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圧力波の伝パ速度を減少させることによる Waterhammer のコントロールについて-香川大学学術情報リポジトリ

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Academic year: 2021

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圧力波の伝パ速度を減少させることによる

Wat,erhammerのコントロ・−・ルについて

西山 壮一 Ⅰ ま え が き Waterhammerの研究は19世紀の終りから20世紀の始めにかけTJoukowskyやAllieviの先駆的研究の後次々と多くの 研究がなされ,1933,1937年にはWaterhammerに関する国際シンポジウムが開かれている。この頃すでにWaterhammer

のコントロい・・−・−ルの研究もなされた。RWAngus(1)は空気室,FKnapp(2)はバルブのついたバイパスを導入している。そ

の後多くの研究が^なされた。近年ではKarelHaindl(3)はかんがい用パイ170の低圧の場合のコントロ1−ルの方法をのべて いる。定常状態においては管の許容応力内でできるたけ利用し,Waterhammerに対してはコントロ・Mルの方法を考え るカがより経済的な場合が多い。 Waterhammerの研究の多〈はこの目的によりなされてきた。Waterhammerのコントロ・Lルの方法を原理的に大別 すると次の二つに分類できる。 (1)圧力波の伝パ速度を減少させる方法 (2)圧力をある倍以上にならないように装置をつける万法 空気を送って水準庄を減少させる方法は(1)に属し,サージタンク,空気タンク,l川−17バルブ等は(2)に属する。圧 力彼の伝パ速度は主として管の弾性と幾何学性及び気体の含有竃に関係する。 この論文ては圧力波の伝パ速度を減少させる方法として,フレキシブルパイ■7や空気の影響について述べた。■フレキ シブルパイ1フロによるコントロールについては硬質パイ70ラインの一部に■フレキシブルパイプを使い,圧力彼の伝パ速度 を減少させ,Waterhammerのコントロ・−ルの実験を行ない,また平均的な圧力彼の伝パ速度を使って,コントロ、一ルさ れた水撃庄の推定を行なった。 ⅠⅠ記号の説明 〃: 水頭 Ⅴ: 管内平均流速 g:重力の加速度 α:圧力彼の伝パ速度 ∬: 距離 吉: 時間 β:管が水平となす角度 f: Daray−Weisbach式中のまさつ係数 か: 管径 エ: 管の長さ g: 流体の弾性係数 β:流体の密度 IlIフレキシブルパイプを用いることによるコントロールについて

フレキシフソレペイ7。の畑地かんがいへの導入はずいぶん前になされいろいろの試験も行なわれている′さ)弾性係数が

普通に使われている塩ビ管と比べ′J、さく,管が変形しやすい特徴を生かし,他の分野でも多〈使われている。硬質塩ビ 管の−部に17レンブルパイプを接続してWaterhammerのコントロールを行な一った。

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香川大学農学部学術報告

68

l.実験装置と実験方法 実験装置の概要をFig1に示す。 ② ①低水槽⑤タンク ②ポンプ⑥パイプ ③高水槽⑦受水槽 (彰パイプ(診帰得水路 ④ ⑧ ⑦ ⑤ ⑥ l l Fig.1‥ 実験装置の概要 水は①の低水槽より②のポンプで揚水され③の高水槽に達し,④のパイ■70を通じて⑤のタンクに流入する。⑥の実験管 (管径005m)を通じて⑦の受水槽に達し⑧の帰緩水路を通じて低水槽に帰る。 (り 圧力波の伝パ速度の測定と急閉鎖の場合の水撃庄について フレキジブルパイ・7(はFig。2に示すように表面が波状であるため計算よl)圧力彼の伝パ速度を求めることは困難である。 Fig一.2..実験に使用したフレキシプルパイプ Fig.3のようにまず硬質塩ビ管(Fig14に示す)について圧力汲の伝パ速度を測定した結果360m/secであった。次 に硬質塩ビ管の−・部をFig5に示すようにフレキシブルパイプでおきかえ(硬質塩ビ管27m,フレキシブルパイプ3m, 内径はいずれも005m),圧力彼の伝パ速度を測定した結果約200m/secであった。

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Fig.4,硬質塩ビ管

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香川大学農学部学術報告 70 本実験では■フレキシブルパイ7Cをパイプライン全長の10%だけ使ったが圧力彼の伝パ速度は約60%に減少している。従 っでフレキシブルパイプのまさつ係数も同一とすると急閉鎖の場合はジョコ■7スキーの式より水撃庄は約60%に減少す る。 (2)緩閉鎖の場合のコントロールされた水筆庄について Fig5のように■フレキシブルパイプをパイプラインの一部に使って,下流端のバルブを閉鎖することにより水撃庄をおこ し,庄力変換器,動ひずみ測定器,記録計を接続して行なった。パルプはスルースバル7て憫度と損失係数の関係を Fig6に示す。 0 0125 025 0375 05 0625 075 0875 1O d/β Figい6..スルースバルプの開度と綿失係数の関係 閉鎖にあたってはバルブにハンドルをつけ回転数と時間の関係をチエソクし,等速に動かした。 2.理論的解析 フレキシブルパイプを使って緩閉鎖の場合のコントロールされた水撃圧を平均的な圧力波の伝パ速度を使って推定する。 管水路の非定常流を支配する基礎方程式は次の運動方程式と連続の方程式で与えられる。 a運動方程式

g慧+雷+僧・J皆=O

b 連続の方程式

雷十倍+吉富+勧刷

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以上の式から村流項を無視して解く。対流項の大きさについては多くのべられている(:・6)

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3い 結果および考察 Fig7,FLig8に実験値と平均的な圧力波の伝パ速度を使って,基礎方程式(1),(2)を解いた理論偶の比較をホす。

5 6 3 4 時間(sec) 理論値 実験値 Fig7.理論値と実験値の比暇 (バルブ澗儲時間5秒) 3 時間(sec) 4 5 理論値 実験値 Fig.8“理論値と実験値の比較 (バルブ閉鎖時間3・6秒)

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香川大学農学部学術報告 72 フレキシブルパイ70の弾性と水の弾性の問題もあるが平均的な圧力彼の伝パ速度で最大水撃圧は推定できる。Fig9 に硬質塩ビ管だけ使ったと仮定して,パルプ閉鎖時間5秒の場合の水撃圧を示す。 0 08 06 04 02 (kg/c虚) 0 −02 −04 −06 −08 〔ハ

ノlノ し 4 5 6 7 時間(sec) Fig.9.硬質塩ビ管だけ使った場合のバルブ地かこおける圧力の変動 (バルブ閉鎖時間5秒) Fig7,Fig9と比較すると余り最大水撃庄は減少していない。これはバルブの閉鎖時間が庄プノ波の∼j三御寺間に比べ大 きすぎたためである。しかレヾルブの閉鎖時間が速い場合は,大き〈減少することは明らかである。 Ⅳ 空気の影響について 一胤こ液体中を進行する彼の速さは次式で与えられる。 c=ノ青石 管水路内の水が空気を非溶性として含むとき管の弾性の影響が無視される場合の圧力彼の伝パ速度は(3)式よ・)計算で きる。その場合の弾性係数及び密度は,水と空気の混合流体の値である。ニのように理論的に計算された空気の含有壷と 圧力彼の伝パ速度の関係をFig10に示す。 0 2 4 6 8 10 空気の含有最(%) Fig…10・・空気の含有歴と圧力彼の伝パ速度の関係 (大気圧)

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圧力は大京庄として計算した。空宍が含まれると圧力波の伝パ速度は急激に減少し,水撃庄は減少することがわかる。 Ⅴ ま と め Waterhammerのコンrロ、一ルについて,特にフレキンブルパイプを使う方法について述べ,またコントロールされ た叔大水撃圧が平均的な圧力波の伝パ速度を使って,基礎方程式を解き推定できることを示した◇本研究に対して御指 導を賜わった九大田辺教授に謝意を表する。計升は香川大学計算センターで行なった0職員の方々に謝意を表します◇ 参 考 文 献

(1)ANGUS,RW:Air chambers and valvesin re−

1ation to waterhammer,Tra′lSα(・LLOIL5 4 the 寸川川川′′▲†り川▼ハ・1′1古lノ…′削り/ん隼′…′、・Hl’

D−59−8,661】668(1937)

(2)KNAPP,F:Operation of emergency shut off

Valvesinpipelines,!†ansuction54the Am(ざrL− (′α′息50Cよ祝γ 扉肋(ゐ〟化吏〔αgカー柁g川eぐ′5,HYD−

59−10,679−682(1937)

(3)KAREI.Haindl:The protection oflow head

irrigation plPe−netWOrks against waterhammer

effects,I,7;neTf[i(L Hl(311ri(”・lt6,410−415(1969). (4)杉二郎ほか:畑地かんがい肝フレキシ/7■ルパイ78の

試作および水理試験,中群馴田地かんがい中間報倍 節6報(1958),.

(5)G工USEPPE Evangelisti:Ⅵaterhammer analysis

bythemethodof characteristics(Ⅰ),l/F,L′)′ぎi(( 月Jeよf′よ=川10673−692r1969).

(6)浦田喉三:長い円管内の非定常粘性流れ,日本機械 学会論文集,36(286),957−965(1970)..

STUDIES ON THE CONTROLLING THE WATERHAMMER BY REDUCING THE SPEED OF PRESSURE WAVE

SouichiNISHIYAMA

Slmmary

It is more advantageous that permitted stress in pipe was fully used during operation

andIcontrIOllthe waterhammer pressurein unsteady flow

Onthestandpointofpr・inciple,themethodofcontrollingthe waterhammer’WaS aSf■01lows

1)Redu云ingthe speedof pressur・e WaVe

2)Pressure rIeStr・iction device

In this paper,Iused the flexble pipe and controlled the waterhammer“In case of

thisexper・iment,thespeedofpr・eSSure WaVedecreasedbyapproximately40%Accordingly

iftheclosureof valveisinstantaneous,the waterIhammerpreSSure WaS decreasedbyapprox−

imately40%

AndIused the mean speed of pressure wave,SOIved the basic equation of unsteady

flow,and compared with the experIimentaland theoreticalr−eSult

Concerningtheultimatewater・hammerpressur・e,theexperIimentalvalues agreedwellwith

theretical results

参照

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東京大学 大学院情報理工学系研究科 数理情報学専攻. [email protected]

つの表が報告されているが︑その表題を示すと次のとおりである︒ 森秀雄 ︵北海道大学 ・当時︶によって発表されている ︒そこでは ︑五

200 インチのハイビジョンシステムを備えたハ イビジョン映像シアターやイベントホール,会 議室など用途に合わせて様々に活用できる施設

[r]

人間は科学技術を発達させ、より大きな力を獲得してきました。しかし、現代の科学技術によっても、自然の世界は人間にとって未知なことが

続いて川崎医療福祉大学の田並尚恵准教授が2000 年の