中学校物理実験課題の分析と評価
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(2) . 北海道教育大学紀要 (第1部C) 第47巻 第1号. 平成8年8月. i i Se i lo f Hokka i do Un fEduca i l t t Journa t )Vo ver s c onIC on( yo .47 .1 , No. Au罫i t s , 1996. 中学校物理実験課題の分析と評価. 平. 野. 雅. 宣・佐. 藤. 里. 絵・細. 川. 富. 生. 概要 理科は, 自然界における事物・現象を学習の対象とする教科であり, 観察, 実験など自然の事物.現象に 対し, 生徒自身が直接取り組む活動が重視されてきた‐ また, 平成元年告示の学習指導要領では, 観察, 実 験の重要性が改めて強調された. この学習指導要領を基に作成された理科教科書に掲載されている実験課題 は, 指導要領の目標を達成するような実験課題であるのだろうか‐ このことを調べるため に, 現在日本で使 われている文部省検定済みの中学校理科教科書第1分野の物理分野の実験課題を, LA1 (The Laboratory Structure and Task Ana lys i ) sl nvent ory. を用 い て 分析 し, 特 徴 を掴 み, 問 題点 を 挙 げ, そ の 問題 点 につ い. て考察し, 評価をした‐ 又, 既存の高校物理カリキュラムのLAI分析結果との比較を行い, LA工の汎用 性 につ い て も考 察 した.. 第1章. 序論. 平成元年3月告示. 中学校学習指導要領に定められた理科の目標は以下の通りである.. 自然に対する関心を高め, 観察, 実験などを行い, 科学的に調べる能力と態度を育てるとともに 自然の事物・現象についての理解を深め, 科学的な見方や考え方を養う‐ 理科は, 自然界における事物・現象を学習の対象とする教科であり, 観察, 実験など自然の事物・現象に 対し, 生徒自身が直接取り組む活動が重視されてきた. また, 今回の学習指導要領では, 観察 実験は 理 , , 科の単なる方法ではなく内容そのものであるという考え方に立っ て示されており, 自然に直接触れる学習活 動の重要性が改めて強調されたものと受け止められる‐ このように学習指導要領で非常に重要視されている 実験であるが, その学習指導要領を基に作成された理科教科書 に掲載されている実験課題は 指導要領の目 , 標を達成するような実験課題であるだろうか‐ )第2章第1節 中学校指導書理科編1. 教科の目標. では, 自然から直接学ぶ方法として, 観察, 実験, 観. 測, 実習 な どがあ る と し, こ れらの 活動 につ い て 次 のよう に述 べ て いる.. …これらの活動の発端として, 学習の課題があり, その解決のために予想や仮説を設 け, 観察や条件を制御 した実験等が行われる‐ これらの結果として様々な情報が得られるが, そのまま直ちに結果が導かれること は少ないであろう‐ 数値の処理, グラ フ化といった作業が必要である. また それらを多面的に考察するこ , と が必 要 である‐ … また同. 第3章. 2 ( 1 )科学的に調べる能力の育成. では, 次のよう に記述されている‐ …自然を科学的に調べていく過程においては, 問題の発見, 仮説の設定, 検証, 実験の計画と実施 器具な , 229.
(3) . 平 野 雅 宣・佐 藤 里 絵・細 川. 富 生. どの正しい操作, 適切な記録の取り方, データの処理と解釈, モデルの形成, 規則性の発見な どの探究の技 法が駆使できるよう にする必要がある… 数多くのスキルを教科書の実験課題に含むことが, 生徒の探究活動の達成への近道となる という考え方に 基づき, LA工という分析手段を用いた‐ L A I は, 実験手引き書の実験課題に盛り込まれている生徒に求 める実験スキルの要素の多様性を評価するため に開発さ れた手段である‐ L AI を用いて実験手引き書の実 験課題を分析することによって, その理科カリキュラムの実験課題の特徴を掴むことができ, 又その分析結 果を他のカリキュラムの分析結果と比較することにより, 更なる特徴を明らかにすることができる. また, L A Iの 課題 カ テ ゴリ ー で生 徒 に 求め て いるス キ ル は, 上 記の 指 導書 で 求め て いるス キ ルと 類 似 して いる‐. このことからLA工分析により, 教科書の実験課題が指導書に求められている内容かどうか, ひいては指導 要領の目標を達成する内容になっているか どうかを調べることができる‐ この論文ではLA工分析により中学校理科教科書物理 〈表-1〉 構成カテ ゴリー. 分 野 生 徒 実 験課題 の特 徴 を掴 み問 題点 を 挙 げ, その 問題 点 につ いて 考察 し, 評 価 を行 っ た結 果 を 述べる. ま た,. ) )と ) 3 4 既存の高校物理カリキ ュラムのLAI分析結果2 の比 較 を行 い, L A 工 の汎用 性 につ い て も 言 及す る‐. 第2章 実験課題分析手段としてのLAI I 950年代米国に興っ たカリキ ュ ラム改革運動 を受け て, 実験課題に盛り込まれている生徒に求める実験スキ ル (技能) の要素の多様性を評価するために, 米国工 ○ WA大学理科教育センターのグループが開発した手段が L A 工 (The Laboratory. A÷建国 a. 1 a . l 細部まで指示された構成 a. 2. 細かい指示がなく生徒主導の構成. a‐ 3. 帰納的アプローチ. a‐ 4. 演鐸的ア プローチ. B‐ 教科書との関係 b‐ l b‐ 2 b‐ 3. 教科書に先立って 教科書の後で 教科書と一体化して. Structure and Ta i lys s sk Ana. ) で あ る‐ そ の 内 容 は, 科 学 者 が 実 験 室 で 行 l t nven ory. 生徒達は共通の課題に取り組み, 結 果を出し合う. う研究活動の過程を分析し, その科学的探究過程と問題. 解決過程を実験室で生徒実験に取り組む生徒に求める実 ) 験ス キ ルと結 び付 けたも の である2 . L A I の The lns t (道 具) は, 2 つ の 主 要 な t rumen. 2. 生徒達は異なる課題に取り組み, 結. 3. 果を出し合う 求められる実験後の討議. カ テ ゴリ ー 群 か ら な っ て いる. iona I Cat 第 一 の 構 成 カ テ ゴ リ ー 群 (organi ego ‐ zat. ) <表 - 1〉 は 総 計14の カ テ ゴリ ー か ら な り, そ れ i r es. □‐ シミュ レーショ ン d‐ 1. 生徒は “ドライラボ” を実施する. d‐ 2. 生徒は討論される現象をシミ ュ レー. ら は大 きく 4つ の セク シ ョ ン (構成, 教 科 書 と の 関係, 協 力 形態, シミ ュ レー シ ョ ン) に分類 さ れる. こ れ らか. データは著者によっ て与えられる ト, あるいはモデル化した課題を実. ‐る‐ ら, 実験室活動の構成と方法を概観することができ ) <表- ロ〉 i 第 二 の 課 題カ テ ゴリ ー 群 (Ta t es egor sk Ca. は, 課題分析 の基礎 となる 総計24の探究カ テ ゴリ ー ( ) か ら な り, こ れも 4 つ の セ ク シ ョ lnquiry c t egory a. ン (計画と設計, 実施, 分析と解釈, 応用) に分類され ている. 課題カテ ゴリーは実験室において生徒に求める 一連のスキルと行動に合致しており, 科学的探究過程と 230. 施する. d. 3. 生徒は二次的情報源からデータを集. d. 4. め, 実験を実施する 生徒はプログラムとやりとりするこ と に よ っ て, シ ミ ュ レ ー ト さ れ た 実. 験を行う.
(4) . 中学校物理実験課題の分析と評価. 問題解決過程に関係している‐ 4 つ のセク ションは生徒の実験活動の段階を示してい. 〈表-ロ〉 課題カテ ゴリー 1. 0. 2. 1. 3 1‐ 4. 2. 0. 実験結果を予測する. あり, 生徒は疑問を明確に表現し結果を予 測し検証すべき仮説を明確に表現する, 或. この探究で検証すべき仮説を明確に述べる. いは実験上の手順を計画することを求めら. 観察・測定・計算の手順を計画する. 5. 1‐. 実験活動の第一段階は 「計画と設計」 で. 疑問を明確に述べ, 探究すべき問題を定義する. 1‐ 1 1‐. る‐. 計画と設計. れる‐ これらの生徒の行動は, 実験手引き 書の指示や教師の指示或いは, 学級討議や. 実験を計画する. 生徒個々 の自発性によってもたらされるも. 実施. の である.. 2. l a. 定性的観察を実施する. 2‐ l b. 定量的観察・測定を実施する. 2‐ 2 2. 3. 装置を操作し, 技術を身につける 結果を記録し, 観察について述べる. 2‐ 4. 数値計算を実行する. 2‐ 5. 実験技術について, 解釈をしたり, 説明したり. 第二段階は 「実施」 である. 生徒の行動 には観察を行いデータを記録するばかりで はなく, 実際に装置を操作 し探究の技術に つ い て解 説 をす る こ と等 が含ま れてい る‐. 判断を下す. なかで, 一般的法則を導びくことが含まれ. 自分 たちの計画に沿っ て取り組む. 2‐ 6. 第三段階は 「分析と解釈」 である. 生徒 の行動にはデータを処理し関係を説明する. る‐ 又, こ の段 階 に は デー タ の 精度 を 検 討 3. 0. する こ と, 実験 の 前 提 と 限界 につ い ての あ. 分析と解釈. 3‐ l a. 結果を (グラフ以外の) よく使われる形 に表現 し直 す. らましを述べたり更に先に進んだ探究のた めに疑問をはっきり正確 に表現することも 含ま れる‐. 3‐ l b. データをグラフ化する. 3. 2 a. 定性的関係を特定する. 最 終段 階 は 「応用」 であ る‐ この 段 階 に. 3‐ 2 b. 定量的関係を特定する. は特定の探究結果を越えて更に先へ進む生. 3. 3. 実 験 デー タ の 精 度 を特 定 する. 3. 4. 実験の基礎になる変数や制限や前提を検討した. -. り, 明 確 に す る. 一般的法則あるいはモデルを系統立てて述べた. 5. 3‐. り, 提 案 す る 3‐. 6. 関係を説明する. 3‐. 7. 探究結果を基 に新 しい問題を系統立てて述べた り, 問題を明確 にする. 4. 0. 徒の行動が含まれている. 例えば, 実験結 果を基に仮説を立てること, 或いは新たな 問題に実験技術を応用することである. こ れら 課 題カ テ ゴリ ー は 目 的 に応 じて 6 つ の大 カ テ ゴリ ー にま とめる こ と が可 能 で あ る. ま た, こ れ ら大カ テ ゴリ ー は, 生 徒 に 求 め る ス キ ル の 難 易 度 か ら, “よ り 高 い 次 元 の” ( h ) 活 動 と, “よ り 低 i r gherorde い 次 元 の” ( lower o ) 活動 と に 分 け ら rde r. 応用. 4. 1. この探究結果を基に予測をする. 4‐ 2. この探究結果を基 に, 仮説を系統立てて述べる. 4‐ 3. 実験技術を新たな問題や変数に応用する. れる. 「大 カ テ ゴリ ー」 と 元々 の カ テ ゴリ ー で あ る 「小 カ テ ゴ リ ーJ の 関 係 及 び , h i ower か の 別 は, 〈表 一 皿〉 の と gher か l お り である. 鶴 岡 はL A Iを用いた実験課題の分析の )を 指摘 して いる 機能 と して, 次の 3点2 ‐ 231.
(5) . 平 野 雅 宣・佐 藤 里 絵・細 川 富 生. ① LAIは実験課題に関するカリ 〈表一皿〉 大カテ ゴリーと小カテ ゴリーの関係 小カテ ゴリー. 大カテ ゴリー. 1. 計画と設計. 2‐ A. 指示された実施. キュラムの長所と短所を具体的に 明らかにする機能を持っ ている か. higher or lower. 〔 1 〕 ‐1-1 ‐5. higher order. 2‐1-2.4〕 〔. lower order. ら, 生徒実験手引き書に記載され ている カリ キ ュ ラム の 実践 的 性 格. と実験活動の役割を見極めるため にた いへ ん有用 な 手段 と なる‐ ②. LA 工 は, 探 究ス キ ルの育成 に. 2. B. 生徒主導の実施. 〔 2‐5-え6 〕. higher order. 関連した目的を評価する ために基. 3. A. 分. 析. 〔 3.1ー3‐3〕. lower order. 礎を与えるものであり, 生徒に実 験経験を与えよう と企てる際, 教. 3‐ B. 解. 釈. ‐3‐7 〔 3.4- 〕. higher order. 応. 用. 4.1-4‐3 〔 〕. higher order. 4. 師 にそ の指 針 を与 える. つ ま り,. LA工は教師が自分で立てた実験 目標と合致する実験活動を選択す る上で, またその実験活動に修正 を加 える 上 で,そ の 指針 を与 える‐. ③. L A 工 に基 づ い た 分析結 果 によ っ て, カリ キ ュ ラム 開発 者 は開発 した プロ グラム そ のも の の長 所 を客 観. 化 し, プロ グラム の改 訂 の ため の具 体 的な 手 掛 かり を 明 らか にする と いう, 重 要な フィ ー ドバ ッ ク を得 る こ と がで きる‐. 〈表-W〉 分析の対象とした教科書 発行社名. 書. 名. A 大日本図書株式会社 (大日). 中学校理科. 1分野. 上( 703 ) ・下 ( 704 ). B 教育出版株式会社 (教出). 新版. 中学理科. 1分野. 上( 708 ) ) ・下 ( 707. C 学校図書株式会社 (学図). 中学校. 理科. 1分野. 上( ) 7 ) ・下 ( 706 05. D 株式会社新興出版社啓林館 (啓林). 理科. 1分野. 上( 710 ) 709 ) ・下 (. O. E 東京書籍株式会社 (東書). 新しい科学. 1分野. 上( 702 ) ) ・下 ( 701. や. や. 0 … 札幌及び札幌近郊で扱われている教科書. 第3章 現行中学校理科教科書物理分野の生徒実験課題の分析 [1] 分析の対象 平成4年1月31日に文部省検定済みになっている, 平成7年度用の現行中学校理科教科書は, 5つの発行 社から出版されており, その5社の教科書の1分野の中の物理分野の単元を分析の対象とした. また, B: 232.
(6) . 中学校物理実験課題の分析と評価. 「 に関してはそれぞれ, 「教師用指導書」 , 学習指導資料」 も分析の参考として用 ‐ いた. 分析の対象となっ ている10冊の教科書は,<表-W 〉の通りである‐ 表中で発行社名の後のかっこ内に, 教育出版とC:学校図書. 発行社の略称を記してある. 今後はその略称を用いていくこととする. 第 1 分野 の 中 で, 今 回分 析対象とした物理分野の単元項目は, 中学校学習指導要領の理科の中に記されて 2 いる, 「 ( ) 身 の 回 り の物 理 現 象」 「 ( 4 ) 電 流」 「 ( 6 ) 運動 と エネ ル ギー」 の 3 領 域 中 に 含ま れる 単 元 項 目 で あ る‐. [2] 分類の方法とまとめ 発行社毎に, どの実験項目に幾つの実験課題があるかを調べる. そのために, 各教科書で取り上げている 生徒実験課題を, 内容の類似しているものをまとめて見合っ たタイ トル (実験内容が分かるよう に短くまと めたタイトル) を付け, 28個の課題項目とし番号をつけた‐ また今回の分析では, 下の 「0実験課題ではな いが今回分析に含めたものや」 も分析課題項目に含めた‐ 0実験課題ではないが, 今回分析に含めたものO A. 大日. 該当な し. B. 教出. 2項 目. 考 えて み よう (下PIO0 ) , 下 PI03. C. 学図. 3項 目. 実習 1 (上 P76 ). D. 啓林. 3項目. 考 えて み よう (下P90 ) , 下 PI04 , 下 PI05. E. 東 書′. 該当 な し. チ ャ レン ジ (下P27 ). 〈表-V〉 各発行社の領域毎の実験項目数. 領 域 毎 に掲 載 さ れて いる 実 験項 目. 数を各発行社別にまとめたものが, 〈表-V〉 である. 表から考察でき ることとして, 実験件数の5社平均. 考 察 (下PIO9 ). 領. 発行社. A. B. C. D. E. 小計. 平均. 域. は2 5‐ 4件であり, 大体どの社も同様 の件数なので, 発行社間の大きな相. 身の回りの物理現象. 9. 10. 10. 9. 11. 49. 9‐8. 違は無いといえる. D:啓林館が少 し少なめだが, 課題項目内容をコラ. 電. 流. 9. 8. 7. 6. 10. 40. 8‐O. 運動 と エ ネ ル ギー. 9. 9. 7. 7. 6. 38. 7‐6. 実. 27. 27. 24. 22. 27. 127. 25‐4. ム (様々な実験の紹介のような形) で カ バ ー して あ る た め と 考 え ら れ. 験. 総. 数. る.. [3]. LAIカテゴリー分析の方法. 現行中学校理科教科書物理分野の生徒実験課題を, LA工のカテ ゴリーに該当するかしないかで 記号を , 用 い て調 べ て いく‐ 記 号 (十, 一, 0) の定 義 は, 以 下 の とお り であ る‐. 心記号の定義〇 十:少なくとも一度は生徒にこの行動を要求する指導‐ -:生徒にこの行動を要求しない指導. 0: 指 導 が漠 然 と して い て, 生徒 にこ の行 動 が結 果 と して 生 じる かも しれ な い し 生 じない かも しれな い , ‐. 233.
(7) . . 生 . 富田. 細 絵 里 藤 佐 宣 雅 野 平. 鰍. 、 /、′. 件 % 7( 2 〔 数 B件 件%. 鰹激 D件. 件% 4( 2 〔 数 C件 件 % 7f ′\ 吃数 B件 件 % 7(. 2 〔 数. 発行社. A件. 0 3 0. 3 0 2 0. 1 5 0 0 9 ハ = VT ^ U ← ÷ nv ÷ - i ÷. l t ▲ハ h U AI QV ^ ” V 2U n ア ム っU ^ = V / ム r o ^ ‘ エ 4 ヘ J n ′ ′、 、′ ▲′. 5 5 4 6 9 9. ” V 1i 7 十 .← QV I▲ ^ △. ÷ ÷ / ”^ / し 4 0 に リ^ ‘ ^ 、′ ′′ ′、′、 ′ 十. ′、 ▼. ′ 十. r\/ r\/ {\ 4 0 2 0. 3 総 9 0 4 3 3 0 親 3 5 2. 0 4 0. L / {\r\/. 1 1. ム っム ^ / ” △宝 ヮ十 ^. / {\/ {\”r 11. 3 3 7 9 7 o 1. / t\/ {\/ {\/ {\. 5 6 7 1 2. 1←. 、 ′、′、 ′ nV ^ D V( ” V^ ” V^ = V. 1 ←. 0 0 0 1 0. 1 6 0 7 2 2. 0 0 0 0 0. = Vハ = V^ = V ^ U ^ = V(. 0 0 0 0 0 0. ▲、ノ r▲、ノ r▲、ノ▲、′ ▼・ ノ = V ^ ” V nV ^ = V AT ハ. ^ = V^ = V^ = V (V ^ = V. 、 十′ r、、′ ▼▲、′ -、ノ f ノ ′、、ノ、、ノ I I I ^ u リ ハ = V QU A I .← T ′ n / ”^ / レハ ノ ム QV “ 、 ▼ ′ 十、 、′ 十 ′ 十 O X U ワf r o こり 7f ( U ・ 1 T工. = V^ = V ^ ‘ へ d 《V QU “ / ( ハ 。 7十 ヘ ベ リ リU っし 、 ▼′ 十、 ▼′ 十、 、′ 十、 、 ′ 十 ヘ リハ 。 ^ = V 7十 ハ 0 0 x Ur U ( 1▲. 4・ ハ h V .ふ 2リ ーム 、′、′ ′ ′ = V^ U ベ Vハ .← 7十 △ RU へ ‐1← 1ふ. 、′、 、 2′、 0ノ 7ノ6′3ノo 、 1 4 1′\ 5 7 Uへ { U 1 ▲ 4 2U n 、 ▼ ′ 十 ′ 十 ” V T f エハ ” V 7十 Qゾ (V QU .ふ △工 ( 1 1← 1← 1. 十十′ ′▲、′ f、 十十′ ▼▲、ノ、ノ ▼、、ノ、、′ ′ 、 十ノ、 ′▲、ノ ^ V ( X U n V ( 一 リ I 4 ^ 》 ヘ ベ リ ヘ ベ リ ヘ = V にU n / ”n ノ ムハ h V QV ′ 十、 、′ 十、 ▼ ′ 十、 、′ 十 ′ 十 1 ^ = v 7′ ワf 「 ヘ リ RU ( = V 、 = v▲ 4 ^ 丁← T 1. ′ ハ U (V T 上 .← (V ( u ゾハ ベ リ“ 。 ^ 1 ← 1←. h vハ h V^ = VT 1 nV ハ h v 《v ハ = V^ 十 ←T 1 1 1 1. 蘇. = Vn d nV ハ h V“ / A1 ( U nV ^ U ^ T i. 、 、. ′ “ ′ ^ = V^ U 「 。 ( = Vへ U T I AT “ にu ア U 4丁 .← 7十 ^ 、 ▼′ 十、 ▼′ 十、 、′ 十 ′ テ. 、. 、 、ノ9′、 、 0′、 0 2 0ノ 3ノ3 h VI 7 ” 十 ム QU ^ へ { リハ 十、′ 十、 、′ テ ′ 十 X Uハ = V ( u ソ 7十 にU ^ h V nV ^ I 1. ノ 、′ 、ノ、′、ノ ′ ハ = V ^ = V 1 ー ^ = V / U ^ = V ^ = V クム にV n っ” ^ ム r ヘ リ ー▲ ′ 十t\′ 十 ′ 十. 2 2 9 2 o o 4 1 0 4. 0 0 0 0. ′ 十、 ▼. 0 0 0 0 0. 9 0 5 0. ( = V (V ^ U ハ U ^). 0 0 4 0. 、 ′、 ′、 ′ハ ^ = V へ = V ^ = V Uノ、 ^ = V. ′ 、u ′、 ノ、 ′( J I I′、 ハ u J ^ = V = U ^ U n ム ( 1 ム ーふ QV ^ ム ー. 1 、 ▲′ 十十、′ 十、 、′ 十 ′ 十 。 ( = Vへ = V n X Uハ h V「 。 ^ 6 「. 1 3 5 0 1 0 0. 0 4 0 0 0 0 0. ( ( ( (. o o o 2 0 1 0. ( ( ( (. 5 m 0 1 o 1 0. ( ((. o o o. ( ( (. 駈 ( ( Q ( ‘ 0 ( Q. ( ( q. 3 4 7 0 2 2. 0( q ( 0 1 2 2 2. 1 5 0 9 0. 2 0 2 0 2 2. 0 4 0. r\/ t\/ L / L. 3 8 0 8 0 / 1\r\/ t\. 2 8 総 3 9 1 / t\r\”}. 、 ▼ 、 、 ′ 十 ′ 十 = V ( = V ^v ^v 丁▲ (. t\ / t\ / t\/ L /. 、 0 、 0′ 0 0 0. 0 0 1 0. 7 0 0 0. ′ テ、 ▼′ 十 ′ 十 ′ テ. o 1 0. 0 4 0. (( ((. 0 2 4 2 2. ( ((. 2 0 0 0. 2 2 れ 3 2. (( q. o 1 0. 0 0 0 0. 3 4 0 0 9. q( (( 5 1 7 2 2. 0 4 0. (( ((. 0 0 6 4 9 0. 7 0 6 1 2 2. ( ((. 5 7 0 8 0. (( q. 0 0 船 1 0 1. Q( ( (. ′ 十、 、′ 十 = V^ = V ( U nV ^ ” Vハ. 0 0 0 0. と. 嫌. 断 ab ab. 謝 瓢 ab. と. 緬. o ^ / ” n / ”^ 乙 r ′ ′、′ ′. 7 0 7 2 2. ン. ュ. ト. お. o 1 0. 形. 3 2 7 2 2. 態. 7 0 4 3 2 2. 謙. 書. 加. a a b hv hy . C ’t B C. C (u l d t d . d ・1 D. 1. 2. 3. ( = V っし △エ. 0 2 5. ′ 十. 、. 0 0 0. ( = Vへ U ^ D V. ′、′. ヘ リ ^V r 「 Ur. ( “ VI ← . ←. ′ 十十、′ 十. ′ 十. ′′ 、 ′ -、 ノ、 (V ^ ” V ^ = V. = V へ U (V ハ. ′ 0ノ 4′、 街. 、 、 ′ テ ^ = VT 十 ふ▲ A T. ′\ ′ 、 ′^ U ( = V ^ = V. U = V^ ( = V^. ′ ′ 十. 1 1 9” ^ く り h V 7十 / U( ア ム ヘ △丁 「 。 ハ d AT にU 《V I I 1i ( 1 2 3 4 科 1 2 3 力 1 2 3 ミ 1 2 3 4 .← ^ ノ ムヘ { U A1 r o l l .← っ” へ ( = V へ = V ( U U ・ . . ・教 ・ ・ ・シ ・ . . ・ ^ . ・ .協 J QU QU n d へ く り ◆ △T AT AT / ” っ” QU QU へ 。 へ { リヘ .← .▲ .← .← .← ( ア ム っム n / ” クレ っ” n C 4 ‐a a A. 構. 成. 総計 〔 2 1 7件〕 件数 (%) カ テ ゴリ ー. (実験件数・%) 〈表-孤〉 LA工による分析データの発行社間の比較. 4 3 2.
(8) . 中学校物理実験課題の分析と評価. 課題カテ ゴリー分析で得られたデータを, 大カテ ゴリーや領域, 発行社毎に整理し, 分析・解釈を行う ま た, x2検定を用いて更なるデータの数値的分析をし, データの数値分布の ばらつき具合を調べる‐ [4] カテゴリー分析による発行社間の比較 L A 工 を用 いて 実 際 に分析 を行 い, 発行 社 間の 違 い を 次 のよう にま とめる こ と がで きる‐ 尚, L A I によ. る分析データの発行社間の比較は, 〈表-W〉 の通りである. A大日: 「関係を説明せよ」 という記述が少ない‐ 本文中でも関係を考えさせるような記述がない実験課題 もある. 本文で結果を紹介するなどしてまとめているので, 実際に実験を行わなくとも実験結果が 分 かる. 「定量 的 関係 を特 定する ( )」 に該 当す る 実 験 課題 がな い‐ 3‐2b B 教 出 : 「関係 を 説 明 せ よ」 と いう 記 述 が多 い‐ <研究〉 という項目で応用的な問題を出している実験課題 が幾つ かあ り, 「この 探 究結 果 を 基 に, 仮 説 を系 統立 て て述 べる ( 4‐2 )」 や, 「実 験技術 を 新 た な 問 題や 変 数 に応用 す る ( 4‐3 )」 に該 当する‐ 本 文 中で結 果 を挙 げ, 結 論付 けを行 っ て いる の で, 実 際. に実験を行わなくとも実験結果が分かる‐ C 学 図: 「関係 を 説 明 せ よ」 と 求め ら れ てい る も の が多 い‐ 『考察』 の と こ ろ で 実験結 果 の 一例 を載 せ そ れ も 踏ま えつ つ の考 察をする が, そ の 一例 を 踏ま えつ つ の 結 論付 けで は な い. 実 験 を 実 際 に行 わ なく と も, 一 般 法則 は 理解 できる‐ D 啓 林 : 『実 験 の 手 引 き』 が 実 験 枠 内 にあ り, 「装 置 を 操 作 し, 技 術 を 身 につ ける ( 2‐2 )」 と いう こ と が,. 実験に密着して述べられている. 関係を考えさせる実験課題が多い. 様々な実験の紹介である, コ ラムで囲まれた実験が多い‐ 実験枠後の本文で実験結果について触れられていない実験課題もある が, 『考え て み よう』 と して 与 え ら れて いる 実 験 課 題 も ある. 結 論 を 導く の に必 要 な 材 料 を そ こ で 出 させる ため に, 存 在 する と考え ら れる‐ そ こ で は, 示 さ れて いる 結 果 の 一例 や ある い は 教科 書 , に は示 さ れてい ない 結 果そ の も のを 基 に考 え さ せ て いる‐ 実 際 に実 験を 行 わな い と どう いう 結 果 に なる の か 分 か らな い 実験 課 題 は, 少 なく な い‐. E東書:実験課題枠内では手順だけを示し, そのまとめが本文に載っているのみという実験課題が多い‐ 結 果の分析や解釈, 考察をすることを生徒 に求めていない. 実験枠外に 『結果から考えよう』 として 関係を考察させたりしている実験課題もあるが, 全体的に関係の特定を求めている実験課題が少な く, ( ) カテ ゴリーへの該当実験数が少ない‐ 観察を指示する文と関係を特定する文の区別がし 3 .6 ずらい実験課題がある. 教師の力量が最も必要な発行社であろう‐ 実際に実験を行わないと, 結果 が どう なる の か 分 か らな い 構 成 にな っ て いる‐. [5]. LAI分析による中学校理科教科書物理分野生徒実験課題の特徴のまとめ. LAI分析結果から, 我が国の中学校理科教科書に掲載されている物理分野の生徒実験課題の特徴点が , 次のようにまとめられる‐ また, 大カテ ゴリーへの該当実験数の発行社 間比較は く表一皿〉 にまとめる . ①前述の通り発行社毎の特徴はそれぞれあるが, 大カテ ゴリーで見てみると発行社間の差はほとんど見受け ら れ な い‐. ②ほとんどの実験が細部まで指示された構成となっている‐ 生徒自身が疑問や問題を明確にし 結果を予測 , し, 仮説を述べ, 観察・測定・計算手順など実験を計画・設計し, 実施することを求められていない‐. 235.
(9) . . 平 野 雅 宣・佐 藤 里 絵・細 川. 富 生. 〈表一皿〉 大カ テ ゴリーへの該当実験数の発行社間比較 (実験件数) 大 カ テ ゴ リ ー. (件数). I. 2A. ‐. 3A. 2B. 3B. 4. O. 27. O. 23. 3. O. B( 2 7件). O. 27. O. 27. 15. 5. 2 C( 4件). I. 23. I. 23. 14. O. D( 22件). O. 20. O. 22. 12. 2. E( 2 7件). O. 27. 0. 21. 12. O. I. 124. I. 116. 56. 7. #4‐33. #6‐62. #4‐33. #12.83. 16‐30. #13‐86. 発. A( 27件). 行 社. 合. 計 ズ2. #:0.5%の有意差水準で 「分布が一様である」 という帰無仮説を棄却できない.. ③教科書の論題の主要な論議の記述の前に, 帰納的アプローチを採っている実験課題が掲載されており, そ の実験の帰納的アプローチによって引き出された結果等を基に, 教科書でその論題の主要な論議をすると い っ た構 成 にな っ て いる.. ④生徒間の協力によって実験を進めていくことを生徒はほとんど求められていなく, 特に, 実験結果につい て討議をし考察を加えていくことを生徒は求められていない‐ ⑤模擬実験を行うことを生徒はほとんど求められていなく, 求めている実験課題は全て, 「0実験課題では な い が, 今 回分 析 に含め たも の0」 に相 当 する も の であ る.. ⑥定性的観察の実施と定量的観察の実施を比較すると, 定量的観察の実施のほうが, 多く生徒に求められて いるが, 定性的関係の特定と定量的関係の特定を比較する と, 定性的関係の特定のほうが, 多く生徒に求 められている. 定量的な観察をしていても, そこから定性的な関係を特定することを求めている実験課題 が少 なく な い.. ⑦ほとん どの実験課題が, 生徒に実験結果を分析することを求めている. ⑧半数近くの実験課題は, 生徒 に実験結果の解釈をするこ とを求めているが, 「関係を説明する」 以外のス キ ル (技 能) は, ほと ん ど求め ら れてい な い.. ⑨実験結果を基に予測をしたり, 仮説を立てたり, 学んだ実験技術を新たな問題などに応用する, といっ た ス キ ル を生 徒 は ほ と ん ど求 め ら れ てい ない. ” ” ” ”a i i i ⑲大 カ テ ゴリ ー で の, “ l t t owe rorder c v es( よ り 低 い 次元 の 活動) に該 当する 実 験 課 題 は多く higher ” ” ” t i i t v e s ( よ り高 い 次元 の 活動) に該 当す る 実 験 課題 は 少 ない‐ ci order a. 先に引用 した指導書には 「自然を科学的に調べていく過程においては, 問題の発見, 仮説の設定, 検証, 実験の計画と実施, 器具などの正しい操作, 適切な記録の取り方, データの処理と解釈, モデルの形成, 規 則性の発見などの探究の技法が駆使できるようにする必要がある‐」という記述がある‐これら探究の技法は, LA 工 の 課 題カ テ ゴリ ー (探 究カ テ ゴリ ー) で 生徒 に求め てい るス キ ル に類 似 してい る. よ っ て, L A I の 236.
(10) . 中学校物理実験課題の分析と評価. 探究カテ ゴリーを求めていれば, 指導書でいわれている中学校理科で生徒に求めるべき技能を求めているこ と になる と いえる‐ 類似 の様 子 を 〈表一 皿〉 にま とめ る‐ ,. 〈表一皿〉 指導要領の目標達成に必要な探究スキル (指導書より抜粋) と, LA工課題カテ ゴリ ーとの相関関係表. 左 に類似する (対応する) LAI課題カテ ゴリー. 指導要領の目標達成に 必要な探究スキル. (指導書より抜粋). *I. 〔番号〕. 〔カテ ゴリー内容〕. 問題の発見. 1‐I. 疑問を明確に述べ, 探究すべき問題を定義 する. ×. 仮説の設定. 1‐3. この探究で検証すべき仮説を明確に述べる. ×. 検証. 2.O. 実験の計画と実施. 1.4. 器具な どの正 しい操作. 「実施 カテ ゴリー 」 ▲. *2. ○. +. 観察・測定・計算の手順を計画する. 1‐5. 実験を計画する. 2‐6. 自分たちの計画に沿っ て取り組む. 2-2. 装置を操作 し, 技術を身 につける. ○. 2‐5. 実験技術について, 解釈をしたり, 説明したり 判 断 ,. ×. +. 結果を記録 し, 観察について述べる. ○. +. 「分析と解釈 カテ ゴリー 」. ○. +. ×. を下す 適切な記録の取り方. 2.3. データの処理と解釈. 3‐O. モデルの形成. 3‐la. 結果を (グラフ以外の) 良く使われる形に表現し直す. ○. 3.5. 一般的法則あるいはモ デルを系統立てて述べたり 提 ,. ×. +. 案する 規則性の発見. 3‐2. 定性的・定量的関係を特定する. ○. 3‐5. 一般的法則 あるいはモ デルを系統立てて述べたり 提 , 案する. ×. 3.6. 関係を説明する. ○. +. *1……中学校理科教 科書物理実験課題 分析の結果 求められている (○) か いない (×) か , , . * 2……指導要領の理科の目標を達成 するのに十 (プラス) 要因とな ているか 一 ( マイナス ) 要因とな っ , ているか ± どちらともいえ ( ない) か. っ ,. 上記 でまとめた特徴点から, 指導書で生徒 に求めている探究の技法も考慮にいれた上で考察すると 「問 , 237.
(11) . 平 野 雅 宣・佐 藤 里 絵・細 川 富. 生. 題の発見」 「仮説の設定」 「実験の計画と実施」 がほとんど生徒に求められていないので, これは, 指導要領 の理科の目標を達成するための大きなマイナス要因である と考える‐ 「器具 な どの正 しい 操作 に関 して は 「操作 技術 を 身 につ ける ( 2‐2 )」 こ とを 生徒 に多く 求 め ている が, 」 「技術 につ い て解 釈 を したり 説明 を したり 判 断を下す ( 2.5 )」 こ と は 求め てい な い‐ こ れ は, 中 学 生 に , ,. は器具の操作技術を身につけることのみを求めている と解釈できる. 「モ デ ルの 形 成 に 関 して は 「モ デル を系 統 立 て て 述べ る ( )」 こ と を, 生徒 は ほ と ん ど求 め ら れて 3.5 」 , )」 こ と はよく 求め ら れて いる. こ れ は, 中 学生 には結 果 を モ 3.la いな い が, 「結 果 を モ デル に表 現 し直す ( デル に 表 現 し直す こ と は 求める こ と がで きる が, 系 統立 て て述 べる こ とま で は, 要求 して い な い と 解 釈 でき る.. 「規則 性 の 発 見 に 関 して は 「一 般 的 法則 あ る い はモ デル を系 統 立 て て 述べ る ( )」 こ と を, 生徒 は 3‐5 」 ,. )」 ことは, 多く求めら ) したり, 関係を説明する ( 3 3 ほとんど求められてはいないが, 「関係を特定 ( ‐6 .2 れている‐ これは, 中学生には関係の特定までは求めても, 一般的法則を述べることまで求めることは難し い と の判 断 による も の であ ろう.. 「検証」 「データの処理と解釈」 「適切な記録の取り方・ に関しては 生徒に求めている頻度が高いので指 , 「 ( )」 実験データの精度を特定する 3 導要領の理科の目標を達成する ためのプラス要因となっ ている. ‐3 は, 分 析 の 結 果, 生 徒 に 求め ら れて い な か っ た が, 指 導 書 にも 言 及 さ れて い な い‐ ま た, 「応用 の カ テ ゴリ ー ( 4‐0 )」 は, 分 析の結 果 ほ と ん ど求め ら れてい な か っ た が, この こ とも 上 と 同様 に指 導書 で 言及 さ れて い え まし・.. 第4章 高校物理教科書と中学校理科教科書物理分野との比較 日本高校物理教科書 (旧課程高校物理教科書と現行課程高校物理IB教科書) と中学校理科教科書物理分 野とのLA工を用いた比較をした. 分かったことは次の通りである. 尚, 総実験課題数が違うので量的な比 3 ) 4 )は 〈表-l ) x〉 にま とめ た- 較 はパ ー セ ン ト値 を 基 に行 っ ている. 高 校物 理教 科書 の L AI 分 析の デ ー タ2 ,. ①中学校理科教科書も高校物理教科書も, ほとんどの実験課題が, 細部まで指示された構成となっていて, 演緩的アプローチを採っている実験課題は少なく, 帰納的アプローチを採っている実験課題がほとんどで ある‐ 中学校理科教科書の方が, 高校物理教科書に比べて演揮的ア プローチを採っている実験課題が少な い と言 える‐. ②B‐ 教科書との関係 については, 中学校理科教科書も高校物理教科書も全ての実験課題が 「教科書と- 「 )」 体化した関係 ( b‐3 , つまり実験課題の枠が本文中に組み込まれた形 となっ ている‐ また, 教科書の )」 か, 「教科書の論題の主要な論議の後で行われ b.1 論題の主要な論議に先 だっ て行われる実験室活動 ( ) に該当する実験課題が多く, 高校物理 b‐1 )」 かについては, 中学校理科教科書は ( る実験室活動 ( b.2 教科書はその逆である. ③中学校理科教科書も高校物理教科書も, 生徒間で協力しながら実験を進めることが求められてなく, 又, 模擬実験に取り組むことも非常に少ない. ④ 大カ テ ゴリ ー 1 「計画 と設 計」 と 大カ テ ゴリ ー 2B r生 徒主 導 の実 施」 につ い て の探 究カ テ ゴリ ー につ い. ては, 中学校理科教科書の方が特に少ない‐ ⑤定性的観察を実施したり, 定性的関係を特定する ことを求めている実験課題が, 中学校理科教科書には多 い‐ それに比べて定量的観察を実施したり, 定量的関係を特定する ことを求めている実験課題の割合は, 238.
(12) . 中学校物理実験課題の分析と評価. 高校物理教科書の方が, 中学校理. 〈表一K〉 LA工による分析データ の中学校理科教科書物理分野と. 科教科書より大きい‐. 高校物理教科書との比較 (実験件数・%). ⑥ 大カ テ ゴリ ー 2 A r指 示 さ れた 実. コース. 施」 を求め ている 実 験 課題 は, 中. カテ ゴリー. 学校理科教科書は, 高校物理教科. A‐ 構成. 書 と比 べ てや や 少な い‐. ⑦ 「結果を (グラフ以外の) よく使 わ れる 形 に表 現 し直 す( 3‐la )」は,. 中学校理科教科書の方が, 高校物 理教科書より該当実験課題数の割 合 が 大 き い が, 「デー タ を グラ フ 化する ( )」 は, 中 学 校 理 科 3.lb. 教科書の方が, 高校物理教科書よ り該当実験課題数の割合が小さ . ⑧ 大カ テ ゴリ ー 3 B 「解釈」 に関す る カ テ ゴリ ー で 「関係 を 説 明 する. ( 3 )」 以外は, 中学校理科教科 ‐6 書は高校物理教科書より該当実験 課題数の割合が小さい. 関係を説 明す る カ テ ゴリ ー は, 中学 校 理 科. 教科書は高校物理教科書より該当 実験課題数の割合が大きい. ⑨応用に関するカテ ゴリーについて は, 中学校理科教科書は, 高校物. 理教科書より該当実験課題数の割 合が小さい‐. (実験数). a‐ 3 a. 4. .. b‐ 1 b‐ 2 b‐ 3. 2( 1 ) ) 1( 1 ) 0( 0. * ( *) * ( *) * ( *). 4( 0( 2( 0(. 3 ) 0 ) 2 ) ) 0. 1( 0( 2( 1(. ) 1 0 ) ‐ 1 ) 1 ). * * * *. ′0 0( ) 0( 0 ) 0( 0 ) ) 1( 1 0( 0 ). 0( 8( 0( 4( 0(. 0 ) 5 ) 0 ) ) 3 0 ). 0( 0 ) 16 (10 ) 2( 1 ) 11 ( 7 ) 6( 4 ). 43 (34 ) 7 3 (57 ) 27 (21 ) 29 (23 ) 27 (21 ) 0( 0 ) 1( 1 ). ) 14 ( 9 145 (91 ) 1 56 (98 ) 147 (9 2 ) 1 33 (84 ) 23 (1 4 ) 2( 1 ). 18 (11 ) 1 46 (91 ) 1 45 (91 ) 106 (6 6 ) 86 (54 ) 21 (1 3 ) 10 ( 6 ). 39 (31 ) 33 (26 ) 69 (5 4 ) 29 (23 ) 0( 0 ) 4( 3 ) 3( 2 ) 53 (42 ) 0( 0 ). 13( 8 ) 91 (57 ) 21 (1 3 ) 128 (81 ) 14 ( 9 ) 41 (26 ) 3( 2 ) 60 (38 ) 0( 0 ). 21 (13 ) 65 (41 ) 17 (11 ) 112 (7 0 ) 31 (19 ) 71 (44 ) 1 7 (11 ) 23 (1 ) 4 0( 0 ). 0( 0 ) 2( 2 ) 5( 4 ). 8( 5 ) 0( 0 ) 11 ( 7 ). 25 (16 ) 2( 1 ) 60 (38 ). c. 3. d‐ 2 d‐ 3 d‐ 4 1‐ 0 計画と設計 1. I 1. 2 1‐ 3 1‐ 4 1‐ 5. 2. 0. ( *) ( *) ( *) ( *). 実施. 2‐ l a. 2‐ l b 2‐ 2 2‐ 3. 2‐ 4 2‐ 5. 分析と解釈. 3‐ l a. 3‐ l b 3. 2 a. 3‐ 4 3‐ 5. る-. 0( 0 ) 4( 3 ) 0( 0 ). D‐ シ ミ ュ レー シ ョ ン d. 1. 前 章 ま で の L A I を用 いた分析. 題点に対する改善の方策を検討す. * ( *) * ( *) * ( *). c‐ I C‐ 2. 3‐ 2 b 3‐ 3. でき, 問題点も明らかになった. 本 章ではそれらの問題点を吟味し, 問. 9( 6 ) 1 02 (64 ) 1 oo ) 59 ( l. * ( *) * ( *) * ( *). C‐ 協力形態. 察. で, 現行の中学校理科教科書物理分 野生徒実験課題の特徴を掴むことが. 1 15 (91 ) 6( 5 ) 127 ( ) loo. 6( 5 ) 120 (9 4 ). B‐ 教科書との関係. 3. 0. 験課題の問題点, 改善のための考. * ( *). ) 7( 6. 157 (99 ) 2( 1 ) 141 (8 9 ) 28 (18 ). 121 (9 ) 5. a. 1 a‐ 2. 2‐ 6. 第5章 中学校理科物理分野生徒実. 1 2 ) 旧物理( 日本中学( 7件 1 6 0件 1 5 9件) 新物理工B( ) 件数 (%) 件数 (%) 件数 (%). 3. 6 3‐ 7 4‐ 0 応用 4‐ 1. 4‐ 2 4. 3 * : デ ー タ の な い こ と を 示 す.. 239.
(13) . 平 野 雅 宣・佐 藤 里 絵・細 川 富. [1]. 生. 実験課題内容面からの問題点. 中学校学習指導要領の理科の目標を達成するために中学校指導書理科編に記述されている 生徒に求める実 験のあり方 (第3章 [5] 参照) と, 前章までの分析で明らかになった中学校物理分野生徒実験課題の特徴 を照 ら し合 わせ て, L A I 開発 者 が生 徒 に求 める べ き だと して いる (L A 工 カ テ ゴリ ー に 含ま れて いる) ス. キルのうち, 生徒に求められていないものを改善するべき問題点として以下にまとめる. 指導書の立場から 考えると改善するべき (求めるべき) 点は以下の3つに整理される. i) 指 導 書 が, 生 徒 に 求め ている ス キ ル. ①生徒自身が疑問や問題を明確にし, 結果を予測し, 仮説を述べ, 観察・測定・計算手順な ど実験を計画・ 設計 し, 実施する こ と‐. ) 指導書からは, 生徒に求めるべきかどうか判断しずらいスキル i i ①実験技術について解説をしたり判断を下すこと. ②一般的法則, あるいはモデルを表現したり提案すること. i i i ) 指 導書 が, 生 徒 に求め て いな いス キ ル. ①生徒は, 生徒間の協力によって実験を進めていく こと, 特に, 実験結果について討議をし考察を加えてい く こ と.. ②模擬実験を行うこと‐ ③実験データの精度を特定すること‐ ④実験の基礎になる変数, 制約条件, 前提を明確にしたり検討すること. ⑤実験結果を基に新たな疑問を表現したり, 問題を明確にすること. ⑥実験結果を基に予測をし, 仮説を立て, 学んだ実験技術を新たな問題な どに応用すること.. [2]. 課題内容改善のための考察. 以上の問題点を改善する ために (生徒に求められていないスキルを, 生徒に求めるために), 教科書の表 現や質問の仕方を効果的に書き換えて, 生徒により多くの種類のスキルを求めることが考えられる‐ そのた めの課題内容改善の具体例を二つ提示する.. 〔例1〕 ) 『電 力 を 発 熱 量 と の 関係 を 調 べ よう』 の 内 容 は, 班 ごと に 電 熱 線 に か B : 教 出 下P‐31 「実 験 1」 (No14. ける電圧を変えて水を温め, その上昇温度を調べ, 電力と発熱量との関係を調べる実験課題である‐ この実 験課題の く考察〉 は次の通りである‐ 〈考察〉 電力と発熱量との間には, どのような関係がある といえるか. こ れを,. 電力と発熱量との間にはどのような関係がある か, 各班の結果を基に討論し考えよう‐ と書き換えること ) カテ ゴリー 「生徒達は異なる課題に取り組み結果を出し合う」 だけでな によって, この実験課題は, ( c ‐2 ) カテ ゴリー 「求められる実験後の討議」 にも該当することになる‐ く( c .3. 〔例2〕 23 ) 『斜面上の落下運動』 の内容 は, 斜面上を力学台車を滑らせその運動 N A:大日下p‐31 「実験5」 ( o の様子を記録タイマーで調べる実験課題である. この中で, 240.
(14) . 中学校物理実験課題の分析と評価. 1国璽 斜面にほぼ等しい長さのテープを台車につけ, 台車を斜面上に置く ′ こ の 実験課題 の 中に とある. ,. E国 璽圏. で, テープの長さを斜面にほぼ等しくするのはなぜか‐. という 記 述 を含 むこ と によ っ て, ( 2‐5 ) カ テ ゴリ ー 「実 験技 術 につ い て, 解 釈 を したり, 説 明 を したり, 判 断を 下す」 に該 当 する こ と になる‐. [3]. 指導上の問題改善のための考察. 実験課題内容の特徴を考慮した実験指導のあり方を考察する‐ 以下のような諸点を考慮して実際の指導に 当たることによって, 生徒 に科学の方法を習得させ科学的探究過程や問題解決過程に関わるスキルを育成す る こ と が可 能 になる と思 わ れる.. ①教師の側から教科書等に書かれてある仮説を提示するのではなく, 実験の各場面で生徒自身から複数の選 択可能な仮説を引き出すように工夫し, 生徒自身がそれらの仮説を検証するように指示する‐ ②生徒が独自に実験手順を追究・計画し, 実施するように指導する‐ 更にその経験に基づいて実験技術に改 良を加えるよう促す. ③疑問や探究すべき問題, データを収集する方法, 解釈に当って用いる法則や考え方, 自分の立てた仮説な どを生徒が口頭あるいは文章・数式の形で表現するよう促す‐ ④できる限り討議する機会を多く設けるようにする‐ 討議により, すでに獲得済みの知識を用いて実験結果 を予測するよう に促したり, 実験によっ て得た様々な知見を統合し理解を促進させたり, 新たな問題につ い て予 測 する よう に促 す.. ⑤探究活動の中で, 実験の基礎 になる変数, 制限や前提を検討し限定するよう に促す‐ ⑥実験によって得た知識・経験を基に, 生徒自身が実験結果から一般的法則を導いたりモデルを表現するよ う に促 す‐. ⑦実験活動を通して得た知識・経験を基に, 更に発展した新たな疑問を抱くよう に啓発する. あるいはその 知識・経験を別の問題解決に応用するよう促す‐. 第6章. LAIの中学理科物理実験課題分析への適合性についての考察. [1] LAIの応用・汎用の可能性について ) 5 ’ L A I の User s Handbook で は, L A I は,. 実験手引き書の分析に使われるだけでなく, その基準デー. タは, 教師やカリキュラムの開発者・研究者にとっ ても役立ち, その他の応用面にも価値があると して 次 , の 3 点 を挙 げて いる.. ①LAIは, 教師自身や教授法の練習 に, 広く応用することができる‐ 現在使っ ている実験手引き書 (教科 書) や採用候補に挙がっ ている実験手引き書 (教科書) を高校理科教師が分析する際にも 簡略化したL , A 工 を適用 する こ と が可 能 である‐ そ の分 析結 果 と彼 ら の ”主 観 的な“ 見 方 と を比 較す る こ と によ っ て ,. 学級で使われる教科書の価値に対して多くの洞察を得ることができるだろう し 教授法の練習にとっても , 有益な示唆を得ることができる. ②LAIを教員志望者の教育に使うことによって, 未来の教師達にカリキュラム資料の性質をよりよく理解 さ せる の に役 立 てる こ と がで きる. 241.
(15) . 平 野 雅 宣・佐 藤 里 絵・細 川 富 生. ③実験手引き書 (教科書) のLAI分析と, 実験時の学級における生徒のお互いのふるまいの分析との比較 をする研究を行うことによって, 手引き書の記述がどのような行動を生徒から引き出すかといった関係を 明 らか にする こ と がで きる‐. )の中で LAIを実際に利用した経験を通して LAIのより発展した活用の また鶴岡は彼の修士論文2 , , 可能性について, 具体的に次の場面を挙げて述べている. ①実験指導に携わる教師が, 実験課題のねらいと実験課題内容に矛盾がないかどうかを吟味する. ②実験指導に携わる教師が, 実験課題内容の中で生徒に求めている実験スキルの特徴を把握し, その記述中 で修正すべき箇所を発見 したり,同じねらいの複数の実験課題から適切なものを選択する判断材料にする‐. ③教科書執筆者が教科書改訂の具体的な手掛かりを得る. ④教科書を検定・採択する際の基準の一つとして活用できる‐ つまり, 採択を求めて執筆された教科書の生 徒実験課題にLAIを用いた分析を施すことによって, 指導目標を実現できる教科書か どうかを判断する 一 つ の尺 度 が得 ら れる と思 わ れる.. ⑤大学における教職科目の中で, 教員志望者に対する理科教育実験課題の分析実習として, その手段に活用 できる‐. このようにLA工は実験課題の多様性について分析・評価する手段としてのみならず, その分析過程や結 果を多面的に活用することができる‐. [2] 中学校理科実験課題分析への適合性について LAIは, その分析の道具を作るための基とした科学カリキュラムが日本の高校生程度の年齢を対象とし ていたため, LA工が中学校理科を分析するのに相応しい道具かどうかについては検討の余地がある‐ しか し, どの年齢を対象とするものであろうと同じLA工という分析手段を用いて分析することによって, それ ぞれの段階のカリキュラムの特徴を他と比較することが可能となるので, 現在のLA工に手を加えずに様々 なカリ キ ュ ラム を分析 して みる こ と は, 意 義 のある こ とである と言 える‐. USE (使い方と説明) には, 現在の形のLA I はも まとんどの科学分野のカリキュラムに使用するために意図されていて, 包括的であるが, 使用者の目的 しか し, L A 工 の Use. s Handbook の DESCRIPTION AND. 次第で更に細分化したり結合したりできると記述されているので, ここであえて, 中学校理科物理分野生徒 実験課題を分析することのみを目的とするとLA工を どのように変えることができるか, 考えてみたい‐ 課題カ テ ゴリ ー に次 のカ テ ゴリ ー を加 える こ と が考 え ら れる‐ ・ 生徒 は, 結 論を 導き 出す こ と を 求 めら れて いる‐. 中学校理科物理分野生徒実験課題には, 結論を導き出すことを求められているものもあるし求められてい な い も のも ある‐ よ っ て, こ の カ テ ゴリ ー を加 える こ と に よ っ て, そ の点 が明確 になり, 生徒 に どの 段 階ま. での探究活動を求めているかを知ることができるであろう‐ 基本的には, 現在の形のLAIを用いて中学校理科物理分野や生徒実験課題を分析する ことは, 問題無い といえる だろう‐. 242.
(16) . 中学校物理実験課題の分析と評価. 第7章 結論 前章 ま で で行 っ たこ と をま と める と, 以 下 の通 り である.. 現行中学校理科教科書物理分野の生徒実験課題をLA1という実験手引き書分析手段を用いて分析し, 更 に高等学校物理教科書と比較し, 問題点を浮かび上がらせ, 改善点を考察した. また, 中学校理科教科書物 理分野生徒実験課題をLAIで分析すること自体について考察をし, LAIの適合性について考えた‐ その結果, 現行中学校理科教科書物理分野生徒実験課題は, 発行社間の差はほとんど無かっ た‐ 実験の構 成面では, ほとんどが細部まで指示された構成となっ ていて, 生徒主導で行う実験は皆無に等しかっ たし, 生徒同士が協力して行う実験や, 模擬的な実験を行うことを求められていなかっ た‐ 実験課題は, 教科書本 文 に組み 込ま れ て い て, 帰納 的ア プロー チ を 取 っ てお り, そ れ によ り引 き 出さ れた結 果 な どを基 に 教 科書 ,. でその論題の主要な論議が掲載されていた‐ 課題カテ ゴリー分析からは, 生徒に求められていないスキルが 多くあることが分かっ た‐ 実験を計画設計したり, 応用 したりすることがほとんど無かったし, 生徒主導の 実施や解釈を求めるカテ ゴリーへの該当実験課題も非常に少なかった. また, 中学校理科の実験課題の第一 の目的は生徒に実験を 「実施させる」 で, 第二の目的は 「実施したことに対する考察をさせる」 なのではな い か, と いう印 象 を 受 けた.. 「実験技術について解釈をしたり 説明したり 判 高校物理生徒実験課題と比較して, 高度な探究活動 ( , , 「 「 断を下す ( 2 ) 実験データの精度を特定す 5 実験の基礎 る( 3 )」 になる変数や制限や前提を検討した ‐ 」 ‐3 , , り, 明確にする ( 3 )一 等) は, 求められていないことが分かった‐ 又, 定量的よりも定性的な, 観察や関 .4 係の特定が多かっ た. 小学校理科も同じくLA工で分析して中学校理科実験課題と比較してみる と 高等学校物理との比較と合 , わせて, より中学校理科物理分野の特徴が明確になると考える‐ また, 中学校の物理分野だけではなく 化′ , 学分野, 生物分野, 地学分野も同じよう にLA工を用いて分析してみることで, 中学校理科物理分野の特徴 がより明確 になる‐ 浮かび上がった中学校理科教科書物理分野生徒実験課題の問題点は主に LAIのカテ ゴリーの中で 生 , , 徒 に 求め ら れてい な いカ テ ゴリ ー につ い てま と め た 形 と な っ ている. こ の 問題 点 の 中 には 改 善 (求め ら れ ,. ていないものを求める) の必要があるものもあり, それらは課題内容面からと指導面から可能である. 教師 が実験を指導していく上で, 実験活動の目的を考えより良く多くのスキルを育成するよう生徒を導くことが 必要になっており, 教師に求められている役割は大きいといえる‐ しかし 該当する実験課題数が少ないカ , テ ゴリ ー があ っ た と して も, そ れ は 中学 校 理 科 の “特 徴” と いう こ と で 理解 して も よ いも の もあ り 一概 に ,. “問題点” としても良いのかの判断は今後の課題として残されるところであろう .. 謝 辞 札幌開成高校の鶴岡森昭教諭には, この論文の作成のためにLA I の. Users Handbook 並 び に 氏 の 修 士. 論文等の資料を提供いただいた‐ 本研究に丁寧な助言をいただいたことと合わせて氏に深くお礼申し上げま す‐. 243.
(17) . 平 野 雅 宣・佐 藤 里 絵・細 川. 文. 富 生. 献. 1) 『中学校指導書理科編』 平成元年7月 文部省. ) 『高等学校物理実験指導の改善に関する考察』 2) 鶴岡森昭 ( 198 8 , 筑波大学大学院教育研究科修士論文‐ 88 5 4- 357 3) 鶴岡森昭, 仲丸信行, 中山和彦;高等学校物理実験課題の評価, 物理教育, V. 36 . .3 , 19 .4 ,N , pp ‐ 1 9 9 4 2 2 9 1 7 V l 物理教育研究 o 4) 鶴岡森昭; 『新旧高校物理実験課題の比較研究』 . . , , ‐ , pp , i I Repor t No ) :A Users Handbook (Tecbn l i t ca l t t nven ory (LAI sk Ana sl ruc e and Ta . ory St ur 5) Fuhrman, M,eta ys ‐;The Labora i fl i i t t i ver owa t s t on Cen er 14 ) yo ence Educa owa ‐ y ,1978 , The Un .l ,Sc , lowa Ci. (平野 雅宣・本学教授 札幌校) (佐藤 里絵・本学札幌校物理第2研究室) (細川. 244. 富生・本学札幌校物理第2研究室).
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