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自律型水環境モニタリングロボット

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Academic year: 2021

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(1)自律型水環境モニタリングロボット 【設置目的】 人間活動の影響を受ける沿岸、湖沼、河川など流況や水質などの物理・化学特性の計測は、水環境、 水資源問題のみならず沿岸での CO2 地中貯留および高レベル放射性廃棄物処分までの様々な分野で需要 が拡大してきている。これらの計測では広範囲で3次元情報の取得が要求されつつあり、時間、労力、 費用が増大傾向にある。このため、沿岸海域や湖沼、河口ならびにダム湛水池を対象に、流速・流向、 水質、地形の3次元分布を、自律航行により効率よく精緻に把握することを目的として本装置を導入した。 【概要】 海域や湖沼の水環境調査は、採水や計測プローブ、ROV(Remotely Operated Vehicle )によって計 測しており、船舶から有索で行うために、広範囲のマッピング作業には時間を要し、気象・海象条件に 制限されることも多い。一方、本装置は AUV(Autonomous Underwater Vehicle)呼称される自律航行 する無索ロボットであり、計測範囲や深度をプログラムしておけば、等深度観測や、等高度観測を面的 に走査する観測を気象・海象条件に制限されることなく自動で行うことができる。当所は本装置を環境 計測プラットフォームとし、「鼻」となる多種の化学センサを搭載することによって、水環境モニタリ ングや広範囲マッピングに特化した AUV へと改造した。搭載化学センサのうち、ISFET 電極製 pH、 ORP、pCO2 センサは当所が開発したもので、感度とレスポンスに優れているため AUV の様な移動体で の計測に適している。この他、海流の流向・流速を計測する ADCP や、「目」としてのサイドスキャン ソナーも搭載されている。このサイドスキャンソナーは海底・湖底に接近し、等高度を維持しながら音 響映像を得ることが可能なため従来のサイドスキャンソナーよりも精緻な映像が取得可能である。本装 置は、以下の調査・研究へ資することが可能である。 (1)沿岸、湖沼、ダム湖、河口などにおける濁水、水質、プランクトン等の環境調査および流速・流向 調査 (2)CO2 地中貯留および高レベル放射性廃棄物処分に関わる沿岸海底のガス、地下水湧出マッピングと 水質測定 (3)海域における詳細な海底地形調査 【主な仕様】 (1)AUV ① 重量(空中): 37 kg ② 耐圧: 100 m ③ 航続時間: 1.5m/s(3ノット)で 22 時間 2.5 m/s(5 ノット)で 8 時間 ④ ナビゲーション: Long Base Lineと DVL 推測航法 (GPS)とのハイブリット航法 ⑤ 通信: ACOMS(水中) 、イリジウム衛星通信(浮上時) (2)搭載センサ ① サイドスキャンソナー ② pH センサ ③ ORP センサ ④ O2 センサ ⑤ pCO2 センサ ⑥ OBS センサー ⑦ ADCP ⑧ CT センサ ⑨ クロロフィルセンサ. <海底地形、断層調査>  <水質> <酸化還元電位 > <溶存酸素> <溶存二酸化探査> <濁度> <流速・流向> <塩分・温度> <プランクトン>. 【設置場所・時期】 我孫子地区、平成 20 年 3月. 水環境ロボット外観. 搭載センサ概念図. pH 分布(左)および サイドスキャン映像(右). 144.

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