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蜂針療法 ―文献調査を中心として―

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(1)

ミツパテ科学20(1)二17-26 HoneybeeScience(1999)

蜂針療法

一文献調査を中心

として-自然治癒力を向上 させ治療する方法は,錨灸 治療を含む東洋医療の他 にも古 くか ら伝わる民 間療法があ り,蜂針療法 はその中の一 つであ る.蜂針療法 とは, ミツバチの毒針を使用す る 療法で古代か ら治療 Ej的 として使用 されていた といわれてお り,現在 も世界の国々で行われて いる (中野,1980).日本では,蜂の入手が困難 なため,主 に養蜂家 によって行われているが, 一部の医師,柔道整復師,錨灸師によって も施 術 される. 医療技術の発達 にもかかわ らず,いまだ治療 し得ない難病が少なか らず存在 し,その中の代 表的な疾患に慢性関節 リウマチがある. この疾 患は,蜂針療法で効果があるという論文 もあっ たので,蜂針療法がどのように行われているの か, またどのような効果があり現在に至 ってい るのかを文献調査 し,検討することに した.

Ⅰ 蜂毒利用の歴史

蜂毒利用の歴史 は古 く, 紀元前2000年頃の 古代 エジブ.卜人やバ ビロニア人は,蜂毒を治療 目的に利用 したといわれ る. 紀元前460-181 年頃になると, ヒポクラテスやガ レーヌスが蜂 毒の効果を記載 した文献 も現れる. ヨーロッパ 諸国では, リウマチ患者 に ミツバチを刺 させ治 療効果をあげていた.近年の研究では,旧ソ連 医学陣が蜂毒に強力な天然の抗生物質が含 まれ ることと,血圧降下に効果があることを発表 し ている.続いて ロン ドン大学の研究者が,炎症 抑制効果があることを発表 し,1888年 には ド イツのフィリップ ・テルク博士が 「蜂針 と リウ マ チ との特異 的関係 に関 す る報告」(渡辺,

藤田 陽子 ・鍛冶 誠一郎

1981-1983)を,その後 1962年にはアメ リカ の ジ ョセ フ ・ブロー ドマ ン博 士

(

J

.

Broa d-man)が 『蜂毒 :関節炎 と リューマチの自然療 法』を発表 した, 日本では,1874年 (明治10年)にセイヨウ ミツバチが輸入され,次第に全国で養蜂が盛ん になった. そ して1920年頃か ら蜂針療法が始 まり,70年余を経ている.治療資格 としては, 警視庁免許の もとで営業 している方が数名いる が, 1949年の法改正により, その方 々以外の 新規営業 は,現在 は許可 されない.その後,氏 間療法で はあ るが,蜂針 の研究 を高 め るため に,1979年 日本蜂針療法研究会が設立 され, 現在300人以上の会員か ら組織 される. 1985年,名古屋で開催 された国際養蜂会議 において,当時の蜂針療法事情に関連するいく つかの発表

(

「蜂毒の生化学」中嶋

,

「ニホンミ ツバチ とセイ ヨウ ミツバ チの- チ毒成分 の比 較」 井上 ・中嶋

,

「日本 における蜂針療法」 深 沢

,

「蜂針療法の効果」吉元)があった (第30 回国際養蜂会議組織委 員会,1985).そ して 1991年 には,国際蜂療保健蜂針療法学術会議 が発足 し,お もにはア ジアの国々が中心 とな り,国際的な会議 も開かれている (1997年 10 月には東京で第4回大会が開催 された). 日本以外で,蜂針療法が行われている国は, 中国,韓国,台湾, フィ リピン,マ レーシア, イン ドネシア,エジプ ト, ロシア,イギ リス, ポーラン ド, ドイツ,アメ リカ,ブルガルアで, 10か国を超える.特 に隣EEL 中国では,姪針療 法を専門的に行 う病院が1985年 に設立 された (房柱,私信). さらに中医学 (東洋医学)病院 の中で蜂針科 を設 けているところは300余 に

(2)

及ぶ とい う (太 田 ・鳥居,1997). 近 年, ア メ リカで も蜂 針 療 法 に関心 が集 ま り,1994年 に はア メ リカ ・ア ピセ ラ ピー協会 (http://www.beesting.com/)が設 立 され, 1997年 に は前述 の ブ ロー ドマ ン博士 の著書 の 改訂版 も出版 されて, ます ます蜂針療法 が注 目 され るよ うにな って きた (AmericanApither -apySociety,1998).アメ リカで は蜂針療法 を

BeeVenom TherapyBVT)と称 して い るよ うで,特 に多発性硬化症 との関係 で注 目され, イ ンターネ ッ ト上 での交信 も活発 に行 われて い る (連 絡 先 は ア ピモ ンデ ィアのStangaciu博 士,ホームペー ジhttp://www.saunalahti.fi/ apither/).

蜂毒

ミツバ チの毒針 は,攻撃 用 の武器 で あ り根部 の毒嚢 中 に毒 液が含 まれ る. しか も針 の先端部 には,逆鈎 が あ り深刺すれ ば抜 けに くい構造 に な って いて,残針 す ることによ り毒 液 を よ り多 く敵 に注入 す る ことがで きる. ミツパ テが攻撃 し,相手 を刺 す と,毒針 と共 に毒嚢 が腹部 か ら 離 れ相手 に刺 さ ったままの状態 にな り毒針 の と れ た ミツバ チ は, いずれ死 んで しま う. 蜂毒 につ いて は, お よそ50種 類 の成分 が知 られて いて, 中嶋 (1985)が ま とめて い る。 そ の報告 を もとに, ここで は主 な成分 と生体 に対 して及 ぼす作用 を とりあげ, 主要 な成分 を表1 に, ま とめ,表2にはそれ らの成分 の生理作用 を まとめて示 した。

蜂毒の人体 に対する生理作用 と利用

蜂毒 に関す る研究 は,様 々な国で行 われた. 代表 的 な研究者 のひ とりで あ る, ドイ ツ (旧西 ドイ ツ) の フォルス ター博 士 によれば,蜂毒 の 作 用 は次 のよ うで あ る. ①神経毒作用,②組織 障害作用,③ 溶血作用, ④ ヒス タ ミン様作用 (煽動 促進 お よび血圧降下 作 用),⑤連鎖球 菌 ・ブ ドウ球 菌 ・大腸 菌 に対 す る強力 な殺菌作用,⑥ リウマチ患者 に使用 す る と,組織 中 に含 まれて い る病毒 が蜂毒 の触媒 作用 によ って動員 され コ レステ リンが残 りを形 成 して, これを無害 の もの にす る,⑦血 液 中 に リンパ球 お よび好酸球 の消失 がみ られ る (For -ster,1950). 1960年 代 に は ニ ュ ー ヨ ー ク大 学 病 院 の Weissmanらが,蜂毒 中の あ る作用 が2週間 に もわた って血菜 中の コルチ ゾール (糖質副腎皮 表1 主な蜂毒の成分 成 分 名 物 質 名 ア ミ ン 頬 ペ プ チ ド頬 酵 素 類 糖 類 ポ リア ミン頬 そ の 他 ノルア ドレナ リン, ドーパ ミン, ヒスタミン,セロトニン,アセチルコリン アパ ミン,MCD-ペプチ ド,ア ドラビン,メリチン フォスフオリパーゼA2, ヒアルロニダーゼ グルコース,フラク トース プ トレッシン,スペル ミジン,スペ ル ミン リン脂質,ア ミノ酸 表2 局所作用と蜂毒の成分 作 用 物 質 名 痛 み ・ 倖 み 血 管 拡 張 ヒスタミン遊離作用 白 血 球 遊 離 作 用 溶 血 作 用 局 所 破 壊 神 経 毒 ア ミン (ヒスタミン,セロトニン,ノルア ドレナ リン),アセチルコリン ア ミン (ヒスタミン,セロトニン) ペプチ ド(MCD-ペプチ ド) ペプチ ド (メリチン) 酵素 (フォスフオリパーゼA2) 酵素 (フォスフオリパーゼA2, ヒアルロニダーゼ) ペプチ ド (アパ ミン)

(3)

質 ホルモ ン)の レベルを通常の5-6倍 に もさ せ ることを明 らかに した (Mraz,1985). サ ンフランシスコの近 くにある合衆国海軍放 射線防衛研究所での研究では, マウスに蜂毒を 注射 しておいたところ,放射線 を致死量与えて も無事であった (ShipmanandCole,1967). 蜂毒の最 も劇的な効果 は,あ らゆる種類の リ ウマチだけでな く,怪我,損傷組織,火傷,辛 術, などの外傷 による痛 みを長期 にわたって除 去す ることであ り,癌のような病気 による痛み も軽減で きる (Mraz,1985). 中国の文献 には,蜂針療法 は,経絡臓肝気血 の機能を調節す る機能があ り,人体の病気 に対 す る抵抗 力 を高 め る ことがで き,蜂毒 の中 に は,抗菌,抗炎,抗凝血,抗放射線,および血 中の中性脂肪 を減少 させ,麻酔,解毒,止痛, 活血等 の効果があると書かれている (王 ・王, 年代不詳). 房柱 (1993)は,蜂針療法 について,(9人体 の経絡 に機械的な刺激を与え る,(勤毒 の注入 に よる薬理作用がある,③局所の発赤,充血 を引 き起 こし,温灸 (注 1) のよ うな効果があると し,針 ・薬 ・灸を結合 した複合型の刺灸法であ ると書 いている. また,廉価 で,簡僅で,効果 が あ るとい う3つの特徴 を備 えて い ると書 い ている.

蜂毒 による異常反応 と対策

蜂針療法 は,蜂毒 を体 内に入れ るのであるか ら,毒を毒 として働かせてはいけない.量が多 ければ,人を死 に至 らしめる毒物で もごく微量 であれば薬 として作用す るものが世 の中には存 在す る.蜂毒 も同 じよ うに考えて使用す ると量 の問題が難 しい. また,蜂毒 に対 しての反応 に 個人差があることも事実である. 1)

蜂 に刺 された時の症状

蜂 に刺 された所の局所症状 と しては,捧痛, 発赤,発熱,腫脹,掻揮感がある. これ らの局 所症状 は,多 くの人 に起 こり得 るが,かな り個 人差がありほとん ど症状 が出ない人 も中には存 在す る. 19 それ以外 に全身症状 と しては,顔色の赤 みが 消えた り,気分が悪 くな った りす る.重症では, 吐 き気が した り,下痢,下血,徐脈,脈圧が弱 くなる等である.最悪の事態 は,蜂毒 に対す る 「アナフィラキ シー反応」で,ペニ シリンショッ クで死亡す ることがあるよ うに死 に至 る可能性 もあるが,未だ ミツパテの毒 に関す る日本での 報告 はない.

2

)

全身症状が起 きた ときの対策

顔色が悪 くな った り,気分が悪 くなった場合 は警戒 を要す る. まず,患者を臥位 に し,衣類 をゆ るめ る.軽症 で あれ ば,30分以内 に回復 し,起 きて帰れ る. それで も改善がみ られない場合,肝臓の温冷 湿布を行 う. これは,右季肋部の肝臓の位置 に 対す る温冷湿布 の ことで,次の手順 による.火 傷 しない程度の熱 いお湯 と氷を入れた冷水を準 備 し,それ ぞれ に タオ ルを1枚 ずつ入 れて お く.まず,熱 いタオルを絞 り肝臓 の位置 に置 き, ゆ っくり10まで数 え る. その間 に冷水 に浸 し た タオルを絞 り時間が来 た ら交換す る.冷たい タオルは,ゆ っくり5まで数え,この作業 を10 -15分続 けると悪化 しないで晩方 に向か う. その他,手足 の井穴 (注 2)への線香刺激,ま たは透熟灸 (注 3)を商法 (注 4)で行 う.重症 であれば,最寄 りの医療施設 に速やかに搬入す る必要がある.医療施設 では, エ ピネフ リン注 射 など対症療法を行 う.

蜂針 の方法

1)

使用される蜂

ミツバ チのなかで も働 き蜂で羽化後20日以 降の蜂が望 ま しい. それより若 い蜂 は毒嚢中の 注 : 1 温灸 直接皮膚上で燃やす灸ではなく,間接的 に皮膚を温める灸のこと 2 井穴 (せいけつ) 手足の爪の周閲にあるツポの 総称 3 透熟灸 直接皮膚の上で燃やす灸 4 滴法 錨灸の手技のひとっで,補法の対.補法が 正気を補 う手技であるのに対 して,清法では邪 気を取り去る手技である

(4)

ここまで毛細神軽 ・血管がきている 図 1 刺針 と刺入深度 基本的に刺入深度 は表皮内までが理想的である.中田 (1980)を改変 毒液量 が少 な く,針が柔 らか いので使 いづ ら い.

2

)

刺針 法 ・抜針 法 ミツバチの生体を持 って直接刺針を行 う方法 (直刺)と,ミツバチの尾部か ら針を抜 いて使用 する (抜針)方法があり, 日本では現在,後者 が一般的である. 針の取 り方 は,母指 と示指で ミツパテの側胸 部∼側腹部を軽 く持ち, ミツバチが,腹部を曲 げて刺そうとして も刺 されないようにす る.尾 部の先端か ら針が出た ら先の細いピンセ ットで 素早 く抜 き取 り,蜂 は持 ったままの状態で圧を か けて胸部 をっぶ し,飛 び回 らないよ うにす る. ピンセ ッ トで針を挟む際は, 針先が1mm ピンセ ットか ら直角に出るように挟むと施針 し やすい.基本的には, 目的の場所 に浅利 (表皮 までで接触程度)で速刺速技を行 う (図

1

)

.

強 刺激にす る場合,刺入深度 と刺入時間を長 くす る.特 に強刺激が必要な場合のみ,蜂の尾部を 患部 に押 しつけ 「直

」をする.刺激量 は,塗 さの加減 と使用する針の数 で決まるが, いずれ も患者の状態を見なが ら進めてい く.特に初診 時は,多 くて も3匹までで軽 く刺す程度 にとど めてお く.皮内に針が残 った場合,揮みの原因 になるので ピンセ ッ トか毛抜 きで抜 き取 る.浅 刺 と速刺速技を基本 とする理由は,身体の中に 毒液が入 りすぎること,針が抜 けに くくなるこ と,激 しい痛みなどを防 ぐためである. 3) 刺 針 点 蜂針療法の刺針点 は,主 に化膿 ・炎症を起 こ しているような患部である.その他,経穴や耳 のツボ,反応点 も使用する.反応点 としては圧 痛点,硬結点,陥凹点,冷感点,哲血点等であ る.城灸治療 と併用する場合 は, まず錨灸治療 で全身調整 した後,局所治療 として蜂針療法を 行 うと,最小限の刺針点 と刺激量で済むと思わ れる. 4)

過誤を起 こさない対策

術者が気をつける点 は,血管には刺 さない, ドーゼ (刺激量) は常に低 く抑える,患者が飲 酒 していた ら治療 は行わないこと,入浴は前後 1時間避 けて もらうこと, 治療後 1時間以内に 飲酒す ると等麻疹が出やすいので避 けて もらう こと. その他,予防錨 としてあ らか じめ,期門,肝 蘇 (図2参照),耳の毒麻疹区に刺錨 してお く. 心疾患の人の場合 は,膿中,神門,心愈を追加 する. 予防城をしておくと,ひどい症状は起こりにくい. しか し,厳密にみるには医療機関において蜂 に対す るア レルギーテス トを行 うと良い. 5)

有効な適応疾患 について

雑誌 『蜂針』 に記載 された治療例の多いもの を抜粋 して,表3にまとめた.吉元 (1985)に

(5)

よると,帯状庖疹7例 に対 し全例著効,表在性 化膿性疾患 5例 に対 し全例著効,■関節痛 3例 に 対 し2例著効1例やや有効であった.特 に有効 な適応疾患 といわれている中の 1つ に慢性関 節 リウマチがある. これを例 にとり,蜂針療法 がどのように有効なのかを検討 したい.

慢性 関節 リウマチ と城灸治療

1)

慢性関節 リウマチ

慢性関節 リウマチ (以下RA) は自己免疫疾 患の 1つで, 20-50才代の女性 に好発 し, 男 性の約3倍であり, 日本での患者数 は50万人 を超えるといわれている.症状 としては,関節 の痛みを主訴 とし,時に機能障害を伴 う.発症 には,遺伝的素因,免疫異常,未知の環境要因 が複雑 に関与 しているもの と推測 されて いる が,原因は不明である. a) 症状 症状は主に,関節症状 と全身症状 (関節外症 状)とに分けられる.関節症状の発症 としては, まず朝のこわばり感か ら始 まることが多い.後 に,関節の関節滑膜 (関節液をっ くり,関節 に 栄養を送 り,関節が こすれ合わないようにする 役割があり,関節を裏打 ちする一層の膜)に炎 症が起 こる.やがてこれが進展すると軟骨や骨 が壊れ,その結果,強直などの関節の機能障害 が起 こる. この病変 は十数年余 にわたり,憎悪 緩解を繰 り返すケースが多 い.冒されやすい関 節 は,手指,膝,腰,肘,手首である. 全身症状 (関節外症状) としては,発熱,倦 怠感,貧血,食欲不振,情緒不安定,易出血性, 筋萎縮,末梢神経障害,骨粗餐症,乾燥性角結 膜炎,心膜炎,肺線維症 などがある. b) 治療法 治療法には,基礎療法,薬物療法,手術療法 がある. ・基礎療法:RAは消耗性疾患の一つなので患 者の病気が活動化 しないように体力の低下を防 ぐ療法.患者 自身が気を付 けることで,過労や 偏食を避 け心身の リラクゼーションをはかる. 炎症の強い時は安静 に し,それ以外 は関節運動 21 をするなどの療法をいう. ・薬物療法 :薬物療法には,炎 症 を鎮 静 化 し 痛みを取 る治療 と免疫異常を是正する治療の2 段階に分 けられる.前者 には非ステロイ ド系抗 炎症剤があり,後者 には免疫調整剤や免疫抑制 剤がある.免疫調節剤 (抗 リウマチ剤) には金 製剤 と

SH

化合物がある. ・手術療法 :関節機能が高度 に生 じた場合,機 能回復を目的 とした手術が行われるが, RAが 治 るわけではない. C) 経過 経過 は3型に大別 される. ・単周期型 :10-20%の症例 は発症後 1-2年 以内に治療により改善 し,完全緩解 に至 る症例 もある. ・多周期型 :60-70%の症例 は治療 して も改 善 と憎悪を繰 り返 しなが ら慢性 に経過 し,徐々 に進行する. ・進行型:10-20%の症例 は治療 に反応せず, 急速に関節破壊が進行す る. しか し,抗 リウマ チ薬の出現 により,進行型の頻度 は減少 しつつ あるのが現状である . 2)

慢性関節 リウマチの錨灸治療の効果

松尾(1978)によれば,全良導絡調整 (GRP) と対症療法 として電気針 (EAP),灸療法を70 例 に行 い, 著効0% (0人),有効18.5% (13 例),やや有効41.5% (29例),無効 40% (28 例)であった.治療回数 としては,6-40回の 場合に有効例が多い.5回以下の場合 と, RA にな って8年以上 た った陳旧症例 はほとん ど 無効であった. また芹沢 ・西候 (1979)によれば,RA15例 の圧痛 ・硬結所見の共通点が背腰部,胸腹部に あることが分か った.そ して主要治療点 と し て,肝念,牌念,胃命,腎念,鳩尾,中腹,天 枢,大巨,足三里,三陰交である (図 2).錨灸 治療を3週間行 った結果を総合評価す ると,好 転 したのが15例中 11例 (73%),不変が4例 (27%)であった.その結果を表 4に示 した. その他,金製剤を使用 して副作用をもつ患者 に対 して灸治療 を行 った結果,13例 中 11例 (84%)に効果があり,無効 のものは 2例 (16%)

(6)

図2 主要 な人体 の ツボ で あ った. この副作用 とは,皮疹,掻痔感 など である (芹沢 ・西候,1979). 副作用 を除 く錨灸治療効 果 は,6-7割 の患 者 に有効で はあ るが,著効例 はない.錨灸治療 の効果 は,6-40回 と回数 を重 ねないと有効 で はない場合が多 い と思われ る.効果 のあ った内 容 は,身体 が軽 くな った ことと食欲 や疲労 の改 善が上位 を占め,痛 みが軽減 したの は4位であ った. その他,精神症状 の改善 も含 め不定愁訴 には有効で あ ったので はないか と思 われ る. 3)

慢性関節 リウマチの蜂針治療

蜂針治療 において は統計 的なデータがないた め,症例か らまとめることに した. ドイツのテ ル ク博士 の 「蜂針 と リウマチ との特異的関係 に 関す る報告」(1981-1983)か らの引用 と,現在 蜂針療法 を行 ってい る先生方への電話 による問 い合 わせか ら共通点 をまとめた. 吉元 (1985)によれば,RAの患者 3例 中 3 例有効であ った. それ らの症状 はかな り進行 し ているが,蜂針療法 と併用療法 (西洋医薬 と漢 方薬) を行 うことによ り進行 を くい止 め, 日常 生 活 を可 能 に して い る. その3例 の羅病 期 間 は,1年半,11年,19年で,症状 は様 々な関節 の捧痛,変形,運動制限,運動不能 に対 して, 1回の治療 に蜂針本数15-44本,治療回数23 -33回 の治療後 のペイ ンスケール (痛 みの度 表3 蜂針療法の適応疾患例 (雑誌 「蜂針」より) 病 態 疾 患 名 化 膿 性 疾 患 ウイルス性疾患 炎 症 性 疾 患 血行不良性疾患 そ の 他 庁,癖,ひょう痕,歯槽膿漏 帯状痛疹,単純性ヘルペス,症 関節炎,歯肉炎,打ち身,捻挫,慢性関節 リウマチ 変形性膝関節症,五十肩 肩 こり,頭痛,痔疾患,冷え症,円形脱毛症 腰痛,ギックリ腰,坐骨神経痛,ムチウチ,本態性高血圧 瑞息,痛風,糖尿病,前立腺肥大症

(7)

表 4 RAにおける掘灸治療と蜂針治療の違い 項 目 堀灸治療 蜂針治療

6

-4

0

回の場合有効例が 多く著効例はない RA発症後 8年以上の 陳旧例にはほとんど無効 効果 あるいは 有効であった症状 ペインスケールなど ① 全身が軽 くなった ② 食欲がでた ③ 疲れなくなった (参 全身の痛みが軽減 した ⑤ 朝 気持ちよく起きられる ⑥ 元気が出た ⑦ 意欲が出た (動 体の冷えがよくなった 軽症では 1回でも症状緩解 重症例はど回数と期間を要する RA発症後 19年の陳旧例にも有効 関節の腫張、発熱 捧痛のため不眠 運動制限 運動不能 胸部の痛み 呼吸困難 貧血 蛋白尿 寝 た きり 初めの痛み5-全治療後1-2 日常生活が可能 全治療後再発のない場合がある 数)は,初めの痛みを5とす るといずれ も1-2 にな り日常生活が可能 になった. また,テルク

(

1

9

8卜1

983

)

は,約

40

年間に

500

人の患者 に対 して

39,

000

本余 の蜂針 を使 い

82%

の治癒率 をあげた とい う.その中の症 例6例 (重症の もの) は,症状 として,関節の 変形,腫脹,発熱

,

捧痛のため不眠,胸部の痛 み,呼吸困難,貧血,蛋白尿,寝 たきりなどで, これ らに対 して,治療期間

6

か月

∼2

年,使用 蜂針数

1

,

00

0-6

,

00

0

本 で,痛 みは完全 に消失 し変形以外の症状 も全て消失 した.その後の再 発 も6例すべてに起 こらなか った.いずれ も重 症例であ り,軽症の場合 の使用本数 は, もっと 少 な くて済む.

RA

患者 のほとん どは, ミツバチに刺 されて も腫れないとい うことである.正常人 と同 じよ うに,腫れ るまでに要す る期間 は, リウマチの 程度 と曜病期間でそれぞれ異 なる.治療 は徐 々 に慣れさせなが ら行 うが,初診で3本以上 の針 を使用 しない. 慣れて くると 1回に

1

0

0-1

50

本で も大丈夫 になる.蜂針療法に来 る

RA

患者 の多 くは,他の治療法で効果がな く,長期間放 置 したため変形が起 こって来院す る.変形 は, 良 くなることはあって も治 らない.よって

,R

A

になって も長期間放置せず,初期の段階で蜂 針療法を行えば,重症 になることは防げる.問 い合わせによると,治療間隔は長 くて も一週間 に一度で,一週間に二度 のペースが望 ま しい. ここで興味深 い実験が ある. プラハ大学教授 の ランゲル博士が蜂針の有効成分

0

.

1

%

溶液の 中にある細菌 (リウマチ患者か ら採取 した病原 菌)を入れたところ,細菌 は死滅 しなか ったが, ま った く増 殖 で きなか った (テル ク

,1

9

81

-1

983

)

.

後 に,細菌の生存 に適 した溶液 に移す と,再 び成長,増殖 を開始 した.この実験か ら, 蜂針溶液の中では, リウマチ患者 の病原菌 は活 動性を失 うもの と思われ る. 蜂針治療 は変形以外の関節の痔痛,腫脹 など の症状 には有効である.問い合わせによると, 軽症では一回の治療で も症状が緩解す る場合が あるが,重症 においては,回数 と期間を要す る. 重症で も治療 を根気強 く続 ければ,再発のない 場合 もある (表4).

考察

人間 は,古 くか らミツバチの恩恵を受 けてい る.-チ ミツ, ローヤルゼ リー, プロポ リスな どの生産物や,蜂毒 による蜂針療法 と様々な形 で現在 も引 き継 がれて い る.その中で も,蜂針

(8)

療法が古代か ら現在 まで受 け継がれているとい うことは,治療 として成 り立 っているか らなの ではないだろうか.高度な医療技術を持っ 日本 で も蜂針療法は行われている. これはやはり, 治療 し得 ない難病や,蜂針療法での著効な疾患 があるか らだと思われる. 難病に属するRAについて錨灸治療 と蜂針治 療の比較を してみると,錨灸治療での効果 は, 著効例 はな く,回数を重ねないと効果が出に く い (衰 4参照).なお,痛みの軽減よりも不定愁 訴 の改善の方が大 きい. 蜂針療法での効果は,軽症であれば 1回の治 療で著効であった例がある.重症になる程,回 数 と期間を要するが,変形以外の関節の捧痛, 腫脹の症状 に有効である.重症の場合で も治療 を根気強 く続 けていれば再発 のない場合があ る. これ らの差については掘灸 と蜂針の局所 に おける作用の違いについて述べる必要がある. 錨灸治療において,錨の刺激 としては物理的 な機械的刺激がある.灸 は,透熟灸だと,皮膚 表面 に対する温熱効果 と火傷を起 こし,修復の 持続的効果をね らうものである. 蜂針治療においては,毒針刺での物理的刺激 がある.そ して,毒液が注入 されるので薬理的 効果がある.毒液注入によ り,生体反応 として 局所の発熱による持続的な温熱効果がある.錨 灸 と蜂針の共通点 としては,(分針の機械的刺激 と②灸 と毒液による温熱効果が,相違点 として 蜂針 には,①薬理的効果 と②持続的温熱効果が ある. 灸は確かに一時的な温熱効果はあるが,広範 囲な持続的効果 (数 日間)ではない.特 に蜂毒 の薬理的作用の中に天然の抗生物質的作用があ る.フォルスター博士の連鎖球菌,ブ ドウ球菌, 大腸菌 に対 しての強力な殺菌作用や, ランゲル 博士の抗原 に対 しての活動性を低下 させる説が ある (中嶋,1983).RAの原因は不明だが,未 知の環境要因 として抗原の存在を仮定すると有 効なのではないかと思われ る. 次に,組織破壊の点か ら考えると,械灸治療 において局所 の作用 は,筋線維 に傷 をっ けた り,皮膚表面 に火傷を起 こさせ一部の組織を破 壊 し,生体 にス トレスを与え,修復過程を期待 する.蜂針治療においては, もっと強力な組織 破壊作用があると思われる. というの も,蜂毒 の薬理的作用で,局所破壊,溶血作用を起 こす 物質を直接皮内に注入するためである.組織破 壊か ら修復過程をね らいとする点 において も蜂 針の方が,より大 きな組織破壊を行 うため, よ り多 くの修復過程が必要 になると思われる. また,RAの症状の関節の痛みに対 して蜂針 が有効な理由として,蜂毒の薬理的作用がある ものと思われる. これは蜂毒の抽出液を注射液 として試験的に使用 した場合,痛み止めの薬 と して82%の有効率があ った ことか らも裏づ け られる (太田 ・鳥居,1997).その他,蜂毒の成 分 には,神経毒作用を もつペプチ ド頬のアパ ミ ンがある. このことか らも,痛みに対 して有効 なのではないか と思われる. 蜂毒中のある作用が

,2

週間にもわたって血 祭中の コルチゾールの レベルを5-6倍 にする といわれており (Mraz,1985), これに したが えば, 自分でコルチゾールを作 り出す ことがで き,副作用の多いステロイ ドを体内に入れる必 要がな くなる.なぜな らコルチゾールには,人 間が本来持 っている強力な抗炎症作用を持った めである. もし, この仮説 に妥当性があるとす れば, 自然治癒力の大 きな向上につながること になる. 蜂針療法は,有効疾患が多 く,著効の疾患 も あり素晴 らしい療法なのだが,気をっけなけれ ばいけない点 は,蜂 ア レルギーを もつ人が中に は存在するということである.蜂 ア レルギーの 人 は, 1匹の蜂に刺 されただけで も,容態が悪 くなって しまう.治療する時には,患者が蜂ア レルギー患者かどうかの確認 と,オーバー ドー ゼにな らないようにすることに気をつける.ア レルギーのない人で もオーバー ドーゼになると 容態が悪 くなるか らである.過誤を起 こさない ためにも蜂 アレルギー患者 に蜂針 は用いないこ とや,常 に ドーゼは低 く抑 えてお く必要が あ る. ド-ゼについては,蜂毒の量 は少な く,刺 激の強度 は弱 く,治療間隔 は長めに取 る方が安 全である.

(9)

蜂針療法は,注意点が必要ではあるが,難病 であ る

RA

につ いて も有効であ る. しか しま だ,世の中の人に広 く知 られてお らず,姪針療 法を受診する患者のほとんどは,他の多 くの治 療法を試 してみたが効果が低 く,そうしている うちに時間が経過 して しまい,関節に変形をき た して来院する.そうなると,蜂針で も治療す る回数 と治療期間が必要 になって くる. もっと 効率の良 い治療法は,早期に蜂針療法を行 うこ とではないだろうか.効率の良 い治療法を行 う には,一般の人に広 く知 って もらうようにア ピ ールすることである.そのためにはやはり,莱 験や研究を して結果を出 し,効果が高 くないと 説得性に欠 ける.だが,現状では,残念なが ら 蜂針療法 について研究 を している人 は数少 な い.そ して,蜂針療法を理解 し,実行 している 医療従事者 もまだまだ少 ない. そこで,錨灸師 も広 く応用で きるのではない か と思われる.筆者 らの所属す る東京衛生学園 の姉妹校である,神奈川衛生学園専門学校の前 身にあたる小田原衛生学園では,金成彦-先生 が蜂針講座を教えてお られた.なぜ錨灸師が応 用できるのかという点 であるが,錨灸師は,経 絡,経穴を学 び,また医学的基礎 も学んだ上で, 患者の身体の各反応点を敏感に察知できるか ら である. しか も,銭灸の長所 は疾患だけを診 る のではな く,患者 自身を診て全身調整を行 うか らである. これは一つの例だが,錨灸で全身調 整を行 い不定愁訴を取 り除いた後,強い局所症 状 に対 して蜂針療法を行 い関節の痛みを取 り除 く. したが って,併用療法は効果が大 きいので はないか と思われる. では,実際に械灸師が どのように蜂針療法を 応用するか例を挙げてみることにす る.まず, 蜂の入手 については二通 りある.蜂に興味があ り,ぜひ飼育 したいと思 う方 は,養蜂業者 に蜂 の飼 い方か ら学ぶ必要があるが,そうでない場 合 は,近 くの養蜂業者 に分 けて もらう.その場 令,適当な大 きさの空気の出入 りできる小箱に 飴などの餌 と一緒に ミツバチを入れてお くと, 約 1週間は生 きている.施針 についてだが,坐 きた蜂を使用することと,刺入深度が接触程度 25 と加減が難 しいため,養蜂業者に習 う必要があ る.なお, 日本蜂針療法研究会では,蜂針技術 向上 を目的 と した,蜂針技能試験 を設 けて い る.錨灸師が,鋤灸治療を行 う場合には,国家 試験免許 の もとで治療が行 え るが,蜂針治療 は,民間療法 として行 うことになる.よって, 蜂針治療を行 う場合,患者に しっか りとしたイ ンフォーム ドコンセ ントが必要 となる. 最後に, ミツバチに視点を移 してみる.蜂針 療法 と蜂の生活 の直接的 な関係 は うす い.だ が,今回あえて取 りあげたのは, ミツバチの生 活 には不思議な点があることや興味深いことが あるか らである.女王蜂 1匹に対 し,3-4万匹 (夏期 )の働 き蜂や雄蜂が いて ミツバチの王国 を作 る.そ して, ミツバチの王国だけは,スズ メバチやアシナガバチと違い,一年で滅びるこ とな く永続す る. しか も,その生活の中で働 き 蜂 は一生働 き続 ける.巣部屋の掃除,子育て, 巣作 り,巣の門番,蜜や花粉の採集,女王バチ や雄バチの世話,その他,夏場には巣を冷や し, 冬場 は巣を暖める. この様 に,健気にも一生懸 命働 き続 けている働 き蜂の命を人間の治療のた めに使 わせて頂 くのであ る.蜂 の命 に感謝 し て,大事に使わせて頂 きたいと思 う. (〒142-0015太田区大森北4-1-1東京衛生専門学校) ※なお著者卒業につき,記事に関する問い合せはミ ツパチ科学研究施設あてに原臥、ます. 謝辞 今回の論文を作成するにあたり, 河内晴彦先 坐,橋英子先生,玉川大学 ミツバチ科学研究施 設の松香光夫先生,他諸先生方 さらに日本蜂針 療法研究会の太田直喜先生 (会長),柳川正光先 生 に資料作成, ご指導, ご協力を頂 きま した. この場 を借 りて,心 よ り厚 く御礼 申 し上 げま す. 引用文献

American Apitherapy Society.1998.Bee l n-formed5(3).

房柱 ・張碧秋 1993.中国蜂針療法, 人民衛生出版 社.p.1-2.

Broadman,∫.1962.BeeVenom:theNaturalCur -ative forArthritlS and Rheumatism.New York,Putnam.220pp.

(10)

Forster,K.A.1950.IN AusChemisch-Medizinischer Forschung(H.Macked.)pp.9-23.

松尾征男. 1978.東洋医学 とペイ ンク リニ ック8(1): 24-27. 中嶋曙粥.1983,ミソバチ科学4(1):9-14. 第30回国際養蜂会議組織委員会.1985.第30回国 際養蜂会議総集録.615 pp.(深沢,pp 468-470;Mraz,C.,pp.495-496;中晩 pp.497-499; 吉元,PP.529-533) 中田栄一.1980.蜂針 1:30-36. 太 田直喜 ・鳥居雅延 (日本蜂 針 療法研究 会監修). 1997.自然界の治癒カー みつ蜂が生命を捧 げて 贈 る誰で も出来 る蜂針療法-.冬青社.186pp. 芹沢勝助 ・西修一止.1979.東洋医学研究集成IV鋭灸 医学 の臨床 (芹沢勝助編)pp.77-117, Shipman,W.H.andCole,LJ.1967.Nature215

311-312 渡辺孝. 1981-1983.蜂針 5:102-109,6:6-ll,7: 81-83. 王富春 ・王之虹.年代不詳.中国新針灸大系 ・当代微 針療法大全.科学技術文献出版社.pp.78-79. なお,本文では,日本峰針療法研究会 の機関誌 「蜂 針」創刊号か らの引用が多か ったが,原著が明確 な も の は置 き換えた.ちなみに 「蜂針」誌 は蜂針療法 に関 して数多 くの関連記事 を掲載 し, 1980年 の創刊か ら 1995年の25号 まで15年 にわた って刊行 された.

YoKO FUJITA and SEIICHIRO KAJl.Apitherapy-a review.Honeybee Science(1999) 20(i): 17-26 SchoolofAcupuncture,Moxibustion,andSiatu,

GotoCollegeofMedicalArtsandSciences,4-l -l,Ohmori-kita,Ohta,Tokyo,143-0016Japan

Modifiedreview wascomposedfrom agr adu-ation thesisbytheauthorsforSc hoolofAcu-puncture,Moxibustion,andSiatu,GotoCollege of MedlCal Arts and Sciences (Tokyo Eisei Gakuin).

It describes history of application of bee venom,present status in Japan and in the world,chemistryofbeevenom,andphysiologi -calaction to human.From the view ofbee acupuncture(beevenom therapyorapitherapy),

how tousebeesting,pointstobetreated,pos -sibleallergic reactions,and effectlVely treated symptomsarecited.Specialreferenceto rheu一 matoid arthritis was glVen.Itexplained RA generally and therapeuticresultsfrom thebee venom therapywerecomparedwlthatraditl On-alacupuncture.Theauthorssuggested favor a-bleeffectcomesfrom theapltherapy.

編集委員会よ り 本論文 は,東京衛生学園専 門学校 の卒業論文 と し て作成 された ものを

,

「ミツバ チ科学」用 に部分的に 抜粋,加筆 して寄稿 していただいた ものである.

お知 らせ ∼ ハチ毒採集法研修会

Apimondia'99と同時開催 で,- チ毒採集 法 の研 修会が開催 され る.期 日は,大 会参加者で も参加可能 な研修旅行 日の9月 15日.概要および問 い合わせ先 は下記 の通 り. 申込書 などは玉川大学 ミツバ チ科学 研究施設あてに申 し込みいただいて も送付可能. 研修会概要 期 日 :9月 15日 (全 日) 場所 .リッチモ ン ド (バ ンクーバ ーか ら15km) 要件 .基礎的な養蜂知識 はあ る方がよい 内容 :-チ毒の採集方法,販売,製品につ いて (実地 研修 を含む) 研修教材 :書籍, 冊子類 など (US$50以上 の ものを 配布) 費用 :- チ毒採集 キ ッ トを購 入す る場合 には研修費 は無料,購入 しない場合にはUS$175 (個人参加 の場合) -チ毒採集 キ ッ ト:US$450-550 申込期限 : -チ毒採集 キ ッ トの注文 ・購入5月 31日 研修会 (前納)6月 30日 それ以降 は空 きがある場合 のみ受 け付 る 申 し込み ・問 い合わせ先 MichaelSlmics ApitronlCService

4640PendleburyRoad,Richmond,

BC,Canada,V7E IE7

でel/Fax

.+

1-604-271-9414 Email:[email protected]

図 2 主要 な人体 の ツボ で あ った. この副作用 とは,皮疹,掻痔感 など である ( 芹沢 ・西候,1 979) . 副作用 を除 く錨灸治療効 果 は ,6‑7 割 の患 者 に有効で はあ るが,著効例 はない.錨灸治療 の効果 は ,6‑40 回 と回数 を重 ねないと有効 で はない場合が多 い と思われ る.効果 のあ った内 容 は,身体 が軽 くな った ことと食欲 や疲労 の改 善が上位 を占め,痛 みが軽減 したの は 4 位であ った
表 4 RA における掘灸治療と蜂針治療の違い 項 目 堀灸治療 蜂針治療 6 ‑4 0 回の場合有効例が 多く著効例はない RA 発症後 8 年以上の 陳旧例にはほとんど無効 効果 あるいは 有効であった症状 ペインスケールなど ① 全身が軽 くなった②食欲がでた③ 疲れなくなった( 参 全身の痛みが軽減 した ⑤ 朝 気持ちよく起きられる⑥ 元気が出た⑦ 意欲が出た(動 体の冷えがよくなった 軽症では 1回でも症状緩解 重症例はど回数と期間を要するRA発症後19 年の陳旧例にも有効関節の腫張、発熱捧痛の

参照

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