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2006 No.109

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2008

10

1

〒144-8551

東京都大田区南蒲田2-16-46

TEL.03-3732-2111 FAX.03-3736-0261

http://www.tokyo-keiki.co.jp/

株式会社トキメックは 

         に 

社名変更いたしました。

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Front Report

伸展する韓国市場と共に

Technology Focus

地球の自転角速度から絶対方位を計測

Information ・自動レール探傷器の開発に技術協力 トキメックレールテクノ ・シールド総合管理システム「Tellus(テルス)」を新発売 トキメック自動建機 ・千葉県現代産業科学館の特別展にご協力させていただきました ・船舶の安全航海に向けた2つの新製品 新アダプティブオートパイロット、簡易型VDR「SVDR-Pro」

ワイヤレスブロードバンドに活きるトキメックのマイクロ波技術

Special

Issue

2006 No.109

TOKIMEC Report Views(通巻 109 号) 平成 18 年3月発行

●本誌に対するご意見、お問い合わせは下記までお願い致します。 社 長 室 食事、ショッピング、大画面 TV シアター、ゲーム・カラオケ、展望バスルーム、そしてアメニティに溢 れたキャビン…。大型客船は、まさに海をいくアミューズメント・タウンです。もちろん、そのバックステー ジでは、航海スタッフによる熟練したオペレーションと各種航海機器が活躍し、ゲストの安全と快適な 船旅を支えています。トキメックは、ジャイロコンパス、オートパイロット、マリンレーダ、電子海図 情報表示装置、船舶用無線など、操船に必要な主要航海機器をトータルに扱っており、ご要望に応じた システムアップをご提供しています。ソフト・ハード開発からアフターサービスに至るまで、トキメッ クは安全航海に寄与できる真のバリュー・ソリューションをお届けしてまいります。 商品の詳細情報・お問い合わせ 第 1 制御事業部 船舶港湾事業  本社・東京営業所/〒 144-8551 東京都大田区南蒲田 2-16-46 電話 (03)3737-8611  FAX(03)3737-8663

クルーズするアミューズメント空間。

博多と釜山を定期運航するアミューズメント満載の大型フェリー「ニューかめりあ」。日韓両国のトラベラーに安らぎの時 間を提供しています。ブリッジでは、トキメックの各種航海機器が活躍しています。 札幌営業所/電話(011)816-6291 神戸営業所/電話(078)577-0210 広島営業所/電話(082)249-4661 今治営業所/電話(0898)23-6161 北九州営業所/電話(093)531-6881 長 崎 営 業 所 /電話(095)823-6296 協力・写真提供:カメリアライン株式会社殿 http://www.camellia-line.co.jp

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Special Issue

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ト接続で培われてきた無線 LAN 系の高 速データ通信技術を取り込んでいくこと が最大のポイントと目されています。そ れは、「速さ」が「安さ」につながるか らです。  現在でも、設備さえあれば、インター ネット網を経由した通話= VoIP(Voice over Internet Protocol)を利用して、 世界中どことでも無料で通話を楽しむこ とができます。またこの技術を利用して、 固定電話料金を低廉化するサービスも提 供されています。こうしたことが可能と なったのは、通信速度が格段に早くなっ た結果、データの時間遅れが気にならな くなったからです。次世代の無線システ ムにも応用できれば、おそらく現状の携 帯電話サービスより割安で利用できるこ とが予想されます。それどころか、世界 中どこと話しをしても「定額」というサー ビスも可能かもしれません。  こうした流れに沿い、最近では携帯電 話、WiMAX、無線 LAN(Wi-Fi)をシー ムレスに連携させる実証試験などが着々 と進展しています。  さて、次世代のシステムがその通信料 金の低廉化を実現させる大きな要因に、 効率的な通信エリアの設計があります。  携帯電話系列の技術にしろ Wi-Fi 系の 技術にしろ、その無線通信のシステムは、 端末と基地局(電波の送受信を担う箱形 の装置)を結ぶ無線ネットワークと、基 地局とバックボーン・ネットワークを結 ぶ有線の中継回線からなります ( 図 2 参 照)。各通信事業者(キャリア)とも有 線基盤は既存インフラを活用していくこ とが現実的ですから、ユーザーの利便性 をより充実させ、かつ移動体通信ビジネ スを価格面で優位に展開していくために は、無線ネットワークをどのように構築 するかが問われてきます。  その際、これら基地局の調達、設置コ ストはカバーエリア設計の大きなファク ターとなります(注 1)。もし、通信品 質を落とさず必要な設備投資費用が大 幅に削減できるならば、他社に先駆けて  移動体通信市場は今、国内で最もホッ トなマーケットのひとつになっていま す。2006 年春には地上デジタル放送 (1セグ放送)が始まるなど、携帯電話 をメインとした移動体向けの映像コンテ ンツ配信は本格化してきました。一方、 ADSL や光ファイバーで結んだ固定の インターネット接続でも、動画がコンテ ンツとして提供されるなど、「放送と通 信の融合」はさまざまな形で進展しつつ あります。  こうした市場動向の中からは、2つの 大きなトレンドが見えてきます。1つは 映像を始めとする大容量コンテンツの提 供と活用。2つ目が、移動体を含め無線 で大容量データをやり取りすることへの ニーズです。必然的にこの2つから、「ワ イヤレス・ブロードバンド」という次世 代の通信サービスのあり方が検討される ことになりました。そして実際に、そう したシステム構築へ向けた試みも急ピッ チで進められています。  今回は、ワイヤレス・ブロードバンド・ ネットワークを成立させる通信規格や設 備に焦点を当て、その中で、トキメック の技術・製品が果たす役割についてご説 明したいと思います。 ■新しいインフラを必要とする背景  ワイヤレス・ブロードバンドへの取り 組みは、「ユビキタスネットワーク(= いつでも、どこでもネットワークにつな がる)」の実現という言い方がされます。 これは単に、オフィスや家のパソコンの 前という、場所的な制約から開放される ことだけを意味しているのではありませ ん。移動しながら(=モバイル)でもス トレスなく大容量コンテンツを利用でき る、そうしたより自由度の高い活用へと 力点を移しているものです。  移動しながら大容量コンテンツを利用 するには、その通信品質が安定している ことはもちろん、利用料金が安いことが 大前提です。いくら技術的に可能であっ ても、膨大な利用料金がかかるのでは現 実的な仕組みと言えません。携帯電話で 考えるなら、今では当たり前のデータ通 信定額制の導入でしょう。 データ・コンテンツのモバイル利用(i モードや EZ Web など)は、現在では 広く普及しています。しかし、データ通 信サービスの初期には通信量で料金が決 まっていたため、常に料金が気になって 楽しめず、本当に普及するのかをいぶか る向きもありました。定額制の導入は、 この懸念を吹き飛ばし、爆発的な普及の 原動力となったのです。  もし、ワイヤレスで利用したいコンテ ンツがメールや低品質の映像程度(小容 量)であるならば、現在の携帯電話網で 事足ります。しかし、「大容量コンテンツ」 「ワイヤレス」をセットで実現していく ためには、既存の携帯電話システムのま までは、通信品質や料金設定において必 ずしも有利ではないことは明らかです。 言い換えれば、次世代ワイヤレス・ブロー ドバンド技術では、「高品質で低額なワ イヤレス環境」を獲得できることが求め られているのだと言えます。 ■高速データ通信の系譜に連なる  次世代ワイヤレス技術  次世代ワイヤレス・ブロードバンドの 技術・システムとは、どのようなもので しょうか。これには現在、大きく二つの 流れが存在します。  一つ目が、固定網で使われてきた交換 機(PBX)をインフラとする回線交換 方式に基づいた、従来の携帯電話系のシ ステム。2.5 世代といわれるiモード 端末などです。二つ目が、インターネッ トの世界で利用されるパケット交換方式 に基づく WiMAX や iBurst などの無線 LAN 系の技術です ( 図 1 参照)。  前者は途切れや遅延が許されない高 品質の通話に適しており、第 2 世代の PDC から、FOMA などの第 3 世代へ と進化を遂げてきました。一方、後者は、 無線 LAN などの高速データ通信で大容 量の情報を伝送する場合に優位性を発揮 します。次世代通信技術のデファクト・ スタンダードを考える場合、そのどちら か一方にシフトするといったシンプルな 選択にはならない見込みです。両者には それぞれ独自の強みがあるからです。  しかし、大容量コンテンツの利用に即 して広帯域化が求められる次世代ワイヤ レス・ネットワークでは、インターネッ

ワ イ ヤ レ ス ネ ッ ト ワ ー ク で は 高 速 大 容 量 通 信 の ニ ー ズ が 増 大 し、 広 い 周 波 数 ス ペ ク ト ル が 必 要 と さ れ る よ う に な っ て い ま す。 ト キ メ ッ ク は こ れ ま で、 よ り 高 帯 域 で の 通信技術や対応デバイス開発を得意としてきました。 その実績とノウハウをもとに、 ま す ま す 活 況 を 呈 す る マ イ ク ロ 波 帯 域 で の 無 線 通 信 市 場 に お い て、 効 率 良 く 信 頼 性 の高い機器・システムをご提供してまいります。

I

EEE 802.11

LAN

HSDPA

EV-DV

EV-D

O

FOMA、WIN

図1 次世代ワイヤレス規格の2系統

4G 領域

携帯電話系技術 無線LAN系技術 高度化 発 展 伝送速度 高速化 セル半径 広域化 3G( 第3世代 ) 3.5G

I

EEE 802.16

[無線 MAN]

WiMax

モバイル WiMax

I

EEE 802.20

[無線 MAN]

iBurst

(注 1) 基地局は一般的に、小さなゾーンをカバーする無線基地局、それより上位で統括する無線回線制御局、一般電話網と接続する移動電話交換局 などで、構成されます。携帯端末が基地局と電波で交信できる範囲が通話可能なエリアであり、一つの基地局に通信が集中しやすい繁華街や ターミナル駅周辺などでは、回線がパンクしないように、到達距離の短いアンテナを備えた基地局を多数配置するなどしています。比較的通 信量の少ない地方都市や山間部では、逆に電波の到達距離を長くとるようなエリア設計をします。 

(4)

低価格料金体系を打ち出せるメリットが 得られます。このことは、基地局自体の 製造コストについても同様です。内蔵さ れるキーデバイスは、そのスペックと製 造コストのバランスがシビアに問われま す。オーバースッペックなデバイス製造 は、そのままコストに反映されてしまう からです。  さらにデバイスの開発でも、ワイヤレ ス・ブロードバンドの特性が影響して きます。大容量コンテンツを高速に処理 するためには、単位時間当たりに送れ るデータ量を増やす、つまり、文字通り ブロードバンド(広帯域)化する必要が あります。この時の周波数は従来の無線 通信が使用していたものより高周波の領 域、「マイクロ波」域を利用することに なります ( 図3参照)。ところがマイク ロ波はこれまで、放送番組中継、衛星通 信、防衛関連といった用途で利用されて おり、そうした特殊性から、デバイスの 最適化に長けたメーカは限られていると いってよいでしょう。この点において、 レーダを始めとする防衛機器、移動体中 継装置等を長年にわたり手掛けている トキメックは、マイクロ波領域のハンド リング̶̶システム設計やデバイス開発 に、豊富なノウハウを有しています。 ■通信インフラ機器を支える  キーデバイスとトキメック  「広帯域・低歪み増幅器」  「大電力対応半導体スイッチ」  電波の送受信を担う基地局において、 通信品質を高めるキーデバイスがいくつ かあります。基準となる信号波を作る高 純度の発信器、信号波を増幅する大電力 の増幅器(アンプ)、送受信の信号を高 速に切り換える大電力対応の半導体ス イッチなどです。  トキメックではこれまで、マイクロ波 通信技術などで培ってきた総合力を活か し、上記デバイスやモジュールをご提供 してきました。これは携帯電話系規格の 進 展(3.5G、 4 G …)、 ま た WiMAX 等の新たな通信規格の導入においても、 その対応は従来からのノウハウと開発実 績が活かされるものです。  例として、大電力対応の広帯域・低歪 み増幅器(アンプ)をご説明します。ワ イヤレス・ブロードバンドを用いる移動 体通信では、複数チャンネルの同時増幅 が必須です。また、そこで用いられる広 帯域変調波信号になるほど、平均電力と ピーク電力が乖離し(Peak Average Ratio の増大)、増幅器には大電力が必 要になります。このとき、同時に発生す る歪みも目立つようになり、これは増幅 の効率を阻害する要因として働きます。 さらに機器からの発熱量も大きくなり、 放熱対策も必要となってくるものです。 こうしたことから、増幅時の信号の歪み をいかに押さえるか、そういった補償技 術が極めて重要になると言えます。(注 2)  トキメックが採用するアナログ・プレ ディストーション方式は、他の方式に比 べて広いダイナミックレンジに対応する 歪み補償特性を持ち、また機器を構成 する部品点数が少なくて済むのが特色で す。このため、小型・軽量、低コスト、 さらに使用環境の温度変化に対しても安 定的であるなどから、信頼性とコストパ フォーマンス及びカスタマイズ性に優れ たデバイスとしてご活用頂いています。  一方、半導体スイッチもキーデバイス のひとつです。先述したように、ワイ ヤレス・ブロードバンドの中核技術は 今後、IP 技術をベースとする高速デー タ通信が主要ポジションを占めると見 られます。モバイル端末と基地局との 通信には、上りと下りの周波数帯が異 なる FDD 方式と、上りと下りの周波数 帯が同一の TDD 方式があります。前者 は従来の携帯電話で用いられ、後者は iBurst、PHS などで採用されています。 (WiMAX にはどちらの方式も存在しま す。)  TDD 方式は、周波数資源の有効利用 の面で評価されており、IP技術との親 和性もよいのですが、信号は上りと下 りで同一の周波数帯域を用いるため、高 電力のマイクロ波を 100 万分の1秒と いった非常に高速なオーダーで振り分け る高性能・高信頼のスイッチが要求され ます。機械式のスイッチでこのスピード を実現することは極めて困難です。そこ でトランジスタやダイオードなどの半導 体素子を使った、半導体スイッチの需要 が高まっています。  トキメックでは、防衛システムや計測 機器向けのクリティカルな品質が要求さ れるスイッチ製品を開発してきたノウハ ウをベースに、信頼の高い半導体スイッ チメーカーとして評価を頂き、実績を伸 ばしてまいりました。97 年からは、主 に PHS 基地局向けの製品で量産を継 続 し、SPDT(Single Pole Double Through)換算で、500 万個以上の出 荷台数を達成しています。 ◆◆◆◆  移動体通信市場では、何よりもビジネ ススピードとコストダウンが要求されま す。設備機器の実装が短期間に行え、投 資額を抑えながらサービスインすること が競争力を強化するものと言えるでしょ う。設備機器を構成するデバイス開発も、 その一環に位置づけられます。トキメッ クでは、汎用性の高い製品を取りそろえ るほか、お客様のご要望に合わせたカス タマイズ仕様にも柔軟に対応いたしてお ります。例えば、ご要求のスペックを最 適マージンでクリアする設計力、品質の 維持、仕様変更への早急な対応が可能な 国内外の優秀なベンダーとのパートナー シップにより、デバイス量産の低コスト 化へ貢献しております。  デバイス・モジュールの開発、生産、 販売、サポートまでを一貫してご提供さ せて頂くほか、情報通信分野以外のマー ケットで蓄積してきた幅広いバックグ ラウンドを活かし、お客様のより大きな ニーズにお応えする多様で最適なシステ ムをご提案させて頂きます。

主な

利用例

モバイル WiMax(802.16.e)では基 地局間のハンドオーバーが行われる ※携帯電話系通信規格とのハンドオーバー も可能に 図 3 電波の使用状況 図 2 ワイヤレスネットワークの構成と基地局 [WiMax における構成例] WiMAX 基地局で使用されるトキメックのモジュール/デバイスの例 WiMAX 基地局 光ファイバ 超長波 VLF 長 波LF 中 波MF 短 波HF 超短波VHF 極超短波UHF マイクロ波SHF ミリ波EHF サブミリ波 船舶・航空機用ビーコン 標準電波 船舶通信      中波放送(AMラジオ) アマチュア無線   船舶・航空機用ビーコン 船舶・航空機無線   国際短波放送 アマチュア無線 FM放送 ( コミュニティ放送 )   TV放送 アマチュア無線      コードレス電話 携帯電話   PHS WiMAX   無線LAN(2.4GHz 帯) マイクロ波中継   放送番組中継 衛星通信      衛星放送 レーダー      WiMAX 電波天文   衛星通信 簡易無線   レーダー 100km 3kHz (3 千ヘルツ ) 波長 周波数 30kHz10km (3 万ヘルツ ) 1km 300kHz (30 万ヘルツ) 100m 3MHz (300 万ヘルツ ) 10m 30MHz (3 千万ヘルツ ) 1m 300MHz (3 億ヘルツ ) 10cm 3GHz (30 億ヘルツ ) 1cm 30GHz (300 億ヘルツ ) 1mm 300GHz (3 千億ヘルツ ) 0.1mm 3000GHz (3 兆ヘルツ ) 出典:平成 17 年版 情報通信書/資料 (抜粋) 降雨で弱められる 利用技術の難易度 易しい 難しい 伝送できる情報量 小さい 大きい 電波の伝わり方 障害物の後ろに回り込む 直進する PC IP網へ (注 2) 現在主流の歪み補償技術には、大きくフィードフォワード方式とプレディストーション方式があります。プレディストーション方式はさらにディジタル方式とアナログ 方式に分けられます。フィードフォワード方式は増幅器で生じる歪みを直接利用する方式で、プレディストーション方式は増幅器とは別の素子から生ずる歪みを利用するもの です。後者は別の素子に由来する歪みを活用するため、前者に比べて高精度の逆歪みを発生させるのは困難ですが、実用的には十分な特性を得ることができます。トキメック では独自の研究開発をもとに、アナログ・プレディストーション方式を積極的に採用しています。 WiMAX 用高出力マイクロ波多機能モジュール WiMAX 用中出力低歪アンプ

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関連情報 本ページの関連情報をホームページで公開しています。併せてご覧下さい。 → www.tokimec.co.jp/report/no109/t20.html  TKP は設立してまだ 7 年ほどの若い会 社ですが、トキメックとはそれ以前から のお付き合いがありますので、25 年以上 にわたるビジネスパートナーと言えます。 IMF 危機を飛躍のチャンスとして捉え、 トキメックとの関係性をより強化するため にスタートしたのが現在の TKP です。お 陰さまで業績は順調に伸びており、韓国市 場のニーズにマッチした商品を素早く供給 するために2つの生産工場も稼動していま す。「ものづくり」に対する自信が芽生え、 お客様からの信頼をいただけるようになっ てきました。  しかし、品質管理や生産技術のノウハウ はまだまだ未熟ですので、これからもトキ メックの支援を仰ぎながら二人三脚でのコ ラボレーションを強化していきたいと考え ています。  現在、TKP は「創造的マーケティング」 にチャレンジしています。自らのビジネス 領域を「油圧だけ」に限定するのではなく、 油圧を核とした自動化機器をご提供してい くことが狙いです。その原動力となるのが 従業員のパッションです。ひとりひとりが 誇りと情熱を持って仕事に取り組むことに よってベストなチームワークが生まれ、そ のシナジーが組織全体を強くします。お客 様と共に皆が笑顔になれる、そんなハッ ピーなビジネスを実現していきたいです ね。( 談 )

油圧を核とした創造的マーケティングを目指して

TOKIMEC KOREA POWER CONTROL CO.,LTD.

代表理事(社長)

趙弘來

(CHO Hong Rae)

 1997 年に韓国経済界を激震させた「IMF 危機」。この年、ウォンの価値が半減し、翌年 には GDP がマイナスに転落、金融機関も巨額の不良債権を抱えることになりました。IMF からの巨額融資を受けなければ国の経済が立ち行かない危機的状況に陥ったのです。しかし、 IT 部門の輸出を突破口として驚異的な復活劇が始まり、早くも 99 年には経済を回復軌道に 乗せました。この事実は、韓国の計り知れない底力を物語っていると言えます。

 TOKIMEC KOREA POWER CONTROL CO.,LTD. ( 以 下、TKP: 設 立 時 の 社 名 は TOKIMEC KOREA HYDRAULICS CO.,LTD.) は、韓国経済が回復に転じた 99 年に設立され ました。現在、トキメック油圧機器の輸入販売を行う拠点としてソウル ( 本社 ) と釜山に営 業所があり、生産拠点としては平澤 ( ピョンテック ) と昌原 ( チャンウォン ) に工場があり ます。TKPは生販技一体となり、トキメックとの緊密な協働体制を取りながら韓国市場のニー ズにお応えしています。

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半 導 体、 自 動 車、 造 船 分 野 が 好 調 な 伸 び を 見 せ る 韓 国。 こ の 成 長 著 し い 韓 国 に お いて、ト キ メックの子会社 TOKIMEC KOREA POWER CONTROL CO.,LTD が活 躍中です。ここでその概略について簡単にご紹介させていただきます。

TOKIMEC KOREA POWER CONTROL CO., LTD.

本社:8 th floor,Wooree venture town Ⅱ,82-29,Mullae-dong,3ga yeongdeungpo-gu,Seoul,Korea TEL:82-2-2670-4614 FAX:82-2-2672-5712 ∼ 3 ヘッドオフィスのエントランス 趙弘來 代表理事 ( 社長 ) KYONGSANGBUKDO KYONGSANGNAMDO CHOLLANAMDO CHEJUDO CHOLLABUKDO CH´UNGCH´ONGNAMDO CH´UNGCH´ONGBUKDO KYONGGIDO

Seoul

京畿道 忠清北道 慶尚北道 慶尚南道 全羅北道 全羅南道 済州道 忠清南道 ■製販技が一体となった TKP の業務体制 平澤工場:油圧エレメントの量産拠点  平澤市は首都圏と南部地方とを結ぶ交通の中心地。 大規模な工業団地には半導体や LCD 部品メーカーも 集中しています。2000 年に開設された平澤工場は、 電磁切換弁、リリーフバルブ、スタックバルブや射出 成形機向けマニホールドブロックなどの生産拠点およ び物流倉庫として稼動しています。

釜山営業所(Youngnam Branch Office)

 韓国の機械産業が集中する半島南部を舞台に拡販活動 を展開する釜山営業所。  「工 業 部 品 の 大 規 模 商 店 街」と も い う べ き Industry Supplies Store の一郭にあります。一階が店舗で2階 が事務所という構成。 昌原工場:オーダーメードの油圧システムを素早く供給する  慶尚南道(キョンサンナムド)の道庁所在地である昌原市は、政治・文化の中心 都市であり、世界有数の工業都市でもあります。昌原工場は 05 年 12 月にオープン したばかりの新しい拠点で、ここでは大手工作機械メーカー向けの油圧ユニットや 油圧アッセンブリー、マニホールドブロックなど、お客様のニーズにマッチした油 圧システムを生産しています。

TKP 本社が入っている Wooree venture townⅡ ビル(ソウル)

Busan

Changwon

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関連情報 本ページの関連情報をホームページで公開しています。併せてご覧下さい。 → www.tokimec.co.jp/report/no109/t30.html  そこで従来工法を発展させた「曲がり削 孔式浸透固化処理工法」が、五洋建設株式 会社殿、ライト工業株式会社殿、トキメッ ク(トキメック自動建機)の共同開発によ り誕生しました。既設構造物直下の地盤に 対して浸透固化処理を行うには、地上から ある程度自在に削孔をコントロールできる ボーリング技術が要求されます。  従来工法である直斜削孔方式は、地盤 内を直線的にしか削孔できません。新工 法では一本の削孔長は 100m、曲線半径 30m で、鉛直や垂直など3次元的な複数 の曲線を描きながら掘り進めることができ ます。これは、削孔ロッドの先端に取り付 けたビットに傾斜が設けており、その斜面 にかかる土圧を利用して曲線的に削孔する 仕組みです。  さらに、一本の削孔ラインで串団子状に 複数の地中点を改良でき、広範囲の地盤を 一度に効率的に改良することができます。 この結果、地上にある既設構造物の供用を 止めることなく、かつ隣接した場所に立坑 も作らずに、対象物直下地盤を施工するこ とを可能としたものです。

地盤内でカーブを描きながら削孔

 新工法では、3D 曲がりセンサと、トキ メックが開発した超小型ジャイロ(TDG: チューンド・ドライ・ジャイロコンパス)を 組み合わせた先端位置検出システム「M SG− 60」により、削孔長 100m に対し て誤差は± 30cm 程度と、高精度な施工が 可能になっています。先端ロッド近部に装 着された TDG は、地球の自転角速度から 絶対方位を計測するため、地中に含まれる 磁性体の影響を受けることなく削孔位置を 検出できます。これまで地盤中の位置検知 装置として使われてきた電磁波/ロケータ 方式、レートジャイロ方式とは異なるまっ たく新しいコンセプトの方位センサです。  さらに、TDG と3D 曲がりセンサから の計測データをオンラインで取得し、地上 にいながら削孔軌跡やロッドの姿勢、形 状データなどをリアルタイムにモニタリン グ、目標ルートを考慮した高度な誘導制御 が行えます。  五洋建設殿では今後、「曲がり削孔式浸 透固化処理工法」を地盤改良分野だけでな く、汚染土壌対策や、各種非開削パイプラ インなどの敷設、都市トンネルの補助工法 といった他の分野で応用展開することを検 討されています。トキメックのジャイロ技 術も、お客様のアプリケーションの中で幅 広く活用されています。

方位センサの計測データをもとにモニタリング

 地震頻発国の日本では、さまざまな地震 対策が求められています。その1つに地盤 対策があります。我が国には、地中の液状 化や側方流動が発生し得る軟弱地盤が全国 に数多く存在することが知られています。 それを防止する地盤改良の技術は、かねて より建設会社を中心に研究開発・施工が進 められてきました。近年、その技術レベル も着実に向上し、地質に応じた様々な工法 が開発されています。とりわけ、阪神大震 災以降、新規建造物の耐震基準が大幅に改 訂され、伴って地盤改良の重要性は一艘認 識されてきました。  地盤改良は、既設構造物の真下にある地 盤への対応も含まれます。ここでは、上部 構造物や近隣地盤へ影響を抑え、構造物基 礎の強度を向上させるかが問われます。そ うした中で、成果を上げている1つが「浸 透固化処理工法」です。液状化が予想され る地中の所定位置に固化薬液を流し入れ、 土粒子の間隙水をゲル状に固めた改良体を 作成。この改良体をたくさん並べることで、 一帯の地盤を固定化していくものです。た だし、大型の構造物等の場合では、直下に 改良できない部分が残ってしまうといった 技術上の制約がありました。

既設構造物に影響を与えない直下の地盤改良

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都 市 の 集 中 化 が 進 む 日 本 で は、 建 造 物 に 対 す る 地 震 対 策 が 防 災 上 の 重 要 項 目 に 挙 げ ら れ ま す。 例 え ば 既 存 建 造 物 下 の 地 盤 強 化 と い う 難 易 度 の 高 い 工 事 が あ り ま す が、 こ こ で ト キ メ ッ ク の ジャイロ技術が活用されています。 ■曲がり削孔式浸透固化処理工法 ※未改良部が残る ※未改良部が解消 [従来工法] [新工法] 既設構造物 未改良部 ジャイロ 施工管理 PC 3D曲がりセンサー (左)ドリリングマシン全景。○の部分にセ ンサユニットが搭載されている (右)既設貯蔵タンク地盤への施工の模様 協力:五洋建設株式会社殿 ■チューンド・ドライ・ジャイロコンパス(TDG)の特徴 既存構築物の真下に固化薬剤を正しく流し込むためには、その管路を計画線に 沿って正確に掘削なければなりません。掘削ドリル先端部の絶対方位を高精度に 計測する TDG は、管路を正確に導く「トンネルナビゲータ」の役割を果たして います。また、下水管、ガス管、光ファイバー敷設などといった小口径推進工法 への展開にも期待が寄せられており、TDG の活躍の場は今後ますます広がりを みせています。 ギヤ駆動 ( 180゜ローテーション) XY- ジャイロ (チューンド・ドライ・ジャイロ) タイミングベルト 制御演算装置 Y軸加速度計 X軸加速度計 Z軸加速度計 TDG が搭載されている 先端位置検出システムのセンサユニット センサユニットの内部構造

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シールド総合管理システム「Tellus( テルス )」を新発売

トキメック自動建機

 株式会社トキメック自動建機は、ジャイロシステムと自動視準トータルステーション注 1をハイブリッド化し た「シールド総合管理システム Tellus:テルス」を新開発し、この春から販売を開始します。Tellus はシールド 工法の線形管理に不可欠な姿勢計測と位置測量をリアルタイムで行えるのが特徴で、マシンの高速施工や測量の 簡素化などのニーズにお応えするものです。ジャイロコンパスとサー ボ傾斜計(2 軸)でマシンの姿勢角を正確に捉え、自動視準トータル ステーションで機内に設置したターゲットを1点視準することで正確 な位置を計測します。  「Tellus」は、ジャイロコンパスと自動視準トータルステーション をハイブリッドすることによって、双方が持つメリットを最大に発揮 します。地下鉄建設工事や上下水道などのシールド施工管理の高精度 化と効率化にぜひお役立てください。 ※ Tellus= ロ̶マ神話に出てくる大地の女神を意味しています。

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関連情報 本ページの関連情報をホームページで公開しています。併せてご覧下さい。 → www.tokimec.co.jp/report/no109/t40.html

船舶の安全航海に向けた2つの新製品 新アダプティブオートパイロット、簡易型VDR「SVDR-Pro」

 船舶の安全航海と省エネ運航に貢献できる航海機器を数多くお届けしているトキメックでは、このたび2つの新製品をラインナッ プに加えることにいたしましたのでご紹介します。 ●新アダプティブオートパイロット  船舶に装備されているオートパイロット ( ヘディングコントロールシステム ) は、計画航路に向けて船の向きを自動的に保持するよ うに舵を制御する「保針制御」の機能を持っています。しかし、船の特性は、構造条件 ( 形状や大きさ )、運航条件 ( 積荷量、船速 )、 気象・海象条件 ( 波浪、潮流 ) によって大きく変化します。それらの変化を常に検出し、最適な設定を行うのがアダプティブ制御です。 新開発の新アダプティブオートパイロットは、その制御方式をさらに向上させることによって優れた変針性能を実現しています。無 駄舵による船速低下を防止し、省エネ運航の実現にも期待が寄せられています。 ●簡易型VDR 「SVDR-Pro」

 VDR (Voyage Data Recorders) とは、航行中の船舶の状況を回収可能なカプセル内に随時記録しておき、事故の際の原因解析や再 発防止策に役立てる装置です。このVDRは2002年7月1日以降に新造される一定条件を満たす船舶に装備が義務付けられていますが、 簡易型 VDR はそれ以前に建造された船舶が装備対象です。トキメックがお届けする簡易型 VDR「SVDR-Pro」は、コンパクトで使い やすいリモートオペレーティング&モニタリングユニットと信頼性の高い記録媒体 ( 保護カプセル ) 等によって構成されており、船舶 の安全運航を見守ります。

千葉県現代産業科学館の特別展にご協力させていただきました

 このたび千葉県立現代産業科学館殿の依頼を受け、去る 1 月 24 日から 2 月 19 日にかけて開催された特別企画展「船 −くらしと社 会をのせて−」において、ジャイロコンパス TG-6000 とジャイロ 実験装置、船舶警報通報装置 SSAS-3000、磁気コンパスをご提供 させていただきました。  このイベントは、船の原理や産業との関わりを分かりやすく紹介 することをテーマとして、海上保安庁をはじめ多数の団体・企業が 協力して開催されたものです。船舶の仕組みや港湾産業、海洋開発 などが解りやすく説明され、多数のご来場者からの評判も上々だっ たようです。

電気使用合理化で関東経済産業局長賞を受賞̶̶本社ビル

 トキメック本社ビルでは電気使用量の低減に積極的に取り組んでおり、平成 16 年度の年間電力使用 量を前年比5%削減いたしました。こうした省エネに対する意欲的な姿勢と成果が評価され、このたび「経 済産業省 関東経済産業局長賞」を頂戴いたしました。

防災協力活動で栃木県知事より感謝状̶̶那須工場

 那須工場は昭和 48 年の工場開設時から独自に自衛消防隊を組織し、消防機関の立会いのもと消火訓 練や放水訓練、全員の避難誘導訓練を毎年行ってきました。また、従業員が地元の消防団活動に参加し たり、那須町消防訓練での大規模工場火災訓練の会場として那須工場を提供するなど、地域防災にも積 極的に取り組んでいます。こうした永年にわたる防災活動への貢献が評価され、このたび栃木県知事よ り感謝状が授与されました。 ■配送先変更・配信停止に関するお知らせ

Tokimec Report Views は、当社とお取り引きのあるお客様、資料請求をいただいたお客様、およびご講読を申し込まれたお 客様にお送りさせていただいております。 配送先変更・配信停止をご希望のお客様は大変お手数ですが 下記にご連絡いただきますようお願い申し上げます。 株式会社トキメック 社長室 電話:03-3730-7013   FAX:03-3733-3690 お問い合わせ:株式会社トキメック自動建機        電話:03-3731-2631 ● Sea Japan2006 に出展します  上記商品は、4 月 5 日から開催される SEA JAPAN 2006 に出展いたします。 このほか、トラックコントロールシステムのデモなども行いますので、ぜひこの 機会にご覧いただきますようご案内申し上げます。 会  期:2006 年 4 月 5 日(水)∼ 4 月 7 日(金)10:00 ∼ 17:00 会  場:東京ビッグサイト 東 4 ホール 小間番号:JSM-35(JSMA ブース内) 公式サイト:http://www.seajapan.ne.jp/jpn/ お問い合わせ:船舶港湾事業営業部        電話:03-3731-2631 ブースイメージ図

自動レール探傷器の開発に技術協力

トキメックレールテクノ

 鉄道保線機器の製造・販売と各種検測サービスを行うトキメックレールテクノでは、東海旅客鉄道株式会社 東海鉄道事業本部 多治見保線区殿の要請を受け、「自動レール探傷器」の開発に技術協力を行いました。列車の 安全運行を支える保線業務においては、効率化と高精度化、より安全な検査体制の確立がテーマであり、新開発 された自動レール探傷器にはこうしたニーズに応えるアイデアが数多く盛り込まれています。  レール探傷検査にはレール探傷車による1次判定と、その探傷結果をもとに保線係員の方々が超音波探傷器を 用いて現地で精密な検査を行う2次判定(精査)があります。この2次判定はレール探傷車によって検出された 大小の傷の全箇所に対して実施されるため、多大な労力と時間が要求されます。また、保線係員の熟練度に依存 することもあるため、探傷検査の精度にばらつきが生じるほか、主に昼間の短い列車間合いの中で行われるため、 安全の確保に細心の注意を払わねばなりません。  自動レール探傷器は、ピークエコーをもとに探触子(超音波センサ)の感度の自動設定を行ったり、探触子を 複合化したりすることによって、保線員の経験や技量に左右されない 安定した探傷結果を実現し、傷の長さと深さの自動測長機能や側面探 触子開閉機構などの便利な機能によって作業時間の短縮と効率化を可 能にしました。  トキメックレールテクノでは、超音波によるレール探傷技術の豊富 なノウハウに基づいて、自動レール探傷器の開発に大きく貢献いたし ました。 東海旅客鉄道株式会社殿は、自動レール探傷器の開発を通じた保線業務の高精度化 と効率化による安全性向上をテーマとした論文を発表され、昨年 11 月に、社団法人 日本鉄道施設協会から最優秀賞を受賞されています。 自動レール探傷器による探傷作業 注 1 コンピュータ制御による自動視準、マシンター ゲットの測距・測角によって、正確な位置データを 計測する光学装置。

参照

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