看
護
短大
生 と
文系 短
大
生
の性
意
識
・
性 行 動
に
関す
る
調
査
と
そ
の
比 較
Study
onComparison
ofSexual
Consciousness
andSexual
Behavior
between
Liberal
Arts
Course
andNursing
College
ofJunior
College
Students
石 沢
敦子
要 約
本 研 究の 目的は, 看 護 短 大生 と
一
般 文 系 短 大 生の比 較から, 看 護 短 大生の性 意 識・
性 行 動の特 徴を明ら かにす る こ とで ある.
性 教 育は文 系 短 大生は100%, 看 護 短 大生は96.
29。が受 講, 「中・
高・
小学 校 」が中 心であっ た.
セ ッ クス につ い て の 情 報 源・
イメー
ジは文 系 短 大 生・
看 護 短 大生共に 「友 人 」か らが最 も多 くつ い で 「雑 誌,
本,
テレ ビ, ビ デ オ」の 順 に なっ た.
セッ クス 初 体 験年 齢は全 体で,16
歳〜17
歳が47.
88
%とほ ぼ半 数を占め た.
セ ッ クス をする ときに心 配 な もの は
,
共に 「妊 娠 」で ある が,
短 大 生は次に 「関係の 変 化 」で,
看 護 短 大生で は 「性 感 染 症」となっ た,
今回の 調査 結果 より下 記の ことが 判 明 した.
1)
性 教 育は文 系 短大・
看 護短 大生 共に入学以 前の学 校 教 育 が 中 心にな り, 以後, 看 護短 大生に行わ れ た教育は 性 意識 や 性行動 に 反映さ れてい ない.
2
)
性意識・
性行動 共に文系
短大 生・
看 護 短 大生の 大 き な 差はなか っ た.
3)
避 妊 につ い て は,
文 系 短 大生・
看護短 大生共に,
情 報や知識 は あっ て も確 実な方 法が実 施さ れてい ない.
4)
性 感 染 症 につ い ては 認 知 度 は 高い が,
防衛対策までの 認 識 は薄い.
キー
ワー
ド 性意 識,
性 知識,
性行 動,
看 護 短 大生, 短 大生 はじ
めに現 在, 性に関する意識は開 放 的とな り性 行 動も低 年 齢 化と 日常 化して い る
.
それ に伴い 10 代 女性の 人 工 妊娠中絶の増 加,10
代〜
20 代の エ イ ズ感染者の急 増 , 性 行 為 感 染 者の 増加 など性 行 為に 関 わる問題が 社会的 に も問 題 に なっ てい る,
これは将 来 母親,
父 親となる若 者にとっ て 母 子 感 染 や 不 妊 症の 原 因に な る など母 子 保 健 上 重 大 な 問 題 とな る.
マ ス コ ミ等に も取り上 げ ら れ,
若 年 者の性行 動につ い て はすで に 調 査さ れ てい る.
しか し将来 健 康を守る 仕事につ く 看 護を 目指す学生の意識は どの よう
な もの であ る か, ま た,
同 世 代 の人 と 比べ 特 異的 な 傾向が あるか知ら れてい な い.
そこ で今 回,
看 護 短 大生 と一
般 短大 生 の比 較 か ら,
看 護 短大 生の 性意識・
性 行 動の 特徴 を 明ら かに し,
母性 看 護 学に おける教 育の あ り方を 探 る基礎 資 料とするこ と を 目的に調査,
検 討を行っ た.
研
究
方 法
1)調 査対象 G 県内文系 短期 大学の 学生 (女 子 ) 100名 G 県A 看護 短期 大学生1年生71 名, 2 年生81
名, 3 年生 69 名 2 )調査 期 間 G県文 系 短 期 大 学生 2005 年 6月 G 県A 看護 短期 大学生 2005 年5 月 3)
調査方法と倫理 的 配慮自記式 質問紙に よ る調査 研 究
.
研究の 目的と調 査へ の協 力は学 校の成 績 など と一
切 関 係 し ない ことを説 明 し, 同意の 得ら れた学 生 を対 象に無 記 名で調 査 を行っ た.
回答 後は封 筒に 入 れ 回 収 用ボ ッ クス で回収 を行っ た.
4 )回収 率 G 県 内文 系 短期 大 学の学生 76 名 (769。)G
県A
看護 短期 大 学生1
年生70
名,
2年生72
名,3
年 生61 名(
91.
85%)
5)
調査 内 容対 象の 特 性
,
性教育につ い て, 性へ の 意識(
性行動 に対 する関 心, 性 交, セ ッ クス に対 す 189 桐 生 短 期 大 学 紀 要.
第17号。
2006一
る考 え方
)
性 行 動(
初交 体 験 年齢)
妊娠 避 妊に対す る知識 と意識 と行 動,
性 感 染 症に対 する知 識 と考 え につ い て多肢
選 択及び記 述で調査し た.
用 語
の定義
「セ ッ クス」は性
,
性別,
性 交 をさすが,
本 研 究 で は 必 ず し も性交に 限 ら ず 性 器へ の 接触があり, 性 的 な快 感がある こと とする.
「性 行 動 」とは性 欲に基 づ く行 為全 般及び 性 交 を さ し,
本 研 究 でも性 器の 接 触を伴わ ない行 為も含める.
「性意識 」はセ クシ ャ リ テ ィ全般における 意識を さすが,
本 研 究では 上記セ ッ クス に対 する意 識をい う.
結 果
1)学生の属 性 看 護 短 期 大 学生,
平 均 年 齢 齢は19.
8
歳で あっ た.
文 系 短 期 大 学生,
平 均 年 齢は19.
2
歳で あっ た,
2
)性 教 育につ い て.
性 教 育は文 系 短 大生は100%,
看 讓i
短 大生 は96.
2
% が受 講,
「中・
高・
小 学 校 」が中心であっ た.
又 学 校 以 外で は, 文 系 短 大生は 「医 療 関係 者 」が3L4
% 「友 人 」 550 % で看 護 短 大生 は 「友 人 」 4.
79% 「先 輩 」 1.
60%であっ た.
両 親を見ると 「父 親 」 「母 親 」か ら は文 系 短 大生 ,看護 短 大生共に約 0.
41%が受 けてい た.
性 教 育の内 容につ い て は 「身 体の仕 組み」 「妊 娠 」 「避 妊 」 「性 感 染 症 」 「セ ック ス」の5 項目につ い て で あ り文 系 短 大 生と看 護 短 大生に差は無かっ た.
3)
性 意言哉 セ ックス につ い て の情 報 源・
イメー
ジ は文 系 短 大 生・
看 護 短 大生 共 に 「友人」か ら が 最も多
くつ い で 「雑誌,
本,
テ レ ビ,
ビ デオ」の順 になっ た.
(図1) 臨 蝋 儡 蹣 跳 脇 媒 儡 隅 臥 睇 図1 セッ クスにつ い て の情報源 鰡 口 看 護 短 大 生 謹 圍 文 系 短 大 生 遘螺
泥
2孅 も 1811% 1 %賦
21矧 も謹
凝
10 瀦 a脇 031% 4 螺’
1
τ2跳 2 臨 27 協 031% 031%、
2鵬一
翫7眺 演 a7駒も 1躡 o %賦
叙癌
丶
゜
丶
曳
丶
墅.
イ q葱
さ}
,
容 ブ 窓,
硝 γ セ ッ クス と は どうい うもの かにつ い て は,
文 系 短 大生・
看 護 短 大生 共に上 位 は 「愛情表 現 」34.
22
% 「ふ れ あい 」 23.
23% 「子 ど も を作る ため の行為
」 14.
76% と なっ た.
交 際 相 手との セ ッ ク ス の会 話は, 「よく会 話する」 「た まに会話 する」 共に半 数以 上 を占め た
.
4)
性 行 動 セ ッ クス 初 体 験 年 齢 は全 体で,
16 歳〜
18 歳が 47.
88
%とほ ぼ半 数 を 占め た.
(図2) 図2 初 めてセ ッ クスした 年齢 ζ 傘 r ^ ζ戔
ピ ノ 7 。 も 碑ノ
愚
ノ
嘱
〜転
ノ 櫑 蹴 蹴 熟 咄 儡 骸 脳 睇 ノ態
’鴛
セ ックス をする と きに心 配 な ものは
,
共 に 「妊娠 」 であるが,
短 大生 は次に 「関係の 変 化 」で,
看 護 短 大生では 「性 感 染症」と なっ た.
5
) 妊 娠・
避 妊につ い て「避妊の必 要 性 」につ い ては共に
90
%以 上 が 「必 要 」と答えてい た.
避妊を行わ ない 理由とし ては
,
共に 「面倒 」 「雰 囲 気 に流される」 「自分は平 気」と言 う理由が多かっ た.
看 護 短大 生の中で は学年に よ る差は認め られ な かっ た.
避 妊は ど ち ら がするべ き か とい う問い に対 して は 文 系 短 大生で は 「男 性 」51.
32
% 「両 方 」 44,
74% であ っ た.
看 護 短 大生 で は 「両 方 」 74.
63 % 「男 性 」24,
88
% となっ た.(
図3
) % % % % % % % % % 80706050403020100 図3 避 妊は ど ち ら がするべき か 74.
63% □看 護 短 大 生 闥文 系 短 大 生 51.
32% 蠧 飜2488 %§ 44
.
74%飜
1
靉
戮
葦
、
、
’
蕊函
.
ミ 毫、
鵠
飜 3.
95% 蠱 o・
50%.
謙・
男 性 女 性 両 方自分の 排卵日 につ い て は
,
「知っ てい る」と答え た 短 大生 は19.
74
%で , 看 護 短大生 は37.
81%で あっ た.
(
図4)
うち看護短 大生の 学 年によ る比較で は3年生が 桐生短 期 大 学 紀 要.
第17号.
2006 190一
76
%と なっ た.
避 妊 につ い ての 情報は共に 「友人」「医 療 職 」 「本
・
雑誌・
テ レビ」が 上位を 占 め た.
知 っ て い る 避 妊 方法は文 系 短 大生 は 「コ ン ドー
ム(
男 性用)
」 28.
639
。 「ピル 」1653
% 「コ ン ドー
ム (女 性 用)
」13 .
31
% 「セ ックス を し ない 」 12.
50%,
看 護 短 大生 は 「コ ン ドー
ム (男 )」20 .
84
% 「ピ ル 」14.
25
% 「基礎 体温」 12.
74% 「膣外 射精 」 10.
15%の1
[1
頁 になっ た.
し か し,
看 護 短 大生の学 年に よる比 較で は大き な差は認め ら れなかっ た.
煕 蹴 臨 鵬 臨 儡 臥 慨 % % % % % % % % % % 9080 η 6050403020100 % % % % 40353025 % % % 05
02
1
1 % % 5
0 図4 排卵 日 を 知っ てい ま す か ロ看護 廼大 生 ロ文系題大 生 80
.
26% 62.
19%鑼
37.
81%”
薹鑞攤燃
覊 懇 殲灘P
飜
靉冒
1974%1
獵
‘
知って い る 知らない 図5 避 妊に つ い ての情 報 源 □看 護 短 大生 圜文系 短大 生 3 DO’
一
区侮6%一
29βO% 2448一
・
27」4一
%、
軽ゼ
韃
鬆霍
一.
}
¶
一
幽
」
圃
m
4
了
・
720% 譲寧 4DO畷・
薺 餐畝
韓 湊 凝 襲ρ
、
蔵
673% 442% 32。%剃
鳶
206% 蓑 。8a% 。88% ・・ 宅漏鑾 ,
・・
。」
葺 β.
.
0% 譲 ・D・% ・ΩD為曳
町 “ も 霤 弛イ
弔 丶観
昏
謙,
亀 剋丶
麟 ブ層
爆 図6 正 確に知っ てい る避妊法 ロ看護 短 大 生 鬪 文系 短大 生’
罰
塾π
、
、
薤乱
羹 霧、
齦
、
、
\\
亀 (邑 繭
ご
蒐
曽 切 6 も 留气
. 吃覧
ナ 酔 ご駕
’
〜 も 、 ア一
\ 5
♂
・
’
6 で 齢 車 自分 が とる避 妊の方 法につ い て は文 系 短 大生で は63.
92
%が 「コ ン ドー
ム(
男 性 用)
」つ い で 「セ ックス を し ない 」 9.
28% 「コ ン ドー
ム(
女 性用)
」8.
25% と なっ た.
看 護 短大 生では46.
49
%が 「コ ン ドー
ム(
男 性 用)
」つ い で 「基礎 体温」 16.
22% 「セ ッ クス し ない」10.
0
% 「月窒外 射精 」9.
g9
。となっ た.(
図7)
避 妊 方 法の選 択 理由は共 に上 位3
位 まで が 同 じで,
「方法が簡 単 」37.
36Cf
。 「手に 入 り や すい 」27 .
47
% 191 「自分で防ぐこ とが出来る」 15.
93% の順 に な っ た.
% % % % % % % % 70605040302010D 図7 今 避 妊す る と し た ら と る方 法 コ看護 短 穴生1
・文 蘊 姓 !早
烈,
降
,
^
,
き麻
輩「
「
’
ζ
隈
罵
一
.
一一.
.
「
A
,
i・
’
篝 1、
丶
惣
龜「
“y肖
鬼
曽 ち 6 も 唇虞
∵
駕
喚〜
詫)
、 ア一
弛 尊 で 逼 図8 方 法 を選 択 した理 由 方 法 が簡 単 その他 自 分で防 ぐことが 出 来 る 感染症が心 配だ か ら 体に負 担 が ない 0
.
0 10、
20.
30.
40.
50、
% 0% 0% 0% 0% 0% 人 工妊 娠 中 絶のイメー
ジ は共に,
「胎 児が か わい そ う」 「怖い 」 「罪 深い 行 為 」と上位 3 位まで は ほ ぼ 同数 で,
約72
%を占め た.
つ い で文 系 短 大生は 「痛そう」 15.
35 % で あ り, 看 護 短 大 生は 「後 遺 症が心配」 13.
12%と なっ た.
妊 娠した場 合で は文 系 短 大生 は 「結 婚 」32.
43
% と 「出産 」 35.
14% と なっ たが,
そ れ に対し看 護 短 大生 は 「出産 」 28.
72
% 「中 絶」28.
21
% 「結 婚」23.
08
%の 順であっ た.
図9 交 際 中、
妊 娠 し た ら ど う す る か 無回答 その他 中 絶 する 結 婚し妊 娠 を 続け る 0.
O% 20,
0% 40.
0% 60.
0% 80.
0%6
) 性 感 染 症につ い て名 称につ い て
多
少の差 は あ る が,
幅 広 く知っ てい た.
しか し,
症状や治 療 法は半 数以 上 が 「知 ら ない 」 と答 えた.
感 染 に対して 「不 安あ り」が文 系 短 大 桐生短 期 大 学 紀 要.
第17号,
2006一
生
・
看 護 短 大 生 共に約 半 数を占め た.
図10 STDに 関 す る 不安 ど ち ら ともいえ ない 不安 0.
0% 20.
0 40.
0 60.
0 80.
0 % % % %考 察
1
) 性 教 育・
性意識につ い て 性 教 育につ い ては,
共に小・
中・
高の学 校 教 育は ほぼ同じ と考え ら れる.
看 護 短 大生 は母 性 看 護 学の 授 業の中で,
2年生前 期に母 性 看 護 学概 論 及び 母子 保 健15
時 間,2
年生通 年に母 性 看 護 学60
時 間,3
年生で 母1
生看 護 学 実 習90
時 間を受 講し てい るが 意識さ れて い ない.
これ は劔ら]) 関塚らZ )の 性 意 識・
性 行 動 調査 に おい て の教 育 前 後の差が無い とい う結 果と同じ と 考え ら れる.
セ ック ス につ い て の情 報 源や イメー
ジ も短 大生・
看 護 短 大生共に 「友 人 」とい う結 果にな り学 校 教 育以外では 「両 親 」の存 在は薄 く.
家 庭で は教 育が なさ れ ない こ とが分かる.
2)
性 行 動・
妊 娠・
避 妊につ い て 性 体 験の平 均 年 齢は共に16〜
18 歳で約 半 数が体 験 し てい た.
こ れ は他の 研究か らも 平均 的であると考 え られる3).
セッ クス を す るとき一
番心 配 なこ と は共 に 「妊娠」 で あり 「避 妊の必 要性 」につ い て は90
%以上 が必 要 と答 えてい る が, 避 妊 の手段は 「簡 単・
手に 入 りや すい」理由か ら 「コ ン ドー
ム 」によ る避 妊 法が圧 倒 的 に多
い.
「コ ン ドー
ム」は 学 校 教育の 性 教育に 取 り 入 れ ら れた こ とや,
エ イ ズ 感 染 防 止 運動などによ り 若者の 中 に 浸透 し たもの と考
えら れ る が,
その 他の 行われて いる手 段で は,
「ピル」を 除 けば確 実性 が あ る と は 言 えない.
又,
コ ン ドー
ム の 選 択 理 由と し て 看 護 短 大生 は 「性感 染 症の予 防」を4
番目に選 択 して い る など意識と しては 薄い こ とが 分 か る.
ピル につ い ては 避 妊の確 実性 や 女 性 主導性 と して 「ピル 解禁」 が 話 題になっ た ため か
,
その認 識は2
番 目にあ る が実際 に は 選 択 さ れてい ない 結 果と なっ た.
自分が実 際に使 用 するとな ると,
「使 用 方 法が 正確に わか らない 」 「買い に くい 」 「売っ てい る場 所が分か ら ない 」 等があ げら れ,
避 妊を行わ ない 理 由と して 「面 倒 」 「雰 囲 気に流され る」 「自分は平 気 」 等の理 由 と併せ て選 択 に至 ら ない ことが分か る.
確 実に浸 透 する対 策が必 要と考 えられ る.
避妊は文 系 短 大生 で は 「両方 」 と 「男性 」が行 う と答 えてお り,
看 護 短 大 生は 「両方 」が選 択さ れ て い る.
し か し, 実際 に実 行さ れてい る方 法は文系 短 大 生・
看 護 短 大 生ともに コ ン ドー
ム が多 く, 男 性主 導型 と なっ て い る.
し か し, コ ン ドー
ムに 対 し て 「自分で 防 ぐこ とが 出 来 る」と答 えて い るもの も多
く,
これ は先 行 研究 か らコ ン ドー
ム の 装着をパー
トナー
に言え ると答え る もの が多い 結 果,
こ の よ うな認識 と なっ てい る と考 えら れ る.
「妊 娠 」し た場 合に とる行 動として,
文 系 短 大生は 「出 産」「結 婚 」を多
く選 択 してい る が,
看 護短 大 生 は,
「出産 」 「中絶 」 「結 婚 」の順に大きく3
つ に分か れ た,
人工妊 娠中絶につ い て のイメー
ジ は文 系 短 大生・
看護 短 大生共に上位は同じであ る が看 護 短 大生 の方に約 13%は 「後遺 症 が 心 配」を あ げてい る.
人工妊 娠 中 絶 に対 する知 識は あるが看 護 師と して の ライセ ン ス を獲 得し,
専門職と して の目標があるた めに 「中絶 」と言 う選 択が さ れ た ものと推 測さ れ る.
より確 実な 避 妊へ の知 識をつ けるこ とが必 要と さ れる.
3)性感染 症につ い て 性 感 染 症につ い ては,
共にマ ス コ ミな どの影 響も 伴い 認 知 度は高いが 「不安 」や 「怖い 病 気 」との認 識にと ど ま り,
避 妊 方 法の選 択か ら も対 策まで には 至 ら ない こ とが分か る.
又, 看 護 短 大生の学 年に よ る差は ほとん ど認めら れ ず, 看 護 短 大 入 学 後の学 習 が 生 か さ れ ない と考
えら れ る,
結 論
1)性 教育は文 系 短 大・
看 護 短 大生共に入学以前の 学 校教育が 中心に な り,
以 後,
看 護 短 大生 に行われた 教育は性意識 や 性 行 動に反映されて い ない.
2)
性 意識・
性行 動共 に文 系 短 大生・
看 護 短 大 生の大 き な 差 はなか っ た.
3
) 避妊 につ い て は,
文 系 短 大生・
看 護 短 大 生 共に, 情報や 知 識 は あっ ても確実 な 方法が 実 施 されてい ない.
4)
性感 染 症につ い て は認知 度は高いが,
防 衛 対 策 ま での 認 識 は 薄い.
7,
まと め今回
,
この 調査を 通 して看護 学 生・
文系 短 期 大 学 生の性意 識・
性 行 動につ い て 考 察す る機会 をえた.
桐生 短期大学 紀要.
第17号.
2006 192一
結 果は全 項目 にわ た っ て文 系 短 大生
・
看 護 学生に差 は少な く, 看 護学 の授 業など か ら も触れ ら れてい る に も 関わ らず, 避 妊 方 法は十 分と言える 方 法 はとら れて い な かっ た.
今 後,
学 習 す る機会,
情 報は あっ て も行 動を変 容 する に至 ら ない 要 因 を考 えるこ とが 必要である こ とが 示唆さ れ た.
引
用
文 献
1)劔陽 子 ら :北 九 州の 高 校3
項における性意識・
性行動 調査
.
日衛誌,56
:64−67,
2002.
2)
関塚真由美ら :看 護 学生 の性 意 識・
性 行 動の 実態 と
HPV ・CT
感染 との 関 連性.
思春 期 学,20
(
1),
2002
.
3)
財 団法人 日本製 教育 協 会編 : 「若 者の性 」 白書第
5
回青少年
の 性 行動調 査報 告.
小 学 館(
東京),
2001.
4)NHK
[日本 人の 性 ]プロ ジェ ク ト:デー
タ ブ ックNHK
日本人の 性 行 動・
性意識.
NHK 出版 (東 京),
2002.
5)
波 多 野 義 郎,
松田智 香 子 :福 祉系
大 学生 に おけ る性意 識・
性 行 動につ い て.
九 州 保健 福祉大 学 研 究 紀 要,2
:35−42,2001.
193 桐生短 期 大 学 紀 要,
第17号.
2006一
Study
onComparison
ofSexual
Consciousness
andSexual
Behavior betweenLiberal
Arts
Course
and
Nursing
College
of
Junior
College
Students
Atsuko
Ishizawa
Abstract
The
purpose
of thisstudy isto clarify the characteristics of sexual consciousness and sexual behaviorbetween liberalartscourse and nursing college ofjunior college students.
Hundred
percent
of students ofliberal
artscourse and96.2%
of nursingstudents reported
that
they
tooksex education classmostlyin
elementary,junior
high
or seniorhigh
school,Both
students ofliberal
artscourse anclnursing course reported[Friend]
as thesource of sex infbrmationand image at mostfbllowed
by
[Magazines,
books,
TV,
and video].About
half
of theentirestudents(47.88%)
reported[16
years
old tol8yearsold]as theage of
first
sexual experience.
The
resultsofresearchhave
revealed that:
Both
students reported[Pregnancy]
as the most concern when engagingin
sex,fbllowed
by
[Change
in
relationship] and[Sexually
transrnittedinfection]
ofstudents ofliberal
artscourse and nursing students, respectively.1)
Both
liberal
artscourse and nursing course thestudents took sex educationin
the school educationsbefore
college enrollment;however,
theeducationin
thecollege was not reflected on thereport of sexual consciousness and sexualbehavior
ofnursing course,2)
As
fbr
sexual consciousness and sexualbehavior,
therewas nobig
difference
in
reports ofthestudentsin
liberal
artscoarseand nursing course.
3)
Althoughboth
studentshave
infbrmation
andknowledge
on contraception, reliable measures of contraception are notyet
performed.
4)
As
fbr
the
sexually transmittedinfection,
the resultshave
show nthat sexually transmittedinfections
are recognized amongthosestudents,