1 / 6 立教大学コミュニティ福祉学部 東日本大震災復興支援プロジェクト
第 14 期 気仙沼大島べんきょうお手伝い隊 報告書
【活動概要】 日程 :2012 年 09 月 22 日(土)~ 23 日(日) 参加者 :教員3名、RA2名、学生5名 計10名 受け入れ先 :宮城県気仙沼市大島「明海荘」 主な活動 :学習支援、子どもとの交流、太鼓見学、現地視察、レクリエーション 【スケジュール】 一日目、9 月 22 日(土) 07:16 新幹線乗車(東京駅、上野駅、大宮駅) 09:32 一ノ関駅着 09:43 一ノ関駅発 10:59 気仙沼駅着 11:00~12:20 南気仙沼駅と鹿折地区を視察、フェリー乗り場へ 12:40~13:05 フェリー乗船、昼食 13:30~14:00 明海荘に到着、会場準備 14:00~14:50 学習支援 15:00~17:00 子どもと交流(希望者は引き続き学習支援、外遊びや交 流の時間)、片づけ 17:10~17:50 子どもの送迎 18:00~19:00 夕食 19:10~20:00 高校生向け個別学習(太鼓見学) 21:00~22:00 入浴 22:00~24:10 1 日の振り返り 24:30 荷物をまとめ就寝2 / 6 二日目、09 月 23 日(日) 【活動報告 】 一日目 1)気仙沼視察 初参加者とリピーターのグループに分かれて視察を行い、初参加者は南気仙沼駅から鹿 折地区、フェリー乗り場の順に移動しました。リピーターは南気仙沼までタクシーで移動 してそこから歩いて、フェリー乗り場まで移動、普段は車で通る道の裏側を歩きました。 かさ上げが出来ていて高いところは約 1M に至るところもありました。 復興屋台村ではビ-ルとサンマを無料で配っている団体もいて、取材が来ていました。サ ンマを焼いている人の中のお一人は東京からきたとのことでした。 07:30~08:30 朝食、片付け、打ち合わせ 08:40~10:20 田中浜、そば畑、ゆず畑、導き地蔵の視察 10:30~11:40 学習支援 12:00~13:00 昼食(初参加者は大島視察) 13:30~15:10 学習支援、レクリエーション 15:10~15:40 終わりの輪 15:40~16:10 出発準備 16:30~16:46 フェリー乗船 17:00~17:36 復興屋台村見学(夕食) 17:38 タクシー乗車 18:00 気仙沼駅乗車 19:21 一ノ関駅到着 19:28 一ノ関駅新幹線乗車 22:00 大宮駅、上野駅、東京駅着
3 / 6 2)学習支援 (参加者:子ども 18 名) 13:40 頃に小学校に到着。次第に子どもたちが集まってきて、会場準備をする傍ら、色 用紙で名札を作ってもらいました。14:00 頃、学部生代表の司会で始まりの輪が開始。3 つのグループにわけて、学生 2 名ずつを各グループいれて自己紹介(他己紹介)を行いま した。 低学年の子どもたちには、参加回数が多いリピーターさんに入ってもらいながら、用意 していた描き道具を渡して、少し遊んだ後で勉強に移り、学習支援を手伝ってくれた高校 生は子ども達と話しつつ、問題の解き方を教えていました。また、べんきょう隊へとのこ とで、子どもから修学旅行のお土産をもらう場面もありました。 3)レクリエーション(参加者:子ども19名) 学生代表がゲーム(網なげった、鬼ごっこ)のルールの説明を行ってグラウンドに移動。 「網投げた」を数回遊んでから、「鬼ごっこ」をしました。鬼ごっこの際、13 期のリピー ターさんに子どもたちが集まり固まる様子が見えたものの、その中で、初参加者及び他の 参加者と子ども達とのコミュニケーションが多く見えました。 4)学習支援(夜)(参加者:子ども 12名) 3つの部屋で中学生男子、中学 3 年生女子、高校生女子に分かれて学習支援を行いまし た。中学生の男子は勉強にすぐ入ることが出来ずカードゲームをやっていたが、教員(湯 澤)が入ってきたらカードを片付けて、勉強に移りました。しかし、長く集中できず、数 学の問題を 2,3 問解いたら遊んでまた、2,3 問を解く状況でした。解いている問題のレ ベルが学生個々のレベルにあっていない問題が多く見えました。 女子中学生と女子高校生は勉強したり、会話したりを繰り返していました。女子中学生 は受験生であるため、もっと集中できる環境にしてあげる必要があると思われます。また、 女子高校生は進路のことなど、話を聞いてあげることも必要ではないかと思われます。 2 日目 5)大島視察(そば畑、田中浜、導き地蔵、ゆず畑) 校長先生の案内で、そば畑、田中浜、導き地蔵、ゆず畑の順に案内して頂きました。そ ば畑では、そばに関するお話を聞かせていただき、田中浜では砂浜の被災状況(砂浜が狭 くなったこと)と震災前はここで泳いだことなど話して下さいました。田中浜から移動す る間、リピーターの学生は瓦礫が減ったことに気づき、初参加者に以前の状況を伝える場 面もありました。 導き地蔵のところでは、地元の方が作業中(伐採)で、今月の 22 日以降に工事が終わる 予定、京都の宮大工にお願いして作業をするとのことでした。ゆず畑の A さんのお宅を訪
4 / 6 問して、津波の力に関する話、復興を手伝ってくれた他大の学生の話、柚子を利用して行 って活動等のお話を聞かせて頂きました。 ←そば畑 田中浜↓ 6)学習支援(二日目)(参加者:子ども13名) 1 日目と同様、子どもたちはドリルなどを持参して、べんきょう隊の学生とともに勉強を しました。べんきょう隊に参加が少なった子どもは、すぐに勉強に入れない様子が見えま したが、べんきょう隊の学生の勧めで勉強に移る様子も見えました。 7)大島視察 初参加の大学生たちは地元の子どもと亀山の視察へ行きました。所々木が焼けてしまっ ていることや、亀山の頂上から気仙沼の方の被害なども見ました。緑の桜があることなど を説明し、参加した学生は興味深く視察を行っていました。 8)レクリエーション(参加者:こども 16 名) 午後から雨とのことで、体育館をお借りし、子ども達から聞いたレクリエーションを行 ないました。勉強をしたい子どもは別の部屋で勉強に取り組み、残りの子どもたちは体育 館へ移動。網投げった、鬼ごっこ、ドッジボール、バスケットボール、バレーボールなど 色々なレクリエーションをすることができました。 今回の活動には大学生が少なかったため、レクリエーションの際に中高生も一緒に参加 して手伝ってもいました。中高生はレクリエーションを楽しむ傍ら、子どもたちが安全に 楽しく遊べるようにしっかりとサポートしてくれました。 何人かの子どもたちは、PTA 室に残り勉強に励みました。べんきょう隊参加者、一人で 数人の子どもを見守る状況でしたが、おとなしい子どもたちだったので、無理なく勉強を 手伝うことが出来ました。
5 / 6 9)帰りはひまわり 活動を終えて、連絡船「ひまわり」を初めて、利用しました。雨の中での利用でしたの で、外に出ることはできませんでしたが、雨が降っている海を無理なく、速いスピードで 走りました。べんきょう隊参加者は 2 つ日間の疲れで、船の中で眠っていました。 ひまわりの中で(帰りの船) 【参加者の声(一部抜粋)】※プライバシー保護のため一部加工しました。 ◆被災地を見て感じたこと ◎東京での温度差も感じた。テレビでの報道は復興とかだったけど本当一部なんだなと感 じた。 ◎中学校の時に神戸の人のお話を聴いたことがあった。今回は津波の被害があって、ゆれ ただけと津波の被害は全然種類が違う。 ◎13 期、南気仙沼駅と鹿折地区に行った。その時は整理するのに精いっぱいだった。今回 長い時間歩かせてもらって、大きいガレージが波で壊れていて、それを避けて洗濯とか、 震災のダメージと向き合って生きているのかなって思った。 ◎あんなに歩いたのは初めて。タクシーよりかは見ることができていい。相変わらず全然 復興が進んでいない地域・・・だが、ちょいちょい新しい建物ができたりというのがあっ て復興が進んでいるように思う。 ◆子どもと接してどんなことを感じたか ◎元気、吸い取られた。うまく子どもを誘導できなかったのが反省。他己紹介とかゲーム とかスムーズに行ってよかったな。 ◎太鼓の練習を見学しに行って顔見知りが増えてきた。今までは保護者の方との会釈があ ったが、保護者の方とお話もできて、だいぶ距離が近づいた気がした。「あの時何々したね」 と言われるとうれしいので、子どもたちにもそれができるといいね。
6 / 6 【まとめ】 今回、学生参加者5名の内、3 名がリピーター、2 名が初参加でした。子どもたちと交 流(学習支援、レクリエーション)の際、大きな問題はなく、子どもたちは楽しんでい るように見えました。また、校長先生が 13 期に続き、午前中の大島での視察の際、島の 人を紹介(ゆず畑の A さん)して下さって、新しい関係を作るきっかけを持つことがで きました。参加学生に確認が必要であるもの、活動自体に対しては回収できたフィード バックシートでは活動自体に対して肯定的に評価していることが確認できています。 以上 文責:李徳熙、大塚光太郎