NII-Electronic Library Service
1
論 文 】 UDC :624.
075.
2:69.
02Z 1 日本 建 築 学 会 構 造 系論 文 報 告 集 第 359 号・
昭 和 51 年 1月た れ
壁
・
腰 壁
付 架
構
の
一
応 力
計算
法
た れ壁
・腰
壁付柱
の弾性
剛性
に関
す る研 究
皿 正 会 員 正 会 員
徳
塩
広
屋
育
晋
夫
*_
* *1.
序 は り・
柱か ら な る架構に たれ壁, 腰壁が付設され ると 当然の こと な が ら架構の剛 性は増 加す る。
これ らの壁が 付 設され た架 構の応 力 計 算に は,
柱の上 下 端に剛 域 を考 慮し た ラー
メ ン解 法が一
般に用い ら れ て い る。
こ の場 合,
壁 端から剛 域まで の長さ は鉄 筋コ ンクリー
ト構 造 計 算 規 準・
同 解 説]}に示さ れて いるD
/4 (D
:柱 幅 )あ るい は 構 造 計 算指針z 〕 に示 さ れているD
/2
の値が実際に用い ら れ てい る。
“
剛域の長さは曲 げモー
メ ン ト変化に よっ て 異な るべ き で あ る が そ れ で は実 用にな ら ないので簡単の た め 均等曲 げモー
メ ン ト を う け る と きの 回 転 角 性に よっ て代 表さ せ一
定の もの と す る”
3} と述べて あ る よ うに,
このD
/4
は,
は り・
柱か ら な る ラー
メン材で せ ん断ス パ ン比 が か な り大 き く,
かつ は り厚と柱 厚が あ ま り違 わ ない場 合を対 象と して求め ら れ た値であ る。 ま た た れ壁,
腰 壁の よ う な柱 厚に比べ か な り薄い 材が 付 設された場 合の壁 上 端あるい は壁下端か ら剛 域まで の 長さ に D/4を用い る と剛 性を高く評 価し す ぎ る こ と が すで に指 摘さ れて い る4 〕。 著 者はこれ らの事 項を考 慮し て先に光 弾 性 実 験に より a ) 壁 厚 と 柱 厚の比 が異な る 場 合b
) た れ壁 腰 壁が柱の両 側に付く場合と片 側に付く場 合 c)せ ん 断スパ ン比 が異な る 場 合 な ど の腰 壁 上 端あ るいは た れ壁下 端か ら剛 域までの長さ およ びたれ壁,
腰 壁が付か な い柱 (以 下独立 柱と呼ぶ ) に対す る せ ん断 力 分 担 割 合を定量的に求め た5L6 )が その一
例 を 図一
1に示 す 。 腰 壁に接 する部 分 を 含 め 全 長にわ たっ て変 形し て い る腰 壁 付 柱の せん断 力お よ び柱 頭 柱 脚 の 相 対 水 平 変 位 と 等 しい 仮 想 可 撓 長 (材 長一
変 形 が 生 じ ない と仮 定し た部分 す な わ ち剛 域 長 )の柱の曲 げモー
メ ン トお よ び反 曲 点 位 置は図一
1(c)の よ うに な り,
(b
)(c} 両 者の 曲げモー
メ ン ト分 布お よび材 中 間で の変 形は異 な っ たものとな る。
日本建築学大 会学術講演梗概集 (同題 名, そ の 1,
その 2, 昭 和59年10月}に発表し た も の に加箪し,
ま と め た も のであ る。
1 鹿 児島 大 学 教 授・
工 博 *i 九 州芸術工科大学 助手・
工修 〔昭 和 59 年 12 月 27 日原 稿受 理1 δら
e.
5eCQoh ) 1』
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56 069 厂,
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1 勿 「 o ; IlL651 「 「 1 , 611;
・
・
曼9 5 ‘ {b} 【C } 図一
1 光 弾 性 実 験 か ら求 め た 水平力 分 担 割 合 お よ び 反 曲 点 位 置 (a) (b)と 剛域を求め た後の反曲 点 位置 (c)(文献 6} か ら一
部 転載 )“
剛 域の概 念の導 入 は 実 用 上変形計 算に は簡便 な方 法 で あ る が応 力 計算に は必 らずし も適していない”
ことか ら本 稿は,
種々 な壁 厚,
高さ の た れ壁,
腰壁 付 柱のせん 断 力 分 担割 合お よ び反 曲 点 位 置に関する光 弾 性 実 験に基 づ い た著 者等の資料4L5) を もと に し た た れ壁,
腰壁付 架 構の一
応 力 計 算 法 を提 案し ようと す るもの であ る。2
.
た れ壁, 腰 壁 付 柱の せ ん断 力 分 担 割 合お よび 反 曲 点 高さ 2.
1 形 状の等しい た れ壁,
腰 壁付柱のせ ん断 力 分 担’
割 合 独 立 柱の負担 せ ん 断 力Q
。を基準と し た時の形 状の等 しい (厚さt 高さ が そ れ ぞ れ等しい )た れ壁, 腰壁 付 柱 の せ ん断 力 分 担 割QIQ
。が3 次元モデルの光弾性 実験に より壁 厚 比b
/t (b
:柱 厚,
t :壁厚 )お よ び開口高さ 比h
。/h
,h
。/D
(h
。 :開口高さ,
ん:柱 高さ,
D
:柱 幅 ) をパ ラ メー
ター
とし て両 側に たれ 壁,
腰壁付の 場合を 図一
2a に,
片 側に た れ 壁,
腰 壁 付の場 合 をee−
2b
の よ う に求め ら れ てい るfi】。
図一2
a , 2b に は次のi
)ii
)iii
) の関係が ある。i
) 独 立 柱の負 担せ ん断 力Q
。に対する両 側たれ壁,
腰 壁 付 柱の壁 高さの増 加によ る せ ん断 力 負 担 割 合の増加 量と片 側た れ壁,
腰 壁付柱の壁高さの増加に よ る せ ん断 力 負担割合の 増加量の比 率は,
壁 厚と柱 厚が等しい場 合 図一
2c に示 す よ うに開口比h
。/h
に関 係な く0.
69
で あ る。
こ の値は,
光 弾 性 実 験で用いたエ ポキ シ樹脂板の ポ一
102
一
N工 工一
Eleotronio Library25
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レ ho!D 図一
2a 両 側た れ壁・
腰 壁 付 柱と独 立 柱のせ ん断 力 分 担 割合Q
可
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6.
O
h
。!D 一一一
→ 図一
2b 片 側た れ壁・
腰壁 付 柱と独 立柱のせ ん断 力 分 担 割 合 loO、
0 α ε量 co4↑
°2−一
一
う Lih 図一
2c 壁厚と 柱 厚 が等しい場合の両 側た れ壁・
腰 壁 付 柱お よ び片側 たれ壁・
腰 壁 付 柱・
のそれぞれ の せん断力負担 割 合増 加 率の比 C :(1)式 009
一
幽
L・
.
642 α2 0.
4 06 0 アソ ン比の影 響が,
含ま れてい る が文 献5 )で述べ て あ る様にエ ポキ シ樹脂板のボアソ ン比 と対象と す るコン ク リー
トの ボアソ ン比の 差に よ る剛性の 差は わずかで あ る。[
讐
1Ll可
b)=
O.
69・
t・
・
tt・
・
…
t…
t…
(1 }c =
[
黔
1創一
…1
。 こ こ で,
[ ]@ :両 側た れ壁,
腰 壁 付 柱の壁 高さの増加 に よ る せ ん断 力 負 担 割 合増加量 [}lb ):片 側たれ 壁,
腰 壁 付 柱の壁 高さ の増加に よ る せ ん断 力 負 担 割 合の増 加量 の 独 立 柱の負 担せ ん断 力Q
。に対す る柱 厚に等しい 厚さ の たれ壁,
腰 壁 付 柱 (b
/t=
LO )の壁高さの増 加 に よる せ ん断 力 負 担 割 合の増 加 量の比 率と柱 厚に等し く ない た れ壁,
腰 壁 付 柱 (b
/t≠1.
の
の せ ん断 力 負 担 割 合の 増加量の 比率は,
図一
3の よ うにb
/tの値に の み 影 響を受け種々 の壁高さに対し て は一
定 値と な り, 壁 高 さに関係の ない (2a ), (2b )式およ び図一
4の よ うに な る。
両 側に たれ壁, 腰 壁 付の場 合Qlbim
− 1.
O
Q
。=
θ一
゜’
68 ‘°μ一
L°} 1’
°
亀
・
…一
(2a
) φ=
Qt
,/t−
1.
o )−
1.
OQ
。 1,
0e.
8o、
6 φ貰
。 、 L
− 一
> h.
ノh 図一
3 1.
o o,
8 0,
5 o.
4 一一
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1
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一
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一
一 一
一
冒.
OA o.
6 開口比 九。
/hと φの関 係φ
↑
:
1.
0 2,
0 5ρ 4.
e 5.
0 6,
0 b− 一一
→ > 丁 図一
4 壁厚比 b/tと φの関係 1蒐
霊
十φ・
e’
q681 皇一
L。岬 、 」 、 臨 、 i劉
一
一
◎一
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φ。
e−
・ …皇一
1・1“85 、 、、
馬
、
、、
丶 丶、
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、
、
、
、
、
、 、、
、
一
103
一
NII-Electronic Library Service 片 側た れ壁, 腰 壁 付の場 合
QCbft
,喙
∴
一
一 一 ・・iij
)開口比ho
/h =
o.
35 [h
。/D
コ
・
2.
35]で柱 厚に等し い厚さのた れ壁,
腰 壁 付 柱につ い て実 験か ら求めた せ ん 断力分 担割合お よび壁 上 端あ るい は壁 下 端か ら剛 域 まで の長さを 図一5
(文 献5
)か ら一
部 転 載 〉に示 す。
剛 域 まで の長 さ0.
23D は規 準1 〕に示され てい る剛 域まで の 長さO.
25
D
と ほ ぼ等しい。
こ こで独 立 柱の負 担せん断 力Q
。に対して有 効 可 撓 長さをh
。+2×0.
25D と した と きの た れ壁,
腰壁付 柱の負担せ ん断力Q
は, 曲 げせ ん 断を考慮した は り の初等理論に よ り求め る と (3
)式と な る。
Q
(
hD
)
「
(
幺
)
t +2x
(1
・の}
QD
(
九〇 万 +0・
5
)
1
(
劣
…)
2 + ・・〔1
・の}
……一・
・
・
・
・
・
・
・
……一 …・
…・
(3) こ こ に,
x=
1.
2:形状 係数 v=
O.
4 :実 験に用い たエ ポキ シ板のボアソ ン比 種々な開口比h
。/D
に対し て (3
)式か ら求め た結果 を図一
2a 内に● 印で示して あ る。
剛 域まで の長さD
/4 はほ ぼ壁 厚比b
/t= 1.
0の も とで決め ら れて い ること から当 然の こ と な が ら,
(3
)式の結果は図一2a
中の 1o.
501、
1 監O驂
h}鹽
■
、
.
1111 o.
25D ,3
嚠 h 11−−1−
l IllolQ●
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−
I o.
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500.
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[ II1 ノ・5rI 上苑 齢”
1巳
1」
、
1 「FOj1
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{9 ) LD 」 h。
ノo・
2.
39 ‘b} h!046.
7 図一
5 柱 厚に等しいたれ壁・
腰 壁 付 柱 と独 立 柱のせ ん 断 力 負担 割 合お よ び剛 域まで の長さ (文献 5)か ら一
部転 載)Q
〔,/H、
。ノQ
。に近い。
した がっ て独 立 柱の 負 担せ ん 断 力Q
に対す る壁 厚と柱 厚が等し い場 合の た れ壁, 腰 壁付 柱のせ ん断 力 負 担 割 合Q
/Q
。 は (3)式で求めた値 を用 い るこ と ができ る。
前 述のi
)ii
)iii
)に述べ た 性質に基づ い て,
QIQo
は (4 )式で示すこと が で き る。
畿
一
・…(
讐
圃一
…)
+1・
・・
・
・
・
・
………
(・) こ こ で,
c,φ:柱の両 側に た れ壁・
腰 壁が付く場 合 c= 1.
0 φ= e−
°’
6Slb/t”
1°11’
°’
:柱の 片 側にた れ壁
・
腰 壁が付く場合 c=o.
69
φ=
e’
o・
93tb/t’
1・
o)°’
ss黯
’期 ・(・)式・よる 2.
2 形 状の異な る た れ壁, 腰 壁 付 柱の反 曲 点 高さ一
般に たれ壁・
腰 壁 付ラー
メ ン の たれ壁,
腰 壁の高 さ や壁 厚は異なっ て おり,
ま た腰 壁の み付い た ラー
メ ン の 場 合 は,
はりの一
部 分 が た れ 壁に相 当すると考えると 壁 厚が か な り異なっ た もの と な る。 こ の ように形 状の異な る た れ壁 (は り も含む)・
腰壁が付設す る柱の反曲点高 さ 比 y を求め る 場合 (図一6a
),
独 立柱の反 曲 点 高さ 比 y。 (図一6b
)に腰 壁の影 響に よ る反 曲 点 位 置の上昇 高さ 比 Yi (図一6
c ),
お よ び た れ壁の影 響に よ る反曲 点 位 置の下 降 高さ 比 yt (図一
6d
)を (5)式の よ うに 加 算す る方 法で近 似す る。 y=
Yo十Yi一
写2・
『
9…
噛
・
・
・
…
幽
…
『
…
甲
・
r7・
…
7・
・
…
甲
・
(5) 柱 上下端の回転が拘 束さ れ た腰壁付 柱の反 曲点高さ 比y
が図一
7a, 7b (文 献6 )か ら転 載)の よ うに実験 的に 求め ら れて い る。 同 図 中の 反 曲 点 高さ比 y は腰 壁 上 端 を基点とし て開口高さh
。に対す る比で示さ れ て い るが,
これ を柱の中央点 す な わ ち 図一
6(b)の反 曲 点 位 置Y
。を 基 点と し て (5
)式の よ う に表 現し な おすとYi,
yt
は (6a >,
(6b )式の よ うにな る。 柱の両側にた れ 壁,
腰壁 が付いた場 合,
「
hL
(碗
→ ) 回 。 ( {)◎
) ) ) ‘b, ‘c冫 {d冫 形状の異な る た れ壁・
腰 壁 付 柱の反曲 点 位 置の近似 計 算 法一
104
一
N工 工一
Eleotronio Libraryy
拿 1 ー ー 1h
。h 図
一
アa 種々 な壁 厚 比 b/tに対す る両 側 腰 壁 付 柱の反 曲 点 高 さ 比 y 05 o の 高さhm
を用い る。
2.
3 形 状の異な る た れ壁,
腰 壁 付 柱のせ ん断 力 負 担 割 合 形 状の異なる た れ壁,
腰壁 が付 設する柱 (図一
8a> の負 担せ ん断 力を求め る場 合,
前 節 (2.
2)で求め た反 曲 点 高さy・
h
と以 下の1
)1
の の手 順 を用い る。
D
高さ 2U・
h
で腰 壁と等しい た れ壁が付 設さ れ た 柱,
す な わ ち中 央 水平線に対して対 称な形 状の壁 付 柱 (図一8b
>の同 じ高さの独 立 柱の負 担せ ん断 力Q
。。 に対す る せ ん断 力 負担 割 合Q
,/Q
。b
を (4 )式で求め る。ii
) 高さ2(1−
y)・
h
で たれ壁と等 し い腰壁が付 設さ れ た柱, す なわ ち中央 水 平 線に対 して対 称な形 状の壁 付 柱 (図一8c
)の同じ高さ の独 立柱の負 担せ ん断 力Q
。,
に対する せ ん断 力 負 担 割合Q
、/Q
、、を (4 )式で求める。
図
一
8に おい て, 水平 変 位 δα,
δ,,
δ,は, は りの初 o.
4 O騒
形
hFtt
且
t’ e.
3 b一
t’
● ● 2・
oゲ ム ▲ ▲ 5c 一宀
→o .
2
3.
o ▲ bE壷
齷
一 図一
8a 材 長hで形 状の異な る た れ壁腰付柱の反 曲点 位置 と せ ん断 力Q
。 ソ 0」1
。 昌 4,
0.
Dt ,
.
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y
・。.
5−
1
・・5?
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° )2 O.
2 0.
4 0.
6 0.
8 1.
O heh
図一
7b 種々な 壁 厚 比 b/tに対す る片 側 腰 壁 付 柱の反 曲 点 高 さ比y Y… Y!−
1
・・
5−
(
・・
i3亨
一
・・3)
(
努
)
2}
(
1一
努
)
・
牛
一
・.
5…・
・
…・
…………・
・
……・
(・・ ) 柱の片 側にたれ壁,
腰 壁が付いた場 合Yl
,
・Y2−
{
・.
5−
(
・.
i5辛
+ ・.
・5)
(
努
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(
1一
等
)
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十
一
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・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
tt…
(6b )
上式に お い て
,
Yi計 算 時のt,
hm
は 腰 壁の厚 さ ti,
高さ妬 を用い,
Yi計 算 時のt,
hw
はた れ壁の厚さ ち, , ,置
髪
膿
凸
一
一凸
! ノノ
笏
■’
yh:
げ
言
→
6
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ノ
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∫
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’
一 図一
8b 材 長2yh で形 状の等しい た れ壁・
腰壁付 柱の独 立 柱 に対す る せ ん断 力Q
,匹
百
亠一
4t2 2‘トy)h.「 こ2
域
・」丑
bc δc 一 図一
8c 材長2(1−
y)h で形状の等しい た れ 壁・
腰 壁 付 柱の独 立 柱に対す る せ ん断力Qc
一
−
NII-Electronic Library Service 等 理 論に より (
7
),
(8
), (9
)式と な り, 形 状の異な る たれ壁,
腰 壁が付設す る柱の負担せ ん断 力Qa
がQ
,,Qc
に等 し い場 合 (Qa
=Q
,=Qc
) (10
>式が成 立する。
a。
一
(
hS xh12E
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)
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…
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(10) δa= 2 こ こ で,
1
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ヲ12 :断 面二 次モー
メ ン トG ;E
/[2
(1
十の]: せ ん断弾性 係 数A
=b ・
D
:断 面 積 x= 1,
2:形 状 係 数 (7 )〜
(10
)式お よび形状の等しいたれ壁, 腰壁 付 柱 の独 立 柱に対す る せ ん断 力負担 割 合Q
ゾQ
。b,
Qc
/Q
。cの 式 か ら形 状の 異 な る た れ 壁, 腰壁 付 柱の独 立 柱に対する せ ん断力負担割合は (11 )式とな る。
Q
。 1……・
………・
…・
・
(11
)Q
°a/
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・・/
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こ こ で 幽=
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+・.
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+ ・)・(1
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・(1
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y)A
萵槻
+ ・.
・(1
+・〕3
.
た れ壁, 腰 壁 付 架 構の応 力計 算 本計 算法は, 従来 多く用い ら れ て い る剛 域を仮 定し た 架 構の 計 算 法 と 異な り,
2.
で示した よ うに たれ壁,
腰 壁 が付か ない架 構を基 準と して,
た れ 壁,
腰壁 が 付 くこ とによ る影 響を考 慮す る方法に よ る。
以下に応力計算の手順 を 示 し, そ の計 算 法が実用に供 し得ること を確め る た め腰 壁 付 3層 3スパン の架 構に等 分布 水 平 力 を加え る光 弾 性 実 験 を行い比 較を行っ た。
3.
1 応 力 計 算 法D
はり・
柱 接 合 部は剛接 点 (剛 域 を考 慮しな い)の 純ラー
メ ンとし て反 曲 点 位 置を求める。
ただし,
は りに つ い ては た れ壁,
腰 壁 を考 慮 した断 面 を用い, その重 心 線 をラー
メ ン線とする 〔図一
9)。io
たれ壁,
腰壁付 柱の反曲 点 高さ比 y は,
i
>で 求めた反 曲 点 高さ比 をY。とし腰壁に関する修正項 Yiお よ びた れ壁に関する修 正 項 Y2とに よ り (5)式で表す。 y=
!ノo十Yi−
Y2−…
一
一
・
…
一
一
・
・
・
…
一…
一
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(5) YL,
y2の計 算に用い ら れる (6a ) (6b ) 式の で,
h
:上下 壁 付は りの重 心 間 距 離 煽 :腰 壁 (た れ壁〉のは り重心 か らの高さb
:柱 厚t
:腰壁 (た れ壁 )の厚さ,
た だ し た れ壁が ない場 合は は り幅iiD
架 構の た れ 壁,
腰壁付 柱の負 担せん断 力Q
,と,
壁が付 設さ れてない架 構の柱の負 担せ ん断 力Q
。F の比は (11
)式で求め ら れ る水 平力分 担 割 合Q
。
/Q
。a に節 点の 回転を考慮 し以下の修正 をD
値 法1) に従っ て行 う。Q
. αQ
α・
…・
…・
…・
…・
…・
・
(12) た れ壁,
腰壁が付い て いない はりの剛 比, α計 算 時は
,
たれ壁,
腰 壁 を考慮し たは りの剛 比kc
:た れ壁,
腰壁を考慮し ない柱 材長h
の剛 比 a :αD 計算 時は,
α= 1.
0,
a 計 算 時は たれ壁,
腰 壁が付 設され る ことに よる剛性 増 加 率で (11) 式の水 平 力 負 担 割 合Q
。/Q
。a を用い る。M
は りの曲げモー
メ ン ト は,
各 節 点ご とに そ の上下 の柱 端か ら伝 わるモー
メ ン トを左 右の はりの剛 比に比例 分 割して求める。QOF
αoQo
α一
般 層 万一
Σ]h
,α
・
α・
= 2+i
・
κ=瓢
最下 層 a・・a・一
舞
・
充一
黔
h
・ :a。計 算 時は,
遞
智
ド
h
一 {L _
1曽一
一一
1− 一一一
h
{
畫
一1
−ta) (b) 〔c, Cd, 図
一
9 形状の異な る た れ壁・
腰壁付架構のラー
メン線 (鎖 線1
と反曲点位 置一
106
一
N工 工一
Eleotronio Library3
.
2 腰壁付 架 構の光 弾 性 実 験 結 果と本 計 算 法による 結果 と の 比較一
枚のエ ポ キシ樹脂板 (厚さ9mm )か ら柱,
は り部 分 を作 製し,
厚さ2mm の 腰 壁を ラー
メ ン内に接 着した。 腰 壁高さ を変化さ せ,
等 分 布 水 平 力を加え光 弾 性 撮 影 を行っ た。
実 験より得ら れ た等色 線 写 真の うち,
腰 壁が 低い場 合と高い場 合 を写 真一
la,
1b に示 す。
等色線 写 真よ り得ら れ た各 層の 内柱と外 柱の水 平 力分 担 割 合お よ び 反曲 点 高さ 比 yを図一
10a,
10 bの実 験 値 の欄 (exp.
)に 示す。 た だ し,
実 験では左 右の柱の反 曲点位置お よびせ ん断力は軸 力の影 響に よ り差が生じ た が,
平 均 値 を示して肉る。
同試 験体に本 計算 法を 適用 し た結 果は図一
10a, 10b の計算値の欄 (ca1.
)に示す。 なお3.
1のD
の純ラー
メ ンの応 力 計 算は,曲 げ変形, せ ん断 変 形を考 慮し た (剛 域 を考 慮 し ない )D
値 法に より,
反 曲 点 高さ比は腰 壁が付か な い は りの重心線を基 準と して示してあ る。 実 験にお ける加 力点は, は りの 中 心 線 上で腰 壁 を 考 慮し た重 心線 (計算に用いた ラー
メン 写 真一
1 腰 壁 付 架構の光 弾 性 実 験 写 真 (腰 壁が低い場 合,
壁 厚 比b/t≡
4.
5,
暗 視 野 ) 写 真一
2 腰 壁 付 架構の光 弾性 実験 写 真 (腰 壁 が 高い場合,
壁 厚 比 b/t=
4.
5,
暗 視 野 〕 線 )と異な り, 厳 密な意 味で の比 較と な ら ないが, 実 験 値 と計 算 値の差は わずかであ る。 以上のよ うに 2種 類の 腰 壁 高 さh
.
/h
’ = 0.
267,
0.
533 (hw :腰 壁 高さ,
h’
: は り内の り間距離)の架 構の計 算 結 果 を示し た。
さ ら に 腰 壁 高さの変 化に よ る反 曲 点 位 置の変 化 を内柱 (柱の両 側に腰 壁 が付 設)につ い て図一
ユ1a に,
外 柱 (柱の片 側 に腰壁が付設 )につ い て図一
11b に示 し た。
ま た同図内に
,
は り・
柱 接 合パ ネル 部の回 転 が拘 束さ れ た (固 定)状 態の場 合の反 曲 点 位置の変化を△ 印で示 し た。
腰 壁 高さ がhw
/h’
≧0.
26の場 合, 腰 壁によ る柱 脚 回転の拘 束が大き く,
柱 頭・
柱 脚を 固定し て計算 し た 結 果と差がな い。
この場合 (hw
/h’
=
0.
26)の腰 壁 付は 旻ん断力 分胴 割 合 庚曲点 高 さ 比r
.
卩
90 ch 言も一
Q.
630、
60exp.−
O.
57−
Cgl,
057 p 噌 p 吩 尸 h■
go0400、
39T α60061e 叩・
co [.
0.
58一
曹
σ,
57 ム巳
ll
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056D・
58 マ yh 上」
057 °59二
」
b膠
9 h・
8a、
5O.
420、
41 0、
5eO59e κP・
翫
囗
1.
0.
550.
61一
L2r
【・
2 冒一
・ 。一
骨一
・ 。 十 ・ 。 → 》 図一
10a 低い腰 壁 付 架 構の内 柱・
外 柱のせ ん断 力 分 担 割 合お よび反 曲 点 高さ比の実 験 値と計算値の比 較 (上 段 : 実験 値,
下 段;計 算 値,
寸 法 単 位:mm ) せ ん 嘶 ノ俳 1互1‘lh:r トdlLrl.
・
、
商さ」L O.
620.
6 σ嚠
腱
σ
Pr1.
P「
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ヨO P h=
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30幽
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040 0.
40−
o.
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o.
65,
−
O.
67 068−
−
0.
67 P P → o.
680.
66 P → 0600.
65 P → O、
750.
75 h【
臼2.
5一
σ.
400、
59一
0.
61 α60 旨e鴻P.
col.
一
0.
680.
69一
L
一
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T
頭⊥
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耳
可
亘
−
隷留
一
6 。一刷一
・ 。一
瑠一
・°→ 図一
10b 高い腰 壁 付 架 構の内 柱・
外 柱のせ ん断 力 分担 割 合 お よ び反 曲 点 高さ 比の実 験 値と計 算 値の比 較 (上段 ; 実験 値,
下段:計算 値,
寸 法単 位:mm )一
NII-Electronic Library Service 「
−
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「
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1
「
1
「
1
「
1
一 tSJ ←b」
b/t… b
h
’
!・… 。一
→帯
図一
11a 両 側に腰 壁 付 柱の腰壁 高さの変化によ る反曲点位置 あ変化 ●実験 値,03 .
1の計 算 法による値 △柱 頭・
柱 脚 を固 定とし て計 算し た値 りを 凸 断 面,
柱を長 方 形 断 面と してそ れ ら の 剛性比 を求 めると5.
79とな る。
1
,×h
=5.
79・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(12)Ic
×t
l
,:腰 壁付は りの断 面二 次モー
メ ン トIc
:柱の断 面二次モー
メン トh
:階高, 1:ス パン (12)式が およそ6以 上あ る と きの腰 壁付架 構の応 力 計 算は柱・
は り接 点を固定 端と して行っ て も よい こ とに な る。
4.
むす び た れ壁,
腰 壁 付架構の応力計算に は,
剛 域の概 念 を導 入し た解 析 法が一
般に用い ら れている。
し か し,
剛域を 仮定し て求め た応 力 と 実 際の応 力と は異な るこ と か ら, 本 研 究で は剛 域の概 念を導入 せず,
既 往の光 弾 性 実 験資 料を も とに応 力 計 算する一
方 法 を 提 案し た。
こ の方 法に よ る計 算 と応 力 を求める実 験 (光 弾 性 実 験 )との 対 応はL a O O
.
e7 0.
「3 a27 0.
4e O.
S3 eβT b D齟
’
b!t・
4・
・’D
巳
凱 。一 ウ
睾
図一
11b 片側に腰 壁 付 柱の腰 壁 高さ の変 化による反 曲 煎 位 置 の変 化 ● 実 験 値,03 ,
1の計算法に よ る値 △ 柱 頭・
柱 脚 を 固定と して計 算し た値 非常に良 好であっ た。
謝 辞 本 研 究 をま と める に あ たり,
鹿 児 島 大 学助手・
久 徳琢 磨 氏, 同 大 学 院生・
松 田 純 治,
古 賀醇の 各氏の協力 を 頂 き ました。 こ こに謝 意を表し ま す
。
引 用文献 1) 日本 建 築 学 会 :鉄 筋コ ンク リー
ト構 造 計 算 規 準,
同 解 説,
1982 Z) 日本 建 築セ ンター
:構 造 計 算 指 針,
同 解 説 3} 武 藤 清 :耐 震設 計シ リー
ズ1,
耐 震 設 計法,
丸 善 4)大 久 保 全 陸 :腰 壁,
た れ壁,
そ で壁 付 き 鉄 筋コ ンクリー
ト骨 組の剛 性,
強 度および履 歴 特 性に関す る研究t 日本 建 築 学 会 論 文 報告 集,
86号,
昭和46年8月 5> 徳広 育 夫・
佐々木昭夫 :たれ壁,
腰 壁 付 柱の弾 性 剛 性に 関 す る研 究 (1
>日本 建 築 学 会 論文 報 告 集.
第304号,
昭和56年6月 6) 徳 広 育 夫・
久 徳琢磨 :た れ壁,
腰 壁 付 柱の弾 性 剛 性に関 する研 究 (U
)日本建築学会 論 文報告 集,
第318号.
昭 和57年 8月一
108
一
N工 工一
Eleotronio LibrarySYNOPSIS
UDC:624.075.2:69.022.1
'
A
METHOD
OF
STRESS
CALCULATION
OF
FRAME
WITH
SPANDREL
WALL
-Studies
on elastic rigidities of columns with spandrel wall(
M
byDr.[KUO TOKUHIRO, Professor of Kageshirna
versity, and SHINICHI SHIOYA, Research assistant of
KyushuInstituteef Design, Mernbers of A.I.
J.
Up to now, a framewith spandrel wall such as
deep
beam
has
been
calculated by assuming the rigid zones in columns. But this methodis
not always accuratein
taking account instresses. Accordingly, in thispaper a stress calculation method offrame
with spandrel walls without assuming rigid zoneis
showp, and itispresentedthatthe results
by
the proposed methodfairly
agree with the photo-elastic experimental results.'
r
,