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〈フォーラム「現代社会と生涯学習」公民館を核とした人づくり〉パネルディスカッション「公民館を核とした人づくり」 報告2 公民館を核とした人づくり

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Academic year: 2021

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報告2 公民館を核とした人づくり

青井 洋子

(長浜市・下草野公民館)

1.「あざいぷれすく2」の発足

私は、平成14年度から始まった事業にかかわらせていただいています。簡単に説明させていただ きます。 平成14年からはじまった「子どもの居場所づくり」事業は、長浜が「土曜学び座」というネーミ ングですが、旧浅井町は「浅井プレイセカンドスクール」(略して「あざいぷれすく2」というネ ーミングで、第2の学校ということで始めました。 長浜の「土曜学び座」は、基本は小学校単位なんですけれども、旧浅井地区は、地域性や、地域 差、制度に差がありますし、小学校も公民館も、五つずつありますので、学校を超えた仲間づくり ができるようなサポートをしている教室を目標にしてきました。 前のびわ町と浅井町が合併した平成17年2月から、今年4月、また6町が合併いたしましたので、 すごく大きな地域となりました。 それで、4月からは、「土曜学び座あざいぷれすく2」という位置付けになりました。「土曜学び 座」というのは付けませんが、位置的にはそういうことになっていますので、よろしくお願いしま す。

2.「あざいぷれすく2」の事業

「あざいぷれすく2」ですが、8年間で出会った子どもたちと、その保護者とのつながりや、ま た、浅井地区は、中国からお嫁に来られたお母さんが何人かおられます。そのお母さんやその子ど もたちとの出会いというのも、この「あざいぷれすく2」でたくさんさせていただきました。 また、最近、発達障害のお子さんも、この教室に入りたいという申し出もあります。私が民生委 員の主任児童委員をしているということもあって、いろいろ勉強もして、受け入れるようになって います。 資料(さざなみ通信86号)を見てください。「ワンコインライブみんなのうた」は、あざいぷれ すく2ギターレッスンをきっかけに企画しました。 昨年まで希望者のみがバンドを組んで、浅井文化ホールでさせてもらっているライブです。 大きいステージに立った中学生もおりましたし、高校生になっても、また、そこに出られる機会 を与えたりもしています。これは、まったく、「あざいぷれすく2」の事業とは関係ないところで、 個人で若者たちと立ち上げた実行委員会なので、これは、行政とは全然関係がありません。 今年は、ギターレッスンの人数もちょっと減りましたが、中学生の女子や、高校生たちが、部活 やバイトの間を縫って練習に来ています。講師は、中学生の時に不登校をしていて、ギターレッス ンの生徒だった青年(高校時代から∼)が恩返しということで、平成19年12月から引き受けてや ってくれています。 事業には、ギターレッスンとか、将棋とか、スポーツもありますが、目的は交流です。交流とい うと聞こえがいいんですが、交流は同時に摩擦を伴います。摩擦っていうことで、いろいろ支障が 出てきたり、子ども同士なのでいろいろありますが、講師の方やら、指導者の方やら、支援者の方 { ¶ 12.7.19 6:46 PM y [ W 59

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−58− が間に入っていろいろ力を貸してくださるという場面も多数ありました。

3.きっかけづくりの場所

そして、こうした事業は、やっぱりきっかけづくりにすぎないということを痛感しております。 居場所づくりであったり、出会いだったり、つながりだったりというためのきっかけづくりです。 そういうことが生まれるようでなくてはならないと思っています。 「あざいぷれすく2」から生まれた「みんなのうた」ですが、こういうライブも含めて、ほかの 事業も含めて、何かが次に生まれるということができたのは、たぶん、継続があったからだとつく づく感じています。それは、集えるスペースがあるということが、ものすごく大事だなと思います。 私は、4月に下草野公民館に異動しました。それまでは浅井子どもの館というところで同じ事業 を担当していました。4月に自分が初めて公民館に異動してきて、いろんなことが見えてきました。 自分が、「みんなのうた」のライブをやっていたことで感じたのですが、若い子たちがバンド練 習をする場所がまったくないのです。バンド練習をしようと思うと、高いお金を借りて練習をしな くてはならないということがあって、まったく場所がない。 最初は、浅井文化ホールでも練習はできていたんですが、今年の市町村合併で料金がまた上がり まして、これは弱ったなと思った時に、うちの公民館長が、「青井さん、使うたらいいがな、公民 館を」って言ってくださったのです。 そうか、公民館は、そういうことに使える場所やったんやと思いました。それで、浅井地区には、 五つの公民館があるんですが、山の奥にある公民館とか、町の中にあるとかいろいろなんです。そ れで、たまたま、今年の20歳の講師が提供してくれたドラムセットを、山奥の公民館の倉庫に置か せてもらって、ドラムセットで何度も練習したということで、ものすごく助かりました。 これは、「あざいぷれすく2」の取り組みと言うことではなくて、講師のドラムセットを借りる というかたちで、倉庫ですけれど、公民館を貸していただいて、ドラムの練習をしたということで す。けれど、高校生を一人置いておくわけにはいかないので、私の家からも近いので、私が行くか らなと言って、耳栓をしながらドラムをたたいている横で待っていました。 いくら山奥でも、窓を開けると、音が漏れて迷惑になるので窓を閉めて、思う存分できるという ことで、うちわも何もない暑い暑い夜でしたが、(他に貸し館も無かったので)その日をお借りし ました。 そして、浅井地区には、まちづくり協議会ができていて、去年から、うちの公民館でも「ほたる 祭り」を6月にされています。(下草野地区地域づくり協議会も支援) その「ほたる祭り」ですが、去年は雨がすごく降って、途中から中断するような「ほたる祭り」 になってしまったんやという話から、実は、「ほたる祭り」の観察会もいいんやけど、そこに若い 子を呼んで、「ほたる夕べのコンサート」みたいなのをしたいんやなと館長さんが言われました。 そこで、「みんなのうた」に出ていてくれる保育園の先生をしている23歳の若者が、たまたま下 草野の学区の若者ですが、どうですか?と提案したら、「ほんなら1回、頼んでくれるかなぁ」と 言われたので、連絡をしました。そしたら、「是非、僕も地元貢献したいです!」と言ってくれま した。一人ではちょっと心細いからということで、同じ「みんなのうた」に出演している先輩(そ の人は地元じゃないですが)に協力してもらって、「ほたる祭りの夕べのコンサート」に貢献して くれたということもありました。 { ¶ 12.7.19 6:46 PM y [ W 60

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4.公民館・・・「縁」を生む場所

ほかの地域の若者は分かりませんが、私の娘の同級生、先輩、後輩、そして私の息子も、すごく 自分の「地元が好きや!」と言います。もちろん、私のまわりにも、浅井が、長浜が、湖北が大好 きやという若者がたくさんいます。 そんな地元が大好きやという若い子をつながらせてあげたいというのも、最初の「みんなのうた」 をしたきっかけだったのです。 また、今、自分が公民館に異動してきて見えてきたのは、若者の生きる場所、集う場所に公民館 は最適な場所なんだというのをあらためて教えてもらったような気がしました。 そして、私が、「浅井子どもの館」にいる時も、体育指導員をしていたので、ウオーキングの企 画などをして、いっぱいお年寄りも参加してくださっていました。そのおかげで、この8年間でた くさんのお年寄りの方とも出会わせてもらったんです。そのお年寄りが、うちの下草野公民館へ来 られて、「あれえ、なんや、ここにやあるんかぁ∼」みたいな話になったり・・・。 そのお年寄りや若者と、私がやっている「あざいぷれすく2」という(小学生・中学生対象)事 業から見えてきたのは、みんなが求めているのは、心の居場所であったり、集う場所であったりす るのではないか。 集う場所というのは、世代を超えてみんなが集える場所なのではないか。それに、公民館がなれ たらいいなと。理想かもしれませんけれど、私が公民館に異動になって、すごく感じたことでした。 さっき、「無縁社会」という話が出ましたが、私も縁ということをすごく大事にしてきたし、こ れからも大事にしていきたいと思うのですが、「縁を生む場所」それが公民館というぐらいのキー ワードで、公民館がこれからもっともっと進化していったらいいなと思います。 { ¶ 12.7.19 6:46 PM y [ W 61

参照

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