第4学年 道徳学習指導案
1 主題名 自分のよさを伸ばそう(資料名「あこがれのアナウンサー」文溪堂出版一部修正) ◇新内容 1-(5) 自分の特徴に気付き、よい所を伸ばす 2 本主題における自己効力感を味わう姿 3 教材観 4 本主題における言語活動 5 評価方法 6 過程(1時間) (1) 自分のよさへの気付きやそのよさを伸ばすことについてのアンケートをする。 (課外) (2) 資料「あこがれのアナウンサー」を読んで話し合う。 ①(本時) (3) 日常の子どものよさやよさ伸ばしの頑張りを称賛し、意欲の継続を図る。 (課外) 7 ねらい ○ 自分の好きなことや得意なことが自分のよさにつながっていることに気付き、自分のよさ を伸ばそうとする心情を養う。 ○ 「心のふくらみ図」をもとにした交流活動を行うことで、読む練習を続けたことを支える 強い思いを明らかにし、個性の伸長の価値を意欲的に追究できるようにする。 <言語活動による本時の仮説> ○ 自分の得意な「読むこと」の力を伸ばすために努力し続ける真理の心の変容過程を「心の ふくらみ図」を使って明らかにし、更に、そこで見い出した言葉をもとに練習を続けたこと を支える強い思いについて交流させれば、「好き」という思いがよさにつながっていること に気付き、自分のよさを伸ばそうとする心情を養うことができるであろう。 8 準備 教師:掲示用挿絵、アンケート結果(集計)児童:学習ノート、アンケート結果 自分の好きなことや得意と思っていることが自分のよさにつながっていることがわかり、自分 の好きなことや得意なことを見つめ直し、自分のよさを伸ばしていこうとする意欲を高めた姿。 「特徴」とは、他と比べて自分の目立つ点であり、長所も短所も含むものである。その自分の特 徴を発見し、更に、自分のよさを伸ばしたり生かしたりする努力の大切さに気付き、よい所を伸 ばそうとする心情を養うことをねらいとしている。 本資料は、自分の得意な「読むこと」で失敗してしまうが、前向きな気持ちで読む練習を重ね、 数週間後の放送局見学でのアナウンサー体験で上手に読めたことで自信を取り戻し、アナウンサ ーへの夢が芽生えるという話である。主人公が自分のよさに対して「好き」という思いを大切に していることで、失敗を前向きなエネルギーにかえ、再認識した自分のよさを更にのばそうとす る姿が見られる。主人公の気持ちの変容に共感させながら、努力し続けた原動力になるものにつ いて話し合わせることで、「好き」という思いが、自分のよさやよさを伸ばすことにつながってい ることに気付かせ、よさを伸ばしていこうという道徳的実践意欲を高めるために適切な資料であ る。 本主題における言語活動は、「心のふくらみ図」を活用して、主人公真理の心の変容に共感しな がら、読む練習を続けたことを支える強い思いについて交流するところが中心となる。まず、失 敗した日、家に帰った練習に向かうまでに悩んだ真理の細やかな心の変容を、「心のふくらみ図」 に書き表し、それを出し合わせる。次に、読む練習を続けたことを支えた強い思いについて、根 拠も合わせて交流させ、ねらいとする価値を明らかにする。 ○ 本時の発言の様子や学習ノートから ○ 事後の、自分のよさ見つけや自分よさ伸ばしのアンケートや観察から9 過程 段階 学 習 活 動 指導上の留意点・言語活動 1 「よさ見つけ・よさを伸ばす」という点から、ア ンケート結果や自分の経験について話し合い、本時 学習のめあてをつかむ。 ・自分のよさは、あまりわからないなあ。 ・野球ができるのがよさだと思うけど、ヒットが打てないと、 練習やめようかなと思うことがあるよ。 2 資料「あこがれのアナウンサー」を読んで、真理 の心の変容について話し合い、よさを伸ばすために 大切なことについて明らかにする。 (1) 自分の得意な「読むこと」で失敗した時から練 習に向かうまでの真理の心の変容を、心のふくら み図に表し、前向きな真理の心の変容について明 らかにする。 (2) 読む練習を続けたことを支える強い思いにつ いて話し合う。 ・好きという思い ・得意という思い ・くやしいという思い 3 これまでの自分をふり返り、よさを見つけよう、 伸ばそうとしている自分を見出す。 ・ぼくは、難しい漢字を読んだり書いたりすることが好き。ぼ くって、漢字をよく知っていることがよさかな。 ・習字の段がなかなか上がらない。でも、習字の練習枚数を増 やし、段がもっとあがるようにがんばっているのは、やっぱ り習字が好きだからかな。それが自分のよさなんだ。 4 教師の感想を聞かせ、価値をあたためる。 ○アンケート結果から、自分のよさ が見つけられない実態や、よさを 伸ばすための努力の難しさに気づ かせ、本時学習のめあてにつなぐ。 ○心のふくらみ図に表現させること で、絶望感から前向きな気持ちへ 向かう真理の心の変容を可視化さ せ、「読むことが好き」という思い につながる気持ちを引き出す。 ○アンケート結果に立ち戻り、これ までの個性の伸長にかかわる生 き方を振り返らせ、高まった価値 に照らして自己を見つめさせる。 ○自分のよさへの意識の高まりを称 賛することで、実践への意欲をあ たためさせる。 自分のよさをのばすために大切な心を見つけよう。 導 入 展 開 前 段 展 開 後 段 終 末 好き→よさ 自分の好きを大切にする心 失敗 練習 はずかしい・いやだな くやしい・どうしてだろう もう読みたくない やっぱり好きだから あきらめきれない・得意だったじゃない 練習すればきっとできる 【効力感】 私にもよさがありそうだ・もっとよさを伸ばしていきたいな ・おもしろい ・楽しい ・続けられる ・やる気が出る 継 続 練 習 再 チ ャ レ ン ジ 以下の観点と方法で言語活動(交流を中 心に)を行う。 〈観点〉 ・なぜ、練習を続けられたか ・なぜ、アナウンサー体験に挑戦したか 〈方法〉 ・比較→選択→根拠付け→関係付け 【機能】 記憶・想像→伝達→思考→認識 以下の観点と方法で言語活動(整理を中 心に)を行う。 〈観点〉・どのように変容したか 〈方法〉・付加→分類 【機能】 記憶・想像→思考
【1-(5)に関する内容分析】 自分の特徴に気付く 自分の特徴を知る 本時資料について 「あこがれのアナウンサー」(文溪堂一部修正) 中学年のBにあたる内容。主人公真理は、みんなの前で国語の教科書を読むことが得意だった。 ところが、朝の会の1分間スピーチで自分の番が回ってきた時、頭の中が真っ白になってしまい、 しどろもどろになってうまく話すことができなかった。真理は家にもどり、しばらく考え込むが、 翌日から読む練習を重ね、数週間後の放送局見学のアナウンサー体験でニュースを上手に読めたこ とで自信をとりもどし、アナウンサーへの夢が芽生えてきたという話である。 自分の得意なことで失敗し、自信を失った真理が、練習をがんばろうという前向きな気持ちにな るまでの気持ちの変容に共感させながら、練習を続けた原動力について考えさせることで、「好き」 という強い思いが自分のよさにつながることを明らかにし、「好き」という思いを大事にしながら、 自分のよさを伸ばしていく努力の大切さを感得させたい。 個性の伸長をはかるために、積極的に自 分のよさを伸ばそうとする。 中学年 高学年 自分の特徴に気付き、よい所を 伸ばす。 自分の特徴を知って、悪いとこ ろを改め、よい所を積極的に伸 ばす。 ・よい所を見つけようとする ・よい所に気付く ・よい所を見つめ直す ・よい所や悪い所がはっきりわ かり、認める。 ・悪いところを受け入れる。 ・悪いところを直そうとする。 ・悪い所をよさにかえようとす る ・よい所をよりよく伸ばそうと する。 よい所を伸ばす よい所を積極的に伸ばす 資料内容例 Aみんな個性があり、違うとい うことを感じ、自分らしさと は何か考える。 B好きなことがよさの始まりで あることが分かり、好きとい う思いを大切にしながら自分 のよさを伸ばす。 資料内容例 A自分の短所を、たくさんの努 力で長所に変え、自分のやり たいことへつなげていく B自分の好きなことを、自分の 生き方や夢に生かす。 好き→得意→よさのつながり がわかる。 長所と短所の両面を認める。