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(1)

総務省におけるICTイノベーション政策

平 成 2 6 年 5 月 1 6 日

情 報 通 信 国 際 戦 略 局

新世代ネットワーク推進フォーラム テストベッドネットワーク推進ワーキンググループ会合(第18回) 特別講演

TBWG-18-01

(2)

-拡大する国際市場を獲得-

 戦略的通商関係構築 ( TPPやRCEP等)  海外市場の獲得 (インフラ輸出、クールジャパン等)  内なるグローバル化の促進 (対内直投、グローバル人材)

-課題をバネに新たな市場を創造-

 「健康寿命」の延伸  クリーンなエネルギー需給  次世代インフラの構築  地域資源で稼ぐ社会(農業等)  産業の新陳代謝  雇用制度改革・人材力強化  科学技術イノベーション強化  世界最高水準のIT社会の実現  立地競争力強化 (エネルギー制約、特区等)  中小企業の革新

【第一の矢】

デフレマインドを一掃

大胆な金融政策

【第二の矢】

湿った経済を発火

機動的な財政出動

【第三の矢】

企業や国民の自信を回復し、 「期待」を「行動」へ変える

新たな成長戦略

戦略市場創造プラン

日本産業再興プラン

国際展開戦略

成長への道筋

3つの政策

(新陳代謝、規制・制度改革、官業開放) (女性・若者・高齢者を最大限活かす、 世界で活躍する人材の育成) (技術立国日本の再興、 「メイド・バイ・ジャパン」で復活)

3つのプラン

活力 ・ 人材 / 新製品 ・ 新サービス

澱んでいたヒト、モノ、カネを一気に動かし、10年間の平均で名目成長率3%程度、実質成長率2%程度を実現。

その下で、10年後には1人当たり名目国民総所得が150万円以上拡大。

異次元のスピードによる政策実行/国家戦略特区を突破口とする改革加速/進化する成長戦略 <<政策群毎にKPI(達成目標)を設定して進捗管理。成果が出ない場合は、政策を見直し・追加>>

日本再興戦略(新たな成長戦略)

(平成25年6月14日閣議決定)

1

国家戦略

(3)

世界最高水準のIT利活用社会の実現と成果の国際展開を目標とし、以下の3項目を柱として取り組む。

1.革新的な新産業・新サービスの創出と全産業の成長を促進する社会の実現

○公共データの民間開放(オープンデータ)の推進、ビッグデータの利活用推進(パーソナルデータの流通・促進等)

○農業・周辺産業の高度化・知識産業化、○オープンイノベーションの推進等

○地域(離島を含む。)の活性化、○次世代放送サービスの実現による映像産業分野の新事業の創出

2.健康で安心して快適に生活できる、世界一安全で災害に強い社会

○健康長寿社会の実現、○世界一安全で災害に強い社会の実現

○効率的・安定的なエネルギーマネジメントの実現、○世界で最も安全で環境にやさしく経済的な道路交通社会の実現

○雇用形態の多様化とワークライフバランスの実現

3.公共サービスがワンストップで誰でもどこでもいつでも受けられる社会の実現

○利便性の高い電子行政サービスの提供、○国・地方を通じた行政情報システムの改革

○政府におけるITガバナンスの強化

Ⅱ.目指すべき社会・姿

1.閉塞を打破し、再生する日本へ

○ 景気長期低迷・経済成長率の鈍化による国際的地

位の後退

○ 少子高齢化、社会保障給付費増大、大規模災害

対策等、課題先進国

○ 「成長戦略」の柱として、ITを成長エンジンとして

活用し、日本の閉塞の打破、持続的な成長と発展

2. 世界最高水準のIT利活用社会の実現に向けて

○ 過去の反省を踏まえ、IT総合戦略本部、政府

CIOにより、省庁の縦割りを打破、政府全体を横串

で通し、IT施策の前進、政策課題への取組

○ IT利活用の裾野拡大に向けた組織の壁・制度、

ルールの打破、成功モデルの実証・提示・国際展開

○ 5年程度の期間(2020年)での実現

○ 工程表に基づきPDCAサイクルを確実に推進

Ⅰ.基本理念

世界最先端IT国家創造宣言

(平成25年6月14日閣議決定)

2

現状認識

(4)

科学技術イノベーション総合戦略

~新次元日本創造への挑戦~

(平成25年6月7日閣議決定)

【出典:第1回科学技術イノベーション予算戦略会議 資料2-1(平成25年6月20日)】

3

(5)

世界で最もアクティブな国になる

~ICTによる経済成長と国際社会への貢献~

Ⅰ.新たな付加価値産業の創出

Ⅱ.社会的課題の解決

Ⅲ.ICT共通基盤の高度化・強靱化

プロジェクトの国策化と総合的推進

 経済規模の拡大・雇用の創出  産業の高付加価値化  情報発信力の強化  防災・国土強靱化、街づくり  超高齢社会への対応  資源問題の解決  オープンイノベーションの推進  情報セキュリティの強化  パーソナルデータの活用

Vision – ビジョン

Mission – ミッション

課題

ICT成長戦略

(平成25年7月4日公表)

-基本的視点-

4

総務省 ICT成長戦略会議

(6)

安心・安全を守る情報セキュリティの強化

G空間情報の活用などオープンデータの推進

新たな付加価値産業の創出

ひずみセンサー

データ

活用

コンテンツ

放送・

農業

防災

医療・介護

・健康

資源

付加価値創出 プロジェクトの推進 4K・8K、スマートテレ ビの普及、放送コン テンツの海外展開 バリューチェーンの 構築による高付加 価値化の実現 センサー等を活用した 社会インフラの効率的 な維持管理の実現 医療情報連携基盤 の全国展開、「スマート プラチナ産業」の創出 衛星通信を活用 した「海のブロード バンド」の実現

社会的課題の解決

世界最高レベルのICTインフラの構築

イノベーションを創出する研究開発の推進

地域

活性化

「ICTスマートタウン」 プロジェクトの全国 展開・加速化 ◆ 各省事業、自治体、民間等の連携 ◆ 国策化による特定地域への集中投資 ◆ 一体となった規制・制度改革

成功モデルの提示と実証

ICT成長戦略

-全体像-

5

総務省 ICT成長戦略会議

(7)

スマート・ジャパンICT戦略

(平成26年5月13日骨子公表)

National strategy

ICT成長戦略Ⅱ

ICTを活用して様々なモノ、

サービスを繋げることにより、

新たなイノベーションを創出

International strategy

ICTの国際競争力強化・国際展開を

通じた国際貢献

ICT国際競争力強化・国際展開

イニシアティブ

スマート・ジャパンICT戦略

Comprehensive strategy

持続的成長・発展に向けた「歴史的な分岐点」に立っているという危機感の共有

総務省

スマート・ジャパンICT戦略

6

-全体構成-

(8)

スマート・ジャパンICT戦略

-全体像-

「世界で最もアクティブな国になる」 -ICTによるイノベーションで経済成長と国際貢献-

①2020年までに「知識情報立国」を実現

世界をリードする、リアルとバーチャルが融合した、「知識・情報」のフローとストックを戦略的に活用する社会の実現

②ICTによる「三位一体」解決

地球的課題、我が国の課題、相手国の課題をICTで「三位一体」解決

③グローバルな視点で、「スピード」と「実践」

「ヒト、モノ、カネ」から「ヒト、モノ、カネ」+「情報」へ

Mission ミッション

Vision ビジョン

①国内戦略と国際戦略の連携

国内戦略:「ICT成長戦略II」の推進

-ICTを活用して様々なモノ、サービスを繋げることにより、新たなイノベーションを創出-

国際戦略:「ICT国際競争力強化・国際展開イニシアティブ」の実現

-ICTの国際競争力強化、国際展開を通じた国際貢献-

②2020年東京オリンピックでの世界最先端ICT環境の実現

Action アクション

総務省

スマート・ジャパンICT戦略

7

(9)

・無料公衆無線LAN整備の促進 ・「グローバルコミュニケーション計画」の推進 (多言語音声翻訳システムの高度化) ・4K/8Kの利活用推進 ・放送コンテンツの海外展開推進

・ICT街づくり

・G空間シティ

・農業

(スマート・アグリ)

地域の活性化

・G空間プラットフォーム(個々人に応じた避難誘導等への活用) ・ICT街づくりプラットフォーム(普及展開・共通IDの活用) ・ビッグデータ、オープンデータの活用(農業、医療、社会インフラ分野等)

ICT成長戦略II

・医療(スマートプラチナ社会) ・教育(教育 ×ICT) ・防災(公共情報コモンズ等) ・交通(ITS(自律走行支援)) ・女性の活躍支援 (ワークスタイル確立(テレワーク等)) ・社会インフラ老朽化対応 ・電子政府・電子自治体 ・ICT新事業創出(ベンチャー支援等)

社会的課題解決

東京オリンピック・パラリンピック

ICTを活用して様々なモノ、サービスを繋げることにより、新たなイノベーションを創出

ビジョン

アプローチ

・観光地や防災拠点等における無料公衆無線LAN整備の促進(「フリーWi-Fi」構想) ・4K/8Kの利活用推進(放送、医療、教育分野等) ・ユビキタスネットワークの整備(世界最先端のモバイルネットワーク/M2M/IoT/ファブ社会(3Dプリンター等)など) ・世界最高レベルのICT基盤の更なる普及・発展に向けた競争政策の見直し等 ・人材育成・活用(「プログラミング教育」の実施等) ・研究開発の推進(ネットワークの超大容量化、以心伝心の実現(多言語音声翻訳、ウェアラブル・センサー・ロボット等の活用(脳情報・生 体情報等の活用))、自然なユーザーインターフェース等) ・情報セキュリティ対策の推進、パーソナルデータの環境整備等 国 家 戦 略 特 区 等 の 活 用

総務省 スマート・ジャパンICT戦略

8

(10)

- 「インフライノベーション」を

全面に掲げる

・遠隔医療、遠隔教育、スマート・アグリなど

- エコシステムの確立を目指す

・オープンプロトコルの積極的活用と コア技術確保の両立

- 日本ブランドの確立

・ ICTショーケース ・ ロゴマーク制定とプロジェクトプレート ・ 「安心・安全」、「おもてなし」のキーワード

新たな「アーキテクチャー」創造

ビジョン

-「官民ミッション」の派遣(トップセールス)

-「官民ローカル・タスクフォース」の形成

-ICT国際競争力強化・国際展開に資する資金供給等の仕組みの整備

ICT国際競争力強化・国際展開イニシアティブ

- 相手国の課題解決のため、

ソリューションを「パッケージ」

で提示

-ICTインフラから端末、システム、

制度・運用、コンサルまで

- 運用から新たな問題把握につなげ、

信頼と長期的関係に

「ICTパッケージ」展開

アプローチ

ICT国際競争力の強化・国際展開を通じた国際貢献

-2020年までに、現在の海外売上高の約5倍の17.5兆円を目指す-

機動的で実効的な「官民連携体制」の構築

-シーズからでなくニーズから

-「何を戦うか(分野)」、

「どこで戦うか(市場)」、

「どこと戦うか(競争相手)」

を明確にした戦略の推進

・ 何を : 防災、コンテンツ、医療、 教育、電子政府… ・ どこで: ASEAN、インドなど

地域×分野で戦略展開

総務省 スマート・ジャパンICT戦略

9

(11)

G空間 × ICTの推進

動態データ 地図データ 静態データ 散在するG空間情報の自由な利活用を可能とする

「G空間プラットフォーム」

気象情報 ・・・ ハザードマップ 情報 プローブ情報 基盤地図情報 (国土地理院) 航空写真 都市計画図 ・・・ 地質情報 各種統計データ ・・・ センサー情報 プロジェクト1 (モデル1) 津波発生時の波浪計等 利活用災害予測/情報伝達 (モデル2) 都市災害時の地下街等 閉鎖空間における情報伝達 (モデル3) (モデル4) 高精度測位やビッグデータ 利用スマートロボット (海外展開) 準天頂衛星のグローバルな 利活用の促進 プロジェクト3 プロジェクト2 防災力や経済成長力の強化につながるイノベーションを促進する

「G空間シティ」モデル

山間部や過疎地域等 豪雨、洪水時の迅速情報把握/情報伝達

◆ 空間情報と通信技術を融合させ、暮らしに新たな革新をもたらすため、「G空間プラットフォーム」と「G空間シティ」を構築

◆ G空間プラットフォームとG空間シティを有機的に連携させて、世界最先端の「G空間×ICT」モデルを構築し、国内外に展開

(モデル5) 3次元地図利用 バリアフリーナビ 2020年度にG空間関連市場を 約62兆円へ拡大(現在約20兆円)

総務省

スマート・ジャパンICT戦略

10

(12)

○世界の「言葉の壁」をなくしグローバルで自由な交流を実現する「グローバルコミュニケーション計画」を推進

するため、情報通信研究機構が開発した多言語音声翻訳技術の精度を高めるとともに、民間が提供する様々

なアプリケーションに適用する社会実証等を実施する。

これにより、ICTを活用したイノベーションを加速し、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの際には、

本技術を活用して「言葉の壁」がない社会をショーケースとして世界に発信する。

・多言語音声翻訳の対応領域、対応言語を拡大するための研究開発

多言語音声翻訳技術の翻訳精度を向上し、対応言語数を拡大する。また、多人数の同時翻訳や同時通訳の実現などの

更なる高度化に向けた研究開発を実施する。

・病院、商業施設、観光地等における社会実証 [国家戦略特区等における活用]

産学官の連携により、モデル地域で多様なアプリケーションの社会実証を集中的に実施する。

病院

ショッピング

多言語対応型レジ端末により、商品の 購入や問合せなど、外国人客の要望に きめ細やかに対応 多言語対応ヘッドセット等のウェアラ ブル機器を用い、症状や病名の翻訳な ど 医師と患者のコミュニケーションを 支援

多言語音声翻訳システムの仕組み

スマートフォンなどに話しかけると即座に他の 言語に翻訳して、音声出力する ※ 詳細は、総務省公表資料(http://www.soumu.go.jp/main_content/000285578.pdf)参照。

総務省

スマート・ジャパンICT戦略

11

(多言語音声翻訳システムの高度化)

「グローバルコミュニケーション計画」の推進

(13)

ネットワーク 【事業のイメージ】 <ケーブルテレビ/IPTV> <衛星放送 (BS/CS)>

○ 2020年の東京オリンピックに向けて、超高精細で臨場感あふれる4K・8Kの映像により日本全国で

多くの人が視聴可能な環境を着実に整備するとともに、スマートテレビと一体となって高度な映像サー

ビスを推進することにより、映像関連市場を活性化し、関連産業の国際競争力の強化をはかり、我が

国経済全体の成長戦略につなげる。また、東京オリンピックの際には、日本の最先端の放送・通信の

技術を世界に発信する機会とする。

◇ ICT成長戦略会議においてとりまとめたロードマップを踏まえ、4Kについては本年試験的放送を、2016年 (平成28年)

までに本放送を実現し、8Kについては2016年に試験的な放送を開始、2020年(平成32年)に本放送を目指す。

⇒ ロードマップの目標実現に向け、特に、2016年の8Kの試験放送開始に向けた技術検証の加速等への支援が必要。

○ BS等における4K・8Kの送受信技術、大容量コンテンツの伝送・

編集・蓄積・表示システム等の実証

○ 4K・8Kに対応したスマートテレビなどの高度な放送・通信連携技術

やコンテンツ制作システムの実証

○ 多様な受信環境での4K・8K放送の安定的な受信等に関する実証

○ 医療、教育等の分野での活用を念頭に、IP網上で映像品質を

確保しつつ8K等の大容量伝送を実現するための

技術・システムの実証

○ 超高精細映像の幅広い産業分野への展開に必要な実証

● 4K・8K、スマートテレビ等を活用した高度な映像サービス(放送・通信)の普及を加速するために必要な、以下の実証を行う。

多言語翻訳 × × × ×

総務省

スマート・ジャパンICT戦略

12

インフラ整備・利活用推進

4K・8K、スマートテレビ等を支える

(14)

破壊的イノベーション実現に向けた検討

- 起業家・キャピタリストの育成 - 新サービスへ挑戦する独創的な人材発掘 - 成功を生むために失敗を教訓化、共有 - 知財や広報専門家による支援体制 - 事業コンセプトと競争優位性を明確にする ビジネスモデル検討の促進 - 先取りしたニーズを取り込み、成果の利活 用まで見るアウトカム評価 - 事業化までに必要な資金を提供する リスクマネーの確保 - 飛び抜けて優れた研究開発環境の整備、開放 - 投資の阻害となり得る規制の緩和の検討 新技術・新サービスへの挑戦の支援 ニーズ発の視点 自前主義からの脱却・ エコシステムの形成 イノベーション創出環境の整備 - オープンイノベーションによる取組の促 進 - 自分が作った技術等を第三者に 活用してもらう仕組み 「起業家・キャピタリスト トレーニングプログラム」 (米国での研修)新設 オープンイノベーション (ベンチャーの活用など)の取組 公募により将来ニーズを取り込んだ目標設定・評価 知財データベースの 活用 I C T 分 野 の 研 究 開 発 に よ る 新 事 業 ・ 新 産 業 の 創 出 イ ノ ベ ー シ ョ ン を 創 出 し 元 気 を 創 る ! リスクマネーの活性化誘導 飛び抜けて優れた研究開発環境の整備と開放 税制支援、規制緩和等

公募型研究開発

(基礎研究からビジネス実証まで、切れ目なく支援)

設定型研究開発(国家プロジェクト化)

事業化責任者の明確化 「独創的な人向け特別枠」 発見・科学的知見 実現可能性 実用性検証 製品化 製品展開(国内・国外) 死の谷 研 究 開 発 フ ェ ー ズ 事 業 化 ・ 産 業 化 フ ェ ー ズ コンセプト実証 開発 ベンチャー 大学 大企業 カーブアウト 常時応募可能な「ビジネスモデル実証フェーズ」 (ICTイノベーション創出チャレンジプログラム) i ii iii

研究開発でイノベーション創出に貢献する

Point

ポイント

1

Point

ポイント

2

Point

ポイント

3

Point

ポイント

4

イノベーション創出に向けた仕組み

プライズ方式の新設

(技術目標、最初に達成した者に懸賞) ベンチャーキャピタル等による評価、失敗の分析 国際共同研究の強化 知財・広報専門家等からの支援 オープンイノベーション (人材交流の場の提供)新設

■ 情報通信審議会情報通信政策部会イノベーション創出委員会では、わが国発の破壊的イノベーションの創出を実現するた

めの方策を調査・検討し、昨年7月、中間答申として取りまとめ。本年6月、最終答申の予定。

■ 中間答申及びその後の取り組み、議論を踏まえ、破壊的イノベーション実現に向けた取組方策につき、以下のように検討中

13

総務省

スマート・ジャパンICT戦略

(15)

「 独創的な人向け特別枠」

総務省 平成26年度新規施策例

対象者:独創的なアイデアを持つ個人

義務教育修了者

研究費: 300万円(上限)+間接経費

公募開始: 2014年6月(予定)

期間: 1年間(繰返し応募可)

採択件数: 10件程度 (想定)

評価: 絶対評価。

世界的に予測のつかないICT分野において、破壊的な地球規模の価値創造を生み出すために、大いなる可能性が

ある奇想天外なリスクの高い課題に挑戦しようとする独創的な人を支援。閉塞感を打破し、異色多様性を拓く。

クラウドネットワーク環境などバーチャル研究室環境の整備、

プログラムでの宣伝代行、外国著名講師によるサマースクール

や学会イベント等の環境を構築。

Ambitious

Technical

Goals

ゴール

→ これまで獏としていた実現性 (成功)への道筋への輪郭が 明確になったかどうか。 (低い評価=あいまいなまま である課題) → 失敗により道筋がたてられ 方向性が明確になった場合は 「高評価」 → 失敗例の共有をプログラムで 実現。

評価

独創的な人

S: Supervisors

S

S

S

「innovateしていると間違えることもある。一番良いのはそれをすみやかに理解し「改善」と共に次のinnovationsを

進めることだ。」 -スティーブ・ジョブズ

Sometimes when you innovate, you make mistakes. It is best to admit

them quickly, and get on with improving your other innovations. -Steve Jobs

公募

(16)

「ICTイノベーション創出チャレンジプログラム」

■ICT分野における我が国発のイノベーションを創出するため、ベンチャー企業や大学等に

よる新技術を用いた挑戦に対し、「死の谷」を乗り越えるための常時応募可能な支援を行う。

■平成26年度予算額:5億円

(新規予算)

15

総務省 平成26年度新規施策例

●具体的な取組内容

次の特徴を持つ研究開発支援スキーム(補助金)を 平成26年度より新たに創設。 ・常時応募が可能な公募制度 ・ベンチャー企業や大学等によるコンセプト検証等 ビジネスモデル実証フェーズを支援 ・事業化の専門家等(VC等事業化支援機関)による サポート 等

●目指す成果

○我が国の技術力・アイデアを活かした 新産業・新サービスの創造 ○民間資金(リスクマネー)の活性化を誘発し、 ICT分野におけるエコシステムの形成を促進 ○我が国が「世界で最もイノベーションに適した国」 となることに貢献

【事業スキーム概要】

(17)

2030年の社会を支えるICT サービス

誰もが安心して暮らし、働 ける社会 スマート化によるインフラ長寿命化・維 持管理コスト低減 イノベーティブでインターナショナルな産業・社会 災害・犯罪への不安から解放される社会 超省エネシステム スマート農業

2030年に実現すべき社会

⑥ 情報セキュリティ

(ユーザー認証などを含む、安心・安全なICTの実現)

①情報の取得

各種センサ(画像・温度・圧力・電力 ・ 生体・時刻など)、保存済みデータ等

② 情報の符号化・復号化

所与の情報の抽出、圧縮、暗号化や匿名化、抽象化など

③ ネットワーク

④ 処理・分析・制御・蓄積等(

伝送・保存された情報を集約・解析し、有意な情報に変換) コア・バックボーン 光通信技術 アクセス 無線アクセス技術 光アクセス技術 宅内・施設内 機器間無線通信 機器=施設間無線通信 有線通信 ネ ッ ト ワ ー ク 制 御 技 術

⑤ 提示

直接的提示(ディスプレイ、スピーカー、ロボットなど) 間接的提示(温度調節など広義のロボット)

大量のセンサシステムや様々なユーザーインターフェイス等がリアルタイムに連動し、様々な情報を網羅的に収集

それら情報を自動的に統合・分析し、状況を的確に把握し、当該状況を知るべき人、知りたい人に、わかりやすく提示したり、

必要となるサービス(道路交通信号の制御、人の行動支援、災害の未然防止・被害最小化等)を提供

取り扱う膨大な情報を円滑に流通しうる有線・無線による超広帯域情報通信基盤

収集した膨大な情報の伝送、処理・分析、蓄積等を、安全かつ低コスト、低エネルギーで実現

必要となるICTサービス

ICTサービスを構成する技術分野

社会課題解決のニーズ

社会課題解決のソリューション

情報通信審議会 情報通信政策部会 イノベーション創出委員会

16

(18)

国が取り組むべき技術開発と具体的プロジェクト

災害を未然に防ぐ

ICTスマートタウン

高齢者が明るく元気に

事故・渋滞ゼロ社会

国として当面取り組むべき技術開発プロジェクト

フレンドリーICTサービス技術 (ユーザーインターフェイス、3D映像) 多種多様で高度なICTサービスを誰もが親しみを持って簡単に利用できる環境創出を目 指したユーザーインターフェイス技術や3D映像提供技術 いつでもどこでも快適ネットワーク技術 (超広帯域光ネットワーク、光・無線統合アクセスネットワーク) あらゆる場所から得られる膨大なセンサ情報を確実に収集し、高品質映像(4K/8K)や様々なICTサービスを全国のすべての人に安価に届けることが可能な低消費電力な超広帯域光バックボー ン及び光・無線融合アクセスネットワークを構築するための技術 以心伝心ICTサービス基盤技術 (ビッグデータ、ロボット利活用、多言語翻訳) G空間情報やセンサから得られる情報、脳情報・生態情報等を組み合わせ、利用者の意図、人種、周囲の環境変化に応じたサービスをロ ボットやアバター等を通じて提供するための共通基盤を構築するための技術 社会インフラ管理サービス技術 低コスト・低消費電力センサーネットワーク技術 や劣化情報分析技術 次世代気象レーダーや災害時に必要な情 報を確実に伝える情報伝達技術等 自動運転支援技術 ミリ波レーダー等車載センサや車車・路車・歩 車間通信の高度化技術 G空間高度利活用基盤技術 (G空間情報プラットフォーム、Tokyo 3D Mapping) 様々なICTサービスの基盤としてリアルタイムに変化する位置情報(G空間情報)を積極活用するためのプラットフォーム技術の高度化を進めるとともに、東京をショーケースとして、G空間情報を積極活用し た先進ICTサービスを実現するための地図基盤を構築 フレンドリーICTサービス技術 (クルマ・ネットワーク連携) 膨大なセンサー情報を抱える車とネットワークを連携さ せ、多様なサービスに利用可能とする技術 レジリエンス向上ICTサービス技術

国として取り組むべき技術開発(基本的考え方)

国際標準化が必須だが、技術ができれば使えるという 保証がない(光伝送技術やネットワーク制御技術等) 開発者が受益することが困難 (自動音声翻訳技術や符号化技術等) 国の要請に基づき開発、かつ共通的 (気象観測・災害予測技術、G空間情報PF) 成功モデルが予見し難く、多様なシーズを育てる ことが必要 (ユーザーインターフェイス等) 日本の強みを活かせる新たなビジネス領域 の開拓に繋がる (ITS等) 国の資源の利用効率化に繋がる (電波資源の有効活用技術等) 長期的な視野に立った取組が必要な、将来の革新的イノベーションに繋がる可能性を秘めた基礎的技術(量子通信技術、脳情報通信等) ~ 昨年7月の中間答申で示された4つのパイロットプロジェクト分野をベースとして、研究開発に取り組むべき技術開発課題を抽出 ~

技術開発プロジェクトを進めるにあたって留意すべき点

先進的な情報利活用基盤やテストベッドの提供 公募型研究開発(競争的資金)やプライズ方式の活用 海外市場への展開を当初から念頭においた研究開発・標準化戦略 2020年東京オリンピック・パラリンピックの活用(ショー-ケース) (社会参画支援、遠隔/在宅医療・介護等) (多様な地域課題の解決、生活支援) (気象観測、情報伝達、インフラ管理等) (自動運転、歩行者への情報提供等)

17

情報通信審議会 情報通信政策部会 イノベーション創出委員会

(19)

具体的プロジェクトイメージ(例)

「ICTスマートタウンの実現」プロジェクト

フレンドリーICTサービス技術

(ユーザーインターフェイス、3D映像) 多種多様で高度なICTサービスを、高齢者をはじめ誰もが親しみを持って簡単に利用できるユーザーインターフェ イスの開発を、意欲のある民間企業等のアイディア・能力を活用を活かしながら推進

いつでもどこでも快適ネットワーク技術

あらゆる場所から得られる膨大なセンサ情報の確実な収集を可能とし、高品質映像(4K/8K)や様々なICTサービスを 全国のすべての人に安価に届けることを可能とするネットワーク基盤技術

以心伝心ICTサービス基盤技術

(ビッグデータ、ロボット利活用、多言語翻訳) G空間情報やセンサから得られる情報、脳情報・生態情報等を組み合わせ、利用者の意図、周囲の環境変化に応 じたサービスをロボットやアバター等を通じて提供するための共通基盤技術の開発 外国人を労働力や購買力に対象として積極的に取り込むための多言語翻訳技術の開発

G空間高度利活用基盤技術

(G空間情報プラットフォーム、Tokyo 3D Mapping) 利用場所に応じて最適なICTサービスを提供するための基盤としてG空間情報を積極活用するためのプラットフォーム技 術の高度化を進めるとともに、東京をショーケースとして、G空間情報を積極活用した先進ICTサービスを実現するための地 図基盤を構築

《ICTサービスを誰でも簡単に利用可能とする》

公募型/プライズ方式の活用 国家プロジェクト型 災害に強い街づくりの実現、地域が複合的に抱える諸課題の解決、経済の活性化・雇用の創出、そして、国際社会への貢献・国際競争力の強化 の実現を図る「ICTスマートタウン」について、より一層の高度化を可能とすべく、様々なICTサービスを支えるネットワーク基盤やサービス提供基盤 技術を確立し、年齢・性別・国籍・ICTリテラシーレベルを問わず、誰もが簡単にICTサービスを利用して、安心して暮らし、働ける社会を実現する。 ※Point! 自然なユーザーインターフェイスにより、ニーズを的確に把握。オンデマンドに柔軟なサービス・情報を提供 利用者の同意に基づくデータ分析を通じ、便利で快適な、押し付けでないサービス享受の実現 高精細映像・ウェアラブル端末・ロボットなど多様な手段や、自動翻訳・自動要約により、様々な情報をわかりやすく提供

《ICTサービスをいつでもどこでもでも簡単に利用可能とする》

(超広帯域光ネットワーク、 光・無線統合アクセスネットワーク) 国家プロジェクト型(府省連携重 視) 国家プロジェクト型 国家プロジェクト型 国際共同研究・国際標準化 国際共同研究・国際標準化

研究開発対象となる基盤技術

国としてのプロジェクト形態

情報利活用基盤/テストベッド提供 情報利活用基盤/テストベッド提供 情報利活用基盤/テストベッド提供

18

情報通信審議会 情報通信政策部会 イノベーション創出委員会

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主 査 委 員 徳田 英幸 慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科委員長・環境情報学部 教授 主査代理 委 員 藤沢 久美 シンクタンク・ソフィアバンク 代表 委 員 石戸奈々子 NPO法人CANVAS 理事長 〃 近藤 則子 老テク研究会 事務局長 〃 知野 恵子 読売新聞東京本社 編集委員 〃 根本 香絵 国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系 教授 〃 廣崎膨太郎 日本電気株式会社 特別顧問 〃 吉田 進 京都大学 特任教授・名誉教授/前 一般社団法人電子情報通信学会 会長 専門委員 浅羽登志也 株式会社IIJイノベーションインスティテュート 代表取締役社長 〃 石川 正俊 東京大学 情報理工学系研究科 教授 〃 大島 まり 東京大学大学院情報学環/東京大学生産技術研究所 教授 〃 大久保 明 独立行政法人情報通信研究機構 理事 〃 佐々木 繁 株式会社富士通研究所 常務取締役 〃 篠原 弘道 日本電信電話株式会社 常務取締役 研究企画部門長 〃 島田啓一郎 ソニー株式会社 業務執行役員SVP 中長期技術担当 技術渉外担当 〃 嶋谷 吉治 KDDI株式会社 取締役執行役員専務 技術統括本部長 〃 津田 信哉 パナソニック株式会社 R&D本部 全社CTO室長 〃 西田 直人 株式会社東芝 執行役上席常務 〃 濱田 隆徳 野村證券株式会社 金融公共公益法人部 次長 〃 平田 康夫 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 代表取締役社長 〃 別所 直哉 ヤフー株式会社 執行役員 社長室長 〃 山本 哲也 株式会社東京大学エッジキャピタル 取締役 ジェネラルパートナー オブザーバ 田中 宏 内閣府 政策統括官(科学技術担当)付 参事官 下間 康行 文部科学省 研究振興局 参事官(情報担当) 松尾 元 農林水産省 農林水産技術会議事務局 技術政策課長 渡邊 昇治 経済産業省 産業技術環境局 研究開発課長 田村 秀夫 国土交通省 大臣官房 技術調査課長 吉川 和身 環境省 総合環境政策局 総務課 環境研究技術室長

【参考】イノベーション創出委員会構成員

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イノベーションの創出を支える環境

JGN

(H11~H16) • 通信・放送機構において、 全国規模のATM技術により 広帯域、長距離テストベッド NWを構築 • 分散リサーチセンター主導の 産学官連携研究を推進

JGN2

(H16~H20) • NICTにおいて、全国規模の 仮想イーサネット網による テストベッドNWを構築 • 広帯域化(10Gbps)、 光テストベッド、国際連携の 取り組みを開始

JGN2plus

(H20~H23) • 新世代ネットワーク技術(仮想化 技術)の取り組みを開始 • サービスプラットホーム 機能の強化(仮想化ストレージ、 プロビジョニング、 オーバレイ通信など) • リサーチセンターの廃止、大手町 に研究開発拠点を集約

JGN-X

(H23~)

最先端のNW技術を実用化につなげる

• 自ら研究グループの立ち上げ、高度運用プロジェクトを 通じた産官学連携での研究開発力の強化 • 新世代仮想化技術(仮想化ノード、OpenFlow、DCN)の サービス展開と利活用、研究開発、国際展開の推進 • コア技術(MPLS)ベースの基幹NW(IP仮想化サービス) の展開と仮想NW技術の融合 • StarBED3との融合を通じて、シミュレーション、エミュレー ション、広域実システム実験までシームレスに実現可能 な有無線統合テストベッドを目指す

イノベーションの創出を目指すプロジェクトで利用可能な飛びぬけたテストベッドへ

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参照

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