縄県の幼稚園児および児童生徒の疾病の傾向
Author(s)
大嶺, 哲雄
Citation
沖縄大学紀要 = OKINAWA DAIGAKU KIYO(9): 204-242
Issue Date
1992-03-25
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12001/5768
沖縄県における食生活と栄養に関する研究シリーズ(3)
沖縄県の幼稚園児および児童生徒の疾病の傾向
大嶺哲雄 目次 1.はじめに 2.全国の学童・生徒の健康と被患概況 A・全国の幼稚園児、児童・生徒の「疾病。異常」 B主な「疾病・異常」と被患状況 C・被患率年次推移 D、その他「疾病・異常」 3.沖縄県の学童。生徒の被患概況 A・沖縄県のおもな「疾病。異常」 B・「疾病・異常」の推移(1978年~1990年) C・沖縄の「疾病。異常」被患の傾向 4.沖縄県教育区にみる「疾病・異常」の動向 5.考察 1.はじめに:「食生活と栄養」シリーズ(1)注-1は戦後の食生活の変遷と県下の児童。生
徒の成長特性について述べ、また、シリーズ(2)注-2では基礎体力ならびに運
動機能と青少年の食生活が偏りがちな時代に、児童。生徒に対する学校給食が
どの様な影響を及ぼしているか、などについてのべた。
近年、国民の健康は高度な医療技術の発達と、国民栄養状況および生活環境
の著しい向上により、大きく変わった。
科学技術の発達と経済の高度成長は人間生存の基盤である自然環境をはじめ
-204-1990年全国の児童・生徒の疾病・異常などの被患率(文部省「学校保健統計調査90年度)
表-1
小学校
男子女子
%% 7.659.64中学校
男子女子
%% 9.3710.82幼稚園児
男子女子
%% 3.2014.39高等学校
男子女子
%% 10.2410.20裸視力
1.0未満~
0.7以上
0.7~0.3以上
0.3未満
3.905.03 0.400.27 0.920.7 6.758.8013.0514.81 4.235,5115.3619.93 16.6015.76 27.5232.46結膜炎
難聴
中耳炎
その他耳疾
慢性副鼻腔炎
1.86 0,85 0.38 2.34 0.79 2 2.54 0.03 2.08 0.85 0.48 2.54 1.08 1.91 0.69 0.18 1.62 0.56 1.37 0.55 0.14 1.19 0.37 1.03 0.69 0.07 0.71 0.33 0.95 0.43 0.09 0.48 0.20 0.70 0.98 0.49 0.75 0.86 0.27へんとう肥大
結核
ツベルクリン反応
陽性
ぎ陽性
陰性
タンパク質検出
寄生虫卵保有者
肥満傾向
せき柱・胸郭
伝染性皮膚病
心臓疾患
ゼン息
腎臓
言語障害
2.73 0.03 L150.00 0.990.03 0.860.01 0.720.00 6.215.03 36.19 26.83 36.98 0.84 0.12 1.77 0.50 0.29 0.46 0.82 0.13 0.96 6L96 18.14 19.63 1.91 0.0 1.87 0.69 0.05 0.76 1.17 0.15 0.03 30.27 29.38 40.35 050 2.83 2.63 0.64 M0 0.50 1.27 0.12 0.09 60.82 17.85 21.34 L61 1.771.66 0.59 1.99 0.68 0.32 0.29 0.35 0.53 0.02 0.11 049 2.26 0.75 0.45 0.48 0.66 0.37 0.21 0.04 1.26 0.34 0.01 0.99 0.47 0.16 0.03 1.38 0.33 0.00 0.82 0.44 0.26 0.03 1.53 0.70 0.03 0.65 0.77 0.19 0.03%平成2年度、ただし、健康診断受診者のうち疾病・異常者のしめる割合。
-205-社藝会環境を変えた。そうして人間の「こころ」や生命および健康の維持にも重 大な影響を及ぼしている。特に人口の集中する都市地区では複雑な因子がから み、ノイローゼ、肥満児、きょ食症、骨粗懸症などその他、種々の成人病、過 労死など、少なくとも半世紀以前には希にしか無かった「疾病・異常」が増加 し、これが若年層にまで広かりがりつつあるといわれている。 厚生省の国民生活基礎調査報告(平成元年<1989年>)によれば、性別、年齢 別症状別に身体の異常ある有訴者の傾向を人口千人当たりの割合でみると、例 えば、全国の道府県における日常の健康状態に対する有訴率を見ると、20~30 代の筋肉肩こり、腰痛が30%~66%の訴えがる。その他、骨折の傾向も増加し つつある。 学校管理下の負傷中に占める骨折の割合ではつぎのように推移していること からもわかる。
74(S、49)76(S、51)78(S、53)81(S、56)83(S58)85(S、61)
22.6%22.0%23.3%23.3%23.3%23.8%*(日本体育、学校健康センター調べ)より。
また、全身症状別では、体がだるい39.3%、神経系で、頭痛35.5%、呼吸器
系統で(鼻つまり、鼻汁、せき)皮膚(湿疹)などの訴えがある。
全国の青少年の人口は2,800万を越える。全人口のほぼ四分の一以上にあた
る青少年の保健の実態、ことに地域の健康状況を把握することは、国民の健康
はもとより諺将来の日本国民の健康の維持に向けて、行政的にも健全な家庭を
築くためにもその意義は大きい。
このような観点から、本シリーズ(3)では県下の児童・生徒の「疾病・異常」
の被患率を中心にどのよな地域特性があるのか。また、栄養との相関性につい
ての基礎的研究の手掛かりとなれば幸である。
今回は、県教育庁保健体育課の学校保健統計調査報告などの資料に基ずき、
沖縄県6地区(国頭、中頭、那覇、島尻、宮古、八重山)の小学校、中学校の
-206-男女児童・生徒(約278,196人)の健康状態並びに疾病被患率とその背景にあ る地域の一般家庭の栄養摂取状態などの対比を試みた。 稿を草するに当り、県教育庁保健体育課与那覇高俊先生、同指導主事喜 屋武正雄先生、宮城香子先生をはじめ関係者各位からの資料提供並びに心から のご協力に対し深く感謝申し上げます。 ここに、厚く御礼を申し上げて謝意を表します。 最後になりましたが、このシリーズ執筆中に先輩の永野善治教授の計報に 接し、心からお悔やみを申し上げて、ご冥福をお祈りつつ稿を終わります。 2.全国の学童・生徒の健康と被患概況 日本の学校における健康診断の制度並びに統計の歴史は古く、明治12年(18 79年)に遡る。戦後、昭和25年(1950年)「学校身体検査規定」が文部省令7 号により制定され、ついで昭和33(1958年)に学校保健法ができてから「健康 診断」と名称が改まった。 学校保健の特色は、成長期にある園児、学童・生徒を対象に ①保健と安全②保健と安全管理、③環境のSanitationと保安の3本柱である。 学校保健法では、定期健康診断と臨時健康診断とに分けている。定期健康診 断は毎学年4月~6月30日までに実施するように定められている。 定期健康診断の検査項目は大項目別にみると; 視力(裸視)、色覚異常、難聴、眼疾、耳鼻・咽頭系疾病、歯・口こう疾患、 内科的検査(a・結核、b・タンパク質検尿。糖質、潜血、c・寄生虫卵保有 者、。、栄養状態く肥満>e・脊椎・胸郭、f・伝染性皮膚炎、9.心臓疾患、 h・腎臓疾患、i・寄成虫病、j・ゼンそく、k言語障害、1.ツベルクリ ン反応検査。)などが検査される。 -207-
A・全国の幼稚園児および児童・生徒の「疾病・異状」概況 1)最近の「疾病・異状」と高被患率順位 全国の幼稚園児(5歳)、小学生(6歳~11歳)、中学生(12歳~14歳)、高 校生(15歳~17歳)を対象に1990年度(平成2年)の全国学校健康診断による 約30項目の中から、被患率の高い項目10位までを上げてみると、各年に共通し て被患率の高いのは第一位に「う歯」、第二位に「視力」の低下、が目立って いる。 第三位以下は学年、男女別によって、順位が入れ替わっている。グラフで分 かるように、例え、幼稚園児の第四位に寄生虫卵保有者(5.9%)、第五位に鼻 ・咽頭炎(2.2%)となってるが、小学生では第三位に耳鼻咽頭疾患、第四位に 偏当肥大、第五位に寄生虫卵保有者が含まれている。 また、中学校生では第三位に咽頭炎(6.6%)、偏桃肥大と寄生虫卵保有者が それぞれ第四位にランク、第五位では結膜炎となっている。高学校生では、第 三位以下に鼻・咽喉炎、四位にタンパク尿検出肥満傾向、五位に結膜炎と続い ている。 図一a-1 ̄90全国幼稚園児疾病順位 一先OSssCsC ss 211.・ 7172 11 力とう咽頭虫炎炎傾向そく尿 肥大炎 -208- 可 *、、*貝 ■ へん.。■〆U寄竺迄ロ爵宕顧U中玉FIR巴)角1ぜんl蛋白 I ●● ロ● ●● ●■● 0 ●●●●●●● ●●●》●●● ●の■●●□ ●●●●●●● ●●■●●●巳
鰯
一噸
●●●●●● D●●●●● ●●●●■ ● ■ ● ● ● 0 ● ■ ● ● ●》
癖
》
輻
表-2A-a2小学校被患率順位 界.._:lllB厄 図一b-2 ̄90年全国小学校疾病順位(2A-b3) 20 17.5 15 12.5 10 7.5 5 2.5 0 炎傾向異 常 咽頭虫そく 炎 力とう 肥大 -209- ■ 表-2A-b2 幼稚園児被患率llii位 ロ
Z
■■■  ̄ ■■■ ●■■ ■■■ ●■■  ̄ ■■ ■■ I 裸視 I へん I鼻/ I寄生 ぜん I建聴 0結膜 I肥満 U 腎柱 ロ 小学 0 90-H2 % う歯 80.4 裸視力 18.6 へんこう肥大 5.6 ■/咽頭炎 2.1 寄生虫 2.1 ぜんそく 1.1 灘聴 0.8 結膜炎 0.7 肥満傾向 0.7 膏柱異常 0.6 蛋白尿 0.4 碩位 幼‘gO-H2 劫 6 gDH2 1 う歯 80.40 2 裸視力 18.60 3 へんとう肥大 5.60 4 ■/、因頭炎 2.10 5 寄生虫 2.10 6 結膜炎 0.81 7 中耳炎 0.万 8 肥満傾向 0.70 9 ぜんそく 0.70 10 蛋白尿 0.70 11 腎柱異常 0.50一
》
》
●●●●●●●◆●●●●●● ● ●●●●●● 鴎囲爵田 ● ● ● ● ●夕●● ● ● ● ●表-2a-a3中学校被患率順位 表-2A-a4高等学校被患率1値位 大 炎 肥 頭向惠う 生力咽尿傾炎疾と 校歯視/白膚膜雇ん聴皀 商う裸蛋肥結心へ難喘 (2A-c2)
図一c-3‐90年全国中学生被患率順位(2A-c1)
鼻/】同gE 肥 へんと ぜ 心 図一 DB 、ニヨ尼 % -210- 0 90年中学生 0 90年H-2 う歯 90.00 裸視力 41.60 ■/咽頭炎 4.90 蛋白尿 1.80 肥満傾向 1.70 結Hリi炎 1.70 へんとう肥大 1.20 ぜんそく 0.98 心魔疾患 0.70 斉柱 0.69 脊柱 0.69 高校生 高校 0 gO-H2 順位 う歯 93.70 1 裸視力 56.40 2 ■/咽頭炎 2.50 3 蛋白尿 1.70 4 肥消傾向 1.30 5 結膜炎 1.00 6 心臓疾患 0.90 7 へんとう肥大 0.80 8 難睦 0.56 9 喘息 0.50 10図-.-4 ̄90年全国高校生被患率順位(2A-.,) 裸視力 ■/咽頭炎 蛋白尿 肥満傾向 結膜炎 心魔疾患 へんとう肥大 難聴 喘息 B・各「疾病・異状」・学年別の特徴と年次推移 1)「う歯」について,未処置率 a・幼稚園児;
 ̄75(S50年)に94.20%、 ̄81年=8460%、 ̄89年=80.90%と被患率は75年に
対比して10ポイントも減少し、改善の方向に推移している。また、80年度と90
年度の門歯」率に対して、それぞれの未処置率を比較すると;
85年度の72%に対し90年度は35%と未処置が半分に減少しており好ましい傾
向にある。 幼稚園児「う歯」の推移 b・小学生; 10F う歯% 85.48 89.21 9141 91.79 90.3 未処置% 56.96 57.97 57.41 53.64 49.27 率% 67% 65% 62% 58.4% 55% -211- 6歳 7歳 8歳 9歳 10歳 P つ 歯% 85.48 89.21 91.41 91.79 90.3 未処置% 56.96 57.97 57.41 53.64 49.27 比率% 67% 65% 62% 58.4% 55%表で分かるように、う歯率では9歳児が91.79%で最も高率をしめているが、
未処置率では6歳児(小学1年)が高く、6歳児のう歯の処置が悪くなってい
る。 c・中学生・高校生;中学2年(14歳)でう歯率は91%を占めているが、未処置率は55.7%となり、
高校生では15歳で93.65%に対し未処置率は50%大台で横パイ状態である。
図-2B-6う歯( ̄75~ ̄89)年次推移 100 93.75 徒 87.5 81.25 75 6a75 62.5 56.25 50 75s50年76-s53‘81‐s56‘84-s59‘87-s62‘89H1 -212-図-2B-7小学生う歯処置率推移 000000000 41852963 22111 ■う歯 鬮処矼率 鬮未処理率 Ⅷその他歯疾 図-2B-8中学生う歯処置率推移 000000000 87654321 鰯処置率 鬮未処理率 霞その他歯疾 -213-
図-2B-9高校生う歯処置率推移 000000000 41852963 22111 ■う歯 鬮処丘率 鬮未処理率 Ⅷその他歯疾 】4里子日出l士 丘一F ̄89四z子。Bq方
う歯被患率では、概して低学年ほど低いが、処置率は中・高校生の方が良く
なっている。また、男女でくらべると、小学・男子が悪い結果となっている。
2)視力(1.0以下)の低下近年、中・高校生の視力が低下する傾向にあり、注目されている。受験勉強
やテレビおよびテレビゲームなどで世代的に目を酷使する生活環境にあるため、
特に思春期の青少年の目の衛生のうえで留意されてよい。
まず、各学年の視力の傾向を見てみよう。
a・幼稚園児(5歳)の視力;90年度は1.0未満で18,6%を占め、81年度の1490%に比べて3.7ポイントも
視力低下が増加している。0.3未満の視力については038%で、1.0未満の僅か2%ではあるが、高学年
に行くにしたがって増加する傾向は将来、視力低下の予備軍にならないよう目
の保健に留意するべきだあろう。 -214-b・小学校(6歳~11歳)の視力;
比A/B5.810.816.424.130.035.7
90年度における視力1.0未満、に対するる0.3未満の視力の比で分かるよう
に、高学年ほど視力の低下が著しい。
c・中学生・高校生の視力表(2B-6)で見るように、男女総合計(1.0未満の視力)では中学生で
40%~47%高校生では56%~57%と視力の低下が著しい。
さらに、0.3未満の視力でみると、中学生で20%大台、高校生では30%~32
%を占めてをり、特に高校生の女子(31%~34%)は男子(26%~29%)に比べて
極端に視力の低下が目立つ。 3)その他の「疾病・異常」について a・幼稚園児 年次推移 -215- 視力 6歳 7歳 8歳 9歳 10歳 11歳 (A)1.0<07 18.65% 16.36% 17.23% 2040% 24.97% 28.62% (B)03未満 1.09 1.77 2.82 492 7.47 10.22図一 10 2B-10
全国幼稚園児疾患年次推移(75~~89)
へ= 00=、 8.75 7.5 6.25 5 ロ。75s50年 ▲・76-s53 ב81-s56 ▽o84-s59 ◇DフヒB62 +083H1 3.75 □■●●●●記■●●■●●●●●●●●●●●●●□●●●●●●●●●●●ロ●●●● 2.5 1.25 0 ■/咽 頭炎 へんと密生虫結膜炎肥満煩蛋白尿う肥大向 -216-今国幼児童生徒視力(]U木,iEi) 根力 75日50年フeB5381s568+曰5987国62B9H1 劫回149020502310258 小児178ql630191016601950206 中生307033603690322038404090 高校生40604600網90553048405580 80年~90年代にかけて皆無にちかい縄減少したのが、アデノイド、トラコー マ、寄生虫病、結核などが挙げられる。 アデノイド(咽頭偏桃肥大)は3~5歳の幼児では細菌感染に対する免疫機 構のう上から肥大の傾向あり、年令が高くなるにつれて減少する傾向にある。 したがって、被患率は極めて低いが、そのまま治療をおこたると、急性中耳炎、 惨111性、緬看性'11耳炎などを誘発し、難聴をまねく恐れもあり、注意を要する 点である。 最近、5~6歳の小児から小学、中学生までの成長期のf供の疾患として発 症の多い疾病の挙げると、耳・鼻・咽喉の疾病を第一位に挙げることができる。 (単位%) 表-2B-8主な疾病。異常の推移
区
1 弱別 68 16 I I 田朗 成切 9 ・Dl - 昭5年r 和5峻l雲
1 72 58 88Ⅱ(9( iii「…」は,綱fIi対象となっていないものである。 ff料文(1)肯「17:技保健銃H1調IIf」 -217- Iへ-,npR-些乏+上ローL-,勺、一s士士、I 幼 椛I鯏 昭fU 55 年攻 (、801 57 (、821 59 (、84 61 (、86 63 (、881 平成 2 (、901 '1、911A技 昭fⅡ 55 年度 (、801 57 (、821 59 (、84 61 (、so 63 ('881 O ■Ⅱ■}旦成 2 (、90」 フ 「11 |柵(1MノjlMi閂の肴 卯・いん9,炎 へんとう肥大 MflliLM1111Ilイ「什 結膜炎 肥満lIjilイリ 班「l検111の肴 せき|}・iIW1WL常 心臓疾Au・異常 十F んXA 58561888147 ●●■●●●●●●●● 69284101100 81 46375357755 ●●●●●●●⑪●●● 26275100000 8I 95657166656 ●●●●●●●●●●● 51173100000 82 06806265.647 0●●●●■●●●●■ 31163100000 82 22048150457 ●●●●●●●●●●● 15252101000 82 46161875447 ●●C巳●●●●●●● 08252000000 81 07494469944 0●●●●●●●●●● 49535210000 9I 12672358855 ●0句●P●■●●●● 38535210000 9I 50.034369749 ●●●●●●●●●●● 19635210000 91 21.414178659 ●●●●●。●●●●● I9-653210000 91 1608017855I ●一●■●●●●①●● 09725210001 91 W一凶」 5{2-3 65027651 CD●●●●●■ 62222000I 裸視力 0 75s50年 `76-s53 081‐B56 08+B59 0 87-日62 0 89H1 幼稔囲 の  ̄ 14.90 20.50 23.10 25.8 〃$学児宜 17.8q 16.30 19.10 16.60 19.50 20.6 中学生徒 30.70 ● 33.60 36.90 32.20 38.40 40.90 高校生 40.60 4aOO 4ago 55.30 48.40 55.80うiIjl lmlll11Ilノノ10オ猶の荷 卯・いんljn炎 へんとう肥大 HfノMlj川OLイ「什 納膜炎 IuiiMilViIi1I diI'1検川の村 」とき}|:M1卯州il 心臓鍵Au・災術 JIfん.u、 全国高校生疾患年次推移(75~89) 炎 ●・●・・・00●●、・・、●'0。●。、●●・COC 肥満傾向 肥大 '75s50年76-s53’81‐sS6’84-s59‘87-s62’89-H1 耳鼻咽頭系の疾病の原因はさまざであるが、遺伝性を除くと、細菌性、ウイ ルス性、アレルギー性などが主なものである。とくに咽頭炎、慢性副鼻炎(蓄 膿症)、中耳炎、などをこじらすとき、難聴を併発することがある。 ○急性咽頭炎;咽頭の粘膜が炎症している状態で、俗にいう「のど風」の症状 でのどが腫れる。主としてウイルス感染、細菌感染、や汚れた空気や刺激の強 -218- 中学枝 高等学校 昭和 55 年度 (、80) 57 (、821 59 (、84 61 (、861 63 (、881 平成 2 (、901 昭和 55 年度 (、801 57 (、82 59 (、841 61 (、86) 63 (、88) 平成 2 ('901 9162鞆532254 ●●●●●●●●●●$ 5852212100 93 0468》002144 ●●●●●●●■●●● 5631212100 93 2708⑰I12957 ●●●●●●●●●●● 2641212000 93 9255》920857 ●■●●●●●●●●● I741112000 93 5452”558868 ●●◇●●●●●●●● 0941111000 93 0691m778770 ●●●●●●●●●●■ 0141111001 94 9512》428682 ●●●●●の◆●●●● 5521111000 95 7511印588572 ●●●●●●●●●●● 532110100.0 95 5941卯489785 ●●●●●●●●●●● 4121101000 95. 2070“207573 ●●e●●●●●●●● 4321111000 95 5519“288584 ●■●●●●●●●、● 4430101000 95 qj■04■『■曰■■■口 ●●●0 5620 95 ● ● 001415 □●●●●● I11000
い刺激のガス、薬剤などの影響による場合がある。 ○慢性副鼻炎(蓄膿症);鼻こうの炎症から移行する場合が多く細菌による慢 性化が原因とされる。また、タンパク質の低下のときに発病率が高くなるとも いわれている。 ○偏桃肥大は咽頭肥大(アデノイド)やU蓋偏桃肥大に人別されるが、5才~ 6才までは肥大の傾向にあり、感染からの防御機構を有すると考えられている。 しかし、感染を繰り返すうちに、次第に肥大し、炎症、化膿し、中耳炎や難 聴を誘発する。 難聴の原因にはこの他、最近では、物理的要因と化学的要因がこれ加わり、 生活環境の悪化による影響が問題となっている。 物理的原因;
騒音や頭部外傷、またロック・コンサート等の長時間わたる聴覚疲労やヘッ
ドホーンなどの使用で難聴を誘発することがある。 化学的原因; 薬剤性難聴と呼ばれるもので、結核の治療として使われている ストレプトマイシン、カナマイシン、などは内耳を冒し、難聴や「めまい」、 「耳鳴り」を起こすケースが知られている。 その他の薬剤ではリュウマチの治療に使われるサルチル酸、抗ガン薬、シス プラチンやアルキル化薬など難聴を起こす原因となるといわれている。 眼疾病○結膜炎;まぶたの裏側(結膜)が充血して、赤くなり、痛みや異物感がある
症状である。疾病である。原因はウイルス性、アレルギー性によるもで、これ
が長期に患うと、視力障害の原因となるの`で、治療は早期にしなければならな い◎ -219-近年、トラコーマ・クラミジア病原体による「トラコーマ」は殆ど姿を消して
いるが、それに代わって、流行性角膜炎や急性出血性、咽頭結膜炎などがある。
俗にいう「はやり目」といわれる伝染性の病原はアデノウイルス8型による強
い伝染性の眼疾である。 ○寄生虫卵保有者や寄生虫病 寄生虫病には、回虫症、ぎよう虫症、鉤虫症、条虫症などが知られる。腸内 に侵入すると、腹痛や吐き気、下痢などの消化器症状を起す。その他、鈎虫症 では貧血や幼児では血便を見ることもある。しかし、最近では寄生虫病は殆ど被患者は0に近いが、寄生虫卵保有者は低
学年で若干見受けられるので要注意するところである。次に主な「疾病・異常」について各学齢ごとの年次推移を見る。
3.沖縄県の児童・生徒の主な「疾病。異常」
歯疾や視力の低下、その他、耳鼻咽頭などの疾患は学習効果にも極めて大き
な影響を及し、成長期の青少年の教育の上からも、将来豊かな社会生活をする
ためにも重視されなければならない。本県の学童・生徒の「う歯」の被患率は本土にくらべて見ると、各学年やや
高い倍率となっている。 沖縄/全国比率89年度男子小学1.09中学1.10高校1.05
女子小学1.02中学1.02高校1.04しかも、84年、87年、89年年次推移でみと、小学生、中学生とも増加の傾向
を辿っている。そして、処置率やその他歯疾も増加の傾向を示している。
小学生では男子・女子とも年次改善されつつあるが、中学生ではう歯98.06%
に対して未処置率が男子で74.45%、女子ではう歯99.39%に対して72.82%となっ
いる。 -220-高校生ではもっと悪い状況にある。 男女とも被患率似たいする未処置比は男子で7650%、女子で67.0%年々増加 の傾向にある。 視力
本土との対比
視力は1.0未満の三ランクに区分し、すなはち1.0未満~0.7以上、0.3未
満、とに分ける。これを県内の小学校、中学校、高校の男・女別で、1979年~
89年度の被患率の推移を見ると;小学生では男子で0.3未満では87年の3.73%から89年では5.03%1.33ポイン
トの増加、また女子では5.27%から6.39%、1.12ポイント視力が低下している。 中学男子では、0.3未満は87年で10.54%,89年度では15.1%で456ポイントも増加し、女子でも16.01%から21.07%と増加傾向にあって、年次を追って悪く
なっている。高校生ではさらに状況は悪く、男子では87年に2445%、89年に21%,女子では
30.19%、27.48%となり、先年度に比べて若干減少の兆しはあるものの、高学年
ほど視力は急速に低下を来たしている。 近年、光化学スモッグのような大気汚染やテレビゲーム、やパソコンのような電子工学系機器が急増し、目を酷使する生活環境の影響も大きく起因してい
るのではなかあろうか。 光化学オキシダント注意報発令日数の推移81年83年84年85年86年87年88年89年
73日131日135日171日85日168日86日63日環境汚染やハイテクによる生活環境の変化が健康に及ぼす影響が大きい。
次に「う歯」や「視力」を除く、主な疾患の被患率の高い順に挙げて置く。
-221-幼稚園・中・高校疾患の被患率一覧表
幼稚園児では男子で寄生虫卵保有者偏桃肥大咽頭炎。
女子では偏桃肥大、咽頭炎、寄生虫卵、ゼンそく
小学校では、男子では寄生虫卵、偏桃肥大、咽頭炎、その他耳疾。
女子寄生虫卵、偏桃肥大、耳疾、鼻・咽頭炎中学校男子咽頭炎、タンパク尿、偏桃肥大、肥満傾向、
女子耳疾、慢性副鼻炎、偏桃肥大、咽頭炎、など。
高校生男子タンパク質、偏桃肥大、肥満傾向、背柱胸郭
女子タンパク質、肥満傾向、偏桃肥大、心臓疾患、の順となっ
ている。 被患率の傾向では年齢や性別・地域差などがあり、一概には言えないが、例 えば、低学年男子(6歳~8歳)では寄生虫卵、鼻耳咽喉系の疾患く中耳炎> (小学、女子:6歳~8歳)が高率で占められている。また、高学年ではタン パク尿や潜血尿検出の傾向が強い。また結核・は年々減少し、全国の被患率は 0.02%レベルにまで激減しているが、本県の例では小学校で0.92%高い倍率と なっているのは島尻と宮古で団塊的に発生しているためである。つぎに各地の状況を見てみよう。%小
豆疾病|に 順位疾病/異常女子 1フ歯9705 2裸眼視力2154 3寄生曳卵保有408 4偏桃肥大288 5耳症/異岸269 -222- 学校男・女疾病||原位 鮒 ■ uU 順位 疾病/異常 男子 1 フ 歯 96.49 2裸眼視力 17.20 3寄生虫卵保有者 5.25 4 偏桃肥大 3.48 5耳症/異漁 2.70 6週/咽頭 3.12 7肥満 2.25 8灘雇 1.06 9ぜん息 0.gul 10結核 0.92 11 慢性副&炎 0.61 12 中耳炎 0.59 13尿潜血 ・0.46 14心艮疾患/異構 0.40 15伝梁性皮膚疾患 0.38 16尿蛋白検出 o諏 順位 疾病/異常 女子 1 う歯 97.05 2裸眼視力 21.男 3寄生虫卵保有者 4.08 4偏桃肥大 2.88 5耳症/異常 2.69 6愚/咽頭 1.86 7肥満 1.65 8 難麿 0.95 9 ぜん息 0.87 10 結核 0.78 11 伝染性皮■疾患 0.41 12 慢性副■炎 0.45 13 中耳炎 0.51 14 尿蛋白検出 0.61 15 尿溜血 1.1989沖縄/全国被患率順
「う歯」「視力」沖縄児童生徒疾病の推移
100 87.5 75 62.5 50 37.5 25 12.5 0 高校生 中学生徒 小学児五 幼稚園 -223- 〉中縄中学男子 沖麹中学男子 11日位 全国中学女子 全国中学女子 う歯 98.0s 1 う歯 88.98 視力 33.90 2 視力 37.3斗 曇/ロ因頭炎 2.20 3 鼻/ロ因頭炎 5.60 耳疾/異常‘ 2.12 4 タンパク尿 1.7s タンノマク尿 2.08 5 耳疾/異常 1.63 へん頭肥大 1.40 6 へん頭肥大 1.44 肥満 1.20 7 肥満 1.2今 難聴 0.98 8 ぜんそく 1.0缶ト 潜血 0.83 9 Jひ臓疾患 0.70 ぜんそく 0.83 10 脊椎 0.6s ,C、雇疾 0.49 11 難聴 o,64 腎椎 0.42 12 慢性副鼻腔炎 o、60 慢性副鼻腔炎 0.35 13 中耳炎 0.16 中耳炎 o、2e 14 皮府疾患 0.0s 皮面疾思 0.25 15 言語障害 0.0■ト 糖検出 0.10 16 結核 0.00 言語睡害 0.0s 結核 0.00’8g沖縄/全国被患率対比小学校男子 468424680 ●①● ●●●● 654 3210 % △・gDH-2小学 ロ‘80-s開小学
川蛎炎
へん とう 肥大 寄生 虫 結膜炎 肥満傾向 蛋白脊柱心臣喘息尿疾患 幼稚園80年/‘89被患率対比 642086420 1111 % ロ幼BOS55 △幼‘gOH2 へん とう 肥大即卿炎
寄生 虫 結臓炎 肥満 傾向 ぜん そく 蛋白 尿髄異常
心魔 疾患 -224- 凸。 『。 『■凸』『『」『口』 I I I I I 0 0  ̄ I■■  ̄  ̄ [  ̄  ̄ ■■■ 己 ■■■ lUlUIOlllロ 。 ●●●●●●● ●□●●●●●, ● ● ● ● ●●●●●●●●●●●●●●● ● ● ● ●●●●●●●ク●。●●●●●I ● ● ●●●●□●●'●●●●●●●I ● ● ● ● ■●●● ■●●● ■●●● ●●●● ●●●●●●●●●C●●●●●B■●■●●●●●●●●●●■●●●□●●●●● ●●●● ●●●● ●●●● ●●●● ●●●●●●●少●●●●●●●ザ●●□●●●●'●●●●●●●ク。●●●●●● ■●●● ●●●● ■●●● ●●●● ●●●● ●●●●●●●●●■●●●●●●C●●●●●●●●●●●●●●●●●●■●●●■●●●● ●●●● ●●●● ●●●● ●●●● 、●●、●●■●夕●●●●●●●●●●●●●●●P●●●●・■●’・●●●●●● ●●●● ●●■● ●●●● ●●。● ●●●●●●● ●●●●●●●1 ●●●●●● ●●●●●● ■●●●●● ●●●●●■ ●●●●の●●●●●●●●●□●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ●●●●●● ●●●●●● ●●●●●● ●●●●●● ●●●●●●●$●■●●●●●゛●●c●●●●'●●■●●■●よ●●●●●●●夕。●●●●●●つ●●●●●●●U ●●●●●● ●●●の●● ●●●●●● ●●■●●● ●■■●I■■ ●● ●● ●□ ●● 、●●●●●●● ●●●●●●● ●●●●●●●I ■■●●p●●●■ ■■ ■■ 、●●●●●●●’●●●●●●●夕●●●●●●● ….…:……・;….… ::二二二邑ニニニニ……:
、●●●●●□● ●●●●●●● ●●●●●●●I --■4.沖縄県教育区にみる「疾病。異常」動向 沖縄県の教育行政、区のうち、北部から「国頭」、「中頭」、「那覇」、「島 尻」、「宮古」、「八重山」の各6区の教育地区から「主な疾病・異常」の傾 向を拾ってみる。 A・国頭地区; 国頭地域は沖縄本島の北部に位置し、名護市を中心とする農林・水産業が盛 んな地域である。 本部半島には、海洋博覧会記念公園や最北端の辺戸岬があり、寒緋さくらの 自生地として知られる。また、ノグチゲラやヤンバルクイナ(鳥類)の生息地 として有名である。この様に同地区は自然度が高く、自然環境に恵まれてをり 復帰後は観光地としても賑わっている地域である。 近年は北部水系の要地としてダム開発、リーゾート開発のため、年々環境が 荒れつつある。 1)「国頭」地区の小学・中学生の疾病傾向
′Sg国頭地区小学校男子被患率順位
642086420 1111 結核 じん臓 喘息 糖類検出 一一一一□語瞳害 潜血 結膜炎 伝染性皮膚炎 タンパク尿 喬柱異常 5 2 慢性一劃鼻炎2 寄生虫 心臓疾・その他 へんと肥大 難聴 肥満傾向 咽頭炎 耳疾異常 咽頭炎 l■■  ̄  ̄ '■■ I■■  ̄ ■■ ■■ l■■ UUUUIIOIIIOIlIIIIIII 5:: ●●● ●●。 ■●O DD●●●●●′000●●●● 、■■ 、●● ●●● ■●● ●●●ゲ●□●●●●ログ●●0 ●●● ●●● ●●● 圏!…!…:… :i酷
●●、 ●●●’ 鱈 ●、● ●●● 画 ●●● ■■■■■■ 、●●0 ■■■ ̄ ̄ ̄ ̄ ●●● 、●●I ●■●a・小学校;
89年度の総受診者数は男子:22,467人、女子:44,581人で、計67,054人が診
断・検査を受けている。
全般的に本県は本土に比べて「う歯」の被患率は7%ほど高い。また同地区
の「う歯」率に対し未処置率を見ると、70%前後を占め、全国(49%)の約1.4
倍も[う歯]が多い。
「視力」は1.0以下の視力が男(12.9%)、女子:17.8%を占めており、全県
下(男子:17.2,女子:22%)の比べてやや良好である。
その他疾病を1.眼疾、2.難聴,3.耳鼻咽頭系、4.皮膚科5.内科、6.脊椎異常、
7.言語障害などの順でみると、他地区に比べて被息率の高いのは男子の難聴
(1.4%)、耳鼻咽頭系(男:24%,女:17.6%)、寄生虫卵保有者(男:5.8%
,女:5.4%)、肥満傾向(男:28%,女:2.0%),脊椎・胸郭異常(男:0.6%,女:
0.4%)、言語障害(男:0.2%,女:0.1%)の疾患・異常である。
実際の被患実数の上からは1,000人当たり1桁レベルの僅少発生数であるが、
地域特性をみる上で重要と思われるので参考までに、全国との対比で2倍以上
の疾患を拾ってみる。伝染性皮膚疾患(男:2.倍、女:67倍)、言語障害(男:2.5倍、女:
22倍)寄生虫保有者(男:1.8倍、女:3.7倍)の発生である。
全国に比べて、もっとも低い疾患;
最近、全国的に0%に近い疾患にトラコーマ、アデノイド、寄生虫病、など
であるが、結核は年度や地域によって団塊的に突発している。
上記に掲げた疾患以外に、、全国的に見て最も被患率が低いものを拾ってみる
「口こうの疾病」、「結核」が挙げられる。
-226-b・中学校; 89年度、中学校の診断・検査の人員は男子:24,467人、女子1,959,計26,4 26人が受診している。 被患率の高い順でみると; 「う歯](未処理率76.4%)、視力(0.3未満に対する比)46%が最も高く、 女子で3位以下は、耳鼻咽頭系疾患(12%),タンパク尿検出2.5%レベルで検出 されている。また、伝染性皮膚疾患は総数としては僅少であるが全国と比較し て、3.3倍、男子で6倍の高倍率で発現している。 また、参考までに、全国的に最も被患率の低い疾患を挙げておく; 男子では「口こう疾患」(0.06倍),咽頭炎(0.02)、女子では「耳鼻咽頭系」 (0.04倍)となってをり、空気のよさや自然環境の影響であろうか、好ましい ● 傾向を示してをり、やはり「国頭」は農。漁村型の疾病分布といえよう。 2)「中頭地区」小学校・中学生の疾病動向: 沖縄本島の中央に位置し、平坦な地形で戦後は米軍基地に接収され嘉手納飛 行場など基地の街としてさかえている沖縄市がある。 a、小学生の疾病動向: 89年度、診断・検査の総人員は;男子:164,366人、女子:932,388人で会っ
た。他地区に比べて被患率の最も高いの「視力の低下」で視力0.3未満のもの
が33%を占めてをり最も悪く、全国と対比しても耳鼻咽喉系が8倍、肥満傾向では男子で約2倍となっているが、女子では0.5倍と低い。また、男子の結核
10倍、伝染性皮膚炎2.5倍、言語障害2倍,難聴は1.6倍となっている。 本土に比べて最小の被患率を示している疾患に、結膜炎(0.1%)や「口こう 疾患」(0.4%)が挙げられる。 -227-中頭地区未処置率視力耳鼻疾患難聴肥満寄生虫脊椎異常
%(0.3以下)%%(卵)% 小学校男子78.53287.91.253.00410.46
女子75.833.06.61.002.203.20.30
中学校男子76.431.22.40.82.203.20.50
女子77.845.92.00.81.200.41.30
平成元年県保健調査統計報告書より 各地区の疾病率を総合的に把握するために便宜上、各疾病率を得点化して、 その合計の高い数値で地域の疾病の傾向の大きさの比較を試みた。 例えば、疾病7項目について、地区別順位を1位から6位までを高い順に並 べて、これを合計する。 数値の高いほど被患率が大きいことを示し、好ましくない傾向である。 各疾病で一位であれば、7項目では7ポイント、これを各学年男女で総合集 計し、28ポイントの得点とする。前項目がすべて六位であれば42ポイントとな り各学年男女集計では168ポイントの得点となる。 つまり、もっとも悪い状況では28ポイントとなり。最も良い状況では168ポイ ントの得点となる。 この基準で各地区の状況を比較して見よう。 -228-89年.中頭地区小学校男子被患率順位
468424680 0 ■ ● ● ● 0 ● 654 3210 寄生虫 肥喘難目咽咽青 満息聴疾頭頭柱 傾異炎炎異 向常常 へんと肥大 潜血 心臓疾 伝染性 タンパク尿 □語障害 慢性副鼻炎 結膜炎 じん臓 糖類検出 結核 各地区とも70~90点の間に得点が分布し、疾病傾向では各地区大差がないこと を示している。 男女総合で、高得点順でみると;①島尻、②那覇、③中頭、国頭(同位)④八 重山、⑤宮古の順である。 那覇地区:疾病動向 人口30万の商業都市、集密度が高く生活環境は良好とはいえない。 小学校; 疾病得点順位では男子で30点、女子で25点全県下でもっと被患率が高い地域 で視力の低下や難聴の傾向が強く、都市型疾病の傾向を示している。 中学校; 疾病得点順位では男子で19点、女子28点で、特に難聴やタンパク尿検出の出 -229- ■■ I■■ ■■ l■■ ■■ ■I■ ■■ ■■ ■■ 0111111Ⅱ8001、100UIllI ●●● ●●■ ●●●llJi
●●●111
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●●●園
霞
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鰯圏鬮關 》蘭 『 『 ●●● □●● ●●● ●●●現の比率が高くなっている。 潜血(1.29%)でも他地区(0.8%)にらべてやや高めに出ている。 沖縄県那覇地区被患率順位’Sg 4.8 26348260 0● 43 2110 ]囚中泥 頭目膜 奇へ肥難0国端E 羊AI満聴頭息摺 ヨ白)'1ロヨ 』山IF 大炎そ の 他 島尻地区:疾病動向 小学校; 疾病得点順位では男子で24点、女子で22点の得点。内容的には男女とも「う 歯」では未処置率が低く、比較的良好である。、 女子の未処置率(73.0%)は県下で最も良く、男子も女子同様未処置率(73%) は低く、比較的良好である。 視力は男子で30.5%,女子で30.0%を占めており、得点数では一・二位の上位 にランクしている。 耳鼻咽頭系でも男子では34%を占め、第一位、女子でも第一位(26.2%)にラ ンクされている。その他難聴や潜血の被患率が高い。 -230-
ijmMロロID:LlHlj
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中学校; 「那覇」地区とほぼ傾向は類似している。
視力0.3未満のものが男子で15.3%、女子:228%を占め、県下で最も視力低
下をきたしているものが多い地域となっている。その他、難聴やタンパク尿鵡潜血尿、脊椎・胸郭異常の被患率が高い。
Sg島尻地区小学校男子被患率順位(単位%)
■ 642086420 1111 把難伝ノUl7酉信 満聴染臓血棺 咽0世 lUUU ̄jilE i§§類籾 Ⅲ軍=色m函うっ、不迂 11LIB乱1石 の炎 他 宮古地区:疾病動向 小学校;う歯」未処置率男女とも「国頭」に次いで高い、(男:81.5%,女:78.6%)
この地区傾向として、寄生虫卵保有者が男女とも高い。 女子の潜血(1.7%)では県下で、最も高めにでている。その他、男女と「結核」本土の極めて高い倍率(男:84倍、女:725倍)
の発現で特異なケースとして注目されてよい。
中学校;「う歯」に対す未処置率は男女とも高率で第一位にランクされ、最も歯の健康
-231-唖
そ大炎ni 喘 息 I 夕 ン パ ク 尿回
陣異臓炎検 害常出 、●DCC ●00●0 ■ ̄ 00●● 、●●●0 ■… ●●●●  ̄戸■一
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で悪いのが寄生虫卵の保有者が多い点で、本県では「国頭」同様、農村型疾患
の特徴が見られる。沖縄県宮古地区被患率順位89年
15 13.125 11.25 9.375 7.5 5.625 3.75 1.875 0 核生消震ん麟息染柱耳臣ん疾頭頭性語 虫傾と炎性異炎疾民具炎炎副障 図4-21 八重山地区:疾病動向小学校;難聴、寄生虫卵保有者、脊椎異常が男女とも目立って被患率が高い
地域となっている。国頭についで「う歯」に対する未処置率も高い.
中学校;難聴、寄生虫卵保有者は小学校同様に被患率が高い。タンパク尿検出、肥
満傾向の高率を示している。心臓疾患、中耳炎などの被患率が高い点は国頭、
宮古同様、農漁村型に入る。 -232- ’一一一一一』。} 一一口 恨 咽 因 0 耳 じ 心 中 斉 伝 喘 結 へ 灘 肥 寄 結 0 PO●●Ⅱ
●●●麹
’0●● Dp●● ● ● ● 篭 ●●● ●●白 ● ● ● 圏 。□● ●●● IC●● 》函 ●●● ●●● 函 I■●● 癖 0●●● 函 ●●● ●●●1 ●●● ●●● b●●● ●●●I 、●●● ●●●I ●●● ●●● ●●● ●●●I 、■●● ●●● ●●⑪ ●●●沖縄県八重山地区被患率順位89年
055555 7 1?Ⅵ2 ● 8 6 3 2.5 1.25 0 結核 中耳炎 結膜炎 旨語障 慢性副 伝染性 麗聴 心■疾 耳疾風 じん民 噛息 腎柱異 咽頭炎 へんと 寄生虫 咽頭炎 参考までに県内各地区における一般世帯での栄養摂取(1人一日当たり)の 分布状況をみると地区に差異が見られる。 沖縄県は「う歯」では全国の被患率と比べて、6%~7%高い地域である。 特に中学校、高校生の「う歯」の状況が年々悪くなる傾向にある。 また、栄養摂取の面では、カルシュウム、カリュウム、リン、v、B2,その他、 糖類(砂糖、お菓子、調味・飲料)などの摂取量などの地域分布とどのような 相関性があるのか、筆者は大きな興味を寄せているものである。沖縄県の「う歯」被患率の平均は1989年(平成元年)小学校男子96.5%
女子:97.1%,中学校の男子で98.1%、女子:99.4%,高校生で、男子:93.0, 女子:95.3となり、県下の被患率は年々上昇の傾向にある。 まず、地区別に「う歯」被患率の高い地域を上げると.; 小学区では八重山地区(小.男:98.8女:99.5%)、宮古地区(小.男:98、 -233-  ̄  ̄ UIlIOlUUUouuuooou可 ● ● ● ● ●●●●●●●● ● ● ● ● 、□●。●●●● ● ● ● ●●●●● ユ 万、■角 ●■●1、
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Q区(中.男:98.0,女:99.016)、那覇地区(中.男:99.0女:97.3%)、国頭地
区(中.男:97.0,女:99.0%)となっている。
一方、糖類の消費が多い地域をみると:砂糖+お菓子の合計では沖縄市(48.79)>糸満市(40.79)>南風原(40.39)
八重山(石垣市:2419)>宮古(20.19)>首里(199)
その他、調味料・飲料などの摂取量も偏りが見られる。
また、カルシュウム、ビタミンB2,などの地域別摂取量(1日1人)を図で見
てみよう。本部沖縄市那覇糸満宮古八重山
カルシュウム62103.475.87694.793.9(mg)
リン94812291125103711631276(mg)
ビタミンB288121117108.104136(mg)
「う歯」の被患状況は年齢、性別、生活習慣、栄養状況、その他、種々の要因
が考えられるので、一概に結論することはできない。しかし、この考察が何等
かの手掛かりになれば幸いである。 -234- 昭和国年度小中学校生9 1類お菓子類 摂取宜、(8) 小学校男子 し好飲料 お菓子 砂糟顛 小学校男子 151.00 70.80 31.40 小学校生女子 102.60 57.90 27.30 中学生男子 16a70 46.20 3220 中学生女子 204.30 63.70 40.00240 (8 210 0000000 852963 111 摂取量1曰1人当り(9)
地区別糖類お菓子類摂取量(1曰1人当り、g)
園
■■ 部志担城消艮念用江里地色艮 町川市村市瓜材風町山 -235- '■■ ) ■■  ̄ ■■ ■■ ■■ ■■  ̄ 可 小学校男子 I 小学校生女子 I 中学生男子 ロ 中学生女子 ●●●●●■00 ●●●■●●● ●●●● ●●■● ●●●● ●●□● ●●●● ●●●● ●●●● ●●●● ●●●● ●●●● ●●●● ●●●● ●●●● ●●●● ■●●●●●● ●●●●●●● ロ●●●●●●■●●●●●●●●●●●、●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●▲ ●●●●●●● ●●●●●●● ●●●●●●● ●● ●● ●● ●● ●● ●● ●● ●● ●● ●● ●● ●● ●● ■●●●●●● ●●●●●●● ●●●●●●●●●●●●●■●●● ●●●●●●●●●●●●●●●●● ●■ ●□ ’●● I●● 、●● ●● ●● ●● ●● ●● ●●●●●●●●●●●●●●●●●1 ●● ●● ●● ●● ●● ■■ ●●I ●●I ●● ●● ●● ●●中学生疾病本土との対比
E菫I
。、園
B■ 咽 中学校女子 -236- 中学男子 視力 耳■咽頭 ■底 寄生虫印 腎稚異鴬 蛋白尿検出 ぜんそく 肥用 国朗 13 0.8 12 12全国一? 0.4 1.4 0.4 0.5 中EII 1.4 12 02 13 全国一? 0.8 0.9 0.9 1 那囚 1.4 12 03 3コ 金田一? 1.1 1.1 0.8 1.1 島尻 1.4 1.1 0コ 1.8全国一? 1コ 1.1 12 1.1 宮古 1.4 1.1 0.07 1コ 金田一? 1.4 1.6 0.3 1.フ 八宜山 1.4 1.1 0.1 32 金田一? 0.7 3.4 03 2.8 中学女子 視力 耳■咽顛 鹿聴 寄生虫印 旬柑興常 蛋白尿検出 ぜんそく 疋消 国頭 1コ 0.8 1.5 1.4金田一? 13 0.9 03 0.8 中頤 1.5 12 03 1.6全国一? 13 0.8 1 1コ 那覇 1.4 1.1 0.4 2 全国一? 1 1.1 1 0.s 島尻 1コ 12 12 2全国一? 1.8 0.6 1.4 1.1 宮古 1.5 1 0.1 4全国一? 0.フ 0.6 0.4 1.1 △重山 13 1 1.8 3.8全国一? 2.1 1 1.1 4.1地区別疾患率-89小学校女子
■う宙未処巨 圏視力 囲耳■咽頭 囮■医 固寄生虫卵 □脊樋只辮 ■蛋白圧検出 Ⅱぜんそく ■肥泊 わ、 八 0246810121416-89年度沖縄/全国
の●疾病被患率対比小学校男子
16 ■う岱未処匠 圏視力 圏耳■咽頭 Ⅲ定■ 団寄生虫卵 □脊稚只黙 ■蛋白尿検出 Ⅲぜんそく ■肥消 14 12 10 8 6 4 2 0 ヨロロ国BE 山 -237- ・・。□。■ロロ■■■ 皿皿■尻古山 国中那■宮宜 「 国頭UⅡ中頭OU那珂OB島尻 UU宮古B■ 八重 r--詞耐寒罫ララ面 〕 ●●●●●●の●● 、●●●●●■、●1 P●●●◆●●●●’ ●●●●■1 ●●●●● p●●●●C ●●●●● ●●●●● I●●●●● 、●●●●■ ●●●●●。 BCC●●OOD●00●●■●● 。●●●●●●●B0G●●●●● ●●●●●●●●●●●●●●■●●■dG0qq0d000p DC●●●●●D●●●●!
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視力検査、色覚検査、聴力検査、眼疾検査、耳鼻咽喉検査、歯科検査、尿検査、
寄生虫検査、内科的検査、その他ツベルクリン反応検査などにわけて実施され
る。 平成元年(1989年)、本県の受診者は小学校の児童男女合わせておよそ10 万人、中学生で延べ6万人の受診対象であった。最近、家庭や学校はもとより、会社や一般国民の間で国民健康に関する関心
が高まりつつあり、医療施設を初め生活環境も衛生的に合理かされ、一時期の
ような風土病な見られなくなった。しかし、半面、現代技術による生活様式のさまざまな変化や環境の悪化による
影響をうけて、複雑な社会環境や生活様式の急速な変化が健康の維持をむつか
しくしていることも、また事実である。都市環境のなかで騒音や排気ガスなどの公害により体調を損ねたり、食品添
-238- 国、 中囲 島尻 本日8町 旦志川 沖■市 中担材 糸NO市 南瓜肛村 知念村 砂飽 4.80 3.00 7.60 430 730 7.00 6.90 お菓子願 8.50 8.90 4120 18.80 33.40 3370 10.70 し好飲料 40.00 111.90 1国.00 155.70 Oa40 4230 4580 乳顕 107.00 124.60 16300 101コ0 133.50 130.70 112.80 本邸■T 且志111 沖挺市 中城村 糸餌市 南瓜肛村 知念村 カルシュウム 379.00 517.00 006.CO 476.00 451.00 4B0.00 495.00 リン 948.00 1241.00 1229.00 1149.00 1007。00 1055.00 116aOO ビタミンB2 0.19 124 1.34 1.16 1.18 136 135 松尾 宇江風 甘里 下地町 八重山 全瓜 6.40 3.80 3.90 7.60 5.30 5.60 1720 3.80 14.90 12.50 17.80 10.80 12a80 5830 、、00 260.80 180.00 116.60 114.90 100.00 121.40 01.00 14.00 14.90 松尾 字江原 甘里 下地町 八宜山 全只 455.00 441.00 401.00 5万.00 5,.00 49200 1054.00 1015.00 1125.00 1163.00 12万.00 1120.00 1.13 126 123 1.17 1.50 1.19加物や人造食品による食品公害などの影響や豊かな食生活が飽食を招き栄養バ ランスをそこねているケースも多い。 とくに成長期にあたる幼稚園児や学童・生徒の健康の維持と病気に対する 配慮は家庭内ではもちろんのこと、公衆衛生や教育の上から学校での保健衛生 教育は「命の尊さ」と自らの健全な身体と精神を培うための人間の基本的教育 の姿勢であり、きわめて重要な行為であると考えている。 学校の健康診断の結果は、個人的健康の情報を得るだけではなく、また種々 の疾病・異常の早期発見や治療については、各専門の医師に委ねるのが最良で あるが、一方、父母や教師は少なくとも地域の疾病・異常に対する傾向、特性 について正しい情報と知識として備えておかなければならない。 近年の情報社会において国民の健康に対する関心の高まりから、かなり個人 の健康にかんする知識は広くなったが、地域社会における健康の在り方や将来 の健康および病気にたいする予測などに関してはまだまだ十分浸透し得ていな い。 本県における学童・生徒の「主な疾病・異常」について概説してきたが、今
回は只単に傾向をみるだけに終わった。しかし、復帰20年にして、さまざまな
変化に伴なって健康・疾病状況も変わりつつあることを垣間見ることが来たこ とは、いとつの成果であるとWiよう。 まとめとして次に、 1.10年間(79年<s54,>~89年<H-1>)に著しく減少した疾病 2.減少傾向にある疾病。 3.増加傾向にある疾病 4学童から見た疾病の地域特性 などについて、以上要約する。 1)各学年通じて共通に“o%”に近いほどに著しく減少した疾病に①トラコ□Ⅱ -239--マ、②アデノイド、③寄生虫病、④栄養不良者、があげられる。 2)減少傾向にある「疾病・異常」 小学校; 結膜炎タンパク尿、糖尿および潜血、寄生虫卵保有者、脊椎・胸郭などの
異常、心臓疾患、腎臓疾患、などが減少の傾向を見せており、好ましい方向で
ある。 中学校;中学校でもほぼお同じ傾向がみられ、結膜炎、慢性副鼻こう炎(蓄膿症)、
へん頭肥大、鼻咽頭炎、口腔疾病、タンパク尿、潜血、寄生虫卵、脊椎異常、
伝染性皮膚炎、ゼンそく、腎臓疾患、言語障害、などが年々減少傾向にある。
およそ、10年間、横パイ状態で推移している疾病をあげると、中耳炎、心脊椎
異常臓疾患、中学女子の脊椎異常の被患率がほぼ同率で推移してる。
肥満傾向は小学生の方は1982年~83年ごろをピークに、以後はほぼ横ばい状
態で推移しいるあるが、比較的女子より男子(4年~6年生)にやや強い傾向 がある。しかし、中学、高校では男-Fより女子に肥満傾向が見られる。 高校生; 中学生に共通する点であるが、視力の低下が著しく増加傾向にあること、 また、う歯の増加とその処置が放置されている状況が年々増えている。この点本県は全国に比べて極めて悪い地域となっているのは遺憾である。
減少傾向にある疾患:耳鼻咽頭系、肥満傾向(女子)、その他タンパク尿は小学、中学生の比較し
てもともと高学年ほど高い検出率を占めているが、89年は下降傾向をみせてい る。 各地区の教育区における疾病の被患率検診項目のうち、被患率の低い順にウイェトをつけて便宜上これを得点化し、
地区ごとに最も点数の高い地域順にあげて見た。
-240-八重山 むすび: 以上幼稚園児、小学校、中学校の児童生徒に関する疾病の被患状況や1978年 度以降89年(平成元年)までの復帰後10年間の推移をみてきた。 また、県教育区地区別の概況についても触れたが、栄養摂取並びにバランス 等についての相関性については統計処理および詳細な分析がなされていないの で、統計方法などについても検討を要する点が多々あるかと思われるので、今 後の調査研究に待ちたい。 主な参考文献および資料 参考文献および資料名発行年月日著者・編集発行社頁次 学校保健統計調査報告書S60.3県保健体育課沖県教育庁18~29pp -241- 小学校 中学校 合計 順位 男 女 男 女 国頭 16 25 37 36 114 4 中頭 21 29 32 31 113 5 島尻 30 30 27 30 117 2 那覇 24 35 27 29 115 3 宮古 26 34 34 31 125 1 八重山 23 32 27 29 111 6 合計 140 185 184 186 695
学校保健統計調査報告書S、63.3 沖縄県教育庁