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Blakeの地獄の聖書(1) : The Book of Urizen論

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(1)Title. Blakeの地獄の聖書(1) : The Book of Urizen論. Author(s). 川上, 武志. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. A, 人文科学編, 33(2): 33-40. Issue Date. 1983-03. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/4128. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . B1 akeの地獄の聖書 (1) Z -- Z彬 Booを げ びγ z勿 論 一一. 川. 上. 武. 志. l l 「私は地獄の聖書 (TheBibleof He ) も持っている。 そして望むと望まぬとにかかわらず, 世 1 ( } T脳 雛αγ籾省ぼ け 鼠e御eれ αれd 品〆/ (1793 れは こ なろう )の 最 終 部 分 で 」 界はそれを持つことに . l l iam B1ake はこの地獄の聖書を Lambe th 地 区に 移 っ た 翌 年 (1794 ) か らエ ッ チン グし ある。 Wi 始め る。 い わ ゆ る Lα朔彰劫βの廓 と呼ばれる一連の予言書である。 本稿で取り上げる T棚 Boo々 げ. T脳 朋α“幻影 of 品鋤 惚” α7 び“z鋼 は聖書でいう 「創世紀」 に相当する. 7 2α 鼠〆/ が Swedenborg l び 彩 ton Z彬 B 々 げ 恐らく γ e” は, 「創世紀」 や Mi oo の 「天国と地獄」 をパロディ 化したように, れ 劫β Mooれ のP z zmd禽e Lo財 の パ ロ ディ で も あ る と 言 え る だろ う. 我々 は 痛 烈 な 楓 刺 詩 Aれ 鳶おれdZ. akeは聖書は常に真理であり, その解釈が間違ってい を書い た若い B1 akeを思い起こす。 しかし B1 ると確信していたので, 本書における彼の態度には単なる縄刺 以上の真撃さが窺える。 N.Fryeは, i l-r bera i lな系譜に属する詩人であ B1ake はイ ギリスロマン派の伝統である Protestant - l ad ca 2 }T彬 Booを げ びγ女鯛 は あ の 激 し い B1ake の 大 胆 な 聖 書 解 釈 であ る の か も し れ な い る と いう.( 。 ion に つ い て, 又段 1と 同 義 的 関 係 に あ る Creat l Z Z膨 Boo々 げ びγ z鑓 で B1ake は Fal ,さ ら に Fal. l lを経て現在の人間状態に至る過程を描く. そしてその視点は究極的に, 政治革命や産業革 階的 Fa 命が進行し深化しつつある18世紀後半のヨーロッ パに据えられていた。分裂していく世界と人間状 況. 分裂しているものが, 真の対立を越えて統合され一つのものになるというのが, 神秘的直観力 lの体系的な再検討が必要となるだろう. l を持つこの詩人の 基本的な考え方であっ た。そこでは Fa P F l l 伝統的キリスト教の教義や αmd鰯 LD財 等に述べられている神への不従 先ず彼は a の原因が, l l Sa tan i ) と人間の Fa ) に あるとする考えに反対する。 さらに大天使 ( 順 (d sobidence , その間に A l i G d C - M イア h t - 又 ら 造 ( ) という固定された不動のハ か の 創 n e rea on , o an g ある神の c aos i l lの 起 因 を, 永 遠 界(Etern ty) ラ キ ー の 存 在に も 同 意 しな い。T脳 βoo々 げ びγ”8% では B1ake は Fa i l i t ) という語で説明する。 彼に思想上大きな影響を及ぼした か ら の 分 裂o 分 離 (di s onori vi so a on l を 設 定 し た。 Bl ion を Fa l lの 一 部 と し, 二段 階 の Fal ake は Boehme の考 jacobBoehme は Creat B 々 i C i “ U T卿 び 発 して t 主人公である えから出 ヂ rzen自身とその行為に帰着 oo o 2卿 の , rea on を l lは Ur ion=Fa i zen の 永 遠 界 か らの 自 己 分 離 を も っ て 始 ま る と す る。 斯 く 始 め ら れ た させ, Creat i l l Fa を B 1 zenと同一行為を繰 akeは三段階に渡っ て展開してみせる. 各段階に登場する人物も Ur i ion t ) は 作 品 を 説明 す る い ま 一 つ の keyword であ り, 作 品 の 構造 り返す. 繰り返し・反復 (repet 全体に及んでいく。. 33.

(3) . 川. 上. 武 志. ion (Blake は こ の 時 inat Lα粥 彰劫 βの お の いく つ か に は, 叙 事 詩 の 伝 統 に 則 っ て, 詩 人 の imag i t 分 に は Poe c Genius と い う 語 を用 い て い た が) を 呼 び 起 こ す 短 い 序 章 が 付 け ら れ て い る. T庇. l )に対する呼び掛けによって, 詩の発出 s βの々 げ び“z ema akeは先ず永遠者 (Et g”に おいても B1 遠者の語りの部分は akeの神話創造に i i i 詩人を代弁者とする永 t ねる を永遠者の n spra onに委 , Bl . 対する確固たる姿勢の表明とも 思われ, Eo“γZo娠 や後期三大予言書に 受け継がれている. しかし l lしない部分として常に 重要なのは, 真理の根源である永遠者が詩全篇に見え隠れしながらも, Fa 1 lしていく状態と対照されることであり,これは同時に B Fa l akeの永遠界への回想意識の表われと も考えられる。 l lの開始が暗示される. 序章の4行では Fa ofthe prindevaI Priest’s assum’d power, 1 i vvhen Eternalsspurn’d back hi sre gion And gave hi l l la placeinthe north, 3 ) ( l i id h d t obscure ,s a owy,vo ,so ary.. 北は伝統的に Satan の反乱の方位である。the primevaI Priestと は 勿 論 Urizenで あ っ て, 彼は時. 間・空 間 では Satan と 呼 ば れ る. こ こ で何 故 永 遠 者 が, Urizen を 本 来 Urthona の 方 位 であ る 北 に 位. i zen h に付与されている修飾語がその答を床のめかす. Ur t 置づけたのかという 疑問が起こる. nor kiは言 B n ows r o 象徴 だと て悪へ走る 抑え切 れない衝動によ 志からというより っ とは自分の意 , ionに あ る. Ur i 4 ) 問題 は調 和 (uni i zen の衝 zenのusurpat ty) の 破 綻 と 混 乱 の 開 始 と し て のUr う ( .. 動とは, やはり 作 品 解 釈 で 重 要 な selfhood(oregotism)の こ と であ り,selfhood は Self と Antiself とに別れるので分離という語に結びつく. i l lの 第 一 段 階 は 1 章 か ら 3章迄 で, Ur zenの永遠界からの分離と宇宙創造の試みが述べ さ て Fa られる. B1ake の Eden であ る 永 遠 界と は, Ear th was not:nor globesof attraction; lexpanded The wi l lofthelmmor ta l l lf or contracted hi esenses; exibl sa 5 ( 〉 i fe sprung. Death was not,buteternall. i ty) と し i ty) と して の 拡 大 と,,多 様 (divers bion) が調 和 (un I Manor A1 不 死 な る 者 (Uni versa 6 ての縮少する自在な意志を保持している場 所であ る ()つ ま り B1ake が 目 的 と す る 一 と 多 の 合 一 す 。. i ,に る世界と言ってよい. Ur zenは元々永遠者の一人であるのだが, 彼がこの場所から分離すること i zenの性 格を表わすのに第1章を見ても実に 多くの形容詞が施さ よ っ てchaosがスタートする.Ur れているが,同一語が何度も繰り返して使われていることに直ぐ気づく.例えば unknown と い う 語 losed が 4 回, unseen が 3 回, c , darkの 各 語 が 2 回と い っ たよ う に. 加えて ,secret ,brooding i zenの特性である制限・境界 彼の行為を表わす語の場合にも, 上述の形容詞が並べられており, Ur というイメージを否応なく喚起する. これらの語は作品の詩形であるtrimeter と 相 侯 っ て, リ ズ ム 34.

(4) . B1 akeの 地獄の聖書 (1). rd であることは前に 述べたが, 正に の単調さと機械的な反復感を作り出す. 反復が作品の keywo o i ke t B1 k 感じられる が嫌う時代の合理性を表わしていると s r rは作品の韻律とイメジァリ-に ae . immonsは おいて,形式と詩行の圧迫力が想像的でリ ズミッ クな自由さを阻止していると述べ,又S i i zen の シ ン メ ト リ ー や 反 復 が 恐 怖 感 を 醸 し 出 す の zen の 姿 と 共 に, Ur 巻頭の絵に描かれている Ur 7 ( ) i i t だと言う. この様な Ur zenがac veな場 である永遠界から離れ, 光と闇の分離をもたらす「創世. i t 紀」の神のように創造を始めようとするのだが, 実際は物質で構成さ れたchao cな世界をもたらす i i ty) では な い. Ur ‐ent zen の 創 り だけ に 過 ぎな い. と こ ろ が B1ake の chaos は 全 く の 非 実 在 (non 出 す chaosは lderness - -----hi - - - - sforsaken wi l . h t ・en L ofbeast rd , ,bi ,fis ,serpent & e el 8 } l d( Combus ion t ,blast,vapour and c ou .. であるとか l l i ln cataracts off re , & ga , ,blood ln whi lwi r ndsofsulphuroussmoke, 9 ( ) And enormousforms ofenergy,. と描かれる. 用いられているのは発生学的イメージ, 四大元素, そしていつも腐蝕剤等を使ってい lは l た銅版画家らしい錬金術用語である。 錬金術 では硫黄は派生的な火を表わす し, b oodや gal A1b ion の humour の ア ン バ ラ ン ス を 示 し て い る の か も し れ な い。 こ う い っ た 事 か ら B1ake の. chao sは古代 ギリシアの考えに近く, 宇宙を形造る様々な物質が潜在的形成力を草み渦巻いている l lの 個 所 で, Blakeが Lucretius の 状 態 であ る こ と が理 解 さ れる. T脳 βのた 〆 乙os で の Los の Fa t (= ア ト ム 論 を 用 い て い る か も し れ な い と 指 摘 す る 研 究 家 は 多 い. 因 に Boehme の 用 語 angs l ingconfus ion と い う 意 味 で硫 黄 と 同 一 化 さ れ, chaos と 同 時 に 苦 しみ が 始 ま る と r angui sh)は whi. する. ive i zen の 山 で 起 こ る. 山 を 被う 雪・霧・氷 は generat 最 初 の chaos の 場面 は, シ ナイ 山に 当 た る Ur. roと一致する. さらに 山 に響 ake神話の秋の Edenに対する冬の U1 な水の冬での諸形態であり, B1 i i zen は 世 界 と の 戦 い で, 七 つ の 大 zen=Jehovah の 連 想 を 容易 に す る。 専 制 的 な Ur き 渡る 雷 は, Ur l 罪 (SevendeadlySinsofthes ) しか見いだせず, U1 roの象徴とも言える岩と砂か ら成る山で ou. ) つまり法 を書き留め, 世界に押し付けようとする。 theBook ofeternaIBras s 永遠の真欽の本 ( Laws o fpeace,oflove, of unity,. ty,compassion,forgiveness; ofpi ion Le tat teach chuse one habi , l o ( ) --- - --- - - ー → - -. sが映るの 対立を回避し直ちに 法や宗教で拘束しようとする Urizen. 皮の目には単に破壊的なchao t h l l W i 大胆な問い you die 世界に 又不死なる永遠者に w y みである. 誤っ た道徳律を強いられる ,O , ’ ? を 投 げ 掛 け る Ur ings i Eternals?/ iveinunquenchabl {対hyl zenに 永遠者は大変驚いて, 彼 eburn に火を浴びせる. T脳 朋αγ“曙e of 品e肋8れ α”〆 鼠錫Z の 天使 の よ う に, Urizen に は 生 の 更 新 の 火 35.

(5) . 川. 上. 武 志. が苦しみを表わす対象にしか見えない. だがその火からは光は発しない. 火の属性の光は神の愛, 熱は神の怒りを表わして両者結合して永遠界で燃え立つものだが, 既にここでは熱と光が分離して いる. だからこの火は永遠界への創造的な火というより, 罰としての怒りの火ということになるだ ろ う. B1ake が 怒 り を神の属性の一つに含めたのは, Bo ehmeか らの援用 であるが, 怒りを含む破 i 壊的な火も結局浄化のエネルギーを持っている. しかし Ur zenは 火を受け入れるどころか, 逆にそ れを避ける洞穴 ( ) を掘り始める. 理性の象徴に相応しく彼は制限的洞穴, 小宇宙での頭蓋 cave rn i 骨をもって火を防ごうとする. そしてこの創造によって Ur zenは, 永遠界と現象界での生と死の逆 転を意味する一種の死・眠りの状態に落ち入る.. 1 工. 第3章の終りで自分の運命を呪う Los が 登 場 す る. Los wept howl ing aroundthe dark Demon , , And cursing lot sh ;forinangui. i Ur i ide zen wasrentfro1m h ss , And a fathoml idforhi essvo sfeet, 1 1 ( ) ing Andintensef i resforhi s dwell .. i Losは永遠の予言者であり, Ur i zen と 共に zenを監視する役を担わされている. しかし Losも Ur ingl l lは Los の Fa lを引き起こす それ i l bion の 一 部 であ る か ら, Ur zen の Fa as e man で あ る A1 . i lの は 同 時に -ア ダム と イ ブ の 分 離 を パ ロ ディ 化 し た -Ur zen と Losの 分 離 を も 引 き 起 こ す. Fal. i 第二段階 である.Losはともあれ死の状態にある Ur zen の救済に当たらなければならない. その場 ’は 彼の i lwindsand pi i tch and n t は 引 き 継 が れた chaosに お い て であ っ て, Los を 取 り 巻く(wh r re. 居る場所をよく 示 す.. i ins ま ず Los は Ur ) zen の 創 造 に あ た っ て, 空 間 を 意 味す る 網 (net sand g. i f i i i t ) を区切り空間を作るが, それ と時間に相当する鎖 ( ) でchaosを区切る. 網は無限( n n n cha y i t t は捕える物であり, 一方鎖は永遠( )に対する時間の鎖であるのだが rn e e y , 同様に鎖も縛り制限 l lを意味し, Losもそれに捕らわれ する物である. そして時間と空間の創造自体が永遠界からの Fa る こ と に なる. し か し Losは chaos の unorganized な 状 態 よ り organized な 状 態 を 志 向 す る 者 で i あっ て, 時間・空間に縛ることによ ってたとえ皮肉な事態を招 こうとも, Ur zenを救い出さなけれ ばならない. そもそも創造とは時間・空間に結びついているのであって, Losが使う鉄 (鎖の材料) の意味するところは, 鉄が正反の二面性-産業革命という鉄の時代の圧政・制約と創造的な社会へ 1 2 )Lo の労働という二面性を持つということにある.( sに 象徴される想像力はこういう背反的な二面 性を兼ねている.「創世紀」の七日間のように七つの時代に渡る Urizen の 創 造 に お い て, Losは 次々 l と頭蓋骨・脊椎・頭・心臓・眼球・耳・鼻腔・舌を造り出していく. これら器官全てにo )- rb ( obe g l lのイ メ ー ジ )-deep (orabyss ) と い う 連 続 す る 語 が用 い ら れ, 分 離 ・ 制 限・Fa cavern ( orcave. 群を形成する. 結果的に And now hi i i fe ternall 〕e zeds s 〔Ur 1 3 ( ) i Like a dream was obl terated. 36.

(6) . B1 akeの地獄の聖書 (1). i という事態が生じ,肉体の完成 で Ur zenは完全に永遠界から分離される.そしてこの分離は Lo s自 身の永遠界からの分離を伴う.twebecome whatwebehold や(Separat ionbreedsseparat iod と い う原理が働くのだが, ’ Ages on agesrol l d over them, Cutof ff i fe & l ight rom l rozen ,f lnto horr i bl formi ty eformsofde ’ 1 4 ( ) Lossuf fer dh i i sf resto decay;. 誤りは具体的形を取ってからのみ破壊されることができるという, Scho re rも指摘している B1ake 1 5 } の 一 貫 した テ ー マ を 読 み 込 ま な け れ ばな ら な い (. 1 1 1. l lの三段階目,Losの 自己分割へ進む Lo 第5章からは Fa i zen{の 姿 を 見 て . sは自分が創造した Ur i i t l f hood と同様に, 哀れみとはそれを掛ける者と受 ける者とに分 哀れみ( )を抱く. Ur zenの Se p y 離するものである.B1 akeが非難する哀れみについては他の詩にも散見されるが,Soれ郡 を例にと る. ty wouldbeno more f wed idnot makesomebodyPoor’と かtAndPi と, tPi ld ty no moreCou ,/l , ’ l be i f l h / a wereas apPy as we . と あ る。 本 詩 では , - - - - - --- - - -& Pi ty began,. ln anguish di ding & di ing vi vid , ForPi ty di videsthe soul 1 6 ( ) ln pangs,eternity on eternity,. と述べられ, 哀れみが Lo sの 内部分裂を引き起こす. 分裂は女性の象徴に常に関連する血の球体( a lobeofblood round g ion で あ る Eni ) で始 ま り, Los の Emanat tharmon が 生 じる. . イ ブ の 誕生 で L ある. ここで時間と空間の体現者 である os が 分 裂 す る こ と に よ っ て, Los-t ime tharmon- ,Eni. spaceという領域が決定す る. 力 バラからの影響といわれる 両性への分離で Losの Fa l lが完成す i tharmon が 発 出 す る 前 の Losは, Bunyan か ら の 借 用 語 で結 婚 を意 味す る Beulah の 状 態 に る. En. あ っ たのであり, B1akeはしばしば性的なものからの自由を象徴する両性具有者として表わしてい る.Los は両 性 の 分 離 に よ っ て 下 位 の Generat ion の 世 界に Fa l lしたのである 永遠界から遠 ざかる .. 性の分離という障害は, 一方では対立の克服・合一によって永遠界への回帰の可能性も有する だ . i t が Gene onの世界での創造は単なる同一物の反復にしかすぎない. ra ’ Eterni ty shudde d whentheysaw r 凸江an bege i i ikeness t t ng h sl 1 7 { ) on hi idedimage. sown di v. この光景を見た永遠者は (ハンマーと鉄床を産業工 場の機械に対抗するも のとして用いた B1 ake 37.

(7) . 川. 上. 武. 志. が,永遠者の伸 縮自在の視覚を当代の科学的な望遠鏡の比職を使って表現してい るのは興味深いが) Sc i ) と呼ばれるが, Bl akeの科学 ence テント・カーテンでもっ て隔離しようとする. 布地は科学 ( に対する考え方が見られる. つ まり 巨大な柱や黄金の 金具 で吊るされた布は 一 見怪しげな 魅力を oom は永遠者の 持っているが, 永遠界への障害であり真理を被隠し分つものに しかなりえない. B1 1 8 )永遠者の存在と Fa l lした部分との垂 離を Blake は 強 調 し 行為を利 己的であると言っているが,( ているの ではあるまいか.B1 akeは科学主義の虚偽と物質的世界の堕落を批判 しているのであろう. この様にして Losもついには永遠界を見なくなる. ion の 世 界 が, 今迄 述 べ て き た の と ほ l lに よ っ て引 き 起 こ さ れ た Generat 第 6 章 以 後 は Los の Fa tharmon か ら orc が 生 ま れ る.orc は 誕 生 前 に 第 1 章 の chaos ぼ 同 じパ タ ー ン で展 開 す る.先 ず Eni t と い っ た 発 生 学 的 生 態 を と る. こ れ は 自 由 な i rd sh の 状 態 の よ う に, worm → serpent→ f ,bi ,beas cは真の 無限たる humandivine に 対 し て humanshadow と 述 欲望を象徴しているが 生まれた or. , べられ, A伽″化α や 物e F惚”じれ 尺eの初物” の場合と異なって彼の持つ本来のエネ ルギーは抑圧さ ion の 世 界 でも は や 創 造 的 エ ネ ル ギ ー を 失 な っ て い る の で, orc に 対 して 嫉 妬 れる. Los は Generat. i l tha ( rmonのときの関係-哀れみと同様に, 嫉妬は所有欲へ通じ所有する )を抱だく. En j ous ea y cを縛りつける. 者と所有される者に分離する.そして Losは岩の上に落ちた 己れの嫉妬の鎖で or or cの拘束の意味は後の作品でいろいろ変化するの だが, ここでは単に本来自由であるべきエネル l lが一層進行した ギーの抑圧と見てよいだろう.そしてエネルギーの喪失と抑圧は永遠界からの Fa こ と に な る, だ が 岩 山 に 縛 りつ け ら れ た プ ロ メ テ ウ ス orc の 泣 き 声、 即 ち 抑 え 切 れ な い エ ネ ル ギー lの 第 一 段 階 での i i zen は 再 び活 動 を 起 こ し, Fal zen を 目 覚 め さ せ る. Ur の 流出 は, 眠 っ て い た Ur. ように秤を作り世界を分割し統御しようとする. d al t Heform’ ine & aplumme To d ividethe Abyssbeneath ; ing rule; ivid Heform’d a d igh Heformed scalesto we , ights Heformed massy we ; Heformed a brazen.quadrant ; 1 9 ) ( den compasses, Heformed gol. 単調に Hef o rmed~という文が何度も繰り 返される. 然も続いて彼が旅する 世界は, d vast enormities, - - … 」teem’ ’n l ing f th Fr ight ess ,fawning , ai Port ion o l i fl i f imi tudes e ,s. ofa foot, or a hand, or a head, 2 0 ( ) or a heart, or an eye;theyswam mischevous,. i i l-Ai r r e という プラトン的現象界に他ならなく, ここに彼の 手になる四元素を表わす子供達 (Th , th ) が 現 わ れ 出 る. し か し 彼 等 の 全 て が 戦 い て い る か 悲 Utha- Water re ,Fuson-Fi ,Grodna-Ear i zen は こ の 者 達 が 自 分 の 法 を 一 瞬 も 保 て な い こ と しん でい る か の unorgani zed な 状 態 に あ り, Ur 38.

(8) . B1 akeの地獄の聖書 (1). に気がつく, 秩序を与えようとして創造した法が, 再 び不秩序にしか機能しない. Ur i zenはこの状 態に哀れみを感じ祐う, 彼から宗教の網(TheNe fRe l i i to )と呼ばれる蜘妹の巣が引き出され, on g 天空を分割しそれによって出来た国や都市を被う.またもやp i d i i i t ‐ onという図式が展開する.分 v s y 割された30の都市の地はエジプトと呼ばれる. 文明の最初の発生地という必然性にもよるのだろう が, エ ジ プ トは B 1 akeにとっ て支配的権力の地を意味していた. 住人達は宗教の網を神の永遠の法. i と見紛い, 感覚を退化させられる. B1 akeはsh r nk という語を何度も用いて, 現在の人間状態に至 る過程を再び 「創世紀」 の七日間の パロディ を使って描く. Six daysthey shrunk upf rom existence, And on the seventh daythey rested, ’ Andthey bl dthe seventh day i ess ck hope, ,ins 1 2 { ) i Andforgetthe fe i r eternall .. しかしこの後 「出エジ プト記」 のモーゼを思わせる Fuson が, 一 部 の 人 間 を引 き 連 れ て ぐら つく こ の地を脱出する. そして. 脳 βのを げ びγ友eれ は T彬 Boo々 qfA卿”吻 へと引き継がれるが ,. 最終. ’ l l i t ocean rol 行の(Andthesa ed engloけd ve な 水 が制 限 的 な 球 体 の 形 で 逆 巻 く と い う .は generat. B1 ake流のイメージで, 時代の迷妄が依然として続くことを暗示する。 T脳 βのた げ びγ Z l lを三段階に渡っ て見てきたが, 三つの段階は B1ake の z勿 のテーマである Fa ion の 各 ビ ジ ョ ン へ の Fa l l であ り, 最 後 は 彼 の 時 代 に つ な が る 神話でいう Eden‐Beulah‐Generat . 各段階で主人公は一様に創造行為に携わるが,実は分割という悲劇的結果を引 き起こすだけに終る 。 . . i 分 離 した 二 つ の 物 は 統 合 に 向 う 対 立 (cont i tates ) へ 進 ま ず, pass ) に 留 ま る。 rar es ve な 状 態 ( s. その状態にあっ て主人公は哀れみ・嫉妬を抱き,級数的に分割を引き起こし増々 永遠界から遠ざかっ T物 Bo Z て いく. 7 z例 は三つの段階に渡っ てこれら分離の連続が描かれていると言える。 o々 げ びγ Fa l lの過程はキリスト教の直線的史観と一致するが, それのみでは作品に内在する力とアイロニー lの 過 程 を 扱 っ た に 違 い は解決しない。多くのアイロニカルな部分 から恐らく B1ake は 苦々 しく Fal l lはイ コ ー ル 人 間 の Fa な い. と いう の も 元 は 永 遠 界 に 属 し て い た 主 人 公 達 の Fa l l だ か ら であ る し . l が永 遠 界 か ら の Fa l l であ っ て も こ の 運 命 が 避 け ら れ な か っ かし B1ake は 現 在 の 人 間 形 態 へ の Fal. た事, 創造的エネ ルギーが予言的であり又死へと向かうという相反する二つのimpu l se を 持 つ と い う パラ ドックスを知り抜いていただろう. だが科学的合理的世界にあっ て彼のテーマは一に人間と i ty が 彼 の 目 差 した も の であ っ た. 人間を制限するものにあっ て, これらを統一した Di ne Humani v l lした状態は上昇に転ずる状態 であると考えねばならない 我々 こ の 理 想 を 具 現 す る た め に は, Fa .. は B1 akeの神話を図式化すると同心円状になるのに気がつく が, さらに Neo‐P1atonicな 求 心 力 が l l i 加わろう. Wi am B1 akeは外円にあっ て常に中心の一者たる永遠界の存在を強く意識していたの であ る.. 39.

(9) . 川. 上. 武 志 、. 註 f 1脳 CD粥メメゼ Wγ溺れ Z Z Z 1 { ) Geof rey Keynes s げ 粥Z α粥 B卿を wZ劫 ”α“””ZR如 霞“gs (London:oxford g .7 ,ed P Un iv 1 8 5 ) s,p . . . res 145 Z化 班鰯肋わ卿 (New York:A Harbi f 履銑”か ′ 瀞“〆Z s 物 POB ngerBook) ( 2 ) Northrop Frye B sq e . . ,p , 屈め/ f f . 222 ( 3 ) Keynes . . ,p l { 4 ) J f 尺のoZ”Zわれ (London and Henley: Rout 呪 β超を α 7 2α 劫B Agβ q edge & Kegan . Brownowski , “粥毎夕 paul 1 3 5 ) . . ,p 223 ( 5 ) Keynes . . ,p i 61 t ) ,P ( 6 ) Bernard B1ackstone 2 cut :Archon Books g応力 β超を (Hamden . . ,Connec , E7 Z 〆 A lor B超をS 自 製 D B k l d L l l forn ia Un iv 屑 ( 粥 7 “ 〃 e r e e a n o s n e s : Ca ( 7 ) Anne Kostelanetz Mel α 2 研削 y ge . , Pres fn 93 ) s . . . ,p 222 ( ) Keynes 8 . . ,p id 225 { 9 ) lb . . . ,p 224 ( 1 0 ) lbid p . . ,. 226 n ( ) .bidりp, , “ ” akeandtheS mbo inat i l i i denceofthelmag l oned ron Age sm ofthe Newl ( 1 2 ) Ei een sanzo y . , in The Ev , B1 i IC 1ayeand Be Donal d H. Re iman t t (New York t ty T.Benne ) ,p4 :New York Un v s chae .Pres . , Mi 2 3 0 ( 1 ) Keynes 3 . . ,p ) lbid ( 1 4 . , Z i Z Z imw β‘次8 Mark schorer Z t 272 t th ) ′ T物 HDZ c s げ Vi sあれ (G1ouces er s :Pe er Smi . . . , Mas , “Z ,p 230 { 1 の Keynes ・ ・ ,P 232 1 ( 7 ) .bidりp , ,. (鴎. l thaca & London T脳 湾s i : ( 1 8 ) Harold B1oom, 7 2 o捌か Co粥めαの′ A Reα殻”g qf E7 g廓ゑ Ro伽解 放 Po窃か ( Corne l IUn iv 77 ) ,p s . .Pres . 2 3 3 2 4 4 ( 1 ) Keynes 9 一 p p . , . 234 { 2 0 ) lbid . . . ,p d 236 ( 2 1 ) 工bi . . . ,p. (本学講師・旭川分校). 40.

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