『わが国における産学連携の現状と課題』
東京大学TLO
代表取締役社長 山本 貴史
http://www.casti.co.jp
米国の産学連携
・新規発明開示件数
19,827件 (前年18,874件)
・特許出願件数
17,589件 (前年15,908件)
・総ライセンス件数
5,109件 (前年 4,963件)
・産学連携による新製品の数
686件 (前年697件)
・年間ベンチャー起業数
555社
(前年553社)
・大学は知的財産の生産工場の役割を担っている
・大学の技術移転は中小企業支援につながっている
AUTMサーベイより
米国の産学連携インパクト 2007年統計
日本のライセンシー
2.4
49.3
48.4
大学発ベン
チャー
中小企業
大手企業
米国の大学の技術の、約2/3はベンチャー・中小企業へライセンスされてお
り、ベンチャーへのライセンスの約9割は独占権付与である。
※AUTMサーベイ2004より米国におけるライセンシー
startups
small companies
large companies
16.5%
49.9%
33.5%
AUTMサーベイより
米国の産学連携は中小・ベンチャー支援
0
20
40
60
80
100
120
2000年
2006年
米国経済効果
雇用創出
65BD
43万
109BD 72万米国大学のロイヤリティ
収入から推計
AUTMサーベイより
米国の産学連携の経済効果は約10兆円
日本の産学連携の実態
UNITTサーベイより
全国大学知財本部・TLO会員
71大学の回答
発明届出数の推移
-189
191
198
198
AUTM回答機関数
19,827
18,874
17,382
16,811
15,510
米国(AUTM)
9,438
10,048
10,202
8,833
8,078
日本(71大学)
2007
2006
2005
2004
2003
発明届出数(年度)
0 5000 10000 15000 20000 25000 2003 2004 2005 2006 2007 日本 AUTM※日本における大学1校当たりの発明開示数は米国を上回っている。
特許出願件数の推移
2,987
1,808
1,330
909
581
外国出願件数
6,882
7,282
7,197
5,085
1,881
国内出願件数
108.6%
106.6%
142.3%
243.5%
-前年比
9,869
9,090
8,527
5,994
2,462
71大学合計
2007
2006
2005
2004
2003
年度
0 2000 4000 6000 8000 10000 12000 2003 2004 2005 2006 2007 合計 国内出願 海外出願発明届出件数と特許出願件数の推移
(米国との比較)
27% 28% 29% 30% 32% 34% 40% 44% 48% 51% 51% 51% 51% 22% 63% 57% 59% 72% 0 2000 4000 6000 8000 10000 12000 14000 16000 18000 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 発明開示/AUTM 特許出願/AUTM 発明開示/日本 特許出願/日本■米国データはAUTM Licensing Survey2005(米国のTLO約190機関の回答結果)
■日本データは文部科学省による調査より
発明開示、特許出願の件数推移では、
日本は米国と同様の増加
ライセンス活動の結果
4,820 (70)
3,694 (70)
継続中のライセンス契約件
数
1,367 (70)
1,128 (70)
新たに締結したライセンス
契約(オプション契約含む)
1,967 (70)
2,388 (70)
不実施補償契約件数
2,145 (54)
2,462 (55)
会員向け発明開示件数
1,341(69)
1,662 (72)
秘密保持契約による情報開
示件数
2007年度
2006年度
( )内は機関数
30%UP!
20%UP!
ライセンス収入
ライセンシー企業
TLO
大学
TLO
大学
受領したライセンス収入
13億1,720万円
他機関に支払った額
1億1,018万円
正味のライセンス収入
12億701万円
4,820
継続ライセンス件数
30,351
1,367
ライセンス件数
5,109
9,869
特許出願件数
17,589
9,738
発明届出数
19,827
日本
(71大学)
2007年度
米国
(189大学)
日米産学連携比較
136.7%
536
392
ペンシルバニア大学
40.3%
163
405
ウィスコンシン大学
70.9%
324
457
京都大学
68.3%
317
464
東工大
55.7%
287
515
MIT
49.7%
261
525
大阪大学
72.1%
380
527
東北大学
75.8%
416
549
カルテック
49.9%
313
627
東京大学
43.6%
515
1,196
カリフォルニア大学システム
出願比率
国内出願件数
発明開示件数
大学名
※出所 アメリカはAUTM U.S. Licensing Survey FY 2004 日本は文部科学省「平成17年度産学連携実績」より
0
+$
-$
産学連携の成長曲線 = ホッケースティックカーブ
・スタンフォード大学は15年
・MITは10年
立ち上げ当初は、出願費・人件費等でマイナス成長を続け、
ライセンスが成立し、企業における開発期間を経てランニングロ
イヤリティが入ってきて成長期に入るため、この成長曲線の形
がホッケーの柄に似ていることから、ホッケースティックカー
ブと呼ばれる。スタンフォード大学では黒字化まで15年、
MITでは10年を要している。
産学連携の構造 収益モデル
1385 1306 1235 1030 1230 849 712 601 503 414 355 318 283 218 0 500 1,000 1,500 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005
米国大学のロイヤリティ収入も1980年のバイドールから10年後に約200億という
状況であるが、コーエン・ボイヤーの遺伝子組替え特許(総ロイヤリティ収入約
300億円)が大きく貢献しており、時間をかけて成長している。