• 検索結果がありません。

労働投入の減少傾向口減少国内需要の縮小懸念第 1 章 ICT によるイノベーションと経済成長 特集部 ( 第 1 章 ~ 第 4 章 ) のテーマとして IoT ビッグデータ AI ~ネットワークとデータが創造する新たな価値 ~ を設定 サイバー空間 AI データを基に分析 データを送信 データの変

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "労働投入の減少傾向口減少国内需要の縮小懸念第 1 章 ICT によるイノベーションと経済成長 特集部 ( 第 1 章 ~ 第 4 章 ) のテーマとして IoT ビッグデータ AI ~ネットワークとデータが創造する新たな価値 ~ を設定 サイバー空間 AI データを基に分析 データを送信 データの変"

Copied!
6
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

特集 IoT・ビッグデータ・AI 

   ~ネットワークとデータが創造する新たな価値~

1

基本データと政策動向

2

第 5 章:ICT 分野の基本データ

総務省実施調査の結果を中心に、我が国 ICT の現状を示す最新データを幅広く紹介。

第 6 章:ICT 政策の動向

我が国の ICT 政策の最新動向を、総務省の取組を中心に紹介。

IoT・ビッグデータ・AI 等新たな ICT による経済成長への貢献経路について、供給面と

需要面から整理し、それぞれの経路について事例や企業の取組状況等を交えながら、ICT

が経済成長に与える潜在的効果を定量的に検証。また、ICT がもたらす非貨幣的価値(消

費者余剰等)についても考察。

第 1 章:ICT によるイノベーションと経済成長

第 2 章:IoT 時代における ICT 産業動向分析

経済成長への貢献が期待される ICT 産業について、IoT の進展を踏まえた上で全体構造の

整理を行い、ICT 機器・サービスの各市場規模や成長性、競争環境等について定量的に検証。

第 3 章:IoT 時代の新製品・サービス

IoT 時代の新たな ICT 機器・サービスとして、現在注目されているフィンテック、シェア

リングエコノミー等を取り上げ、それぞれ認知度、利用意向等国際消費者アンケートの比

較を踏まえながら、それらの現状や課題等について分析。また、医療、教育など公共分野

における先進的な ICT 利活用事例や、熊本地震における ICT 利活用事例を紹介。

第 4 章:ICT の進化と未来の仕事

ICT の進化が雇用や働き方に与える影響について概観した上で、急速な進歩を遂げる人工

知能(AI)を取り上げ、その現状や日米就労者アンケートの比較等を交えながら、今後必

要とされるスキルの変化と求められる教育・人材育成の在り方について検証。

平成 28 年版 情報通信白書のポイント

IoT・ビッグデータ・AI 等の新たな ICT について、その進展状況と社会経済全体にもたらす変化

について展望する。

(2)

ICT によるイノベーションと経済成長

1

○特集部(第1章~第4章)のテーマとして

 IoT・ビッグデータ・AI ~ネットワークとデータが創造する新たな価値~ を設定

現実世界

利活用サービス

AI

ビッグデータ

データを基に分析

サイバー空間

分析結果に

基づく制御

データを送信

現実世界へのフィードバック

新たな価値の創造

課題解決

様々な

モノ・機械・ヒト

自動運転

スマート

ファクトリー

ヘルスケア

センシング デジタル化

データの変換・抽出等

EMS

医療費増大

資源枯渇

社会課題

労働力不足

介護負担増大

○我が国が抱える少子高齢化等の課題を踏まえ、ICT が経済成長にどのように貢献するか、供給面、需要面につい

て8つの経路に類型化し分析。

○供給面については、ICT による経済成長への貢献度を明らかにするため、定量分析を行った。

供給

需要

持続的成長

の実現

少子高齢化・人口減少

国内需要の縮小懸念

労働投入の減少傾向

(2)労働参加拡大と労働の質向上

供給力強化

供給に係るICTの経済貢献経路

(4)グローバル需要の取り込み

(3)新商品・新サービスによる需要創出

  (プロダクト・イノベーション)

需要力強化

①ICTに係る投資

②ICTに係る利活用

③ICTに係る労働参画の促進

④ICTに係る労働力向上

需要に係るICTの経済貢献経路

⑤ICTに係る商品・サービスやビジネスの創出

⑥ICTを通じた消費の促進

⑦ICTに係る輸出や海外投資

⑧ICTを活用したインバウンド需要の喚起

(1)企業の生産性向上

  (プロセス・イノベーション)

(3)

○ ICT は、(既存統計のみではとらえきれない)非貨幣価値の創出にも貢献。

○様々な分野における ICT の利活用が進展することで、ICT は供給面のみならず、需要の創出においても貢献。

○ IoT・ビッグデータ・AI 等の ICT の進展により我が国の経済成長は加速、2020 年度時点で実質 GDP 約 33.1 兆

円の押し上げ効果。

○成長要因別にみると、TFP(全要素生産性)の寄与度が大きい。ICT は TFP の寄与度をさらに高める効果

ICT 成長による実質 GDP へのインパクト

(兆円) (年度) 507 507 516 516 525 525 506 506 496 496 513 513 515515 520520 530 530 525 525 531 531 540 540 541 541 548 548 553 553 557557 537 537 556 556 557557 572 572 581 581 590 590 460 480 500 520 540 560 580 600 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 予測 ベース シナリオ 実質GDP押し上げ効果

約33.1兆円

(2020年度時点) ICT成長 シナリオ ICT成長シナリオ(実質) ベースシナリオ(実質) 経済が足元の潜在成長率並みで将来にわ たって推移 ※内閣府試算に基づく IoT・AI・BD等のICTの進展を見据え、 企業におけるICT投資や生産性向上に係 る取り組みが活性化

スマートホーム(エネルギー系)

クラウド

エアコンなどの

家電機器

スマートメーター 蓄電システム

HEMS

HEMS

太陽光発電システム

ICT を通じた消費の促進

ICTによる消費促進の例で

あるオムニチャネル

(ネットショッピングと

リアル店舗の連携サービス)

成長要因の分解(ICT 成長シナリオ)

-2 -1 0 1 2 3 4 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020(年度) 予測 (%) TFP寄与度 労働寄与度 資本寄与度 全体 0 400 800 1200 1600 2000 0 20 40 60 80 100 (%) 消費者余剰 (204円/月) (円) (累積回答割合) 支払意思額 実際に支払っている金 額の平均値146円/月

消費者余剰の推計例

音楽・動画サービス。20 代 1 か月 1 人あたり

消費者余剰

※上記の例を基に、我が国における音楽・動画視聴サー

ビスの年間の余剰総額を算出したところ、

約 1100

億円

となった。

(1か月1人あたりの消費者余剰額の推計を 20 代~ 60

代について行い、「人口推計」「ネット利用人口」「音楽・

動画視聴サービス利用率」の統計データも用い算出)

●消費者が支払っても良いと考える価格と実際

に支払う価格との差。

● ICT による製品・サービスの低価格化・無料

化によって増加。

時間の節約の推計例(ネットショッピング)

50.4

42.9

62.3

52.5

63.6

0

20

40

60

20代(n=412)

30代(n=407)

40代(n=421)

50代(n=428)

60代(n=431)

(分)

● ICT による生活するための作業(調べもの、

買い物等)時間の節約によって余暇時間が増

加。

時間の節約

ネットショッピングによる買い物 1 回あたりの節約時間

情報資産と個人による価値創出

77.4

78.1

77.6

74.6

66.7

0

20

40

60

80

100(%)

20代(n=433)

30代(n=452)

40代(n=469)

50代(n=480)

60代(n=496)

●消費者が生成する SNS 記事、レビュー等が、

製品・サービスの選択やシェアリングエコノ

ミーの拡大等に役立つ。

情報資産

20 代~ 40 代では 8 割近くがネットショッピングの際レ

ビューを参考に

貸し手と借り手の間でレビュー等を相互に参

照、評価することで、従来にはなかった個人

対個人の取引や経済活動が実現。

右図は空きスペースを借りホームパーティー

を行う例。

(4)

IoT 時代における ICT 産業動向分析

2

○ IoT(インターネットにつながるモノの数)は「自動車」や「産業用途」をけん引役として、引き続き拡大。

○日本はインフラ整備状況に比して IoT 進展指標が低く、人材の育成やユーザー企業への IoT のユースケースの紹

介等、IoT 利活用を進める必要がある。

0 0.1 0.2 0.3 0.4 10 20 30 40 50 平均 普及促進に係る 政策・支援 資金調達 新規市場の創出 ネットワークの 高度化・仮想化 ネットワークインフラ整備 標準化 データ流通に係る ルールの整備 既存市場でのビジネス モデル確立 人材育成 端末・センサーの普及 国ごとで異なる課題 各国共通の課題 *偏差値を平均で割ったもの。変動係数が小さいほど各国が共通して課題と 認識しており、変動係数が大きくなるほど国ごとで課題認識に差がある。 (%) 変動係数 ( C.V. )

○ IoT の進展に係る課題についての国際企業アンケート(日、米、英、独、韓、中)結果として、日本はインフラ

面については他国と比較して課題と感じている企業が少ない一方、人材育成を課題と感じている企業が多い。

IoT の進展に係る課題の平均と変動係数 *

IoT の進展にかかる課題のうち最も重大な課題

39.9 53.4 50.0 49.0 38.5 44.9 26.9 23.3 25.0 26.0 24.6 27.1 13.6 9.7 12.0 15.4 18.0 14.0 7.4 8.7 9.8 4.8 13.9 6.5 12.1 4.9 3.3 4.8 4.9 7.5 0 20 40 60 80 100 日本 (N=594)(N=103)米国 (N=92)英国 (N=104)ドイツ (N=122)韓国 (N=107)中国 (%) 図の凡例については、左記グラフの凡例を下記のようにグループ化。 ●インフラ:「ネットワークの高度化・仮想化」「ネットワークインフラ整備」「端 末・センサーの普及」 ●ルール:「データ流通に係るルールの整備」「標準化」 ●市場:「新規市場の創出」「既存市場でのビジネスモデル確立」 ●資金:「普及促進に係る政策・支援」「資金調達」 ●人材:「人材育成」 インフラ ルール 市場 資金 人材

IoT の進展に係る指標化と国際比較

IoT進展指数(アンケートより)

重み

プロセス

IoTソリューション導入率

0.25

IoTソリューション導入済み企業のIoT

関連設備投資額(売上比)

0.25

プロダクト

IoT財・サービス提供率

0.25

IoT財・サービス提供中の企業のIoT財・

サービスの売上(売上比)

0.25

無線通信インフラ関連指数(ITU*)

重み

人口100人当たりの携帯電話契約数

0.5

人口100人当たりのモバイルBB契約数

0.5

*出所:ITU 「ICT Development Index」より

0 5 10 15 20 25 30 35 0 20 40 60 80 100 120 140 無線通信インフラ関連指数

米国

中国

ドイツ

英国

日本

韓国

IoT進展指標

IoT進展指標

無線通信に係るインフラの整備状況

IoTを活用した業務効率化(プロセス)や、潜在需要を喚起する新商 品・サービスの開発(プロダクト)状況を総合的にあらわしたもの

世界の IoT デバイス数の推移及び予測

分野・産業別の IoT デバイス数及び成長率

4,019 4,459 4,899 5,336 6,039 6,606 7,196 7,590 3,424 4,372 5,445 6,634 7,900 9,278 10,790 12,484 1,837 1,990 2,021 1,967 1,928 1,937 1,957 1,959 1,711 2,148 2,634 3,193 3,765 4,453 5,662 7,401 159 192 225 262 318 380 464 554 80 101 128 164 209 263 327 402 3 3 4 5 5 6 7 8 11,233 11,233 13,265 13,265 15,357 15,357 17,561 17,561 20,164 20,164 22,923 22,923 26,403 26,403 30,398 30,398 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 (百万個) 予測

通信

コンシューマ

コンピュータ

産業用途

医療

自動車

軍事・宇宙・航空

-5

0

5

10

15

20

25

30

(%)

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

IoTデバイス数(百万個)

(2015年)

医療

コンシューマ

通信

自動車

軍事・宇宙・航空

コンピュータ

産業用途

年平均成長率

(2015-2020

(5)

IoT 時代の新製品・サービス

3

○ IoT 時代を象徴する新サービスとして、FinTech やシェアリング・エコノミー等が登場。従来にない価値創造や

課題解決に資する事例も現れつつある。

○国別では米国から、各国の年代別では若年層から利用意向の上昇や利用が進みつつある傾向。

医療分野

医療従事者向けモバイルアプリ Join

FinTech

ウェアラブルデバイス

シェアリング・エコノミー

サービスロボット

○ ICT は社会課題解決にも貢献

A病院 B病院 A病院 管理者 ユーザー B病院 管理者 グループ (地域連携関係者等) 施設(病院) 間連携 グループ (診療科・シフト・救急等で作成) 相談・症例検討・ 共有 認証連携/専門医認定

○医療の質の向上

○医師不足の解消

○医療費の削減

Joinによる地域医療連携の効果 大学・研究機関・学会・研究会等 グループ (地域連携関係者等)

個人によるパーソナルデータの分散管理

○データの利活用・流通と安全性・コストとを

両立させる方法として、ブロックチェーンや

分散管理等の技術の可能性が注目されている。

必要に応じ事業者や他の個人と共有

ICT 街づくり推進事業(平成 24 ~ 26 年度)

○ ICT は地域の活性化にも貢献

実施時期による区分 平成24年度予算 平成25年度予算 平成24年度補正予算 平成25年度予算 平成25年度補正予算 群馬県 前橋市 ICTを活用した学びの場の創造と健康を支える環境づくり「前橋ICTしるくプロジェクト」 千葉県 柏市 柏の葉スマートシティにおけるエネルギー・健康・防災の共通統合プラットフォームの構築 東京都 三鷹市 三鷹市コミュニティ創生プロジェクト 神奈川県 横須賀市 オープンデータ、ユビキタス技術を活用した市民防災情報流通モデル事業 山梨県 市川三郷町産学官民協働のICT街づくり-歴史ある地方の街のプラス成長への挑戦- 静岡県 袋井市 災害時支援物資供給機能を兼ね備えた6次産業化コマース基盤構築事業 愛知県 豊田市 平常時の利便性と急病・災害時の安全性を提供する市民参加型ICTスマートタウン 三重県 玉城町 ICTを利活用した安心・元気な町づくり事業 宮城県 大崎市 みちのくの架け橋 人とまち、絆と共にま ちなか創生事業~住民サービスIDとM2M ビッグデータを用いたまちなかコミュニ ティ、暮らし再生~ 福島県 会津若松市会津若松市 地域公共ネットワーク基盤構築事業 富山県 富山市 コンパクトシティを実現する「富山まちあるきICTコンシェルジュ事業」 石川県 七尾市 ななおICT利活用の高齢者・来訪者などに優しく住みたい街づくり事業 大阪府 箕面市 ICTを通じた地域と教育の再生事業 奈良県 葛城市 新時代葛城クリエーション推進事業 兵庫県 淡路市 地域住民の生活利便性を向上する淡路ICTスマートアイランドプロジェクト 長野県 塩尻市 センサーネットワークによる減災情報提供事業 福岡県 糸島市 ICTを活用した見守りの街糸島 佐賀県 唐津市 唐津ブランド戦略支援型、防災・減災システム 佐賀県 武雄市 オープンデータシティ武雄の見える化とエコシステムによる農業活性化 徳島県 放送と通信の融合による、地域力・地域連携を活かした災害に強い徳島プロジェクト 愛媛県 松山市 「スマイル 松山プロジェクト」松山市 健康・観光街づくり 愛媛県 新居浜市 IDを利活用したバリアフリー観光・移動、避難・救護システム 北海道 北見市 地域実証プロジェクト:北見市G空間情報とICTの連携活用事業 鳥取県 米子市 よなごスマートライフ・プロジェクト推進事業 岡山県 真庭市 真庭の森林を生かすICT地域づくりプロジェクト 沖縄県 名護市

おきなわICT Smart Hub タウンモデル構築及び ASEAN地域への展開事業 沖縄県 久米島町 豊麗のしま-久米島地域経済活性化プロジェクト

●平成 24 年度から3年間、地域の自主的な提案に基づくモデル事業(委

託)を実施。

●全国計 27 カ所の実証プロジェクトで得られた成果について順次横

展開。

教育分野(スタディサプリ)

一流講師の授業を含む 3,000 以上の動画を

980 円 / 月で利用可能。

多くの生徒に学ぶ機会を提供。

海外へも展開。

業務分野からウェアラブルデバイスの

活用が進展

(観光、警備における利用例)

シェアリング・エコノミーの仕組み(民泊サービスの例)

認知度・利用意向・利用率の例

(FinTech の資産管理サービス)

民泊サービスに登録されている部屋のイメージ

②審査に必要な  情報を取得 (財務状況、売上動向等) ③人工知能が  融資可否を審査 中小企業 会計サービス 決済サービス ネット ショッピング 銀行口座 SNS 融資サービスの例 決済サービスの例 融資サービス 提供企業 (Kabbage等) ①融資を依頼 ④審査結果を通知 サービスの利用 認知度 利用意向 利用率 [日本] 全体加重平均 20代(N=200) 30代(N=200) 40代(N=200) 50代(N=200) 60代(N=200) [米国] 全体加重平均 20代(N=200) 30代(N=200) 40代(N=200) 50代(N=200) 60代(N=200) (%) 58.2 31.4 9.8 58.5 45.0 19.5 63.0 45.5 17.5 60.5 31.5 8.0 54.0 22.0 4.0 55.0 17.0 3.0 70.3 45.9 25.8 81.0 74.0 42.5 89.0 82.0 55.5 67.0 36.0 19.0 57.5 20.5 4.5 0 20 40 60 80 100 54.5 11.0 4.0 ホスト (貸したいユーザ) (借りたいユーザ)ゲスト 部屋情報閲覧 部屋情報登録 予約リクエスト ホスト手数料 (宿泊料金の3%) (宿泊料金の6~12%)ゲスト手数料 宿泊料金 部屋 Airbnb ←コミュニケーションロボット Kibiro 病院内で薬剤や検体の 搬送を行う HOSPI →

(6)

ICT の進化と未来の仕事

4

○人工知能 (AI) の導入により、「AI を導入・普及させるために必要な仕事」と「AI を活用した新しい仕事」の 2 種

類の仕事によりタスク量の増加が見込まれる。

人工知能 (AI) 導入で想定される雇用への影響

人工知能(AI)の導入・利活用拡大

雇用へ

の影響

雇用の補完

による雇用の維持・拡大

産業競争力への直結

女性・高齢者等の

就労環境の改善

タスク量

の変化

雇用の一部代替

1

2

3

4

機械化可能性

が低い職種

機械化可能性

が高い職種

AI導入当初

AIの利活用拡大

AIの業務効率・生産性の向上効果により、 機械化可能性が高い職種のタスク量が減少 新しく創出される職種のタスク量が増加AIの新規事業創出効果により、 新しく創出 される職種 『AIを 導 入・普 及 さ せるために必要な仕 事』と『AIを活用した 新しい仕事』の2種類 の仕事により、タスク 量が増加

仕事のすべて、つまりは雇

用が奪われるのではなく、

仕事のうちAI活用と比べて

同じ生産性でコストが割高

と な る 一 部 の タ ス ク の み

が、AIに取って代わられる

少子高齢化の進展に伴い、

不足する労働力供給が、AI

やAIと一緒に働く人間、AI

によりタスク量が減少した

人間によって補完される

AIの利活用にいち早く取り

組んだ企業が、産業競争力

を向上させることにより、

雇用が維持・拡大される

(但し、日本企業にとって、デジ タル化や業務プロセス最適化 への対応の遅れが、AIの導入・ 利活用の足かせになりやすい)

AIを効率的に使った生産性

の高い仕事に転換すること

により、長時間労働を前提

としないフレキシブルな働

き方が可能となり、女性や

高齢者等の活躍の場が拡が

○日本の就労者は米国よりも、対応・準備の遅れが目立ち、また、人工知能 (AI) 活用スキルの習得意欲も低い。

人工知能(AI)の普及に向けた今後の対応・準備

●日本の就労者は「対応・準備については、特に何も行わない」が過半数を超える。

13.1 11.4 28.0 7.7 51.2 26.9 22.9 46.7 18.1 22.8 0 10 20 30 40 50 60 (%) こ れ ま で 培 っ た 知 識・ス キ ル を 活かせる別の仕事 ・ 業務に、 異動 ・ 転職しようと対応・準備する こ れ ま で 培 っ た 知 識・ス キ ル と は関係がない別の仕事・業務に、 異 動・転 職 し よ う と 対 応・準 備 する 人 工 知 能( AI )の 知 識・ス キ ル を習得するなど、 人工知能 ( AI ) を使う側の立場に立って、 今の仕 事・業 務 を 続 け よ う と 対 応・準 備する 人 工 知 能( AI )の 知 識・ス キ ル を習得するなど、 人工知能 ( AI ) を使う側の立場に立って、 別の仕 事・業務に、 異動・転職しようと 対応・準備する 特に何も行わない 対応・準備については、 日本(n=1,106) 米国(n=1,105)

●日本の就労者は、いずれにおいても、米国の就労者よりも各種人工知能(AI)活用

スキルの習得意欲が低い。

自分が取得もしくは子どもに習得させたい人工知能(AI)活用スキル

23.5 19.9 16.5 24.0 15.9 0.1 38.5 39.8 32.2 30.0 41.5 33.7 0.5 15.2 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 (%) 人 工 知 能( AI )の 価 値 や 可 能 性 を正しく理解するための技術力 人 工 知 能( AI )を 作 る た め の プ ロ グ ラ ム を 読 み 書 き す る 基 本 ス キル 各 種 シ ス テ ム に 人 工 知 能( AI ) を実装するためのスキル 人 工 知 能( AI )を ど の よ う に 活 かしていけばよいか、 活かすこと が で き る の か を 考 え る た め の 創 造性やデザイン力 人 工 知 能( AI )の さ ま ざ ま な 可 能 性 を 探 索・追 及 し て い く 高 度 な プ ロ グ ラ ミ ン グ、 設 計 力、 デ ー タの目利き 特 に 自 分 自 身 が 取 得 し た い ス キ ル、 または自分の子どもに習得さ せたいスキルはない その他 日本(n=1,106) 米国(n=1,105) 27.9 36.5 28.4 27.2 18.5 19.7 11.0 0.0 6.8 41.6 50.2 46.7 38.5 23.1 18.7 12.4 0.4 1.9 0 10 20 30 40 50 60 (%) 大学等高等教育機関における教育・ 研究の充実 支援制度 企業における自己啓発に関する 訓練プログラムの提供 外部サービスによる教育・ 企業における O J T の計画的・ 実践的な推進 国家資格・国家試験制度の創設 コンテストの開催 アイデアや創造性を競う その他 必要ない 特に学習環境や支援制度は 義務教育段階での学習指導 日本(n=680) 米国(n=937)

●日米双方の就労者で「大学等高等教育機関における

教育・研究の充実」を必要とする人が多い。

人工知能(AI)活用スキルを取得するための

学習環境や支援制度に対するニーズ

●国内有識者の過半数が「人工知能(AI)の実用化および導入を促進する政策をとる

べき」との回答。

人工知能(AI)の研究開発や社会への普及における、

我が国政府に期待される役割

15

0

5

7

(n=27)

(単位:人)

人工知能(AI)の実用化および導入を促進する政策をとるべき

雇用の安定性などに配慮して、人工知能(AI)の実用化および導入を

慎重に進める政策をとるべき

人工知能(AI)の実用化および導入を促進する分野と、雇用の安定性

などに配慮する分野を選定するべき

人工知能(AI)の実用化および導入は、企業の技術開発および市場の

判断に委ねるべきで、政策は中立であるべき

参照

関連したドキュメント

ED は、ほとんどすべてのリース契約をレッシーがオンバランス化する提案をしている ために、これが基準化されれば、第 3 章第 1 節第

第 4 章では、そうした「沈黙」の時代から、強制断種・ 「安楽死」をめぐる過去に対する 態度がどのように変化していったのかを、

第三に,以上に得られた複数年次の 2 部門表を連結し,それと,少し長期の経済状態を

本論文の構成は、第 1 章から第 3 章で本論文の背景と問題の所在について考察し、第 4

続いて第 3

第1章 序論 1.1初めに

本論文の今ひとつの意義は、 1990 年代初頭から発動された対イラク経済制裁に関する包括的 な考察を、第 2 部第 3 章、第

(とくにすぐれた経世策) によって民衆や同盟国の心をしっかりつかんでい ることだと、マキァヴェッリは強調する (『君主論』第 3