留学ガイドブック』が皆さんの留学についての不安や心配を軽減し、情報収集の 一助となり、具体的な準備に役立ち、そして皆さんの留学が実現した暁には、留学中の手引き となることを切に願っています。 世界はあなたを待っています!

「世界はあなたを待っています」

海外留学ガイドブック

発刊によせて

(5)

目 次

C

O

N

T

E

N

T

S

3. 留学決定から渡航まで………17 (1)協定校への手続き ………17 (2)阪大での手続き………17 (3)渡航の準備 ………18 (4)健康面の準備 ………19 (5)保険 ………19 4. 留学生活 ………20 (1)留学生活スタート ………20 (2)阪大への連絡 ………20 (3)勉学・研究生活………21 (4)日常生活………21 (5)健康管理………22 (6)留学継続が困難になったとき ………22 (7)安全の確保と危機管理 ………22 (8)留学を終えて帰国の準備 ………23 5. 帰国後の生活………24 (1)帰国後の手続き………24 (2)阪大での再出発………24

交換留学生からの情報と体験談

………25 1. 阪大に学ぶ交換留学生からの母校の情報………25 2. 阪大から派遣された交換留学経験者の体験談 …………27

交換留学以外の留学制度・語学研修・インターンシップなど

31 1. 交換留学以外の派遣プログラム………31 2. 留学情報提供・相談窓口 ………33 3. 個人で申し込む語学研修 ………34 4. 海外インターンシップ・海外ボランティアについて…………35 5. 留学関連情報リンク ………36

海外留学に関する資料

………37 1. 学生交流協定大学(大学間)留学情報 ………37 Ⅴ Ⅳ Ⅲ

大阪大学・学生交流協定大学(大学間)一覧

………01

海外留学ガイドブック発刊によせて

………03

留学チェックチャート

………05

海外留学のすすめ

………07 1. 海外留学のすすめ ………07 2. 海外留学の概要 ………07 (1)留学の形態 ………07 (2)留学の手続き ………07 (3)留学先での科目履修と帰国後の単位認定 ………08 (4)留学と将来の進路 ………08 3. 留学の準備 ………09 (1)阪大でできること ………09 (2)留学実現に向けた準備 ………09 4. 語学等の能力試験 ………11 (1)TOEFL ………11 (2)IELTS ………11 (3)英語以外の言語の能力試験………12 (4)その他の留学に関係する試験 ………12

大阪大学交換留学制度を利用しての留学

………13 1. 大阪大学交換留学制度とは ………13 (1)制度のポイント ………13 (2)スケジュール ………13 (3)交換留学対象の奨学金等 ………14 2. 留学が決まるまで ………15 (1)学内選考への応募 ………15 (2)学内選考及び内定通知 ………16 (3)内定通知後の協定校への応募 ………16 Ⅱ Ⅰ

ad for

(6)

Study Abroad Check Ch

START

あなたは

留学したい

ですか?

は い

わからない

いいえ

いつ留学したいですか?

留学は

したくない

何かしたい

語学の勉強は

したい

留学生と

友達になりたい

留学

したくなった

阪大にいながら

色々なことができます

□Ⅰ3.(1)阪大でできること(p-09) □Ⅰ4.語学等の能力試験(p-11) □Ⅲ交換留学生からの  情報と体験談(p-25)

でも、

留学について

まず知ってください

□Ⅰ海外留学のすすめ(p-07) □Ⅲ交換留学生からの情報と  体験談(p-25)

留学について考えているみなさん!

あなたの疑問を解消します。

は い いいえ わからない 質問に対して         で 答えて選んでください。 あなたの答えにたどり着きます。 ▼

(7)

art

「留学チェックチャート」

阪大卒業後

わからない

阪大生時代

阪大に在学して

留学したい

1学期間または

1年間の留学

帰国したら?

修得した単位の認定は?

所属部局での

手続きをしてください。

□Ⅰ2.(3)留学先での科目履修と  帰国後の単位認定(p-08) □Ⅱ5.帰国後の生活(p-24)

大阪大学交換留学制度

があります

□Ⅱ大阪大学交換留学制度を  利用しての留学(p-13)

阪大を休学して

留学したい

夏休み、春休みを

利用して留学

語学研修等の

プログラムがあります

□Ⅳ交換留学以外の留学制度・  語学研修(p-31)

留学の形態について

把握してください

□Ⅰ2. 海外留学の概要(p-07)

自分で行きたい大学を

選び申請します

□Ⅰ2. 海外留学の概要(p-07) □Ⅳ2. 留学情報提供・相談窓口  (p-33)

(8)

■海外留学のすすめ

1. 海外留学のすすめ

2. 海外留学の概要

(1)留学の形態

「学生時代に何かやりたい!」

と考えている学生の皆さん、

留学してみませんか?

留学は、専門分野についての知識を増やすだけでなく、異なる文化的背景を持ち、 異なる言語を話す人々の中で生活することを通して、これまでの自分の考え方や価値 観を再検討し、人間的にも成長する貴重なチャンスとなります。 さあ、あなたも留学を目標にしてみませんか! 留学には、様々な形態があります。本学に在学したままで(修業期間中に)交流協定大学へ 交換留学する場合、休学して留学する場合、また、本学卒業後、海外の大学の正規課程に入 学して学位取得を目指す場合などがあります。どのような形態で留学するかにより、受け入れ 先での身分、修得単位の取り扱いにも違いが生じます。あなたの就職や進学等の将来設計、 大学生活の中での自分に適した留学時期などについてよく考え、あなたの目的にかなった形 態の留学を目指してください。

(2)留学の手続き

本学の交流協定に基づかない留学や海外の大学の正規課程に入学し学位取得を目指す 場合には、休学(あるいは退学、卒業)することになります。その場合の手続きの詳細について は、所属部局(学部、研究科)の教務係等に問い合わせてください。 交流協定に基づく交換留学を行う際の手続き等については、次章「II.大阪大学交換留学制 度を利用しての留学」を参照してください。 留学を考えている学生からの相談は最近かなり増えてきています。留学に対する漠然とした 憧れからの相談もあれば、はっきりとした目的を持ち具体的な計画を持っての相談もあります。 留学するためには、留学先の大学が要求する語学力レベル、留学のための資金も重要な要素 ですが、何よりもはじめに、積極性と強い意志が求められます。「留学を実現させたい!」という 強い気持ちが、まず大切なのです。 本学では、大阪大学短期留学特別プログラム(OUSSEP)の留学生と一緒に英語で講義を 受けて単位を修得できる「国際交流科目」が、毎学期開講されています。留学を考えている人、 語学力アップを考えている人は、ぜひ受講してみてください。 また、留学生センターでは、海外留学を考えている学生を対象に、「海外留学オリエンテーシ ョン」を実施しています。このオリエンテーションは、吹田・豊中の両方のキャンパスで実施され ますので、留学を考えている皆さんはぜひ参加してください。

(9)

海 外 留 学 の す す め

(3)留学先での科目履修と

帰国後の単位認定

本学の交流協定に基づかない留学や海外の大学の正規課程に入学し学位取得を目指す 留学の場合には、原則として、留学先での修得単位を本学の単位として認定することができま せん。 以下に、大まかなチャートを示しておきますので参考にしてください。

(4)留学と将来の進路

留学は、あなたの大学生活と卒業後の進学・就職、ひいては将来の人生設計とも密接に関 係してきます。本学の交換留学制度により留学(概ね半年から1年間程度)するのか、休学して 留学するのか、また学位取得を目指して長期間留学するのか等、留学の形態によって、将来 の進路に向けての影響に違いが生じてきます。 これまで留学した阪大生の中には、学部時代に留学し卒業後就職、あるいは日本で大学院 に進学した人、大学院在学中に留学し研究を深めた人、阪大卒業後海外の大学院で正規課 程に入学した人等々、様々な人がいます。 留学は、あなたの人生の転換点にもなりうるものです。充実した留学生活を送り十分な成果 をあげるためにも、まず、「なぜ留学するのか?」という目的意識をはっきりさせて、しっかりとし た留学計画を立てることが大切です。 *詳細は、各学部の教務担当係及び指導教員等に確認してください。 海外の 大学での 学位取得 本学の 授業料 留学先 大学の 授業料 修業 (在学) 年限算入 単位認定 メリット 在学しての留学 (修業期間中) 大阪大学 交換留学制度 不可 払う 払わない 可 可 (所属部局の 承認必要) 大学(交換留 学担当部署) のバックアップ 休学しての留学 可 払わない 払う 不可 不可 (ただし、所属部 局によって承認 する場合もある) 協定校以外で も自由に留学 先が選べる 卒業後の留学 (大学の関与外) ― ― 払う ― ― 自由に更なる キャリアアップ が望める

(10)

■海外留学のすすめ

3. 留学の準備

(1)阪大でできること

「留学したいけれど、どうしたらいいかわからない。」と思っている人でも、手始めに阪大のな かで留学に近い体験をすることができます。 例えば、「大阪大学短期留学特別プログラム(OUSSEP)」の留学生と一緒に、英語で行わ れる「国際交流科目」を受講してみてください。国際交流科目は毎学期開講されていて、阪大 生は誰でも受講登録し単位を修得することができます(ただし、学部によっては卒業要件単位 とならない場合があります)。 また、あなたのクラスメートのなかには、きっと留学生がいるはずです。彼らに積極的に声を かけコミュニケーションを図ることも、阪大でできる準備の一つです。日本語が流暢な留学生も いますが、大切なことは、英語で話すという行為そのものではなく、自分の意見をきちんと述べ て、相手の意見も聞き、お互いを理解し合う気持ちです。留学生との接触・交流を通して、自分 の留学について考えさせられる点も多いでしょう。 他にも、大学教育実践センターや各学部・研究科で「留学生チューター」になって、留学生 とマンツーマンで交流することもできます。チューター制度は、日本人学生などが留学生の学 習・研究・日本語指導や、日常生活上の世話などをして、特に来日後間もない留学生の環境 適応支援にあたる制度で、謝金も支給されます。 この他にも、あなたが留学生と出会える場として、留学生センターや各部局の留学生相談室 などで、留学生と交流したりボランティア登録をすることもできます。 このように、阪大にいる間でもできることはたくさんありますので、積極的に機会を見つけて留 学実現に役立ててください。

(2)留学実現に向けた準備

留学実現に向けた準備として、具体的に以下のステップがあります。 ①TOEFLで550点(コンピューターベース213点)以上のスコアを取ること 英語圏の大学に留学する場合、条件となるTOEFLの最低スコアがあります。大学により 異なりますが、多くの大学が最低550点(コンピューターベース213点、インターネットベース80 点)を要求しています。留学を目指す人でまだTOEFLを受験したことのない人は、一度早め に受験してみることをお勧めします。詳しくはTOEFLの項目を参照してください。 この他、大学教育実践センター、留学生センター及び大学生協と協力して、毎年数回程度、 学内でTOEFL模擬試験(TOEFL-ITP;ペーパーベース)を実施しています。学生交流推進 課から各部局を通じて案内がありますので、現時点での英語力を知るために力試しに受験 してみてください。この模擬試験のスコアから、留学希望先が要求するスコアまで引き上げ ること、これがあなたがクリアすべき目標となります。 なお、TOEFL模擬試験のスコアは、学内選考も含めて出願のための正式なスコアとして は使えません。実際の出願に際しては、TOEFLの正式な試験(テストセンターによるペーパ ーベース、コンピューターベースあるいはインターネットベースのTOEFL)(詳細はP11参照)を 受験して、そのスコアを提出する必要があります。 さらに、TOEFLの結果が出るまで1ヶ月程度かかりますので、出願締め切りに間に合うよ う計画的に受験するよう心がけてください。

(11)

海 外 留 学 の す す め ②行きたい大学、専攻分野を選ぶ 本学の学生交流協定締結大学への交換留学の場合、授業料不徴収の特典があります。 これは、本学に在学したまま留学し、留学期間中は、本学の授業料を納め、留学先大学の 授業料は免除されるというものです。この制度に基づく留学を希望する人は、各大学が提供 している教育プログラムをホームページなどでよく調べたうえで、希望大学を決めてください。 大阪大学公式HP(http://www.osaka-u.ac.jp)の「大学案内」→「国際交流・留学情報」中、 「交流協定締結大学」をクリックすると大学間協定締結大学のリストが出ますので、詳細を知 りたい大学名をクリックして希望大学のホームページにアクセスします(一部、学生交流協定 を締結していない大学もあります)。あるいは、留学生センターHP (http://www.isc.osaka-u.ac.jp)の「海外留学」→「大阪大学の協定校」からもリンクできます。 ③いつ、どのくらいの期間留学したいか決める 在学期間中の、いつの時点で、どのくらいの期間、留学したいのかを決めましょう。そのう えで、決めた時期に向けて具体的な準備計画を立ててください。 海外留学は、通常約1年前から申請準備を始めます。つまり、それまでに、前述のように、 ①留学に必要な語学力に達していること、②具体的な希望大学が絞られていること、が求め られます。 計画を立てるにあたっては指導教員や家族とよく相談し、留学終了後の大学院入試や就 職活動など将来の見通しについてもしっかり見極めておくことが必要です。留学先で履修し たい科目については、帰国後の単位認定ともかかわりますので、早めに指導教員や所属部局 担当者に相談しておいてください。留学中の滞在費や往復の渡航費などの留学経費につい ても、早くから方策を立てておかないといけません。 ④大阪大学交換留学(派遣)の学内選考に応募する 大阪大学交換留学(派遣)制度を利用して留学する場合、希望する留学開始時期の概ね 1年前に学内選考が実施されます。詳細については、次章を参照してください。

(12)

■海外留学のすすめ

4. 語学等の能力試験

(1)TOEFL

(Test of English as a Foreign Language)

TOEFLとは、主に英語圏の国へ留学を希望する外国人学生が、大学で授業履修ができ るだけの英語力を有しているかどうかを評価する試験です。 現在、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなどの大学2,400校以上が、英語を母国語と しない入学申請者に対してTOEFLスコアの提出を要求しているのに加え、各種政府機関、奨 学金プログラムなどでもこのスコアが利用されています。 また、近年は、日本国内においても、進学や就職活動に際してこのスコアを提出することを 求められる傾向があります。自分の語学力を確かめるうえでも、在学中に一度は受験すること をお勧めします。 TOEFLには、ペーパー形式によるPBT(Paper-Based)、コンピューターを使用したCBT (Computer-Based)、及びインターネット版のTOEFL iBT(Internet-Based)があります。詳 細については、CIEE日本代表部のオフィシャルページを参照してください。なお、TOEFLのパ ンフレットはETSのHPからダウンロードできます。

CIEE(The Council on International Education Exchange)

http://www.cieej.or.jp/

ETS (Education Testing Service)

http://www.toefl.org TOEFLを受験したことがなく不安な人は、まず学内で実施されるTOEFL模擬試験 (TOEFL-ITP)を受験してみてください。これは本学が大学生協と協力して年数回実施してい るもので、学生交流推進課から各部局を通じて募集案内があります。 なお、TOEFL-ITPは、平成15年度から言語文化部の「共通教育・英語」の授業に導入さ れています。さらに、平成16年度からは共通教育・外国語特別科目の一つとして、TOEFLなど の英語検定試験受験準備のための対策講座が、週1回開講されています。(詳しくは、共通教 育のシラバス等をご覧ください)。 このように、阪大生のTOEFL受験対策を支援するプログラムが、本学でも充実してきていま すので、積極的に活用してください。

(2)IELTS

(International English Language Testing System) 英国のブリティッシュカウンシルが中心となって実施しているテストで、イギリス、カナダ、オース トラリア、ニュージーランドなどの大学で、英語力を測る基準として使われています。大学によっ て異なりますが、概ね、文系で6.5、理系で6.0以上のスコアが要求されます。 試験は、大阪地域ではほぼ毎月実施されていますが、直前に受けた試験から3ヶ月以内は 再受験できませんので注意してください。なお、イギリス・カナダ・オーストラリア等の大学であっ ても、IELTSに代えてTOEFLのスコアを受け付ける大学もありますので、TOEFLスコアを既 に持っている人は、念のため問い合わせてみてください。 http://www.britishcouncil.org/jp/japan-exams-ielts.htm

(13)

海 外 留 学 の す す め

(3)英語以外の言語の能力試験

(4)

その他の留学に関係する試験

言語 試験名 照会先HPアドレス

フランス語 DELF, DALF http://www.ifjkansai.or.jp/delfdalf/

ドイツ語 TestDaf http://www.testdaf.de/ ドイツ語技能検定 http://dokken.or.jp/ 中国語 中国語検定試験 http://www.chuken.gr.jp 韓国語 韓国語能力検定試験KLPT http://www.klpt.jp/index.php ロシア語 ロシア語学力検定試験 http://www.t3.rim.or.jp/~tokyorus/kentei.htm 対象者 試験名 照会先HPアドレス 学部入学希望者 SAT (Scholastic Assessment Test) http://www.collegeboard.com/splash http://www.cieej.or.jp/toefl/index.html 学部入学希望者 ACT (American College Testing) http://www.act.org/ http://fulbright.jp/ 大学院進学希望者 GRE (Graduate Record Examinations) http://www.ets.org/portal/site/ets/menuitem http://ac.prometric-jp.com/gre/jp/index.html MBA進学希望者 GMAT (Graduate Management Admission Test) http://www.mba.com/mba http://www.gmac.com/gmac ロースクール 進学希望者 LSAT (Law School Admission Test) http://www.lsac.org/ http://www.fulbright.jp/ メディカルスクール 進学希望者 MCAT (Medical College Admission Test) http://www.aamc.org/students/mcat/start.htm

(14)

■大阪大学交換留学制度を利用しての留学

1. 大阪大学交換留学制度とは

(1)制度のポイント

本学が学生交流協定を締結し授業料不徴収の取り決めを結んでいる海外の大学へ交換留 学する場合は、本学に在学した形での留学となり、本学での授業料を支払えば、留学先大学 での授業料を支払う必要はありません。留学中の在学期間も修業年限に通算されますので、 所定修業年限内での卒業も可能です。また、留学先で修得した単位のうち所属部局で認めら れた単位については、本学の卒業必要修得単位に算入することができます。 交換留学できる大学の概要は、学生交流協定大学(大学間)情報(海外留学に関する資料 1)、及び本学のHPの交流協定大学一覧で調べることができます。 なお、各協定校ごとに留学できる人数は年によって変動があります。毎年、学内選考の募集 時期に合わせて人数をお知らせしますので、注意してください。また、Law School, Business Schoolなど、専門家育成の大学院では交換留学対象となっていないところが多いので、事前に HPなどで確認してください。 また、学部・大学院が独自で締結している協定(部局間協定)による交換留学を希望する場 合は、所属部局の教務係等へ問い合わせてください。

(2)

スケジュール

この制度を利用した留学の場合、留学開始時期の概ね1年前に学内選考があります。選考 の結果、採用を内定した学生については、本学を通じて協定校あて正式の受け入れ申請を行 います。スケジュールの概要は、以下の表を参考にしてください。 ☆第1期…………留学開始2008年1月∼3月末日 ☆☆第2期………留学開始2008年4月∼2009年3月末日 注:2008年1月∼3月末日までに留学開始の予定の場合、第1期に応募すること。 ● 5 ∼ 6 月 頃 | オ リ エ ン テ ー シ ョ ン   募 集 要 項 を 部 局 通 し て 通 知 ● 7 月 下 旬 頃   第 1 期 応 募 書 類 学 生 交 流 推 進 課 締 め 切 り   ☆ ● 10 月 末 日   第 2 期 応 募 書 類 学 生 交 流 推 進 課 締 め 切 り   ☆ ☆ ● 11 月 中 旬 頃 ま で に       学 内 選 考 留学開始期間 大阪大学学生交流助成(派遣)の対象となる留学開始期間 日本学生支援機構奨学金推薦の対象となる留学開始期間 ● 8 月 上 旬 頃 、 第 1 期 学 内 選 考 協 定 校 へ の 正 式 な 応 募 書 類 を 部 局 を                   通 し て 受 け 取 る 願 書 に 記 入 し 、 必 要 書 類 を 準 備 し 、             部 局 を 通 し て 提 出 す る 協 定 校 で の 審 査 協 定 校 か ら の 受 け 入 れ 通 知 留 学 決 定 留学への 具体的な 準備 協定校へ 出発! 平成19年(2007) ●

表1:留学が実現するまでのスケジュール

(平成19年度大阪大学交換留学(派遣)制度を利用する場合) 平成20年(2008) 平成21年(2009) 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 内 定 者 決 定 内 定 者 決 定

(15)

大 阪 大 学 交 換 留 学 制 度 を 利 用 し て の 留 学

(3)交換留学対象の奨学金等

大阪大学交換留学制度により大学間協定校あるいは部局間協定校に留学する場合、学内 選考の選考結果(全体順位)に従い、下記の奨学金等の採用候補者となります。 ①独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)短期留学推進制度(派遣)奨学金 ●金額:月額8万円支給期間:3ヶ月以上12ヶ月以内の留学期間人数:JASSOからの奨学金支給割当数(ただし外国人留学生は対象外) ②大阪大学「学生交流助成(派遣)(ただし①の採用者及び博士後期課程の学生は対象外)」 a)●金額:年間120万円人数:年に3名程度 b)●金額:月額5万円支給期間:大学が認めた派遣期間人数:20名程度 ③大阪大学海外旅行傷害保険料補助制度(予算により変更あり) ●金額:留学期間(大学が認めた派遣期間)に対応する保険料(8万円を上限とする)人数:1年に10名程度(ただし①及び②の採用者は対象外)資格:学部学生 なお、いずれの場合も、他機関から海外留学に関する奨学金・助成金等を受給する者は、 対象外となります。 申請方法ですが、①と②については「交換留学(派遣)申請書」に希望の有無を記入して ください。希望者には、選考後、申請可否、必要書類等について所属部局を通じて連絡し ます。 ③については、別途各部局あて募集要項を送りますので、それに基づいて申請手続きを 行ってください。

(16)

■大阪大学交換留学制度を利用しての留学

2. 留学が決まるまで

(1)学内選考への応募

本学では、「大阪大学交換留学実施要項」及び「大阪大学交換留学(派遣)募集要項」に基 づき、交流協定校への留学希望学生を対象に学内選考を行います。 この募集は各部局を通じて毎年6月頃に行います。応募締め切りは、翌年1月∼3月の留学 開始予定者は7月頃、翌年4月∼翌々年3月までの留学開始予定者は10月頃となっています。 なお、各部局の締め切りは、これより早めとなりますので注意してください。 応募の際に必要な書類は、以下のとおりです。 1. 交換留学(派遣)申請書(本学所定の様式) 1通 2. 成績証明書(大学等の高等教育機関へ入学後の全ての成績証明書) 1通 3. 語学能力を証明する書類 1通 ●英語圏の協定校へ留学を希望する場合 TOEFLスコアの写し(協定校が要求する語学能力) ●非英語圏の協定校へ留学を希望する場合 その母国語の学習・生活に支障のない語学能力を証明する書類又は TOEFLスコアの写し(協定校が要求する語学能力) (注)学内選考出願に際しては、協定校が要求する語学能力を持つことが要件とな っています。 TOEFL受験の際、スコアの送付先として大阪大学のコード(7132)を指定して ください。特にTOEFLについては、多くの大学で設定している最低点をクリ アしていることが重要ですので注意してください。 ただし、このTOEFLの最低点に達しない者であっても、以下の2つの条件を 満たす場合は、出願を認めます。 ①不足点がペーパーベースで10点以内、コンピューターベースで7点以内、インタ ーネットベースで4点以内であること。 ②「第 1 期は本年8月末までに、第 2 期は本年11月末までに、最低点をクリアする 努力を続けていること」を具体的に記述した申し立て書(様式任意)を出願書類 に添付すること。 4. 留学を希望する理由 (様式任意。日本語及び英語によりA4判で各1枚程度) 各1通 5. 協定校での勉学又は研究計画 (様式任意。日本語及び英語によりA4判で各1枚程度) 各1通 6. 学科長(専攻長)又は指導教員の推薦書 1通 (注) 学内選考の結果、交換留学生に内定した場合は、改めて協定校が定める応募 書類を作成することになります。

(17)

大 阪 大 学 交 換 留 学 制 度 を 利 用 し て の 留 学

(2)学内選考及び内定通知

学内選考は、翌年1月∼3月の留学開始希望者に対しては8月頃、翌年4月∼翌々年3月の 留学開始希望者に対しては11月頃行われます。 選考では、選考委員会委員による書類審査と面接が行われ、留学の動機、学習・研究計画 等について質問されます。選考結果は、各所属部局事務を通じて速やかに連絡されます。

(3)内定通知後の協定校への応募

選考の結果、内定通知を得た学生には、協定校の指定する願書等が送付されてきます。願 書類は、通常、学生交流推進課から所属部局を通じて、文書もしくはメールで届けられます。書 類を受け取った学生は、学生交流推進課もしくは所属部局の指示に従って、期日までに必要 書類を整えて所属部局に提出してください。これらの書類は、その後所属部局、学生交流推進 課を経て協定校あて提出されます。 提出期限は、協定校により異なりますが、概ね留学開始の半年くらい前には提出することに なります。 なお、協定校によっては、オンラインで申請を行うところがあります。その場合でも、オンライン での申請様式に加えて提出を求められる添付書類がある場合が多いので、よく注意して必要 書類をそろえ、所属部局を通じて学生交流推進課まで提出してください。 また、協定校によっては、予防接種の記録等健康状態に関する書類提出を求めるところが あります。この他、学寮その他の申し込みを出願段階で行う協定校もあります。 基本的には、出願する学生が協定校の指示をよく理解したうえで、自身で必要書類をそろえ ることになっていますが、書類作成上もしどうしても解決できない問題が生じたときは、所属部 局、学生交流推進課もしくは留学生センターに相談してください。 なお、大学院生の交換留学の場合は、指導教員と相談のうえ、協定校で研究指導を受け たい研究者に予め了解をとっておくとスムーズにいきます。研究指導を受けずに講義受講のみ の場合はこの必要はありません。

(4)協定校からの正式受け入れ通知

協定校へ書類送付後、協定校での審査が行われます。最終的な受け入れ可否の判断は協 定校にて行われます。審査の結果、交換留学生として受け入れが認められ、受け入れ許可書 が発行された時点で、正式に交換留学生として認められることになります。 概ね留学開始の3ヶ月前くらいには、最終的な審査結果の連絡があります。本学を通じる場 合と、協定校から直接内定者あてに文書やメールで通知される場合があります。 協定校から直接受け入れ許可書が届いた場合は、必ず、所属部局にそのコピーを持参して 報告してください。

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■大阪大学交換留学制度を利用しての留学

3. 留学決定から渡航まで

(1)協定校への手続き

協定校からは、正式受け入れ通知に併せて、交換留学生向けの情報を収めた資料パケッ トが(文書類・パンフレットの郵送、もしくはそれらの情報が検索できるHPアドレスを指定する方 法で)届けられます。これには、協定校に対し更に提出しなければならない書類が含まれてい ることもありますし、寮その他の申込書類が同封されていることもあります(なお、寮の申し込み は、応募段階で行うことになっている場合もあります)。 届けられた情報をよく読んで、必要な書類に漏れのないように注意して、速やかに提出する ようにしてください。

(2)阪大での手続き

正式に留学が決定したら、今度は、阪大で行う手続きがあります。 留学中に修得した単位を帰国後認定してもらうには、留学開始前に、協定校のシラバス等を 持参して所属部局担当者及び指導教員と十分相談しておく必要があります。 自分では単位認定できると思っていても、留学中に修得した科目を所属部局のカリキュラム 体系に基づいて所属部局の教授会等で承認してもらわないと、読み替えてもらえません。手続 きは、所属部局により異なりますので、事前に教務担当係で確認してください(この時、留学後 に必要となる手続きについても聞いておくとよいでしょう)。 また、所属部局を通じて学生交流推進課に、「留学届」(所定様式)を提出してください。 その他、TAやRA採用者は辞職等の手続き、日本学生支援機構等奨学金受給者は学生 センターに出向いて異動願い等の手続き、あるいは留学中の授業料支払い等々、様々な手続 きがありますので、各自で責任をもって進めてください。

(5)留学経験者や

他の内定者との連絡

内定が決まった人のなかには、過去の交換留学経験者や現在留学中の学生、あるいは自 分と同時期に同じ協定校へ留学予定の学生、現在協定校から阪大へ来ている交換留学生な どと連絡を取って情報を得たい人もいるでしょう。 本人の了解が得られればそういった人の名前と連絡方法を紹介することもできますので、学 生交流推進課に相談してください。また、過去の留学経験者が書いた留学体験記が学生交流 推進課に保管されていますので、閲覧を希望される人は学生交流推進課に連絡ください。

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大 阪 大 学 交 換 留 学 制 度 を 利 用 し て の 留 学

(3)渡航の準備

①パスポート 期日にゆとりをもってパスポート取得手続きを行います。既にパスポートを所持していても、 有効期間が留学期間を完全にカバーしている必要があり、途中で有効期限が切れたりしな いよう注意してください。更新は、期限切れの1年前から手続き可能です。 ②ビザ 必ず学生ビザを取得してください。出発時期が迫っている場合は、協定校からの正式受 け入れ通知が届く前であっても、手続きについて情報収集を始めてください。 申請方法については、当該国の在日大使館・総領事館等で確認してください。特にアメリ カの場合は発行までの手続きに以前よりかなり日数がかかっていますので、十分余裕をもっ て申請するよう気をつけてください。 審査を受ける際は、不法就労をする意思のないこと、短期留学終了後は速やかに大阪大 学に復学することを明確に伝え、不信感を与えないよう注意してください。 参考:駐日外国公館リスト http://www.mofa.go.jp/mofaj/link/embassy/index.html ③飛行機のチケット 1年間帰国する予定のない人は、帰国日の変更が可能なオープンチケットを利用できます。 大学生協でも、留学用チケットを斡旋しています。 ④渡航時期 協定校の資料で新学期開始時期などについてよく調べて、渡航時期を決めます。協定校 によっては、新学期開始の少し前から留学生向けオリエンテーションを実施するところもあり ます。また、入寮時期も、先方で指定されていたり、自分で選択できる場合もあります。少し 余裕を持って出発し、オリエンテーションプログラム開始の数日前には到着するくらいが適当 でしょう。 ⑤留学先の治安状況・保健情報等の収集 出発前はもちろん、留学中も各自で情報収集を行い、危機管理に努めてください。 外務省、海外安全ホームページ http://www.anzen.mofa.go.jp/ 厚生労働省(海外渡航者のための感染症情報) http://www.forth.go.jp

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■大阪大学交換留学制度を利用しての留学

(4)健康面の準備

留学時は、環境と生活の変化から健康面に影響が出ることがあります。持病のある人や健 康上心配のある人は、出発前にかかりつけの医師に相談してください。アレルギーや常備薬等 について事前にアドバイスを受けておく必要があります。医師の処方箋がないと薬を買えない 国もあります。自分がこれまで受けた予防接種等についても把握しておき、それらの英語訳に ついても調べておきましょう。 また、眼鏡やコンタクトレンズを使用している人は、スペアレンズやケア用品を持って行ってくだ さい。歯の治療は、海外旅行傷害保険では原則として対象とされていませんし、国によっては きちんとした治療を受けられなかったりしますので、出発前に治療を済ませておいてください。

(5)保険

留学中の事故や病気に備え、必ず保険の準備をしてください。国民健康保険や海外旅行傷 害保険の手続きについては、各自で行ってください。また協定校によっては、交換留学生は強 制加入とされている保険もあります。協定校から送られる資料パケットでよく調べてください。

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4. 留学生活

(1)留学生活スタート

通常、協定校の正式受け入れ通知とともに送られてくる資料パケットの中には、現地到着後 まず大学内のどこに行かねばならないかの案内がありますので確認してください。また現地到 着後、わからないことがあれば大学のInternational OfficeやStudent Centerを訪ねて案内 を受けてください。

現地では、大学での手続き(履修登録、学籍登録、図書館やPC関連の登録、保健センター への登録等々)と、日常生活上の手続き(銀行口座開設、在外日本公館への「在留届」提出 等々)がたくさんあります。必要な手続きを漏らさないよう気をつけてください。到着後、オリエン テーションでの説明をよく聞いて、International OfficeやStudent Centerその他のアドバイ スを受けながら進めてください。 日本とは、言語、文化、宗教、習慣等が異なることから、戸惑うことも多くあるかもしれませ ん。外国語でのコミュニケーションに手間取り、予想外に時間がかかることがあるかもしれませ ん。わからないことがあるのが当たり前です。戸惑うことがたくさんあって当然です。困ったこと があれば、とにかく遠慮せずにどんどん質問していけば、必ず解決方法にたどりつきますので、 焦らず一つ一つ進めてください。 到着後1∼2週間と授業開始後1∼2週間は数多くの行事等がありますので、積極的に参加し て色々な人と出会ってください。 なお、到着後は、必ず、最寄りの日本大使館・領事館に在留届を提出してください(旅券法16 条により義務付けられています)。 参考:在外日本公館リスト http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/zaigai/list/index.html

(2)阪大への連絡

本学では、派遣中の交換留学生との連絡方法を登録し、何か起こったときに、迅速に連絡 を取り対応できる体制をとっています。 留学先の住所、連絡先、連絡方法等が決まったら、速やかに、所定の様式で学生交流推 進課へ連絡してください。また、家族や指導教員等にも連絡を忘れないでください。 なお、現地で天災やテロ等が発生した場合は、たとえ自分には何も被害がなくても、安否 について速やかにメール等で学生交流推進課まで連絡してください。安全の確保と危機管理 については、後述の(7)を参考にしてください。

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(3)勉学・研究生活

協定校で授業や研究生活が始まると、戸惑うことがたくさんあるかもしれません。阪大と違 う点も多く見受けられるでしょう。 毎週のように課題が出されレポートを提出することになるかもしれません。授業では、語学力 不足を痛感し、学生からの質問の活発さに驚き、学生同士のディスカッションやプレゼンテーシ ョンを課せられて、どうしようと戸惑うこともあるかもしれません。授業についていくことの大変 さに途方にくれ、留学したことを後悔するほど落ち込むことがあるかもしれません。 しかしそういう気持ちはあなただけでなく、留学する人は皆経験するものなのです。自分の できることから少しずつ努力して解決してください。勉強の仕方がわからなければ、先生やクラ スメートや友人に相談してください。1 学期の最初が一番大変ですが、1 日1 日、1 週間、1 ヶ 月、2ヶ月…、時間の経過とともにあなたの経験も増え、少しずつであっても着実に、今いる環 境に慣れてきます。そして、1 学期の体験を経たあとの 2 学期は、きっと 1 学期よりも数段楽にな ります。 異文化への適応過程は、滞在日数の経過によって、適応→不適応→再適応を繰り返すU字 型適応曲線をたどるケースもあるといわれています。すなわち、留学開始直後の高揚感、その 後訪れるカルチャーショック、表面的な適応感からの一応の安堵感、文化・習慣・言語・宗教等 の違いからまだまだ真に適応してはいないことに気づかされる第2のカルチャーショック等々、何 度か適応と不適応の状態が連鎖反復する可能性があります。こうしたある種の不適応症状が、 大なり小なり自分にも訪れるかもしれないことをあらかじめ承知していて、いま自分がどのような 状態にあるのかを客観的に見ることができたら、心の負担が軽くなるかもしれません。 このように、留学は、困難もつきまといますが、逆に日本では得られない貴重な体験を味わう ことができます。努力を続けて、少しずつでも困難を克服し、有意義な留学生活を送ることが できれば、自分に自信がつき、予想していた以上の成果を得ることになるでしょう。 わからないことがあれば、一人で悩まず、遠慮せずに、同級生や先生や留学生アドバイザー 等に相談しましょう。もちろん、学生交流推進課にメールしていただいても結構です。

(4)日常生活

住み始めた当初は買い物するだけでも一苦労かもしれません。しかし、徐々に慣れてくるは ずです。留学当初は、緊張感からストレスを感じることもあるでしょう。また少し慣れてくると、自 分でも気づかないうちにやたら開放的になったり、逆に変に落ち込んでしまうこともあります。時 間をかけたのに日本のようには物事が進まなかったり、コミュニケーションがうまくとれなくてスト レスがたまることもあるでしょう。 そんな時には無理をしないで、好きなことをして気分転換を図ったり、一人で考え込まないで 心を許せる友人と語らったりして、“ゆったりした気分”で過ごすことも大切です。時々は、日本 の家族や友人と連絡を取って近況を伝え合ったりすることも効果的でしょう。 また、ほとんどの協定校では、留学生のためのカウンセリングサービスを実施していますので、 話を聞いてほしいと思ったときは気後れせずに利用してください。

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(5)健康管理

留学生活は、日本での生活とは異なります。食事をはじめ、生活のリズムや環境の変化か ら体調をくずすことがありますから、健康管理には十分留意してください。 もし、風邪をひいたり体調がすぐれないときは、早めに診察を受けるようにしてください。協定 校に保健センターがあるときは、まずそこで診てもらうといいでしょう。協定校での健康相談や医 療関係のサービスについては、たいていオリエンテーション時に説明があります。

(6)留学継続が困難になったとき

通常は、誰でも、大変ながらも何とか問題を克服し、留学生活を継続して期間を満了してい ます。 しかし、留学中に、当初予想もしなかった深刻な状況に陥ることがあるかもしれません。そ うした事情から、どうしても留学を継続することが困難になった場合、あるいはどうしていいかま ったくわからなくなった場合、一人で悩まず誰かに相談し助けを求めてください。 ともかくは、留学生センター(advising@isc.osaka-u.ac.jp)もしくは学生交流推進課に連絡を 取ってください(皆さんのプライバシーは確実に守られます)。

(7)安全の確保と危機管理

到着後の緊張感も、留学先での生活に慣れるにつれて徐々にほぐれてきます。ただ、外国で は、文化や生活習慣の違いなどから、安全に対する認識が違う面がありますので、日本での 感覚を当然と思わず、常日頃から安全面での緊張感を保ち、注意を払ってください。いざとい う時のために、緊急時連絡先(日本及び海外での連絡先)を控え、常時携行するようにしてく ださい。 阪大の連絡先や現地の日本公館についての情報はもちろんのこと、協定校における緊急時 対応・連絡システムについて、オリエンテーション時の説明や配布資料でよく把握しておき、いざ というときに冷静かつ迅速に対応できるよう備えておいてください。 交通事故や窃盗事件に巻き込まれたり、政治・経済・社会的な危機発生時の対応について、 危機感をもって想定し備えてください。危機的状況下においては、まず身の安全を確保するこ と、つぎに大使館・領事館や留学先との連絡、日本の家族や阪大への連絡等が重要です。留 学先国や地域の治安情報については、現地情報と在外日本公館のHP上を含めた危険情報 に常に注意を払ってください。 自分の身は自分で守るという緊張感を保ち、緊急時に取るべき対応をあらかじめ想定し備 えたうえで、留学生活を送ることが必要です。

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■大阪大学交換留学制度を利用しての留学

(8)留学を終えて帰国の準備

留学当初は長く感じられる留学生活も、いつの間にか思った以上に早く過ぎていきます。留 学期間が終わる頃には、最初戸惑っていたことも多くの人々の協力を得て解決し、様々な体験 をし充実した留学生活を送ってきた自分に気づくことでしょう。また、留学を終えようとしている のに十分目標を達成できていないなど焦ったり、まだまだ留学生活を続けたいと思うほど生活 に馴染んだ人もいるでしょう。 交換留学は、あらかじめ認められた留学期間が終わると、帰国するのが原則となっています。 帰国の準備は、期間が満了する2ヶ月ほど前から徐々に始めてください。履修科目の成績 証明書の郵送依頼や退寮手続き等、交換留学生としての留学終了時の手続きについては、協 定校のInternational Officeなどで確認してください。また、留学中の語学力向上の達成度を測 るため、TOEFLやIELTSなどをこの時期に受験することもお勧めします。 予約した航空便は直前にリコンファームしてトラブルを予防します。また、日本へ送り返す荷 物は、船便・航空便をうまく使い分けて発送するとよいでしょう。送料が比較的安くなる別送品 扱いもあります。 そして、帰国の日程が決まったら、必ず協定校のInternational officeに報告してください。

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5. 帰国後の生活

(1)帰国後の手続き

帰国後は、早めに所属部局の教務係に申し出てください。帰国後の履修手続き等について は部局により異なりますので、よく確認してください。 学生交流推進課へは、所定の「大阪大学交換留学(派遣)報告書」を提出してください。

(2)阪大での再出発

留学を通して様々の体験をしたあなたは、どんな気持ちで帰国したことでしょう。母国を離れ ての生活は、色々な意味で貴重な体験となったと思います。留学前と変わらないところもあれ ば、変わったところもあるでしょう。スムーズに阪大での生活を再開できる人もいれば、現地で の生活に馴染んだがゆえに逆に帰国後の生活にストレスを感じたり違和感を持つ人もいるかも しれません。 あなたの帰国後の気持ちを素直に受けとめてください。帰国後のショックやストレスは逆カル チャーショックと言われることもあり、程度の差はあれ、留学した人たちが皆経験するプロセス ですから、焦らず、時間をかけて、帰国後の生活に慣れていってください。 他の留学経験者と会って話をするのもいいし、留学生センターや学生交流推進課を訪ねて 留学を通じて気がついたことを話してくれるのも歓迎です。 特に、留学体験記を書くことは、ぜひやってほしいと思います。体験記を書くプロセスを通 じて、自分の留学生活を振り返り、客観的に自分を見つめ直し、気持ちを整理することがで きます。 体験記を書こうと思ったときは、書き始める前に学生交流推進課に連絡を取ってくれません か。あなたの体験記や留学情報は、これから留学をしようとする後輩たちへの貴重な資料と なりますが、学生交流推進課では、そうした資料情報をより効果的に提供するため、一部様式 を定めて留学体験者に協力をお願いしています。 あなたの留学先国、留学した協定校、そしてそこで出会った様々な人々、それぞれ多様で 特徴的だったと思います。その半面、日本で体験したり予想していたこととまったく同じであっ たり非常によく似通っていたりする面も感じたことと思います。 留学を通じて、あなたは、自分の世界を広げ、視野を広げ、自分と日本を再確認し、大きく 成長されたことでしょう。 留学にチャレンジし実現させた、その意欲と積極性、そして困難を乗り越えた留学体験その ものが、あなたの人生における貴重な体験となります。計り知れない価値を秘めたその体験を 活かして、あなたは、これからの人生を歩むことになります。Good Luck!

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■交換留学生からの情報と体験談

1. 阪大に学ぶ交換留学生から

の母校の情報

阪大には、短期留学特別プログラム(OUSSEP)に参加している学生、各学部・研究科に直 接受け入れられ勉学や研究を行っている学生など、協定校からたくさんの交換留学生が学ん でいます。以下に2名の学生が母校の紹介をしてくれました。この他、皆さんが留学生センター や各部局の留学生相談室等を訪ねて、直接交換留学生と話してみてください。

A fantastic place for you to study

Ji Xiaoxuefrom Nanjing University

Studying abroad is a way to get both academic knowledge and precious experience which will benefit all our life. As an exchange student in Osaka University, I have learnt Japanese as the second foreign language, enjoyed the wonderful landscape and experienced the fascinating culture of Japan. And also, I made a great many friends with both international students and Japanese people, which should be the best memory in my life. Consequently, I would like to suggest you to take opportunities to study abroad. You will gain more than what you can imagine.

If you are considering studying abroad now, I would like to tell you that Nanjing University, my home institution, is a fantastic place for you. Nanjing University has a history of more than 100 years, and many buildings of classical Chinese architectural style with a long history have been conserved in the campus,

which makes Nanjing University one of the most attractive places in China. Nanjing University welcomes students from overseas and offers various courses for them. Professors always pay much attention to overseas students and have nice relationship with them. And the Chinese students are willing to associate and make friends with international students. Additionally, there are a variety of clubs in the university and overseas students are always welcomed. The life in Nanjing University should never be boring.

Furthermore, Nanjing where Nanjing University is located is a wonderful place. It was the capital for six dynasties in Chinese history; therefore, there are many places of interest related to history, like Zhongshan Cemetary (Dr. Sun Yat-sen's mausoleum), Mingxiaoling, Zijin Mountain, Qinwai River, Confucius temple, etc. Besides, the location of Nanjing will enable you to visit other famous cities in China within a short time either by train or by bus, like Shanghai, Suzhou, Hangzhou, etc.

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交 換 留 学 生 か ら の 情 報 と 体 験 談

Come realize the experience of your life!

Joncas Francis-Olivier from McGill University

Are you a motivated student looking to make lots of new experiences? Do you want to study in an environment totally different from what you are used to? If so, you got what it takes to come study in English with us at McGill!

Located in Montreal, Canada, McGill University is a renowned university that attracts students from around the world. Indeed, as much as 20% of the student population come from outside Canada, creating a vibrant international community! Come soak yourself in this warm and respectful multicultural environment!

McGill has various faculties and is home of many sports teams competing all over the country. Sport is a tradition at McGill: did you know that basketball and the current form of ice hockey were both invented in McGill university?

McGill is a leader in various research domains and is regularly cited as one of the best universities in Canada. It is well-knowed for its medecine and law schools, which has taught a handful of former canadian Prime Ministers. The current student population ranges around 30'000 students, taking lectures in one of the two campuses: downtown (main) or MacDonald (environmental science and the like).

Being situated in the heart of Montreal , student life is shaped along the city's beating. Often McGill's surroundings become very lively, especially during summer when there are festivals and events all the time. Montreal's main events include cultural feasts, sporting events (F1 Grand Prix, ice hockey games, american football games, tennis tournament, etc.) and more!

Montreal, being in the province of Quebec, is the second largest French-speaking city in the world. In spite of this title, it is truly a multicultural city and is the home of multiple foreign communities, including italians,

greeks, arabs, chinese and more. Montreal is also subject to the famous canadian winter, which canadians either love or hate. But to many, winter means a season to practice many winter sports such as skating, skiing, snowmobile, etc. Come have a taste of our country!

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■交換留学生からの情報と体験談

トライしたら発見がある

文学研究科 前期課程1年  大場 一雅 (フランス・グルノーブル大学哲学部へ留学) (2004.8∼2005.6) 私がフランスに留学しようと思ったのは、学問が最先端であることはもちろんですが、フランス という国の雰囲気に興味があったからです。その雰囲気というのは、論理的で、情熱的で、寛容 であるところです。フランスというと、曖昧でテキトーな印象を抱いている人も多いと思います。し かし、実際は正反対で、人々は非常に論理的に話をし、テキトーであるどころか情熱的に物事 に取り組みます。そして何より、同じフランス語を話 す人にとても寛容です。 私は、3回生の夏から留学しましたので、共 通教育の授業でフランス語を学んだ程度でし た。ですから、フランス語がまったくわからない 状態でフランスの地を踏むことになりました。言 葉の壁には一番悩まされることになりました。聞 き取れない、伝わらない。日本語に無い音が出 せない。しかし、必死に勉強をすることで、半年 後にはフランス語もだいぶ使えるようになり、生活 も気楽になりました。と、同時に、大学での授業も 良く理解できるようになってきて、大学生活も楽しくなってきました。行ってからは、専門の勉強も 手を抜いてはいけません。頭のいい日本人留学生と思われたいですからね。 フランスの文化は、日本とまったく違うどころか、私たちが慣れ親しんだアメリカの文化ともまっ たく違います。ですから、私はことあるごとに驚かされました。たとえば、道を横切りたいと思って 車が途切れるのを待っているとします。日本なら車が無くなるまで待ち続けます。しかし、フラン スでは私が待っていたら、車のほうが止まってくれて、通してくれるのです。なぜそんなことになっ ているのかはわかりません。しかし、日本では考えられないことなので非常に驚きました。また時 には、文化の違いに苛立つこともありました。店に入るたびに店員にコンニチワと挨拶しなくちゃ いけないのは面倒です。 留学は、100人行けば100通りの驚きや感動があると思います。何もかもがまったく異なった国 に行くのは、最初は戸惑いがあるかもしれませんが、どこにでも行ってみて、なんでもやってみる と、新しい発見も多いものです。また、留学というのは確実に自分を成長させてくれると思いま す。友達は出来てきますが、まったくの異国で、一人で生活してみるのは、日本で一人暮らしす るのとはまた一味違うものです。そして、新しい一人暮らしを始めた時の、希望と期待とやる気 に胸が膨らむ感じは、キーボードでは書き表せないほどのものです。ワクワクしたい人はぜひトラ イしてください。

2. 阪大から派遣された

交換留学経験者の体験談

ここで紹介する以外に、交換留学体験談を集めた冊子が学内の以下の場所で閲覧できます。 吹田キャンパス:ICホール2階 留学生センター留学生交流情報室(IRIS) 豊中キャンパス:学生交流棟2階 留学交流情報コーナー イ号館中1階 留学生センター豊中分室

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交 換 留 学 生 か ら の 情 報 と 体 験 談

留学経験で得られたもの

文学部 4年 瀧上 智恵 (オーストラリア・モナシュ大学へ留学) (2006.7∼2006.11) 私が交換留学を決意したのは、大学1年の終わり、数週間の語学留学をしていたカナダでの ことです。その語学留学では、語学学校の友達やホストファミリーとの異文化交流がただただ新 鮮で楽しく、その思い出が、私を交換留学への挑戦へと強く後押ししてくれました。 しかし、実際に留学先の大学生活は、語学留学のようなただ楽しいというものではなく、多く の苦労が待っていました。特に語学力は、想像以上にハンデとなりました。英語を自由自在に使 える学生達と対等に、日々の授業や課題に取り組むには、多くの努力を要しました。エッセイ提 出が続いたときには、徹夜状態が幾日も続くことさえありました。学業だけでなく、寮生活など、国 際交流の面においても、騒音の問題、マナーの問題などが絶えず、決して、楽しいことばかりで はありませんでした。 ただ「苦しい」と思うことはあっても、「つらい」とか「逃げ出したい」と思ったことは一度もありま せんでした。苦しさは、同時に、大きなやりがいや喜びをもたらしてくれたからです。 そしてもちろん、楽しいことやうれしいことは、苦労以上にたくさんありました。留学仲間とたび たび旅行をしたこと。50カ国以上の国からの留学生との交流。寮のイベントなど、異文化交流を 楽しむ機会は数多くありました。そして苦しい時にも、困った時にも、寮の友達、留学仲間、先生 から、町の人やバスのドライバーの人まで、たくさんの人が励ましてくれ、支えてくれました。その温 かさに涙が出そうになったことも何度もありました。 この留学生活は、一回り自分を成長させ、一皮も二皮もむけることのできた経験で、私の人生 のターニングポイントとなりました。言葉の壁や文化の壁、勉強面での苦労、様々な壁を、他力本 願ではなく、自分自身で乗り越え、切り開いていく力を身につけることができました。そして、この 力は帰国後、日常生活から就職活動まで、あらゆる場面で生かされています。 交換留学で、海外の大学へ飛び込んでいくことが、途方もなく大変だとか、自分自身には無理 そうだとか思う人もいると思います。私も最初はそうでした。しかし実際に経験してみると、それ は決して、特別な人がする特別なことではありませんでした。「自分自身で道 を切り開いていこうとする、意 思と意欲」、「“異文化”や “違い”にわくわくする心」 さえあれば、どんな人でも 実現できるものです。少しで も留学への思いがある方 は、ぜひ一歩踏み出し、広 い世界に飛び出していってく ださい。

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■交換留学生からの情報と体験談

Nice meeting you

法学部 4年 中井 沙耶香 (アメリカ・ナザレスカレッジローチェスター校へ留学) (2006.1∼2006.12) 「生まれた国も、話す言葉も違うのに、こんなに通じ合える人に会えるなんて思ってもみな かった。」 何度も読み返したエアメール。留学先で出会った、大切な友達から届いたものです。 私は、1年間アメリカはNY州の北西にある、ローチェスターという街に留学しました。NYと いう華やかなイメージとは全く違う、静かで自然豊かな街でした。留学先は小さな学校で、日 本人もほとんどおらず、学生は基本的に学内の寮に住み、授業は少人数制の参加型、と何も かもが日本とは180度異なる毎日でした。 全く違う環境の中で学びたい、と選んだ学校でしたが、始めは戸惑うことも当然ありました。 しかしある日気づきました。「できないことに落ち込むのではなく、今できることは何か、どう変 えていくかが大事なのではないか。」ここでは受け身では、誰も何も与えてくれないのだと強く 感じたのです。 こんな小さなことに気づいた とたん、毎日が輝き始めました。 人種のサラダボウル、アメリカで 友達を作ることは、多様な価値 観に触れる貴重な機会でした。 日本では当然なことが、当然じ ゃない。新しい視点に驚かさ れ、感心させられ、時には議論 になることもありました。この様 な毎日は、普段触れることのな い「世界」を生き生きと感じるこ とができました。 そんな違いを実感する中で出会った女の子。それが手紙をくれた友達です。彼女とは育っ た環境が全く違うのに、いつも考えていることが似ていました。自然と一緒にいることも多くな り、春休みにはレンタカーを借りて、フロリダに旅行にも行きました。そして、一緒にディズニー ワールドではしゃぎ、カリブ海に沈む夕日を見て感動する中で、「なんだ、私たちなーんにも変 わらないじゃないか。」と思うようになりました。国とか文化とか宗教とか、そういうものを超え て人はつながることができるのだと、実感した瞬間でした。 私は、留学がすごいこと、大変なことだとは思いません。留学するのに、立派な理由が必 要だとも思いません。海外は新しい価値観に出会える、とても楽しいところです。それと同時 に、日本からは想像も出来ない程の異世界でもありません。留学に行きたい気持ちがあるの に一歩踏み出せないという話を聞くことがよくありますが、もったいないと思います。新しい世 界への好奇心とほんの少しの勇気さえあれば、誰でもできることです。より多くの人が交換留 学を通して「世界」を見、感じてきてくれることを願っています。きっと素敵な出会いが待ってい るはずです。

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