第1学年 音楽科学習指導案
題材名 すてきなおと
(教材曲「すずめがちゅん」「おとのマーチ」「おもちゃのシンフォニー」)題材の目標
○ 身近な楽器や素材に興味・関心を持ち、進んで音発見・音探しに取り組むことができる。(関心・意欲・態度) ○ 一つの楽器や素材からつくり出される音の響きを感じとりながら、気に入った音を見つけることができる。(表現 の感受・工夫) ○ 音の出し方を工夫して、楽曲のイメージにあった音を即興的に表現することができる。(表現の技能) ○ いろいろなおもしろい音やすてきな音に興味をもち、音色に気をつけて聴くことができる。(鑑賞の能力)○ 指導内容
本題材は身近な楽器や素材の音の響きのおも しろさに気づき、それを子どものもつ言葉や情景 のイメージと結びつけて表現することをねらいとし ている。 本題材で取り扱う楽曲は「すずめがちゅん」と 「音のマーチ」である。「すずめがちゅん」は既習 の教材曲で、これまでに音階遊びや替え歌遊び を経験している。本題材では、子どもが様々な音 発見活動の中から見つけた音の響きを、動物の 鳴き声や擬声語のイメージと結びつけて、楽曲に あわせて表現することができる教材である。 また「音のマーチ」は歌詞にあった音を一つの 楽器から奏法を工夫しながら表現できる教材であ る。 これらの楽曲を用いることは、音の出し方を工 夫して、楽曲のイメージにあった音を即興的に表 現することができるというねらいを達することに有 効であると考えられる。 また、第 1 学年の子どもたちにとって、音とのか かわりを深める活動を設定することは、より豊かな 表現をするためにも有意義であると考えられる。○ 本題材の指導方法
本題材では、音の出し方を工夫していろいろな 音の響きのおもしろさに気づき、音楽や情景など のイメージに合わせて即興表現することができる よう、次のような題材構成を工夫する。 «であう段階» 音の響きのおもしろさや一つの楽器からつくり 出される音の響きの違いを感じとることができるよ う、いろいろな打楽器に触れ、自由に音発見、音 探しを楽しませる活動を設定する。 «あらわす段階» 本題材における聴く活動は、あらわす段階に おける互いの演奏を聴きあう活動である。聴きとる 内容は奏法の違いによる音の変化であり、感じと る内容はその動物の感じである。 «ひろげる段階» 「おもちゃのシンフォニー」を聴くことにより、い ろいろな音に興味を持ち、新たな表現をしたいと いう意欲を持ち、発表する活動を設定する。○ 学年の児童の実態
○音楽に合わせて身体を動かして楽しみながら歌う姿が見られる。(関心・意欲・態度) ○歌うことは好きだが、他の人の声や演奏を聴きながら歌うまでには至っていない。(感受・表現の工夫) ○自己表現がやや苦手な子が多かったが、きれいな声で元気よく歌おうとする子が増えてきた。(表現の技能) ○身体表現をしながら楽しく聴くことができている。(鑑賞の能力)題
材
設
定
の
理
由
題材構成(4 時間)
段階 主 な 学 習 活 動 指導上の留意点 配時 で あ う / あ じ わ う / ひ ろ げ る 1.身近な楽器や素材に触れ、音発見、音探しを 楽しむ。 (1)いろいろな楽器や手作り楽器に触れ、音発 見をする。 (2)お気に入りの音を見つけて紹介し合う。 2.歌詞の情景から、イメージに合う音をつくり表現 する。 (1)前時で見つけた音から、動物の鳴き声や擬 音語をイメージしたり、動物のイメージからピ ッタリの音を作ったりして「すずめがちゅん」 の替え歌を表現する。 (2)「おとのマーチ」を歌い、歌詞や曲の感じを つかむ。 (3)「おとのマーチ」の歌詞に合わせて音を表 現する。 ヒントカード (4)つくった「音のマーチ」を発表しあう。 3.「おもちゃのシンフォニー」を聴く。 (1)いろいろなおもしろい音に気づきながら聴 く。 (2)自由に身体表現しながら聴く。 (3)これまでに見つけたりつくったりした音や活 動をふり返り学習の成果や達成感を味わう。 ○自由に楽器を選んだり、試したりできるよう、 楽器のならべ方を工夫する。すべての楽器 にふれるよう時間を区切る。 取り扱う楽器は子どもたちにとって身近な打 楽器にする。 ○意欲を高めるために賞賛する。 ○同じ楽器で異なる動物のイメージをもった表 現を聴き比べ、音の出し方で響きの違いが でることに気づかせる。 ○歌詞やリズムを覚えやすいように、拡大図に して掲示する。 ○奏法の違いで音が変化することに気がつく よう、楽器は 1 種類とする。 ○音の違いと音の感じの違いをつかむことが できるよう、使う楽器の紹介と考えた歌詞を 発表させ、2 グループに分かれて発表する。 ○音の面白さを味わうことができるよう、おもち ゃの楽器を用意する。 ○曲にひたって身体表現をしている子を賞賛 する。 ○「すずめがちゅん」や「おとのマーチ」を演奏 し、学習の成果をふり返らせる。 1 2 ① 本時 ① 1 おもしろい音 かわいい音 たのしい音 ふしぎな音 ふしぎな おおきな ちいさな かわいい きれいな たのしい やさしい おもちゃのラッパ トライアングル うずらぶえ おもちゃのたいこ かっこうぶえ ラチェット みずぶえ タイプライター ( )が××× ××× ××× おにわで ××× あそんでる いろいろな音であそぼう すず カスタネット タンブリン トライアングル 大太鼓 小太鼓 シンバル カウベル目 標 ○音の出し方を工夫し、いろいろな音を表現することができる。 ○友達とつくった音をききあって、より動物にあう音を見つけることができる。 準 備 表現 CD、楽器 本時の計画 段階 主 な 学 習 活 動 指導上の留意点 で あ う / あ じ わ う / ひ ろ げ る 1.前時の学習を振り返り、めあてを作る。 (1)前時で見つけたお気に入りの音を発表する。 (2)「すずめがちゅん」の替え歌あそびをしたことを思い 出し、みんなで歌う。 2.歌詞のイメージに合う音を作り表現する。 (1)一人一つの楽器を持ち、動物の鳴き声にぴったりの ならし方を探す。 ・1 人で音を探す。 (2)グループ(2~3 人組)で見つけた音を交流する。 3.「すずめがちゅん」の替え歌を発表し、学習のまとめをす る。 ○お気に入りの音と理由を板書する。 ○動物の写真を提示し、曲の気分に浸れる よう雰囲気作りをする。 本時は、かえ歌にぴったりの音を 3 番ま で一つの楽器からつくることを確認する。 ○すぐに思いついた子を賞賛し、音探しへ の意欲を高めさせる。 音が見つかったら「音みつけカード」に書 き込むことを知らせる。 どうぶつ なきごえ がっきのう ちかた ○多様な奏法で多様な音ができるよう、似 た音の奏法のみのグループには「ちがう 動物もみつけよう」とアドバイスをおくる。 ○友達の演奏で良かった点・感想などを発 表させる。 同じ楽器で違うどうぶつを選んだ子を紹 介し、同じ楽器でも奏法によって音が変 わることをおさえる。 聴き手に良かった点を発表させ、発表者 に達成感を味わわせる。