輸出グラジオラスの繁殖に関する研究 II 植付時期及び仔球の大きさが球茎生産に及ぼす影響について-香川大学学術情報リポジトリ

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駕11巻 通巻筏29学(1959)

輸出グラジオラスの繁殖に関する研究

∬ 植付時期及び仔球の大きさが球茎生産に

及ぼす影響について

小 杉

滑,近 藤

Studies on the prIOpagation of g−1adiolifor・eXpOrt 耳 On the effects of plantingtime and size of cormels

upon the cor・m and cormelpr・Oduction

KiyoshiKosuGIand Masar’u KoNDO

(La.bor・atOrIy Of Floricultur・e and Or・namental、Plar)、tS) (ReceivedJuly13,1959) 1フ3 工 緒 p 従莱グラジオラスの球茎生産ほ,仔球を春植えて,新球茎を秋掘上げる力沫がとられていたが,これでは食糧生産 に必要な時期の畑地を大部分占有することになり,農地の狭いわが国でほ好ましくない.−・方近年暖地では,水稲の 早期栽培が急速に発展して,その後作の換討が必要となっているので,グラジオラスの球茎生産がここに採り入れら れるならば,極めて好都合であると.思われる‖ 本実験は秋穂グラジオラスの球茎生産が可隙であるか否かを確かめるために,仔頭と成球を用いて容植と秋砥を行 ない,球茎の肥大状況を比較級罰したものであるが,若干の成▼果を収めたので,ここに報告する なおこの実験は,文部省科学試験研究熱こよる「輸出球根の繁殖に関する研究」の−一部を分担したものであり,塚 本博士の御指瞥を得たことを深謝する. Ⅱ 実験材料並びに方法 A.仔球の場合 末都大学附罷隆場で育成されたBopeep,Hector,Spotlight,Valeriaの4品種の仔球を2等分し,その各々 を蚤急によって大,中,小に分け,更にこれを10区に分けて穿と秋に蔵付けた 春植ほ1956年5月31日に巾1mの床に,10cm間礪で条播し,各区の格付球数を算えておいた試料は7月2日以 後2週間目毎に1区ずつ掘上げ,新琢の発育状況,仔球の着生状態などを調べた・ 秋植ほ1956年8月20日に.,蓉櫓の場合と全く同じ男洪で砥伺けたが,5月30日から8月14日までは5つCの電気冷蔵 原に貯蔵しておいたい試料は9月17日以後2週間目紗こ1区ずつ掘上げ,春植の場合と同様の調査を行なった‖ B成球の場合

秋植は1956年8月20EISpic andspan175球,Golden cuplOO球を,巾1mの附こ15cm間隔で植付け,9月17日 から2週間目毎に.20球ずつ掘上げ,新球の肥大状況を調査した…

春植は1957年3月21日にSpic andspan200球,Golden cuplOO球を秋菰の場合と.同じ方法で植付け,5月20日 から2週間目毎に20球ずつ掘上げて前回同様の調査を行なった‖ Ⅱ 実 験 結 果 Aけ 仔球の場合 実験の結果は第1慕および第1図に示す通りであった. すなわち,発芽率は仔球の大きさが小さくなる程悪く,春植と秋随とでほ秋穂の刀が劣ったい しかしその差異は,仔 球の大きさによる万が大きかった‖ 開花率,草丈共に秋穂の男が劣ったが,仔球の大ぎさによる差異も大きかったい 新球翼畳は,概して秋根は春枝の摘程度であったが,品確聞差異も大きく,Bo−peepのように植付時期による差異

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香川大学農学部学術報賃 174 の少ないものと,Spotligbtのように大きいものと.が認められた.新球の発育状態ほ,秋穂の方が春枝より初期に多 く肥大しているが,その後の発育が艶著でなく,従って最後の掘⊥時の大きさほ香椎に劣った.仔球の着生状態につ いては明らかな差異が認められなかった.. 第1表 仔球の大小と植付時期が球茎生産におよぽす影響 1956 仔球蚤温順闇竃儲蒜姦 品 種座付其喉球完1 発芽率l開花率】草 丈l新報重畳l仔球数 g g 22−0い9 0い8−0い1 2.2−0…9 0.8−0.1 20 36 20 36 Bo−peep .5下 .5下 一〇以一〇以 OU4 84 10 1nU 8ワ▲ 86 00 00 00 98 57 51 1 20 っ山0 14 14 93 69 83 90 6︻〇 33 大中小 大中小 311 1 67フ︼ ︵∠51 2nU3 3︵∠6 7SO ︹ノ50 つん︻ノ 27 づ.5下 う.5下 1一〇以 1一〇以 一 一 〇44 ∩︶44 310 3﹁⊥0 00︻〇 ∩︶0﹁ノ 000 ∩︶4 1 976 553 0︻〇1一 914 411 00∩︶ 2﹁⊥ l つ山︵∠﹁J 494 619 ︵∠81 ごJへ∠1 210 ︻〇14 404 102 429 71﹂9 1﹂52 995 986

春 秋

t .n i l t O p S 大中小 大中小 [ノ7‘口J 543 427 665 667 349 2﹁⊥ 025 83﹁⊥ 605 51山2 943 994 ︵n︶93 598 1 1 4け1−0.6 05−0.3 02以下 41−06

0‖5−0.3 02以下l

000 2つム8 507 ′355 ﹁ノ64 ﹁ノ39 884 785 っ⊥00 0∩︶0 ■l 7

春 秋

a r e a V 000 228 B成増の場合 実験の結果は第2表および第2因に⊥示す通りであった すなわち発芽率,草丈については春植と秋根との間に顕著な差異は認められなかった 第2表 植付時期が球茎生産におよぼす影響(成増の場合) 1956ノ}57 j仔球数1榊重畳憫付時芸 品 種桓両調査数j 丈】新球数l新球重盗 100 93..4 50 90∴3

開花率はいずれも秋根が半滅した.新球と仔球の数および歪急については,GoldencupとSpic and span とで は全く相反した結果が得られた

笑顔中の温度月平均ほ第3襲に示す通りである.

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鶴11巻 通巻弟29写(.1959) 175 Snl之111cormd畠 し)8∼01g /む・恒・/, 月βC′∂㌢ Middle cor・mels 642 3086 420 2 ′Y 瑚 更 級 14∼05g O4g< ︵0 6 4 2 0 ▲‖0 6.4 クー 2 086420 8642 − \l履βγ盲α 0.、5∼03g 6 20 写1711夢鱒12 26 9 5月 8月 7月 8月 9月 17115鶉 豆■2声10 24 7 9月 10月 11月一城月1月 第2国 枝付時期が球茎の発育に.お よぼす影響 225 21630132710248225 7月 8月 9月10月11月 7月 8月 9月 紳月11月 7月 8月 9月10月11月 171152912261024721171152912261け24γ2l17115291226′1024721 9月10月11月12月1月 叩10月11f】12月1月 9月10月1川 こニ.二1ユカ 第1図格付時期および仔球の大小が球茎の発育におよぼす影響 第:3表 湿 度 表 1956∼57 Ⅳ 考 察 成球を植付けた場合,GoldencupとSpicaIld spanとで新棟およば仔球の生産盈について相反した結果が得られ たのは,Goldencupの植付球憲が秋の力がやや大きかったために,秋穂の男が収監が多くなったものと思われる. 従って同じ球憲のものを植付けたSpicand spanの結果が,春精と秋穂との差異を正しく現わしているものと考え られる‖ しかしこのことは,また植付時期による差異よりも,植付時の球茎の大ぎさによる差異の男が大きいことを 示すものとも考えられ,仔球の場合の結果とも合せ考察するならば,なるべく大きな仔球を選んで,できるだけ温度 の充分ある時期に確付け,初期の発育を促すように我増すれば,暖地におけるダラジオ・ラスの秋穂も可鎗であると考 えられる.

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香川大学農学部学術報告 176 Ⅴ 摘 要 (1)Bo−PeeP.Hector,Spotlight,Valeriaの4品種を用い,仔球を露盈によって3段階に分け,更にこ・れを2等 分して1956年5月:31日,および8月20日の2回に植付けて,新堀の生産状況を比較した・ (2)いずれの植付時期のものも,仔球の大きさに伴って発芽率,開花率,草丈,新球および仔球の生産盛が増加し た. (3)春植と秋穂を比較すれば,発芽率,開花率,草丈,新球および仔球の生産盛典に秋穂が劣った・ 佳)GoldencupおよびSpicandspanの成=陳について,蓉植と.秋穂とを比較すると,仔瑚の場合とほぼ同様な 傾向を哀したが,両者間の差異は仔瑠の場合より少なかった (5)以上の結果から暖地においてほ,大きな仔球を選び,初期の生育を促せは秋穂による球茎生産も可能であると 考えられる“ 参 考 文 献 (1)小杉滑:ダラジオうスの花芽並びに球茎の発育経過 (19略)、 について園芸学会雑記20(3,4).2:3レー237(1951)・(3)∵, 住友昭利,片桐武意:輸出グラジオラス

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:グラジオラスのBlindに閲す・る研究‖ の繁殖に・関する研究工。日長がダラジオ・ラスの球茎並 肛ダラジオ・ラス品種の濫獲および光線に対する反応に びに好球の形成におよぽす影紗こついて 替川大学農 っいて 有川県立選科大学学術報賃7(2),113∼122 学部学術報嘗9(2),59一)65(195フ)1 SⅦm m a r y

(1)Thecormelsof4varietieswereplanted on May31,1956and on August20,1956,and the cormso董twovarietiesonAugust20,1956and onJM且r・Ch21,1957in Kagawa}tO know whether the fa11−plantingcultureiseffectiveornot董orthegladioluscormandcormelproductionlAnd the results obtained are summarized as fo1lows:

(2)Percentageof germination,perCentageOf董lowering,heightofplants・andamountsofcormand cormelproductionwereincreasedordecreasedwiththe size of planted cormels・bothin springqand fall−planted plots

(3)Percentage of germination,PerCentage O董floweriI−g,heightof plants,and amountsof corm and cormelproductioninthefal1−plantedplotswere smallerthan thoseof spring−plantedplo†s・

極)Inthecorm plantedplots,thedifferer)CeSbetweenspringrplan†ed plotsandfalトplanted plotson the amountso董corm and cormelproductionwere smaller thaヱ1thoseofcormelsu$edt

(5)From these r6Sultsit seerr]S that the fali−planting culture could be usefulfor the gladiolus

corm and cormelproductionin the warmer reagions ofJapan,iflarge cormelswere usedl

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