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IRUCAA@TDC : 東京歯科大学広報 第277号 平成28年03月31日発行

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Title

東京歯科大学広報 第277号 平成28年03月31日発行

Journal

東京歯科大学広報, (277):

-URL

http://hdl.handle.net/10130/4360

Right

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平成28年3月31日発行 東 京 歯 科 大 学 広 報 第277号 (1)

第121回卒業証書授与式

第 121回卒業証書授与式は、平成 28年 3月 15日 (火)午前 10時より水道橋校舎新館血脇記念ホー ルにおいて挙行され、第 121 期卒業生 127 名が学 び舎を巣立ち新しい世界へ羽ばたいていった。 本号の主な内容 ・第121回卒業証書授与式 ……… 1 ・平成27年度 口腔科学研究センターワークショップ開催 ……… 16 ・平成27年度大学院歯学研究科修了式開催 ……… 21 ・第65回歯科衛生士専門学校卒業証書授与式 ……… 26

2016年2月・

2016年3月

277

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(2) 第277号 東 京 歯 科 大 学 広 報 平成28年3月31日発行 佐藤 亨学生部長から開式の辞が述べられ卒業 式が厳粛に開始された。石井拓男副学長の学事報 告につづいて、河田英司教務部長から127名の卒 業生が呼名されると、緊張した中にも嬉しさが にじみ出ている卒業生の顔が微笑ましく映った。 井出吉信学長から、卒業生を代表して山本麻貴さ んに卒業証書が授与された。 各賞の受賞は、学長賞に山本麻貴さんが選ばれ て賞状及び金メダルの授与を受けた。血脇賞受 賞者 4 名を代表して小崎芳彦君に、井上 裕賞は 石 彩記子さんに、精励賞受賞者10名を代表して 佐藤仁美さんに、卒業論文賞受賞者 9名を代表し て手束俊介君に、それぞれに賞状及び金メダルが 授与された。 その後、井出学長より卒業生へ告辞が述べら れ、水野嘉夫理事長、矢𥔎秀昭同窓会会長より卒 業生へ祝辞が贈られた。また、在校生を代表して 加藤栄助君(第5学年)から送辞が読み上げられ、 これに応えて卒業生代表の山本麻貴さんが答辞を 述べた。 最後に合唱部部長村上 聡講師(臨床検査病理学 講座)指揮、小久保楓香さん(第1学年)伴奏によ り全員で校歌を斉唱し、第121回卒業証書・学位 記授与式は閉式した。 引き続き記念品贈呈式が行われ、大学、同窓会、 父兄会からそれぞれ卒業生へ、卒業生一同から大 学へ記念品が贈呈された。 式を終えた卒業生は、血脇記念ホールで恩師と 共に記念撮影を終え、水道橋校舎新館第 3講義室 で卒業生一人一人と各受賞者に一戸達也副学長か ら賞状・金メダルが授与され、全ての行事が終了 した。 卒業生を代表して卒業証書を授与される山本麻貴さん (学長賞受賞者) 血脇賞受賞者4名を代表して小崎芳彦君が受賞 井上裕賞を受賞する石 彩記子さん 精励賞受賞者10名を代表して佐藤仁美さんが受賞 卒業論文賞受賞者9名を代表して手束俊介君が受賞 在校生を代表して送辞を述べる加藤栄助君(第5学年)

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(3) 第277号 平成28年3月31日発行 東 京 歯 科 大 学 広 報

学 事 報 告

同窓会から金一封と同窓会会員章を手渡される勉強対策 委員長の山本麻貴さん 謝恩会委員長の深澤俊也君が卒業生を代表して大学へ 金一封を贈呈 父兄会から金一封を手渡されるアルバム委員長の 小松万純さん 大学からの金一封を手渡される卒業準備委員長の谷口修一朗君 現在、本学に在籍する学生は、843名であります。 これらの学生の教育については、専任者として教授 59名、准教授 39名、講師 73名、助教 124名、助 手 1名の合計 296名、このほかに臨床教員、客員教員、嘱託教員および非常勤講師の合計 604名、合わ せて 900名が担当しております。 本日、第 121回卒業証書授与式において卒業証書を授与される者は、前記在籍者のうち 127名であり ます。これを大学設置以来の卒業生と合わせますと 8,972名、専門学校設置以来の卒業生と合わせます と 14,985名となります。 なお、髙山歯科医学院創立以来の卒業生を通算しますと 15,276名となります。 平成28年3月15日 東京歯科大学  副学長 石井 拓男

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(4) 第277号 東 京 歯 科 大 学 広 報 平成28年3月31日発行 第 121 期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。 東京歯科大学の教職員を代表してお慶びを申し上げま す。また、本日、卒業式を挙行するにあたり、ご来賓、 保護者のご出席を賜り、深く感謝申し上げるとともに、 お祝いを申し上げます。 東京歯科大学は皆さんが入学した年から水道橋校舎 への移転の準備をしてまいりました。一部本館の改修が 残りますが、この 3月の西棟校舎の完成をもって完了と なります。皆様には移転に際しまして何かとご不便を おかけしたと思います。皆さんは、水道橋キャンパスと、 それぞれに最新の設備を備えた 3つの附属病院において、最先端の歯科医学・歯科医療の知識・技術を 学び、そして医療人として必要なコミュニケーション力を培ってきました。 大きな被害をもたらした東日本大震災から 5年が経ちました。いまも多くの被災者が困難な生活を強 いられております。心よりお見舞い申し上げます。 当時、震災における被災地での支援活動においては、全国から多くの歯科医師が身元確認作業や歯科 医療活動に尽力されました。被災地での歯科医師の役割は大きく、避難生活をされる方々の健康を支え る上で、歯科治療や口腔ケアの重要性が再認識されました。 今日、団塊の世代が 75歳を迎える 2025年問題が医療界においても大きな課題になっております。口 腔ケア、摂食・嚥下機能の維持・改善、在宅での歯科治療など、歯科医師の役割は益々広い分野にわた り求められることになります。 諸君が最も活躍する 4、 50代になりますと超高齢期社会は、ますますその速度を増していきます。おそ らく皆さんの診療室にみえる患者さんは、何がしか疾患を持っている事と思います。その時に備える為に も、生涯学ぶ姿勢を持ち続けて下さい。そのことが後輩への良い励みにも繋がると思っております。 常に歯科医療は進歩していきます。卒業後も大学との連携を忘れないでいただきたいと思います。今 後も大学は諸君を学問的・精神的に支援してまいります。卒業生におかれましては、これからも本学同 窓として、末永く母校の発展を温かく見守っていただければと思います。 卒業おめでとう。

告     辞

東京歯科大学  学 長 井出 吉信

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(5) 第277号 平成28年3月31日発行 東 京 歯 科 大 学 広 報 卒業生の皆さん、また、ご父兄の皆様方 ご卒業おめでとうございます。 心よりお祝いを申し上げます。  本日は三つの話をさせていただき祝辞といたします。 一、本学の理念 本学は、常に歯科界の先導者としての歴史を刻んで まいりました。本学の創立者髙山紀齋先生、建学者 血脇守之助先生から百二十数年にわたり脈々と本学に流 れている建学の精神は「歯科医師たる前に人間たれ」とい う言葉に尽くされています。「高尚な素養ある真の歯科医の養成」を目的として創立されました。「素養 ある」の素養とは歯科診療技術の習得あるいは教養だけではなく、社会人として必要な幅広い知識を蓄 え、常に自分自身を高め続けていくことのできる能力を兼ね備えた人間性です。この精神が今日の歯科 界の基礎を創ったのです。創立時、現在、そして二十年、三十年後では歯科医の立場は異なっています。 しかし、そこに流れる精神は変わることはありません。 二、同窓生の在り方 長い歴史を継承・維持・発展するためには常に研究・教育・診療面において変革をしていく必要があ ります。変革には、情熱と誠意が必要です。卒業する皆さんも今日から東京歯科大学の同窓として大学 とともに情熱と誠意をもって刺激し合い、切磋琢磨して歯科界を先導していくのが伝統ある本学卒業生 の役目であると思います。 三、これからの生き方  「ヘリコプター・ペアレント」という言葉があります。頭上を旋回するヘリコプターのように子供を見 守り、心配になるとすぐ降りてきては指示や助け舟を出す親という事だそうです。一方、「深海に生き る魚族のように自らが燃えなければ何処にも光が無い」という言葉もあります。この言葉はハンセン病 を患った戦前の歌人明石海人の歌集の序文にある有名な言葉です。 今日は卒業式です。親の庇護を離れ、先人同様に自ら「あかあか」と燃えて、混沌とした歯科医学界か ら新たな一ページを作り上げていかれることを期待してお祝いの言葉と致します。

祝     辞

学校法人東京歯科大学  理事長 水野 嘉夫

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(6) 第277号 東 京 歯 科 大 学 広 報 平成28年3月31日発行

祝     辞

東京歯科大学同窓会   会 長 矢𥔎 秀昭 卒業生、そして保護者の皆様、ご卒業誠におめでと うございます。 卒業生の皆様には今日まで、本当に多くの試練を乗 り越えてこられたことに、心からの敬意を感じており ます。 今日の歯科大学の学生さんの置かれている環境は、長 年にわたる日本の歯科医療体制の矛盾から誠に厳しい 状況となっています。さらに歯科大学もその影響を多 大に受け、大学はじめ教職員の皆様にも多大なる負担 を強いられております。このような厳しい歯科教育環 境の中で、本日、無事に卒業の栄冠を勝ち取られたことは、本当に素晴らしいことと、心からお祝い申 し上げます。 昨年、東京歯科大学同窓会は創立 120年の記念すべき節目の年となりました。平成27年 11月 29日に 同窓会創立 120周年記念式典、講演会そして祝賀会にご来賓や同窓会会員など 800名を超える方にご参 加賜わり、大変盛会となり、大学はじめご父兄など多くの皆様のご支援に対して深く感謝しております。 本学の建学者である血脇守之助先生が120年前の明治 28年に、歯科医師は生涯にわたる研鑽と、共に 助け合い、さらに人間としての品格を高める必要があるとして、同窓会の前身となる「院友会」を創設さ れました。本学のすべての卒業生は、生涯にわたり同窓会会員となります。髙山歯科医学院以来の卒業 生は15,000名余となり、現在、9,100名余の同窓会員が都道府県など全国各地区の同窓会支部に所属して、 地域の人々の口腔保健活動や、さらに我が国の歯科医療の発展のために、多大なる活躍をされておられ ます。 現在、卒業して5年目までの会員は同窓会の「新進会員」となり、会費の減額やさらに毎週のように新 進会員の方のための卒後研修セミナーなどを開催し、皆様の臨床や研修の支援を行い、さらに「新進会 員のつどい」などを通じて、同窓会や会員同士の連携を図っています。血脇先生は同窓会を単なる親睦 団体として創設されたのではなく、歯科医学の研究や研修を目的とされていました。その設立の意向に 沿って同窓会は長年にわたり、継続して TDC卒後研修セミナーを開催し、同窓だけでなく、日本の歯 科医療の発展に多大なる貢献をしております。 創立120周年を記念して同窓会アカデミア構想を立ち上げ、将来の同窓会や日本の歯科界を担う人材 の育成に取り組んでいます。卒業生の皆様には積極的にこの同窓会のアカデミアにご参加賜り、歯科界 を担うリーダーとして、活躍されることを心から期待しております。 卒業生皆様の輝かしい未来と、東京歯科大学の益々の発展を祈念し、祝辞とさせていただきます。本 日は、誠におめでとうございます。

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(7) 第277号 平成28年3月31日発行 東 京 歯 科 大 学 広 報 冬の寒さも和らぎ、窓から見える風景も春を感じさせる陽気となってまいりました。 卒業生の皆様、本日はご卒業おめでとうございます。在校生を代表して、心よりお慶び申し上げます。 歯学を志し、ここ東京歯科大学に入学して 5年間、先輩方と多くの時間を過ごしてまいりました。こ れらの日々はかけがえのない思い出ばかりです。学校生活や勉学、部活動等で先輩方から学んだことは 大きな心の支柱となっております。 先輩方はこれから学生ではなく、歯科医師としての人生が新しく始まります。歯科医師は決して楽し いことばかりではなく、時に困難や大きな壁にぶつかることもあるかもしれません。しかし、東京歯科 大学で様々な経験を経て、多くの困難を努力して乗り越えてきた先輩方にできないものは無いと思いま す。 いつも身近でご指導してくださった先輩方とお会いできなくなるのは本当に寂しいことですが、先輩 方から教わったことを忘れず、本学の素晴らしい伝統を後輩たちへと継承し、そして、先輩方とお会い した時に恥ずかしくないよう、私たち在校生一同、頑張っていきたいと思います。 最後になりましたが、卒業生の皆様のこれからのご活躍とご健勝をお祈り申し上げ、送辞の言葉とさ せていただきます。 長く続いた冬の寒さもようやく遠のき、春めいた暖かな日々の到来が感じられるころになりました。 本日は、私たちの卒業証書授与式に、ご来賓ならびに諸先生方をはじめ多数の皆様のご臨席を賜り、 卒業生一同、心より厚く御礼申し上げます。ここに卒業の日を迎えられましたことを大変嬉しく思いま す。 只今、井出学長の告辞、そして水野理事長をはじめご来賓の皆様より励ましのお言葉をいただき、身 の引き締まる思いでございます。また、在校生から心温まる送辞を頂き、本当にありがとうございました。 私たちが東京歯科大学に入学したのは、今から 6年前のことでした。 着慣れないスーツを身にまとい、 6年間切磋琢磨し合う仲間たちと共に、これから始まる大学生活に少 しの不安と大きな期待を寄せて千葉キャンパスの正門に立った日のことが、つい先日のことのように思 われます。 学生生活を振り返ると、私たちは学問のみならず、様々なかけがえのない経験をして参りました。 在学中に先生方から教えていただいたこと、そして友人、また部活の先輩方や後輩たちと過ごす中で得 たことは計り知れず、一つ一つの経験が私たちを成長させると共に、今後の人生における貴重な財産と なりました。 中でも大きな出来事と言えば、 4年生の後期から私たちの学年は学び舎を、千葉キャンパスから水道 橋キャンパスへ移すこととなり、迎えた 5年生では水道橋病院を中心に登院実習をさせていただく最初 の学年となりました。

送     辞

答     辞

在校生代表   加藤 栄助 卒業生代表   山本 麻貴

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(8) 第277号 東 京 歯 科 大 学 広 報 平成28年3月31日発行 病院で実際に患者様と向き合う登院では、それまでの教科書を基とした勉学とは異なり、学んだ知識 を実践する毎日でした。直に耳にする患者様からの感謝や励ましの言葉に喜びを感じながらも、自分の 未熟さを痛感し、上手くいかず肩を落とすこともありました。自分だけでは解決出来ない困難なことに 直面することも少なからずありました。しかし、周りには、心配して声を掛けてくださり、熱心に指導 してくださる先生方をはじめ、職員の方々、家族、そしてそっと「大丈夫?」と言葉をかけてくれる友人 の姿がありました。苦しい時には助けを求めればいい、また苦しんでいる人がいたら自分の出来ること をすればいいという当たり前のことにも気付かされました。 その支えがあったからこそ、私たちは新たな場での登院をやり遂げることが出来、水道橋病院の理念 である「思いやりの心による医療」を実感することが出来たのだと思います。 そして、6年生となり、私たちはいよいよ国家試験を目の前に迎えることとなります。 皆で同じ目標を掲げ、今まで以上に一致団結して勉学に励み、あっという間に 6年生としての一年間が 過ぎていきました。そして、今日で私たちは 6 年間の大学生活を終えます。今も実感が湧きませんが、 ただ一つ確信を持って言えることは、ここまで皆でやってくることが出来たのは、いつも温かく、そし て厳しく指導・支援して下さった先生方、サポートしてくださった職員の方々、いつも私たちのことを 一番に考えてくれている家族、そして喜怒哀楽を共にした友人のお陰だということです。 今までは、卒業・国家試験合格という共通の目標に向かって努力してきました。これからは、 127名、 それぞれが自分で決めた道を歩むことになります。どの道も決して平坦ではなく、様々な困難が待ち受 けていることと思いますが、「歯科医師たるまえに人間たれ」という言葉を忘れることなく、東京歯科大 学の卒業生であるということを誇りに、最後まで最善を尽くし、一歩一歩、日々歩んで参りたいと思い ます。 最後になりましたが、これまでご指導・ご支援してくださった諸先生方、職員の方々、家族、友人、 そして私たちの大学生活に関わって下さった全ての方々に、改めて深く感謝申し上げます。それぞれの 道へ旅立つ私たちではありますが、どうかこれからも温かく見守ってください。時には、変わらぬご指 導・ご支援をよろしくお願い致します。 私たち卒業生一同、これからも皆様の期待に応えられるよう日々努力することをお約束し、また東京 歯科大学の更なる発展を祈念して、答辞とさせていただきます。

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(11) 第277号 平成28年3月31日発行 東 京 歯 科 大 学 広 報 定年退職のご挨拶 昭和 51年 4月に歯科理工学講座に大学院生とし て入学、昭和 55 年 10 月に講師として採用してい ただいて以来 40年が瞬く間に経過し、本年 3月 31 日で定年退職いたしました。この間、東京歯科大 学の教員としての責務を果たすことができたのは 金竹哲也名誉教授(初代歯科理工学講座主任)は じめ、講座の先輩、同僚の先生方ならびに歯科理 工学関係の諸先生方のご指導とご支援があったか らであり、心から感謝の意を表したいと思いま す。また、教務部長、情報システム管理委員長の 任を大過なく務められたのは、教務課、図書課を はじめとする職員の皆様のご尽力と感謝いたして おります。 歯科理工学は純粋な金属学や工学などを追及す るのではなく、いつも歯科臨床を念頭に置き、歯 科医療に貢献しなければならないとの教えのも と、歯科医師である自分の立場を考え、歯科用接 着剤、成型修復材、印象材といろいろな分野で、 使用方法を中心に口腔内環境を十分に配慮した緒 性質の変化について研究してまいりました。 平成 10年に教務副部長に任命されて以来退職ま で、教務副部長、教務部長を合わせて 18年間務め させていただきました。上司の井出吉信教務部長 (現学長)等のご指導を受けながら、総合講義をは じめとしてカリキュラムの改編、試験システムの 導入など、東京歯科大学の教育システムの改革に 貢献できたことは、私にとって大きな財産となり ました。また、大学で行っていた改革を中心に申 請した、文部科学省の「特色ある大学教育支援プ ログラム(特色 GP)」、「現代的教育ニーズ取組支 援プログラム(現代 GP)」、「大学教育推進プログ ラム」など、競争的資金を獲得できたのは、東京 歯科大学が一つとなって教育に取り組んでいる姿 勢を認められた結果と考えております。 今後とも、教育・研究・ 臨床において、関係各 位が自分の立場を理解し、一丸となってご活躍さ れることを祈念して、退任の挨拶とさせていただ きます。 略 歴 学 歴 昭和44年 3月 香川県立津田高等学校卒業 昭和45年 4月 東京歯科大学入学 昭和51年 3月 東京歯科大学卒業 昭和51年 4月 東京歯科大学大学院歯学研究科(歯科理工学専 攻)入学 昭和55年 9月 東京歯科大学大学院歯学研究科(歯科理工学専 攻)修了 昭和55年 9月 歯学博士の学位受領(東京歯科大学) 資格・免許 昭和51年 5月 第59回歯科医師国家試験合格 昭和51年 6月 歯科医籍登録 第69519号 平成16年 4月 日本歯科理工学会認定デンタルマテリアル シニアアドバイザー第52号 職歴および研究歴 昭和55年10月 東京歯科大学歯科理工学講座 講師 平成 2年 4月 東京歯科大学歯科理工学講座 助教授   平成18年10月 東京歯科大学歯科理工学講座 教授 東京歯科大学歯科医学教育開発センター教授(併任) 平成26年 4月 東京歯科大学歯科理工学講座 講座主任 学内における経歴 平成 6年 4月 東京歯科大学第1学年Aクラス副主任(平成7年3 月まで) 平成 7年 4月 東京歯科大学第2学年Aクラス副主任(平成8年3 月まで) 平成 7年 6月 東京歯科大学口腔科学研究センター研究管 理部分析生物研究機器主任(平成13年5月まで) 平成10年 6月 東京歯科大学教務部副部長(平成22年5月まで)  平成10年 6月 東京歯科大学図書委員会委員 平成13年 6月 東京歯科大学情報システム管理委員長 平成17年10月 東京歯科大学歯科医学教育開発センター主任 平成22年 6月 東京歯科大学教務部部長 平成22年 6月 東京歯科大学総合講義・実習検討委員長 (平成25年5月まで) 平成22年 6月 東京歯科大学共用試験実施委員長 学会および学外における活動 平成 9年 4月 日本歯科医師会器材薬剤室器材部会歯科器材検 討委員 平成12年12月 厚生労働省保健医療専門審査員  平成19年 4月 日本歯科理工学会理事  平成21年 4月 共用試験実施機構共用試験歯学CBT事後評価解 析委員会委員長  平成25年 4月 共用試験実施機構共用試験歯学CBT実施小委員 ■定年退職のご挨拶 平成 28年 3月 31日をもって、歯科理工学講座 河田英司教授、市川総合病院整形外科 白石 建教授、市 川総合病院放射線科 青柳 裕教授、社会歯科学講座 四家秀雄准教授、歯科矯正学講座 茂木悦子准教授が 定年を迎えられ、退職された。 歯科理工学講座 河 田 英 司 

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(12) 第277号 東 京 歯 科 大 学 広 報 平成28年3月31日発行 会FD専門部会部会長   平成25年 4月 日本歯科医学教育学会副理事長 受賞・表彰 平成16年7月 日本歯科医学教育学会教育システム開発賞 平成27年4月 日本歯科理工学会学会賞 定年退職のご挨拶 長い間、大勢の方々に大変お世話になり無事定 年を迎える事が出来ました。皆さまに心より感謝 申し上げます。私が市川総合病院に就職したの は、新病院の開院の日である平成 4年 7月 1日で、 23年 9 ヶ月の長きに渡り放射線科部長として勤め させていただいた事になります。その間、放射線 医学は目覚ましい発展をとげ、病院での放射線科 の立場も大きく変わってきました。放射線科医は 1名が 6名、診療放射線技師は 10名が 27名に増え、 増築をしていただき最高の放射線機器を十分に備 えた放射線科に成長しました。 5人の東京歯科大 学理事長、 4人の東京歯科大学学長、 5人の市川総 合病院長のもとで仕事をさせていただきました が、この成長は代々の幹部の先生方の放射線科に 対するご理解があっての事であり、お礼を申し上 げると同時に幸運な環境に感謝申し上げる次第で あります。 東京歯科大学の文化や伝統は、母校の慈恵会医 科大学と共通するものが多く、このなかでの 23年 間は、私にとって非常に心地良いものでありまし た。学生時代、東日本医科学生総合体育大会での 思い出のラグビー戦があったラグビー場に現在の 市川総合病院が建っています。また、長い間慈恵 会医科大学の歯科教授を務められた東京歯科大学 出身の田辺先生は高校時代のラグビー部の先輩で あるなど、“ご縁”も数多くありました。 放射線科は診断も治療も他科の先生との関わり が多い科でありますが、慶應義塾大学医学部の素 晴らしい先生方と一緒に仕事をさせていただいた 事も 23年間の大きな財産であります。慈恵会医科 大学には無いものを沢山教えていただきました。 私の専門の放射線治療では、私の大好きな頭頸部 癌の治療を口腔がんセンターの皆さまと毎日密に 連絡を取り合い、市川総合病院ならではの治療が 出来た事が最大の喜びでありました。 定年後も少しの間、放射線治療医としての仕事 をいただいておりますが、ここに無事定年を迎え て、皆さまへの感謝の念と自分の幸運をかみしめ ております。ありがとうございました。 略 歴 昭和44年 3月 東京都立青山高等学校卒業 昭和45年 4月 東京慈恵会医科大学入学 昭和53年 3月 東京慈恵会医科大学卒業 昭和53年 5月 東京慈恵会医科大学附属病院長直属の研修医 (昭和55年4月まで) 昭和53年 5月 第65回医師国家試験合格 昭和53年 6月 医籍登録 第243189号 昭和55年 5月 東京慈恵会医科大学放射線医学教室医員 昭和55年 7月 国際聖路加病院放射線科医員(昭和57年1月まで) 昭和57年 2月 東京慈恵会医科大学放射線医学教室助手 (平成4年5月まで) 昭和63年10月 医学博士の学位受領(東京慈恵会医科大学) 平成 4年 6月 東京慈恵会医科大学放射線医学教室講師 (平成4年6月まで) 平成 4年 7月 東京歯科大学放射線科助教授 平成14年 7月 東京歯科大学放射線科教授 (平成28年 3月 東京歯科大学定年退職) 市川総合病院 放射線科 青 柳  裕

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平成28年3月31日発行 東 京 歯 科 大 学 広 報 第277号 (13) 定年退職のご挨拶 難うございました。 略 歴 昭和44年 3月 東京都立葛飾野高等学校卒業 昭和45年 4月 東京歯科大学入学 社会歯科学講座 昭和51年 3月 東京歯科大学卒業 昭和51年 5月 第59回歯科医師国家試験合格 四 家 秀 雄 昭和51年 5月 東京歯科大学解剖学講座助手昭和51年 6月 歯科医籍登録 第69487号 昭和55年 4月 東京歯科大学解剖学講座講師 昭和56年 6月 歯学博士の学位受領(東京歯科大学) 昭和61年 8月 東京歯科大学解剖学講座助教授 平成 2年 4月 静岡県民生部保険課 指導医療官 平成18年 4月 埼玉社会保険事務局 指導医療官 平成20年 7月 群馬社会保険事務局 指導医療官  平成28年3月31日をもちまして定年退職となり 平成24年 9月 厚生労働省 関東信越厚生局群馬事務所  ました。私は2年前に中途採用となり社会歯科学 指導医療官を退職(平成24年9月) 講座に所属しながら社会歯科学、歯科医療管理学 平成24年10月 群馬県 上野村へき地歯科診療所管理者平成25年11月 東京歯科大学社会歯科学研究室非常勤講師 の教育に加え東京歯科大学の3病院(水道橋病院、 平成26年 4月 東京歯科大学社会歯科学研究室准教授 市川総合病院、千葉病院)の診療録適正化対策に 平成28年 4月 東京歯科大学社会歯科学講座客員准教授現在に至る 関わってきました。今年も本学は歯科医師国家試 験合格率総合1位を収め、これまで5年連続トップ を維持しております。学長以下全教職員並びに学 定年退職のご挨拶 生諸君の努力の結晶であり、とても喜ばしい限り であります。さらに欲を言えばめでたく歯科医師 となり保険診療をするにあたり十分な基礎知識を 歯科矯正学講座 持ち合わせ適切な診療録管理、診療報酬請求の知 茂 木 悦 子 識を身につけていただけたらとても素晴らしいこ とだと思います。  保険診療は契約診療であり、ルールに従ってい なければ診療報酬が認められず、返還となりま す。大学にとりましても多大な損失です。ルール このたび大学広報において定年退職のご挨拶を は極めて厳格であり妥協や甘えは通用しません。 させていただくことをたいへん有難く存じます。 ルールを正しく理解し関係する連携職種と共有す 大学を卒業して以来今日までの長きに渡り、本 るための協議を設け、絶え間ない意見交換を行う 学歯科矯正学講座において働けたことは歯科矯正 ことが重要です。医療機関により様々な環境問題 学という学問に惹かれ、患者さんに恵まれ、周囲 があります。日々問題提起し、より良い適切な状 の皆様に助けられたことに尽きます。 況に向けたレベルアップが求められます。このと 私は、昭和50年(1975年)、歯科矯正学講座に ころ2年毎の診療報酬改定において地域に密着し おける画期的な試みであった卒後研修課程1期生 た関連職種との連携医療の強化や高度な先進医療 として、ちょうど山本義茂先生のご退官の年に入 が保険導入されております。これは急増する高齢 局しました。当時あった1年限定の特別研究生と 患者の口腔機能改善やう蝕、歯周疾患に対する重 いう立場でしたが、もちろん歯科矯正学を1年で 症化予防に対応すべく評価されたものであり大い 学べるはずもありません。そこへ大学院希望を話 に活用していただきたいと思います。4月からも していたことを覚えていてくださった瀬端正之元 社会歯科学講座の客員准教授で引き続き業務を継 主任教授のご推薦もあり、翌年、大学院に進学し 続するご配慮をいただきました。微力では有りま ました。大学院では谷田部賢一元教授のご指導に すがこれまでの2年間で得たデータを分析し必要 より「日本人正常咬合者における歯牙・歯列弓形 な改善策を先生方と協力していきたいと思います 態の矯正学的研究」というタイトルで学位論文を ので今後とも宜しくご指導ご鞭撻をお願い致しま 書かせていただきました。これはストレートワイ す。以上退任のご挨拶とさせていただきます。有 ヤーの導入時と重なり、以後様々な仕様が発表さ

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(14) 第277号 東 京 歯 科 大 学 広 報 平成28年3月31日発行 れている関係で基本的な数値だと現在でも重宝さ れているようでございます。 その後、一色泰成元主任教授には 8020達成者や 長期保定の研究を応援していただき、講演や論文 などの機会を多く得ました。山口秀晴前主任教授 にはご就任早々米国留学をご許可いただき、念願 の留学を果たすことができました。また、末石研 二主任教授のもとでは温かいご理解のもと病院内 の医療連携や病院サービスの仕事なども思いっき りさせていただきました。さらにここ10年は特に 井出吉信学長をはじめとする先生方のご推薦で本 学の看板である学部学生教育にも携わることがで き、これも私にとっては新鮮で且つやりがいのあ る仕事でありました。 この紙面だけではお世話になったすべての皆様 に感謝の気持ちをお伝えすることは到底できませ んが、無事、充実して過ごせましたことをご報告 し、心より厚くお礼申し上げます。 今後は微力ながら客員教授として大学のお役に 立ちたいと存じます。何卒よろしくお願い申し上 げます。 略歴 昭和44年 3月 茨城県立下館第一高等学校卒業 昭和50年 3月 東京歯科大学卒業 昭和51年 3月 東京歯科大学特別研究生修了 昭和55年 3月 東京歯科大学大学院歯学研究科(歯科矯正学専 攻)修了 昭和55年10月 歯学博士の学位受領(東京歯科大学) 昭和56年 4月 東京歯科大学歯科矯正学講座 助手   平成 9年 7月 東京歯科大学歯科矯正学講座 講師   平成14年 5月 米国テキサス大学サンアントニオ校Visiting Research Professor 平成16年10月 東京歯科大学歯科矯正学講座 助教授   平成19年 4月 東京歯科大学歯科矯正学講座 准教授 (職名変更) 平成25年10月 東京歯科大学病院教授   平成28年 4月 東京歯科大学客員教授 資格・免許 昭和50年 5月 第57回歯科医師国家試験合格 昭和50年 7月 歯科医籍登録 第68066号 平成 2年 8月 日本矯正歯科学会認定医(第382号) 平成 2年 8月 日本矯正歯科学会指導医(第114号) 平成15年 2月 臨床修練指導歯科医(第357号)  平成18年12月 日本矯正歯科学会専門医(第52号) ■名誉教授の推薦について 平成28年 2月16日(火)の第648回教授会におい て、本学名誉教授規程に基づき、本年3月31日付 で定年退職される河田英司教授を名誉教授に推薦 することが了承された。これを受け、平成28年 2 月26日(金)開催の第699回理事会において承認さ れた。

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(15) 第277号 平成28年3月31日発行 東 京 歯 科 大 学 広 報 ■第150回歯科医学教育セミナー開催 平成 28年 1月 25日(月)午後 6時より、水道橋校 舎本館第 1 講義室において、第 150 回歯科医学教 育セミナーが開催された。今回は、「医療事故調 査制度について ~制度の概要および病院のすべ き準備・対応~ 」と題し、平沼髙明法律事務所弁 護士の末石倫大先生より説明があった。 はじめに、末石先生より医療事故調査制度と は、医療に起因して予期しない死亡や死産事故が 起きた場合には、調査をして遺族とセンターに届 け出なければならない仕組みになっており、医療 法を根拠法令として、平成 27年 10月 1日にスター トした制度であると説明があった。そして、制度 が正しく運用されることで、医療者の人権を守り つつ、医療安全を向上させることができるので、 制度についての概要と病院がするべき準備・対 応、リスクや注意点をしっかりと把握することが 重要になってくると説明があった。 つぎに、制度の流れということで、病院が対応 すべき、①対象事例か否かの判断、②遺族への説 明、③センターへの報告、④調査、⑤遺族への結 果説明、⑥センターへの結果報告について、いく つかの事例を示した判断プロセスの説明があり、 死亡・死産事例が生じた場合に、現場の医療者か ら病院長や「医療に係る安全管理のための委員会」 に報告するシステムの構築と各医師・歯科医師に 制度の内容を周知しておくことが必要になってく ると説明があった。 また、制度について、①医療安全委員会が準備 しておくこと、②現場の医療者が普段から行うべ きこと、③医療者が死亡発生時に行うべきこと、 ④死亡事故発生時、医療安全委員会が行うべきこ と、⑤病院長が行うべきこと、⑥医療事故調査委 員会が行うことについて具体的な説明があった。 最後に、弁護士から見た本制度ということで、 制度を利用するメリットとリスクについての説明 があり、制度に慣れない間は手探りであたるほか ないが、この制度は上手に使えば、死亡原因の適 正な把握、医療者の納得、遺族の理解、医療安全 の向上に資すると考察がなされた。 当日はテレビ会議システムで市川総合病院、千 葉校舎にも中継された。まだ導入されて日が浅い こともあり、また、医療機関において大変重要な 制度でもあることから、質疑応答も活発に行われ 大変有意義なセミナーとなった。 ■一般入学試験Ⅰ期・大学入試センター利用試験 Ⅰ期、一般入学試験Ⅱ期・大学入試センター利用 試験Ⅱ期、編入学試験B、学士等特別選抜B実施 平成 28年度一般入学試験(Ⅰ期)・大学入試セ ンター利用試験(I期)が、平成 28年 2月 2日(火) 午前 9 時より、水道橋校舎本館および TKP 新大 阪ビジネスセンター、 TKP 博多駅前シティセン ターの 3会場において実施された。 Ⅰ期は、一般入学試験363名、大学入試センター 利用 139名、併願者 124名、合計 502名(実数 378名) の志願者があった。一般入学試験志願者には英 語、数学、理科の 3科目の学力試験、小論文、面 接を実施した。大学入試センター利用試験志願者 は、1月 16日(土)、17日(日)に実施された大学入 試センター試験において本学が指定した科目を予 め受験してもらい、2月 2日(火)に水道橋校舎お よび大阪会場、福岡会場において小論文、面接試 験を実施した。一般(Ⅰ期)、大学入試センター利 用(Ⅰ期)共に 2月 4日(木)夕方に本学ホームペー ジにて合格者が発表され、合格者に合格通知が発 送された。 また、平成 28年度一般入学試験(Ⅱ期)・大学 入試センター利用試験(Ⅱ期)は平成 28年 3月 12 日(土)午前 9時から水道橋校舎において実施され た。一般入学試験では 191名、大学入試センター 利用 16名、併願者 15名、合計 207名(実数 192名)、 また、編入学試験 B、学士等特別選抜 Bも同時刻 に水道橋校舎で開始され、 14名の志願者があり、

学内ニュース

説明される末石先生

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(16) 第277号 東 京 歯 科 大 学 広 報 平成28年3月31日発行 小論文・小テストおよび面接試験が行われた。一 般(Ⅱ期)、大学入試センター利用(Ⅱ期)は共に 3 月 14日(月)夕方にⅠ期と同様に合格者が発表さ れた。編入学試験 Bの合格者は、来年度の第 2学 年に、学士等特別選抜 Bは第 1学年に入学する予 定である。なお、合格者には 3月 14日(月)に合格 通知が発送された。 ■平成 27年度水道橋病院臨床研修歯科医症例報 告会開催 平成 28年 2月 9日(火)と 10日(水)の両日午後 6 時 30分より、水道橋校舎本館第 1講義室において、 平成 27 年度水道橋病院臨床研修歯科医症例報告 会が開催された。この会は、 1年間の臨床研修の 総括として、臨床研修歯科医自らが治療を行った 症例について学会形式で報告するものである。第 13 回目となる今回は、水道橋病院の臨床研修歯 科医が持ち時間 5 分の口頭発表により 2 日間にわ たって症例報告を行った。 報告会は水道橋病院の教職員の他、協力型臨床 研修施設の指導医の先生方にもご臨席いただき、 活発な質疑応答が行われ、今後の診療に役立つア ドバイスもいただいた。 なお、各発表は「発表内容の理解度」「プレゼン テーション能力」「診断および治療計画の立案」等 の項目で評価され、評価を集計の上、優秀な発表 者 3名を研修修了式にて表彰する予定である。ま た、全ての発表内容を報告書として後日まとめる 予定である。 研修修了を間近に控えた臨床研修歯科医にとっ て、この症例報告会は 1年間の研修の集大成であ り、その締めくくりに相応しい会となった。 ■平成 27年度 口腔科学研究センターワーク ショップ開催 平成 28年 2月 19日(金)午後 4時より、水道橋校 舎新館血脇記念ホールにおいて、口腔科学研究セ ンターワークショップが開催された。 村松 敬口腔科学研究センター研究機器管理部 長の司会で開会し、井出吉信学長よりご挨拶をい ただいた後、石原和幸口腔科学研究センター所長 から、口腔科学研究センターの今後の展望につい て講演が行われた。 引き続き、山口 朗客員教授(口腔科学研究セン ター)から「口腔科学研究の現状と将来」と題して、 基調講演が行われた。基調講演の中では、口腔科 学研究センター新規プロジェクトの概略説明も行 われ、東 俊文教授(生化学講座)と後藤多津子教 授(歯科放射線学講座)より説明があった。 最後に、学長奨励研究助成採択者の菊池有一郎 助教(微生物学講座)から研究成果報告が行われ、 笠原正貴実験動物施設管理部長の閉会の辞により 終了した。当日は、多数の方が参加し、活発な論 議が繰り広げられた。 症例報告会終了後に全員で記念撮影 発表する研修歯科医 研究成果報告をする菊池助教

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(17) 第277号 平成28年3月31日発行 東 京 歯 科 大 学 広 報 ■平成27年度水道橋病院教職員研修会開催 平成 28年 2月 25日(木)午後 6時より、水道橋校 舎本館第 2会議室において平成 27年度水道橋病院 教職員研修会が開催された。今回は「手洗い講習・ 処置時の飛散状況」と題し、感染予防対策チーム 委員会副委員長の菅原圭亮講師が、日常診療にお ける手洗いの確認と病院内の環境および外科処置 時の飛散状況の報告を目的に講演を行った。 昨年度、各科外来にてパームスタンプを用いて 職員の手指と周囲環境の状況を確認した。その結 果、手指の消毒が十分な職員の持ち物や周囲環境 は同様に清潔が保たれていたが、手指の消毒が不 十分な職員の持ち物や周囲環境は多くの菌が確認 された。今年度は参加者全員で動画を見ながらス クラブ法の確認を行った。また、病院内の環境と 口腔外科外来処置時の飛散状況を ATP測定器に て測定した。処置時の飛散よりもトイレのドアノ ブなどの方が、汚染度が高かった。この結果には、 会場からどよめきが起こった。パームスタンプお よび ATP 測定の結果より、日常の手指消毒の徹 底が水道橋病院での感染予防につながることが確 認された。今後はさらに様々な環境および処置時 に飛散状況を調査する予定である。 ■第4学年共用試験CBT-OSCE実施 平成 17年度から正式実施となった『臨床実習開 始前の学生評価のための共用試験』(医療系大学 間共用試験実施評価機構)が、第 4学年生を対象 に行われた。これは、社会からの要請に応え、信 頼される医師・歯科医師を養成するために、全国 の医歯学部を有する大学が参加し、診療参加型臨 床実習を推進するにあたり学生が一定水準以上の 知識、技能、態度を有しているか評価するもので ある。 CBT(コンピュータによる客観試験:知 識領域)が、平成 28年 2月 18日(木)に水道橋校舎 本館 13階第 1講義室で、 OSCE(客観的臨床能力 試験:態度・技能領域)が、2月 28日(日)に水道 橋校舎本館 13 階セミナー室、水道橋病院 2 階、 3 階の診療室等において実施された。また、 CBT 再試験が 3月 9日(水)に行われた。 CBTは、 150名の学生が一斉にコンピュータ画 面に向かって多肢選択式の試験に取り組んだ。今 年も昨年同様、選択肢が 6つ以上設けられる多選 択肢問題の 2連問(L形式)、順次解答型五肢択一 問題の 2連問、4連問(W,Q形式)、五肢択一問題(A 形式)の各形式で合計 320問、6時間におよぶ試験 が行われた。学生は、最後にコンピュータ上でア ンケートに答え、試験を終了した。 OSCEは、医療系大学間共用試験実施評価機構 で策定された共通課題、評価シート、評価マニュ アルに従って実施され、医療面接・説明指導系 2 課題、技能系 4課題にレスト(休憩)を加えた8 ス テーション(ST)で実施された。機構から 2名の モニター、他大学から 6名の外部評価者、外部か ら 6名の標準模擬患者( SP)の協力を得て、総勢 200名を超えるスタッフを動員して行われた。臨 床実習を間近に控えた学生たちは、真剣な面持ち で試験に臨んでいた。 ■平成 27年度市川総合病院医科・歯科臨床研修 医合同症例発表会開催 平成 28年 3月 10日(木)午後 6時より、市川総合 病院講堂において、平成 27 年度市川総合病院医 科・歯科臨床研修医合同症例発表会が開催され た。この会は、医科・歯科臨床研修医の臨床研修 の総括として、研修医自らが治療を行った症例に ついて学会形式で発表するものである。第 7回目 となる今回は、発表 6 分、質疑応答 4 分の持ち時 講演する菅原講師 発表する臨床研修医

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(18) 第277号 東 京 歯 科 大 学 広 報 平成28年3月31日発行 間により症例発表を行った。発表会は上級医や指 導医から、今後の診療に役立つアドバイスをいた だくなど、活発な質疑応答が行われた。 研修修了を間近に控えた臨床研修医にとって、 この症例発表会は臨床研修の集大成であり、その 締めくくりに相応しい会となった。 ■平成27年度第10回水道橋病院教職員研修会 開催 平成28年3月24日(木)午後6時より、水道橋校 舎本館第 1 講義室において、平成 27 年度第 10 回 水道橋病院教職員研修会が開催された。今回は 「平成 27年度対面指導・照会票指導総括および平 成28年度診療報酬改定」と題して水道橋病院診療 録指導委員会幹事委員である関川嘉昭非常勤講師 より、平成 27 年度中の水道橋病院医局員の診療 録記載に対する指導についての総括、ならびに平 成 28 年度診療報酬改定における各項目の変更点 および新設項目についての解説が行われた。 水道橋病院では、以前より診療録記載について、 診療録指導委員会幹事委員による医局員への診療 録記載の指導が行われてきた。平成 27 年度につ いても、継続してさらに丁寧な指導をいただいて いる。今回、診療録記載において不備の多かった 事項等が具体例とともに示され、基本的ルールの 再確認とさらなる質の向上が期待された。 また、平成 28 年度診療報酬改定について、主 要改定項目の概説ののち、とくに当院が関係する 改定項目に焦点をあて解説が行われた。今回の多 岐にわたる改定について、教職員の意識向上、改 定内容を把握するにあたり、各分野ごとにポイン トを絞った解説が行われ、4月からの診療におい て非常に参考となる内容であった。 最後に今年度で退任される黒須 誠臨床教授よ りご挨拶をいただき、水道橋病院関係者一同より 感謝の意を表した。今回の研修会は、保険医をは じめ、歯科医療に携わる水道橋病院のすべての教 職員が歯科医療を行っていく上で、大変有意義な 研修会であった。 ■平成27年度臨床研修医修了式挙行 平成 27 年度臨床研修医修了式が水道橋病院、 市川総合病院、千葉病院においてそれぞれ挙行さ れた。 水道橋病院では、平成 28年 3月 18日(金)午前9 時より、水道橋校舎本館大会議室において挙行さ れた。式は司会の古澤成博研修管理委員長の開式 の辞に続いて、矢島安朝水道橋病院長より研修修 了 者 29 名 に 修 了 証 が 授 与 さ れ た。 引 き 続 き、 矢島病院長より訓辞があり、「平成27年度臨床研 修歯科医症例報告会」(2月9日(火)・10日(水)開 催)の最優秀賞(笠原典夫)ならびに優秀賞 2名 (栗原由佳、水永潤子)を発表し、水道橋病院なら びにノーベル・バイオケア・ジャパン株式会社か らの記念品を授与し、修了式を閉式した。 式終了後に古澤研修管理委員長、春山副委員長を囲んで 説明する関川非常勤講師

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(19) 第277号 平成28年3月31日発行 東 京 歯 科 大 学 広 報 市川総合病院では、平成 28年 3月 17日(木)午 後 2時より、市川総合病院第 2・ 3会議室において、 医科と歯科の臨床研修医修了式が合同で行われ た。式は司会の小林友忠事務部長補佐の開式の辞 により始まり、西田次郎市川総合病院長から研修 修了者(医科 8名、歯科 6名)に修了証が授与され た。引き続き西田市川総合病院長の訓辞が行わ れ、その後小板橋俊哉副病院長(研修管理委員 長)、野村武史歯科研修管理委員長の挨拶があり、 修了式を閉式した。  千葉病院では、平成 28年 3月 24日(木)午前 8時 30分より、千葉校舎歯科臨床研修医室において、 平成 27年度歯科医師臨床研修修了式が行われた。  式は山倉大紀研修管理副委員長の開式の辞に始 まり、井上 孝千葉病院長から臨床研修歯科医に 修了証が授与された。引き続き、井上千葉病院長 による訓辞、石崎 憲研修管理委員長の挨拶が行 われ、修了式は無事に閉式した。 修了証を授与する西田市川総合病院長(左)

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(20) 第277号 東 京 歯 科 大 学 広 報 平成28年3月31日発行 ■第397回大学院セミナー開催 平成 28年 2月 18日(木)午後 6時より、水道橋校 舎新館第 3 講義室において、第 397 回大学院セミ ナーが開催された。今回は、朝日大学口腔機能修 復学講座歯科理工学分野教授の玉置幸道先生をお 招きして、「鋳造用鋳型材の研究から学んだこと」 と題して講演いただいた。  金属製補綴装置や修復物の製作は歯科精密鋳造 技術を応用する場合が大半であるが、その中で鋳 型材に着目した基礎科学研究の内容から、現在の 研究への発展への過程をご紹介いただいた。玉置 先生の研究テーマとして、大学院時代からチタン 鋳造用鋳型材開発、患者満足度を向上させる短時 間製作(急速加熱型埋没材の開発)、焼成時に発生 する有害ガスの抑止、埋没作業時への健康被害の 軽減、廃棄材料の再利用について歴史を交えて紹 介いただいた。現在は、鋳型材成分であるケイ酸 カルシウムが生成されることを利用した硬組織置 換材料の合成を試みていることを紹介いただい た。時代の流れとともに研究テーマの着眼点を変 え、自身の経験科学に基づいた発想でテーマを発 展させてきたことをわかりやすく説明いただき、 参加した大学院生は熱心に先生の講演を聞き入っ ていた。 ■第398回大学院セミナー開催 平成 28年 2月 23日(火)午後 6時より、水道橋校 舎本館大会議室において、第 398 回大学院セミ ナーが開催された。今回は、岡山大学大学院医歯 薬学総合研究科医学部生化学分野教授の竹居孝二 先生をお招きして、「細胞のカタチづくり:膜と 骨格のダイナミクス制御機構」と題して講演いた だいた。 組織発生における細胞の分化や、組織再生にお ける細胞の脱分化・再分化に伴い、細胞の形態は ダイナミックに変化するが、細胞のカタチづくり に寄与する細胞膜と細胞骨格の分子メカニズムが 解説された。細胞膜のダイナミクスについて、細 胞内小胞輸送はタンパクなどの巨大分子が膜小胞 により包まれて細胞膜や細胞内小器官から他の細 胞内小器官に運ばれる。細胞内小胞輸送のプロセ スは、細胞膜や細胞内小器官からの小胞形成や輸 送先への小胞融合などの機能分子には、生体膜と 相互作用して膜を伸展、陥入、湾曲、あるいは切 断するなど、膜変形能を持つものが多い。膜切断 に機能するダイナミンや、膜湾曲の感知、膜湾曲 の形成に機能する BAR タンパクファミリー分子 が関与するという説明がなされた。そして、アク チンは細胞の分子レベルでの重合・脱重合といっ たダイナミクス制御を受け、微小管を構成する チューブリンも重合・脱重合のダイナミクス制御 を受け、微小管の安定性を変化させるという実験 的裏付けを示しながら解説された。 参加した多くの大学院生たちは、熱心に先生の 講演に耳を傾けていた。 講演される玉置先生 講演される竹居先生

大学院ニュース

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(21) 第277号 平成28年3月31日発行 東 京 歯 科 大 学 広 報 ■第399回大学院セミナー開催 平成 28年 2月 29日(月)午後 6時より、水道橋校 舎本館大会議室において、第 399 回大学院セミ ナーが開催された。今回は、ニューヨーク大学歯 学部補綴学講座教授の山野精一先生をお招きし て、「遺伝子治療:口腔・顎顔面領域への応用」と 題して講演いただいた。  遺伝子治療とは、ターゲットとなる遺伝子を組 み込んだウイルスなどのベクターを患者に導入 し、疾患に関わる遺伝子を補充または抑制する治 療法である。 1990 年にアデノシン・デアミナー ゼ欠損患者に対して、最初の遺伝子治療が行われ てから、現在までに 100種類以上の遺伝子に対す る約 1700 例の臨床治験が行われている。ウイル スベクターを使用した遺伝子導入にはいくつかの 問題点がある。そのため、非ウイルスベクターを 用いた研究がすすめられている。 山野先生の研究室では、細胞障害性が低く、従 来のものよりも高い遺伝子発現効率を有する、非 ウイルスベクター開発に成功している。現在、こ のベクターの口腔がんによる疼痛や骨粗鬆症によ る骨破壊に対する遺伝子治療応用に繋がる研究を されており、動画などを交えて詳細に説明してい ただいた。講演の途中にも活発な質疑応答がなさ れ、充実したセミナーとなった。 ■第400回大学院セミナー開催 平成 28年 3月 2日(水)午後 6時より、水道橋校 舎本館大会議室において、第 400 回大学院セミ ナーが開催された。今回は、日本大学歯学部歯科 保存学第Ⅱ講座准教授の武市 収先生をお招きし て、「難治性根尖性歯周炎の病因とウイルス感染」 と題して講演いただいた。  根尖性歯周炎は口腔内常在菌の混合感染によっ て惹起され、咬合痛や歯肉腫脹および根尖歯槽骨 の吸収を招く。中には通常の感染根管治療を行っ ても治癒せず難治化することもあり、歯内外科療 法や抜歯が選択されることも少なくない。このよ うな難治性根尖性歯周炎の病因とそれに対する組 織や細胞の反応を解析することは、新たな治療法 を確立する上でも重要となる。 武市先生のグループでは根尖性歯周炎の免疫学 的検索を行っており、根尖歯周組織における一酸 化窒素産生が炎症性サイトカインの発現を誘導 し、血管内皮細胞間の接着を阻害することを解説 された。また、根尖性歯周炎は口腔内常在菌だけ ではなく、エプスタイン - バーウイルスにも感染 していることを明らかにし、潜伏性エプスタイン - バーウイルスが再活性化することによって根尖 病巣を難治化させている可能性についても解説さ れた。また、最後には最近のトピックスである revascularizationに関しても解説いただいた。今 回のセミナーを通じて、歯内療法学分野の臨床な らびに研究を進める上で大変興味深い多くの示唆 を与えていただき、講演後も多くの質疑が行わ れ、今後の臨床ならびに研究活動を行う上で大き な刺激を受けるセミナーとなった。 ■平成27年度大学院歯学研究科修了式開催 平成 28年 3月 15日(火) 午前 10時より、水道橋 校舎新館血脇記念ホールにおいて、平成 27 年度 大学院歯学研究科修了式が、第 121回卒業証書授 与式と合同で行われ、大学院修了生 34 名がアカ デミックガウンと帽子を装い出席した。修了式で は、修了生代表として鈴木瑛一大学院生(歯周病 学講座)に田﨑雅和大学院研究科長から修了証が 授与された。式終了後、水道橋校舎新館校舎第 1 講義室で全員に修了証が授与された。その後、大 講演される山野先生 講演される武市先生

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(22) 第277号 東 京 歯 科 大 学 広 報 平成28年3月31日発行 学院同窓会長賞の表彰が行われ、鈴木大学院生、 武内崇博大学院生(歯周病学講座)の 2 名が 矢𥔎秀昭同窓会会長より同窓会長賞を授与され た。 ■平成 27年度大学院学生会主催 大学院修了者 懇親会開催 平成 28年 3月 15日(火)午後 1時より、水道橋 校舎本館大会議室において、大学院学生会主催の 懇親会が行われた。懇親会は、井出吉信学長、 田﨑雅和大学院研究科長をはじめとした多くの大 学院の指導教授も出席し、盛会のうちに終了し た。 平成 27年度大学院修了式集合写真 平成 27年度大学院修了者懇親会集合写真

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(23) 第277号 平成28年3月31日発行 東 京 歯 科 大 学 広 報 ■エジプト・アレクサンドリア大学より訪問研究 員が来校 平 成 28 年 1 月 20 日( 水 ) か ら 2 月 6 日( 土 ) に、エジプト・アレクサンドリア大学補綴科の Sara Zayed 先生が老年歯科補綴学講座の訪問研 究員として来校した。歯科補綴学および老年歯科 補綴学の研究動向や研究手法を習得するための滞 在であった。現在のエジプトの高齢者率は高くな いが、今後の臨床需要の高まりや老年歯科医学教 育の拡充の必要性を見据え、老年歯科補綴学の学 生への講義や臨床基礎実習、また大学院生に対す る臨床研修プログラム等の見学や体験を積極的に 行っていた。今後の本学との研究や教育面での情 報交換が期待される。 ■台湾国立陽明大学のWen-Liang Lo准教授が来校 平成 28年 1月 26日(火)から 2月 4日(木)まで、 台湾国立陽明大学口腔外科准教授の Wen-Liang Lo 准教授が本学水道橋病院と千葉病院の臨床見学の ため来校されました。 台湾でも高齢化に伴い、摂食嚥下障害の対応が 急務であり、陽明大学でも摂食嚥下リハビリテー ションの部門を立ち上げ、教育、臨床の基盤を構 築していきたいとのことです。外来、訪問診療の みならず、セミナーにも参加され、熱心に研修を なさいました。お人柄も素晴らしく、将来にわた り全面的に協力をして参りたいと考えています。 (口腔健康科学講座 摂食嚥下リハビリテー ション研究室教授 石田 瞭) ■香港大学の歯学部学生が来校 平成 28年 2月 23日(火)から 25日(木)に、香 港大学歯学部の学生 2 名(第 5 学年)が Elective Study で本学を訪問した。歯科放射線科講座の 後藤多津子教授が香港大学で教えていた縁で、初 めての学生来校となった。本学のスタッフや学生 とすばらしい交流が実現し、今後も続くことが期 待される。

国際交流部ニュース

老年歯科補綴学講座に来校した Sara Zayed先生(左か ら2番目) 市川総合病院放射線科ロビーにて 市川総合病院スキルスラボでの実習の様子 Lo准教授(左)と井出吉信学長(中央)、山田好秋客員 教授との記念撮影

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(24) 第277号 東 京 歯 科 大 学 広 報 平成28年3月31日発行 ■第121期卒業生謝恩会 平成 28年 3月 15日(火)午後 6時より、東京ドー ムホテル「天空」において第 121期卒業生謝恩会が 開催された。 謝恩会実行委員長の深澤俊也君の開式の辞に続 いて水野嘉夫理事長、井出吉信学長、矢﨑秀昭同 窓会会長の祝辞、福田紳一父兄会会長の謝辞・乾 杯で歓談となった。歓談途中、各賞受賞者が発表 され、デンツプライ賞が長谷川 祥君と斎藤香里 さんに、パナソニック賞が谷口修一朗君に手渡さ れた。 総合司会の倉島智洋君と石 彩記子さんの流れる ような司会で、会は滞りなく進行していった。 つづいて、在学中に第 121 期生の修学指導を担 当したクラス主任並びに副主任の先生方に感謝の 花束贈呈が代表学生より行われ、歴代の学年主任 を務めた先生方からお祝いの言葉が贈られた。 会の後半には、第 121 期卒業準備委員長の谷口 修一朗君よりクラス会の名称が「一伸(いっしん) 会」と発表された。「121期が卒業する今年は干支 では申年。「伸」という字は“草木が繁り、果実が 成熟していくさま”を表しており、卒業一年目か ら同窓と共に伸び伸びと成長していく願いと、ひ いては国手という大木となって多くの人々の心を 安らかにせんという志を込めて命名しました。」と 報告があった。

学生会ニュース

深澤謝恩会実行委員長の挨拶で開会 司会の大役を務めた倉島君(左)と石さん 全員で記念撮影

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(25) 第277号 平成28年3月31日発行 東 京 歯 科 大 学 広 報 和やかに始まった謝恩会はあっという間に時計 の針を押し進めた。毎年の恒例となった校歌斉唱 は、学年主任・副主任と卒業生全員が登壇し声高 らかに斉唱。最後は謝恩会実行副委員長の平尾 充 君による閉会の辞をもって閉会となった。 ■第121期卒業生から大学に卒業記念品贈呈 第 121期卒業生からの卒業記念品として、水道 橋校舎本館・西棟竣工時の備品費用として金 50 万円が大学に寄贈された。平成 28年 3月 15日(火)、 第 121回卒業証書授与式終了後に行われた記念品 贈呈式において、卒業生代表の深澤俊也君から 井出吉信学長に目録が手渡された。 ■第109回歯科医師国家試験結果 第 109回歯科医師国家試験は、平成 28年 1月 30 日(土)、31日(日)の両日に実施され、3月 18日(金) に合格者が発表された。今回の受験者は全国で 3,098名、合格者は 1,972名。合格率(全国平均)は 63.7%であった。 本学からは、平成 28 年 3 月卒業の第 121 期生 127名、既卒者 7名の計 134名が受験、見事 125名 が合格した。 昨年に続き、合格率 93.3%(新卒者 94.5%、既 卒者 71.4%)という数字で、全国 29歯科大学、歯 学部(国公私立)では 5年連続トップの栄冠に輝い た。 ■本学教員著書について ・石井拓男, 平田創一郎[ほか]編 「スタンダー ド社会歯科学 第 6版」学建書院、2016 ・井上 孝[ほか]編「病理学総論にもとづく口腔 病理学」永末書店、2016 本学教員の著書について、特に収集に努めてお ります。著書発刊のおりには、図書館へご一報く ださいますよう、よろしくお願いいたします。 ■史料室への3点の寄贈品について 同窓生の方々より貴重な写真および歯科器械、 器材等をご寄贈いただいた。各寄贈品については 大切に保存・管理し後世に伝えたい。 1.髙山歯科医学院第一回卒業式の集合写真の寄 贈について 平成 28 年 2 月 8 日(月)、新潟県三条市在住の 八百枝正樹先生(昭和 50年卒)から寄贈。ご尊曾 祖父の八百枝康三先生が第一回卒業生で、その後 八百枝家で大切に保管されていた貴重な写真であ る。 2.歯科器械・器材の寄贈について クラス会名発表 謝恩会最後に全員で校歌斉唱

図書館から

<大学史料室から>

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(26) 第277号 東 京 歯 科 大 学 広 報 平成28年3月31日発行 ■第65回歯科衛生士専門学校卒業証書授与式 平成 28年 3月 11日(金)午後 3時より、ホテル  ザ・マンハッタン幕張において第 65 回東京歯科 大学歯科衛生士専門学校卒業証書授与式が厳粛な 雰囲気の中で挙行された。 この日は東日本大震災が発生してからちょうど 5年目にあたるため、哀悼の意を表して全員で黙 祷を捧げた後の開式となった。式は杉山哲也教務 部長が司会を務め、開式の辞に始まり、国歌斉唱、 高橋俊之副校長による学事報告の後、第 65 期卒 業生の 48 名全員に対し、井上 孝校長から卒業証 書が授与された。続く褒賞授与では、成績がもっ とも優秀であった小野知子さんに学校長賞が、 佐藤翔子さんを代表として在原杏海、尾崎美和子、 平成 28年 2月 15日(月)、長野市在住の小林則夫 先生(昭和 31年卒)から寄贈。 3.レストレーナー(患児固定装置)原型機の寄 贈について 平成 28年 2月 17日(水)、東京都目黒区在住の 後藤譲治先生(昭和 38年卒)から寄贈。本学小児 歯科時代にご自身が開発され実用新案を取得され た、レストレーナー(患児固定装置)原型機であ る。[実用新案登録 第 1584966 号 昭和 60 年 2 月 12日 小児用医療補助台] 1.髙山歯科医学院第一回卒業式の集合写真 3.レストレーナー(患児固定装置)原型機 2.歯科器械・器材 17点 足踏みエンジン1台、金圧延器1台、無縫冠形成器1台、 無縫冠形成器 付属品 一式、既成の無縫冠3箱、遠心鋳 造器1台、フラスコ圧搾器1台、蒸和缶2台、蒸和ゴム 2箱、縫冠結紮線2箱、歯列矯正器一式、ホイール修整 器 1台

歯科衛生士校ニュース

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(27) 第277号 平成28年3月31日発行 東 京 歯 科 大 学 広 報 酒井留奈、村佐真美さんに優等賞が授与された。 さらに、 3年間無遅刻・無欠席でよく勉学に励ん だことを讃えて、皆勤賞が 21 名に、精勤賞が 20 名に授与された。また、学外からの褒章として、 千葉県知事賞が小野知子さんに、公益社団法人日 本歯科衛生士会学生会員会長表彰が佐藤翔子さん に授与された。 井上校長の告辞につづき、来賓としてご臨席い ただいた水野嘉夫東京歯科大学理事長のご祝辞を いただくと共に、井出吉信東京歯科大学学長、 市川明美東京歯科大学歯科衛生士専門学校同窓会 会長からご祝辞をいただいた。在校生代表の 野田ひかるさん(2年生)から送辞を受けた後、卒 業生の代表として小野知子さんが 3年間の思いを 込めて答辞を述べた。「歯科衛生士専門学校校歌」 と「蛍の光」を厳かに斉唱し、第 65回東京歯科大 学歯科衛生士専門学校卒業証書授与式は終わり、 卒業生たちは歯科界へと巣立っていった。 引き続き行われた記念品贈呈式では、市川同窓 会長から代表の市川怜那さんに袱紗が手渡され た。また、在校生の金籠優生さん(2年生)からタ ンブラーと花が卒業生の伊東穂香さんに贈られ、 卒業生を代表して福山真夕さんから後輩たちのた めに文具一式が学校へ贈呈された。最後に 3年間 一緒に学んだ仲間と共に、恩師を囲んで卒業記念 の集合写真撮影が行われ、第 65 期の卒業証書授 与式の全ての行事が終了した。 今年は例年行っていた千葉校舎の講堂ではな く、ホテルの会場を借りての式の挙行となった。 海浜幕張という場所にも関わらず多数の方のご列 席をいただき、また心のこもったスピーチに涙す る場面もあり、大変心温まる式となった。 恩師とともに記念撮影 答辞を述べる卒業生

参照

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