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全国大会のお話

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Academic year: 2021

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723 人 工 知 能  30 巻 6 号(2015 年 11 月) 現在,筆者は本学会理事として 2 年目となり,2016 年全国大会の実行委員長の任を拝命し,その準備を進めている. 順調にいけば来年(2016 年)の学会誌 11 月号にその実施報告を掲載できるはずだが,それとは別に今回,巻頭言を 書く機会をいただけたので,これまでの全国大会と来年に向けた準備状況について書いてみたいと思う. 筆者が全国大会担当の理事となったのは昨年(2014 年)6 月で,最初に着手したのは会場選定であった.本学会は 1986年に設立され,来年設立 30 周年を迎える.全国大会は 1987 年から毎年開催され,こちらも来年が 30 回目の開 催になる.その会場を振り返ると,1987 年(第 1 回)から 1992 年(第 6 回)までが学習院大学,1993 年(第 7 回) が中央大学,1994 年(第 8 回)から 2000 年(第 14 回)までが早稲田大学と東京で連続開催され,その後,2001 年(第 15回)に松江で開催されてからは毎年場所を変えて開催されている.この流れを継承して会場を探し,調査に半年ほ どかけ,福岡県北九州市北九州国際会議場を中心とした施設で開催することに決定となった. 会場選定のポイントは,全国大会を開催する 5 月下旬から 6 月中旬の期間に 4 日間利用でき,発表者と聴講者を収 容できる大きさの会議室がプログラムのパラレルセッション数以上あり,本学会の予算規模を超えない範囲で予約が できる会場であること,かつ現地委員や会場スタッフからのサポートが期待できることであった.大会会期は他学会 の全国大会などとは重ならない設定ではあるが,大学の授業期間とは重なっているため,昨年の公立はこだて未来大 学のように,大学の教室を会場にお借りすることは非常に難しく,一般利用が可能な会場を利用させていただくこと が通例になっている.また必要となる会議室数は,発表数と参加者数で決まる.発表数は,80 年代の約 150 件から昨 年の 630 件までほぼ単調に増加している.発表時間と質疑時間を十分に確保する本学会の全国大会のスタイルを維持 するために,同時間帯のパラレルセッション数を増やすことで対応している.一方,昨年の参加者数は 1 200 人であっ た.過去を振り返ると,学会設立直後は参加者数が 1 000 人を超えていたが,前回の人工知能ブーム終了後減少し, しばらく 600 人前後の大会が続き,2013 年と 2014 年に再び 1 000 人を超え復調傾向にある.特に聴講者の増加が著 しいが,特定セッションに集中する傾向が強く,この変動と偏りが会場規模の見積もりを難しくしている.そうした中, 複数の施設から見積もりを取得し,その中,本学会が希望する期間に空きがあり,全国大会開催に十分な数と大きさ の会議室を比較的安価に利用でき,学会が想定する予算内で実施できる見込みであることが判明したため,北九州国 際会議場を中心とした会場を大会会場として決定するに至った.会場に関するネガティブな要素としては,電源や無 線ネットワークなど会場設備の不足があるが,今後対策を検討していく予定である. そして先日,2016 年全国大会の大会委員の方々に国立情報学研究所の会議室にお集まりいただき,キックオフ委員 会を開催した.ここから,2016 年大会に向けた準備を本格的に進めていく.計 49 名の大会委員は企業参加推進担当 や現地運営担当など担当ごとに分かれ,2 年任期の 2 年目の委員が主担当となり,1 年目の委員はその補佐的な役割 を担う(理事の任期も 2 年であり,同様に,2 年目の理事が主担当となり,それを 1 年目の理事が補佐する形で運営 されている).2 年任期のうち 1 年を重ねて順に交代していくことで担当業務の内容と実施に関するノウハウを引き継 ぎつつ,毎年全国大会終了後に実施される参加者・大会委員アンケートで指摘された課題を次の大会で解決するよう に準備が進めている.2016 年全国大会についても 2015 年までの良かった点,改善すべき点を踏まえ,より良い全国 大会になるよう各種作業を進めていく予定である.なお,現地委員はその性格から 1 年任期となっているが,会場設 備の準備や交流会の企画,アルバイトの管理など,会場スタッフの方々と連携して,毎年,広い範囲で大きな貢献を していただいている.そして学会事務局の方々には,全国大会開催に関しても長きにわたって,大きな役割を果たし ていただいている.任期のある大会委員や理事だけでは引き継げない歴史的経緯の把握や全国各地とのコネクション の維持など,欠かすことができない存在である. 北九州市での開催は 2 回目となるが,前回の約 3 倍の開催規模になることを想定している.ホテル難民を生み出す ようなイベントと重ならないことを祈りつつ,多くの方々の協力をいただきながら,前回以上に盛り上がる大会にな るように準備を進めていきたいと思う.

全国大会のお話

平松  薫

(日本電信電話株式会社コミュニケーション科学基礎研究所)

巻頭言

参照

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