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漢字簡略化の歴史的根源とその現状について : あわせて日本と中国における漢字改革を比較する

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Academic year: 2021

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(1)漢字簡略化の 歴史的根源とその 現状について. 一一あ わせて日本と 中国における 漢字改革を比較する 良珍 漏. The@historical@cause@and@the@present@situation@of@the@simplified@Chinese characters:@a@Chinese-Japanese@comparative@study@on@the@reforms@of@the Chinese…haracters Feng´i ng-zhen. 宇 末方,特称 棋 要一 伶対究. 俺卜. と本お 。かのい 徴 。にる らとつ 特る伏 す 明字に の め現 述を体筋 造 がや論点繁道 構 要因て︶ びの の林原しるよめ 字る 的とあお た 漢す 空心の分る え むっと︵理解 ぅ状 たこる合を 者 流る 折 っいの を源す 公男てら 策 の 成 ・としれ 力革 形較 点在 そ る 改を比 た存 す字岐 なれにし 快漢 分革優字析 解 のの改の化 分 を成 体 字そ簡て れ 地形 漢 とる ぃ そとのの 法 すっ と 国字本方とに. い 衛士 叱 り 化 いけ陸に 文 返上 っお 大持 字 0 字にに国の. 簡論 けまに間 て. の記 前歴と 構各 のず 一の元はへ 唯 書紀 字代 期え 初た で肖 り 漢時 界 もま の の ので 世 しった 明 宇梶 たも 、の 文道 過 し り こら め る 有るお。 か 字た むいてる 代 嘆 い プし 徴 てれき 時 侍 れさでの ち展 のさ成が古時花 なら 意 円形と太 源か. れ年に 、た 図そ てが し字 でに 商て成と英 までとしら 日す 夏成 か 今 とは形階字徴 漢特. て系記 もそ. 漢字 やセ のか いと よ載ト史向 、 た 1%L.

(2) 66. 鵜. 皮疹. 種の異体字を 生み出すもとになってきた。 その長い歴史過程において、 書き記す手段、 たとえば 筆、 ノ J 、 鉛 活字、 コンピュータのキーボー ド などと、. 文字を伝達する 手段、 たとえば手骨片、 銅器、 竹簡、 絹 、 紙など、 およびその印刷方法. の変革などはいずれも 漢字の形体の 変化に影響を 及ぼしてきた。 とりわけ初期にあ っては人の手に よって刻まれたり 書かれたこと、 および度重なる 転写という過程を 経るなかで、 漢字の字形に 差異 や誤りを発生させてきた。 この点は日本でも 中国でも同じ 歴史をもっていると 言える。 以下に漢字 の 構造の特徴と 漢字の変遷過程を 通して、 異体字が大量に 形成される歴史的根源を 分析することと. する。 「.漢字の成り 立ちが異体字を 発生させている 漢字の成り立ちについては 六書という分析方法があ る。 六書とは象形、 指事、 会意、 形声、 転注、 仮借のことであ り、 後漢の許慎が 書いた『説文解字・. 叙 』には六書について 定義をするとともに、. 具体例を挙げている。 象形者, 書 戒具 物 , 随膿 請訓,. 「. 指事者,硯面吋識 , 察 面見 意 ,. 「. 日. 」「 お. Ⅰ呈出。. 上 」「 下 」呈出。. 含意者,比類合誼 , 以兄 指摘, 武 」「 信. 」. 足也 。. 形聾 者, 以事 偽名, 取讐 和成, 江 」「 河. 」. 是也 。. 縛 往者, 廷類一ぎ ,同意相授 ,. 」. 是也 。. 「. 「. 「. 考 」「 老. 暇 侍者, 本無其字 , 依聲 記事, 令 」「 長 」呈出。 「. 六書についての 一般的な見方として、. 六書のうちの 前の四書は漢字の 構造を反映しており、 漢字. の 道守法であ る。 それにたいして 後の二書は漢字の 構造を反映しているのではなく、 漢字の用字法. であ って、 前四つの方法で 作られた漢字を 用いて別の意味を 表現するようにしたものであ る。 すな ねち. ①象形 ⑤転注. ②指事 ⑥仮借. ③会意. ①形声. 四つの漢字の 構造法 一二つの漢字の 用字法. まず、 四つの漢字の 構造法について、 それぞれを概要に 説明する。. の. 象形文字 象形 宇 とは具象的な 事物の形の特徴を 描写することによって 字を作るもので、 具体的にいえ ば、. ロ. 、 月、 山、 鳥、 水などの字がそうであ る。. ② 指事文字 指事 字 には二種類あ り、 一つは純粋に 抽象的な符号。 たとえば、 上、 下、 一、 ニ 、 二などで、. 形に表しょうのない 抽象的な観念を 示すもの。 もう一つは、 象形 字 にあ る約束事の符珪を 付け たもの。 たとえば、 木. (木の下に横を. 添加してもとや 根を表す ) 、 末. (木の上に横を. 添加して 梢. やすえという 意味を表す ) など。 ③ 会意文字 会意字とは、 い くつかの象形字や 指事字を組み 合わせて、 こと。 たとえば、 武、 信など。 古代の人はよく こそ威武なり. ). ればならない. ). 」. ( 文士 止 ). 「曳を止める. とか、 「人の言を信となす」. よ. り複雑で新しい 意味を表す字の. 武 となす. (人が話をする. (戦争を制止できるもの. 時には信用を 重んじなけ. という。 このほかに 益 (盆や 鉢などの道具の 中に水が溢れるという 意味 ) 、 監 (人. ㈲目が水の人った 盆などの中を 見ている形で、 鏡で照らすという 意味を表す ) など。.

(3) 漢字簡略化の 歴史的根源とその 現状について. 67. 一 あ わせて日本と 中国における 漢字改革を比較する. ④ 形声文字 形声 字 とは、 意味を表す 形待 と昔を表す声 符 とが結合することで 作られた字のことで、 たと えば 江 、 河、 松、 神など。 以上の四つの 構造法には「 文 」と「 字 」の二種類に 区分できる。. 許慎の分析によれば、 六書において、 象形と指事の 文字は二 つに 分けられないものが 文. ( 文様、. 絵文字のこと ) であ り、 会意と形声という、 二つあ るいは二つ以上のもので 合成されて文字を 構成 しているものが 字であ る。 文は漢字の基本的な 構成素であ り、 字は文を基礎にして 組み合わせをす ることで成り 立っているもので、 文から派生し 増えていったものであ る。 そのため彼の 著作は『 説 文 解字. (せつもんかいじⅡという。. 漢字の形成過程は、 一般的にいえば、 まずそれ自身を 分解することのできない 象形、 指事という 二種類の「 文 」が生まれ、 ついで二 つ あ るいは二 つ 以上の「 文 」で構成・合体された「 字 」が生ま れる。 合体字の最初のものはいくつかの 漢字要素であ る「 文 」が合わさって - つの意味を表示すも の 、 つまりそれが 会意字であ り、 その後に意味を 表示する部分と 昔を表現ずる 部分で合成された 形. 百字が生まれた。 六書における 形声 手 という方法の 誕生をもって、漢字のシステムは 基本的に成熟したことになる。 形声字は多くの 字を生み出すことのできる 道守法であ り、 この方法が誕生したことで、 (会意字のよ うな ). 多くの 隔 と努を積み重ねることで 一つの字を作るという、 形の整わない、 煩雑な傾向を 避け. ることができるよ. う. になった。 たとえば会意字の 嚢. (. cuan. ,. サン. は , 上の部分は二つの 手で鍋を持ってかまどに 置くことを意味し. 飯を炊く,かまど) という字 下の部分は . 本 ㈹木を持って 火. の上に置く, ということを 意味しており ,合計で9 個の漢字構成素から 成り立っている。 もしも漢. 字がこのようにして 意味を表すとなると、. あ まりに雑然としたものになってしまうであ. ろう。. 次に転注 字 と仮借字の二種類の 用字法だが、 ⑤の転注 字は ついての解釈はかなり 複雑であ る。 許. 慎は「老は、 考 なり、 考は、 老 なり」と説明したが、 基本的には転用によるのであ って、 必ずしも 形体結合の類型を 示していないので、 ここでは省略する。 ⑥の仮借字は 発音が似通った 字を借りて 表す方式であ り、 表現しにくい 抽象的な観念を 同音字によって 書写したものであ る。 許慎は「 令. 長 はその例であ. る」 (令は命令の令から. ・. 県令の令に、 年長の長から 県長の長に借りた 意 ) と説明した. が、 一般にはこの 二つの例字が 派生養と考えられて、 別の例を挙げる。 例えば、 我 」という第一人 「. 称は兵器の象形定から 借りてきたものであ り、 来 「. とは 簸箕 ( みコ. 」. ( 元々は麦という. 字の象形 字 ) 、. 「. 其. 」. ( もとも. の象形 字 ) などもそうであ り、 同音代替の一種であ る。 もともとその 字ではなかっ. たものを昔が 等しいか、 もしくは似通っている 字で流用するやり 方は 、 新しい字を作ることはない が 、 言語の記録にお 、 、 ては新しい用法を 増加したに等しい。. しかしここで 強調しておくべきこ とは、 会意字と形声字は 初期の漢字形成過程においてすでに 異. 体 字を発生させていることであ る。 たとえば「 奔 」と「 棄 」は、 莫逆様になっている 子を二つの手 で 直接に捨てるのと、 道具の中に置いて 手で捨てるのと 二つの会意の 書き方があ り、 仙 」と「 悟 「. や 輝 」と「 暉 」よ 「. う. 」. に形声 字 の 偏男 が違 うか声符 が違うかという 異体字があ る。 また、 許慎の『説. 文解字』にあ げた転注字は 別の地域の方言区の 人々が作った 異なった字であ ると見なす人もいる。 たとえば「 橋 」と「 梁 」はいずれも 木労 で、 意味も同じで、 父、 琶 、 拳はいずれも 父親を指し、 た だ 声符 が異なるだけであ る。. ここで指摘しておきたいことは、 漢字は一定の 発展段階にまで 達したあ と、 その体系全体は 基本.

(4) 68. 漏. 皮疹. 的に固定化されていった。 しかし一宇が 一 語を表すという 単音節 語 では同音現象が 非常に多く発生. するため、 次第に漢字を 複合した二音節 話 によって語彙を 表示するようになっていったことであ る。 三 音節 語 が豊富になっていったことが、 漢字がそれ以上急激に. 増加しなくなった 原因の一つであ る。. もちろん、 新しい概念を 表す事物が発生した 時には新しく 文字を作るという 方法でそれを 表現す. ったが、 それは数のうえではあ まり多くない。 中国の場合には、 たとえば化学元素記号. る 場合もあ. を表す 繍 「. ( フッ素 ) 、. 鏑. ( ラジウム ) 、. 鈷. ( ウラン ). など。 また、 日本で作った 国字で中で「 峠 」「 働. 」. 辻 」などもあ る。. 要するに、 漢字には新しい 字を容易に創り 出すことができるという 特徴を持っているとともに、 そのことは同時に 異体字を容易に 生み出しやすいということでもあ る。 2. 漢字の表意的特徴によって 異体字が発生しやすい 一般に漢字は 表意体系の文字に 属すると見られている。 その一つの原因は、 それが誕生して 以来 途絶えたことのない 文字であ るからであ り、 もう一つはローマ 字、 仮名などの表音文字と 比べると そのように 兄 えるのであ る。 しかし漢字そのものからすれば、 漢字は象形文字であ るとか表意文字 であ ると絶対化していうことはできない。 というのは、 六書のうちの 仮借字や形声 字 には 声符 る. 労などを含んでいるし、 それとともに 現代の漢字では 符 珪化がいっそ. う. によ. 進んでおり、 漢字が誕生. した当初の象形の 意味をまったく 失っているからであ る。 しかしながら、 漢字はやはりかつては 語 を 表すものであ あ. ったのであ り、 少なくとも象形、 指事、 会意の方法によって 作られたよ字はそうで. り、 この他に形声 字 における 意符. (義符 ). の部分もそれが 記す 語 と直接関係している。. まさにこ. れらの漢字の 表意性は漢字の 特徴を反映しているのであ る。 とりわけ会意字と 形声 字 による道守法 の場合、 異なった 形勇. あ るいは. 声共 によって取って 代わることで、 新字を容易に 創. り. Ⅲすことにな. るのであ る。たとえば、 戦国時期の中山王の 墓器の銘文には 多くの新しく 作られた漢字が 見られる。. 女. 順. Ⅲ @ 心]. ( 上下の組み合わせ。. 戦国時期の中山王の 器物銘文より。 この字は秦が 文字を. 統一した時に 淘汰された。 ) 功-. 伸一一. [地 + 子 ]. [ 女士 胃 ]. -. 堵 一樹も. 氾一. 嬰笘愛. 蛮. 監. 璽. U上が. 幽 、 下が子、 同上、 淘汰された ). (左右の組み合わせ、. 同上、 淘汰された ). 涙 ・. 鑑一一 鏡. 釘. 埜 -一 埜 一軒. ここに列挙した. う. ち 、 鏡の意味を表す 文字のグループと 皇帝の印鑑を 示す文字のグループは 、 そ. の 偏や労の変化は 物質文化に変化が 発生したことを 反映している。 つまり材料の 変化が字形の 変化 をもたらしたのであ る。. たとえば、 最初、 人々は 盈. ( たらい ). に満たした水を 鏡としてつかっていたので、 人が皿のなか. の水を兄ることを 鏡に照らしていることとした。 監 という字は鏡の 意味を表す字であ った。 その 後、 銅鍋が誕生したことにより 金という字の 労を加えた。 鏡 という字は、 声 符を取り替えたもので、 その材料はやはり 銅のままであ った。 皇帝の印鑑も 最初は玉石で 作ったものであ り、 そのためその 字は上に由来する。 のちに銅の印鑑 を作るよ ぅ. う. になったので、 さらに金偏の 鉢を作った。 上による二種類の 書き方は、 一方は簡体、. も. , 方は繁体であ り、 いずれも戦国時代からすでに 併存していたものであ る。 これは「 爾 」の簡体.

(5) 漢字簡略化の 歴史的根源とその 現状について. 一 あ わせて日本と 中国における 漢字改革を比較する. 69. であ る「 ホ 」から類推したものにすぎない。. 漢字においてこのような 事例はとても 多くあ り、 古代における 漢字と社会文化の 関係を反映して いる。 社会文化は漢字の 形体の変化に 影響を与え、 文字はまたさらに 文字の使用者であ る社会文化 を反映することができる。 漢字が日本に 伝達されて以後、 日本は会意と 形声を利用して 多くの日本独特の「国字」を 創り出 した。 たとえば、 峠 、 辻 、 捧. ( けやき ) 、. 襖. ( たすき ) 、. 字 の 道 字の便利さを 証明しているものであ り、 畑. ・. 畠. 働など。 日本語における 国字の多さは、 漢 (人士 出. 、 白土田 ) の事例のように、 二つの. 形あ る字が容易に 異体字を誕生させるという 特徴を示している。 漢字に表意性があ ることが、 漢字で直接に 言葉の意味を 記録できるよ. う. にさせており、 これが長. 所であ ることは間違いない。 しかし同時にもう 一つの欠陥を 生み出している。 すなわち容易に 異体 字を生み出すことであ り、 一宇に何種類かの 書き方があ る、 というものであ る。 そして異体字が 多 くなると文字体系が 煩雑になり、 文字を使. う. 点からも、 習得する点からいっても、 文字体系が簡明. でなく、 学習や使用において 多くの負担をかけることになるので、 異体字を整理し、 簡略化する 必、 嬰 が発生する。. これは表意文字が 一定の発展段階に 達すると必ず 発生する問題であ る。. この点は歴史によって 証明されており、 い くつかの字書に 収録された字数の 変化が示す通りであ る。. 康煕字典 (1716 年 )47,035 字 大漢和辞典 (1960 年、 大修館書店 )49,964 字 漢語大字典 (1986 年、 中国四川辞書出版社 ) 約 56,000 字 中華字海 (1994 年、 中華書局、 中国友誼出版公司 ) 約 85,000 字 [ 今昔文字鏡単漢字. 10万字 版 ] (2001年 10月、 紀伊國 屋書店 ). (民間団体であ. る文字鏡研究会が 作. 成 ・公開している 文字セットで、 『大漢和辞典』をべ ー スに、 中華人民共和国の 簡体字、 台湾の繁体 字、 韓国の字体などを 収録 ) 。. 実際にはどの 時代にあ っても、 現実に使用される 漢字の数は有限なものであ る。 たとえば、 現在 の中国大陸では 3500 の常用字は現代出版物の 用字の 99.48% をカバ一できるという 統計結果があ る。. 漢字総体としては 数は確かに多いが、 康煕字典等における 大部分の漢字は 広義の意味での 異体字で あ って、. そのうちの多くはすでに 使われていない. ( 化石化した ). 文字であ る。. 3. ヰ写 工具と伝達媒体の 変化によって 異体字が発生しやすい 漢字を書写する 工具、 文献を伝達していく 系 に大きな影響を. 媒体、 書き写し印刷する 手段などの変化も、 漢字の体. 及ぼすことになり、 このため多くの 異なった書き 方. (異体字 ). や誤字、 別字とい. った 現象を生み出している。 たとえば手骨文、 金文、 竹簡、 絹など書写する 工具や伝達媒体の 違い によって字体に 違いがあ る。 書き写す. (抄写 ). 過程でもさまざまな 書き方が生じたし、 印刷版本の. 違いによる違いもあ る。 これらはいずれも 異体字を発生させる 原因となっている。 古代から今日までに 使用された筆記 具 、 伝達媒体、 印刷手段の一覧を 示すと次のようになる。.

(6) 70. 潟. 古字工具 毛筆. 牛 寄方法 写 (墨 ). 尖石 、 銅 山. 刻写. 毛筆、 尖刀. Ⅰ1@. 亥. 文献伝達手段 陶片、 骨片、 竹簡、 木簡、 絹. 封泥、 煉瓦、 紙片 (印刷の始源 ) 石碑 (漢意 平 五経、 魏 二体石経 ) 等. 押印 まず 写 、 ついで 刻. 抄写 拓本 ( 墨 ) 形板印刷. コンピュータに よ る キーボード、 ス. キャナ、 音声等の. (木 活字、. 等. 銅器、 印章、 銭幣等. 鋳造. 活版印刷. [ 絡円 ]. 手骨片、 陶器、 木器、 青銅器、 石碑、 函を封 じる粘土 (封泥 ) 等. まず 写 、 ついで 刻 、 模型作り、. 印鑑 (銅 ) 毛筆、 尖刀 毛筆. 粗細、 刷毛 ( はけ ) U@ノ J 、 ヘフ、 ノ ギⅡ 刻ノJ 、 へラ 、 ノミ. 艮珍. 紙 、 抄本書籍など. 碑帖 、 書籍など 紙 、 書籍 (唐 ) 鉛活字 ). 紙 、 書籍. プリンタ. 紙 、 書籍、 電子書籍、 HD. 、 CD. 等の電子供. 存 媒体. (二% 加山 コヒ。 一 ). 電子入力 このような書写工具、 書写方法および 伝達媒体の歴史的 発 G にともなって 漢字にさまざまに 変化 が現れ、 いろいろな版本、 異なった書き 方が登場したということも 自ずと推測できよう。 たとえば、 出 土 した 簡 申文献の中に 大量の俗字、 異体字、 当て字、 誤字が存在している。 計によると、 口合陰陽』と. あ る統. 二天下至道談コという 二種類の医学書において、 当て字、 俗字、 異体字、. 誤字は合計 10 % 以上にもなるとのこと。 このような状況は 多くの写本の 中で存在しており、 竹簡 や絡 串や 紙などに書写された 写本の俗字はその 後の字書の中に 収集されることで、 異体字発生の 原 因 め - つになった。. 要するに、 漢字は歴史の 流れのなか、 様々な原因によって 異体字が大量に 形成されたため、 その 数 が膨大なものとなった。 これこそは漢字改革の 歴史的必然性が 生まれる。. 漢字の簡略化の 傾向性と簡略化漢字の 功過. 二. 前に述べたように 漢字自身の特徴によって、 だんだんと繁殖していったが、 その一方で、 システ ふ としての漢字は 表記しやすさを 求めて自己調節されていったことも 事実であ る。. 「.漢字簡略化の歴史的傾向性 いかなる文字もすべて 二つの側面の 機能を有している。 一つは言語を 記録する機能であ. り. も,. 一 つは 書写手段、 符 サ としての機能であ る。 前者の機能は 言語を正確に 記録し、 言葉の意味を 明確. に区別することが 求められるため、 漢字は次々と 繁殖を重ね、 複雑な方向へと 発展していく。 後者 の 機能は簡略、 素早いことを 求め、 効率を追求する。 このため漢字には 絶えず簡略化を 求める傾向. も存在し、 この二つの傾向は 併存するが、 簡略さを求めることが 主流といえる。 1 ). 字体の構成素の 簡略化傾向. 漢字は初期の 段階では表意性と 言柴を記す時の 効果を強調することがかなり 求められたが、 -- 定 の 段階にいたると、 今度は簡略化が 求められるよ. う. になった。 多くの字体の 構成素の簡略化を 求め. る傾向が反映されている。 A 簡単から複雑へ. 初期においては 正確に記録し、 意味を区別する 必要から、 字形は複雑化し、 意符 を 増加させた。. (義符 ). や声 符.

(7) 漢字簡略化の 歴史的根源とその 現状について. 臥 - づ従. 領一 つ髪. 一. あ わせて日本と 中国における 漢字改革を比較ずる. 71. 屯 - ョ電. B 複雑から簡単 へ. 漢字の体系が 基本的に確定した 後、 また簡略化を 求めるよさになった。 下に列挙した 文字の例で もこの傾向が 見られる。 徳一 つ 爪. 髪 - づ頃. 富一づ 屯. 2) 漢字の字体の 発展変化の簡略化傾向 漢字の字体の 発展変化にも、 簡略化、 書きやすい方向へと 次第に発展している 傾向が反映されて いる。 商 代の手骨文、 金文. ( 大篆 ). --- 戦国文字 ( 六国の古文. 秦の篆文 ) 一一秦の小篆一一秦の 隷書. 一 - 漢代の隷書一一漢代の 草書 一 - 漢天・ 魏昔 の 槽 吾など、 たえず簡単で 書きやすい方向へと 発展. -. していった。. 3) 漢字の ヰ写 工具の進歩も 字体に簡潔化の 傾向 漢字の書写工具の 変化も漢字の 字形を統一させることとなった。 たとえば活字印刷などの 技術か ら 今日のコンピュータの. 普及などは、 手書きによる 異体字、 俗字が引き続き 増えるのを抑える 効果. をはたしている。. 実際には漢字の 簡略化はすでに 古代においても 存在しており、 それは多くの 場合、 正字の特定、 規範化と平行して 進行していった。 たとえば秦の 始皇帝の文字の 統一、 唐 代 の 字様学 、 明代の梅 麿 詐が 許慎の定めた 5 4 0 の部首を基礎にしてそれを 2. 1. 4 の部首に帰納して 合併したことなどは、. 一定程度漢字の 簡略化という 効果をもたらした。 現代のロ木、 中国大陸、 シンガポールにおいても 簡略化は行われている。 これについてはまたあ とで述べる。 2. 漢字簡略化の 各種の方法 漢字の簡略化というと、 人々は繁体字から 簡体字へという 概念を連想し、 簡略化とはあ たかも筆 画を減らすことであ るかのように 考えやすい。 実際には筆画を 減らすことは 漢字の簡略化の 一つの 方面にすぎず、 それは簡略化についての 狭義の理解であ る。 全面的、 広義に簡略化をとらえるなら ば、 その内容には、 漢字の字数の 精選、 漢字の筆画の 簡略化および 漢字字形の統一という 二つの 側. 面を含むべきであ る。 しかも厳格にいえば、 漢字の簡略化は 漢字の整理と 簡略化というべきであ る。 つまり旧字の 体系を整理するには、 取捨と加工をすることで 簡略化の目的を 達成するものであ る。 以下にそれぞれの 項目の説明を 行な 1 ). う. 。. 漢字字数の精選. 前にも述べた 通り、 漢字は歴史が 古く、 使用する人も 多く、 使用する地域も 広いし、 それに加え て新しい字や 異体字を容易に 生み出すという 特徴があ るため、 漢字の総数は 五、 六万字ほどに 達す る。. しかしこのように 多くの漢字はあ る特定の時期にすべて 使用されたというものではないし、 まし てや現代社会の 文化生清においてすべて 使用されるものでもない。 そのうちの多くは 異体字であ り、 Ⅰ康煕字典』を 例にすると、 そこには 9 3 2 9 組、 およそ 2 万字以上の異体字が 存在する。 このほ. かに、 もはや使われることがな い 宛字も存在する。 このため漢字の 簡略化の一つの 方法は、 まず 漢 字の体系を整理し、 共用し. ぅる 字体を選択し、. その他の異体字を 淘汰することであ る。. 中国大陸における 異体字の整理はっぎのように 行なわれている。 統計調査にもとづき、 異体字の整理を 行い、. 1. 9 5 5年. 1. 2. 月. 2 2 口に文化部と 文字改革委員会.

(8) 72. は. 潟. 『第一次異体字整理 表 』を共同発表した。. 同して 6. 1. 1. 艮珍. 9. 2 年になると、 文化部、 文字改革委員会等は 共. 6. 9 6 字の『印刷通用漢字字形 表 』を制定した。. 国家教育委員会は『現代漢語常用字 表 うちには常用 表 03. (3 500. 』. 1. 9 8 8 年に国家請言文字工作委員会、. 字 ) と『現代漢語通用字 表. 』. (7000. 字、 その. 5 0 0 字を含む ) を共同公布した。. 実際の字数の 削減は以下の A 、 B の二つぼまとめることができる。. A. 異体字の取捨. 氾. 涙 : 氾を選択して 涙を淘汰する。. 芥. 菜 : 充を選択して、 棄を淘汰する。 にの他の例は「異体字整理 表 」を参照のこと ). B. 同音代替字の 選択. 同音代替とは 筆画のより少ない 字でもって筆画の 多い同音字を 代替するというものであ る。 つま り. 同じ同音字のなかで、 筆画が少なく、 書きやすい字を 選定し、 その漢字グループのすべての 意味. を表現させてしまい、 他の字を用いないようにするというものであ る。 この同音代替の 方法によっ て 、 たしかに字数は 減り、 しかも漢字の 筆画も大幅に 減少させることになるが、 い くつか問題をも. 発生させている。 たとえば、. 后と. 後の字のうち、 后を選択し、 後を淘汰した。 干、 幹 、 乾のうち、. 十を選択し、 幹 、 乾を淘汰した。 面 、 麺のうち、 面を選択し 、 麺を淘汰した。 この他に 板. (間 ). 昔 ban,. " " 若枝 " ( マスタ一 ). " 閲 ",. という意味を 表すには以前は. を 用い、 " 板 " は 使. れなかった。 斗. (円 ). 昔 d6u,. 丑. (醜 ). 昔 chou,. 出. (駒 ) 、. 叶. "斗 ". は以前は容器を 表示するだけで. "丑". (葉 ) 、. 戻. は干支の一 つ であ り、 醜魎 (乗 ) 、. 別. (劃 ) 、. 姜. (曹 ) 、. " 門争 ". ( しゅ. 郁. (滋 ). うらぅ. 「闘争」 ). という意味は 本来ない。. という意味はない。. などはいずれも 純粋な同音代替であ. るが、 古書のなかでも 似たような事例が 存在している。 (穀 ), 昔如 , " 谷 ". 谷. とはもともと 山の谷間であ り、 " 穀 " は穀物を指したが、 同音であ ることで谷で. 穀に 代替した。 沌. (範 ). 杏 (傑 ). イコ. 巨 (徴 ). 沖. (衝 ). 才 (糸集 ). 制. (製 ). 克. (剋 ). 巻 (捲 ). 朱. (株 ). 須. 赴. (虞 ). 只. (祇隻 ). (髪 ). 准. (準 ). 葎. (薦 ). 向 (網 ). 念. (矧 ). これらはいずれも 古代の本字でもって 、 後に発生し分化していった 字に代替した 事例であ る。. 同音代替という 簡略化の方法は「 簡化 手絡 表 」において る。. 1. 0 0 近くあ り、 およそ 2 0% を占め. 漢字の数を減らし、 規範字の筆画を 減らすという 点では効果があ ったが、 このやり方は 字形. と字義. n漢字の意味 ). との関係を失わせるか 弱めてしまい、 一部の漢字においては 混乱をもたら. すことになった。 たとえば 干 (gan) 一一天 十. (. 幹 (gan). 幹助. (意気込み、. 乾 (gan). 一一- 乾燥、 乾 浄. ()q"" an Ⅰ. 一一乾坤. i-十. えとのこと ) 、 十文 やる気 ) 、 幹部. ( きれいなこと。. ( けんこん ) 、. (武器、. 乾隆. 戦争のこと. ). 十 (gan. gan) 樹木の幹. 繁体字や日本語では 乾浄 となる. ( けん. りゆう. ) - -. ( みき ). ). 乾 (qぬ n) と発音する時には 乾を. 用いる. これはとてもよくない 事例であ る。 というのは本来異体字の 整理という 範晴 には属さないもの なのに、 同音字を合併するというやり 方で処理したため、 簡体字と繁体字が 対応しない関係を 発.

(9) 漢字簡略化の 歴史的根源とその 現状について. 一 あ わせて日本と 中国における 漢字改革を比較する. 生させている。 武器を意味する 十の字でもって 十文. (武器 ) 、. 73. 幹事、 乾浄の二つの 意味を表す漢字. にしてしまった。 これらの字は 古代にはいずれも 存在し、 それぞれの役割があ ったのを、 幹と乾 の 字を干の繁体字としてしまったため、 簡体字から繁体字へとコード 変換をする時に、 本来は武 器の意味で用いた 字が 、 幹や乾に変わってしまうというような、 簡体字と繁体字の 非対応のため にいろいろと 滑稽な誤りが 発生している。 それだけでなく 商品広告において、 松の字を頭髪運転 (髪の毛がバサバサすること ). の髭にしてしまったことで、 訴訟事件になったことすらあ る。 私. 自身も台湾での 学術報告論文において、 T 古事記』における 敬語表現を表す「 御 」が抵抗を意味す る「 禦 」に変換されてしまったという. 見 がない. ). 経験があ る。 また「人天覚 云. 」. (人の話を受け. 売りする、. 定. の「 云 」が空の雲に 変わってしまう。 このような事例があ るため、 杏 港や台湾の人が. 大陸の簡体字を 批判するわけであ る。. 2) 漢字の筆画を 減らす 漢字の筆画を 、 減らす方法は ギ として以下のものがあ る。. A. 形声簡略化法 「. 簡化 手絡 表 」において形声簡略化法を 用いている漢字は 1 2 8 字あ り、 2 7% を占める。 形声. 字の簡略化は. ギ. として 声 符の変更. と意 符の変更の両方面から. 整するものがもっとも 多く、 意 符の変更あ るいは 声待. (. ( ( ( ( (. 行われており、 声 符の変更もしくは 調. と 意 符の両方ともを. 変更して新しい 形声 字を. 作るという事例もあ るにはあ るが、 それはごく少数であ る。 以下に事例を 挙げて説明する。 (態 ). 悉. (澄 ). 七コ巨. 囲. 園). (郵 ). け卜 ⅢⅢ Ⅱ 由. (認 ). 汰. (談 ). 辻. %. (燈 ). 灯. ). 祐 他心. (燦 ). 火@ll. 選). 迭. (,l 舜). ヤヘ. (願 ). /"" ,怒、. (驚 ). ,が、 LⅠ. (達 ). 一@ 法. ( 賓 ) 一--. (. ぐ懲愁. 欄). 桂. (鍾 ). Ⅱ『 トケノ. 種). T. 干. ト. (残 ). 肝. 慣). 伶. (噸 ). 甘屯. 遊). 避. 響). Ⅲ 古. B 会意簡略化法 会意字は形声 字た 比べると、 漢字の数そのものが 多くないので、 会意簡略化字の 数もそれに相応 して比較的少ない。 (陰 ). しかしむしろ 成功している 事例があ り、 人々から歓迎させている。 たとえば. l拐. に. 陽 Ⅰ一隅. (塵 ). C. @一. 体. (筆 ). 筈. (竃 ). 化土. 構成素の省略法. 部 件 ) の省略とは、 簡略化において 漢字の一部分を 消去し、 その特徴的部分あ 漢字の構成素 (L. る. いは輪郭を残すという 方法であ る。 そのためこの 方法による簡略字のうち、 特徴的な部分を 残した ものを「特徴 字 」と呼ぶこともあ る。 たとえば (實 ). 宝. (兄 ). %. (@ ) 一 一 防. (條 ). 条. (郷. (磨 ). ム. (廣 ). (ィ票 ). 一一一. き. 几. -. ) @一. (聲 ). 声. (滅 ). 火. (術 ) 一一一木. (猫 ). 一独. 多. け翻 一一. も. ( ほ月 ). 升. /. (業 ). 並. (醤 ). 「輪郭字 」と呼ばれるものは 次のようなものであ る。. 一区 -.

(10) 74. 潟. ( 奮 ) 一一- 奄 (奪 ). -一. %. (寧 ). 一 弓". (糞 ). 糞. -一. 良珍. 一. 舅手 仁. (E 怒;). 早. (疲 ) 一一. -------. (虜 ). (尋 ) -@一. ト凶. ""モ. 尹 ・Ⅱ. ここに紹介した 構成素省略法は 実質的には部分でもって 全体に代替する 簡略方法で、 これは漢字 の簡略化の歴史においてよく 見られるものであ る。 許慎の『説文解字』における「雀形」とか「 省. 声 」というのはこれら 構成素の省略につての 説明であ る。 D. 草 ヰの 措ヰ 化法. 漢字は /J、 篆になって以降、 構成素はかなり 符号化され、 もはや象形が 意味するものに 頼って意義. を表明するものではなく、 それ自身が直接に 意義を示すようになった。 草書の段階になると、 漢字 はその筆勢の 助けをかりてよりいっそ 体はよりいっそ に 向かうよ. う. う. う符. サ化が進み、 文字が作られた 時の本の意味から 離れ、 字. 簡単になっていった。 草書における 一部の字の筆画、 書き方は次第に 安定と統一. になり、 しだいに 偕 善化してゆき、 一つの簡体字体を 形成するようになった。 草書 偕. 善化による簡体字は 比較的歓迎されている。 歴代の俗字の 多くはこの草書借書化によるものであ る。 草書の偕 善 化はいく っ かの通用構成素 一 一 一 口. 十. (偏労 ). を生み出している。 たとえば. 杯. 金一ゃ. 庸一一時. "". 草. 一年. これらの 偏 男の使用頻度は 高く、 漢字簡略化のなかでとても 重要な役割をはたしている。 このほ かに 偏勇 には用いられない 草書 指 善化字も多い。 たとえば. -. 吾 「. 懐. 一. 与一一Ⅰ寸. 白山. 築一. 一リ市. 爪. 髪. 波. 馬. 力. 一対 過一. 固 東一. 劉. 圏. 且. 京 げ. 述. 愛. 愛. 図一一国. 長. 良. 簡化 手絡 表 」における草書 偕 善化 字は 1 3 0 あ まりあ り、 総数の 2 9% を占め、 第一位であ り、. この方法が漢字簡略化の 主要な方法であ ることがわかる。 この方法による 簡略化文字の 多くは歴史上登場したことのあ るものであ る。 三. 符号代替法. 文盲を一掃 し 、 文字を習得させる 必要から、 中国大陸においては 漢字の簡略化はこれらいく っか の方法以外に 、 読みにくく書きにくい 構成素にたいして 特に簡単な 符サを 作って代替するという 方. 法を用いて、 これらの構成素を 大幅に簡略化した。 たとえば. 「. (難 ) 、. (藪 ) 、. (漢 ) 、. (嘆 ). (観 ) 、. (歓 ) 、. (権 ) 、. (勘 ). (鶏 ) 、. (鳳 ) 、. (戯 ) 、. (郵 ). 娘 、 河、 収 欧、 枚 、 幼. 蒋 、 区、 戒、 刈. 又 」という 符珪 がこれほど多くの 構成素の代替をしているのであ る。 さらに (風 ) .一一区. 「. 一 維、 一 双、. メ 」の. (趙 ) 一一. 適. (匡 ). 一一区にれは 日本語でも見られる ). 符珪 でこれら複雑な 構成素を代替している。 又 」にしろ「 「. メ 」にしろこの. (同 ). 一一円. 神サが 代入さ. れる漢字の字形、 昔、 意味のいずれにおいても 関連性がなく、 一種の任意的な「無理符号」であ る。 これらの 符 手代替字の多くは 元. ・. 明 以来の簡体字であ って 、 長い歴史を持っているのだが、 これも. 厳しい批判を 浴びている簡略化のやり 方であ る。 このほかに、 サ). 「. 双 」と「 :. 」. (ミ. ではなく二点、 これは昔の金文においてよく 使われた繰り 返し符. という二つの 繰り返し符 サ があ る。 たとえば (轟 ) - 一- 姦. 一- 妓. (話 ) -. (条 ). 冬. (機 ) 一・. 柊.

(11) 漢字簡略化の 歴史的根源とその 現状について. 現神. 一 あ わせて日本と 中国における 漢字改革を比較する. 75. このふたつの 符号は二つの 構成素の繰り 返しを意味しており、一定の推理性を 有しているため「 有 サ 」とい. 「. う. と. ができる。. 簡 化学絵衣」において、 符 陣代替字は 3 3. あ り、. 7% を占めている。 数の. う. えでは多くはない. が、 いろいろ議論を 呼び起こしている 簡略化法であ る。. 3) 漢字の字体の 統一 1. 9 5 5 年 6 月に、 中国大陸では「標準字形研究 組 」が組織され、 印刷用漢字の 標準化の研究が. 始まった。 その日的は印刷用の 宋字体の形の. う. えでの違いをなくし、 印刷用 宋 体を可能な限り 借書. 体に近づけようとするものであ った。 一年あ まりの調査研究をへて、 1 9 5 6 年 9 円には「標準 字. 形 方案. ( 草案 ) 」を制定した。. 通用漢字字形 表 」を作り、. 1. その後「漢字字形整理 組 」が成立し、 これまでの基礎の 9 5 6年1. 1. う. えに「印刷. 月に正式に発布した。 この表には 6 1 9 6 字が収められ. ており、 印刷通用字体の 標準字形となった。 同時に、 これらの漢字について、 筆画数、 筆画の形状、. 筆画の順序、 構成素の部位などが 規定されていった。 字形の整理を 通じて印刷字体を 統一するとともに、 漢字の簡略化にも 役立つこととなり、 印刷字 体と手書き字体が 次第に一致するようになっていった。 これまで述べた 通り、 漢字の簡略化は 必然のことであ り、 中国大陸の漢字簡略化は. ヰ. として異体. 字の整理統合を 通じて漢字数を 減らし、 漢字の筆画数を 減らし、 漢字の字形を 統一する、 という二 つの手段を用いてきた。 これは漢字体系を 規範化する. ぅ. えの重要な措置であ る。 実際、 これらの方. 法を実施することを 通して、 中国大陸の漢字体系は 面目を一新し、 小学生や文盲の 人々が文字を 習 ぅ. ことが容易になった。 当時の中国大陸は 外部世界との 交流が閉ざされた 状況にあ り、 文字改革委. 員会の専門家の 研究と政府の 力 によって時代を 画する文字改革を 行った。 そのため漢字の 簡略化は 比較的よいものであ ったが、 対外開放政策を 採るなかで、 そこに存在する 問題点も次第に 明確にな ってきた。 たとえば簡略化する 時に異体字を 廃止し、 同音字に合併することが 多すぎたため、 簡体 字 と繁体字の正確な 対応関係を失い、 筆画数の減少を 強調しすぎたため、 一部の文字では 長方形の 四角い文字 (方 塊芋 ) という漢字がそもそも 持っていたバランスを 書いた文字 ( たとえば " 「 " " 「 " [ 廣と廠 ]. ) が. 生まれるということもあ った。 これらの問題は 対外開放政策を 採り、 海外と交流す. ることではじめて 突出することになったものであ り、 海外の中国人や 漢字文化圏の 漢字使用者およ び 多くの学者の 批判を招いている。. 三.. 日本と中国の 簡略化の比較. 漢字文化圏のなかで、 日本は漢字を 残し漢字を使用することが 最も多い国であ り、 漢字を使用し てからすでに. 1. 5 0 0 年 以上の歴史があ る。 しかも日本の 古代漢字のよ 献の資料の多さは、 中国以. 外のいかなる 国よりも多い。 漢字は口木のよ 化のなかに深く 根付いているが、 西洋 よ 化を積極的に 取り入れる過程で、 漢字の改革も 中国より早く 発生し、 しかもその改革を 実施した時期は 中国大陸 に先んじている。 字数の削減、 筆画の簡略化、 字形の整理という 面で、 共通するところもあ るが、 具体的な方針や 方向において 異なるところがあ るため、 簡略化の実際状況は 同じではない。 以下に ひくつかの点で 比較を行ってみる。 「.時間の比較 ロ木では明治 6 年 (1 8. 7. 3 年 ) に福沢諭吉が「文字 之教 」において「 ムツカ シキ 字ヲサヘ用イ. ザレバ 漢字 / 数 八二千九二千ニテ 沢山ナル 吋シ 」と漢字を制限する 提言を行っている。 さまざまな.

(12) 76. 鴻. 皮疹. 論争をへて、 日本政府は第二次大戦後の 1 9 4 6 年に「当用漢字表」. 1 8 5 0 字を、 1 9 5 0 年に. は「人名用漢字別表」を 公布するなど、 漢字改革を行った。 中国は 1 9 0 9 年、 1 9 2 2 年に一部の学者が 建議と提案を 行い、 1 9 3 4 年には学者と 2 0 0 名 以上の文字改革運動者および 1 5 を 発表し、 1 9 3 5. の雑誌 社 が連名で「 推 打手頭字. ( 芋頭字とは略字のこと ) 縁起」. 年 8 月に教育部が 公布した「第一次漢字表」には 3 24 字を収めた。 しかし. 9 3 6 年 2 月に、 また政府によって 廃止されてしまった。 1 9 5 6 年 2 月にいたって「漢字 案 」が公布され、 そこには 5. 1. 1. 簡化ま去. 5 の簡体字と 5 4 の簡略化 偏 男が収められた。 ここにいたって 簡体. 字方案がようやく 実施されるにいたったのであ る。 口木は中国より 3 6 年早く提起し、 1 0 年早く実行していることになる。. 2. 字数の比較 口木は当用漢字 (1 8 5 0 字 ) や常用漢字 (1 9 4 5 字 ) を制定することを 通してその使用を 限定し、 教育漢字 (1 0 0 6 字 ) を決めて各学年によって 規定したが、 中国は字数の 限定をして来なかった。 2 5 0 0 の常用字と 3 5 0 0 の通用字という 数字はあ るが、 それ以外の字の 使用を厳しく 制限する. ということはない。 特に教科書でも 古典の文章をそのまま 載せているが、 非常用字がかなり 入って いる。 また人名用漢字も 日本では制限されているが、 中国では制限されていない。 ロ木には仮名文 字 があ ることが、 漢字使用の制限を 可能にしているといえよ. 混乱の発生を 防ぐ. う. 。 そのため制限が 厳格に実施され、. うえ でわりと成功しているといえる。. 3. 簡略化の方法の 比較 共通する点はいずれもすでに 存在している 俗字のなかから 比較的簡単な 俗字、 略字を選ぶという 点であ る。 簡略化を以下に 類別してみるが、 日本の簡略化の 方法は中国のそれとほぼ 同じであ る。 A. 同音代替、 同音合併による 簡略化 字. B. 形声 字 あ るいは会意字の 偏男の字を取り 替える。 (程拝譚澤騨 一駅 択訳沢駅 ). C. 偏 男の省略あ るいはその一部分を 取り出して簡略化する. D. 草書の偕善化による 簡略化. E. 符サ による代替. (伸一 ィム. (合一会. 庸一応. (辮辮辮 耕一年 ) 。. 参一歩 気 一気. ( 鰯 一区. 聲 一声 ). ). 撤 一棟. 溜 雄一法. ). 4. 簡略化した字形の 比較 A. 日本と中国は 完全に同じもの. 7 9 字。. B. 筆画や書き方が 若干違. 1. 錬一山. 6 字。 辺. (辺 ). う. もの. 1. 4 字。. 単. D. 差異の比較的大きなもの. 1 7. 0 字. E. 中国は簡略化したが、 日本ではしていないもの. 略字、 C. (火 ). 写. 菖 -@. 諒一尺. (写 ). 舎. (舎 ). など. ((. ). 内が日本の簡. 以下司コ 1. 回だけ異なるもの。. ( 中国で合併した. F. 菓一党. (弁 ). か. 変 (弁 ). (変 ). 浅. (浅 ). 庁. (庁 ). など. 羊. (豊 ). など. (敗 ). K. (従 ). 友. (発 ). 2 4 Tデ. 愛. (愛 ). 爪. 敗. (長 ). 多くの同音字を 含む ). 日本は簡略化したが、 辮. (単 ). 中国ではしていないもの. 7 5 字. 佛 (<ム. ). 暇. (仮 ). 粋. 0粋 ). 訣. など. この他に中国では 異体字として 処理したものが、 口木では正体としている 字などがあ る。 以上に列挙した 各項目は原理の 点では中国と 同じだが 、 具体的な字 側 においては対象とする 範囲 の 広さが異なり、 選択も異なるため、 簡略化案の結果は 大いに異なったものとなっている。 日本は. 字数と用字の 範囲を制限することをかなり 徹底して行なった。. 「同義代替 (意味が同じことを. 他の言.

(13) 漢字簡略4%00 歴史的根源とその 現状について. 葉 で表現する. ) 」も行なわれている。. 77. 一 あ わせて日本と 中国における 漢字改革を比較する. たとえば「謙虚」で「謙遜」に 取って替え、 「厳守」で「 格守. 」. に取って替え、 「誕生」で「誕辰」に 取って替える。 これらは文字の 簡略化の範時には 属さないこと ではあ るが、 漢字制限がもたらした 語彙の変化であ る。そのため一部の 学者からは意見が 出ている。 しかしそうであ ってももし本当に 謙遜や格守を 用いようとするなら、 仮名を使って 書くことができ るのであ って、 その語彙を廃止するものではない。 四. ・漢字文化圏の 現行漢字の分岐問題への 態度とその改善の 可能性について これまでいくつか 述べてきたなかで、 漢字はそれ自身が 持っ表意という 特徴および何千年にもわ. たる使用過程で、 大量に異体字を 産Ⅲするとともに、 またたえず新字を 生み出し、 旧字を淘汰. し、. よりよいものにしてきたことをわれわれは 見てきた。 それと同時に、 漢字使用者としての 一般の民 衆 および政府は、 意識的、 段階的に漢字にたいして 整理、 改革を行い、 規範化してきた。 漢字の簡 略化は決して 現代人特有のものではなく、 紀元前 2 0 0 年以上も前の 秦の始皇帝の 書同文 と. 合せざる者であ る東方六国の 古文を「罷め」させ、 秦の文字に統一すること. )、. ( 秦の文. 棄国の小篆を 推し. 進め、 漢の武帝の時代には 秦 代の獄吏が使用していた 隷書を使用するようになった。 さらに魏の時 代の二体五経は 書写方式の統一のための 模範 本 となった。 席代になると 字様学 が誕生し、 明代には 正字法が生まれたなど、 漢字体系はたえず 整理と規範化がなされていった。 これは時代発展の 必要 にもとづくものであ り、 現実の漢字使用の 必要からであ り、・漢字発展の 規則に合致したものでもあ る。 当然ながら漢字がいつまでも 簡略し続けていくわけではない。 あ る時代でその 段階に一定的な. 安定性を持つ 文字系統を維持しなければならない。 中国大陸で 1977 年 ¥2月に公表された 第二回簡略 字の試行案が 間もなく取り 消されたのはそのためであ る。. しかしこれまで 述べてきたよ. う. に、 漢字そのものの 特徴からして、 これらの整理や 規範化、 漢字. の簡略化は一度苦労すれば 後はもう安泰というわけではない。 漢字文化圏において、 それぞれの国 や 地域は「 介 すること入しければ 必ず合し、 今すること久しければ 必ず 介 する」というさまざまな 政治や歴史の 変遷を経過するなかで、 漢字もそれにしたがって 分岐が発生し、 交流に困難が 発生し ており、 またどのように 相互に対応していくべきかという 必要性も発生している。. 現在の各国の 学者の研究成果からみると、 東アジアの文化圏内でこの 分岐に注目し、 積極的に改 善 あ るいは統一を 探求しょうとする 動きがいく っか 見られる。 それらをまとめてみると、. いく っ かに分類することができる。. 第一は、 統一すべきと ギ損 し、. そ. の 達成は一定な 段階で 吋能 であ る、 とみなすもの。 第二は、 統一すべきではなく、 それぞれ各自の. 体系を維持すべき、 とするもの。 第二は、 統一は難しいから、 対応する方法を 求め、 とりわけ電子 データの情報交換の 面での対応、 交換などの実現を 探ること。 第四は、 積極的に統計調査を 行い、 漢字コードの 符サシステムが 相互互換性を 持ち、 しかも字形の 違いに拘泥せずにそれぞれが 受け入 れられ、 応用に役立っ 電子コード 符サを 求めるというものであ る。. 歴史的観点から 見れば、 この分岐を解決する 方法は二つの 方面から着手することができるであ う. ろ. 。 学者がまず現実の 調査研究を行って、 実行可能な案を 提起する。 そして学者の 研究成果の基礎. にもとづいて、 政府間で協議を 行 方面の共同の 願いといえよ. う. う. 。 急激に国際化が 進行する現代にあ って、 このような動きは 各. 。 われわれはすでにきまざまな 調査データと 研究成果を目にしている。. ただ政治的な 協議の問題に 関わると、 まだ容易なことではないため、 当面は学者がよりいっそ. う. の.

(14) 78. 楠. 研究と模索を 行い、. Ⅱ公 な時間をかけて. 艮珍. 雰囲気を作っていく. 必要があ ろう。 科学的な研究分析を 行. えば、 分岐を解決する 実際に有効な 方法を作り出すことができるであ ろう。. [ 主な参考文献 ]. 1. 許慎『説文解字』中華書局. 北京 1979 年. 2. 中国国家請言文字工作委員会『現代漢語常用字 表 』、 請文出版社、 北京 3. 許 長安「実事求是 地 評価 簡 仕手一一紀 念. 『漢字 簡 此方案』公布. 3h 周年」、 『請文研究 i 1991 年 2. 期 4. 高 更生「 談 異体字整理」、 『請文建設 J 1g91 年 10 期. 5. 蘇培成. 「関船簡化. 漢字的 幾個有 争論的問題」、. 6. 佐藤喜代治『漢字と. 日本語』. 3. 明治書院. 7. 耕世 涯 『新中口簡体字研究』請文Ⅲ版位. 『詩文研究』. 東京 北京. 1988 年 二省 堂. 9. 博 永和『中口. 瀋陽. 朝 漢字字形対照』遼寧教育出版社. 1991 年 2 期. 昭和 62 年. 8. 林 四郎、 松岡 栄志 『ロ木の漢字・ 中国の漢字』. 東京. 1990 年. 1988 年. 1995 年-.

(15)

参照

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「文字詞」の定義というわけにはゆかないとこ ろがあるわけである。いま,仮りに上記の如く

本章では,現在の中国における障害のある人び

市場を拡大していくことを求めているはずであ るので、1だけではなく、2、3、4の戦略も

うのも、それは現物を直接に示すことによってしか説明できないタイプの概念である上に、その現物というのが、

式目おいて「清十即ついぜん」は伝統的な流れの中にあり、その ㈲

「他の条文における骨折・脱臼の回復についてもこれに準ずる」とある

噸狂歌の本質に基く視点としては小それが短歌形式をとる韻文であることが第一であるP三十一文字(原則として音節と対応する)を基本としへ内部が五七・五七七という文字(音節)数を持つ定形詩である。そ

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