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行政委員会 利用統計を見る

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(1)

行政委員会

著者

犬丸 秀雄

著者別名

H. Inumaru

雑誌名

東洋法学

21

2

ページ

p49-93

発行年

1978-03

URL

http://id.nii.ac.jp/1060/00006056/

Creative Commons : 表示 - 非営利 - 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/3.0/deed.ja

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第第

第三 行政委員会について 行政委員会の組織・権限と事務局    ︹国の行政委員会︺

321

む654

付表 人 事 院 国家公安委員会 公正取引委員会   ︹地方公共団体の行政委員会﹂ 人事委員会 公安委員会 教育委員会 す び  行政委員会要覧 第一 行政委員会について ︸ 行政委員会の意義と問題点 行政委員会とは、実定法上の用語ではなく、

   行政委員会

学問上の概念であって、実定法では、

国家行政組織法第三条に       四九 ﹁行政

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    東洋法学      五〇 組織のため置かれる国の行政機関は、府、省、委員会及び庁とし、その設置及び廃止は、別に法律の定めるところ による﹂︵調麟第︶、とあり、また地方自治法一三八条の四に. ﹁普通地方公共団体に、その執行機関として.普通地 方公共団体の長のほか.法律の定めるところにより.委員会又は委員を置く。﹂とあるその委員会が.これにあた る。  国の行政機関としては、蟹家公務員法による人事院︵同法雄三条▽も行政委員会であるが、行政委員会は.第二次 世界大戦終結後、運合軍総司令部の指導行政下に、その示唆によって、わが国に導入きれた、数人の委員より成る. 一種の今嚢隷の行政官庁、“う.独任制行政官庁が、自己の判断により嵐嵩の一貢任において行政事務を.比較的迅惹 に処理するに対して、ム具幽制行政官庁は、そのような迅速性を欠き、また責任の所在が不明確である短所があるとは いえ、一人でなく、複数人がそれぞれの見識から慎重に検討した判断は.より適確かつ公正であり、民主的な行政の 見地からも望ましいとされる。民主主義の復活強化を、ポツダム宣言の受諾によって義務ずけられた獄本政府に.前 述のように連合軍総司令部が、この行政委員会の採用を指導したのは.自然の帰結ということができよう。ただ合議 制の行政機関というだけならば僅少ながら従前も無いことはなかった。また従前も委員会と名のつく機関が相当数存 在したが.それらは概ね諮閥機関であって.行政宮庁ではなかったから.慶、れらは行政委員会制度の誕生とともに、 委員会の名を改めて概ね審議会と称することになった。  以上、行政委員会の民主的行政機関であることを明らかにしたが、従前のわが国の独任制の行政機関と異なる特色 は何かといえば.その主なるものとして次の三点をあげることができる。

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 ω行政委員会は、その職権を独立して行い、上級機関の指揮監督を受けることがない。これを行政委員会の独立性 という。  ②行政委員会の処分は、通常、裁判に準ずる手段によって、行われる。これを行政委員会の準司法的権限または準 司法的作用という。  ③行政委員会は、処分の具体的な基準または手続を定めるため、規則を制定する立法上の委任を受けている。これ を行政委員会の準立法的権限又は準立法的作用という。  一言にしてこれをいえば行政委員会の特色は、一般の行政庁の持つ企画・立案・勧告等の権限の他に、準立法的並 に準司法的権限を持ち、かつその権眼を独立して、これを行使する合議制行政官庁である点にある。  但し右の三っの特色は、すべての行政委員会が必ずこれを持っているわけではなく、併有することを通例とするの であって、申には準司法的権能を欠く場合もある。  行政委員会が、行政権の他、準立法権、準司法権を持つことは、沿革的にいえば、高度に発達したアメリカの経済 と社会が、旧来の三権分立体制下での諸機関では満足できなかったからであるという現実の必要性に基づくものであ るが、それは、法理上は問題をはらんでいる。一九世紀末以来の産業の急激な発達による複雑な社会的経済的諸条件 に適応する機動性を立法府も司法府もこれを欠いた。具体的にいえば、鉄道その他の公益事業やトラストなどの独占 企業の横暴な行動に対し、国会の立法的規制も、裁判所の事後的救済も無力に近いのを如何ともできなかった。そこ で従来の行政権のみを持つ行政機関にあきたらず、立法権、司法権を併せ持つ新しい型の行政機関として、行政委員

    行政委員会      五一

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    東洋法学      五二

会が生れたのである。  このような前例のない新しい型の行政機関は、従来の行政機関のなかで瞠鷺すべき存在である。わが国の行政組織 は上下の階層をなすハィアラ⋮キーの下に上級機関は下級機関を指揮監督して行政の一体制を保持するのであるが、 行政委員会は.独立して権限を行使し上級機関の指揮監督を受けず.独立性を享受する点でわが国の従来のドイッ流 の毒断的行政官庁とは異質の存在である、このことは一面において、俘政委員会判厘の民主性.実効性の観点からの 価値を高めるとともに、それだけ他面においては、批判を招くことになる、  わが国においては、鼠法の基壌∼堀であ畔鑛賦内閣制による貢任政治の観点から.目購菰与えられた行蚊マ憾に対 するコント翼ールの権限と行政妥員会の独立性とが矛盾する点が論儀の的となった、すなわちわが黒法は、行政権は 内閣に属するとし︵羅ハ︶、鵬総理大臣は行政各部を指揮監督すゑ認七︶と定め、内閣讐政権の行使につい て.国会に対し連帯して責任を負う︵調雑ハ︶として、すべての行政は、内閣を通じて、国民の代表である国会に対し 責任をもって行われることを憲法の趣旨としているが行政委員会制度は、その趣旨に矛盾し.ここに行政委員会制度 の違憲論が生れたのであった。  また行政委員会が、行政権の他に、準立法権や準司法権を併有することは急法の基本原理である三権分立制に遠反 するという批難も生れた。このことは厳格な権力分立制をとるアメリカでも強く指摘された問題であって、行政委員 会は、﹁頭のない、政府の第四部門、無責任な機関及び連絡のない機関のでたらめな集り﹂..9箒&一①器8無浮ぼ墜魯 o漆箒α窺黛霧毒⑫纂もげ鶴覧感鋸鑓富℃霧搾oご霧霧鷺茎箆Φお霧鼠窪磐︵=箏8。aぎ舞&鷺名⑫拳、、という非難は一九

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三八年の﹁行政管理に関する大統領の委員会﹂の報告の中の言葉としてよく知られている。  行政委員会の独立性の違憲問題は、浅井人事院総裁の如く、憲法六五条は、 ﹁行政権は、内閣に属する﹂と定め、 司法権の場合のように、 ﹁すべて司法権は⋮⋮裁判所に属する﹂という表現をとっていないことから、憲法は内閣以 外にも国会に対して行政権の責任を負うことを認める趣旨に解する説もあるが、通説及び政府の見解は、内閣は、行 政委員会に対して、人事権や予算編成権等を有するから、行政委員会は、内閣が責任を負えない程度の独立性を持つ ものではないとして、憲法との矛盾を一応解決している。佐藤功教授が﹁憲法の趣旨は、すべての行政を内閣を通じ て国会に対し責任を持たせようとするところにあるのであるから、仮に行政委員会が内閣から独立していても、国会 が直接行政委員会をコントロールすることができるならば、憲法の容認するところである﹂としているのは、傾聴に 値する。例えば行政委員会の委員の任命に、国会の同意を要するとか、人事院の人事官の弾劾訴追の国会の権限︵姻獄 雑藤争︶とかが・とにい貌るコント7ルにあたるものと思われる。  準立法権、準司法権併有の問題は、前者については、わが国では、憲法七三条第六号が、委任立法を認めていると 解し得るから、委任立法の限界を超えなければ、合憲といい得る。また準司法権は、行政処分に至る手続を公正に行 うために裁判手続に似た手続をとるにとどまるのであるから、裁判における検察官と裁判官とが、同一機関に属し、 裁判の原則に反する批難の類は問題とすべきではなく、それゆえにこそ﹁準﹂という接頭語を付しているといえるの であって、むしろ裁判所よりは、簡単な手続によって專門的に、適切な準司法作用を行い、裁判による事後の救済よ りは遙かに大きな救済的効果を期待されることが評価さるべきであろう。司法権侵害の非難については、行政委員会

    行政委員会      五三

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    東洋法学       五麟 の判定は裁判所を拘東するものとは、いえないから、憲法七六条に違反するものではない。行政委員会の中で、独立 性の最も強い人事院でも.人事院の決定及び処分は、 ﹁法律問題については.裁判所に出訴する権利に彫璽.を及ぼす ものでない﹂と蓋ているからである.︵蟹繋籔︶  二 行政委員会の組織  行政委員会の組織は.それぞれその雫員会の繕的によって.薫、パがあるず、共通点を左に記すと.行政委員会は、 ア霞長および若午名の委員よ勢赫成びれる、委眞会には.通常、事窮雇が附置される︵灘鰍蛎緻襯織︶。  妥爽は還冨管別職の国騨式い只業は地方公穿昌で轟り、往.てぬ常は、公薄賎法の適用を受けない︵躍鍛滋臨鱗難。 委員は一般行政官庁の駆、.漆莫と異墜慈任資格、選任方法等が認められている。任命権者は、通常、国の場合は.主務 大臣、地方公共団体の場合は、その長であるが、任命に際しては.国会︵又は地方議会︶の同意を必要とし、あるい は利害関係者の推薦.又は公選など.民主的な方法がとられる。また委員には、委員会の性格に従って、技術的専門 性、各職域.各階層の利益代表者、政党所属の有無等が配慮される。さらに委員の職務執行の独立性を保障するた め、任期性や身分保障、給与について特殊な配慮が行われる。任期中は、その意に反して罷免されない。罷免は.心 身の故障.職務上の義務違反等、法定の罷免事由がある場合も国会の同意など一定の手続を必要とする。また委員長 は会務を総理し、委員会を代表する。  なお法律に定められているわけではないが、本来行政委員会の委員は、たとい学識経験者であることを法が定める 場合でも.現職公務員でないことが望ましい。委員は、委員会の行政対象の専門家であっても、行政そのものについ

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ては、素人一避3醤であり、市民の、大所高所からの幅広い一呂旨睾8簿鼠が一般に行政委員会の本旨とするとこ ろだからである。しかし公正取引委員会の如く、裁判宮に專門知識を期待することは困難として、経済専門家を委員 に持つ例はある。  三 行政委員会の権限  先に行政委員会の特色として触れた如く、行政委員会は、通常の行政官庁としての固有の権限、すなわち企画、調 査、立案、勧告等の行政事務を行う権限を持つ他に、多くの場合、準立法的権限彊霧ヱお芭蝕おを≦Φ門と準司法 的権限聲艶誌鼠凱巴速類段とを併せ持っている。準立法的権限は、行政権に対する立法の委任と解すべく︵錨雑曲︶、 準司法的権限が認められている場合は、これによって訴訟手続に準ずる、手続規則を定めることができる。しかしそ の範囲が行政委員会によって広狭があり、人事院規則の如きは、広汎に過ぐるとして問題になっている。準司法的権 限というのは,行政処分の事前手続として、定められている準争訟手続によって裁定を行う権限を指している︵報附汰 動魏勲矧屡類搬委融鍛審︶。人事院が勤務條件に関する行政措置の要求を審査判定し、、職員の審査請求を調査して一定の 措置をとることはその例である。法律問題について裁判所へ出訴することは許されているとはいえ、その他の争点に 関しては、人事院の審査は最終的とされている︵勧に︶ことは、公正取引委員会が広汎な審判及び審決の権限を有し ︵融雛梱︶、蓄会の認定事実が裁判所に対し拘束力を有する︵働雛称︶重、菱び、その審決に対する不服の訴が 直接東京高等裁判所に提起されることになって居り、前審としての地位が与えられていることなどともに注目される。  四 会議・事務局

    行政委員会      五五

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    東洋法学       五六

 行政委員会は、合議制機関であるから、複数の委員会の合議により、意思を決定し、その権限を行う。原則として 会議及び議決の定足数は、過半数であり、委員長及び委員は一票の表決権を持つ︵魏剛獅嘱灘灘蔽畷嶺絵齢ば吃劇測綴韻帳臆嫡 蝕綱聯︶。委員長は委員会を代表するが、単独で委員会の意思を決定することはできない。会議のための資料の作成、 官印の保守、文書の接受発送等の庶務を処理するため、事務局を置くが.置かない場合、通常は、所轄庁が処理す る.委員会の運営に、事務局は事実上大きな役割をはたすものゆえ.委員会の本旨に即応する活動が期待される.  五 地方公共団体の行政委員会  の 概   地方公共団体が設置する愈鰭磁無八︶行賞妥良会は、大体において.霞のそれと同じである。すなわち 地方公共団体の行政委員会は.ω地方公共団体の長の所轄のもとに慰かれ.長から独立した合議制執行機関としての 地位を有し.ω議会の條例に違反しない限度で規則制定権︵麟緻︶を有し.⑥司法に準ずる手続によって行政処分を行 う権限︵灘綱︶を有する︵姻肱囎郷ハ︶。元来地方公共団体の組織の特色はその多元主義にあるとされているが、その一環 として、行政委員会制度が採用きれている。行政委員会制度は、 ω 行政の中立性確保︵撹源繭灘贈樹蕨助鞠難の鋼陛︶の必要性 @技術的専門的知識に基ずく行政の必要性 の個人の権利保護のため裁判手続に準ずる轄重な手続を経て処分することの必要性 ω相対立する利害の調整のため利益代表の参加による行政を適当とする場合 ㈲関係行政機関が多数存する場合の調整的機能の必要性

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等が存する場合に採用される。なお右の他、国の場合よりも住民との距離の近い地方公共団体の場合は住民の行政参 加が、より志向されているといえよう。  口 委員会の種類 現行制度としては、地方公共団体は、その執行機関として次の委員会を設置しなくてはならな い︵縮攣.  qゆ 都道府県の場合  教育委員会 選挙管理委員会 人事委員会 監査委員 公安委員会 地方労働委員会 収 用委員会 海区漁業調整委員会 内水面漁場管理委員会  ②市町村の場合  教育委員会 選挙管理委員会 人事委員会又は公平委員会 監査委員 農業委員会 固定資産 評価審査委員会  日 委員会と長との関係 地方公共団体の行政の一体性確保の見地から、ω議会えの議案の提出、@地方税の賦課 徴収、の決算の議会えの提出等は、長の権限に属し、委員会はその所管事項についても、その権限を有しない︵哨飴肱 糎ハ︶。しかし同時に、左の調整の途が開かれている。  ①委員会の組織、職員の手数、職員の身分取扱について、長は委員会に必要な措置を講ずべきことを勧告すること ができる︵臨峯。  ②長は委員会と協議の上、その補助職員に委員会の補助職員と兼務させることなどができる ︵条脈三〇︶。  ③長はその事務の一部を委員会と協議して、委員会又はその補助職員等に委任などができる。逆に委員会もその事 務の一部を長と協議して長の補助職員等に委任し、又は補助執行などをきせることができる︵条鉱の︶。

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    東 洋 法 学       五八  ω委員会が長から予算の執行の委任を受けた場合、長は報告を徴し.その結果、必要な措置を求めることができる ︵整一︶.  ㈲委員会が公有財産の取得及び管理の委任を受けた場合.長はそれについて報告を求め、    又はその結果に 基ずいて必要な措置を求めることが出来る︵鉱墾語︶。  四 組織・権臥  各委懸、爵の組織・権限は、基本的には大体蟹の場合と同様払島いえるが.具体的には.委・貝会の 麟的によひて必れぞれ異る.本稿では寮、廻府県の僚無会のうち、便宜.人璽.ズ縫套、公安、委爽会、教育蚕員、、乱つい て、軍を改めて述べることにする、なお.蔭の行政亥員会は廃止、あるいは審議会に変容したものが少くないが.地 方公共団体の委員会は興隆衰頑の跡穿ひるこ・.島なく、安定しているのは.瀧目さ“ザ、μー的には、地厚♪箆、団体に は、国の場否のような強固 ド録制がないことも一因かと思われる。  六 行政委員会の設置目的と設置状況  行政官庁は、その設置目的がどのような場合に、行政委員会の形式をとることが望ましいかについてω田申博士は、 所掌事務が政治的申立性と技術的専門性を有する場合であるとし︵灘髄軌興一動政︶、㈲鵜飼教授は、政党内閣が責任 を負うこと自体が矛盾する場合であるとし︵鵬綱蠣灘研凱膝一朧蝦麗賄︶、③宮沢教授は、争訟の裁決や能力試験の管理的機 能による場合であるとし︵離駅灘醸ガコ躰︶.@佐藤教授は、性質上、指揮監督にしたしまない場合であるとする︵雛藤鋤 職講一︶。  これらは、いずれも、行政委員会の機能に着目した所説であるが、いま現存のわが国の行政委員会をその機能に着

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目して、大体、次の通りに分類できる。但し国の行政委員会は、国家行政組織法によるものに人事院を加え、地方公 共団体の行政委員会は地方目治法により設置すべきもの︵0自編磁シ八︶を掲げる。表申の行政委員会の名称は、地方公共 団体のものは﹁﹂でかこんで国のものと区別し、委員会の持っ機能が二つ以上にまたがるものは、一つを︵ ︶でか こむ。  ㈲ 行政における政治的中立性の確保を目的とする委員会   ω国家公安委員会 ②﹁都道府県公安委員会﹂ ③入事院 ㈲﹁人事委員会﹂ ⑤公正取引委員会 ⑥選挙管理    委員会  ⑧ 専門的知識・経験に基く行政を特に重んずる行政委員会   ①公害等調整委員会 ②司法試験管理委員会 ③﹁教育委員会﹂ ¢D﹁固定資産審査委員会﹂ ⑤︵公正取引委    員会︶  ⑥ 私権、自由の保護のための準司法的な争訟手続を経て行政処分を行う委員会   ω公安審査委員会︵人事院︶⑧︵﹁人事委員会﹂︶㈹︵国家公安委員会︶⑥︵公正取引委員会︶㈲︵﹁都道府県    公安委員会﹂︶㈲公害等調査委員会6り労働委員会  ◎ 対立する利害調整のため関係利益代表者の参加によって行政の処理をする委員会   ω申央労働委員会 ②﹁地方労働委員会﹂ ⑥船員中央労働委員会 ㈲船員地方労働委員会 ⑤公共企業体等労    働委員会 ⑥﹁農業委員会﹂ の﹁海区漁業調整委員会﹂ ⑧﹁内水面漁場管理調整委員会﹂

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    東洋法学      六〇  ⑧ 関係行政機関の間の権限調整的機能をもつ行政委員会   ω︵公害等調整委員会︶       第二 行政委員会の組織・権限と事務局       ︹国の行政委員会︺  嘩 人 事 院  ㎜ 概説  人影院は.テ鹸、の名称を有せず.国家行政親織法の適用を受けず、また後述のごとく他の行政委員 会に見られない強い独立性を有している行政委員会の性格を持つ国の合議制行政宮庁である。人事院は内閣の所轄 の下に鐙かれ.渉律の定めるとこゆにより.内爾に報告を行う繭獣訟矯﹀と定められ.内閣の指揮監督権は微弱であ る上に.他にいわゆる二重予算権など通常の行政委員会には認められていない.権限行使上の保障が与えられ.行政 委員会申最も強い独立性を有する。人事院は、戦後の新しい理念に基ずく公務員制度実施の申心機関として始めは人 事委員会の名の下に設警運れ︵囎飾邸雛嬉粧員 ○脚︶、途中いくたびか廃止の危機に見舞われながら、今日に至った。独立性 の強さがその危機を招いた︸因であったと思われる。  *上級行政機関の下級行政機関に対する指揮監督関係は管理、監賞、所轄の順に弱くなり.監督の手段としては監  視権、許再認可権、    取消権.停止権などがあげられるが、人事院は、この申、報告を行うという最も弱い  監視権の一つに服するに過ぎない。  二 組織  人事院は人事宮三人をもってこれを組織する︵細︶。人事富は、人格が高潔で、民主性と能率性を理解

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し、人事行政に見識を有する年齢が三五才以上の者の中から内閣がこれを任命する︵駈条︶。委員には欠格条項がある 他、非政治性、非複数政党性、非学閥性が要求されている︵磁縢剣レ5︶。また人事官は、任期四年であり、十二年を超 えない範囲で再任できる。在任申は、欠格事由による罷免の場合を除き、弾劾手続︵軌条︶によるのでなければ、罷免 されることがない︵郷︶。これは人事院の会計の独立︵翻数醸趨離球縛罐毅鵬瞭、熟轟︶とと直、人饒の独 立性を保障する制度である。人事官は認証官であり、給与は国務大臣と同額である。総裁は互選ではなく、人事官の 中から、一名が内閣により、命ぜられる︵条P︶。この場合は内閣の自由な意思により、両議院の同意を必要としな い。総裁は代表権を有するが、人事院の合議制官庁である性格から会議で一票を有するのみである。  三 権限  人事院は行政委員会の特色として、行政的権限の他、準立法的権限と準司法的権限とを併せ有する。 準立法的権限は、行政機関や職員の行うべき行為の基準となる規則および人事院指令を制定する権限である︵条六︶。 既述のごとくその本質は一種の委任立法であり、 ﹁国家公務員法の施行に必要な事項﹂の範囲内に限られる。人事院 規則は内閣の政令︵蒲雑此︶より優先する。人事院指令は規則と同列に定められて居り、訓令と違って、一般国民をも 拘束する性質のものとされる。なお人事院事務総長は、人事院の職員及び国の各機関に対し、細則及び通達を発する

ことができる︵坐旛︶.︵姻藩毯畿難転講薇熊顯聾け磁鷲剛襲創探裳嚥犠嘉鴨︶

 準司法的権限は、いうまでもなく相対立する二つの主張を審理して裁定し、その場合、何が適法であるかを決定す る作用であるが、e人事院は、勤務條件︵癖旛創礁鋪翻無榊他︶に関する措置要求︵知六︶ 口不利益処分に関する不服申立 ︵勧○︶の請求があった場合、これらにつき審査判定して、適当な処置をとらなければならない。不利益処分の判定

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六二 は、最終のものであって、人事院によってのみ審査される︵細菰︶。なお、他に、人事院は公務の傷病に対する補償を 行う。︵勧一一︶。  人事院の行う行政的権限は、㈹勧告、立案のように、相手を拘束しない行為と⑧決定・指定のように.拘東力ある 行政行為とにわかれる。㈹は、人事行政の改善の勧告︵舵、一︶、法令の制定改廃に関する意見の申出︵に、一︶、国会及び 内閣に対する業務状況の報告︵蕪四︶、勤務條件に関する法律改正の国会に対する勧告︵郷八︶.能率増進の勧告︵銚、一︶、 職階制︵㌶九︶、給与華則︵敵征飾︶、難賑成蔽紅基く事︾及び編正方法盆、榊︶.柿叡制朕獄び.恩給給響に関する 立案等であり、⑥.は.選考基準の決定及び選考機関の指定建六︶試轡機関の指定︵嬢八︶.臨時的任用に関する承認そ の他︵獄3である。  なお.内閣が人事院の経費の要求書を修正する場合.人事院の要求書は.内閣により修正された要求書とともに. 国会に提串することになっている︵条妊︶ことはすでに述べた。これは人事院の独立性を保証する。  四 遅用  人事院は、人事官三人により構成される人事院会議︵条に︶によって.法定の権限を行う︵条に︶会議は 少くとも一週に一回開かれることを常例とする︵条に︶。人事院会議の定足数は過半数すなわち二人であり、議決は多 数決による︵訊臨綿磯剛︶。人事宮一名欠席して、可否同数の場合については、何ら規定なく議決は不成立と解されてい る。しかし実際の運営では.会議霞を延期しても.三入の人事官が出席するよう配慮している。  五 事務総局  人事院に事務総局を置きその長である事務総長は、人事院がこれを任命する︵瓢条︶。事務総長は 総裁の職務執行の補助者となり、人事院会議の幹事及び人事主任会議の議長となる。事務総長は人事富と同様に他の

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官職を兼ねることができない︵条五︶。地方公共団体の人事委員会の事務局長は人事委員を兼ねることができる︵蝿獄 魂卜︶.  事務総局の組織は、人事院規則二i三により人事院自ら定める。すなわち、内部部局として管理局︵懸朝響却轍研 灘蟹︶任用局︵醜緬講験鰍隙麟︶、給与局︵鵜欝聯一御獅詑、︶、公平局︵鮪齢審︶、職員局︵騰獺課職賄瞠耀諦福︶の五局が置かれ、官 房的事務は、管理局が担当している。また、東京都以下八ヵ所に、地方事務局が置かれている。なお、附属機関に公 務員研修所がある。  2 国家公安委員会  一 概説  国家公安委員会は、内閣総理大臣の所轄のもとに置かれる合議制行政機関である︵膳籟法︶。内閣総理 大臣との関係は、管理でも監督でもなく、所轄であるから、権限行使は、独立性を有し、内閣は国家公安委員会に対 して、人事権及び予算編成権、組織に関する命令制定権等を有することによって、国会に対し責任を負う︵聴鰍六︶と されていることは、人事院その他の行政委員会の場合と同じである。元来迅速を尊ぶ警察行政に、独任制をとらずあ えて合議制組織をとったことは、警察権が世論及び政党内閣によって濫用きれることを排除し、政治的中立性をまも るためと解される ︵講鱗法︶。すなわち国家公安委員会は、警察機関を内閣から独立させるとともに、国民の良識を代 表する民主的管理によって、権力作用を伴う警察権の濫用を内部から規制することを使命とする。  二 組織  国家公安委員会は、委員長及び委員五人をもってこれを組織する。委員は任命前五年間に警察又は検 察の職務を行う職業的公務員の前歴のない者のうちから、内閣総理大臣が両議院の同意を得て任命する︵霧縣舷︶。委

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    齋爆 洋  法  漫ず       山ハ四 員は右の資格制限の他、所属政党関係の制限︵︷瞭郷レ︶や欠格條項︵此条︶があることは、人事官の場合と同様である。  委員の任期は五年であり、再任を妨げない︵知︶。委貞は在任申前記の政党制限︵成峰3︶や心身の故障、職務上の義 務違反︵腕条︶また欠格条件︵航条︶に該当した場合を除いては、その意に反して罷免されることはない︵戯条︶これは. 委員会の独立性を保障するためである。委員は特別職であるが、その地位に鑑み.公務員法が遍用される。  委貫長は、国務大臣をも.てこれにあてる︵P本︶、これは国家公安委員会が.他の行政委藁会と著しく異るレ島憎弧ろ である、これは内閣と委員会との連絡を密にするためであろうが、理論的には政治的申立性と矛盾す悉、  委員長は.会務を総理し、委員会を代表する︵鉱条︶、会.轟では可蒼目検の覧訣礁碧有するが表決潅趣蕊一驚しない。去 決権を有しないのは.少しでも委員会の公正中立を保持しようとする意図から出ている。  三 権限  国家公安委員会は、国の公安に係る警察運営を掌どり.敬.,奈教養、警察通信、犯罪鑑識、犯罪、統計 及び警察装備に関する事項を統轄し、並び嬉.蒙行政に関する調整を行うことを任務とし、この任務を遂行するた め・左記の事務について蓑無庁を管理する︵慨躁i︶。元来管理とは、指揮監督の最も強い場合を意昧するが、ここで は公安委員会は所掌事務につき大綱的方針を定め、これに即して警察事務を行うよう警察を監督すること茄、意昧す る。右の事務は左の通りである︵︷騒麹︶。なお.国家公安委員会の嘗察庁に対する管理および都道府県警察に対する 指揮監督はすべて警察庁長宮を通じて行なわれる。  ω警察に関する諸制度の企画及び調査、働警察に関する国の予算、㈹大規模な災害又は騒乱に係るものについての  警察運営.凶緊急事態の対処、㈲幹線道路における交通規制.㈲皇宮詣察、ω涯察教養、⑧善察通信.⑥犯罪鑑

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 識、⑳犯罪統計、Oり警察装備、㈱警察職員の任用、勤務及び活動の基準、㈲警察行政の調整、㈱前各号の事務の遂  行に必要な監察に関すること。  右の他国家公安委員会は、委員会の権限に属する事務に関し、法令の特別の委任に基づき、規則を制定する︵無一一︶ 準立法的権限を有する。しかし準司法的権限は有しない。また第五条以外に定められる権限として、警察庁長官、警 視総監、道府県本部長、方面本部長その他地方警務官の任免︵踏縢鰍蓋燦争輯駄捺争︶、緊急事態の布告に関する勧告及 び緊急事態の際の内閣総理大臣の職権の行使につき必要な助言をすること︵糺五︶等がある。  四 運用  国家公安委員会は、合議体として、会議によりその権限を行うが、会議は委員長が召集し、三人以上の出 席者がなければ議事を開き、議決をすることができない。議決は過半数で決し、可否同数の場合は、委員長が決する。  五 事務局  委員会の庶務は、特に事務局を置かず、警察庁がこれを処理する︵射、一︶。警察庁の権限は、国家公 安委員会の管理の下に、第五条第二項の各号の事務をつかさどることにある。  警察庁の長は警察庁長官であり、国家公安委員会が内閣総理大臣の承認を得て任免する︵藩擦雑︶。国家公安委員会 の警察庁の庁務に対する指揮監督は、長官を通じてのみ行われる。  警察庁は内部部局として、次長の下に長官官房、警務局、刑事局、交通局、警備局、通信局を置き︵京鱗︶、官房 に官房長、局には局長を置く︵紅○︶。  警務局は警察職員の人事及び定員、福祉厚生に関する事務、警察教養及び監察に関する事務をつかさどる︵紅二︶。  刑事局は刑事警察に関する事務、犯罪鑑識、統計、予防に関する事務、保安警察、警衛及び警らに関する事務をつ

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かきどる︵紅、一︶。保安部は前項第四号から第六号までの事務をつかさどる︵鉱旺︶。  交通局は交通警察に関する事務をつかさどる︵匹一篠︶。  警備局は警備警察.第七一条の緊急事態に対処するための計画及びその実施に関する事務をつかさどる︵知鱗︶。  通信局は警察通信に関する事務をつかさどる︵籠五︶。  右の他附属機瞬として、撫察大学校鐙七︶.科学鈷ざ.、、研究所︵郷八︶.皇宮嘗象本部︵蕪ψが置かれ.また地方機関 として、仙台市.東京都.名古屋市.大阪市、広島市、高松市.軒岡市.に管区誓察局を置き.都府県にまたがる広 域的な指揮と調整に対処させている︵影○︶。  なお冨察法は.都適府県に都道府県警察︵翻贈体Vを置き、その都這府県の区域につき.嘗察の責に任ずるものとし ているが.︵霧ハ︶内閣の治安責任を明確にするため必要な限度で.警察庁はこれに指揮監督を加える。  5 公正取引委員会  ∞㎜ 概説  公正取引委員会はいわゆる独占禁止法︵鰍彌嚇融知躁陛級瀞灘概︶の目的を達成するために設置されている 国の合議制行政機関であって、総理大臣の所轄に属する︵灘靖燦鮒︶。  二 組織  公正取引委員会は、委員長および四人の委員をもって組織される。委員長及び委員は、年齢が三士五 年以上で、法律又は経済に関する学識経験のある者の申から.内閣総理大臣が、爾議院の同意を得てこれを任命する ︵に魂躁︶。委員長及び委員は、特別職の国家公務員であって.公務員法の適用を受けない。委員長はその任免につき 天皇の認証を受ける︵鉱紘﹀。委員長及び委員は任期五年︵艇○︶、法定事由︵躯一︶がなければ、罷免︵羅勉灘謎一葬蘇シ︶

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されることがない︵湘凱碇陣獣価癬紛定め︶。このことは、報酬の保障︵矩駄︶と相侯って、委員長及び委員の職権行使の独 立性を保証する。委員長は公正取引委員会の会務を総理し公正取引委員会を代表する︵纏寵麟↓聞緻︶。又部内職員の任 命権者であるが︵礪舩鰍︶、委員長の権限は、委員会が会議により決定した意思に基いて行使される。  三 権限  公正取引委員会は典型的な行政委員会の一つであり、行政的権限、準立法的権限の他、重要な権限と して準司法的権限を有する。  まず一般行政的権限として経済活動に対する行政的管理を内容とする事務︵具体的には、本法の定める認可事務届 出の受理等︶、及び経済の実態を対象とする調査事務を行う権限を有し、次に、準立法的権限として、その内部規律、 事件の処理手続及び届出、認可申請その他の事項の手続について規則を定めることができる︵靴六︶。事件処理手続に ついては、公正取引委員会の審査及び審判に関する規則︵魏に臨舩取︶が定められいる。不公正な取引方法の指定︵に条︶ を告示する如き一般処分を行う権限を有するがこれは実質的には準立法的権限といってよい。第三に準司法的権限と して、独占禁止法違反事件を処理するため訴訟に準じて定められている手続きをとる権限を有する。これは、独占禁 止法違反行為の排除措置を命じるのに、専断主義によらず、このような手続をとることによって、措置の公正を期す るものである。なお、公正取引委員会の審決は、実証的な証拠があるときは、裁判所を拘東する︵融賑獅眩︶。  なお、公正取引委員会は、国会との関係において、委員長及び委員の任命に国会の同意を要する他、内閣を通じ国 会に年次報告提出の義務を有するとともに内閣を通じて国会に対し意見を提出する︵細晒︶権限が認められている。  四 運用  公正取引委員会の会議及び議決の定足数として委員長及び二人以上の委員の出席を要する︵能蠣︶議事

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    東 洋 法 学      論ハ八 は出席者の過半数をもって決し、可否同数のときは、委員長の決するところによる︵鉦獺︶。  五 事務局  公正取引委員会が準司法的権限を行うため、事務局の職員の申には.五人以内の審判官が置かれ ︵妊緬︶、又検察官、弁護士又はその有資格者が置かれなくてはならない ︵妊伍縢︶。  事務局には.官房の外経済部、取引部、審査部の三部が置かれる。経済部は、事業活動及び経済実態の調査.認 可、同泌、協議及び処分の講求、経済法令等の調整等に関する事務をつかさどる︵旺駈条︶.  取引部は、不公正な取引方法の指定.再販売価格に関する商晶の指定、下請代金支払遅延等防止法の施行、不当景 品類及び不当表示防止法の施行.小売商業調整特別借置の規定による指示等に関する禽藤をつかさどる︵陛旺課3。  審査部は違反事件の審査.勧告及び審判開始決定、告発及び裁判所に対する緊急停止命令の申立等.審決等の執行 後の監査などに関する事務をつかさどる︵媛舐条﹀。  なお事務局に地方支分部局として、地方事務所を札幌、仙台.名古屋、大阪.広島、高松、及び福岡に置く︵旺緬条︶。       ︹地方公共団体の行政委員会︺  婆 人事委員会   ㎜ 概説  人事委員会は、近代的人事行政の理念に基づく入事行政を推進するため.地方公共団体の專門的な人 事行政機関として、昭和二五年地方公務員法によって制定された行政委員会で︵髄鰍融︶.次に述べる地方公共団体の 長の所轄の下に置かれる。  二 組織  人事委員会は、都道府県及び指定都市︵訊獄諦禦媚囎融︶に必置とされており︵髄鰍舩︶、指定都市以外の

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市で人口一五万以上の市又は特別区は、人事委員会又は公平委員会︵髄勉職︶を、人口一五万未満の市町村、及び地方 公共団体の組合は、公平委員会を置かなければならない︵髄細罎︶。人事委員会及び公平委員会は、三人の委員をもっ て組織する。委員は人格が高潔で、地方自治の本旨及び民主的で能率的な事務の処理に理解があり、かつ、人事行政 に関し識見を有する者のうちから、議会の同意を得て、地方公共団体の長が選任する︵雑松職肱︶。委員には欠格条項 ︵条六︶がある他、非複数政党性︵抗条︶が要求されている。委員の任期は四年であり︵耽条︶、在任申は罷免事由︵軌条︶ 又は非複数政党性によるのでなければ、その意に反して罷免されることはない︵抗条︶。委員は特別職で、常勤又は非 常勤であり、常勤の委員は、一般職公務員の服務規定︵三八○剣︶が準用され、非常勤の委員は、政治行為の禁止、争 議行為の禁止︵舳訟迭︸藷争︶規定が準用される。又給興につき、地方自治法︵知駒犯︶が準用される。  三 権限  人事委員会は、①広汎な人事行政権を有する他、③準立法的権限と③準司法的権限を併有する。公平 委員会は、この中準司法的権限である公平事務についてのみ権限を持つ。ωについては人事委員会は、人事行政に関 する調査、研究、企画、立案、勧告を行ない、職員の競争試験及び選考を行う︵醜鰍職︶。②については、人事委員会 又は公平委員会は、その権限に属する事務につき、法令、条例に違反しない限度で規則を制定し得る︵一だ知隆の期鋼濁 婦条︶。③については、人事委員会又は公平委員会は、職員の勤務條件に関する措置の要求を審査判定して必要な措置 をとり︵髄融酷畑知条︶、職員に対する不利益処分についての不服申立に対する裁決又は決定をする︵馳私鎌網勧条︶。  右の措置要求と人事委員会又は公平委員会の決定︵舖碇を︶・処分の再審査は、他の機関の介入を認めず、委員会 のみが自主的に行うものとされている。但しこのことは法律問題について、裁判所に出訴する権利を妨げない︵勉︶。

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    東洋法学      七〇

 四 運用  人事委員会は、委員のうちから、委員長を選任しなければならない。委員長は、委員会に関する事 滞を処理し、委員会を代表する。委員長に事故があるとき、又は委員長が欠けたときは、委員長の指定する委員がそ の職務を代理する︵条○︶。委員会は委員全員が出席しなければ会議を開くことができない。議事は、出席委員の過半 数で決する。議事は議事録として記録しておかなければならない。議事に関し必要な事項は委員会が決める︵条一︶。  五 事務局  委員会の事務の執行を補助する機関として.人事妥員会に.沈き局建慰き、事務局長その他の事務 職員〆置く.人箏委員会は.委員に事務局長の職を兼ねさせることができ塾︵無妊、事務局長は.人手委鼓会の指揮 監督を受け、事務局の月終碧¥理する.人署委員会と公平委鼓会の選択ゆ︷のた市︵磁磁鰹 の誹鵡旋嚇蹄鍼穆でへ算妥を置 くところでは、事藁局を置かないで、事務職員を置くことができる︵瓢薪轡継舷諏灘藤瞼編瞳鷹励厭弊ぎ。委員会の事務職 員の定数は、すべて条例で定める。事務職員は.委員会が任命する。地方自治法二〇四条から二〇六条までの給料等 の規定は、前記の事務局長その他の事務職員に準用される︵こ曝駐︶。事務局の組織は、人事委員会が定める︵ン 條︶.  事務局の組織は.地方公共団体によって、それぞれ規模.内容を異にするが、ここでは最大の規模を持っ東京都に つき.特に部・課とその所掌事務を記すことにする。  東京都人事委員会の事務局には.任用部︵庶務課・企画課・試験課︶、試験室、公平部︵監理課・審査課・給与 課︶を置く︵蘇鯨翻鰍蓼鱗︶。 ○任用部⋮庶務課 委員会議、委員会議事録の作成及び保管、局所属職員の人事及び給与、公印、公文書類の収受.

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配布、審査、発送、編集及び保存、予算、決算及び物品の調達、管理、広報及び、他の部課に属しない事務を掌どる ・企画課 競争試験又は選考方法の研究企画、職員の研修及び勤務成績の評定に関する計画の立案及びその勧告、職 階制の計画、その他、他の部課に属しない人事制度の調査研究に関する事務をつかさどる。 ・試験課 競争試験又は選考の実施、任用候補者名簿の作成、条件付採用及び臨時的任用に関する事務をつかさどる ○試験室 試験問題の作成、試験の結果の分析及びその有効性の判定に関する事務をつかさどる。 ○公平部f監理課、職員の勤務条件に関する労働基準法労働安全衛生法及び船員法の施行、管理職員等の範囲、職員 団体の登録及び登録の取消のための口頭審理、職員の給与、勤務時間その他の勤務条件等人事一般の苦情相談、職員 の厚生福祉制度についての調査研究及びその成果の提出に関する事務をつかさどる。 ・審査課 職員に対する不利益処分の不服申立の審査に関する事務及び審査の結果とるべき措置、職員の給与、勤務 時間その他勤務条件に関する措置の要求の審査に関する事務及びその判定並びに勧告、職員の公務災害補償の審査に 関する事務及びその裁定、委託公平審査事務に関する事務をつかさどる。 ・給与課 職員の給与、勤務時間その他の勤務条件等についての調査研究及びその成果の提出、給料表の適否につい ての報告及び勧告、職員の給与、勤務時問その他の勤務条件等に関する条例の制定又は改廃についての意見の申立、 職員に対する給与の支払監理、その他職員の給与、勤務時間その他の勤務条件等に関する事務をつかさどる。  5 公安委員会  ︸  概説  各都道府県に必置の行政委員会として、知事の所轄の下に、都道府県公安委員会を置く︵藩鱒聴一一︶。

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    東洋法学      七二  本来迅速を尊ぶ警察を管理するのに、行政委員会をもつてした趣旨は、国家公安委員会の場合と同じである。なお 北海道は道条例により五方面にわけ、それぞれ方面本部を置き、さらにその管理機関として方面公安委員会が置かれ る.︵畢鱗︶.  二 組織  委員は、都及び指定府県にあっては五人、道及びそれ以外の県にあっては三人である︵鉦貌︶。委員は 当該都道府県の鵠鼠の被選挙権を有する者の申から、都道府県が都道府県の議会の同意箇魯て任命する︵舵執︶.但し 指定府県にあっては、委員の申.二人は当該指定市の議会の議員の選挙権を有するもののうちから、指定市の市長が市 Ω欝会の同二を得て推薦した者について.指定府県の知事が任命する︵癌航︶。任命については、警察又は検察関係の職 ︾毎公ガ鋲の前歴による資格の制限︵妃挟︶その他欠格條項︵鉦耽︶、非複数政党性盆鯵について国家公安委員会の委 員と同様の制限がある。  選挙権を任命要件としていることは.都道府県公安委員会が、行政委員会の本旨から.委員会を通じて、住民の民 主的な警察管理を期待していると解されている。委員の任期は三年であるが、再任を妨げない︵醐螺笹。委員会の独 立性確保の見地から委員の身分は保証され、法定事由︵細卜︶により失職しまたは罷免される場合の他、その意に反し て罷免きれることはない。但し地方自治法の直接請求による解任がある︵膿儲雑︶。なお委員には地方公共団体の議員 職員等兼職の禁止がある。  また委員は非常勤︵○自継磁臨︶の特別職︵醜灘訟鰯︶であるが、警察行政の責任ある地位に鑑み、一部︵勤莇松叢損鰭︶を 除き原則として地方公務員法の適用がある。

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 委員長は、委員の互選により、任期は一年であるが再任を妨げない。委員長は会務を総理し、委員会を代表する ︵螺雑︶.  三 権限  都道府県公安委員会は、都道府県知事の所轄の下に、都道府県警察を管理する︵鉦八︶。知事は委員会 に対し指揮監督権を有せず、委員の任免権の他は、地方議会に対する条例案の提出、及び予算案の調整、提出等を有 するに過ぎない。このことは都道府県警察の政治的中立の確保に役立つ。ただ警察の予算上の負担が都道府県にある ことから知事、議会の監督を受けることになる。  都道府県公安委員会は、その実施機関である都道府県警察を管理するが、委員会の管理の対象は、具体的な警察権 の発動ではなく、運営の方針を定めて事前事後の監督を行うにある。これによって委員会は都道府県住民を代表し警 察の民主化を保障することになる。また警察職員の指揮監督は直接でなく、警視総監又は道府県本部長を通じて行 う。けれども都道府県公安委員会は、都道府県に警察隊を備え、直接警察の責務に任ずるのであって、警察庁長官が その所掌事務に付き都道府県警察を指揮監督するに過ぎないのとは違う。都道府県公安委員会は、その管理する実施 機関である警察隊に、公共の安全と秩序を維持させ、警察法による権限及び警察法以外の法律に定められる権限を行 う。警察法の権限としては、公安委員会の運営、都道府県の組織の細目に関する規則制定権︵珊雌鱗︶がその例であ り、警察法以外の権限としては、風俗営業、古物営業、質屋営業の許可、自衛隊の治安出動要請意見の陳述︵熔傭籍法︶ などが、その例である。  四 運用  会議の運営に関し必要な事項は都道府県公安委員会の規則その他の規程で定められている。会議で可

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    東洋 法 学       七澱 否同数の場合委員長が決裁権を有する。  五 事務局  委員会の庶務は警視庁または都道府県本部において処理し事務局は置かない。都道府県警察本部に は.通例.警務・刑事・防犯・警備・警ら・交通等の諸部が置かれる。各部の所掌事務は省略し.襲象部のそれを標 準的県の埼玉県について例示すると左の通りである。  ω県公安委員会の庶務、②機密、⑥公印の守主.愈O公文蔑、,の発受保存、紛事務能輻.⑥嘗察統計、ω広報、⑥予算 決算会計、紛財崖ド理.⑩会計監査、紛入事給与、㈹福祉厚生、⑬啄.、察孜喪及監察、鯉.駅装備、等に関する嬬と  難 教育委員会  ∞∞ 概説  教育行政は.戦後の行政民主化の一環として.教育基本法の精神に則り不当な支配に服する蔦となく 。かつ国民全体に対し直接責任をもって行われることを期し、その実施機関こそは行政委員会が適切であるとされた のであった。教育委員会は、昭和ヨニ年教育委員会法により.行政委員会として設置され.実施の経験により法は. 改正されて地方教育行政の組織及び運営に関する法律︵齢熟だじとして今日に至っている。  二 組織  教育委員会は.都道府県.市町村いずれの場合にも.五人の委員をもって組織することを原則とす る。ただ市町村委員会は三人の委員で構成することができる︵鈍鱒法︶。委員は長の被選挙権を有する者で︵雑選融一細 紀議知燦醜鰍︶人格が高潔で教育学術文化に関し識見を有する者の申から長が議会の同意を得て、任命する︵醜鰍職︶委 員は、非常勤、特別職の地方公務員である。但し委員には、準禁治者等の欠格条項︵蹴緻厳︶及び非複数政党性︵踊鱒磁︶ 兼職禁止等の制限がある。委員の任期は四年、身心の故障.義務違反等の場含を除き.任期申その意に反して罷免さ

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れることはない︵識鰹︶.但径民の解職藥筆り議する場合があゑ鐵法︶.

 昭和五十一年八月現在、都道府県教育委員会は、全国で四七、市町村教育委員会は、全国で三四三九あり、この 中、五人委員制は二六五四、三人委員制は一二〇である。  行政委員会は、一面において、住民の行政参加がねらいとされ、特に教育委員会においてはこのことが重視され、 いわゆる一亀簿き8筥邑が強調される。そこで各行政委員会の典型として、その実情を文部省全国市町村の教育委         委員の職業及び教員歴      ︵昭和五二年一月五日現在︶ 職 業 総     数 専門的・技術的職業の従事者 管理的職業の従事者 農林・漁業の従事者 生産業の従事者 事務  〃 販売  〃 無  職  者 委 員 数 実 数 コニ、 二、 二、 四、 一、 一、 二九六人 〇九五人 八九四人 六九二人 三五八人 三七一入 壬二九人 六四七人 構 成 比  一〇〇% 一五・七% 一二・八% 三五・三%  二・七%  二・八%  九・三% 一二・四% 教員の経歴を持つ委員数︵内数︶ 実 数 三、 一、 一、 二七三人 四四七人 四六四人 〇一二人  二七人 二六人 一七〇入 〇三七人 総数に占める 比    率 二四・六% 二干五% 一四・一% 三〇・七%  ○・八%  三・六%  五・一% 三一・○%

行政委員会

七五

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    東洋法学       七六 員会調査により、これを見ると概ねこの線に添っていること前表の通りである。  これを和田英夫教授が昭和四九年現在で全国都道府県・九大市の人事委員会について述べているところに比較すれ ば、教育委員会の素人性はいよいよ明かである。人事委員会委員の全員工ハ八名は、@公務員関係六二人 ㈲弁護士 関係四五人 教育関係二二人 事業関係三九人となって居る。公務員関係は、その申二六人が副知事・市長・人事委 員会事務局長等の上級公務員であり.経験者として入事委員会の性格と関連が深く、弁護士は委鍵会の準司法的機能 と灌鞍肖癌を持つ専門家といえる.  なお委員が良識ある住民であって.自然教育行政の素人であるから.委員に助言する教育長には教育行政の専門家 をあてる建てまえになっていることと実情が一致しているか否かについて.昭和五二年現在の全国教育都道府県及び 九大市の教育長五六名の前歴を調べてみたところ、大体次の如くになった。@教育次長一五人 ㈲教育部長二 ⑥教 育庁三 ㈹文部省三 ⑥学校長四 ω県市等の局部長二九 合計五穴。これによると㈹ー⑥は教育行政前歴者である こと明瞭であり、ωの局部長の申には、教育部長も三名入って居り、その上、前の地位に教育部長だった者、また学校 長や指導主事などの職歴を持つ者もいる筈であるから、圧倒的に教育行政の経歴者で占められていることがわかる。  また教育委員会は.法律又は条例に違反しない限りにおいて、その権限に属する事務について教育委員会規則を制 定することができる︵樋鰍雑︶。教育委員会の組織運宮は、教育委員会規則で自ら定める。  四 運 用  ω 合議制機関である教育委員会は当然会議によって、その権限を行う。会議の召集者及び主宰者は.委員長であ

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(5!.8現在) 各都道府県教育委員会事務局の部課等について 別表

課の構成

      数    係   渠1∼ 吝 煽利 厚.戯 会育 社教 保健 体育 指導 ゴを 辱 入 財務 努 琴 公心 ψ弔

その他

係 班 課 部 教育次長 ○○ ○○○○○○○○○ ○ ○OOOOOOOOOOO O ○○OOOOO◎○◎◎◎◎◎ ○○○○○○ ○  ○○◎◎ ○○◎○○○◎◎◎◎◎◎○○ ○○○○ ○○○ OOO ○○○○○○○○○◎○○ 、︾〆 主i蕪○○拠畠)8蔓 071021曾26151196 2323 43窪4464 826懲鐙  1 0   36 3   !   i !   9︸  玉?一玉

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愛媛

高知

福岡

佐賀

長崎

熊本

大分

宮崎

鹿児島

沖縄

行政委員会

七七

(31)

男俵

課の構成

文化 ○○○○○○○○○○○○○○ ○○○○○○○○○○◎○○ ○○ ○○○○○○○0000000000 ○

C

○ ○ ○ ○︵︶ ︵︶ ○ ○ ○ ○ ○ そ  の  他 給与1課,振興課など 企醐室,溝禰教育康 金醐調査課,同擁教育諜 企醸室 企画叢,調査諜など 経理課,教育放送課 岡憩教薄課 同鞍教育指導課 学事課,祉教,文化財課,目報数育指,墾室 放育放送課 同鞍教育課 秘為簡ぬ画課,鋭主教育煽運、、撃 学校管舞灘,瞬搾教痔課 岡郵教」果 欝捧ll教縁ダ鰍課,梶舞撫海室 瞳二難教ヤ雪誰撃スポーツ諏 1司報教育室 教職員課,同和教育諜,企画窺 数 蘇 婁 姦もi醇3775呂5黛置魂7 444蓋融蕪6897 ’ 7 6 つ鮒鮮雛凄β融○      蓋 755§5嚇駕6マ孟G    i    !    i

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り、委員長は委員の互選による。任期一年。会議の定足数は二分の一、議決は出席議員の過半数︵繧韻帳︶で、可否同 数の時は委員長が決する。また委員長は、会務を総理し、委員会を代表する。  ② 教育長 教育委員会に教育長︵撹樋駒︶を置く。委員三人の市町村教育委員会では、委員の一人が教育長を兼ね ることができる︵条駄︶。委員には大所高所からの判断が期待されるから、教育長には專門家性が要求される為、従前 は教育長に一定の任用資格が設けられていたが、任用資格は適任者を得るのに妨になるとして任用資格は撤廃され た。実際には、教育行政事務の閲歴ある者が実質的専門家として選ばれている。教育長はすべての会議に出席し、専 門的立場から助言する︵条此︶。この助言は教育委員から要求がなくても行う固有の権限である。なお教育長は事務局 の事務を統括し、その職員を指揮監督する︵紅紛︶。  五 事務局  教育委員会の権限に属する事務を処理させるため、教育長の統括下に、事務局を置く。  ω 事務局には、所要の職員が置かれる。すなわち都道府県の場合は、指導主事︵騨鰍撫郁剛蹴轍硝翻薩蜥韓囎嚥欝戦肋蹴 射協︶、事務職員、技術職員等を置き、市町村教育委員会はこれに準ずる。職員は教育長の推薦により教育委員会がこ れを任命し︵紬嶺雑︶教育長の指揮監督を受ける。  次に事務局の内部組織であるが、教育委員会の権限に属する事務は広汎多岐にわたるから、都道府県教育委員会の 事務局には、通常次長又は部及びその下に課又はこれに準ずる室が置かれ、課︵室︶には、係又は班等が置かれ、そ れぞれ、教育委員会の権限に属する事務を分担している。前頁に掲げた別表は、この部課設置状況を全国的に示す。  部を置いているのは、一〇都道府県であり、部の名称は、総務部、管理部、教育部、指導部、学校教育部、社会教

    行政委員会      七九

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    東 洋法学       八○ 育部、体育部、学務部、施設部、人事部、福利厚生部、振興部、文化部等である。部の設置については多くは管理部 及び指導部の二部又は管理部、指導部及び社会教育部の三部に分けている。また教育次長を置く都道府県は、四〇都 道府県であり、教育次長、部長の両者を置くものは、三都県である。なお、次長制をとるものの申でも. 一人でな く.二人次長制をとるもの二二府県.三人次長制をとるもの二県となっている。  課の設脚、瓢は都這府県の規模によって異っている、標準的には.総務課.財務浮.級職鰻課、指導課、保健体育課、 社会教育課.福利課.及び文化課の八課kよって組織零れている.紙数の関係から、課の所掌事務を指繭遜について 例示すると、  峯校の設置廃止に関することを始め、○県立学校の教育ず程.学習指導.生徒指導及び職業指導o市町村立学校の 右記についての指導、助言○教科書・教材に関すること○学齢生徒、児童の就学.生徒.児童及び幼児の入学転学及 び退学○幼稚園教育.へき地教育.特殊教育等の振興○教育団体○教育センター等に関することといった具合に定め られている。

第三 む

す び          ㎝  わが国の行政委員会について見れば、国の行政委員会は、国家行政組織法第三条に掲げられるものは、八、これに 実質的には第三条の行政委員会に遜色なきものとして人事院を加えれば、九となる。また地方公共団体に置かれる行

(34)

付表圏︵1︶ 行政委員会︵綱翻飾鍬鷹鍛黛韓院︶要覧

名庁省

年_名 月設 日置称 総 理 府 7_会引公 ・昭委正 122員取 3_会安国 昭委家 723 異公 所掌事務・権限 1独占禁止法違 反事件の審査  審判  及び審決 2不公正な取引  方法の指︷、疋 3その他独霞禁 ・止法の施行事  務 4下請代金支払  遅延防止法の 施行事務 5、不当景晶類及  び不当表示防 止法の施行事  務

旛灘

定行独  使立  の職  規権 委 員 委員長 委 員 止_る轄大内委公 法独。に隠閣員正 27占 嘱の総会取 ②禁 す所理は引

籔警灘

 う権ては及の引      人委委       4長 3     2 1  繕罫識察登す国 祭 劣、通察るの 行 装犯償教警公 政備罪犯養察安 のの統罪’運に 調 統計鑑警営関 4_置委国轄大内 ①警く員家の羅閣 )察。会公下の総  法 を安に所理 委罠長 ︵圏務 大駆︶ 委員5 人 任命権看 趨鐘 翻総理 覇議員の 1司爾 尤、1義  員  の 爾議員の 期 任 5年 5年 罷 免・退 職 一総理罷免  1禁治産、準  2懲戒・免富・  、処分  3独禁法違反   で受刑  4禁鋼以上の   刑 5心身の故障 二退職 定年65年 一総理罷免︵両  議員の同意︶  1心身の故障  2義務違反・   非行  32人以上同   ︸政党に所属 二当然退職  1禁海産、準  禁治産、破産 2禁鋼以上の刑 権定綱則規 力束拘の定認実事 管3鐘裁高 事  務  局 組  織    ○    ○    0 25  事 課3官務 室部房局 ○ ︵警察庁︶  次長  富房 5局1部  船課官 ︷、疋 員 謝人 63 人 乳

行政委員会

八一

(35)

付表︸

東洋法学

︵2︶ 八二 名庁雀 総 藪 罫㎜ 癒 法 務 雀 _名 設 羅 年 月 羅 ) 称 公筈等調客戴客只 会 ︵昭魏、7、箋︶ 露管司 2騨鑑法 6婁 、 試  翼 ↓会験 醗務 三、公書紛争  処理法によ  爵牽  廓  裁双び裁鴻 窯、∼ ゑ、  る烹地遡撚  の調、手就  等に闘する  演律による  計、ζ萩錨駈蚤  域の指黛、 鉱叢鷺の.賦  定に湧鋭る  不撮裁定  等 3  、資聾  の収集等 司法試験の 管理 の主  務 関大  距 孫と 総理府の外 局として設 羅する 鍛 法務大臣の 瞬轄の下に 理委姦会を 灘く、︵司法 試験法鴛﹀ 背 独 1吏 立 め 規 職 定 嬉 委員会の委  ポ及び委 3ξふ小、 虫、な して、そグ 箋  ボ、ゴ轡、 翼・重、乳/イイt 委 貫 委塁長 委  鎚 舞’_、:委一委 ♂護?3茎芝r・箕 勤人6只 )1よノ、ま.込 螢 c 委員長⋮ 委貝の五選 委翼3入 任命権者 大的  閣  総 第 ? 撮 委員長⋮ 法務大窟 弁薫たる 委員 ⋮ 法務大臣 他の2入の 委員は法務 事務次官及 び最筒裁畢 務総長をも って充てる、 砺議院の 劉意 等 爾議険の 岡  意 櫛 ? y織 弁護恋たる 委員 1研本弁護 士達合会の 推薦 任  期 5  年 八箪婁粂︶ 弁謹士 たる婁貴 2  年 罷免退職 総理大臣羅 免 1、   準禁治  縫. 癖残   ゑの畑 3.心身の   数難. 管璽   魂三 繋懲態 権定解側規 グ)定設実蜜 力束掩 ○, 難鎌 ○ ○ 麦 9 ヒ亀 調.整委 員会関 係  ○ 箏 務 勝 維  織 1ユo次審 課 務 官長局 ︵法務大 駆窟勝﹀ 定翼 船入

参照

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