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Microsoft Word - 6-7_市民談義所資料.doc

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(1)

一ツ瀬川

大淀川

宮崎港

住吉海岸

大炊田海岸

一ツ葉有料道路

護 岸 自 然 海 浜 自 然 海 浜 護 岸 自 然 海 浜 護 岸 護 岸 +離 岸 堤 離 岸 堤

石崎川

護 岸 約 40 年 間 で平 均 約 40m の汀 線 変 化

宮崎海岸の現状

自 然 浜 区 間 (H22年 11月 撮 影 ) 既 設 護 岸 設 置 区 間 (H22年 11月 撮 影 ) 一 ツ葉 有 料 道 路 レストハウス 有 料 道 路

平成20年12月

昭和60年

砂浜が消失 レストハウス

宮 崎 海 岸 は、白 砂 青 松 の

砂 浜 海 岸

で、

良 好 な海 岸 景 観

を有 している。

アカウミガメ

コアジサシ

をはじめとする野 生 動 植 物 の分 布 が確 認 さ

れ、

漁業

サーフィン

釣り

などの利用もさかんである。

かつては、運動会ができるほどの広大な砂浜であったが、近年、海岸侵食が顕著であり、海岸の防護・環境・利用の基盤である

砂浜が失われ

つつある。

自 然 浜 区 間 での釣 り サーフィン利 用 ア カ ウ ミ カ ゙ メ の 産 卵 と仔 ガメの放 流 コアジサシの営 巣 ・繁 殖 漁 業 利 用 (バッチ網 )

-1-

砂 浜 消 失

資料6-7

(2)

宮 崎 海 岸 の砂 浜 の保 全 を目 的 として、行 政 ・市 民 ・専 門 家 が三 者 一 体となって進 めて いきます。 海 岸 の防 護 ・環 境 ・利 用 が調 和し、「美 しく、安 全 で、いきいきした海 岸 の実 現 」をめざし ています。 自 然 現 象 の複 雑 さと社 会 環 境 ・自 然 環 境 の変 化 に対 する未 来予 測 の不 確 実 性を踏 まえ、どのような方 法 をとればよいかを検 討 ・実 施し、その方 法 の効 果 を確 認しながら、 修 正 ・改 善を加 えて、対 策 を着 実に進 めていきます。

海岸法・海岸保全基本方針

宮崎海岸侵食対策の二つの柱

防 護

環 境

利 用

宮崎海岸トライアングル

宮崎海岸ステップアップサイクル

法目的・理念

1956 年

(昭 和 31 年 )

1999 年

(平 成 11 年 ) 台 風 による高 潮 や地 震 による津 波 から海 岸 背 後 の人 命 ・資 産 を守 る ・海 岸 侵 食 の進 行 ・海 岸 環 境 への認 識 の高 まり ・海 洋 レクリェーションの需 要 の高 まり ・地 方 分 権 化 の推 進

海岸法の一部改正

防 護

海岸法の制定

「安 全 で、美 しく、いきいきした 海 岸 を目 指 して」

宮崎海岸侵食対策事業の進め方

-2-

事業主体 お互いを理解・尊重しながら多様な意見を出し合い議論 を深める。 市民からの多様な意見を反映した案(複数)を専門家に 提示し、検討を依頼する。また、専門家からの助言をもと に、責任ある意思決定をする。 地域連携コーディネータ 市民からの多様な意見を取りまとめ、事業主体に伝える。 また、事業主体が専門家に正確に伝えているか、専門家がき ちんと検討しているか中立・公正な立場からチェックする。 専門家 事業主体からの案に対して、事業主体に技術的・専門的 な立場から助言する。 市民

(3)

宮崎海岸侵食対策検討に係るこれまでの経緯

試験養浜の実施

各種調査

・既 存 資 料 調 査 ・測 量 ・環 境 調 査 (生 物 等 ) ・波 浪 ・流 況 観 測 ・トレーサー調 査 ・アカウミガメ調 査 ・利 用 調 査 ・長 期 的 ・広 域 的 な砂 の流 れは南 向 き ・水 深 約 10~12m より浅 い所 で砂 が移 動 ・消 失 土 砂 25 万 m3/年 (一 ツ瀬 川 ~住 吉 海 岸 ) ・港 周 辺 に 22 万 m3/年 堆 積 (宮 崎 港 周 辺 ) ・一 ツ瀬 川 以 北 からの土 砂 供 給 は減 少 ・動 物 園 裏 や大 炊 田 で浜 崖 が後 退 ・宮 崎 海 岸 における基 礎 情 報 (地 形 、底 質 、 生 物 、波 浪 、利 用 等 の各 情 報 を取 得 中 ) ・養 浜 に伴 う生 物 や濁 りへの影 響 は小 さい ・アカウミガメの産 卵 、利 用 、環 境 、景 観 に配 慮 した養 浜の手 法 の確 立 ・粗 めの養 浜 砂 は汀 線 付 近 に残 りやすい

調査・試験養浜でわかったこと

-3-

市 民 談 義 所 等 で は 、

対 策 の 早 期 実 施

構 造 物 設 置 の 反

自然環境の保全等

のさまざまな意見があった。

安 全 ・早 急 に対 策 を実 施 して欲 しい、台 風 による浸 水 が心 配 ・構 造 物 を入 れて欲 しい または 早 急 に砂 浜 を復 元 して欲 しい ・安 全 確 保 、生 命 ・財 産 の優 先 を第 一 に考 えて欲 しい ・市 民 提 案 工 法 を採 用 (試 験 施 工 含 め)して欲 しい 自 然 環 境 保 全 ・利 用 ・自 然 の浜 を残 して(取 り戻 して)欲 しい ・持 続 可 能 な対 策 を実 施 して欲 しい(ビーチサイクルを考 慮 など) ・アカウミガメ・コアジサシ等 の生 物 環 境 に配 慮 して欲 しい ・コンクリート構 造 物 (護 岸 、ヘッドランド等 )を作 らないで欲 しい ・漁 業 、サーフィンなどの利 用 ができなくなる対 策 には反 対 その他 (連 携 等 ) ・行 政 機 関 が連 携 して取 り組 むべき(河 川 、ダム、港 湾 、保 安 林 など) ・ダム、港 湾 、保 安 林 、導 流 堤 を撤 去 して欲 しい ・セットバックについて議 論 して欲 しい ・住 民 、サーファー、研 究 者 、行 政 が知 恵 を出 し合 って話 をする円 卓 会 議 がほしい

対策に対する市民意見

各種調査・技術的検討

≪中長期的な取り組み≫

対策の考え方

≪緊急的な取り組み≫

5~10年 程 度 までに 実 施 すべき取 り組 み

山 ~ 川 ~ 海 に お け る

土 砂 の流 れを円 滑 化

し 、 宮 崎 海 岸 の 土 砂

量を回復・維持する。

宮崎海岸の

侵食対策

に 必 要 な 3 つ の 機 能

に対応した対策

(次ペ

ー ジ に 記 載 ) を 実 施

し 、 宮 崎 海 岸 の 土 砂

量を回復・維持する。

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 … ★ H23 H22 住 民 参 加 の 取 り 組 み 侵 食 対 策 検 討 ~H18 H19 H20 H21 ★ ★ ★:美しくする会主催ビーチクリーン ★ 3会場で開催  ○佐土原総合支所:40名  ○住吉公民館:30名  ○市民プラザ:52名 ★頂いた意見の総数:522 宮崎海岸懇談会 技術分科会 侵食対策検討委員会 住 吉 海 岸 技 術 検 討 委 員 会  ・これまでの検討概要  ・地域からの多様な意見  ・問題点、課題  ・対策の進め方   ・養浜事例 試験養浜について 前提条件の整理 直 轄 事 業 化 3会場に分けて懇談会スタート (様々な立場から多様な意見) 勉強会の積み重ね…知識を深める、情報共有 ・行政の仕組み   ・対策事例      ・砂の移動    ・生物 ・港       ・海岸林       ・歴史       ・サーフィン ・漁業         ・津波         *現地見学会 海岸勉強会 宮崎の海岸シンポジウム:市民主催 2回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回 10回 11回 宮崎海岸市民談義所 「住吉海岸の侵食問題を考える」 8回 9回 10回 11回 12回 13回 14回 15回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 3回 4回 5回 新たな談義の場としての「市民談義所」始動 ~手段を含めた方向性を見出す場 ・対策、養浜への意見(WS)   ・工法提案(意見発表)   ・台風被害の対応(談義)   ・対策事例(談義) 1回 1回 1回 1回 1回 2回 3回 4回 5回 1回 市民との新たな取り組み~『宮崎の海岸をみんなで美しくする会』が派生 12回 ★今回 ★市民から砂浜復元のための署名 「自然な砂浜は取り戻せるか?」 3回 2回 ・侵食対策計画の検討  (対策の考え方、検討の流れ、   検討する施設等、評価の視点) 侵食メカニズム解明  (侵食要因の分析) ・地形変化モデル構築 ・侵食対策の目標、求められる機能、 施設等の機能評価を検討 「宮崎の海岸を保全するための第一歩は?」 2回 宮崎海岸事業の2つの柱 『トライアングル』、 『ステップアップサイクル』を公表 ★宮崎河川国道事務所に九州初の「海岸課」発足、よろず相談所の誕生 市民談義所意見・発表に ついての報告 侵食対策において求められる3つの機能の提案 準備会 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回 10回 11回 12回 13回 14回 侵食対策の目標、侵食対策に求められる 3つの機能、各施設の機能の共有 現地視察、市民と専門家の談義 合同談義所の開催 ★ ◎ ★◎ ★ ◎ ★ ◎ ★ ◎ ★ ★ ★ ★  ★ 宮崎海岸侵食対策事業促進期成同盟会  ◎ 住吉地区振興会 ★ ★ 住 吉 海 岸 懇 談 会 各種調査・検討 宮崎県中部流砂系検討委員会 2回 3回 4回 1回

(4)

一ツ瀬川

大淀川

宮崎港

-5 万 m

3

/年

-20 万 m

3

/年

+9 万 m

3

/年

宮崎港

住吉海岸

大炊田海岸

一 ツ瀬 川 河 口 近 傍 ※堆 積 ※堆 積 ※侵 食 ※侵 食

一ツ葉有料道路

護 岸 自 然 海 浜 自 然 海 浜 護 岸 自 然 海 浜 護 岸 護 岸 +離 岸 堤 離 岸 堤

石崎川

長期的に南向きの漂砂

護 岸

+22 万 m

3

/年

一ツ瀬川

大淀川

宮崎港

一ツ葉有料道路

護 岸 自 然 海 浜 護 岸 自 然 海 浜 護 岸 自 然 海 浜 護 岸 護 岸 +離 岸 堤 離 岸 堤

石崎川

宮崎海岸の土砂収支と侵食対策に必要な機能

侵食対策に必要な3つの機能

機能②:沿岸方向(南へ)の流出土砂を減らす

宮崎海岸の土砂収支(現況)

南 側 への流 出 土 砂 の抑 制 (流 出 を止 める または スピードを落 とす) により、効 率 的 に海 岸 の土 砂 を回 復 ・維 持 浜 崖 の 後 退 防 止 に よ り 、越 波 ・ 浸 水 の 防 止に 重 要 な役 割 を果 たしている砂 丘 を保 全 ※小 丸 川 ・大 淀 川 からの流 出 土 砂 量 は計 算 による推 定 値 *一 ツ瀬 川 河 口 近 傍 ・大 炊 田 海 岸 の土 量 変 化 は汀 線 変 化 量 からの推 定 値 土 砂 の供 給 によりこれまでに失 われた海 岸 の土 砂 を回 復 ・維 持

機能①:沿岸方向(北から)の流入土砂を増やす

-4-

機能③:浜崖の急激な後退を抑制する

(5)

市民談義所等では、

対策の早期実施

構造物設置の反対

自然環境の保全等

のさまざまな意見があった。

対策に対する市民意見

宮崎海岸侵食対策の基本方針

Ⅰ 対策の目的

・ 海 岸 の 環 境 や 利 用 と 調 和 を 図 り つ つ、 海 岸 侵 食 に 脅 か さ れ る 海 岸 背 後 地 の 人 々の安 全 ・安 心 を確 保するとともに、有 料 道 路 や田 畑 等 を保 全 する。

Ⅱ 対策の目標

・「背 後 地 (人 家 、有 料 道 路 等 )への越 波 被 害 を防 止すること」を防 護 目 標 とし、そ のために必 要 な「浜 幅 50m の確 保 」を達 成 することを目 指 す。 ・現 況 汀 線 位 置 が浜 幅 50m 以 上 である区 域 については、流 砂 系 も含 めた対 策 に より、その保 全 ・維 持 を目 指 す。

Ⅲ 対策の考え方

・北 からの流 入 土 砂 を増 やすこと(機 能 ①)、南 への流 出 土 砂 を減 らすこと(機 能 ②)により、これまでに失 われた宮 崎 海 岸 の土 砂 量 を回 復 ・維 持 し、砂 浜 を回 復 ・維 持 する。 ・急 激 な侵 食 の危 険 性 がある区 域 において、浜 崖 の後 退 を抑 制 する。(機 能 ③)

Ⅳ 対策検討における配慮事項

・新 たに設 置 するコンクリート構 造 物は出 来 るだけ減 らす。 ・それぞれの区 域 の特 徴 に応 じたものとする。 ・豊 かな自 然 環 境を最 大 限残 す。 ・美 しい景 観や漁 業 、サーフィン、散 歩 等 の利 用に配 慮する。 ・(直 轄 )工 事 完 了 後 も維 持 管 理に過 剰 な負 担 がかからないようにする。 ・山 、川 、海 における土 砂 の流 れに出 来 るだけ連 続 性をもたせ、将 来 は自 然 の力 による砂 浜 の回 復 ・維 持 を目 指 して、様 々な取 り組 みを行 っていく。 ただし、その取 り組 みは時 間 がかかることから、当 面 は他 事 業 と連 携 した養 浜 を 積 極 的 に実 施 していく。

Ⅴ 事業の進め方

・今 後 もこれまでと同 様 、「宮 崎 海 岸 トライアングル」および「宮 崎 海 岸 ステップアッ プサイクル」の考 え方 に基 づいて進 めていく。

各種調査・技術的検討

試験養浜の実施

各種調査

・既 存 資 料 調 査 ・測 量 ・環 境 調 査 (生 物 等 ) ・波 浪 ・流 況 観 測 ・トレーサー調 査 ・アカウミガメ調 査 ・利 用 調 査 ・長 期 的 ・広 域 的 な砂 の流 れは南 向 き ・水 深 約 10~12m より浅 い所 で砂 が移 動 ・消 失 土 砂 25 万 m3/年 (一 ツ瀬 川 ~住 吉 海 岸 ) ・港 周 辺 に 22 万 m3/年 堆 積 (宮 崎 港 周 辺 ) ・一 ツ瀬 川 以 北 からの土 砂 供 給 は減 少 ・動 物 園 裏 や大 炊 田 で浜 崖 が後 退 ・宮 崎 海 岸 における基 礎 情 報 (地 形 、底 質 、生 物 、波 浪 、 利 用 等 の各 情 報 を取 得 中 ) ・養 浜 に伴 う生 物 や濁 りへの影 響 は小 さい ・アカウミガメの産 卵 、利 用 、環 境 、景 観 に配 慮 した養 浜の 手 法 の確 立 ・粗 めの養 浜 砂 は汀 線 付 近 に残 りやすい

調査・試験養浜でわかったこと

安 全 ・早 急 に対 策 を実 施 して欲 しい、台 風 による浸 水 が心 配 ・構 造 物 を入 れて欲 しい または 早 急 に砂 浜 を復 元 して欲 しい ・安 全 確 保 、生 命 ・財 産 の優 先 を第 一 に考 えて欲 しい ・市 民 提 案 工 法 を採 用 (試 験 施 工 含 め)して欲 しい 自 然 環 境 保 全 ・利 用 ・自 然 の浜 を残 して(取 り戻 して)欲 しい ・持 続 可 能 な対 策 を実 施 して欲 しい(ビーチサイクルを考 慮 など) ・アカウミガメ・コアジサシ等 の生 物 環 境 に配 慮 して欲 しい ・コンクリート構 造 物 (護 岸 、ヘッドランド等 )を作 らないで欲 しい ・漁 業 、サーフィンなどの利 用 ができなくなる対 策 には反 対 その他 (連 携 等 ) ・行 政 機 関 が連 携 して取 り組 むべき(河 川 、ダム、港 湾 、保 安 林 など) ・ダム、港 湾 、保 安 林 、導 流 堤 を撤 去 して欲 しい ・セットバックについて議 論 して欲 しい ・住 民 、サーファー、研 究 者 、行 政 が知 恵 を出 し合 って話 をする円 卓 会 議 がほ しい

宮崎海岸保全の基本方針(案)

-5-

(6)

環 境 ・ 景 観 ・ 利 用 に配 慮 してほしい

宮崎海岸の侵食対策(案)検討の過程

-6-

防 護 は必 要 。その上 でできるだ

け自 然 の状 態 を残 したいという

のは、市 民 、専 門 家 、行 政 、共

通の思い。

試験養浜を通 じて国・県が連携した取組みができた。

今後も継続して

国・県が連携した養浜

を実施

しかし、養浜だけで浜 を維持するには大量の養浜を継続的に続 ける必要がある。

大量の養浜を継続的に続けることは困難

であり、

土砂の動きを抑える構造物とセット

で検討

宮崎海岸では、

北から南に土砂が動いている

ことが確認された。

養浜を実施するとともに、宮崎海岸の

南側の区域に土砂の動きを止める施設を設置

土 砂 の動 きを止 める施 設 には、

土 砂 を止 める効 果

波 浪 に対 する安 定 性 ・耐 久 性

が必

要。また、

維持管理に過剰な負担がかからないもの

とする必要がある。

市民提案工法や既存の工法を比較・検討した結果、

突堤

を採用

区域の特徴:①

北側の区域は

比較的

自然が多く

残る

②高波浪により

浜崖の後退

が発生

市民の意見:①コンクリートでもいいから

早急に安全を確保

して欲しい

②これ以上の

海岸のコンクリート化は避けて

欲しい

安全を確保するために、

浜崖の後退を抑制する対策

を実施。ただし、

出来るだけコンクリート以外の材料を使

ことや、

養浜と組み合わせる

ことにより、アカウミガメの産卵や利用、環境、景観にも配慮した対策とする

養 浜 の み の 対 策 で 防 護 で き ないのか? 区 域 の特 徴 を踏 まえた 対 策 がとれないか?

一ツ瀬川

大淀川

宮崎港

一ツ葉有料道路

護 岸 自 然 海 浜 護 岸 自 然 海 浜 護 岸 自 然 海 浜 護 岸 護 岸 +離 岸 堤 離 岸 堤

石崎川

機能②:沿岸方向(南へ)の流出土砂を減らす

南 側 への流 出 土 砂 の抑 制 (流 出 を止 める または スピードを落 とす) により、効 率 的 に海 岸 の土 砂 を回 復 ・維 持 浜 崖 の 後 退 防 止 に よ り 、越 波 ・ 浸 水 の 防 止に 重 要 な役 割 を果 たしている砂 丘 を保 全 土 砂 の供 給 によりこれまでに失 われた海 岸 の土 砂 を回 復 ・維 持

機能①:沿岸方向(北から)の流入土砂を増やす

機能③:浜崖の急激な後退を抑制する

安 全 を 確 保 してほしい コ ン ク リ ー ト 構 造 物 を 作 ってほしくない 維 持 管 理 に 負 担 が か ら な い よ う に してほしい 宮 崎 海 岸 の 土 砂 の動 きを活 か せないか? 耐 久 性 は 大 丈 夫 か?

(7)

宮崎海岸の侵食対策(案)

機能③浜崖の急激な後退を抑制する

機能②南への流出土砂を減らす

機能①北からの流入土砂を増やす

〔当面〕:養浜の実施(関係機関が連携した養浜を実施)

〔中長期〕:一ツ瀬川北側や河川からの流入土砂の増加など

(50m,150m)

補助突堤

(300m)

突堤

浜崖の後退を抑制する対策を実施

海岸の環境や利用と調和を図りつつ、背後地(人家、有料道路等)への越波被害を

防止するために、「浜幅 50m の確保」を達成することを目指す。

この案 は、モニタリングによるステップアップを継 続 しながら、

「みなさんとともに進めていく計画案」

として作 成 しました。

目標

機能①北からの流入土砂を増やす

機能②南への流出土砂を減らす

機能③浜崖の急激な後退を抑制する

(1)養浜をすすめる

・失 われた土 砂 の回 復のため、養 浜を実 施

(2)養浜の位置と方法

・砂 の動 きや養 浜 の利 点( 機 動 ・ 柔 軟 的 な 対 応 可 能 )を考 慮 し、北 側(大 炊 田 海 岸 周 辺 )や侵 食 の著 しい箇 所で実 施 ・試 験 養 浜 結 果 を踏 まえ、陸 上 養 浜 ・海 中 養 浜 を関 係 機 関 との連 携 により実 施

(3)ステップアップの方法

・当 面 は、関 係 機 関 と連 携 した養 浜 を実 施 ・ 地 形 測 量 や 各 種 モ ニ タ リン グ を 実 施 し 、投 入 位 置 や 量を決 定 ・関 係 機 関 と連 携 した、様 々な手 法 による養 浜を検 討 ・中 長 期 的 には、一 ツ瀬 川 北 側 や河 川 からの流 入 土 砂 の 増 加な ど 、自 然 の力 に よ る砂 浜 の 回 復 ・ 維 持 を 目 指 した様 々な取 り組 みを実 施

(1)突堤と補助突堤を設置する

・効 率 的 に海 岸 の土 砂 を回 復させるため、北 から南 に動 く 養 浜 砂 を直 接 止 める(捕 捉 する)突 堤を整 備 ・効 果 の早 期 発 現のため、補 助 突 堤を設 置

(2)突堤・補助突堤の配置と規模

・砂 の動 き( 北 → 南 )、一 ッ葉 PA前 の砂 浜 消 失 状 況 、離 岸 堤 の設 置 状 況 を考 慮 し、住 吉 海 岸 離 岸 堤 の北 側に配 置 ・突 堤 は、砂 の動 きの激 しい水 深 約 5m の位 置 を目 安 に、 岸 から 300m の規 模を設 定 ・補 助 突 堤 は、岸 から 150m、50m(南 側 より)の規 模

(3)ステップアップの方法

・ 地 形 測 量 や 各 種 モ ニ タ リ ン グ を 実 施 し 、効 果 ・ 影 響 を み ながら除 々に突 堤 を伸 ばす

(1)表面を砂で覆ったかくし護岸を設置

・越 波 ・浸 水 の防 止に重 要 な役 割 を果 たす砂 丘 を保 全 ・できるだけコンクリート以 外 の材 料 を使 うこと、養 浜 の 実 施 箇 所 を工 夫 し、護 岸の表 面 を養 浜 で覆 うことで、 環 境 ・景 観 ・利 用 に配 慮

(2)対策の位置

・自 然 浜 区 間 の浜 崖 後 退 が懸 念 される箇 所(動 物 園 裏 お よび大 炊 田 海 岸 など)で実 施

(3)ステップアップの方法

・素 材 ・ 形 状等 に つ い て 、 引 き 続 き そ の 実 現 性 ( 安 定 性 、 耐 久 性 等 )を検 討 し たうえで決 定 イメージ図

-7-

イメージ図

(8)

宮崎海岸の侵食対策(案)イメージパース

突堤 補助突堤 補助突堤 アカウミガメの産卵 サーフィン 釣り 散歩

(A)大炊田海岸・(B)動物園裏のイメージ

(C)住吉海岸のイメージ

動 物 園 裏

(C)右上パース

(B)左上パース

(A)左上パース

-8-

パースで表現している箇所

浜崖後退を抑制する 対策(かくし護岸の イメージ)

(9)

【基線】

護岸法肩

50m

2010/11/4 撮影

50m

【基線】

護岸法肩

2011/5/18 撮影

フェニックス

自然動物園裏

一ツ葉有料道路

PA 前

宮崎海岸の侵食対策(案)実施後の砂浜(イメージ)

-9-

昭和 60 年

50m

【基線】

浜崖法肩

(H20.12 当 時 )

2010/11/4 撮影

50m

【基線】

浜崖法肩

(H20.12 当 時 )

50m

2011/5/21 撮影

フェニックス自然動物園

一ツ葉有料道路 PA 前

(10)

市民から提案のあった対策工法・工夫・アイデア等の整理

-10-

1.養浜に関する提案・工夫

(事例)

・サンドバイパス、サンドリサイクルに関する提案

・供給源、養浜箇所の提案

・河川河口部の改良に関する提案

2.新たな施設の提案

・サンドパックによるリーフ工法

・藻場礁

し ょ う

消波工

・藻場礁

し ょ う

+藻場礁

し ょ う

人工リーフ

・砂抄

す な す き

工法

・流木工法

・階段式漂砂沈降促進工法

・階段式透水緑化法面工法

・干拓工法

・連続壁工法

・防潮樋門(海面上昇対策工)

3.

流砂系の対策、その他に関する提案・工夫

・ダムの撤去・移設、河川のバイパス化

・河川の通常流量の増加による土砂供給源の促進

○養 浜 については、他 事 業 と連 携 しつつ、今 後 も様 々な手 法 ・箇

所・供給源を検討します。

(提案内容の今回計画への反映について)

①漂砂の上手側である北側からの土砂投入

②港湾土砂のサンドリサイクル

(今後の検討事項)

・具体的な手法・位置・供給源など

○「新 たな施 設 の提 案 」については、以 下 の指 標 に基 づき検 討 ・評

価を実施しました。

(評価の指標)

1) 基本方針への適合性

2) 得られる効果(要求される機能に合致するか否か)

3) 実現性(安定性、耐久性、実績、技術的評価が可能か否かなどを含め)

(提案内容の今回計画への反映について)

「新 たな施 設 の提 案 」は、得 られる効 果 や波 浪 に対 する安 定

性・耐久性への検証が不十分であるため、現時点での採用には

問題が残ります。

(今後の検討事項)

「機 能 ③:浜 崖 の後 退 抑 制 」については、素 材 ・形 状 等 につい

て、引き続きその実現性(安定性、耐久性等)を検討します。

○河川供給土砂の増加に関しては、中長期的な取り組みとして、よ

り自然に近い対策となるよう今後も様々な検討を進めます。

市民から提案のあった施設等については、提案の趣旨、考え方、アイデア、耐久性、実績等を踏まえて検討し、以下のとおり扱うこととします。

(11)

・ 「宮崎海岸トライアングル」、「宮崎海岸ステップアップサイクル」を

継続

していきます。

・ 宮崎海岸ステップアップサイクルに基づき、①地形測量、②環境調査、③利用調査等のモニタリングにより、

侵食対策の効果を確認しつつ、

修正・改善を加えながら、段階的に整備

を進めます。

・ 侵 食 対 策 の効 果 や修 正 ・改 善 については、侵 食 対 策 検 討 委 員 会 や技 術 分 科 会 において検 討 を実 施 しま

す。

・ 宮崎海岸

市民談義所を随時開催

し、侵食対策の効果や修正・改善について、

皆さんの意見・提案を頂き、談

していきます。

宮崎海岸の侵食対策の今後の進め方(案)

宮崎海岸トライアングル

宮崎海岸ステップアップサイクル

-11-

(12)

( 標 高 m ) C’ C 砂 丘 石 崎 浜 海 岸 民 家 、ビニールハウス等

宮崎海岸周辺における現状の津波に関する情報(参考)

( 標 高 m ) A’ A 砂 丘 病 院 ↓ ゴルフ場 一 ッ葉 有 料 道 路 ↓ 住 吉 海 岸 ( 標 高 m ) 動 物 園 裏 ↑ 住 吉 神 社 ← フェニックス自 然 動 物 園 → 一 ッ葉 有 料 道 路 ↓ 砂 丘 民 家 、ビニールハウス等 B’ B ( 標 高 m ) D’ D 民 家 、田 畑 等 KDDI クリーンパーク、老 人 ホーム等 砂 丘 大 炊 田 海 岸 宮 崎 日 日 新 聞 ( 平 成 2 3 年 4 月 2 8 日 ) 平 成 23年 3月 11日 に発 生 した東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 による従 来 の予 測 を超 えた津 波 の発 生 を受 け、想 定 津 波 高 および津 波 ハザードマップの 見 直 しを行 う検 討 会 を設 置 (宮 崎 市 による取 り組 み) 宮 崎 日 日 新 聞 ( 平 成 2 3 年 5 月 1 0 日 ) 海 岸 線 において想 定 される 津 波 が達 する標 高 3.5m :海 岸 線 において想 定 される津 波 が達 する標 高 (3.5m) :満 潮 位 (1.15m) :海 岸 線 において想 定 される津 波 が達 する標 高 (6m,見 直 し暫 定 値 )

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D’ D C’ C A’ A B’ B ※出 典 : 宮 崎 市 標 高 概 要 図 ( h t t p : / / w w w . c i t y . m i y a z a k i . m i y a z a k i . j p / w w w / c o n t e n t s / 1 3 0 8 2 0 4 6 6 9 9 7 2 / i n d e x . h t m l ) ~宮 崎 市 標 高 概 要 図 ~ ※出 典 : 宮 崎 市 津 波 ハザードマップ (200 8 年 度 作 成 )

参照

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