熊本大学 三次元地形設計演習
Civil3D による三次元道路設計
1. 図面設定
(1) Civil3D を起動し、dwg ファイルを開く。サンプルファイル(道路作成用.dwg) ※ 新規作成の場合は、【開く】からテンプレートを使用。2008 ならば、【__国土交通省仕様 100m 測点.dwt】 (2) ワークスペースが【civil3D コンプリート】になっていることを確認。 (3) 現況地形のサーフェスを作成。(サンプルでは、作成済み) (4) 設計条件の確認。 道路設計に当たり、第○種○級の道路を設計するかを確認する。(道路構造例の資料を参考に) ここでは、第 3 種 2 級の道路を設計していく。 ワークスペース2. 平面線形を作成
(1) 作成コマンド ① レイアウトから作成 ←今回はこちらで作成。 ② ポリラインから作成 ←平面線形がポリライン等で作成してある場合など。 (2) 線形初期設定 (3) 線形レイアウトツール 上のウィンドウで OK したのち、レイアウトツールが表示される。このコマンドを使って作成していく。 (4) 直線作成 分かりやすい線形名をつける サイト管理する場合は、サイト 名を選択する。特にない場合は <None>でもよい 直線部は始点(①)と終点(②)を指定 (クリック)するだけで作成できる①
②
(5) 曲線作成 ②クロソイドの場合 緩和曲線と曲線のパラメータを入力 ①平面線形の設計条件を設定 曲線のパラメータを入力
③
②
④
②を始点とする ③を指定するとき、②部分が曲線となることを確認する ④を指定したら、Enter で終了(6) 線形を編集 ◆レイアウトツールを用いた編集 線形を編集する場合、“線形”メニューから、 “平面線形ジオメトリを編集”をクリックし、 線形を選択する。 すると線形レイアウトツールが表示される。 IP 点を用いた線形編集(IP 法) IP 点を線形に追加することで変化点を作成 していく。(始点と終点の間に作成) 片押し法による線形作成 パラメータを設定しながら、線形 を作成していく。(今回は省略) サブ図形をクリック 作成した線形について、パラメ ータを変更して修正する。 線形グリッドビュー 線形の情報を表示する。パラメータを変更 して修正することも可能(黒字部分)。 曲線部の曲線半径を変更したい場合 ① 編集したい IP 点を選択 ② 線形レイアウトツール→“サブ図形をクリック” ③ 黄色の曲線部をクリック ④ 線形レイアウトパラメータ→“曲率”を展開→“半径”の値を変更 IP 点
3. 縦断線形を作成
(1) 縦断ビューを作成 “縦断”メニューから“サーフェスから縦断を作成”を選択 縦断ビュー名に“計画道路縦断”と入力し、縦断ビュースタイルに“MLIT_PFVSTYLE”を選択 ①縦断を作成する線形を選択 ここでは、“計画道路”を選択し、始点と終点 を確認 ②縦断を作成するサーフェスを選択 ここでは、“現況地形サーフェス”を選 択し、“追加”をクリック 縦断リストにサーフェスが追加されたことを確認し、“縦断ビューを作成”をクリック画面上の任意の点をクリックすると、縦断ビューが作成される (2) 縦断計画線の作成 “縦断”メニューから“レイアウトで縦断を作成”を選択 上のウィンドウで OK したのち、縦断レイアウトツールが表示される。このコマンドを使って作成していく。 名前を“計画縦断” と入力し、スタイル を左のウィンドウの ように設定する 縦断曲線の設計基準値を設定する
縦断勾配
5%
緩和曲線長
50m
縦断曲線半径
凸型曲線
2000m~1400m
凹型曲線
1500m~1000m
設計速度 60km の場合の設計基準曲線設定をしたのち、曲線を作成する。“接線を引く(曲線あり)”をクリック (3) 縦断ビューの帯を編集 半径を 1000m に設定 長さを 50m に設定 計画縦断をひく 縦断ビューを選択し、右 クリック→“縦断ビュー のプロパティ”をクリッ クすると、右のウィンド ウが表示される。 “帯”タブをクリックし、 帯を編集する。 縦断 1 にリストから“計画縦断”を選択
(4) 縦断線形を編集 縦断線形を編集する場合は、 ① マウスで PVI 点(勾配変化点)をグリップする ② 縦断レイアウトツールで編集する i:勾配、L:延長 縦断線形グリッドビュー 線形の情報を表示する。パラメータを変更 して修正することも可能(黒字部分)。 縦断レイアウトパラメータ 作成した線形について、パラメータ を変更して修正する(黒字部分)。 PVI 点の編集 PVI 点を追加・削除・移動させ、縦断線形を編集 縦断線形の編集 設計基準にのっとり、勾配が 5%未 満になるよう PVI 点を調整する。 曲線部の勾配を変更したい場合 ① PVI 点を選択(赤い▲マーク) ② “縦断レイアウトパラメータ”をクリック ③ 表示されたウィンドウのジオメトリ→PVI 標高を変更
4. 横断計画を作成
(1) アセンブリを作成 “コリドー”メニューから“アセンブリを作成”をクリックする (2) サブアセンブリを作成 “コリドー”メニューから“サブアセンブリツールパレット”をクリック →サブアセンブリのパレットが表示される 画面上の任意の点をクリック ※非常に小さく表示されるので注意アセンブリ
:
コリドーモデルの基本構造セット
アセンブリは、道路の任意断面形状
であり、車道、縁石、歩道などの複
数の
サブアセンブリ
から構成され
ている。
サブアセンブリ
:
道路を構成する部品(パーツ)
Civil3D では、標準で様々なサブア
センブリが用意されている。パラメ
ータを変化させて、仕様にあったモ
デリングを行う。また、自らサブア
センブリを作成することも可能で
ある。
ツールパレットには、用途、種 類別にタブで分けられている。 しかし、ここに全てのサブアセ ンブリが表示されているわけで はない。 アセンブリ基点“コリドー”メニューから“サブアセンブリカタログ”をクリック
日本仕様のサブアセンブリを用意する
をクリックしたまま、ツールパレット (メートル法:道路タブ)上にドラッグ&ドロッ 追加される
(3) サブアセンブリの配置 “サブアセンブリツールパレット”の“標準車道”をクリック 使用サブアセンブリ ①標準車道、②L 型側溝、③小段・用排水溝付法面 (作成方向に注意して!) サブアセンブリを選択すると、プロ パティウィンドウが表示される。 例)右側車道を作成する場合 【作成方向】右側 【全幅】3.75m 【内側路肩幅】0.500m 【車線幅】3.25m 【横断勾配】-2.00% ↓ その後、設置したい点をクリックし、 アタッチ(接続)していく。 標準車道 L 型側溝 小段・用排水溝付法面 作成方向:右側 作成方向:左側
5. 三次元モデル(コリドーモデル)の作成
(1) “コリドー”メニューの“簡易コリドーを作成”をクリック (2) 「Enter」を押して、一覧から線形を選択する (3) 「Enter」を押して、一覧から縦断を選択する (4) 「Enter」を押して、アセンブリを選択 (5) “ターゲットマッピング”が表示され、 ターゲットサーフェスを支持する コリドー名を入力 現況地形サーフェスを選択 OK を押すと、計算が始まり、 コリドーが作成される6. コリドーサーフェスの作成
(1) コリドーモデルを選択し、右クリック→“コリドープロパティ”を選択し、ダイアログを表示 “サーフェス”タブをクリック (2) “コリドーサーフェスを作成”ボタンをクリックすると、コリドーサーフェスが追加される (まだ、器の状態、からっぽ) (3) “コードを指定”リストから“Top”を選択し、“サーフェス項目を追加”ボタンをクリック ここまで設定したら、計画高サーフェスが作成。同じ要領で、土工サーフェスを作成する サーフェス名には「計画高」と入力 土工サーフェスの場合「Detum」を追加(4) コリドーサーフェスに境界を設定する
サーフェスが作成されたら、“境界”タブをクリックする
(5) “計画高サーフェス”を右クリックし、“自動的に追加”を選択、“Slope_toe”をクリック
同様に、“土工サーフェス”にも “Slope_toe”を境界として選択
7. 横断図の作成
(1) “横断”メニューから“横断抽出ラインを作成”をクリック →“グループを作成”ダイアログが表示 (2) OK を押すと、“横断抽出ラインツール”が表示される “測点範囲から”を選択する OK を押し、“Enter”を押すと、コリドー上に横断が抽出される コリドー、サーフェスが表示 されていることを確認 抽出幅を“100m”に設定する(3) 横断図を表示させる
“横断”メニューの“複数の横断ビューを作成”を選択
8. 数量の算出
(1) 現況サーフェスとコリドーサーフェスの差から、土量計算を行う “横断”メニューから“マテリアルを計算”をクリック OK を押して、ダイアログを閉じる (2) 土量計算結果をテーブル表示 “横断”メニューから“テーブルを追加”選択、さらに“総土量”をクリック 現況:現況地形サーフェス 計画:計画コリドー 土工 画面の任意の点をクリックすると、 テーブルが表示される(3) 土量計算結果を XML で出力 “横断”メニューから“土量レポートを生成”をクリック OK を押すと、ブラウザ上に土量計算書と XML レポートが表示される XML ファイルを保存すれば、土量計算結果が出力できたことになる ※平面線形、縦断線形、アセンブリ等の要素が変更されれば、コリドーも再作成され、さらにコリドーサーフェスも再作 成されることになります。また、それに伴い、土量テーブルも動的に更新されるので、土量バランスをとる際は、これ らの機能を活用して下さい。