北海道東部海域の沿岸及び沖合におけるサケの年齢,成長並にウロコの型について
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(2) . 第15巻 第1号. 北海道学芸大学紀要 (第2部B). 昭和39年7月. 北海道東部 海域 の沿岸及び沖合におけるサケの 年 齢, 成 長 並び にウロ コの型 に つ いて 山. 代. 昭 . 三. 北海道学芸大学釧路分校. Syoz6 YAMASH・Ro: Age Growth and Scale Pat t ern of lnshore , ing Chum Sa imon (O芦ばつメカ影zぬz and 〇畳shore Migrat ‘ s 卿超)in Wat f Eastern Hokka ido er s of. we Co・ ing chun lmon(ro々癖あかα之 n1 )ared (A)i ー . shore n]igrat ュs a )caughtin June z ‘ ,1963 。H Kon・bun h K d 畳 i B h .ori i i l l ( t l s ) u r h o a n s m r o r i a n ‐ o e c . u n s t . a mo n a t C u l s , g g n e ame month, g 410-420N, 14 70-1480E, wi h d h t regar to t eiざ bodyl engthsand growth formulae of scale, 帆′e al so com1 C)inshoren igra lared{ ingChun lmon(Aたガ勾〆 t l )caughtin autumn,1963i lsa n thesame. local i t y as(A) .. As a result longed to a deGni C)ー ound that( i”erentstock f )e t el ron ・(A) , we f yd ,that(A). was greater than( B )i n body length, butthatthe growth formulae of scale were nearly the. same wi th (A)and (B) t e ofthe di”efence in body length. ,inspi. Therefore we t hink that( B )belongs to thesame stock as(A) B)i , ch we thi nk( s ,of whi l b h d a r anc . We conc u e al i so f 1963 rom the End ngs of Yamashi )that To厩s珍か”≧” stock ro (. and s脳γ鯛威β stock come into contact witi 1 ea ch other atthe eastern edge of(B)area , 1. 緒. 言. 北海道東部太平洋岸に沿って,5月中 旬より7 月 上 旬 に 亘 り 北 上 洞 擬 す る トキ シラ ズ (0“cザルッ〃-. c無燈 卿加 W′ALBUM) は, そ の 漁 獲 量 に おし・て は, 48oN 以 南の サ ケ の そ れ に 比 す れ ば 問 題 に な ら ,. ない位少ないが, しか し, 著 しく 魚体の大きい事か ら, その商品価値は高く 釧路地方の定置漁業 , に と っ て は 重 要 な 漁 獲qかぐあ る, こ の ょ ぅ な トキ シラ ズと 沖 合 の サ ヶと の 魚 体 の 大 き さ の 差 異は ,. 魚群, 系統群の差異を示すものと して, 資源学上の興味ある問題を提起する , 筆者 は, 1961年 の 48oN 以南北海道東部沖合海域*のサケの体長 ウロコの糸群諸形質を観察 し ,. て, 東 側 と 西 側 の 魚 群 に か な り の 差 が あ る 事 を 見 出 した (山 代 1963) トキ シラ ズに つい て の ウ ロ , , コ の 研 究, は 古く 川 上 (1936) に よ っ て 行 な わ れ て い る が そ の 後は ほ と ん ど 報 告 を 見 ない 筆 , , . 者 は, た ま た ま1963年 6 月, 釧路市郊 外- ぐ建網にかかっ たトキ シラ ズを調査する機会を得たので. , この材料と沖合海域漁場と して一番近い海域の同年同月の材料とによって, 魚群形質と してのウロ コの成長形式を比較 して, それ ら魚群の間に, 系統的差異があるかどうか調べようと試み た. 又 , 同年秋に, 産卵のため南下 してきたアキアジの前記建網に乗網 した材料も入手できたので このウ , ※ 本文による沖合海i oN以南サケ・マス大型許可船の操業海域をさす 或とは, 48. ,. (88).
(3) . 山. 代. 三. 昭. ロコ に つ い て も, 合 せ 比 較 検 討 して 見 た.. 本調査にあたって, 釧路市外昆布森, 尾崎万慶氏, 及び水産庁委託調査船北上丸の乗組員の各位 には, 材料の採取に多大の好意を受けた, 北海道立釧路水産試験場長桜井基博氏 並びに同場中村 , 悟技師には種々御教示, 御助言をいただいた, 又, 北海道大学水産 学部久保達郎助教 授には 本稿 , の御校閲の労をいただいた, ここに記 して, 上記の各位に深く感謝の意を表する次第であ る .. =. 材料 及び 方法. 観察の材料は第1表, 第1図に示す通りである, 本文に於ては, 便宜上, 釧路市外森布森建網の トキシラズをA群, 同所のアキアジをC群, 沖合水域のサケをB群と呼称 した. 『A』 及び 『C』 は同じ場所の沖出 し約 1500 間のサケ建網, 『B』 は調査船北上丸によって 得られたもので 漁具 , は3寸8分目の流網である, 『B』 の海域は, 山代 ( ) による196 1963 1年の調査海域の一番西側の 海域とほぼ同じ海域と見て よい. 採集月は 『A』 63年 , 『B』 は6月, 『C』 は10月で, いずれも19 の もの で あ る,. Tabl lmoncol lec f el t esofchumsa edininshoreandof shorearea , Sampl Popul ion at. Dat e 1963 june. A. r (ro毅 s伽′ α雛). l Loca i t y 5 24. 1963 June ll B. 12 B 14. Fi l ing 一gear s ・. 0” Kombun .or ・ , Kushi ro. Numbe r of 6sh 5. Fixa ion net t. 28 Tot 1 a. ′N 1470-20 ′E 410‐20 ′N 1470-03 ′E 410‐21 ′N 1470-lo ′E 410‐10. 27 lo. f Dr i t ne t. 28. ′N 1470‐28 ′E 420‐07. 29 l To t a. C. (Aたね“). 1963 Sept , 14 0ct , 17. Fixa i t t on ne. 29 Tot a1. 0 1 5 0. .. - 5 50. l l Fig ing l i i t ap s ・ oca owinginshore and o”shoresampl e s ,1 , N1. (89). 94 30. 0” Kombumor l , Kushi ro. 0 - 4 5. 33. 59.
(4) . . 北海道東部海域の沿岸及び沖合におけるサケの 年齢, 成長並びにウロコの型について. ウロコの標本は, 『B』 は北洋サケ・マス調査要領に したがって採取, 作製されたもの, 『A』 及. び 『C』 の も のは, 5 %苛 性 ソ ー ダ で 処 理 し 水 洗 い した の ち 2 枚 の ス ラ イ ドガ ラ ス に 挟 み, 永 , ,. 久標本と したものを用いた, ウロコの測定軸は, 小林 ( 61 ) の方法に したがった. 計測は投影器 19 により拡大 して実長をだ した, ウロコの各年の成長量は各休止帯の末縁部までと した. 体長の測定 は 『A』 と 『C』 に於ては, 尾又長, 体長及び頭長を実測 し, 体長一頭長=胴長と した. 『B』 の. ものは, 船上に於て測定 した尾又長と, 胴長/尾又長=0 1(久保・小林, 未発表) により胴長を .73 換算 した,. 皿. 各形質の結果と考察. 年齢組成 各魚群の年齢組成を第 2 表 に まと め た。 今回 の A, B. 両 群 に は 31年 魚 は 見 られ ず, ほ と ん ど す べ て が 4 年 魚 で 非 常 に に た 組 成 で あ る, 480以 南 北 海 道 東 部沖 合 海 域 の. シロザケの年齢組成は, 過去の調査より3~5年魚か ら. な り, そ の 大 部 分 が 4 年 魚 で あ る. そ して, 漁 期 の 初 め に 5 年 魚, 後 期 に 3 年 魚 の 混 入 が 多 い (北 水 研 ・ 北 水 試). (山代, 跳3 ) , 材素俗 6月のため丁度漁期の中 剃 り\る. 所 で 4 年 魚 の 多 い 事 は う な ず け る. 『C』 の ア キ ア ジ は,. や は り 主 体 は 4 年 魚 で, 3 年 魚, 5 年 魚 が 2 ~ I 割 程度. i ion(Number l Tab t s e2 , Age compo. i i ) t 1nparenthes sind ca e spercent age l Po , i ) t O on I u a 。 p. Age. A. B. C l o 1 0. 3. ( T 7 ). 3 2. 4. ) 9 7 ~ l ) 3 (. 5. 33. l To 1 t a. l o o ) (. 9 2. 9 8 ) ( 8 ) 『 2. (北 海 道 さ,け , ま す ふ 化 場, 1963).. r← ↑. %. 7 0 6 0. ウロコの核心部を観察 し, 平野.中川 ( ) に した 19 38. ・ 『 、. 的に多く, B型の極めて少ないのは, 山代 鰹 ◎ の結. 2 0. \. o 果 と 同 じよ う な 傾 向 に あ る. ア キ ア ジ 『C』 は C 型 が ′ - 40% 近 く で 卓 越 す る 事 は, トキ シラ ズ, シ ロ サ ケと 著 し く 異 る 所 で あ る. 又, A, CD 型 が20% 前 後,B 型 が A, B 群 と 同 様 に 極 め て 少 な い, 1950~1955年 の 十 勝 川 の. 5 ( 8 ). 5 9. oo o ). ( i o o ). 十一A. --8 --。- .- ) - - - -‐一( ÷ ※- -. 5 0. ウロコの型. r). ( 5 ) 了. ( 2 ) 94. 混入 している, 1958~19 60年の北海道東部太平洋岸の 河 川 に 産 卵 の 為 棚 上 した ア キ ア ジの 年 齢 組 成 は, 4年 魚 が 主 体 で 3 年 魚 が 5 年 魚 よ り 若 干 多 い 割 合 を示 して い る. 44. . /. \. ′. \ / 、. A. B. / //. 渉. き \ ;. ‐ 『÷÷す c÷ ÷ aD P fs 1 t ー じ a o a e f no. fs l Fi i i t t erns ・ s ono ca epat po g ,2 , Con. アキア ジもB型が他の型より少ない 事が報告されている (北海道さけ・ますふ化場, 1956 ) . 体長について. 標本全体の体長分布を第3表に示 した. 年齢組成の上か ら, A, B両群はそのほとんど4年魚で あるため, 別に4年魚のみについて第4表に表 わ して見た. これ らの場合B群の測定長が尾叉長の. みのため, これにな らってA, C群も尾叉長の実測値でもって比較した, 第4表より, 『A』 , 『B』 を比較 してみると, 『A』 の体長が 『B』 に比 して, 平均約 8cm 位多. ) の196 い. 山代 ( 1963 1年の沖合海域では, 東側に小さく, 西側に向ってくるに したがって大きく なる. 即ち, 北海道岸に近づくに したがい魚体が大きくなる事が分ったが, 沿岸のA群とB群の差 は, 沖合群間の大きさの差よりもなおーそう大きな値を示 し, A群はこの時 期のサヶと しては特別 (90).
(5) . 山. 代. 昭. 三. ion offork l ibut t ength Tab le 3 r s . Frequency di. l i p。 t a o 1 1 7汀T pu 三覇「勇. length Fork ・n cm E 6 5 6 6 67 68 69 7O 71 72 73 6 4 6 6 3 ・ 2 6 o 6 5 5 9 54 55 56 57 8. A B C. ion Popul t a. 1 3. 4. 1. 3. 1. 1. 5. 3. 3. 6 11. 6. 1. 2. 1. 1. 1. 1. 2. 3. 3. 5. 5. 5. 1. 2. hi Forl ・ eng }t n cn X 74 75 76 77 78 79 64 ,39. A. 56 .52. B C. 1. 7 12 12 15 11. 3. 1. 1. 66 ,85. 4. 1. 4. ・ 2. 1. 1. 1 4. 2. 5. 4. 3. 4. 3. 3. N 33 94 59. h of4 io . i ibut year 6sh t ・offorklengt I Tabl s r e4 , Frequency d Fork. A B C. length. 1n. cm. 1 f 2回7中5 Eヌ 7 9同7 6 5回6 7日6 6 3 畳 6 4 当 2 ■ 6 0回6 9 ー 5回5 7回5 3回5 5 1 5 2 t 5 1. 言 量 三川二 1 1 1 E I F E I 王国 1 一遍組虚 I i州I 7 3 4. 92 44. 魚体の大きな群であると判断される,Cの魚群は, 秋の産卵群であり, その体長は 『A』 の トキツラ 94cm,『B』 『A』46 . ズより大きいと言いなが ら , その差は平均 3cm に過ぎない, なお平均胴長は. 24cm で あ る, 41 14cm, 『C』 は 49 . ,. ウロコの輪条数について. ウロコの 輪条数とウロコの成長量は, 体成長と密接な関係があり, その輪条数も生育の環境状件 に支配される事はいうまでもない事で, 特にその発育初期に於ては, 発育地域の環境の相違か ら系 .ロコの第1年目, 統識別の手がかりと して各研究者により調査されて来た. 今, 4年魚各魚体のウ 第2年目, 第3年目, 第4年目 (終末) の成長帯の輪条数を数えて, 各魚群毎の平均値を模式図と 差がない. 即ち 『A』 は 『B』 して示 した (第3図) . 第1成長帯の各群の輪条数はそれぞれあまり 成長帯では, 『A』 , よりも0 ,5本程度多い. しか し第2成長帯, 第3 ,3本多く, 『C』は『A』より0 第3成長 本 第2成長帯で約2 『A』と『B』 については, , 『B』 , 『C』 の順の大いさになっている, 成長帯で約5 第2 その差が大きく 『 C 』 ではーそう A と 『 又 』 ,4本, の差がある 帯では2 , , , .3本 『A』 での輪条数は 第3成帯でも やはり5 ,4本もの差が出ている. したがって, 生活の 第3年目ま コ の 大い さ と も 関 係 が あ 66 ,68本 と な っ て い る. 勿 論 こ れ は, ウ ロ .96 本, 『C』 56 ,91 本, 『B』 62. 櫛 ミ. i i l ro【c r cu C“ ′ , Numbe. in3r dyear. ク ± 1 - 4 端辰結, d 9 0 5 .. 審 率 糟7. 8 2 8 4 .. 2 8 7 7 .. A. B. Nコ3 2. 7 4 7 8 ,. N=9 2. 謡 2 2 90. 4 4. C 4 Nコ4. l i i lnumberofc r cu CW Tot a i ‐ year6sh rcuh ・ snumberinscaiof4 D i Fig 3 r a amshowingaveragec g ,,. s 獅f.
(6) . 北海道東部海域の沿岸及び沖合におけるサケの 年齢, 成長並びにウロコの型について. る事であるが,『A』と『C』とは全く 異つた環境の所で成長 して来た事がうかがえ られる. この点, 『C』の終末成長帯の輪条数を加えても, なお 『A』 の第3年目までにも及ばない,『A』と 『B』と は体長の異なり か ら当然の事と思われる, ウ ロ コ の成 長 量. ウロコの成長量は勿論, 輪条数と同様重要な魚群系統の指示形質と して用い られている. 各魚群 の4年魚の各年の成長量の 平均値を図示 したのが第4図である. 模式図に表す如く, ウロコの中心 0 2 ,. 〆÷ 8 8 6 6 . 書 ー 2 30 5. I Z 3 1 5 .. 2 0 2. tyear Rー 1 nc n1 r e宜 l enti s Rz 1 ti N=3 2 1 I n2ndyea N=9 2 4 c r e l r . en r N=4 R3 l ti nc r emen n3 rdyear l i RT Sca u er ad s Fig ・growth zone ocea ・ .4 , Diagram showing averegeIncrement( inl / ‐ year ish , 。 on皿)inscale of4 ,. 部より被覆部に向け輪条数と同じ様に, 各休止帯の未緑部ま で の 距 離 を 計 測 L て, そ の 間 隔 を 1 / もむ部 よ り 第 3 休 止 帯の 末 縁 ま で を ウ ロ コ の 大 き さ の 基 準 と 1 , o omm の 数 字 で 表 わ した. ウ ロ コ のじ 79 mm, 『B』 2 62 mm, 『C』 247mm となり 『A』 『B』 『C』 して み る と, 第 4 図 よ り 『A』 2 . . , ‐, , の順の大きさになる. 今各群の年毎の成長量を比較すると, 第1年目の成長量は,『A』 ,『B』におい 11 てはほとんど差がないが, 『C』 は 『A』 lul l 程度多い. 第2年目の成長量, 第3年 . , 『B』 より0 がいずれも多く 目の成長量においては, 『A』 , 『C』がいずれも一番少ない値を示 している. 即ち,. 09 mm,『A』 と 『C』 の 間 に 於 て は 0 2年目の成長量の差は, 『A』 23 mm と , . , 『B』 の間に於て 0 なっている.したがって 『B』 は,2年目の成長点年目の成長,の比率に於てやや 『A』 よりも劣る.. しか し, 『C』 の場合その比率は著 しく 小さい. この事は 『C』 が前二者とかな り異つた成長形式を. と っ て い る事 が わ か る, 又 3 年 目 の 成 長 量 に おい て も,『A』 07 mm,『A』 , ,『B』 の 間 に 於 て o ,『C』. 18 mm となっており 輪条数と同様な結果になっている. それゆえ 『A』 『B』 は の間に於て 0 . , , , 成長量の大小の違い こそあれ, 各年の成長の比率はある程度同 じ様な傾向に対 し, 『C』は全く 他群. 00l mm, 第 2 年 目 に比 して異っている, しか し, 『A』 , 『B』 を厳 密 に 比 較すれば, 第1年目 0. 0 0 7 3 0 0 8 4 第 年 が 目 と 各 年 の生 長 量 の 差 年 広 が mm 3 と と も っ てし ・ っ て い る. 佐藤(1962) mm に , , , ,. は, 北太平洋のサケをウ ロコの, 第, 1年目成長量/第2年目成長量の値で, 北方系と南方系に系統分 け しているが, 今もそのような見解に従えば, 『A』 , 』B』 は 北方系, 『C』 は南方系群であると言 う推論がなされる. 胴長とウロコの大きさの関係. 前 に 述 べ た ウ ロ コ の 第 3 休止帯迄の半径の差と,体成長の差との間には多少の矛盾が感ぜ られる . 即ち, ウロコの大きさと体長との比率が他の形質と共に考糠こされねばな らぬ秒トぐある.. 今, 各 群 の 4 年 魚 の ウ ロ コ の 半 径 と 胴 長 を久 保 (1955) に したが っ て 直線 回 帰, L= KS十L,の 式 (L = 胴 長, S = ウ ロ コ の 半 径, Ls=25cm) の 式 に あ て は め て, K 値 の 平 均 を出 して 見る と, 『A』 で 151 15 15 55 と な っ た. 久 保 (1955) に よ れ ば, ア キ ア ジと 北 洋 シロ ザ ケ で . , . , 『C』 153 , 『B』 139. は K 値 に か な り の 差 が あ り, ア キ ア ジは 平 均 i50 以 上 を 示 し, 北 洋 の シ ロ ザ ケ は 平 均 150 以 下 の 値. ′ ±北 海 道 の ア キ ア ジの 値 を 示 すが, 『A』 の 1 を 示 す, した が っ て, 『C』 の 153 55t ・キ シラ ズは 『C』 . よ り は 小 さ い が,151 15 と 割 り 合 い 高 い 飽 か 表 わ れ た. 『B』 の139 15 は 北 洋 の シロ ザ ケに 似た 値 を . . (92).
(7) . 山. 三. 昭. 代. 63 ) 示 した, ただこのK値のみか らは, 起原系統の区分は甚だ危険であるが, 『B』の値は, 山代( 19. の同海域の材料のK値とほぼ近い値を示 した,. 又, ウロコの大きさと体長との関係が直線回帰であると仮定 して, 各魚群4年魚のウロコの平均 )が網走川で用いた Le 1949 各年成長量によって,過去の体成長を求めた. 久保 ( aの補正式,Ln=(L S L R L / 十 s によって推算胴長を出 したのが第5表である. 先ず 『A』 と 『C』 を比べ れば, 第 - ) n 1年目の推算胴長は 『C』 が 約 3cm 大きいが, 第2年目で同じになり, 3年目では逆に 『A』 が. 3cm, 2 年 目 3 3cm,3 年目 5 2cm と い 約 2cm 大 きく な っ て い る. 『A』 と 『B』 で は, 1 年 目 約 1 , , ず. ずれも 『A』 が大きく, 各年毎に体成長の差が著 しくなっている. 即ち.『B』 は 『A』 に比 して体 成長が劣った魚群と見なす事が出来る. i Tabl ‐ e5 ed body ProPerlength of4 sh yearf . AveregecomPut P。pu, i。n at. Comput f i ed B.P.L.in yearofl e( cm). B P cm) . .L .(. 1. 2. 3. A. 20 ,85. 34 ,06. 44 ,07. 46 ,94. B. I9 ,57. 3〇 ,6〇. 38 ,91. 41 ,14. C. 23 .63. 34 ,08. 41 ,97. 49 .24. 弾. 総. 合. 考. 察. 前記の各々の魚群系統指示形質を総合的に比 較して, 各魚群間相互に系統的相異の有無を検討 し て み た,. 『A』(沿岸トキシラ ズ) と 『C』(沿岸アキア ジ) との比較 先ず, 体長, ウロコの中心部の型, ウロコの成長量, 輪条数並びに推算胴長等すべてにおいて全. く別 系統群である事を示す事が出来, しかも既往の知見より, トキシラ ズは北方型で, 沿海州方面 のサケの夏型の 魚群と深い関係を有 し, アキア ジは北海道太平洋岸の河川に産卵のための南下群で あり, その洞済径路か らも全く両群の系統の 違いを裏づけている. 『A』(沿岸 トキシラ ズ) と 『B』(沖合群) との比較 同年級, 同時期でありなが ら, 体長に大きい差が表われている. しか し, ウロコ中心部の型, ウ ロコの成長量, 輪条数並びに推算胴長, 『B』のK値の甚しく 低い点等か ら総合的に判断すれ ば, B 綿々翌年度に5年魚と して洞僻接岸 してくる未成熟群である様な様相を呈 している, し 群の場合,↑ ) の北洋母船式漁業によるサケの生殖素重量か らの成熟, 未成熟魚の判定によれば, 1961 か し高木 ( 0g以下, 雄で2~3g以下を未成熟魚と している. したがってB 6月での生 殖素重量は雌で15~2 群をこの判定基準にあってはめるな らば, ほとんどが成熟個体と見なされる (第6表) , h4 ight wi ibut ion of gonad we t l . Tab t year 6sh r s e6 , Frequency di lmon ing chum sa of o”shore migrat G onad、. weight. 1n. g. 1 9 2 6 雫 72 E 77可82 上 8 7 5 7 1 7 1 t 7 5 1 3 1 4 4 2 7 2 17 声 22 1 2 2 12 2517 1 1 .5 ,5 ,5 ,5 ,5 ,『62 ,5 ・5 ,5 ,5 ,5巨 5 ,5 ,5 ,5 ・51 ,5 ー. le Fema le ハ4a. 2 1 7 1 11 1 金一言融 絹三一 1E」f摺 3 (93). 38 54.
(8) . . 北海道東部海域の沿岸及び沖合におけるサケの 年齢, 成長並びにウロコの型について. しか しなが ら, B群はウ ロコの輪条数, 成長量等のウロコの型より見て, 山代 ( 1963 ) が同海域 で調べた1961年の魚群とは全く別個の成長様式を有するものであって, それ らの特徴より推測 して, B 群 は48oN 以 南 の シ ロ ザ ケ 系 群*よ り. 0. は, む しろ,体 長 の 差 こ そ あ れ,ウ ロ コ の 形 質 に 関 して は, 沿 岸 トキ シラ ズ系 に 近. グ. 山代 (未発表) による19 62年6月の沿岸 。 4 5. 7 r A 款言 鳥 i f 之 1 1 71 2 o 3 r o r o oね. 1480E 附 近 の 海 域 で 混 合 交 錯 してし、る も. i lmm sa lmon Fi ng area of c g .5 , Mapshowing migrat id t t t s ocksin・ ya e・ s oH Eeas ern Hokka .. のと推察され る. V. 献. 文. 1 8 ) 平野義見・中川 一三:193 , 昭和ー3年鮭蝉復命書, 北水試, 2 ) 北海道さけ・ますふ化場:1956 , 北海道主要河川に勘上する鮭親魚の年齢組成, 体長・体重, 麟の中心部の型 分けについて ( 5 5 1950~19 ) , , 資料, 105 3 :1963 ) , 北海道・本州(東北六県・茨城・新潟) 主要河川に湖上するサケの年齢組成及 び体長・体重組成について ( i95 8~1960 ) , 資料, 109 . 9 4 鱗相よりみた鮭の生態□ ) 久保達郎:194 2 ) , , 網走川常呂川の鮭の成長, 階化場報告, 4( . 5 北太平洋におけるサケ・マス調査報告 5 第2報 ) ---- ・山平喜一郎:195 水産庁 , , , , 62 6 ) 佐藤隆平:19 , 北太平洋公海西方海域に分布するシロザケの系統判別について(予報) , 日本水産学会東北支 部会報, i4 . 96 1 7 ) 高木健治:1 , 北洋ベニザケおよびシロザケの生殖素重量変化からみた成魚・未成魚につい て, 北 水 研 報. 告, 23 , 8 ) 山代昭三:1963 , 北海道東部海域における初漁期の シ ロ ザ ケ のウロコについて, 北学芸大紀要 (第2部B) , 14( 1 ) .. 美 色々 な 系 群 が あ る と 思 わ れ る が 一般 に ツロ ザ ケ と い っ て トキ シ ラ ズ と 区 別 して い る も の ,. (94).
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