Wha t
i s
KUUDE?
空間で人を幸せにする。
独自の感性と協調性を伸ばし、
情熱を持って空間を
つくりあげる人材を育成。
武蔵野美術大学
造形学部
空間演出デザイン学科
通称 “ 空デ ” には、こんな
4
つのコースがあります。
本学科は、セノグラフィ、インテリアデザイン、
環境計画、ファッションデザインの
4
コースがあり、
舞台や店舗、住居、衣服など扱うものはさまざまですが、
「人を幸せにしたい」という想いは共通しています。
空間をデザインするには、日常の生活から、
まだ見ぬ世界にまで好奇心をもつことが必要です。
時代を肌で感じて、日頃から美しいものに敏感になることで、
表現のストックが増えていきます。
そして個々の感性が集結し、大勢の人と共有して、
初めて空間は完成します。
空間演出デザイン学科は、独自の感性と協調性の
両方を伸ばし、情熱をもって空間を
つくりあげるデザイナーを育てたいと考えています。
各コースが相互に交差して影響しあうカリキュラムで、
多様な造形表現と個性溢れる発想をともなった空間演出に
携わる人材育成を目指しています。
1
、
2
年次では、実習授業を通して身体を軸に基礎的な
造形力や見立てによる空間造形と演出法を学び、
各自が自由な道のりを選択して表現の独自性を追求します。
3
年次以降は専門領域に分かれ、個性豊かな専門性を養います。
2
年次
自由に授業を
選択し、イメージや
発想を深める
■空間演出デザインⅠ∼Ⅲ(選択)
⃝セノグラフィ
⃝空間1(インテリアデザイン)
⃝空間2(環境計画)
⃝ファッションデザイン
■空間演出デザインⅣ(照明)
■実材実習Ⅰ・Ⅱ(グループ制作)
3
年次前期
専門性の高い
4
コース
■セノグラフィコース
■空間1(インテリアデザイン)コース
■空間2(環境計画)コース
■ファッションデザインコース
1
年次
『身体』を軸に
様々な表現を考察
■デザイン基礎I 身体とメディア
「影の劇場」
■デザイン基礎 II 身体ともの
「
Body Form
」
■デザイン基礎 III 身体と空間
「空間
巣」
■デザイン基礎Ⅳ 身体と遊戯
「メリーゴーラウンド」
3
年次後期
+4
年次
10
名の教授
によるゼミナール
■小竹ゼミナール
■太田ゼミナール
■池田ゼミナール
■五十嵐ゼミナール
■片山ゼミナール
■小泉ゼミナール
■鈴木ゼミナール
■天野ゼミナール
■パトリックゼミナール
■津村ゼミナール
武蔵野美術大学造形学部
空間演出デザイン学科とは
?
1
2
3
4
E n v i r o n m e n t D e s i g n
環境計画
F a s h i o n D e s i g n
ファッションデザイン
I n t e r i o r D e s i g n
インテリアデザイン
S c e n o g r a p h y
セノグラフィ
4
コースが重なり、
想像力を拡げる
自由自在なカリキュラム。
パトリック・ライアン
ファッションデザイナー
グラスゴー美術学校卒業(スコットランド)、セ ン
トマーティンズ美術大学ファッションデザイン科
修了・修士号取得(イングランド)、86年イギリス
の 伝 説 の オ ー ト ク チ ュ ー ル メ ゾ ンJean Muir
に て デ ザ イ ン・ア シ ス タ ン ト、89年K ANSAI
JAPANにてチーフデザイン、バーバリー等のブ
ランドコンサルティング、その後独立し94年セ
ルフブランド「YAB-YUM(ヤブ・ヤム)」立ち上げ。
日本でのクリエーションを大事に、流行に左右され
ない独自の世界観、ユニークな日本であるべき表現
をインデペンデントに続けている。
津村
耕佑
ファッションデザイナー
「FINALHOME」ディレクター。究極の家は服で
あるという考えを具現化した都市型サバイバルウ
エアー「FINALHOME」を考察する。パリコレ
クション、ロンドンコレクション、東京コレクショ
ンなどのファッションシーンを通過しながら、デザ
インやアート、建築の分野を越境した活動を展開。
第52回装苑賞、第12回毎日ファッション大賞新人賞、
第3回織部賞を受賞。
http:// www.kosuketsumura.com
小泉
誠
家具デザイナー
デザイナー原兆英と原成光に師事。90年Koizumi
Studio設立。03年にはデザインを伝える場とし
て「こいずみ道具店」を開設。建築から箸置きま
で生活に関わる全てのデザインに関わり、現在は
日本全国のものづくりの現場と武蔵美構内を駆け
回る日々を続ける。06年JCDデザインアワード金賞、
08年同銀賞、 09年同銀賞、 12年2012毎日デザイ
ン賞、15年日本クラフト展大賞を受賞。
鈴木
康広
アーティスト
映像インスタレーション作品『遊具の透視法』( 01)
がNHKデジタル・スタジアムで年間のグランプリ
を受賞。アルスエレクトロニカ・フェスティバル
をはじめ国内外の多数の展覧会やアートフェス
ティバルを巡回。『まばたきの葉』( 03)、『空気の
人』( 07)、『ファスナーの船』( 10)など、美術館
のみならず公共空間へ展開する創作を続けている。
2014毎日デザイン賞受賞。作品集『まばたきとは
ばたき』『近所の地球』(青幻舎)を刊行。
天野
勝
ファッションデザイナー
立教大学卒業後、St Martin s School of Art(英国
・ロンドン)卒業。82年∼09年「無印良品」衣料品ディ
レクション、アドバイザリーボード、その他メンズウェ
アーブランド「M・AMANO」、サービス用ユニフォー
ムブランド「M・A・P」、レディースウェアーブランド
「MASARU AMANO」、メンズインナーウェアー
ブランド「CYBER GEAR」、レディースウェアー
ブランド「S・O・T・O」、メンズウェアーブランド
「TEN STUDIO PROJECTS」、メンズインナー
ウェアーブランド「Saz」、ホームウェアーブランド
「Steteco.com」、「ku・tsu・ro・gi」等
P r o f e s s o r s
教授
小竹
信節
舞台美術家 アートディレクター
演劇実験室『天井桟敷』の美術監督として後期寺
山修司全作品の舞台美術、衣装、映画美術を担当。
91年度青山ワコール ・ アート ・ センター/スパイ
ラル ・ ホールの芸術監督として、人間のいない装
置のみによる演劇を試みる。造形作家として、パ
リ・ポンピドゥー・センターでの「センチメンタル・
マシーンズ展」など数多くの海外企画展に招待
出品。文化庁芸術家在外派遣研修員として「英国
王立 ・ シェイクスピア劇団Royal Shakespeare
Company」に於いて1年間研修。ADC(ニュー
ヨ ー ク ・ ア ー ト デ ィ レ ク タ ー ズ ・ ク ラ ブ ) 銀 賞、
ACC賞、日本ディスプレイ ・ デザイン年賞優秀賞、
読売演劇大賞 ・ 優秀スタッフ賞など受賞。
五十嵐
久枝
インテリアデザイナー
桑沢デザイン研究所卒業、86-91クラマタデザイ
ン事務所在籍、93イガラシデザインスタジオ設立。
商業施設から保育園等の空間デザインと家具・プ
ロダクト・遊具等の立体デザインを主とし、「衣・
食・住・育」の分野に関わる進行形デザインを展
開 す る。TSUMORI CHISATO、une nana cool、
familior PRISCHOOL、baguette、AWASE等。
16年CSデザイン賞準グランプリ、グッドデザイン賞、
JCDデザインアワード、キッズデザイン賞受賞。
片山
正通
インテリアデザイナー
00年に自身のオフィス・ワンダーウォールを設立。
クライアントのコンセプトを具現化する自由な発
想と伝統や様式に敬意を払いつつ現代的要素を取
り入れるそのバランス感覚が、国際的に高く評価
されている。空間のトータルコンセプトを構築す
るワンダーウォールの強みは消費者の潜在意識に
触れる事に焦点を当て、その環境を創造する事で
ある。インテリアデザインのみならず、建築デザ
インディレクション、クリエイターキャスティング、
そして物件開発コンサルティングなど幅広い分野
において活躍中。
池田ともゆき
舞台装置家
武蔵野美術大学芸能デザイン学科卒業後、在阪百
貨店にディスプレイデザイナーとして勤務。並行
して、舞台装置家としての活動を開始し、TANC!
池田意匠事務所設立。1999∼2000年文化庁在外
研修員として英国、セントラル・セントマーティ
ン大学院舞台美術コースに留学。現在まで小劇場・
新劇・ミュージカル・プロデュース公演・オペラ
など600作品を超える舞台空間をデザインしている。
太田
雅公
衣装デザイナー
映画や資生堂CM、広告の衣装デザインに携わり
舞台の仕事を始める。近年は国内外のオペラ作品
の衣装、テキスタイル、ヘア ・ メイクのデザイン
などフランス、オーストリア、ポーランド、アメ
リカ、カナダなどにもその活動の場を広げている。
OPER A「TEA : A Mirror of Soul」アメリカ
(サンタフェオペラ)や、「Lady Sarashina」フラ
ンス(リヨン国立歌劇場)、「魔笛」オーストリア(リン
ツ州立劇場)など、演劇では、「天守物語」、「9Days
Queen」、「ジャンヌ・ダルク」などを手掛けている。
photo: Keizo Kioku / courtesy: 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa
photo: Keizo Kioku
2015s/s photography: Shinobu Shimomura / art direction・design: Kan Yamamoto
空デの10名の教授と、それぞれの代表的なお仕事です。
2
自在な選択によって、多様な各領域の教員を選択すること
で自ら授業をプログラム化しながら、発想の根源的な意味
を探り、固有な創造性を培います。後期には、キャンパス
内における建築照明の実習課題のほか、毎年異なるテーマ
に対してプレゼンテーションされた教員を自由に選択し、
本学科として4年間を通じ最大規模での空間表現による作
品発表を一般公開として行います。
空間演出デザイン
Ⅰ∼Ⅲ(
選択
)
■小竹信節教授、太田雅公教授、
池田ともゆき教授、五十嵐久枝教授、
片山正通教授、小泉誠教授、
鈴木康広准教授、天野勝教授、
パトリック・ライアン教授、
津村耕佑教授ほか
①セノグラフィ
②空間1(インテリアデザイン)
③空間2(環境計画)
④ファッションデザイン
4つのコースから自由に選択できます。
また、授業ごとにコース選択が可能です。
空間演出デザインⅣ
(
照明
)
■面出薫客員教授ほか
⑤環境照明
既存の環境を解釈し、時間軸を伴った
個性的な光を与えることによって環境
の質を創造的に変容させます。
⑥舞台照明
「光と舞台セットなどとの関係」を探り、
光を意識した舞台美術を考察します。
2つのコースからどちらかを選択します。
実材実習Ⅰ・Ⅱ
(
グループ制作
)
■小竹信節教授、太田雅公教授、
池田ともゆき教授、鈴木康広准教授、
津村耕佑教授ほか
グループ制作による構想(実材実習Ⅰ)
から制作(実材実習Ⅱ)までの空間構成
実習を、セノグラフィ/ 舞台表現への
可能性そのものとして捉え、共通する
テーマを設定し、各グループごとに自
由な手法による公開を前提とした実施
に至るまでの、リアルな空間表現を追
及します。
1
nd G r ad e
2年次カリキュラム
デザイン基礎Ⅰ
『影の劇場』
身体とメディア「影の劇場」
■小竹信節教授、
鈴木康広准教授ほか
デザインと空間の関係を考える基礎実
習の第一段階、「身体とメディア」をテー
マとした立体表現の実習です。実在す
る物質と実在しないイメージの世界の
関係を体験するために、空間におけ
る時間的な造形を考えます。そのた
めには、光を媒体として動く造形表現
を追求、時間を組立てる手掛りとして、
3分ほどの短いストーリーを考え、シー
ン変化を考える実習を行います。
デザイン基礎 III
『空間
巣』
身体と空間「空間 巣」
■五十嵐久枝教授、片山正通教授、
小泉誠教授、津村耕佑教授
空間とはなんだろうか?
物理的空間、哲学的空間、文学的空間、
数学的空間、精神的空間。
空間も見方を変えれば空間への意識も
概念も広がります。今回の課題である
「空間 巣」は、空間を俯瞰で考えるた
めの記号です。
デザイン基礎Ⅳ
『メリーゴーラウンド』
身体と遊戯「メリーゴーラウンド」
■小竹信節教授、太田雅公教授、
五十嵐久枝教授、津村耕佑教授ほか
空間性を伴う 遊び の道具を通して、
人間の感情の浄化を伴いながら日常
生活を活性化するモノの役割とは何か
を考え、空間演出デザイン学科の特徴
である4つの分野が行き交う場として、
各分野ごとの教員が担当する4クラス8
チームの編成の中で、よりリアルな学
科の総体として人間の 遊び とは何か?
を通じ、野外展示を行います。
デザイン基礎 II
『
Body Form
』
身体ともの「Body Form」
■天野勝教授、
パトリック・ライアン教授ほか
テーマを『Body Form』とし、ファッショ
ンを通して『人間』の探求を試みます。
ファッションを考える基盤として『身体』
に重点を置きます。物を作る上で、人間、
身体を観察、考察する事から始めます。
人間とは何であるか、その内側と外側、
不可視のものから外的な表れまでを発想
の原点として、人間を表現するものを創
造します。制作物は、身につける物、ま
たは人体そのものを表現したものとします。
自由に授業を
選択し、イメージや
発想を深める
s t G r a d e
1年次カリキュラム
デザインと空間の関係を考える上で、空間造形の主体とな
る自らの身体性を読み解くため、各領域での視点から固有
な身体とモノとの関わりを探って行きながら立体表現の実
習を行います。特に、「見立て」を前提とした影の世界での
舞台演出などを含め、小規模なグループによる創作で、集団
における個性や役割とは何かを考えます。また、基礎的な造
形プロセスの実習と、製図やドローイング技法などの技術
的実習を通して、多岐に渡る立体表現の方法論を把握します。
『身体』を軸に
様々な表現を考察
3
年次前期
専門性の高い
4
コース
そして、
3
年次後期より
10
名の教授による
ゼミナールへ
KOTAK E Seminar
セノグラフィ
インテリアデザイン
環境計画
ファッションデザイン
セノグラフィコース
■小竹信節教授、太田雅公教授、
池田ともゆき教授、
セノグラフィは光景(シーン)と記述(グラ
フィ)からなる言葉で、舞台美術など、
架空の物語や演者の身体が置かれる空
間を場面展開として、視覚的、図像的
に創出する領域です。CMやイベント、
ショーなどの企画・製作・運営などへ
の展開も視野に入れています。
ファッション
デザインコース
■天野勝教授、
パトリック・ライアン教授、
津村耕佑教授ほか
コンテンポラリーなライフスタイルを念
頭に置き、ファッションショーや広報
など、トータルな知識と技術、プロデュー
ス能力を養います。衣服を中心に、それ
を取り巻く文化の活性化や継承、都市
や情報の環境などに関する多様な研究
と制作を展開します。
「空デ」は、日常に勝つための 驚きの学科 でなくてはいけないのだ。
舞台が、人間を取り巻く世界の、有りとあらゆる表現を必要とするよう
に、夢の在り処を探りたいと思うから、そして誰かにそれを手渡したい
と願うから、「空デ」は、美大そのものの総体を目差すのだ。「小竹ゼミ」
の理念、そして活動の根拠もそこにあります。
学校というリアルな環境を活かして、原寸と縮尺スケールを行き来しな
がら、多角的な視点・思考・発想をもって、五感に訴えるデザインを目
指します。課題は、個人ワーク(インテリアデザイン)とグループワー
ク(インスタレーション)双方を行い、
4
年生では各々が「年間テーマ」
を掲げて卒業制作まで継続して研究してゆきます。
舞台芸術とは、限られた時間にしかそこに存在しない空間と時間を生み
出すアートであり、それらをデザインすることは人類の歴史と重なります。
そう、太古の昔、あなたの祖先が火を囲み、祈り・歌い・踊った身体と
空間は、今のあなたにつながっているということなのです。イケトモゼ
ミは、そんな「思索」を「試作」することに重点を置き、
「観ると観られる」
「物語」などをテーマに「劇的な空間とは何か」の研究を進めます。
ク リ エ イ タ ー / プ ロ デ ュ ー サ ー を ゲ ス ト 講 師 に 迎 え、 架 空 プ ロ
ジェクト(
4
セッション)を通し、インターラクティブでリアルな
ケーススタディーを実施。リサーチ/コンセプトワーク/デザイ
ニング/プレゼンテーション
、それぞれの段階で学生
1
人
1
人との
対話を通し、デザインにおけるコミュニケーションの本質を探り、
アイデンティティーの確立を目指す。
日常の見慣れた事象を捉え直し、ものの見方を変える方法を探求するゼ
ミです。言葉に表せないものを独自の視点で収集する「標本」、日常を新
鮮な感覚で捉え直すためのイベントを企画する「遠足」をキーワードに、
ゼミ生が自らの記憶や経験の中からデザインや表現の発端を見出してい
きます。既にある物事の枠組みや領域にとらわれない自由な活動を目指
しています。
「空間」などという言葉に惑わされるな。人の生活をかけがえのな
いものに整えるのがデザインです。そして健康的に、有用なものを
「良い」、無用なものを「嫌だ」と思える心を育めば、自ずと各々の「空
間」が見えてくる。小泉ゼミでは形の原理原則を学び、デザインに向き
合う心を育みます。
主 題 を
Making of Fashion
と し、衣服 作 りの 本 質的 テ クニ ッ ク
を 研 修 す る と と も に、 フ ァ ッ シ ョ ン へ の 緻 密 な 洞 察 力 を 鍛 え る。
歴史、地域、アート等様々な観点からファッションの絶対的 美 とは
何かを探り、そのサーベイから得た自らのテーマをもとに、素材、フォ
ルム、ディテール、エッジ(際)、色柄、付属等綿密に考察し、時代に
翻弄されない 自分スタイル を創作する。
日本の伝統的なライフスタイルは、制限されたフォーマットの範囲内の
デザインソルーションがすべてだと思う。また、規範の中で創造してお
きながら、時に簡単にそれを壊し新しい物を作り出す力がある。
10
人
の様々な教授が、デザイン規則を厳守しつつ、同時にそれを壊す。それ
によって新しく楽しいアートを作り上げている所が空デだ。
幻想と現実、常時と非常時、 相反する状況の体験を通じて
新たなヴィジョンへ接続する為の課題の発見とアクション
!
根源を見つける為に現実を拡張させます。
「着るの拡張、編むの拡張、繋げるの拡張」
作るプロセスのなかで物・事の根源を考え表現していく。
衣装と空間構成から成り立つ
3
つの軸(衣装、ディスプレイ、
ヘア・メイク)のデザイン、制作を行う。
他者とのコラボレーションを通して、新たな発見や視点を築く。
小竹 信節
太田 雅公
池田ともゆき
五十嵐 久枝
片山 正通
小泉 誠
鈴木 康広
天野 勝
パトリック・ライアン
津村 耕佑
3年次後期からは、各教授が主宰する10のゼミナールへ進みます。各専門領域での
多様な表現への試みと、その成果として卒業制作に挑みます。
空間
1
(
インテリア
デザイン
)コース
■五十嵐久枝教授、片山正通教授ほか
実在可能なショップやパブリックスペー
スなどのデザインを軸に、スケール感
を養い、さまざまな素材と表現方法を
学び、環境と人とモノとの関係のあ
り方を時間軸に捉われない自由な発
想で探ってゆきます。模型から原寸
サイズまで思考と体験を行き来しな
がら、リアルで魅力あるデザインを目
指します。
空間
2
(
環境計画
)
コース
■小泉誠教授、鈴木康広准教授ほか
光、音、風などの自然現象や社会的・
文化的な慣習など、何げない日常の中
に目に見えないさまざまな関係性が見
出せます。それらをつぶさに観察し、
ものづくりの視点に取り入れ、時には
日常を変容させることで、人間と環境
との新たな関係を構築します。生活に欠
かせない機能からのアプローチ、特別
な体験を重視するインスタレーション
など、幅広い手法によって具現化して
いきます。
3
t h G r a d e
4年次カリキュラム
OT A Seminar
I K E D A Seminar
IGA R A SH I Seminar
KATAYAMA Seminar
KOI ZUMI Seminar
SUZUKI Seminar
AMANO Seminar
PATR ICK Seminar
TSUMURA Seminar
4
コースに別れた専門教育に移行しながら、それぞれの分
野における課題を行い、後半ゼミナール形式による専門
教育により、更なる表現力の深化を目指します。コース
によって随時、舞台公演や公開展示を行いながら、より
実践に近い姿で社会へ分け入るリアルな創造性を試します。
rd G r a d e
3年次カリキュラム
Guest Professors /
A Part Time Teachers
客員教授・非常勤講師
Special
Lectures
学科主宰 課外講座
津村
耕佑教授
各分野で活躍するクリエイターや経営者を
招き、講義を受けるだけでなく、集会の
様に話し合いをもつなかで新たなインスピ
レーションを得ようという企画です。
第
1
回 山川
冬樹
第
2
回 八谷
和彦
第
3
回 遠山
正道
第
4
回
exonemo
第
5
回 田中
杏子
第
6
回 アレクサンダー・ゲルマン
第
7
回 石上
純也
第
8
回 甲野
善紀
第
9
回 鈴木
康広
第
10
回 諏訪
綾子
第
11
回 土佐
信道
(明和電機)
第
12
回 渡邉
康太郎
(takram)
第
13
回 高橋
理子
第
14
回 天明屋
尚
第
15
回 遠藤
一郎
第
16
回 ミーシャ・ジャネット
第
17
回 四方
義朗
第
18
回 山縣
良和
第
19
回 加茂
克也
第
20
回 増田
セバスチャン
【客員教授】
面出
薫
堀尾
幸男
島
次郎
【非常勤講師】
秋山
光洋
石黒
敦彦
伊坂
重春
伊藤
淑恵
トースティー
KEIKO+MANABU
(
内山
敬子・沢瀬
学
)
逢坂
卓郎
大山
由美子
YOY
(
小野
直紀・山本
侑樹
)
角田
陽太
上條
桂子
亀森
一好
川端
富生
北川
陽史
君塚
賢
國時
誠
小谷
壽一
佐藤
昌孝
眞田
岳彦
澤田
隆一
清水
悟
清水
早苗
庄野
泰子
magma
(
杉山
純・宮澤
謙一
)
鈴木
啓太
鈴木
親
鈴木
紀慶
鈴木
勝
鈴野
浩一
代島
多枝
髙橋
晃
武石
正宣
立花
文穂
谷口
勝彦
月岡
彩
辻
琢磨
寺田
尚樹
遠山
正道
長岡
勉
中川
政七
長峰
麻貴
根本
育洋
能美
健志
橋本
徹也
服部
基
濱西
恵子
早川
誠也
原田
麻子
樋口
藍
樋口
吉徳
藤森
泰司
古川
巳代子
毬谷
友子
山口
宏子
山下
裕子
横川
正紀
吉田
真実
和田
喜夫
片山
正通教授
現代を牽引するスタークリエイター、すな
わち instigator の生の声を聞く事で次
世代の instigator を作り出す為の超ド
級レクチャープログラムです。
#
001
佐藤
可士和
#
002
中田
英寿
#
003
NIGO®
#
004
本広
克行
#
005
藤原ヒロシ
#
006
名和
晃平
#
007
佐野
研二郎
#
008
VERBAL
(m-flo)
#
009
蜷川
実花
#
010
川村
元気
#
011
山口
一郎
(サカナクション)
#
012
小山
薫堂
#
013
真鍋
大度
(ライゾマティクス)
#
014
EXILE HIRO
#
015
大根
仁
#
016
都築
響一
#
017
トータス
松本
__
spinout edition
#
001
ももいろクローバー
Z
+川上
アキラ
#
002
山口
一郎
(サカナクション)
Official Website
空デ・ウェブサイト
空間演出デザイン学科ウェブサイト
当学科のウェブサイトでは、さらに詳しい情報をご覧頂けます。
空デ
News
のページでは「今日の空デ」と題して、日々の授
業の様子を随時公開しています。また、先生や学生の関わる展示
や舞台、イベントなどの情報もチェックできます。
Facebook
とも連動中です
!
Voice Piece for Kuude
のページでは、空デの教授、在校生、
卒業生が空デに関するいろんなコトを語るインタビュー映像も
続々アップ中。在校生の感じていることや、卒業生の今について
など、リアルな声はこちらでご覧下さい
!
武蔵野美術大学 公式ウェブサイト
大学全体の情報は公式ウェブサイトをご覧下さい。
入試に関する情報も、随時更新されています。
そのほかにもオープンキャンパスや、大学の芸術祭、
武蔵野美術大学
美術館・図書館にて開催中の展覧会の
お知らせなど、いまのムサビの様子を知ることができます。
www.musabi.ac.jp
日々更新中!
kuude.musabi.ac.jp
Voice Piece for Kuude
〈卒業生インタビュー〉より
神楽岡
久美
さん(2011
年度修了 担当教員:小竹信節
)
現在アーティストとして活躍中の彼女に、空デ時代から今に至るまでをお訊き
しました。ウェブサイトではインタビュー映像をご覧いただけます。
神楽岡「学部ではファッション、大学院ではセノグラフィの分野
で勉強していました。ファッションの時は作る物が明確でイメー
ジをカタチにすることをしていました。小竹先生のもとではファッ
ションというひとつの枠組みを越えて、物を見せるうえでの演出
やその世界と自分、もしくは相手との対話を考えていました。
今はその世界と自分が関係した時に起こる現象だったり出来事と
折り合いをつけるための装置を作品として作っています。制作す
る上で気にかけていることは日頃見過ごしてしまいがちな物事を
探すことです。
今後は今まで制作した作品が持っているコンセプトやテーマの可
能性を拡張したいと思っています。そこからいろんな人との出会
いや物事の発見に繋がっていけるよう制作活動を続けていきたい
です。」
(
インタビュー映像より抜粋
)
Graduates Destinations
空間演出デザイン学科 卒業生の主な就職先
(株)
東京放送
/
(株)
ライティングプランナーズアソシエーツ
/
(株)
スペース
/
(株)
丹青社
/
(株)
シミズオクト
/
(株)
オンワード樫山
(株)
金井大道具
/
(株)
四季
(劇団四季)
/
(株)
テレビ東京アート
/
(株)
日本ステージ
/
(株)
コム
デ
ギャルソン
/ good design company
(株)
スーパーポテト
/
(株)
遠藤照明
/
(株)
JTQ /
(株)
綜合舞台
/
(株)
ホンダアクセス
/
(株)
フジテレビジョン
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アッシュ・ペー・フランス
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卑弥呼
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45rpm /
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エドウィン
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トゥモローランド
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アシックス
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博展
/ BC
工房
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国際装飾
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三越伊勢丹ホールディングス
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角川ヘラルド映画
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白水社
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アックス
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伊東屋
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船場
/ CAMPER
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東急エージェンシー
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ヨーガンレール
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松竹衣裳
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Casappo & Associates /
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ICE
都市環境照明研究所
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オリエンタルランド
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乃村工藝社
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中川政七商店
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アディダスジャパン
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岡村製作所
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任天堂
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日本テレビアート
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伊藤寛アトリエ
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サイバーエージェント
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NHK
アート
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東京舞台照明
KOIZUMI STUDIO /
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金子繁孝事務所
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ソスウインターナショナル
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ハリオグラス
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ライティングカンパニーあかり組
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劇団角笛
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6D /
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若尾総合舞台
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(有)
KAPITAL /
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バーニーズジャパン
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スマイルズ
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ラックランド
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高島屋
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グリーンディスプレイ
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アレックス
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井田産業
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ベイクルーズ
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トッパン・コスモ
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劇団俳優座研究所
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ジ・エアー
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HORIO /
(株)
三菱電機照明
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Wonderwall /
(株)
COMPLEX UNIVERSAL FURNITURE SUPPLY
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コマデン
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カッシーナ・イクスシー
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(株)
トランジットジェネラルオフィス
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ミズノ
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(株)
ドラフト
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ファーストリテイリング
TOTO
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(株)
福助
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(株)
ヨウジヤマモトグループ
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(株)
エイネット
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(株)
河淳
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(株)
ニッポン放送
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(株)
良品計画
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イデアインターナショナル
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(株)
AC
デザイン
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テラダデザイン一級建築士事務所
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(株)
DNP
住空間マテリアル
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ジーク
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パルコスペースシステムズ
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イトーキ
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VACANT /
(株)
角川大映スタジオ
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トネリコ
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グラマラス
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能作
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(株)
LINE / KROW /
(株)
博報堂
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大丸松坂屋百貨店
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(株)
土屋鞄製造所
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(株)
イリア
/ IGARASHI DESIGN STUDIO
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ウェルカム
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バーニーズ
ジャパン
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スタジオジブリ
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DAIKEI MILLS
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東宝舞台
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バウハウス丸栄
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コクヨエンジニアリング&テクノロジー
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(株)
ミサワホーム
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(株)
パナソニックリフォーム
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(株)
阪急阪神百貨店 他
近年では造形感覚や造形能力を持つ人材が広く社会から求められるようになり作家やデザイナー以外
にも、様々な企業へ就職の可能性が広がっています。美術大学で培われた幅広い視野と高い専門性を
基本としながら、新しい領域を開拓していく人材を多く輩出しているのも、本学の特徴と言えるでしょう。
空間演出デザイン学科には、津村耕佑教授、
片山正通教授がそれぞれ主宰する課外講
座があります。聴講できる講座の際は他学
科の聴講生も多く、学内でも話題です。