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Microsoft SQL Server 2012 における EMC パフォーマンスの高速化EMC VFCache、EMC Symmetrix VMAX 10K、および EMC FAST VP

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ホワイト ペーパー

Microsoft SQL Server 2012

における EMC

パフォーマンスの高速化

EMC VFCache

、EMC Symmetrix VMAX 10K、および EMC FAST VP

EMC VFCache

による SQL Server の高速化

EMC FAST VP

によるストレージの最適化

VMware vSphere

サーバの仮想化

EMC

ソリューション グループ

要約

このホワイト ペーパーでは、EMC Symmetrix® VMAX® 10Kシステム上の、 可用性グループを含む仮想化されたSQL Server 2012 環境でのEMC® VFCache™の影響を解説します。ここでは、VFCacheを使って、最も頻繁に 参照されるデータをサーバベースのPCIeカードにキャッシュし、ストレー ジ アレイへのアクセスを不要にした場合のパフォーマンスの向上について 説明します。また、VFCacheとVMware® vSphere® 5の統合、および仮想環境 でのメンテナンスの容易さについても説明します。 2012年 7 月

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Copyright © 2012 EMC Corporation. All rights reserved.(不許複製 禁無断転載) EMC Corporationは、この資料に記載される情報が、発行日時点で正確であると みなしています。この情報は予告なく変更されることがあります。 この資料に記載される情報は、「現状有姿」の条件で提供されています。EMC Corporationは、この資料に記載される情報に関する、どのような内容について も表明保証条項を設けず、特に、商品性や特定の目的に対する適応性に対する 黙示の保証はいたしません。 この資料に記載される、いかなる EMC ソフトウェアの使用、複製、頒布も、当 該ソフトウェア ライセンスが必要です。

最新の EMC 製品名については、japan.emc.com で EMC Corporation の商標を参 照してください。

VMware、ESXi、VMware vCenter、および VMware vSphere は、米国およびその 他の国における VMware, Inc.の登録商標または商標です。

Intelおよび Xeon は、米国およびその他の国における Intel Corporation の商標 です。

その他のすべての名称ならびに製品についての商標は、それぞれの所有者の商 標または登録商標です。

パーツ番号:H10738-J

 

Microsoft SQL Server 2012における EMC パフォーマンスの高速化

EMC VFCache、EMC Symmetrix VMAX 10K、および EMC FAST VP

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目次

エグゼクティブ サマリー ... 5 ビジネス ケース... 5 ソリューションの概要 ... 5 主な結果 ... 5 はじめに ... 6 目的... 6 適用範囲 ... 6 対象読者 ... 6 用語... 6 テクノロジーの概要 ... 8 主要なコンポーネントの紹介 ... 8 EMC VFCache ... 8 最高速度のサーバ側フラッシュのキャッシング ... 8 総合的な保護のためのアレイへのライトスルー キャッシュ ... 9 あらゆるアプリケーションへの対応... 9 vSphereとの統合 ... 9 システム リソースへのインパクトを最小化 ... 9

EMC Symmetrix VMAX 10Kスト レージ アレイ ... 10

Symmetrix VMAX 10KのFAST VP... 10

EMC仮想ストレージ インテグレータ ... 11 EMC PowerPath/VE ... 11 VMware vSphere 5 ... 11 Microsoft SQL Server 2012... 12 AlwaysOn ... 12 ソリューションの構成 ... 13 ソリューションの概要 ... 13 ソリューション アーキテクチャ ... 13 SQL Server 2012のユーザー プロファイルおよび設計... 14 ハードウェア リソース... 16 ソフトウェア リソース... 17 ストレージ設計 ... 18 概要... 18 ストレージ設計のレイアウト ... 18 FAST VPの設計に関する考慮事項 ... 18

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Microsoft SQL Server 2012における EMC パフォーマンスの高速化

EMC VFCache、EMC Symmetrix VMAX 10K、および EMC FAST VP

4 VFCacheの管理と構成... 20 概要... 20 VFCache管理... 20 VFCache構成... 21 テストおよび検証... 23 テストの概要 ... 23 ベンチマーク パフォーマンスの結果について ... 23 テストの目的 ... 23 テスト プロ シージャ ... 23 テスト結果... 24 結果の概要 ... 24 EMC VFCacheの有効化... 25 2階層システム(FCおよびSATA)でのVFCacheの効果 ... 26 3階層ストレージ システム(Flash、FC、およびSATA)でのVFCacheの効果 ... 30 VFCache統計情報... 32

VMware vSphere ESXiサーバのパフォーマンス ... 33

結論 ... 35 まとめ ... 35 発見事項 ... 35 関連資料 ... 36 ホワイト ペーパー ... 36 製品ドキュメント... 36 その他のドキュメント ... 36

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エグゼクティブ サマリー

コスト競争がますます激化する今日の環境において、企業はプロセスを最適化 し、サービスを向上させる一方で、ITコストを削減する必要に迫られています。 また、以下の理由により、ITインフラは、より高いパフォーマンスを求められて います。 ビジネス ケース • アクティブ ユーザー数の増大 • スピードが重視されるアプリケーションや拡大するサービスレベル契約 • ますます複雑になるビジネス プロセスと新たな分析ワークロード • 同時アクセス数の多い複数のデータベース このような課題に Microsoft SQL Server 2012 環境で対応するために、企業は、コ ストを削減し、データ保護を強化しながら、パフォーマンスを最適化できる新し いアプローチを検討する必要があります。 EMC®

VFCache™は、Peripheral Component Interconnect Express(PCIe)Flashテク ノロジーとインテリジェントなキャッシュ ソフトウェアを使用するハードウェア とソフトウェアを組み合わせたもので、レーテンシーの低減とスループットの向 上により読み取り処理速度が上がります。1 枚のVFCacheカードでは、8 KBの読 み取り要求を最大 10,000 件処理できますが、一般的なフラッシュ ディスクは、 数千件の読み取り要求しか処理できません。 VFCacheおよびSymmetrix® VMAX® 10Kストレージ アレイの両方を使って、EMC は、CPUやメモリなどのシステム リソースに与えるインパクトを最小限に抑えな がら、仮想化されたSQL Server 2012 のパフォーマンスを最適化できるソリュー ションを提供します。 このソリューションの目的は、VFCacheが、仮想化された環境において、EMC Symmetrix VMAX 10K上のSQL Server 2012 に対し、効果的でインテリジェントな I/Oパスを提供していることを示すことです。

ソリューションの 概要

この環境は、EMC Fully Automated Storage Tiering for Virtual Pools(FAST VP)によ りコントロールおよび最適化された、複数階層ストレージ ソリューションをベー スにしています。

このソリューションから、次のような結果が得られます。

主な結果

• EMC VFCache は、ストレージ アレイからサーバへの SQL OLTP トランザク ションの読み取りワークロードを軽減します。 • VFCache により、仮想環境での SQL Server データベース トランザクション のパフォーマンスが向上します。 • VFCache は、CPU やメモリなどのシステム リソースにほとんどインパクト を与えません。 • VMware® vSphere®

vCenter™に対応したEMC Virtual Storage Integrator(VSI) プラグインとの統合により、仮想化された環境でVFCacheの管理や監視がし やすくなります。

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はじめに

このホワイト ペーパーでは、I/Oを集中的に使用するSQL Server OLTPワークロー ドをサポートするEMC VFCacheの機能について説明します。

目的

このホワイト ペーパーは、

適用範囲

• システム リソースにほとんどインパクトを与えずに、大量の SQL Server OLTPワークロードのパフォーマンスを上げる EMC VFCache の機能を紹介し ます。

• EMC VFCache の簡単な管理や構成について説明します。

このホワイト ペーパーは、Symmetrix VMAX 10K および VFCache を使った環境の 計画、設計、または管理に関与する SQL Server 2012 データベース管理者、およ びストレージ設計者を対象にしています。 対象読者 このホワイト ペーパーでは、次の用語が使用されています。 用語 表 1. 用語 用語 定義 EMC VFCache レーテンシーの低減とスループットの向上を実現する サーバ フラッシュ キャッシュ ソリューション。イン テリジェントなキャッシュ ソフトウェアとPeripheral Component Interconnect Express(PCIe)フラッシュ テ クノロジーの活用により、アプリケーション パフォー マンスを大幅に向上させます。

FAST VP Fully Automated Storage Tiering for Virtual Pools。 Symmetrixストレージ アレイの機能の 1 つ。ストレー ジ アレイ内のパフォーマンスや容量が異なる階層間 でビジネス アプリケーション データを配置または再配 置するためのデータ ボリュームの識別が自動化され ます。 OLTP オンライン トランザクション処理。OLTPは、一般に、 データ入力や取得トランザクション処理に使用され ます。 Symmetrix VMAX 10K エンタープライズ クラスのディスク アレイの 1 つ。 中規模組織や大規模組織に対して、拡張性の高いスト レージに最高レベルの信頼性および可用性を提供する ためのソリューションを提供します。EMC 仮想プロビ ジョニング™ストレージの配置、Fully Automated Storage Tiering(FAST)、およびSymmetrix VMAX 10K は、複数のディスク テクノロジーをサポートすること で、業界をリードするソリューションを市場に提供し ます。

 

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EMC VFCache、EMC Symmetrix VMAX 10K、および EMC FAST VP

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用語 定義 ウォームアップ時間 ウォームアップ時間は、VFCache機能のプロモーション 処理の大部分を占めます。ウォームアップ時間は、 VFCacheがインストールされたばかりで、データが空の ときに発生します。また、アプリケーションのワーキ ング データ セットが大幅に変更されたときや、現在の VFCacheデータが参照されなくなったときにも発生しま す。

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テクノロジーの概要

このセクションでは、このソリューションで使用されるテクノロジーの概要を説 明します。 主要なコンポーネ ントの紹介 • EMC VFCache

• EMC Symmetrix VMAX 10K ストレージ アレイ • Symmetrix VMAX 10K の FAST VP

• EMC 仮想ストレージ インテグレータ • EMC PowerPath® /VE • VMware® vSphere® 5 • Microsoft SQL Server 2012 EMC VFCacheは、サーバのフラッシュ キャッシュ ソリューションの 1 つで、 レーテンシーを減らし、スループットを向上させます。VFCacheは、インテリ ジェントなキャッシュ ソフトウェアとPCIeフラッシュ テクノロジーを活用し、 アプリケーション パフォーマンスを飛躍的に向上させます。 EMC VFCache 最高速度のサーバ側フラッシュのキャッシング VFCacheソフトウェアは、サーバベースのPCIe カードで最も頻繁に参照される データをキャッシュするため、データはアプリケーションにより近いところに置 かれます。 VFCacheのキャッシング最適化では、最も頻繁に参照されるデータを判断し、 これをサーバのフラッシュ キャッシュにプロモートすることで、変化するワーク ロードに自動的に適応します。つまり、「最もホットな」データ(最もアクティ ブなデータ)がサーバのPCIeカード上に自動的にキャッシュされ、迅速にアクセ スできます。 VFCacheは、ストレージ アレイから読み取りトラフィックをオフロードします。 このため、別のアプリケーションにより多くの処理能力を割り当てられます。 VFCacheで特定のアプリケーションを高速化している間、別のアプリケーション ではアレイのパフォーマンスが維持されるか、ほんのわずかしか上昇しません。 図 1に示すとおり、VFCacheの高度なアーキテクチャでは、パフォーマンス向上 とデータ保護の両方が実現されています。 • 読み取りは、パフォーマンス向上のため VFCache によって行われます。 • 書き込みは保護のためにストレージ アレイを通じて渡され、さらにそのコ ピーがVFCacheに保持されます。  

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図 1. EMC VFCache による高度なアーキテクチャ 総合的な保護のためのアレイへのライトスルー キャッシュ VFCacheは、ストレージのライトスルー キャッシュを使用して読み取り速度を向 上させ、データを保護することで、永続的な高可用性、整合性、災害復旧を提供 します。 あらゆるアプリケーションへの対応 VFCacheはアプリケーションに対して透過的なので、環境に VFCache を導入する 時に、書き直し、再テスト、再認定は必要ありません。 vSphereとの統合 VFCacheは、仮想環境および物理環境の両方を強化します。VSIプラグインと統合 することで、VFCacheの管理や監視が簡単になります。 システム リソースへのインパクトを最小化

VFCacheの目的は、フラッシュの管理作業をホスト CPU から PCIe カードに移行 して、サーバの CPU オーバーヘッドを最小化することです。

VFCacheは最も効率がよく、インテリジェントな I/O パスをアプリケーションか らデータストアまで作成します。その結果、物理環境と仮想環境の両方で、パフ ォーマンス、インテリジェンス、保護機能を動的に最適化可能なインフラストラ クチャを実現できます。

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Symmetrix VMAX 10Kストレージ システムは、厳しいストレージ要件と限られたリ ソースで、ますます多くのIT組織およびサービス プロバイダに、業界をリードす るハイエンドの仮想ストレージ機能を提供する新しいエンタープライズ ストレー ジ クラスです。 EMC Symmetrix VMAX 10Kスト レージ アレイ Symmetrix VMAX 10Kは、簡単にインストールやセットアップ、使用ができるよ うに設計されています。信頼性およびパフォーマンスの向上を必要とするお客様 や、Symmetrix ベースのストレージ インフラストラクチャを初めて利用するお客 様に最適です。Symmetrix VMAX 10K は、アレイが届いたその日に簡単にセット アップできるように事前構成されているため、インストールは 4 時間以内に完了 します。

Virtual Matrix Architectureを活用するSymmetrix VMAX 10Kは、エンタープライズ レベルの信頼性、可用性、保守性を提供します。100%仮想プロビジョニング シ ステムとして、VMAX 10Kは、ホスト、アプリケーション、ファイル システム に、物理的に提供されているストレージよりも多くのストレージを供給するとい う考え方ができます1 。物理ストレージは、アプリケーションを最初に構成した ときではなく、データを書き込むときにのみ割り当てられます。このため手動計 算が不要になり、同時にアレイでアイドル状態にあるストレージ容量を削減する ことで、電力および冷却コストを削減できます。 FAST VPを追加して階層型ストレージを完全自動化することで、継続中のアプリ ケーションやストレージのパフォーマンスに関連したメンテナンス タスクのオー バーヘッドを最小限に抑えるだけでなく、除去することも可能です。

EMCの業界をリードするVMware統合上に構築されたSymmetrix VMAX 10Kは、さ らに効率的なエンタープライズ ストレージを提供します。EMC VSI for VMwareに より、仮想環境にEMCストレージを統合する処理が簡単になります。 Symmetrix VMAX 10Kは、シンプルな自己調整機能を、高度なエンタープライズ ク ラスのストレージ システムにコスト効率よく統合します。EMCサブボリュームの 自動階層化テクノロジーと仮想プロビジョニング テクノロジーを統合すること で、FAST VPは、ストレージ管理者による、ポリシー ベースの自動化計画の実装 を可能にします。FAST VPは、階層と階層の間で無停止のデータ移動を動的に実 行します。これにより、高パフォーマンスのドライブはボリュームのホット スポ ット(負荷の高い部分)にサービスを提供し、LUNやあまり高価ではないドライ ブは非アクティブなデータにサービスを提供するようになります。 Symmetrix VMAX 10Kの FAST VP FAST VPでは、お客様は次のことを実現できます。 • 低コスト、少ないドライブ、省電力および冷却、小さな設置面積での優れ たパフォーマンス • 高パフォーマンス ワークロードのためにフラッシュ ドライブを最大限に 使用 • アクセス頻度が低いデータを SATA ドライブに置くことにより、ストレージ のコストを削減 • 階層型環境での自動管理を大幅に効率化 1 VMAX 10Kストレージ アレイは、最初に過剰プロビジョニングすることができます。  

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EMC VSIは、EMC ストレージを環境内に使用しているすべての VMware ユーザー が利用できる VMware vCenter のプラグインです。

EMC仮想ストレー

ジ インテグレータ

VSIを使用すると、EMCストレージでVMware vSphereデータストアをLUNおよび NFS共有にマッピングする処理が単純化されます。また、アレイ上にある仮想マ シンおよびrawデバイスのマッピング ファイルの場所を特定する際にも役立ちま す。VMwareの管理者がストレージ レイヤーの可視性を確保できるため、ストレ ージ パフォーマンスの問題のトラブルシューティングに役立ちます。また、 サーバ、ストレージ、仮想化の各チーム間のコミュニケーションが合理化され ます。

このソリューションでは、VMware High Availability(HA)クラスタの VMware vSphereホストで、EMC PowerPath/VE ソフトウェアが使用されていました。 PowerPathにより、ホストは、複数のホスト バス アダプタ(HBA)ポートを通じ て、LUN に接続できるようになります。このため、複数のデータ アクセス パス が使用できるようになります。これはマルチパス機能と呼ばれます。PowerPath は、ロード バランシング アルゴリズムを使用して、マルチパス LUN を最適化し ます。ポートのロード バランシングにより、使用可能なすべてのチャネル全体 に、I/O ワークロードが均等に割り当てられます。Symmetrix VMAX 10K システム に接続されているホストは、マルチパスのメリットを受けられます。 EMC PowerPath/VE マルチパスのメリットは次のとおりです。 • 同一のストレージ プロセッサにあるポートからポートへのフェイルオー バー。これにより、均等なシステム負荷が保持されます • ストレージ プロセッサのポートや HBA 間でのポートのロード バランシ ング • ホストからストレージ システムへのより高い帯域幅割り当て

VMware vSphere 5は、最新のVMware仮想データ センター オペレーティング システムです。VMware vSphere 5 は、すべてのアプリケーションで簡単かつプ ロアクティブな自動管理を可能にする組み込みの可用性、拡張性、セキュリティ サービスによって、ITインフラストラクチャを最も効率的な共有のオン デマンド ユーティリティに変換します。 VMware vSphere 5 vSphere 5では、仮想マシンがハイパーバイザのリソースをより効率的に活用で きるようにするため、拡張性およびパフォーマンスが以下のように強化されてい ます。 • 32way SMP(仮想対称型マルチ プロセッシング)。 • ESXi 5.0 は、仮想 CPU を最大 32 個持つ仮想マシンをサポートします。これ により、VMware ESXi オペレーティング システムで、CPU を集中的に使う ワークロード(SQL Server 2012 など)、を実行できるようになります。 • 1 TB の仮想マシン RAM。ESXi 5.0 仮想マシンには、最大で 1 TB の RAM を

割り当てることができます。

• VMware vSphere サーバ 1 台あたり最大 100 万 IOPS。 • ネットワーク帯域幅 36 GB/s 以上。

EMCの業界をリードする VMware 統合上に構築された Symmetrix VMAX 10K は、 VMware vSphere 5クラウド インフラストラクチャとの新たな統合を通じて、さ らに効率的なエンタープライズ ストレージを提供します。

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Microsoft SQL Server 2012は、eCommerce、基幹業務、およびデータ ウェアハウ ジング ソリューションに対応した、Microsoftデータベース管理および解析システ ムの最新バージョンです。 Microsoft SQL Server 2012 AlwaysOn

SQL Server AlwaysOnは、SQL Server 2012 に対応した、新しく、包括的な高可用 性(HA)および災害復旧ソリューションです。AlwaysOn は、特定のデータベー スおよびすべてのインスタンスの両方に新しく強化された機能を提供すること で、以下を使用したさまざまな HA システム構成のサポートを可能にします。 • AlwaysOn フェイルオーバー クラスタ インスタンス • AlwaysOn 可用性グループ 注 SQL Server AlwaysOnは、このソリューションではテストされていま せん。詳細については、「Microsoft SQL Server 2012 向け EMC ミッショ ン クリティカル インフラストラクチャ:EMC Symmetrix VMAXe、EMC FAST VP、SQL Server AlwaysOn 可用性グループ、VMware vSphere」ホワ イト ペーパーを参照してください。

 

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ソリューションの構成

このソリューションには、2 台のエンジン構成のSymmetrix VMAX 10Kストレージ アレイと、FAST VPポリシーにより管理およびコントロールされる最適化された ディスク構成が含まれます。このストレージ アレイは、SQL Server 2012 が実行 されている仮想環境で、2 つのSQL Serverインスタンスをサポートします。 ソリューションの 概要

EMC VFCacheは、パフォーマンスを上げ、I/O処理のストレージ アレイからサー バにオフロードし、SQL Serverの応答時間を短縮するために、プライマリSQL Server仮想マシンを使って、ESXiホストにインストールされました。

このソリューション設計には、次の物理コンポーネントが含まれています。

ソリューション

アーキテクチャ • 2 つの vSphere ESXi サーバ。それぞれ、1 つの SQL Server 仮想マシンをホ

ストしています

• プライマリ SQL 仮想マシンで有効化されている VFCache • Symmetrix VMAX 10K SAN ストレージ

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図 2 は、ソリューション アーキテクチャの概要を示しています。

図 2. ソリューション アーキテクチャ

この環境は、VMware vSphere 5 およびSymmetrix VMAX 10K上の 2 つのSQL Server 2012仮想マシンから構成されていました。この仮想化されたSQL Server 2012 環 境は、5%のCPUオーバーヘッドを見込んで設計されており、十分なパ フォーマンスとスループットが提供されている上、設置面積を減らすことができ ました。この結果、物理環境と比較して、サーバのリソース効率が上がり、電力 コストと冷却コストが削減されました。 SQL Server 2012 のユーザー プロファイルおよ び設計 VMware vSphere 5には、仮想マシンで最高 32 個のプロセッサをサポートできる 新しい機能が用意されています。この新しい機能により、エンタープライズ レベ ルのSQL Server 2012 の処理能力が上がり、さらに多くのトランザクションを処 理できるようになっています。  

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表 2 は、SQL Server構成のプロファイルを示しています。 表 2. SQL Server のプロファイル プロファイル SQLデータベースの容量 4つのユーザー データベース: 合計 1.8 TB 1×50 GB(5,000 ユーザー) 1×250 GB(25,000 ユーザー) 1×500 GB(50,000 ユーザー) 1×1 TB(100,000 ユーザー) SQLサーバ インスタンスの数 2 仮想マシン 1 つあたりのユーザーデータ ベース数 4 仮想マシンの数 2

SQL Server仮想マシンの構成 プライマリ サーバ:32個のIntel Xeon

X5760 CPU(2.27 GB/4×8 コア)/64 GB メモリ セカンダリ サーバ:24個のIntel Xeon X5760 CPU(2.27 GB/4×8 コア)/64 GB メモリ 同時ユーザー 組み合わせて、複数のデータベースにわ たって、ホット ワークロード、ウォーム ワークロード、コールド ワークロードを シミュレート 図 3 は、SQL Server LUNの設計を示しています。このソリューションでは、 300 GB VFCacheカードで使用可能なスペースを 278 GB使い、3 TBを超える 16個のデータベースLUNのキャッシュ ニーズをサポート(1.8 TBのアクティブ デ ータにサービスを提供)します。この設計は、次のベスト プラクティスに準拠し ています。 • 共有シン プール上の異なる LUN にデータとログを分散します。 • 大規模なデータベースについては、独立したファイル グループ(tpce2、 tpce3、および tpce4)を使用します。 • プライマリ サーバとセカンダリ サーバで構成の整合性を確保します(デー タ、ログ、および tempDB)。 • キャッシュ デバイス上に VMFS データストアを作成します。 • VMFS データストアから 278 GB の容量を持つ仮想ディスクを 1 つ作成し (残りのスペースは VFCache 用に予約されます)、プライマリ サーバに追 加します。

• VFCache ソース LUN として、プライマリ データベース LUN のみを構成し ます。

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図 3. 表 3. SQL Server LUNの設計 表 3 は、このソリューションの検証に使用されるハードウェア リソースをまとめ たものです。 ハードウェア リソース ハードウェア リソース 装置 個数 構成

Symmetrix VMAX 10K 1 VMAX 10K 7.2K 2,000 GB(SATA)、数量:64 VMAX 10K 15K 450 GB(FC)、数量:120 VMAX 10K Flash 200 GB(Flash)、数量:20 エンジン:2 キャッシュ:96 GB(ミラーリング) FAST VP対応 (ドライブ数は、VMAX 10Kアレイで何が使用できるか によって異なります)  

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装置 個数 構成 32コア Intel Nehalem-EXサーバ 2 32コア 196 GB RAM ファイバ チャネル スイッチ 2 8 GB FCスイッチ GbEネットワーク スイッチ 1 ネットワーク スイッチ:24 ポート EMC VFCacheカード (MLC) 1 ライトスルー ポリシー、300 GB のキャッシュ スペース 表 4 に、このソリューションで使用されるソフトウェア リソースをまとめます。 ソフトウェア リソース 表 4. ソフトウェア リソース ソフトウェア 個数 バージョン 目的 Windows Server 2008 R2 4 2008 R2 x64 SP1 ソース仮想マシンとターゲット仮想マ シン 仮想マシンのロード ドメイン コントローラ VMware vCenter Server VMware ESXi 5 2 5.0.0

Update 1

仮想マシンをホストするための 2 ノード ESXiクラスタ

VMware vCenter 5 1 5.0.0 Virtual Center管理サーバ Microsoft SQL

Server 2012

2 RTM データベース ソフトウェア

EMC PowerPath 2 5.5 SQLの本番およびセカンダリ ホスト HBA

の高度なマルチパス機能 EMC VSI 1 5.1 ストレージ管理を簡略化するために、 vCenterからストレージをプロビジョニン グし、確認 EMC VFCacheドラ イバ 1 1.0 ESXiホスト サーバにインストールされた ドライバ ソフトウェア EMC VFCacheソフ トウェア 1 1.0 VFCacheを使用して高速化する必要のあ る仮想マシンごとにインストールが必要 EMC VFCache VSI

プラグイン

1 1.0 VMware vCenterクライアントでの

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ストレージ設計

ソリューション チームは、ストレージ プロビジョニングのために、Symmetrix仮 想プロビジョニング テクノロジーを使用しました。シン プールは、事前構成さ れたシン データ デバイスを使用して、構成されていました。ストレージ リソー スは、シン プール内のデータ デバイスすべてにわたって割り当てられたため、 I/Oは広くストライピングされました。結果として、シン デバイスに対するア プリケーションのI/Oワークロードは、すべてのリソースに均等に分散されま した。 概要 ストレージは、ホスト データLUNレーテンシー(20 ms未満)とログLUNレー テンシー(5 ms未満)を達成するように設計されていました。表 5 はディスク グループ構成を示しています。 ストレージ設計の レイアウト 表 5. ディスク グループ構成 ドライブの 種類 RAIDタイプ 必要なドライ ブ数 1ドライブにつ き推奨される 最大 IOPS 合計推定 IOPS Flash1 R5(3+1) 16 1,800 28,800 FC R1 112 150 16,800 SATA R6(6+2) 56 50 3,000 1 ストレージに負荷がかかっているときのVFCacheの効果を調べるため、この階層 は、2 階層ストレージ構成からは除外されていました。 3階層すべてにわたる 2 つのFAST VPシン プール(プライマリおよびセカンダ リ)が作成されました。これらのシン プールは、可用性グループの各サイトで、 SQL Server tempDB、ユーザー データベース、およびLUNにサービスを提供し ます。 • プライマリ プール:プライマリ SQL Server 上の LUN 用 • セカンダリ プール:セカンダリSQL Server上のLUN用 FAST VPのサイズ設定に関する一般的なガイドラインは以下のとおりです。 FAST VPの設計に 関する考慮事項 • フラッシュ ドライブは、ランダム読み取りの回数が多いほど、ワークロー ドに対するパフォーマンスが向上します。データベース ログ LUN には、 シーケンシャル書き込みを行う性質があるため、フラッシュ ドライブを効 果的に使用するには、データ LUN に対してのみ FAST VP を有効化します。 ログ LUN および tempDB LUN は、FC 階層に固定されていました。

• 大規模なシン デバイスについては、ストライピングされたメタ デバイスを 使用すると、パフォーマンスが向上します。 • FAST VP ポリシー要件に従って、サイズ設定を実行します。 ƒ 最高の総所有コスト(TCO)のためには、RAID 5 フラッシュ ドライブ ƒ 最高のデータ保護のためには、RAID 6 SATA ドライブ ƒ 最高のパフォーマンスのためには、RAID 1 FC ドライブ  

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表 6 に、このソリューションで使用される FAST VP 階層とポリシーをまとめ ます。 表 6. FAST VP 階層とポリシー 階層名 ドライブ テクノロジー 3階層FAST VP 設定1 2階層FAST VP 設定2 MS_Flash 200 GBフラッシュ ドライブ 30% N/A MS_FibreChannel 450 GB 15K FCドライブ 60% 100% MS_SATA 2 TB 7.2K SATAドライブ 10% 100% 1. 階層、特にFlash階層に対するデータ量を制限しながら、最適なパフォーマ ンスを提供するように設計されたポリシー。 2. 2階層設定は、VFCache が、読み取りが集中的に行われるワークロードのストレー ジ ボトルネックをどのように減らすのかをデモンストレーションするために設計 されました。

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VFCache

の管理と構成

このセクションでは、EMCソリューション チームが、このソリューションでどの ようにVFCacheを構成したかについて、概要を説明します。 概要 図 4 は、VMware環境でのVSIプラグインを使用したVFCacheの管理および監視を 示しています。 VFCache管理 図 4. VSI統合管理コンソール また、Windowsの仮想マシンでVFCacheコマンド ライン インタフェース(CLI)を 同じ目的で使用することもできます。 図 5 は、278 GBのボリュームを使用するVFCacheプールにあるLUNすべての現在 の統計を示しています。この図からは、読み取りヒット率(約 55%)、書き込み ヒット率(5.97%)の合計、およびソースLUNそれぞれの読み取りおよび書き込 みヒット率がわかります。  

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図 5. Windows VFCache CLI この構成では、VFCacheカードの 300 GBのうち278 GBを使用できるキャッ シュ デバイスを 1 つ構成しました。図 4および図 5に示すとおり、16 台のソース データ デバイスはすべて、このキャッシュ デバイスと関連付けられていま した。 VFCache構成 この構成は、VSIに統合されたプラグインのウィザードを使用したので簡単でし た。必要であれば、Windows仮想マシンからCLIを使用することもできます。 仮想マシンでLUNに図 4のようにVFCacheを構成した時には、次の手順に従い ました。 1. vSphere vCenterからキャッシュ デバイスに仮想マシン ファイル システム (VMFS)を作成します。

2. VFCacheに対応した VSI プラグインを使用して、VFCache デバイスを仮想 ディスクの形式で仮想マシンに追加します。

デバイス全体を 1 つの仮想マシンに追加することもできますし、仮想ディ スクにパーティションして、異なる複数の仮想マシンで使用することもで きます。VFCache仮想ディスクは、仮想マシンのディスク管理ウィザード に、OEM(Original Equipment Manufacturer)パーティションとして表示さ れます(図 6を参照)。 3. ソース デバイスを有効化されたVFCacheデバイスに追加して、このソース デバイスを高速化します。 いずれのソース デバイスも、VFCache によるキャッシュ操作のために一時的に 停止できます。または、他のソース デバイスに影響を与えずに、キャッシュか ら削除することもできます。

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図 6. VMware ディスク管理

 

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テストおよび検証

このソリューションでは、Symmetrix VMAX 10Kストレージ システム上のVMware 環境で仮想化されたAlwaysOn可用性グループを持つマルチユーザーのSQL Server 2012データベースでOLTPのパフォーマンスを上げるVFCacheの性能および機能を 検証しました。このセクションでは、このテストの結果を説明します。 テストの概要 ベンチマークの結果は、ワークロード、具体的なアプリケーション要件、および システム設計と実装に大きく左右されます。上記およびその他の要因によって、 相対的なシステム パフォーマンスが変動します。したがって、容量計画および 製品評価に関する重要な意思決定が期待されている特別なカスタマー アプリケー ション ベンチマークの代わりとして、このワークロードを使用することはお勧め しません。 ベンチマーク パフォーマンスの 結果について このレポートに記載されているパフォーマンス データはすべて、厳密にコント ロールされた環境で取得されました。その他の動作環境で得られた結果とは大き く異なる可能性があります。 EMC Corporationは、1 分間あたりのトランザクション数で表されたパフォーマン スと同様の結果をユーザーが達成できる、または達成することを表明または保証 しません。 このテストの目的は以下のとおりです。 テストの目的 • プライマリ SQL 仮想マシンで VFCache を有効化し、システム上の VFCache のインパクトと、初期の「ウォームアップ」時間を観察します。 • 次の 2 種類の構成で、SQL Server(OLTP ワークロード)のパフォーマンス 向上のために VFCache を追加したインパクトを測定します。 ƒ FAST VP により制御された 2 階層構成(FC および SATA のみ) ƒ FAST VP により制御された 3 階層構成(Flash、FC、および SATA)

EMCソリューション チームは、複数のターゲット データベースに対して、同時 に同じ OLTP ワークロードをかけて一連のテストを実行しました。 テスト プロ シージャ テスト手順は次のとおりでした。 1. 2つのストレージ階層を持つFAST VPを構成し、設計されたOLTPワークロ ードをかけます。 a. ベースラインSQL Serverパフォーマンスを測定します。 b. プライマリ サーバでVFCacheを有効化し、SQL Serverのパフォーマン スを測定します。 2. 3つのストレージ階層を持つ FAST VP を構成し、同様の負荷をかけます。 a. SQL Server のパフォーマンスを測定します。 b. もう一度、プライマリ サーバで VFCache を有効化し、SQL Server の パフォーマンスを測定します。 注 ワークロード プロファイル パラメータは、すべてのテストで一定で した。

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テスト結果 結果の概要 VFCacheは有効化されると同時に効果を発揮し始め、パフォーマンスの向上を 必要とするデバイスが、キャッシュ プールに追加されました。この環境で、パ フォーマンスを最大まで上げるには、約 1 時間かかりました。このシステムに は、16 個のデータベース LUN 用に構成された、使用可能なキャッシュ スペース 278 GBを持つ VFCache デバイスがありました。 VFCacheにより、2 階層構成と 3 階層構成の両方で、レスポンスに時間のかかる トランザクションで、SQL Server のレスポンス タイムが大幅に短縮されました。 VFCacheのホスト ドライバは、サーバ/仮想マシンのシステム リソースに必要最 小限のインパクトしか与えません。 VFCacheを有効化した後、読み取りレーテンシーが約 50∼70%減少しました。 トランザクション レーテンシーについても、同様の効果が見られました。また、 VFCacheにより、高いレーテンシーを示していたトランザクションのレスポンス タイムも大幅に短縮されました。 VFCacheを使用しなかった場合、2 階層構成は 14,000 IOPS しかサポートできま せん。VFCache を使用すると、読み取りと書き込みの割合が 90:10 のときに、 24,000 IOPSをサポートできます。 VFCacheは、3 階層構成のストレージ アレイ上での I/O アクティビティが大幅に 削減される(約 10,000 IOPS)ため、ストレージ システムで、より多くのサーバ I/O要求をサポートできるようになりました。

FAST VPのテスト結果については、「Microsoft SQL Server 2012 向け EMC ミッ ション クリティカル インフラストラクチャ:EMC Symmetrix VMAXe、EMC FAST VP、SQL Server AlwaysOn 可用性グループ、VMware vSphere」ホワイト ペーパー を参照してください。

 

Microsoft SQL Server 2012における EMC パフォーマンスの高速化

EMC VFCache、EMC Symmetrix VMAX 10K、および EMC FAST VP

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表 7 は、このソリューションで使用されたすべてのテスト シナリオの詳しいテス ト結果をまとめたものです。

表 7. OLTPロードがかかっている場合のパフォーマンス データ

3階層ストレージ 2階層ストレージ

パフォーマンス

VFCacheなし VFCache あり VFCacheなし VFCacheあり

SQL Server仮想マシ ンの CPU 67.45% 67.85% 15.50%1 51.43% ESXi CPU 77.80% 78.20% 24.63%1 65.57% クライアント TPS 2,193 2,585 1,225 2,229 SQL Server仮想マシ ンの IOPS 23,938 23,916 14,123 23,602 VMAX 10Kフロント エンドIOPS 24,698 14,987 15,475 13,798 レーテンシー (ms)(読み取り/ 書き込み/転送) 4/1/4 2/2/2 11/1/10 4/3/4 1 このテストで引き起こされたストレージ ボトルネックにより、システムにプッシュ できるクライアントの負荷が制限されたため、CPUの使用率が低くなりました。 EMC VFCacheの有効化 初めて VFCache を有効化した直後、パフォーマンスの向上が明らかにわかるよう になりました。最大まで向上したパフォーマンスが安定した状態に到達するまで には、約 1 時間かかりました。 278 GBの使用可能なキャッシュ スペースを持つVFCache 1 つに対して、16 個の データLUNが構成されていました。 図 7 は、2 階層ストレージ システムでVFCacheを有効化した前後のプライマリ SQL Serverの読み取り/書き込みIOPSを示しています。

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図 7. VFCache有効化後のパフォーマンスの向上 システムが安定した状態に到達した後、このシステムのパフォーマンスは、 24時間のテスト期間中、非常に安定していました。 2階層システム(FC および SATA)での VFCache の効果 2階層システムから予想されるとおり、トランザクションの数が少なくても、 VFCacheがなければ、SQL Serverは明らかに長いレスポンス タイムを示していま した。 図 8 に示すとおり、VFCacheが有効化されていたとき、クエリー「Trade Lookup」と「Trade Update」のレスポンス タイムは50%削減されました。このテ ストでは、VFCacheを追加しても、システムによりサポートされるトランザクシ ョン(TPS)の総量が増加しました。  

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図 8. 2階層ストレージ構成での SQL Server の平均レスポンス タイム

FAST VPプールにFC階層とSATA階層しかなく、VFCacheが有効化されている場合、 SQL Server仮想マシンIOPSは、約 14,000 から 24,000 に増加しますが、Symmetrix VMAX 10K IOPSはわずかに減少します。クライアントTPSは、1,200 から 2,200 へ と、ほぼ 2 倍になります。詳細については、図 9を参照してくだ

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図 9. 2階層ストレージ構成に対する VFCache のインパクト 読み取りレーテンシーは、約 2/3 減少しましたが、書き込みレーテンシーはわ ずかに上昇しました。VFCacheは「ライトスルー」キャッシュであるため、書き 込み処理は行いません。書き込みは、VMAX 10K ストレージ アレイに直接渡され ます。SQL Serverトランザクションがほとんど 2 倍になったため、同じバックエ ンド ディスク構成を使用して、書き込み要求に対応するには、所要時間が多少 長くなりました。この場合、読み取りレーテンシーと書き込みレーテンシーは両 方とも 5 ms未満と、Microsoftが推奨する上限値の 20 msを大幅に下回っていま した。 トランザクションの処理に伴い、SQL Serverの使用率が上昇したため、CPUの使 用率も上昇しました。VFCacheにより、システムのストレージのボトルネックが 解消されたため、システムは より多くのSQL Server TPSを処理できるようになり ました。詳細については、図 10を参照してください。  

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図 10. 2階層ストレージ構成での VFCache の有効化前/後の CPU 使用率 図 11に示すとおり、VFCacheを有効化する前はSQL Serverのワークロードの読み 取り/書き込み比率は 87/13 と一定でした。 VFCacheの有効化後: • SQL Server 仮想マシンでは: ƒ 読み取り/書き込み比率は 90/10 に達しました。 ƒ SQL Server 仮想マシンでの読み取り I/O は、約 10,000 回増加しました。 ƒ 書き込み操作は 23%増加しました。 • VMAX 10K ストレージ アレイでは、読み取り/書き込み比率は 84/16 に低下 しました。これは、さらに多くの読み取り I/O が、サーバ側に移されたこ とを示しています。

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図 11. 2 階層ストレージ構成での読み取り/書き込み比率

3階層ストレージ システム(Flash、FC、および SATA)での VFCache の効果

うまく設計されたシステムで予想されるとおり、SQL Serverのレスポンス タイム は、VFCacheを導入する前から非常に短くなっていました。VFCacheは、レスポン ス タイムの短いクエリーには影響を与えませんでしたが、レスポンス タイムの 長いクエリーは大きな影響を受けていました。

このOLTPテストでは、「Trade Lookup」および「Trade Update」の 2 つのクエ リーが非常に長いレスポンス タイムを示していました。VFCacheの有効化後、こ れら 2 つのクエリーのレスポンス タイムは、30%以上減少していました(図 12 を参照)。

 

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図 12. VFCache前/後の 3 階層ストレージ構成システムにおけるSQL Serverの平均レス ポンス タイム 3階層ストレージ システムでは、VFCacheの有効化後、アレイのIOPSは 25,000 か ら 15,000 に減少しました。ホストのスループット(TPS)は、1 秒間につき約 2,200から 2,600 トランザクションに改善されました。読み取りレーテンシー は、50%減少しました。詳細については、図 13を参照してください。

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VFCacheを有効化した後、CPUやメモリなどのシステム リソースの使用率は、 大きく変わっていません。メモリの使用率はほぼ 100%です。これは、RAMの使 用率を最大化するようにSQL Serverが設計されているためです。CPU使用率は、 VFCacheが有効化された後、わずかに増加しました(SQL Server仮想マシンとESXi サーバの両方で 0.4%)。 図 14に示すとおり、VFCacheを有効化する前、読み取り/書き込み比率はSQL Server仮想マシンとアレイで一定でした(約 90:10)。 VFCacheの有効化後: • SQL Server 仮想マシンの読み取り/書き込み比率は変化していませんが、 アレイの読み取り/書き込み比率は大きく減少しました。 • VMAX 10KバックエンドIOPSの合計は 10,000 減少しました(すべて読み取 りI/Oです)。 図 14. 3 階層ストレージ構成システムでの読み取り/書き込み比率 VFCache統計情報

278 GBのVFCache LUNでは、合計 3 TBになる 16 個のデータベースLUNの平均 キャッシュ ヒット率が 50∼60%でした(図 15を参照)。

 

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図 15. VFCache統計情報

SQL Server仮想マシンをホストするVMware ESXiサーバの両方が一貫した パフォーマンスを示しました。 VMware vSphere ESXiサーバの パフォーマンス 図 16 は、SQLデータベース仮想マシンのプライマリ コピーにサービスを提供す るESXiサーバのCPU使用率を示しています。テスト中のCPU使用率は約65%でし た。これは、VFCacheを使用せずに同じクライアントワークロードに対応してい るシステム(77%)よりも低い値でした。これは、仮想化された環境では、CPU 使用率などシステム リソースにVFCacheが与えるインパクトは最小限に抑えられ ていることを示しています。

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図 16. プライマリ SQL 仮想マシンを持つ ESXi サーバの CPU 使用率

 

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結論

EMC VFCacheの拡張性と信頼性が高いことが証明されました。これにより、仮想 ESXiベースの環境でも、ストレージ システムをI/O処理のプレッシャーから解放 し、ホストによるディスク読み取り動作を高速化することができます。VFCache は、SQL Serverの全体的なトランザクション率を上げ、ディスク レーテンシーを 大幅に減らして、システム リソースへのインパクトを最低限に抑えます。 まとめ • vSphere 環境での VFCache の管理および監視は簡単です。構成後、ユー ザーが VFCache に介入しなくても、アプリケーションのワークロードの ニーズに合わせて、継続的に調整されます。 • VFCache は、SQL Server のレスポンス タイムを短縮することができます。 • VFCache のホスト ドライバは、サーバ/仮想マシンのシステム リソースに 必要最小限のインパクトしか与えません。 このテストでは、システム リソースのほとんどは、SQL Server のワーク ロードにより消費されていました。VFCache ドライバのオーバーヘッドは 無視できるものでした(VMware 環境で CPU 使用率の 0.4%)。 • 高度に最適化された、複数の階層からなるストレージ システムで、 VFCacheは、ストレージ アレイから読み取り I/O 処理をオフロードする一 方で、ディスク レーテンシーを減らすことで、より大きなトランザクショ ン スループットを可能にします。 • これよりも最適化程度の低い、2 階層ストレージ構成では、VFCache は SQL Serverトランザクションを大きく向上させ、全体的なホスト ディスク レーテンシーを減らすことができます。これはデータセンターの「ホット スポット(負荷の高い部分)」に対応し、発生しうるストレージ ボトル ネックを減らすことができます。 • OLTPワークロードを伴うVFCacheに対する最初の「ウォームアップ」期間 は、環境によって異なります。このソリューションでは、VFCacheが有効化 された直後の影響を観察しました。3 TBのデータベース ファイルをホスト する 16 個のLUNすべてで、約 1 時間以内に、安定した状態に到達しまし た。 この実証済みソリューションのテストにおける主要な発見事項は以下のとおり です。 発見事項 • VFCache プールに LUN を追加した直後から、パフォーマンスの向上が見ら れました。 • VFCache はサーバ主体のキャッシュです。VFCache をストレージ環境に導入 するために、アプリケーションやストレージ システムのレイアウトを変更 する必要はありません。 • VFCache はストレージ ソリューションではなく、キャッシング ソリューシ ョンであるため、データを移動する必要はありません。したがって、サー バや PCIe カードで不具合が発生した場合でも、データにアクセスできなく なる恐れはありません。

• VFCache の目的は、フラッシュの管理作業をホスト CPU から PCIe カードに 移行して、サーバの CPU オーバーヘッドを最小化することです。

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関連資料

詳細については、以下のホワイト ペーパーを参照してください。

ホワイト ペーパー

• Microsoft SQL Server 2012 向け EMC ミッション クリティカル インフラスト ラクチャ:EMC Symmetrix VMAXe、EMC FAST VP、SQL Server AlwaysOn 可用 性グループ、VMware vSphere

• EMC VFCache により Microsoft SQL Server を高速化:EMC VFCache、EMC Symmetrix VNX、Microsoft SQL Server 2008

• EMC VFCache により仮想化された Oracle を高速化:EMC VFCache、EMC Symmetrix VMAXおよび VMAXe、VMware vSphere、Oracle

• VMware vSphere 環境向け EMC Symmetrix VMAXe ストレージのプロビジョニ ング

• Microsoft SQL Server と EMC Symmetrix VMAXe 向けの構成に関するベスト プ ラクティス

• EMC Symmetrix VMAX シリーズ アレイの FAST VP(Fully Automated Storage Tiering for Virtual Pools)の実装

• Microsoft SQL Server 2008 R2 に向けた EMC ストレージの最適化と 高可用性

詳細については、以下の製品マニュアルを参照してください。

製品ドキュメント

• VFCache の概要

• EMC VFCache VMware VSI プラグイン管理ガイド • QLogic および Emulex HBA での Queue Depth の変更 • VMware ESX 拡張性の高いストレージのパフォーマンス

Microsoft SQL Server 2012およびAlwaysOnの詳細については、以下のドキュメン トを参照してください。 その他のドキュメ ント • AlwaysOn可用性グループ • 事前構成済みデータベースの最適化 • SQL Serverのベスト プラクティスに関する記事  

Microsoft SQL Server 2012における EMC パフォーマンスの高速化

EMC VFCache、EMC Symmetrix VMAX 10K、および EMC FAST VP

図 1.  EMC VFCache による高度なアーキテクチャ  総合的な保護のためのアレイへのライトスルー キャッシュ  VFCache は、ストレージのライトスルー キャッシュを使用して読み取り速度を向 上させ、データを保護することで、永続的な高可用性、整合性、災害復旧を提供 します。 あらゆるアプリケーションへの対応  VFCache はアプリケーションに対して透過的なので、環境に VFCache を導入する 時に、書き直し、再テスト、再認定は必要ありません。  vSphere との統合  VFCac
図  2  は、ソリューション アーキテクチャの概要を示しています。
表  2  は、 SQL Server 構成のプロファイルを示しています。 表 2.  SQL Server のプロファイル  プロファイル  値  SQL データベースの容量  4 つのユーザー データベース:  合計 1.8 TB  1×50 GB ( 5,000 ユーザー)    1×250 GB ( 25,000 ユーザー) 1×500 GB ( 50,000 ユーザー) 1×1 TB ( 100,000 ユーザー) SQL サーバ インスタンスの数 2  仮想マシン 1 つあたりのユーザー データ
図 3.  表 3.  SQL Server LUNの設計 表 3  は、このソリューションの検証に使用されるハードウェア リソースをまとめたものです。ハードウェア  リソース  ハードウェア リソース  装置  個数  構成
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参照

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