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英語クラスにおける学習意欲向上・維持の一考察 : ドルニェイの英語指導ストラテジーを用いた学生・教員両サイドからのパイロット研究

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(1)国際経営・文化研究 Vol.17 No.2 March 2013. (研究ノート). 英語クラスにおける学習意欲向上・維持の一考察 〜ドルニェイの英語指導ストラテジーを用いた 学生・教員両サイドからのパイロット研究〜. アスコー朋子 キーワード. 英語教育 動機づけ 学習意欲 英語指導ストラテジー. はじめに 教育現場はもちろんの事、ビジネスにおいても行動の原動力になる「動機づけ」 「モチベーション」 「やる気」が重要視されている。「やる気」が社会的にも前向きで積極的な意味に受け取られ「やる 気」があることは社会的にも有意義であると考える傾向がある。英語教育においては、学習者の英 語運用能力だけではなく、モチベーションアンケート等を使用し、学生の英語学習に対する熱意を 考慮し、語学クラス分けに用いられたりする事さえもある。 英語をどのように学習したら早く上達するのか等々多くの書物が書店に並び、効果的英語学習法、 指導法など教員間で議論が絶えないが、学習者にどのようにやる気を起こさせ、維持するかが、英 語をどのように学ぶのかよりも大切だと考える教育者・研究者も多い。 この様に、学習成果を出す上で非常に重要な動機づけだが、特に近年、学習意欲が低い学生が増 加傾向にあり、どのように学生にやる気を起こさせるのは教員の経験に基づく様々な方策(ストラ テジー)を講じて来ているが解決策はまだ見いだされていないようだ。本来「動機づけ」は心理学 の領域だが、英語教育のコンテクストにおいて、どのような時に、英語の学習意欲が高まり、また その学習意欲を維持させられるのだろうかを探り出し適切なストラテジーを英語教育に用いる事は 今後の大きな課題の一つと考えられる。 本パイロット研究は、動機づけ、所謂、何が行動を起こさせるのかという途轍もなく大きな難問 に挑戦するのではない。心理学、教育心理学、応用言語学の領域で研究されて来た動機づけ理論を 元にドルニェイ(1994)が、提唱した個人の目標関連行動を促進する35の「動機づけストラテジー」 のうち、学習意欲が上がると感じられるストラテジーの思索を試みる。 1章では、モチベーション理論を心理学的、応用言語学的に概括し、そして動機づけストラテジー を見ていく。次に2章の研究では、研究手法、研究参加者、3章では結果を提示し、4章では動機 づけ理論を枠組みとし有効なストラテジーの考察を行う。. アスコー トモコ:国際コミュニケーション学部 文化コミュニケーション学科 教授. — 45 —. 1.

(2) 英語クラスにおける学習意欲向上・維持の一考察. 1.モチベーション理論 モチベーション(motivation)の語源をたどれば古フランス語 motif、もしくはラテン語 motivus、 moveという意味である。何かの目標を達成する為に、行動の方向付けをして、行動を起こし、その 行動を支え維持する、と言う意味である。モチベーションは心理学、社会心理学、教育などの研究 分野で広く研究されている。 ここでは、モチベーション研究の基礎になる心理学的理論、次に英語学習に直接関わる教育学的 モチベーション理論の概要、動機づけストラテジーを概観する。 1. 1.心理学的動機付け理論 上淵(2007)によると、動機付けは、3つの要素:認知(cognition) 「当人の主観的解釈」 、情動 (emotion)「情動体験」、欲求(need)「人を行動に駆り立て、その行動を方向づけるような比較的 安定した心理的エネルギー」(p.4)に分ける事ができる。 ここでは、この3つのカテゴリーを元に心理学的モチベーション理論の概要をみることにする。 1. 1. 1.認知的動機づけ 認知論的にモチベーションを考えると、行動する、もしくは行動しない人間を「意味づける主体1)」 として捉える。 動機づけと言うと、誰しもが考える「目標設定」であるが、1968年にエドウィン ロックが提唱 した「目標設定理論」(goal setting theory)は目標設定の仕方に寄ってモチベーションの違いがも たらせる、と言う考え方である。曖昧な目標より、明確な目標の方が達成し易く、また難易度の低 い目標より、難易度の高い目標の方が達成し易いと言う。 もう一つの代表的な認知論的アプローチは Eccles and Wigfield(1995) ,Brophy(1999)などが 提唱した行動する対象物に何らかの期待を持ち、価値を見いだす「期待価値理論」 (Expectancy-value theories)である。努力が成功へ結びつく期待、並びにタスクを成功される事に不随する価値をどの ように見いだすかである。 タスクの達成ニーズ、成功期待、誘引値、失敗への不安などを動機づけの構成要素として、 Atkinnson and Raynor(1974)は達成動機づけ理論(Achievement motivation theory)を提唱した。 タスク、目標への接近傾向と回避傾向の方向と力関係によって、決定される。 Bandura(1997)は、認知された自己の能力を動機づけの要因とし、 「自己効力感理論」(Selfefficacy theory)を提唱した。この理論によると、自己効力感は、主体があるタスクを遂行する能力 があるかどうか判断し、その判断に基づきタスクを取り組むか取り組まないか決定する。 また、Covington(1998)は自己価値を動機づけの主な構成要因とし、自己価値理論(Self-worth theory)で、人間は自己の価値観を高めようとする方法で、行動を決定するとし、この価値が脅か されるとその自己価値を守る為に行動する、と考えた。 2. 動機づけには過去においての成功、失敗体験が大きく起因しているとWeiner(1992)は、帰属理 論(Attribution theory)を提唱した。過去においての成功、失敗がその個人の能力と関わっている と考えるか否かにより、次の行動を開始する動機づけに大きな影響を及ぼすと考えられる。 1. 1. 2.情動的動機づけ 期待と価値を見いだし目標行動する主体は、「うれしければ活動的になるし、落ち込むと何事にも 消極的になる。…「感応する主体」(上淵 2007,p.14)とも考えられる。. — 46 —.

(3) 国際経営・文化研究 Vol.17 No.2 March 2013. 情動、もしくは感情の生き物の主体は、何かに没頭しているとき、最大の能力を発揮しパフォー マンスが最大化すると考えられる。好きな事を夢中に無条件に行い、どの様な困難をも乗り越え、 努力を惜しまず取り組んでいるうちに、目標達成した、もしくは上達した経験は誰しもが持つこと だろう。これを理論化、体系化しCsikszentmihalyi は「フロー理論」(Flow theory)を提唱した。 Goodman & Friedman(1968)は、他者と自分は公平に評価されているかどうか、がモチベーショ ンに影響が出てくると、アダムスが提唱した公平理論をグッドマン&フリードマンが検証研究をお こなった。労働と報酬のバランスが他者と比較した場合、経験上で公平に評価されていることが動 機づけに繋がるとした。 1. 1. 3.欲求論的動機づけ 上淵(2007)「欲求とは、人を行動に駆り立てる一種のエネルギー体であり、そのエネルギーの 量によって、行動の出現頻度や強さは異なってくる」 (p.21)が述べるように、欲求と行動には密接 な関係がある。モチベーション理論のなかで代表的な一つのモデルにマズロー(1954)欲求5段階 説がある。人間の欲求を下から、生理的欲求、安全の欲求、社会的欲求、尊厳の欲求、自己実現の 欲求に分類した。下位の欲求が満たされると次の上位の欲求を満たそうと行動をとるという仮説を 説いた。 内面から湧き出る好奇心を満足される為に行動を起こす内発的動機づけに基づいて Deci and Ryan (1985)自己決定理論を提唱した。また、有能さへの欲求、関係性への欲求、自律性への欲求を人 間が持っている欲求としている。 1. 2.第二言語習得における動機づけ理論 1. 1.で心理学的に動機づけ研究の代表的なモデルを言及したが、ここでは第二言語(L2)分野 における動機づけの主流のアプローチを概観する。 1. 2. 1.ガードナー、ランバートの第二言語習得分野アプローチ L2 分野動機づけのパイオニア的存在の研究者ロバート・ガードナーは、L2 教育を単に外国語を教 えるだけの教育ではなく、目標言語の文化をも同時に教えるものだと言っている(Gardner 1979) 。 その論文のなかで、言語習得とアイデンティティとの関係にも言及している。 二つの国際語:英語とフランス語の二言語使用地域であるカナダで行われたガードナー/ランバー ド(1972)は、L2社会に対する態度がL2習得成功に大きく関わっているとした。また、言語学習 者の動機づけは2つのカテゴリーに分かれると仮定する。 一つは統合的志向(integrative orientation)目標言語の社会成員、類似した存在になることを希 望する。道具的志向(instrumental orientation)は、L2を習得することにより、更に良い仕事や高 い給料を取るための実利に関連する動機付けである。 3 1. 2. 2.ドルニェイの第二言語動機づけ枠組み ドルニェイ(1994)のモデルは、L2 動機づけを、言語レベル、学習者レベル、学習場面レベル で説明する。 言語レベルは、言語と文化、社会、知的・実務的価値の関連した要素を表している。 学習者レベルは、学習過程に影響を与える学習者としての自信(言語使用不安、知覚しているL2 能力、原因帰属、自己効力感)や目標言語の達成ニーズを表している。. — 47 —.

(4) 英語クラスにおける学習意欲向上・維持の一考察. 学習場面レベルは、授業特有の動機づけ要素(授業に対する興味、教材、ニーズに対する授業の 関連性、成功の期待感、成果への満足感) 、教師特有の動機づけ要素(教師の人柄、教育方法など) 。 また集団特有の動機づけ要素(集団の目標指向性、規範と報酬システム、集団結束性、教室内が協 力的なのか、競争的なのかもしくは個別的なのか)を表している。 1. 2. 3.動機付けストラテジー Dörnyei(2001) で 動 機 づ け ス ト ラ テ ジ ー を “motivational influences that are consciously exerted to achieve some systematic and enduring positive effect”(p.28)「体系的でポジテイブな効 果が長続きする為に意識的に与えられる動機づけの影響」と述べている。 表1は動機づけを高める指導実践モデルである。主要なカテゴリーは、動機づけの為の基礎的な 環境を作り出す、学習開始時に動機づけを喚起する、動機づけを維持し保護する、肯定的な追観自 己評価を促進する、の4つである。 この4つのカテゴリーを元に動機づけストラテジーアンケートは構成されている。 表1 動機づけ指導実践(ドルニェイ 2005より引用). 以上心理学的、応用言語学的の両分野から英語学習の動機づけに関連していると思われる理論を 簡単にみてきた。上記を理論的枠組みし、以下の研究の問いを立て、 「動機付けストラテジー」の重 要度を教員、学生双方向から検証する。 4 1. 3.研究の問い 1.「動機付けストラテジー」の中でどのストラテジーを学生が学習意欲を高める為に役に立つと考 えているのか。 2.研究参加大学2校の間で有効ストラテジーに差はあるのか。 3.教員がどのストラテジーを重要視し、さらに実際の授業に取り入れているか、もしくは取り入 れようと考えているのか。また、そのストラテジーは学生重要としているものと一致するのか。. — 48 —.

(5) 国際経営・文化研究 Vol.17 No.2 March 2013. 2.研究 2. 1.研究手法 ドルニェイ(2005,付録1参照)の動機付けの基礎的な環境を作り出すストラテジ−、学習開始 時の動機付けを喚起するストラテジー、肯定的な自己評価を促進するストラテジーの3つの領域、 35の主要ストラテジーと各主要ストラテジーに2〜4の補足ストラテジー128から構成される「動 機付けストラテジー」を質問用紙として使用する。 教員には、オリジナル版である英語版を使用し、重要度をリッカードスケール1〜5で重要度を 表示、指導に取り入れている、もしくは取り入れる予定のストラテジーには丸を付けてもらった。 学生には同じ質問用紙(日本語版)を使用し、「添付されているアンケートは、英語を教える教員 からみて、学生の英語学習の動機付け(意欲を高める)に効果があるとされたストラテジーが記載 されています。各項目を読んで、英語学習のやる気を上げる、維持するのに、重要かどうか数字で あらわしてください」と記した。 しかし、10ページ128問のアンケート用紙は学生には負担になり、第1回の調査での回収率は3 名のみであった。そこで、学生用に主要ストラテジー 35のみを学生用に理解し易い文言に書き換え た質問用紙を作成して使用した。また、質問用紙回答後には、自由に英語学習動機が上がる要因、 下がる要因、どのように動機を維持しているか記述してもらった。 2. 2.研究参加者 埼玉県と神奈川県に所在する大学の大学生合計94名(有効回答70名) 、教員20名(有効回答7名) に質問用紙に回答を依頼した。 2. 2. 1.大学生 A大学 所在地:埼玉県 参加学生:1年生:14名、2年生:15名 合計29名 参加学生の TOEICレベル:350〜580程度 B大学 所在地:神奈川県 参加学生:1年生:28名 2年生:13名 合計41名 参加学生の TOEICレベル:650〜860程度 2. 2. 2.教 員 A大学 専任教員2名、非常勤講師5名 5. 2. 3.データ処理方法 学生用、教員用質問用紙の回答のリッカードスケールの5「とても重要」 、4「重要」を選びエク セルに入力した。教員の回答は「指導に取り入れている、もしくは取り入れる」に回答した数をカ ウントした。学生の回答はパーセンテージ表示も行った。. — 49 —.

(6) 英語クラスにおける学習意欲向上・維持の一考察. 3.結 果 3. 1.A大学結果 3. 1. 1.質問用紙による結果 表2はA大学29名の「動機づけストラテジー」質問用紙の回答のうち、とても重要、重要と回答 した人数とそのパーセンテージである。 A大学学生が「重要」と考えるストラテジートップ5は、 「教員から努力を認められ励ましを受け る」22人、75.9%、 「教員が、生徒の学習を真剣に受けとめ、進歩を気に掛けている事を話す」21人、 72.4%、「生徒の成功、成績向上を褒める」19人、65.5%、 「成績があまり良くない場合、自分能力 不足ではなく、努力不足であると教員から励ましを受ける」17人、58.6%、 「英語学習教材を学習 者の興味深いものを使用する」16人、55.2%。圧倒的に、教員との関係性で英語学習意欲が上がる 表2 A大学学生回答 人 数 1 .教員が英語学習への熱意、英語学習経験を実例を挙げて話す。. 3.4. 2 .教員が、生徒の学習を真剣に受けとめ、進歩を気に掛けている事を話す。. 21. 72.4. 3 .教員と親しく話ができる環境がある。. 11. 37.9. 4 .親に学習進歩を伝える。家庭の学習支援を受ける。. 0. 0. 5 .楽しいリラックスした雰囲気の教室を作る。. 5. 17.2. 6 .学生相互協力的なクラスを作る。. 2. 6.9. 7 .授業に関する規則(集団のきまり)を作成する。. 1. 3.4. 8 .クラスで作成した規則を皆で守る。. 3. 10.3. 12. 41.2. 5. 17.2. 11.英語学習に外国文化学習を取り入れる。. 15. 51.7. 12.英語をしっかり身につける事が自分の目標達成に役立つこと理解する。. 10. 34.5. 13.英語学習成功に何が必要か理解する。. 5. 17.2. 14.学習目標をクラスで話しあい明確にする。. 0. 0. 16. 55.2. 9 .上級生や仲間のお手本を見せて言語の価値観を高める。 10.英語学習が楽しい経験にする。. 15.英語学習教材を学習者の興味深いものを使用する。 16.英語学習成功の様々の方法、英語学習成功に関わる要因を知る。 17.英語クラスが単調ではなく、グループワーク等興味深い活動である。. 2. 6.9. 14. 48.3. 18.挑戦的な課題を行う。. 1. 3.4. 19.知的好奇心を刺激するような課題を行う。. 3. 10.3. 20.これから行う課題の「目的」の説明を受ける。. 1. 3.4. 21.教室で目標設定を行い、定期的に教員のフィードバックを受ける。. 3. 10.3. 22.目標設定に基づいた学生の進歩を教員と定期的に確認する。. 3. 10.3. 23. (英語学習の)成功経験を体験する機会がある。. 5. 17.2. 24.教員から努力を認められ、励ましを受ける。. 22. 75.9. 25.競争ではなく協調性のある学習環境。. 13. 44.8. 5. 17.2. 12. 41.4. 26.英語学習を成功に導く様々な英語学習ストラテジーを学ぶ。. 6. %. 1. 27.学習に取り組んでいるとき、否定的な事を言われない。 28.学生間の協力が得られる環境がある。. 1. 3.4. 29.学生が自ら選択できる学習環境があり、学習課題が行える。(学習者自律的を促進する). 6. 20.7. 30.自己動機付けの重要性を理解する。(自己動機付け能力を強化) 31.成績があまり良くない場合、自分の能力不足ではなく、努力不足であると教員から励ましを受ける。 32.教員による肯定的フィードバック。 33.生徒の成功、成績向上を褒める。(学習者の満足感を高める). 2. 6.9. 17. 58.6. 7. 24.1. 19. 65.5. 34.学習意欲が高まる様に「報酬」をもらう。. 2. 6.9. 35.評価方法を完全に透明にする。評価も努力と進歩が反映する。. 8. 27.6. — 50 —.

(7) 国際経営・文化研究 Vol.17 No.2 March 2013. 要因のようである。教員に認めて欲しい、励まして欲しいなど、動機づけの要因を自分の外側に置 いている。 3. 1. 2.自由記述による回答 3. 1. 2. 1.学習意欲が上がる時 憧れの職業について居る人の話を聞く。 テストの点数が他の学生より低い時。(2人) 自分の英語力のレベルと知ったとき。 就活など実例を聞き、自分にも出来そうだと思ったとき。 目標が具体的に浮かぶとき。 褒められた時。(20人) 英語の歌をかっこよく歌いたいと思った時。(2人) 海外の人と交流が増えた時。 自分の将来の為に何が必要か、何が足りないか先生に指摘された時。 英語のプレゼンなど準備をしているとき。(6人) 3. 1. 2. 2.学習意欲が下がる時 怒られた時。 英語を話している、もしくは英語を書いて、先生に “ Ha?? ” と言われたとき。 教員が生徒の名前を覚えていない、何も注意をしない、教科書を進めているだけ、退屈に感じた 時など「私達に興味、関心がない」と感じた時。 学習環境が整わない時。 課題をやってこない人とペアになったとき。(2人) 先生の言っていることが信頼出来ないとき。 可能性を否定された時。 どのように勉強したら良いのか分からない時。 自由記述の結果で顕著なのが、「褒められた時」 、プレゼンテーションなどのテーマを選び、自主 的に課題に取り組む時、学習意欲が高まるようである。 3. 2.B大学結果 3. 2. 1.質問用紙による回答 表3はB大学41名の「動機づけストラテジー」質問用紙の回答のうち、とても重要、重要と回答 した人数とそのパーセンテージである。 B大学学生が「重要」と考えるストラテジートップ5は、 「知的好奇心を刺激する課題を行う」 33名、80.5%、「挑戦的な課題を行う」32名、78%、 「英語が自分の目標達成に役立つことを理解 する」28名、68.3%、「英語クラスが単調ではなく、グループワーク等興味深い活動である」16名、 39%、「学習が成功している経験を確認する(体験する) 」15名、36.6%。. — 51 —. 7.

(8) 英語クラスにおける学習意欲向上・維持の一考察. 表3 B大学学生回答 人 数 1. 2.4. 2 .教員が、生徒の学習を真剣に受けとめ、進歩を気に掛けている事を話す。. 3. 7.3. 3 .教員と親しく話ができる環境がある。. 1. 2.4. 4 .親に学習進歩を伝える。家庭の学習支援を受ける。. 0. 0. 5 .楽しいリラックスした雰囲気の教室を作る。. 2. 4.9. 6 .学生相互協力的なクラスを作る。. 0. 0. 7 .授業に関する規則(集団のきまり)を作成する。. 4. 9.8. 8 .クラスで作成した規則を皆で守る。. 3. 7.3. 11. 26.8. 10.英語学習が楽しい経験にする。. 2. 4.9. 11.英語学習に外国文化学習を取り入れる。. 4. 9.8. 12.英語をしっかり身につける事が自分の目標達成に役立つこと理解する。. 28. 68.3. 13.英語学習成功に何が必要か理解する。. 11. 26.8. 9 .上級生や仲間のお手本を見せて言語の価値観を高める。. 14.学習目標をクラスで話しあい明確にする。. 0. 0. 15.英語学習教材を学習者の興味深いものを使用する。. 13. 31.7. 16.英語学習成功の様々の方法、英語学習成功に関わる要因を知る。. 12. 29.3. 17.英語クラスが単調ではなく、グループワーク等興味深い活動である。. 16. 39.0. 18.挑戦的な課題を行う。. 32. 78.0. 19.知的好奇心を刺激するような課題を行う。. 33. 80.5. 20.これから行う課題の「目的」の説明を受ける。. 4. 9.8. 21.教室で目標設定を行い、定期的に教員のフィードバックを受ける。. 2. 4.9. 22.目標設定に基づいた学生の進歩を教員と定期的に確認する。. 1. 2.4. 15. 36.6. 24.教員から努力を認められ、励ましを受ける。. 2. 4.9. 25.競争ではなく協調性のある学習環境。. 0. 0. 13. 31.7. 27.学習に取り組んでいるとき、否定的な事を言われない。. 1. 2.4. 28.学生間の協力が得られる環境がある。. 0. 0. 29.学生が自ら選択できる学習環境があり、学習課題が行える。(学習者自律的を促進する). 8. 19.5. 30.自己動機付けの重要性を理解する。(自己動機付け能力を強化). 2. 4.9. 31.成績があまり良くない場合、自分の能力不足ではなく、努力不足であると教員から励ましを受ける。. 5. 12.2. 32.教員による肯定的フィードバック。. 2. 4.9. 33.生徒の成功、成績向上を褒める。(学習者の満足感を高める). 1. 2.4. 34.学習意欲が高まる様に「報酬」をもらう。. 0. 0. 12. 29.3. 23. (英語学習の)成功経験を体験する機会がある。. 26.英語学習を成功に導く様々な英語学習ストラテジーを学ぶ。. 35.評価方法を完全に透明にする。評価も努力と進歩が反映する。. 3. 2. 2.自由記述による回答 3. 2. 2. 1.学習意欲が上がる時 TOEFLや英検を受けると決めた時、準備をしている時。(9人) 8. %. 1 .教員が英語学習への熱意、英語学習経験を実例を挙げて話す。. 外国人、留学生と話す時、コミュニケーションツールとして使った時。(18人) 英語で意見が積極的に飛び交う時。プレゼンテーションの準備をする時。(7人) 留学を考え準備をしている時。(7人) 海外へ行った時。(3人) テストで良い点が取れたとき。(2人) 英語の本を速読する。 発音を褒められた。. — 52 —.

(9) 国際経営・文化研究 Vol.17 No.2 March 2013. 好きな映画観たり、洋楽を聴いたりする時。(4人) 将来英語を仕事に活かしたい考える時。 意識が高い学生と勉強する。(2人) 周りの学生と英語の差を感じる時。 海外異文化への憧れの思いが強くなるとき。 将来英語が必要だと教員に言われたり、実感したりとき。(5人) グループ討論を英語でする時。 dictation 上手く出来る時。(3人) 英語のニュースを聞くとき。(2人) 課題が多い時 3. 2. 2. 2.学習意欲が下がる時 テストの為の勉強をしている時。(2人) 自分の無知を知ったとき。(3人) 単調な授業を受ける時。(4人) 他の勉強で時間がない時。(15人) 実力が伸びない時。(2人) 具体的な目標がない時。(2人) 英語の先生の発音が悪い時(2人) 授業のレベルが低い時。(2人) 3. 3.大学教員結果 本研究はパイロット研究のため、有効回答が7名と少数なので、教員が考える学習意欲を高める ストラテジーとして重要だと考えるものを提示するだけに留める。 表4は、教員の「動機づけストラテジー」重要度および指導に取り入れているストラテジーのう ち、参加教員7名中7名、6名が「重要」と回答したものである。 (128問の結果は付録1を参照) 表4 教員の指導に取り入れているストラテジー 重要度. 指導に取り 入れている、 もしくは入 れる予定。. 生徒の一人一人を気にかけ,また彼らの話に耳を傾ける。. 7. 7. 間違いを恐れずにやることを勧め,間違いは学習の自然な一部であると思わせる。. 7. 7. 許容基準をしっかり決める。. 7. 6. 生徒たちに,L2をしっかり身につけることが彼らの重視している目標の達成に役立つことを 常に意識させる。. 6. 7. 生徒たちに実生活の場面でL2の知識を使ってみるように勧める。. 7. 6. 指導内容を生徒の日常体験と背景に関連つける。. 7. 6. 最初の授業に緊張を解きほぐす活動を用いる。. 6. 6. 世界におけるL2の役割を絶えず指摘し,生徒自身にとってもまた彼らの社会にとっても,そ れがきっと役に立つことを強調する。. 6. 6. 学習者が自分で具体的で短期の目標を選択することを奨励する。. 6. 6. タスクの内容を生徒の自然な興味に合わせ,もしくは目新しく,興味深く,エキゾテックで, ユーモラスで,競争的で,空想的な要素を取り入れることにより,より魅力的なものにする。. 7. 6. タスクの目的と有用性を説明する。. 6. 7. — 53 —. 9.

(10) 英語クラスにおける学習意欲向上・維持の一考察. 4.考察 4. 1.A大学学生 A大学学生が学習意欲が上がると考える最も重要なストラテジーは「教員から努力を認められ励 ましを受ける」である。高校を卒業し大学生になり、大人としてのアイデンティティを確立する時 期は、精神的にも不安定になりがちで、英語学習クラスにおいては、英語の上達を望むと同時に、 単純な英語でさえ日本語の様に自由に表現できない、または過ちを犯す可能性があり自尊心を傷つ けられ、自信を失う危険がある。Bundura(1997)の自己効力感理論に基づき、努力をした事に対 して、励ましを受ける事は、学習意欲がたかまるのだろう。 次に多くの学生が選んだストラテジーは「教員が生徒の学習を真剣に受け止めている」である。 学生の学習を気に掛けて居ると言うが動機づけに重要な事は言うまでもない。Brown & Levinson (1987)のポジティブ・フェイスへの配慮によると、人は自分の事を良く見て欲しい、知って欲し いという欲求がある。その欲求を満たす為に、教員が学生の学習を真剣に受け止めている事を伝え るのは、学習意欲が高まるのであろう。 自由記述回答のなかにもあるように、「教員が生徒の名前を覚えていない」 「何も注意をしない」 など学生に感心がない、と感じた時は学習意欲が下がるとある。 効果的なストラテジーの3番目は「生徒の成功、成績向上を褒める」である。学生に質問用紙実 施後、5名に簡単にインタビューを行ったが、学生全員、成績向上に対して「報酬ではなく、言葉 で褒めて欲しい」と話した。学生の努力の結果、成績向上の満足感を高めるのであろう。自由記述 でも、褒めたれた時に学習意欲が上がると大多数の学生が答えている。 次に「成績があまり良くない場合、自分の能力不足ではなく、努力不足であると教員から励まし を受ける」学習者は成功と失敗を何に帰属させるのかは、その後学習を続けるか否かに掛かってい ると言える。失敗を能力不足に帰属させると、努力する事を止めてしまう可能性が出てくる(Raffini, 1993)。学生が能力帰属の為で英語力が向上しない、と考えるようならば、効果が上がらない学習 法を用いているからと説明するのも良いかもしれない。自由記述では、自分の可能性を否定された 時、また努力をして答えた結果、理解されないと、自分の英語能力不足と感じ、学習意欲が低下す ると回答している。 比較的英語運用能力が低い学生が動機づけを強め、学習意欲を維持するには、学習者の自尊感情 を守り自信を強めるストラテジーが有効のようである。 「英語学習に外国文化学習を取り入れる」Gardner& Lambert(1972)が提唱する統合的価値観が 示すように、単に英語を言語として習得目標にするのではなく、目標言語の社会と文化に興味を持 つことは、外国語の学習意欲を高める為に重要な事だといえる。 統合的志向に関係する自由記述による回答は、「英語の歌を格好良く歌いたい」自分をより良く魅 せる為、目標言語の成員に自分のイメージを近づける為に学習する英語の意欲が高まり、また「海 外の人と交流が増えた時」学習の成果が試せる時に更に意欲が上がるようである。 10. 質問用紙回答には無いが、自由記述で得られた回答に、ガードナーの道具的価値観に起因する回 答も見られた。憧れの職業、自分の将来の仕事の為を考えたとき、学習意欲が上がる、など目標到 達に役に立つと考えれば、学習意欲も上がる。 A大学の自称「英語好き」の研究参加学生結果からは、内発的な動機づけが余り見られず、英語 学習動機の要因を、外発、特に教員、に置く傾向が見られる。教員に褒めて欲しい、教員から努力 のフィードバックが、学習意欲が上がるなど、行動主義の報酬の随伴性が動機づけの要因になって いるようである。語学習得は長い道のりで、動機づけをいかに高め維持していくかが、成功の鍵の. — 54 —.

(11) 国際経営・文化研究 Vol.17 No.2 March 2013. 一つと考えられる。外発的動機づけが原動力になっている場合、外因が消失した場合、学習を継続 していくことが難しくなる。 今回の参加者の場合、英語が好きな訳であるから、好きな英語を学習し、その行動の結果に応じ て言語による適切なフィードバックが行われ、行動の強化が起こり、しいては内発的動機づけに繋 がると考えられる。 4. 2.B大学学生 どんなに明確な英語学習の目的があり、目標を詳細に設定し意欲的に始めた学習でも、目標があ る程度達成されたり、もしくはある一定期間が過ぎたりすると学習意欲は低下してくる事がある。 更に目標に近づく為には、学習意欲を再度高め、また維持する必要が出てくる。 英語専攻ではなく、一般教養英語を履修するB大学学生が選んだ動機を高めるストラテジーは、 「知的好奇心を刺激する課題」「挑戦的な課題」また「英語クラスが単調ではなく、グループワーク 等興味深い活動」である。単に単語や文法を学んだり、読解、聴解能力を高める課題を行ったりす るだけではなく、課題内容が知的好奇心を刺激するcontent-based(内容重視)であれば、学習が単 調ではなくなり英語の学習動機が高まるようである。また問題が難解で、議論を呼ぶ挑戦的な課題 も退屈なものではなくなる。学習者にとって、余りにも易しすぎる課題に取り組む事は達成感を得 ることが難しくなる。しかし、単調な課題、繰り返し学習を用いた指導方法が成果を生まないか言 う訳ではなく、適切な教授法で指導をすれば、短期的には英語能力が向上するであろう。しかし、 単調・退屈な課題は長期的努力が必要になる外国語習得となると、学習意欲を維持させることは難 しくなるのであろう。内容が挑戦的な場合学習意欲が上がるだけではなく、自由記述には、 「課題が 多い時」のように課題の量により学習意欲が上がるという回答も見られる。動機づけの要因を外に 置くのではなく内発的に行動自体が目的になっており、A大学の学生のように「教師から褒められ る」という報酬を期待しないで行動をするようである。Harter(1981)は、挑戦、好奇心、独立達 成が内発的動機づけの要因とし、自分の力で難解な課題に取り組み、能力が向上し有能感も高まる と示唆している。 次に「英語が自分の目標達成に役立つことを理解する」が学習動機を高めると回答している。英 語学習が自分の将来の目標達成に関与しており、ガードナー/ランバード(1972)が提唱した道具 的動機である。社会的地位を高めたり、より収入の高い職に就いたり、研究の為にL2が必要だった りと、道具的動機づけは、学習者の価値観を変更せずに目標としているL2レベルに達成する成果を 得ることが可能になる。 また、自由記述には、「外国人とコミュニケーションツールとして英語を使った時」 「将来仕事に 英語を活かしたいと思う時」など回答がある。Covington(1998)は、人間は自己の価値観を高め ようとする方法で行動を決定すると説明する。前記の「有能感を高める」とも共通しているが、英 語能力を高めることで、自分に付加価値を付け、将来英語力を必要とされる職に就いている自分の 良いイメージを作り上げることで学習意欲が高まり、維持ができるのであろう。 「学習が成功している経験を確認する(体験する) 」挑戦的な課題が学習意欲を高める学生が長期 間意欲を維持するのには、定期的に学習が成功している体験の積み上げが必要である。Eccles and Wigfield(1995)は、努力が成功へ結びつく期待、並びに行うタスクを成功する事に不随する価値 をどのように見いだすかにより学習意欲が高まると示唆している。また、自由記述にある「テスト で良い点数が取れた時」「発音を褒められた時」など学習が成功している体験は学習意欲維持に重要 である。. — 55 —. 11.

(12) 英語クラスにおける学習意欲向上・維持の一考察. 4. 3.教 員 パイロット研究のため、教員の有効回答が7名と少数であるので、教員が考える学習意欲を高め るストラテジーとして重要だと考える、および指導に取り入れる、もしくは今後指導に取り入れる 予定、と回答されたうち、評価が高いものだけを提示するだけに留める。 7名中7名が「重要」尚かつ「指導に取り入れている(予定) 」と回答したストラテジーは、 「生 徒の一人一人を気にかけ,また彼らの話に耳を傾ける」 「間違いを恐れずにやることを勧め,間違い は学習の自然な一部であると思わせる」の2つである。教員参加者はA大学の専任、非常勤教員で、 A大学学生が「学習意欲が高まる」時の回答中ベスト3が「教員から努力を認められ励ましを受け る」「教員が生徒の学習を真剣に受け止めている事を話す」 「生徒の成功、成績向上を褒める」で、 教員の指導ストラテジーと学生が求めているものと相違はないようである。 次に「重要」もしくは「指導に取り入れている(予定) 」と7名中6名、もしくは7名の回答のう ち、将来の目標達成の為の道具として英語学習、世界におけるL2の役割の重要性を指摘し、学生の 学習意欲を高める、と回答している。A大学36%、B大学68%の学生が、目標到達の為の動機づけ、 動機維持に外国語学習は大切だと回答している。教員が動機づけ、維持の為に定期的に外国語の重 要性を指摘することは役に立つようである。 教員が重要で、指導に取り入れているストラテジー「タスクの楽しさ」に関して、A大学は興味 深い内容、外国文化を取り入れた学習は50%以上の学生が学習意欲が高まると回答して、教員のス トラテジーの有効さを示している。一方B大学では、楽しさより、 「知的・挑戦的」な課題が学習意 欲が高まると回答しているので、同じストラテジー項目であるが、学生の傾向を把握し、楽しいタ スク、もしくは楽しさよりも知的好奇心を刺激するような内容重視のタスクを使用するのか検討す る必要があるようである。 教員は「緊張を解きほぐす活動」が重要なストラテジーとしているが、Aは大学17%、B大学5% の学生が学習意欲に役立つと回答している。所謂授業初回、および授業の最初に行うアイスブレー キング活動であるが、学生は緊張をほぐし、外国語学習を円滑に尚かつ学生の学習意欲を下げない 活動を行っているという意識がない為に、低い回答がでたのではないだろうか。 研究参加教員にとって、今回の学習動機を高める英語指導ストラテジーはどれも重要で指導に取 り入れたいものであるが、そのストラテジーを学生側が学習意欲を高め維持に繋がるものであると 理解し認識することが本当の意味での英語指導ストラテジーになるのでは無いだろうか。 終わりに 本稿は、動機づけを高める英語指導ストラテジー質問用紙を用い、学生と教員両サイドから有効 なストラテジーを考察するパイロット研究の報告である。 A大学の学生は、教員内発的な動機づけが余り見られず、教員に褒めて欲しい、教員から努力の フィードバックが、学習意欲が上がるなど、言葉による報酬の動機づけに有効のようである。一方 12. B大学学生は、教員との関係よりタスクの知的好奇心を刺激し挑戦的な面白さが学習意欲を向上さ せると回答している。パイロット研究であるが両大学学生に有効なストラテジーには相違があるよ うである。 パイロット研究の為、参加教員が7名と少数だったが、次の研究では参加教員の数を増やし、ま た学生の質問事項も不明瞭な項目も多かったので文言等の見なおしをし、より正確に有効なストラ テジーを考察できるようにしたい。. — 56 —.

(13) 国際経営・文化研究 Vol.17 No.2 March 2013. 参考文献 Atkinson, J. W. and J. O. Raynor (Eds.) (1974). Motivation and Achievement. Washington, DC: Winston Press. Bundura, A. (1997). Self-Efficacy: The Exercise of Control. New York: Freeman. Brophy J. E. (1987). Synthesis of research on strategies for motivation students to learn. Educational Leadership, 45, 40-48 Brown, P. & S, C, Levinson. (1987). Politeness: Some Universals in Language Usage. Cambridge: Cambridge University Press Covington, M. V. (1998). The Will to Learn: A Guide for Motivating Young People. Cambridge: Cambridge University Press. Csikszentmihalyi, M. (1997). Intrinsic motivation and effective teaching: A flow analysis. In J. L. Bess (Eds.) Teaching Well and Linking It: Motivating Faculty to Teach Effectively. Baltimore: Johns Hopkins University Press, 72-89. Deci, E. L. and R. M. Ryan.(1985). Intrinsic Motivation and Self-Determination in Human Behavior. New York: Plenum. Dörnyei, Z. (1994). Motivation and motivating in the foreign language classroom. Modern Language Journal, 78, 273-284. Dörnyei, Z. (2001). Motivational Strategies in the Language Classroom. Cambridge: Cambridge University Press. ドルニェイ,Z.(2005) 動機づけを高める英語指導ストラテジー 35 大修館 Eccles, J. S. and A. Wigfield. (1995). In the mind of the actor: The structure of adolescents’ achievement task values and expectancy-related beliefs. Personality and Social Psychology Bulletin, 21, 215-225. Gardner, R. C. (1979). Social psychological aspects of second language acquisition. In H. Giles and R. St. Clair (Eds.) Language and Social Psychology. Oxford: Blackwell, 193-220. Gardner, R. C. and W. E. Lambert. (1972). Attitudes and Motivation in Second Language Learning. Rowley, MA: Newbury House. Goodman, P. S. & Friedman, A. (1968). An examination of the effect of wage inequity in the hourly condition. Organizational & Behavior 3, 340-352. Harter, S. (1981). A new self-report scale of intrinsic versus extrinsic orientation in the classroom: Motivational and informational components. Developmental Psychology, 17, 300-312. Locke, E. A. and G. P. Lathanm. (1990). A Theory of Goal Setting and Task Performance. Englewood Cliffs, NJ: Prentice Hall. Maslow, A. H. (1970). Motivation and Personality (2 nd ed.). New York: Harper and Row. Raffini, J. P. (1993). Winners without Losers: Structures and Strategies for Increasing Student Motivation to Lean. Needham Heights, MA: Allyn and Bacon. 上淵寿(2007) 動機づけ研究の最前線 北大路書房 Weiner, B. (1992). Human Motivation: Metaphors, Theories and Research. Newbury Park, CA: Sage.. — 57 —. 13.

(14) 英語クラスにおける学習意欲向上・維持の一考察. 14. — 58 —.

(15) 国際経営・文化研究 Vol.17 No.2 March 2013. 15. — 59 —.

(16) 英語クラスにおける学習意欲向上・維持の一考察. 16. — 60 —.

(17) 国際経営・文化研究 Vol.17 No.2 March 2013. 17. — 61 —.

(18) 英語クラスにおける学習意欲向上・維持の一考察. (受理 平成25年1月17日). 18. — 62 —.

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参照

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