51 The Journal of Kansai University of Social Welfare
Vol.21, 2018.3 pp.51 - 59 Ⅰ 序章 内閣府が実施したセルフ・ネグレクト高齢者の調査 〔内閣府経済社会総合研究所,2011〕によれば,全国で セルフ・ネグレクトの状態にあると考えられる高齢者の 推計値は,9,381 人から 12,190 人とされている. 現在,わが国において,セルフ・ネグレクトに関する 法的な定義は存在していない.〔津村,2009〕によると, セルフ・ネグレクトとは「65 歳以上の高齢者が通常 1 人の人として生活において当然行うべき行為を行わな い,あるいは,行う能力がないことから,自己の心身の 安全や健康が脅かされる状態に陥ること」とする.これ は,「認知症などのような疾患から適切な判断力が欠け ている,または,さまざまな事情で生活意欲が低下して いるために自己放任のような状態になっている場合(無 意図的)と,判断力や認知力が低下していないが本人の 自由意志によって自己放任のような状態になっている場 合(意図的)を含む」〔津村,2009〕. また,高齢者虐待防止法では,セルフ・ネグレクトは 含まれていないため,直接的な法に基づく介入ができず, 現場では社会福祉士をはじめとする専門職が対応に苦慮 しているといえる.セルフ・ネグレクトの状態に陥りや すい高齢者の中には,認知機能や判断能力の低下がない 高齢者も含まれており,このような場合,個人の意思に 反して介入することは難しく,本人に拒否されれば介入 できない困難さがある. セルフ・ネグレクトの状態にある高齢者および家族の状 況とはいかなるものか.本研究では,家族システム論を理
論 文
セルフ・ネグレクト状態にある高齢者の生活実態および
社会福祉士のソーシャルワーク実践スキルに関する研究
Survey…of…actual…life…situation…and…skills…of…social…workers…for…self…-neglect…elderly…people一瀬 貴子
要約:本研究の目的は,①地域包括支援センターの社会福祉士が発見したセルフ・ネグレクトの高齢者や その養護者は,いかなる生活実態にあるのか.家族システム論を理論的背景としながら,その実態を探る こと,②セルフ・ネグレクトの高齢者やその養護者に対し,社会福祉士はいかなるソーシャルワーク実践 スキルを活用するのか,その実態を探ることである. 本研究の対象者は,A…県下の地域包括支援センターに配置されている社会福祉士 404 名である.有効回 答者は 46 名であった. 調査の結果,セルフ・ネグレクト状態にある高齢者は,独居の男性であるケースが多く,介護保険未申 請であるケースが 4 割と多いことが明らかとなった.約 8 割の高齢者が,自分がセルフ・ネグレクト状態 にあるという自覚を持っていないこと,身体的な生活自立度は比較的保たれているものの,認知症状は中 等度が疑われるケースが 4 割いることが分かった.高齢者の生活実態としては,ゴミの分別困難・IADL の低下・受診拒否・服薬中断・汚れた衣服の着脱が目立った.養護者がいる場合の特徴としては,養護者 への偏った支配的勢力・問題偽解決パターンがあること,高齢者の定位家族の特徴としては,厳しい家風・ 両親への偏った勢力構造があることが分かった. 次に,社会福祉士のソーシャルワーク実践スキルの活用頻度にも着目した.高齢者と信頼関係構築を目 指すスキル,他職種連携を目指すスキルの他にも,高齢者の認知的評価への変容や対処行動の変容に働き かけるようなジョイニング,スケーリングクエスチョンなどのスキルを多く活用していることが明らかと なった.高齢者のパーソナリティ特性の変容を目指す治療的アプローチに基づくスキルのみならず,高齢 者を取り巻く環境の変化を図る必要があると主張する社会的構成アプローチの視点から分析することの意 義が見いだせたといえる. Key Words:セルフ・ネグレクト,高齢者,家族システム論,社会福祉士のソーシャルワーク実践スキル, 社会的構成アプローチ 2018 年 2 月 14 日受理 Takako…ISSE 関西福祉大学 社会福祉学部論的背景として,その特徴を明らかにしたいと考える. また,セルフ・ネグレクトの状態にある高齢者やその 家族に対して,社会福祉士はいかなるソーシャルワーク 実践スキルを活用し,解決へと結び付けていくのだろう か.そのような量的調査をした研究はこれまでのところ 見当たらない.高齢者のセルフ・ネグレクトの問題解 決を目指す理論や技術を抽象的なレベルで理解できて も,具体的な行動や言動のレベルでは,社会福祉士個々 人によって活用するスキルの頻度や内容には差があるだ ろう.セルフ・ネグレクト事例に対するソーシャルワー ク実践を具体的に理解し,用いることができる技能を獲 得する研修プログラムを構築するためには,ソーシャル ワーク実践スキルを構成する一つ一つの要素を明らかに し,社会福祉士の専門的判断に基づいて実施できるよう な教育を行っていくことが必要になる. そこで,本研究の目的を以下の 2 点とした. ① 地域包括支援センターの社会福祉士が発見したセル フ・ネグレクトの高齢者やその養護者は,いかなる生 活実態にあるのか.家族システム論を理論的背景とし ながら,その実態を探る. ② セルフ・ネグレクトの高齢者やその養護者に対し, 社会福祉士はいかなるソーシャルワーク実践スキルを 活用するのか.その実態を探る. Ⅱ 既存研究のレビュー 「サービス利用が必要であるにもかかわらず,サービ ス利用拒否をする高齢者に対して,いかなる支援をする 必要があるのか」という研究テーマについての既存研究 は数多くない上に,事例報告の形態となっている論文が ほとんどである. 〔金田,2003〕は,認知症高齢者の通所拒否の背景と して,①高齢者の知的低下,②環境への不適応(急激な 生活環境の変化による孤立で役割がなくなったこと)を あげている.その上で,認知症高齢者に対しては,援助 者との安定した関係作りのために専従の担当者を決める ことで,信頼関係の構築につながり,サービス利用につ ながったと考察している.〔田口ら,2003〕も支援を拒否 する独居認知症高齢者に対する在宅介護支援センターの ワーカーの関わりについて事例検討しており,①高齢者 と信頼関係構築がなされている民生委員との同行訪問を 重ねることでラポール形成を図ることが必要なこと,② 初期段階において,高齢者のかかりつけ病院との情報共 を利用した介入が必要なことなどをあげている.〔根本, 1999〕は,居宅にてサービス利用拒否をする高齢者に対 して,①高齢者に直接かかわる専門職のコミュニケーショ ンスキルの向上が必要であること,②サービス拒否をす る高齢者に対して,援助者が否定的な高齢者観を持って しまうことが,サービス拒否を助長してしまうことを指 摘している.〔松本,2002〕は,介護を拒否する男性介護 者に対する心理的教育の効果についての事例報告を行っ ている.その結果,①介護技能の上達と虐待数の減少だ けを目標とする心理的教育を行っても,介護者の要介護 者に対する敵意を増大させる危険があること,②それゆ え,緩やかな目標設定をし,介護者が愚痴を言い続ける ことができるような心理的教育が効果を挙げたことを報 告している.〔小川,2006〕は,民生児童委員の 42.2%が 「高齢者の援助拒否ケースを抱えたことがある」と答え, その背景として,①家の中に入ってくれるなという高齢 者の剣幕,②認知症状が出て他人の世話をスムーズに受 け入れなくなったことなどがあることを報告している. 本研究の研究意義は,以下の通りである. ⑴ 既存研究をレビューした結果,セルフ・ネグレクト の高齢者の生活実態を,家族システム論的視点から統 計的に明らかにした研究は見当たらない.そこで,セ ルフ・ネグレクト状態にある高齢者の生活実態を,① 高齢者の身体的・心理的症状,②養護者と高齢者間の コミュニケーションパターン,③高齢者の定位家族の 生活や価値観が現在の高齢者の生き様に与える影響と いう 3 視点より明らかにすることは,介入の糸口を探 る上で研究の意義があるといえる. ⑵ 高齢者虐待やセルフ・ネグレクトの発生の抑制には, 高齢者のパーソナリティ特性の変容を目指す治療的ア プローチに基づくソーシャルワーク実践スキルでは限 界があるといえる.本研究では,高齢者や養護者個人 を取り巻く環境の変化を図る必要があると主張する社 会的構成アプローチの視点から,ソーシャルワーク実 践スキルの実態の解明を試みる.国内では,セルフ・ ネグレクトの高齢者に対するソーシャルワーク実践ス キルはいまだ模索的であり,ソーシャルワーク実践ス キルの体系化を図る第一歩として,本研究の社会的意 義は大きいものと考える. Ⅲ 研究方法 本研究の研究対象者は,A 県下に設置されている地
53 セルフ・ネグレクト状態にある高齢者の生活実態および社会福祉士のソーシャルワーク実践スキルに関する研究 士 404 名である. アンケート調査実施期間は,平成 28 年 11 月 1 日~平成 28 年 12 月 15 日までである.平成 28 年に開催された関西 福祉大学社会福祉学部研究倫理審査委員会で承認された 後,調査対象者に対し,依頼文書・無記名のアンケート 調査用紙・同意書・同意取り消し書を送付し,実施した. 依頼文書には,調査の目的,アンケート調査の回収方法 および管理方法,データの公表方法について明確に記載 した. Ⅳ 分析結果 1 .調査対象者(有効回答者)の属性 表1に,有効回答者の基本的属性を示す.調査票を配 布した 404 名のうち,有効回答者は 46 名(11.4%)で あった. ⑴ 調査回答者の性別 … 調査回答者 46 名のうち,性別は,女性が 35 名(76.1 %),男性 11 名(23.9%)であった. ⑵ 調査回答者の年齢 … 調査回答者 46 名の年齢は,平均年齢 40.26±9.67 歳 であった.30 歳代が 19 名(41.3%)ともっとも多く, 40 歳代が 12 名(26.1%)と続く. ⑶ 調査回答者の社会福祉士資格保有率 … 調査回答者 46 名のうち,社会福祉士の資格保有者 は 46 名(100.0%)であり,全員が社会福祉士の資格 を保有していた. 表 1 調査回答者の属性 項 目 人 数(%) 性別 女性 男性 年齢 平均年齢 20 歳代 30 歳代 40 歳代 50 歳代 60 歳代 社会福祉士の資格 実務年数 平均年数 1 年未満 1 年以上 5 年未満 5 年以上 10 年未満 10 年以上 15 年未満 15 年以上 20 年未満 20 年以上 35 名 (76.1%) 11 名 (23.9%) 40.26 ± 9.67 歳 6 名 (13.0%) 19 名 (41.3%) 12 名 (26.1%) 8 名 (17.4%) 1 名 ( 2.2%) 46 名 (100.0%) 5.25 ± 4.67 年 4 名 ( 8.7%) 22 名 (47.8%) 13 名 (28.3%) 4 名 ( 8.7%) 2 名 ( 4.3%) 1 名 ( 2.2%) ⑷ 調査回答者の実務年数 … 調査回答者 46 名の実務年数は,平均年数 5.25± 4.67 年であった.1 年以上5年未満が 22 名(47.8%) ともっとも多く,5 年以上 10 年未満が 13 名(28.3%) と続く. 2 .セルフ・ネグレクト状態にある高齢者の現状 ⑴ 高齢者の性別 … セルフ・ネグレクト状態にある高齢者の性別は,男 性 28 名(60.9%),女性 18 名(39.1%)であった(図 1 参照). 5
60.9%
39.1%
男性
女性
(2)高齢者の年齢 セルフ・ネグレクト状態にある高齢者の平均年齢は、78.2±7.7 歳であった。年齢は、80 歳代が 23 名(53.5%)、70 歳代が 10 名(23.3%)と多かった(表 2 参照)。 表2 高齢者の年齢 項目 人数(%) 60 歳代 70 歳代 80 歳代 90 歳代 7 名(16.3%) 10 名(23.3%) 23 名(53.5%) 3 名( 7.0%) (欠損値:3 名) (3)高齢者の要介護度 セルフ・ネグレクト状態にある高齢者の要介護度について、①介護保険未申請:20 名(43.5%)、 ②要支援 2:8 名(17.4%)、③要支援1:4名(8.7%)の順に多かった。未申請である者がもっとも 多く、比較的要介護度が軽度である高齢者がセルフ・ネグレクト状態にあることが分かった(表 3)。 図1 高齢者の性別 ⑵ 高齢者の年齢 … セルフ・ネグレクト状態にある高齢者の平均年齢は, 78.2 ± 7.7 歳であった.年齢は,80 歳代が 23 名(53.5%), 70 歳代が 10 名(23.3%)と多かった(表 2 参照). 表2 高齢者の年齢 項 目 人 数(%) 60 歳代 70 歳代 80 歳代 90 歳代 7 名(16.3%) 10 名(23.3%) 23 名(53.5%) 3 名( 7.0%) (欠損値:3 名) ⑶ 高齢者の要介護度 … セルフ・ネグレクト状態にある高齢者の要介護度に ついて,①介護保険未申請:20 名(43.5%),②要支援 2: 8 名(17.4%)の順に多かった.未申請である者がも っとも多く,比較的要介護度が軽度である高齢者がセ ルフ・ネグレクト状態にあることが分かった(表 3).54 関西福祉大学研究紀要 第21巻 表 3 高齢者の要介護度 項 目 人 数(%) 未申請 要支援 2 要介護 1 要支援 1 申請中 要介護 2 自立 要介護 3 20 名(43.5%) 8 名(17.4%) 5 名(10.9%) 4 名( 8.7%) 3 名( 6.5%) 3 名( 6.5%) 2 名( 4.3%) 1 名( 2.2%) ⑷ 日常生活自立度 … セルフ・ネグレクト状態にある障害高齢者の日常生 活自立度(寝たきり度)について,① J:15 名(33.3%), ②分からない:12 名(26.7%),③ A:9 名(20.0%), ④障害なし:5 名(11.1%)の順に多かった.比較的, 日常生活自立度が高い高齢者がセルフ・ネグレクト状 態にあることが分かった(表4). 表4 高齢者の日常生活自立度 項 目 人 数(%) J 分からない A 障害なし B C 15 名(33.3%) 12 名(26.7%) 9 名(20.0%) 5 名(11.1%) 2 名( 4.4%) 2 名( 4.4%) (欠損値:1 名) ⑸ 認知症の有無 … セルフ・ネグレクト状態にある高齢者の認知症の有 無について,表 5 に示す.①Ⅱ:17 名(40.5%),②Ⅰ: 12 名(28.6%)の順に多かった.認知症の程度は中等 度であるケースが多いことが分かった. 表5 高齢者の認知症の有無 項 目 人 数(%) Ⅱ Ⅰ 認知症なし Ⅲ 17 名(40.5%) 12 名(28.6%) 7 名(16.7%) 6 名(14.3%) (欠損値:4 名) ⑹ 高齢者の自覚 … セルフ・ネグレクト状態にある高齢者の自覚度を図 2 に示す.セルフ・ネグレクト状態にある高齢者の自覚につ いて,①高齢者の自覚なし:36 名(83.7%),②高齢者の 自覚あり:7名(16.3%)であった.セルフ・ネグレクト 状態にあることを自覚している高齢者は圧倒的に少ない. 7 Ⅱ Ⅰ 認知症なし Ⅲ 17 名(40.5%) 12 名(28.6%) 7 名(16.7%) 6 名(14.3%) (欠損値:4 名) (6)高齢者の自覚 セルフ・ネグレクト状態にある高齢者の自覚度を図 2 に示す。セルフ・ネグレクト状態にある高齢 者の自覚について、①高齢者の自覚なし:36 名(83.7%)、②高齢者の自覚あり:7名(16.3%)で あった。セルフ・ネグレクト状態にあることを自覚している高齢者は圧倒的に少ない。 (7)高齢者の居住状態 セルフ・ネグレクト状態にある高齢者の居住状態について、①1 人暮らし(当てはまる:34 名 (75.6%))、②配偶者と同居(当てはまる:8 名(17.8%))、③息子と同居(当てはまる:3 名 (6.7%))の順に多かった。セルフ・ネグレクト状態にある高齢者は、1 人暮らし形態であることが圧 倒的に多いことが分かった。 (8)養護者の性別 セルフ・ネグレクト状態にある高齢者を養護する人について、①いない:25 名(64.1%)、②男 性:8 名(20.5%)、③女性:6 名(15.4%)の順に多かった。養護者はいないケースが圧倒的に多 いことが分かった(図3)。
83.7%
16.3%
自覚なし 自覚あり 図2 セルフ・ネグレクトに対する高齢者の自覚度 ⑺ 高齢者の居住状態 … セルフ・ネグレクト状態にある高齢者の居住状態に ついて,① 1 人暮らし(当てはまる:34 名(75.6%)), ②配偶者と同居(当てはまる:8 名(17.8%)),③息 子と同居(当てはまる:3 名(6.7%))の順に多かった. セルフ・ネグレクト状態にある高齢者は,1 人暮らし 形態であることが圧倒的に多いことが分かった. ⑻ 養護者の性別 … セルフ・ネグレクト状態にある高齢者を養護する人 について,①いない:25 名(64.1%),②男性:8 名 (20.5%),③女性:6 名(15.4%)の順に多かった. 養護者はいないケースが圧倒的に多いことが分かった (図3).図3 養護者の性別
64.1%
20.5%
15.4%
いない 男性 女性 (9)養護者の年齢 養護者の年齢を表 6 に示す。高齢者を養護する人の平均年齢は、66.87±14.49 歳であることが 分かった。養護者の年齢は、80 歳代、70 歳代と 50 歳代がそれぞれ 4 名(26.7%)であった。 養護者の性別では合計が 14 名であるが、年齢は合計が 15 名であるのは、性別に関して欠損値 が 1 名あったということを意味する。 表 6 養護者の年齢 項目 人数(%) 80 歳代 70 歳代 50 歳代 60 歳代 30 歳代 4 名 (26.7%) 4 名 (26.7%) 4 名 (26.7%) 2 名 (13.3%) 1 名 ( 6.7%) (10)養護者の続柄 養護者の続柄を表 7 に示す。セルフ・ネグレクト状態にある高齢者を養護する人について、①い ない:13 名(40.6%)、②その他:9 名(28.1%)、③高齢者の配偶者:4 名(12.5%)の順に多かった。 養護者はいないケースがもっとも多いが、いる場合には、配偶者や子どもや孫以外の続柄である ケースが多いことが分かった。その他の中身は、9 名中 5 名が兄弟姉妹であった。 図3 養護者の性別 ⑼ 養護者の年齢 … 養護者の年齢を表 6 に示す.高齢者を養護する人の55 セルフ・ネグレクト状態にある高齢者の生活実態および社会福祉士のソーシャルワーク実践スキルに関する研究 平均年齢は,66.87 ± 14.49 歳であることが分かった. 養護者の年齢は,80 歳代,70 歳代と 50 歳代がそれぞ れ 4 名(26.7%)であった. … 養護者の性別では合計が 14 名であるが,年齢は合計 が 15 名であるのは,性別に関して欠損値が 1 名あった ということを意味する. 表 6 養護者の年齢 項 目 人 数(%) 80 歳代 70 歳代 50 歳代 60 歳代 30 歳代 4 名(26.7%) 4 名(26.7%) 4 名(26.7%) 2 名(13.3%) 1 名( 6.7%) ⑽ 養護者の続柄 … 養護者の続柄を表 7 に示す.セルフ・ネグレクト状 態にある高齢者を養護する人について,①いない:13 名(40.6%),②その他:9 名(28.1%),③高齢者の配 偶者:4 名(12.5%)の順に多かった.養護者はいない ケースがもっとも多いが,いる場合には,配偶者や子 どもや孫以外の続柄であるケースが多いことが分かっ た.その他の中身は,9 名中 5 名が兄弟姉妹であった. 表 7 養護者の続柄 項 目 人 数(%) いない その他 高齢者の配偶者 高齢者の娘 高齢者の息子 高齢者の娘の配偶者 13 名(40.6%) 9 名(28.1%) 4 名(12.5%) 3 名( 9.4%) 2 名( 6.2%) 1 名( 3.1%) … 全体的にみると,セルフ・ネグレクト状態にある高齢 者は,単独世帯であるケースが約 8 割と多く,介護保 険未申請であるケースが 4 割と多いことが明らかとなっ た.また,約 8 割の高齢者が,自分がセルフ・ネグレク ト状態にあるという自覚を持っていないこと,身体的な 生活自立度は比較的保たれているものの,認知症状は 中等度が疑われるケースが 4 割いることが分かった. 3 ….セルフ・ネグレクト状態にある高齢者や養護者や家 庭の様子 ⑴ 発見時の高齢者の様子 調査対象者である社会福祉士がセルフ・ネグレクト を発見した段階における高齢者の様子を図4に示す. 調査対象者がセルフ・ネグレクトを発見した段階にお ける高齢者の様子のうち,「極端に目立ってみられる」 15.2 19.6 41.3 43.5 45.7 47.8 58.7 41.3 41.3 26.1 23.9 21.7 30.4 19.6 21.7 15.2 6.5 0 17.4 8.7 8.7 17.4 15.2 17.4 21.7 13 8.7 8.7 4.3 8.7 8.7 10.9 2.2 4.3 4.3 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日常生活動作の低下 理解力の低下 汚れた衣服を 着ていた 服薬中断 受診拒否 生活管理能力の低下 ゴミを 出さない 極端に目立ってみられる 極端ではないがみられる 極めてわずかだがみられる ない 1人暮らしのため回答できな かった 図4 発見時の高齢者の様子
「極端ではないがみられる」の合計得点が高かった項 目は,①「高齢者はゴミをうまく分別できなくなった り,指定日にゴミを出さなくなった(78.3%)」,②「高 齢者の日常管理能力(家事・買い物など)が著しく低 下していた(78.2%)」,③「高齢者は必要な受診や入 院の勧めを断っていた(67.4%)」,③「高齢者は薬を 飲んでいないなど,治療を中断しているような言動が みられる(67.4%)」,③「高齢者は汚れた下着や衣服 を身に着けているときがあった(67.4%)」,⑥「高齢 者の認知症の精神症状が進行し,理解力が低下してい た(60.9%)」,⑦「高齢者の日常生活動作が著しく低 下していた(56.5%)」,⑧「高齢者は経済的に困って いないのに,必要なサービスを利用したがらないこと があった(50.0%)」の順で多かった. 特に「極端に目立ってみられる」が多かったのは, ①「高齢者は,ゴミをうまく分別できなくなったり, 指定日にゴミを出さなくなった(58.7%)」,②「高齢 者の日常生活管理能力(家事・買い物など)が低下し ていた(47.8%)」,③「高齢者は必要な受診や入院の 勧めを断っていた(45.7%)」,④「高齢者は薬を飲ん でいないなど,治療を中断しているような言動がみら れる(43.5%)」,⑤「高齢者は汚れた下着や衣服を身 につけているときがあった(41.3%)」が多かった. ⑵ 養護者や高齢者の両親の様子 高齢者を養護する人の特徴として,「極端に目立っ てみられる」「極端ではないがみられる」の合計得点 が高かった項目は,①「高齢者と養護する人のコミュ ニケーションパターンは,攻撃しあう形態が多かった (14.3%)」②「養護する人がストレスフルな出来事 に対してとった対処行動が,逆にストレスを長引かせ てしまっている様子が見受けられた(14.2%)」,③「家 族で意思決定するとき(介護を含む)に,養護する人 が常に支配的勢力を持っていた(11.9%)」の順に多 かった. 特に「極端に目立ってみられる」の比率が比較的高 かったのは,①「家族で意思決定するとき(介護を含む) に,養護する人が常に支配的勢力を持っていた(9.5%)」, ②「養護する人がストレスフルな出来事に対してとっ た対処行動が,逆にストレスを長引かせてしまってい る様子が見受けられた(7.1%)」であった. 高齢者が育った家族の状況については,7 項目全て について,「アセスメントの視点として取り入れなかっ の回答の比率が非常に高かった.その中で,「極端では ないがみられる」の比率が高かったのは,①「高齢者 が育った家族においては,与えられた仕事は最後まで やるべきといった厳しい家風があった(4.5%)」,①「高 齢者の両親(のいずれか)は,子どもに対して情緒的 に過度に密着していた(4.5%)」,①「高齢者の両親は 意思を決定する際に,いずれか他方に対して,常に支 配的勢力を示していた(4.5%)」であった. ⑶ その他のアセスメント視点 高齢者と養護者の様子について,社会福祉士が取り 入れたその他のアセスメント視点について自由記述で 問うたところ,①(高齢者が)いままでしていた仕 事,②兄弟姉妹間の関係性,③別居している子どもの 状況,④助けを得られることのできる親族の有無とい う回答がみられた. 4 .社会福祉士のソーシャルワーク実践スキルの活用頻度 ⑴ ソーシャルワーク実践スキルの活用頻度 社会福祉士が活用したソーシャルワーク実践スキル のうち,「よくそうしていた」という比率がたかかった 項目は,①「高齢者と信頼関係を築くことが出来るよ うに,話を何度も聴いた(67.4%)」,②「高齢者と信頼 関係を築くことができるように何度も高齢者宅を訪問 した(58.7%)」,③「他職種と連携をして,訪問や面接 を行った(57.8%)」,④「これまで高齢者がとってきた コミュニケーション方法や行動を否定せず,家族に溶 け込むように努力した(ジョイニング)(53.5%)」,⑤「他 職種と何度もカンファレンスの機会を持った(51.1%)」, ⑥「問題が解決した状態を目指すためにどのような資 源や対処を取ればよいと考えるのかを高齢者とともに 考えた(スケーリングクエスチョン)(30.8%)」,⑦「セ ルフ・ネグレクトが発生するのは,どのような場面で あるのか,どのような理由が背景にあるのかという点 について高齢者の認識度合いを確かめた(問題定義の 提示)(30.4%)」であった. 高齢者との信頼関係を構築するための面接技法を使 ったり,他職種との連携を深めることで,セルフ・ネ グレクト問題に対して対処していることが分かった. ⑵ その他のソーシャルワーク実践スキル(自由記述) その他のソーシャルワーク実践スキルについて自由 記述で問うたところ,①危機的介入アプローチ,②病 院の確保及び病院受診のすすめ,③成年後見人をつけ
57 セルフ・ネグレクト状態にある高齢者の生活実態および社会福祉士のソーシャルワーク実践スキルに関する研究 ⑤生活支援に必要なフォーマル・インフォーマルサー ビスの調整,⑥デイサービスの回数増加,⑦受容・非 審判的態度・自己決定の原則,⑧生活保護や施設入所 などに関して行政への相談,⑨訪問看護サービスの導 入,⑩経済的支援があげられた. ⑶ 援助方針(自由記述) セルフ・ネグレクト状態にある高齢者の事例に対して たてた援助方針について,自由記述で問うたところ,① 度重なる訪問を繰り返す,②話をよく聴く機会を持った, ③ヘルパーやデイサービスなどサービスの導入,④医療 機関の受診,⑤近隣・医師・福祉の協力体制の支援体 制確立,⑥成年後見制度の利用,⑦買い物援助の導入, ⑧ゴミ撤去の導入,⑨日常生活自立支援事業による金銭 管理,⑩ NPO 法人による片付け,⑪地域ケア会議の開 催と情報共有,民生委員による見守りが挙げられた. 5 .現在の高齢者の状況 現在の高齢者の状況について,社会福祉士が介入する ことで,「介入により,専門職の支援に結びつき,セルフ・ ネグレクトが半年間にわたりなくなった(50.0%)」,「そ の他(37.0%)」「セルフ・ネグレクトが半年以上継続し ているが,頻度や状態に変化なし(13.0%)」となってい る(図 6). 13 であった。
50.0%
37.0%
13.0%
介入によりセルフネグレクトがなくなっ た その他 セルフネグレクトが継続しているが、頻度に 変化なし Ⅴ総合的考察 セルフ・ネグレクト状態にある高齢者の生活実態を、①高齢者の身体的・心理的症状、②養護 者と高齢者間のコミュニケーションパターン、③高齢者の定位家族の生活や価値観が現在の高 齢者の生き様に与える影響という 3 視点より、家族システム論を理論的背景として明らかにするこ とは、介入の糸口を探る上で研究の意義があるといえる。調査の結果、独居の男性であるケース が多く、介護保険未申請であるケースが 4 割と多いことが明らかとなった。約 8 割の高齢者がセル フ・ネグレクト状態に自分があるという自覚を持っていないこと、身体的な生活自立度は比較的保 たれているものの、認知症状は中等度が疑われるケースが 4 割いることが分かった。 社会福祉士がセルフ・ネグレクト状態を発見したころの高齢者の生活実態としては、ゴミの分別 困難・IADL の低下・受診拒否・服薬中断・汚れた衣服の着脱といったように、表面上でも明らかに セルフ・ネグレクトであると気付きやすい特徴を抱えていることが分かった。養護者がいる場合の 特徴としては、養護者への偏った支配的勢力・問題偽解決パターンがあること、高齢者の定位家 族の特徴としては、厳しい家風・両親への偏った勢力構造があることが分かった。高齢者は、身体 的自立度は比較的保たれているものの、認知症の程度が中等度であり、外見がおかしいことから 発見されることが多く、家族システムの特徴としては、偏った勢力関係や家族成員の問題偽解決 パターンがあることが特徴であるようである。 図6 現在の高齢者の様子認知度合
い
30.4
52.2
18
4.3
解決のた
め
30.8
46.2
2.6
20.5
53.5
39.5
0
7
連携
57.8
33.3
4.4
4.4
訪問
58.7
34.8
2.2
4.3
信頼関係
構
67.4
21.7
6.5
4.3
3 0.4
30 .8
51 .1
5 3 .5
5 7 .8
5 8 .7
6 7 .4
52 .2
4 6 .2
2 8.9
39 .5
33 .3
3 4 .8
2 1 .7
1
2 .6
1 5.6
0
4 .4
2 .2
6 .5
4.3
2 0.5
4 .4
7
4.4
4 .3
4 .3
0%
50%
100%
認知度合いを 確認 解決のための資源考案した カ ン ファ レンス 家族に溶け込む 連携 訪問 信頼関係構築 よくそうしていた 時々そうしていた ほとんどしていな かった 全くしていなかった3
図5 社会福祉士のソーシャルワーク実践スキルの活用頻度現在の高齢者の状況について,自由記述で「その他」 の内容を問うたところ,その他の中身としては,①病院 に入院後死亡(2 件),②施設入所(4件),③発見後死 亡(1 件)であった. Ⅴ 総合的考察 セルフ・ネグレクト状態にある高齢者の生活実態を, ①高齢者の身体的・心理的症状,②養護者と高齢者間の コミュニケーションパターン,③高齢者の定位家族の生 活や価値観が現在の高齢者の生き様に与える影響という 3 視点より,家族システム論を理論的背景として明らか にすることは,介入の糸口を探る上で研究の意義がある といえる.調査の結果,独居の男性であるケースが多く, 介護保険未申請であるケースが 4 割と多いことが明らか となった.約 8 割の高齢者がセルフ・ネグレクト状態に 自分があるという自覚を持っていないこと,身体的な生 活自立度は比較的保たれているものの,認知症状は中等 度が疑われるケースが 4 割いることが分かった. 社会福祉士がセルフ・ネグレクト状態を発見したころ の高齢者の生活実態としては,ゴミの分別困難・IADL の低下・受診拒否・服薬中断・汚れた衣服の着脱といっ たように,表面上でも明らかにセルフ・ネグレクトである と気付きやすい特徴を抱えていることが分かった.養護 者がいる場合の特徴としては,養護者への偏った支配的 勢力・問題偽解決パターンがあること,高齢者の定位家 族の特徴としては,厳しい家風・両親への偏った勢力構 造があることが分かった.高齢者は,身体的自立度は比 較的保たれているものの,認知症の程度が中等度であり, 外見がおかしいことから発見されることが多く,家族シ ステムの特徴としては,偏った勢力関係や家族成員の問 題偽解決パターンがあることが特徴であるようである. 次に,本研究では,高齢者個人に対するソーシャル ワーク実践スキルの活用頻度のみならず,家族システム 論的理論に立ったソーシャルワーク実践スキルの活用頻 度にも着目した.調査の結果,①高齢者と信頼関係構築 を目指すソーシャルワーク実践スキル,②他職種連携を 目指すソーシャルワーク実践スキルの他にも,高齢者の 認知的評価への変容や対処行動の変容に働きかけるよう なジョイニング,スケーリングクエスチョン,問題定義 の提示を目指すソーシャルワーク実践スキルを多く活用して いることが明らかとなった.高齢者のパーソナリティ特性の 変容を目指す治療的アプローチに基づくソーシャルワーク実 必要があると主張する社会的構成アプローチの視点から分 析することの意義が見いだせたといえる. Ⅵ 結論 本研究の目的は,①地域包括支援センターの社会福祉 士が発見したセルフ・ネグレクトの高齢者やその養護者 は,いかなる生活実態にあるのか.家族システム論を理 論的背景としながら,その実態を探ること,②セルフ・ ネグレクトの高齢者やその養護者に対し,社会福祉士は いかなるソーシャルワーク実践スキルを活用するのか. その実態を探ることであった. 全体的にみると,セルフ・ネグレクト状態にある高齢 者は,単独世帯の男性であるケースが約 8 割と多く,介 護保険未申請であるケースが約 4 割を占めることが明ら かとなった.また,約 8 割の高齢者が,自分がセルフ・ ネグレクト状態にあるという自覚を持っていないこと,身 体的な生活自立度は比較的保たれているものの,認知症 状は中等度が疑われるケースが 4 割いることが分かった. 社会福祉士が当該事例を発見した時の高齢者の様子に ついては,①ゴミをうまく分別できなくなったり,指定 日にゴミを出さなくなった,②服薬拒否や受診拒否がみ られた,③汚れた下着や衣服を身につけていたなど,外 見上に特徴があるケースが多いことがわかった. また,本研究では,家族システム論的研究の観点から, 養護者の様子や高齢者の両親の様子などについても質問 したが,養護者がいないケースが 64.1%と多かったこと から,養護者の様子や高齢者の両親の様子がアセスメン ト視点として取り入れられているケースが少なかった. 少ない数ではあるが,養護者の様子や高齢者の親の様 子については,①養護者に偏った勢力関係,②養護者の 問題偽解決パターン(問題を解決しようとして取った対 処行動が,かえって問題を長引かせてしまうこと)がみ られたり,③厳しい家風があった,④高齢者の両親と子 どもの情緒的距離の短さ,⑤両親に偏った勢力関係など がみられた. 社会福祉士が,セルフ・ネグレクト事例に対してとっ ていたソーシャルワーク実践スキルとしては,①高齢者 と信頼関係を築くことができるように,話を何度も聴い たり,何度も高齢者宅を訪問していた,②他職種と連携 をして,訪問や面接を行ったり,カンファレンスを持っ たりした,③これまで高齢者がとってきたコミュニケー ション方法や行動を否定せず,家族に溶け込むように努
59 セルフ・ネグレクト状態にある高齢者の生活実態および社会福祉士のソーシャルワーク実践スキルに関する研究 すためにどのような資源や対処を取ればよいと考えるの かを高齢者とともに考えた(スケーリングクエスチョ ン),⑤セルフ・ネグレクトが発生するのは,どのよう な場面であるのか,どのような理由が背景にあるのかと いう点について高齢者の認識度合いを確かめた(問題定 義の提示)などが取り入れられていることがわかった. 高齢者との信頼関係を構築するための面接技法を使った り,他職種との連携を深めることで,セルフ・ネグレク ト問題に対して対処しているといえる. 今後の研究課題としては,高齢者や養護者がいかなる 生活実態を抱えている場合に,社会福祉士はいかなるソー シャルワーク実践スキルをとるのかという点や,社会福祉 士の活用したいかなるソーシャルワーク実践スキルが,セ ルフ・ネグレクト発生事例の展開に対していかなる関係が あるのかを明らかにしたいと考える. (謝辞) この場をお借りいたしまして,A 県で本調査にご協 力いただきました地域包括支援センターの社会福祉士の 方々に心より御礼申し上げます. (引用文献) 金田弘子,2003,「通所拒否のみられた痴呆性高齢者の援助」『月 刊総合ケア』Vol.13,No.10,55-61. 岸恵美子,2015,『セルフ・ネグレクトの人への支援』,中央法規. 内閣府経済社会総合研究所,2011,『セルフネグレクト状態にあ る高齢者に関する調査-幸福度の視点から報告書』.… 田口美和・入江さゆり・矢田明宏・木村靖・橋本泰子,2003,「支 援を拒否する痴呆性高齢者-在宅介護支援センターワーカー の関わり-」『ソーシャルワーク研究』Vol.29,No.1,58-69. 津村智恵子,2009,「セルフネグレクト防止活動に求める法的根 拠と制度的支援」『高齢者虐待防止研究』5(1),61-65. 根本博司,1999,「高齢者・家族に対する相談援助活動のあり方 に関する研究」『明治学院大学社会学部附属研究所年報』29 号, 171-181. 松本一生,2002,「在宅痴呆高齢者と虐待-介護を拒否する夫へ の心理教育-」『家族療法研究』第 19 巻第 2 号,49-54. 小川栄二,2006,「高齢者の援助拒否・孤立・潜在化」『福祉の ひろば』,24-29. 横山さつき,2013,「介護福祉士のストレスマネジメント教育プ ログラムの構築に向けた実践的研究-知識理解ベースでの介 入の効果-」『老年社会科学』35(3),354-364.