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道路防護柵の衝撃エネルギー吸収に関する実験的研究

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(1)

愛 知 工 業 大 学 研 究 報 告 第35号 B 平成 12年

道路│欝霊童舗の簡撃エネル苧一腰

l

喪に関する実験的研究

The E

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Guard F

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Roa

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張 星T 青木徹彦主 Zhang Xing , Aoki Tetsuhiko

The guard fenc巴inthe road is on巴ofimportant equipment that can prevent vehic1es from running outside the

road when they have deviated from the normal direction, It also can enhance the security of passengers, decreasing the damage of the vehicles and goods on i. 50 we st hould ensure th巴guardfl巴ncesdesigned that have

enough strength to avoid rupturc form the shock by high-speed vehicles and also have enough plasticity to absorb shocking energy for light巴ningthe damage of the people and vehicle. At present

the replacing and repairing of guard fences cost a great deal of money and time and e宜'ectthe daily traffic badly because it is easily damaged The pu中oseof the thesis is to develop a new type of guard fence that can satisfy the request of strength and plasticity and can b巴r巴placedand repaired easier and cheaper. 1.はじめに 物を用いた実験によって検討する。 89 道路防護柵は走行中に進行方向を誤った車両が路外、 日本における近代的な道路防護柵の歴史は、 1956年 8 対向線または歩道に逸脱するのを防ぐとともに、乗員の被 月に製鉄メーカーによってはじめてガードレールが製造 害および車両の破損を最小限にとどめて、車両を正常な進 販売したことに始まっている、 1998年までは、日本では 行方向に復元させることを目的として設置されている。ま 道路防護柵を 150628キロメートル分設置した。 1998年の た、副次的に運転者の視線を誘導し、また、歩行者および 交通事故は 803878件、負傷者 990675人、死者 9211人で 自転車の転落もしくはみだらな横断を抑制するなどの目 あった。この中で車両単独の事故は交通事故総数の 23.5% 的をそなえた施設である。 占めるが、車両単独の事故では、防護柵などへの衝突が最 近年、道路交通綱の整備や車両性能の向上などにより、 も多く。防護柵についても、これらの交通状況に適合した 物流の中に占める自動車の役割はますます重要となって 強度や構造を持つものが求められてきている。 きている。また、道路交通の高速化や車両の大型化・高重 心化が進み、自動車のみならず道路構造や安全施設に対し

2

.

防護柵の性能要求 ても、それに対応してさらに安全性を増やした設計が強く 要望されている。この安全施設の一つに防護柵があげられ るが、近年、車両の高速化、大型化、高重心化があり、そ れらに対応する必要にせめられている。 車両衝突時における防護柵の変形や車両の離脱角、加速 度、転倒条件などは防護柵の材料特性や形状などに依存す るため、これらの影響を設計段階で推定するとともに、実 ?愛知工業大学大学院建設システム工学専攻 I愛知工業大学土木工学科 (豊田市) 防護柵とは以下の4つの性能が重要である。 (1)防護柵の車両路外逸脱防止性能 1)強度 防護柵は大型貨物車の衝突に対して突破され ない強度を有すること。 2)変形 防護柵は大型車の衝突に対して所定の変形以 上が生じないこと(静荷重実験で荷重高さ 80cmでの塑 性変形能力水平方向に 30cm以上)。 (2)乗員の安全性に対する性能 防護柵への衝突とき車両が受ける減速度は乗員被害度

(2)

9

0

愛知工業大学研究報告,第

3

5

B

,平成

1

2

年,

V

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1.

3

5

-

B

M

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2

0

0

0

と直接関係があるので、防護柵は衝撃エネルギーを吸収し て、衝突車両が最小限で減速度になって、乗員の安全性が 向上すること。 σ)車両の誘導性能 衝突車両が防護柵への衝突により急停止したり、横転、 転覆を起こし車線上停止することは避ければならない、さ らに、対向車や併走車に大きな影響を与えるような挙動も 生じないようにする必要がある。それは防護柵が車両を円 滑に誘導する性能に頼る。 (4)防護柵の構成部材の飛散防止性能 車両の衝突時に大きな荷重を受けるがその際、防護柵の 構成部材が道路上や道路外に飛散することにより、当事者 や、第三者に被害を及ぼすことがないようにしなければな らないこと。 防護柵の基本性能を満足すると同時に、防護柵は外形美 観、低価格、修復しやすいことが望まれる。 車荷が防護柵へ衝突する時、衝撃エネルギーは防護柵の 変形や衝突車両自身の変形によって吸収されている。防護 柵には支柱と横梁があり、両者によって衝撃エネルギー吸 収性能を図れるが,大きな変形能力をもっ支柱の開発は現 在でも十分おこなわれておらず,支柱には大きな変形能力 が要求されるが、高吸収エネルギー性能を持つ新しい支柱 構造の開発が当面の課題となっている。 本研究では、防護櫛の基本性能と報酬性能とを考えて、 衝撃エネルギーの吸収性能の高い防護柵の支柱形式を開 発するために、何種類かの支柱形式に静的載荷実験し、そ れぞれの性能を確認すると同時に、エネルギー吸収性能に 優れた支柱形式を提案する。 3.防護柵の設計について

3

.

1

設計基本条件

1

9

9

8

年に改正された基準りでは、設計基本条件につい ては最大車両重量が

1

4

t

f

から

2

5

ぜへ、衝突速度が

8

0

k

m

/

hから

1

0

0

k

m/hへ、また衝撃度が

2

3

2

K

J

から

6

5

0

K

J

へと 変更された。衝突角度については大型車で

1

5

度、乗用車 で

2

0

度を前提としている。

3

.

2

防護柵の種別 防護柵基準によると、防護柵は図

3

-

1

に示す種別に区分 されている。 車両用防護柵の種別は衝撃強度によって適用する道路 が違っている。防護柵種別を適用する道路は、表3・1のよ うに定められている1)。 遭略防聞楠 図3・1 防護柵の分類1) 表

3

.

1

防護柵種別を適用する道路η 道 設 盛大な被替が発 新幹線などと交 路 自i 一般区間 生するおそれの 差または近接す の 速 ある区間 区 度 租別 衝撃度* 租別 衝撃皮 租別 分 仕出h) (KJ) 侭ヨ) 高 自 100 速 BL上一 自 SB 280 SS 動 専 80 A 130 車

2

吋 了

SC 160 SA 道 路 以 上 そ 60以上 E 60 A 130 他 SB 50以下 c 45 B 60 路 権註:衝撃度の計算定式は式(1.1)による。 1 _V ヲ IS=7'ffi'(一 一'sin自)" 2 '3.6 (1司1) ここで Js: 衝撃度または衝撃強度 (KJ) m: 衝突車両の質量 v: 衝突速度

:

衝突角度 ( t) (krn/h) (度) 図

3

-

2

車両と防護柵衝突示図 3.3支柱の設計 (1)新形式支柱構造 る区間 衝撃;[J!1. (KJ) 650 420 280 本研究では、図3-3に示すように車両用たわみ性防護柵

(3)

道路防護柵の衝撃エネルギー吸収に関する実験的研究 91 の新しい形式として長ボルトを支柱のエネルギー吸収装 置とすることを考える。ここで、長ボルトとは丸棒の両端 にボルトと結合したものである。 支柱供試体は角形鏑管と長ボルトと短ボルトで道路路 面に定着し、防護柵が水平方向に

3

0

度程度回転できるよ うに設置する。

;吹~I

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1

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1

3

-

3

ボルト回転軸と専用台座を使った新形式支柱 (2)ボルトの引張力 図 3-3に示す支柱を図 3-4のようにモデル化し、外力 F が作用するときの長ボルトが受ける引張力

T

を求めると FxH=2TxL (3-1) よって FxH T =

一一一

(3-2) 2L あるいは F=Tx2L/H ここに, H:外力の作用高さ, L: 支柱下端のモーメント。 長ボルトの直径 dは

山[王

(3-3) 日πσu ここに,σuはボルト用鋼材の 図3-4 支柱の簡化受カモデル 引張り強度 (SS400で σu= 45kg/mm2とする)。

(

3

)

作用力

F

車両の保護柵への衝突は図 3-5に示すステップで進行 すると考えるロ同図のように簡単化した衝突モデルで車両 の重心点の変位を用いて、車両が防護柵支柱に及ぼす衝撃 カを計算する.すなわち,衝突車両の道路直角方向での重 心移動から,減加速度を求める。

胃 手 ト

S!Cp 5 図

3

-

5

車両衝突瞬間モデル 図 3δ に示すように,衝突車両の道路直角方向での重心 変位 M は M=Sl+S2+S3+S4 であるただし, S

防護柵の横梁変形により衝突車両の道路直 角方向での重心変位 S

衝突車両変形により車両の道路直角方向で の重Jむ変位 S3 : 防護柵の支柱変形により衝突車両の道路直 角方向での重J心変位 S

:

衝突車両と防護柵との角度が 150 か ら び に また, 変化することによって衝突車両の 道路直角方向での重心変位. S4=h 'SinB +bCosB -b -S2 ここでは,

h:

車両最前部から車両重心までの距離

b:

車両寛度の半分 。:車両と防護柵との衝突角度. 一方,衝突車両の道路直角方向での平均速度

V

は次の 式に与えられる.

v

=

Z

L

stnOEE-Sino (34) 2 2

(4)

92 ここで,町、

V

2はそれぞれ衝突初期と停止ときの速度を 表す。したがって,衝突の進行時間は M = M

!

f

l

である。 よって,衝突車両の道路直角方向での減加速度目gは Vi

-V

ao =ー1-"2. Sine 6 I'>t

= η

2. Sin2

6 σ

S1+S3 +hSine

-

b

(

l

-

C

J

)

であり,衝突力は F =m.ag ~ m'V?-Sin2e (3-6)

S]

;

S

3

;'hSine -

b

(

l

-

C回e

J

)

である。ここで,

m

は衝突車両の質量を表す。 防護柵の剛性をサインと理想化できるならば,衝突力と 時間との関係曲線はサイン曲線である.従って,最大減速 度

a

.

m" は

Ea

であり,最大衝突カFmaxは互Fである. 。一一 2 " 2 ここで,S

=0.05m,S2=O.3m (静荷重実験で規定さ れた防護柵支柱の最大斜変位)ロ Vj= 100kg / h ,θ=150, m=2500なg , h = 6m , b = 1.25m と お く と , Fmax = 54,530kgf。この最大衝突カを14本の防護柵支柱 ちrpe 番 号

T

y

p

e 1 a 巧pe1

-b

町pell TypellI ー-a

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ellI

-b

Typ

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y

p

eV 表4-1 実験計画 長ボルト ねじと 支柱最 供試体 の直径 ボルト 大変位 最 大 の接合 載 荷 (mm) 方 法 ( cm) (tf) 22 摩 擦圧 接 30以上 6.9 22 摩 擦 圧 接 30以 上 6.5 溶接溶 23.6 接 断 面 20 11 未 補 強 23.6 圧 接摩 擦 17 13 23.6 摩 擦 22 12.5 圧 接 ボルト 24.9 用 本 体 25 8町5 でねじ を作る 溶按溶 24.9 接断面 30以 上 12 補 強 有 に 平 均 的 に 分 配 す る と , 一 本 あ た り の 最 大 衝 突 力 は 60

F

m

a

x

= 54,530/14 = 38,950kgfである.一般的に,この平均 N 50 値の2倍 , 巾0岬 を 支 柱 の 最 大 支 持 カ と す る i40 4 静的載荷実験 防護柵の設置基準の関連通達「車両用防護柵性能確認試 験方法についてJ1)では設計に用いる防護柵の構成部材の 強度は、静荷重試験により確認することとしている。 4.1 実 験 計 画 実 験 は 表4-1に示す7種類の供試体を用いて行った。 Type 1 -a, I-bの2体は横方向作用力が6ぷfに対し設 計して、式(3-3)よりφ22のボルトを用いる供試体である。 Type II~Type

N

の5体の試験は8tfの作用荷重に対し,φ 24のボルトを用いた供試体である。 τypeIIとTypellIのボ ルト本体の材質はS35Cであり、ヲ│っ張り試験の結果、ボ ルト本体の伸び率は極めて小さく、 8 %しかなかった。 TypeN、Vのボルト用丸棒は引っ張り試験から伸び率は3 h30 判 ~ 20

t

-

一一一一一一一 一一一一一一一-R 後 10 f 一一山市山一一一一一一一一一一一一一一 50000 100000 150000 200000 ひずみ (μ)

i~Typ e 1I~1lIー Type ~

図 4-) Typell~V の長ボルト用丸 棒応力とひずみ関係線 表4-2 長 ボ ル ト 素 材 の 定 数 3%と大きかった。応力一ひずみ曲線を図4-1に示す。 4.2実験装置 長ボルト用素材の静荷重試験のデータから得られた素 加カには図4-2に示すように100tfジャッキを用い,水 材定数を表4-2に示す。 平変位30cm以上を目標に変位を与える。供試体の荷重 変形および荷量一ひずみ挙動を観察するロ

(5)

道路防護柵の衝撃エネルギー吸収に関する実験的研究 百十涙

l

t

は供試体基部からの高さが80c皿点の水平変位は糸 巻き変位計を図4-2のように設置して計測し、支柱本体と 長ボルトでは図 4-3のように貼り付けるひずみゲージに よるひずみ計測される。 図4-2 防護相支柱静荷重実験装置示図 図4-3 ひずみゲージの位置 5.実験結果と考察 紡護柵支柱について水平静荷重実験を行ったところ、変 位300rnmで図5-1に示す変形状態となった。 実験結果にみると、支柱は設計荷重を耐えた、水平変位 30crnに達した時、支柱本体には下端板の短ボルトの付近 に生じた小さい曲げ変形を除き、他の損傷は全く見られな い。 (1)荷重一変位曲線 実験から得られた荷重変位変位曲線を図5-2と図5-3 に示す。 1)Type 1と TypeVどちらも変位30cmを超え、防護欄基 準を十分に満足しているロ TypeII、Typeillの最大変位は 22cmまでしか至らず、基準を満たしていない。 図5-1 静荷重実験で支柱変位示図(単位田皿) 10 10 20 30 40 50 変位(crn) │-<-Type 1 -a

-

Type1 -b ー唯一TypeII

I

図5-2 Type 1

TypeII 荷重と変位関係曲線 14r一一一一一一一一ー一一一 一一一戸 12 制 6 ~ 10

(crn) 40

│-ME

a L T叫 ー

l

b

--TvoeN ー←ーTvoeV 図5-3 Typeill~ V 荷重と変位関係曲線 50

9

3

(6)

94 愛知工業大学研究報告,第

3

5

B

,平成

1

2

年, 1.

3

5

-

B

2

0

0

0

2)直径によって、載荷能力が異なる。

τ

'ypeVと Type1 を比べると供試体の極限支持力は

30%

程度伸びる。

3

)

τ

'ypeill.bによりType1とTypeVのほうは塑性域で の変形により耐荷能力も大きくなる。 (2) 応カとひずみ曲線 1)図

5

-

4

には異なる支柱におけて同素材、同直径の長 ボルトの応力一ひずみ関係曲線の比較である。この図に見 ると、異なる支柱の供試体中での同素材、同直径のボルト の応カとひずみ曲線の特徴がほぼ同じであることがわか る。 50 ( 自 ¥ 国 ﹄ ) 宍 慢 10 叩 T 6 寸 J ル絞 o -r L v -2 レ L M

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4 q ト L r 同 一

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一長ゆ O ) ↑J E E R 綴 州

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一 ↑ 一 利 岨 み一二岡山市 川付﹁一色研 叩 一

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間 百 一 同 む

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一 一

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5

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5

には異なる支柱における異なる材質にボルト の応力 ひずみ曲線である。異なる材質にボルトの応力 ひずみ曲線の特徴が変わっている。 60 (園田¥国判)択後 10

1000日2自000 30000 40000 50000 60日00 10000 ひずみ(μ)

戸工百五日

-b

TypeII

T

石 司

5

-

5

異なる長ボルト 応力とひずみ関係曲線の比較 3)図

5

-

6

には2種類の応力 ひずみ曲線が示されてい る。すなわち、ボルト本体の応カーひずみ曲線とボルトね じの応力一ひずみ曲線である。同図からボルトねじの応力 が本体に対応する応力よりかなり大きいことがわかる。こ れは TypeVIに用いられたボルトが

φ25

の丸棒で直接切削 することにより、

φ24

のねじを作ったからである。支柱 のボルトが塑性域で働くことが要求される。すなわち、ボ ルトが働く時の実際応力は材料の引張強度に近いという ことである。従って、もしボルトのねじ部分にボルト本体 と同じ材質を使用すると、ねじの直径はボルト本体の直径 より小さくなるため、先に引張強度に達し、降伏し、ボル ト本体は完全に働かない恐れがある。よって長ボルトは

S

S

4

0

0

丸棒を本体とし、高カボルトをねじとし、摩擦圧接 により作る。 50 40ト一一一一一十{一一一一一一一一一一 自 白 ¥ 豆 ) 宍 蛍 。@一一~一一一」一一一」一一一一」一一」一一一」一一一 o 5000 10000 15000 20000 25000 30000 :l5000 ひずみ(μ) │一←本体の応力 → 一 元 日 扇 町 ~5-6 TypeVI長ボルトの 本体とねじ応力一ひずみ関係曲線 (3)エネルギー吸収量 図

5

-

2

と図

5

.

3

の荷重変位曲線の面積からエネルギ ー吸収量を求めた。これを図 5-7と図 5-8に示す。

2

5

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2

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15 社 10 w斗 時

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6

0

変位(cm)

-ーー TypeI-a ー+ー TypI-b

ー←ーTypeIII

図5-7Type 1 ~ II エネルギー吸収量と変位関係曲線

(7)

摩擦圧接方法で鋼棒に溶接する。普通の溶接方法で溶接す る場合には、接合点に余盛りを行って補強する。 3)直径24mm,材質SS400の丸棒と高カボルトねじと の摩擦圧按による長ボルトを使用する防護柵は極限支持 力が8tfまで達するから、種別SA防護柵の性能を十分満 足している. (2)支柱本体と支柱支持カとの関係 実験には供試体の支柱本体を寸法150X100板厚9 m m 角形鋼管使用し、上下とも厚さ 16mmの鋼板を溶接して 製作した固実験結果から、支柱本体は下端板および定着用 短ボルトが少し曲がっているが、それ以外の損傷はまった く見られない,ひずみゲージにより測定した結果、支柱本 体の変形は非常に小さかった. また、下端板に対し、リブによる補強が不可欠である。 よって角形鋼管の厚さはもっと薄くすることができると 考えられる。

σ

)

ボルトの回転支持軸について考え方 図6・1に示すボルト回転支持軸は支柱が外力を受ける際 に長ボルトがまっすぐな状態を保つために設置された部 材である.今回の実験で、は半分以上の供試体の長ボルトが 曲がった.その主な原因は回転軸の回転状況がよくないた めである.したがって、回転軸の回転性能をよりよくする 工夫が必要である。 95 道路防議柵の衝撃エネルギー吸収に関する実験的研究 1)同じ材質、同じ直径のボルトを用いた支柱供試体は ほぼ同じエネルギー曲線を持つことがわかる。 2)前に述べる三つの供試体で同じ素材のボルトを使っ たが、つ乃p巴Eのエネルギー吸収量が明らかにηpeill-aと 司中B盟七より低くなっていることが分かる。これは、

τ

y

p

e

Eに用いられたボルトが普通の溶綾方法で作られた高力 ボルトであるが、本体上部からの挿入を考えて、溶接部の 余盛を切削して母材と等断面としたため、境界面での補強 溶材層が切削し、溶接部分が先に降伏し、破壊に至った結 果である。 30 .!:525

=

20

15 210 4十 H 40 30

-ー

Typem-a

-

Typm-b m吋 ーTypeIV ~ー TypeV 図5-8Typeill-V エネルギー吸収量と変位関係曲線 20 変位(cm) 10 3)図 5-7と図 5-8から、変位 30cmに達する時点と比べ ると、乃peN-aとTypeVはType1 -a、乃pe1 -b

n

よりエネ ルギー吸収量が大きい。これは後者の長ボルトの直径の大 きいためである。 6.結論 実験専用台座 1) 日本道路協会:防護柵の設置基準・同解説,、日 本道路協会 (1998.11) 長ボルト回転支持装置 図6-1 参考文献: 本研究によって得られた結論は以下のようにまとめら れる。 (1)長ボルトと支柱支持力の関係 実験により、長ボルトは引張り部材として働き、塑性領域 にわたって大きな伸び変形を生じつつ外力に抵抗してい ることが確認できた。このことから、長ボルトが防護柵支 柱のエネルギー吸収性能に決定的な役割を果たす部材で あるζとがわかった。 1)長ボルトの直径が支柱の支持力に直接的な影響を与 えるため、長ボルトの直径を増やすこと支柱の支持力を向 上させる有効な方法である。 2)長ボルトには高カボルトを使うこと。高カボルトは

(8)

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1

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2) 建設省:建設白書(平成

1

1

年版)、 大蔵省印 刷局

(

1

9

9

9

3) 総務庁:交通安全白書(平成

1

1

年版)、大蔵省 印刷局

pp5-80 (

1

9

9

9

.

7

)

4

)

酒井洋一:防護柵衝突実験、土木技術資料

3

4

1

0

土木研究センター

pp18-21 (

1

9

9

2

)

5) 建設省土木研究所道路部交通安全研究所:防護 柵の開発に関する研究、木研究所資料第

2

4

5

0

(

1

9

8

7

.

2

)

6) 建設省土木研究所道路部交通安全研究所:急カ ープ用防護柵の構造形式および支柱補強に関 する共同研究報告書、共同研究報告書整理番号 第

4

1

(

1

9

9

0

.

3

)

7) 建設省土木研究所道路部交通安全研究所:防護 柵衝突シミュレーションに関する研究、土木研 究所資料第

3

0

4

7

(

1

9

9

2

.

2

)

8) 建設省土木研究所道路部交通安全研究所・日本 道路公団:高速化対応型防護柵の開発に関する 共 同 研 究 報 告 書 、 共 同 研 究 報 告 書 第

9

4

(

1

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9

3

.

1

0

)

9) 瀬尾卓也・安藤和彦・酒井洋一:連結車両の防 護柵衝突シミュレーション、土木技術資料

3

7

-3

土木研究センター

pp56-61

(

1

9

9

5

)

1

0

)

徳増満・松本晃一・羽山章:車両の高速化・大 型化に対応した防護柵の検討、日本道路公団試 験研究所報告

ppl71-185 (

1

9

9

6

.

1

1

)

1

1

)

満田脅・高木世幸・松野敏行:アルミニウム製 高欄型自動車用防護柵の機能および強度研究、 土木技術資料

2

2

-

1

2

土木研究センター

p

p

9

-14 (

1

9

8

0

)

1

2

)

伊藤義人・森正樹・鈴木信哉・安藤和彦:車 両衝突を受ける橋梁用防護柵に関する数値解 析 的 研 究 、 構 造 工 学 論 文 論 文 集

V

o

L45A

(

1

9

9

9

.3) 13) 瀬尾卓也・安藤和彦・岡田英之:防護柵衝突実 験之ため之

2

5

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o

n

車構造の把握、第

2

1

回日本 道路会議論文集

p

p

.3

3

2

-

3

3

3

(

1

9

9

5

)

1

4

)

演田俊一・安藤和彦・岡田英之:防護柵の動的 支柱強度に関する研究、第22回日本道路会議 論文集

p

p

.

2

9

0

-

2

9

1

(

1

9

9

7

)

1

5

)

中華人民共和国交通部:高速公路交通安全設施 設計及施工技術規範、人民交通出版社

(

1

9

9

4

.

6

)

(受理平成

1

2

3

月1

8

日)

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