青年期における対人不安・緊張の構造 : 発達段階による変化に着目して
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(3) 横浜国立大学大学院. 教育学研究科. 教育相談・支援総合センター. 研究論集. 第 12 号. 2012 年. 青年期における対人不安・緊張の構造 ―発達段階による変化に着目して― The structures of social anxiety in adolescents : The variety of structures among the developmental stages 中村. 千尋 *・高木. 問題と目的. 秀明 **. により対人不安質問票を作成した。そこには、対. 1.問題. 人恐怖症者の持つ、対人関係における繊細な傷つ. 青年期は、身体的成熟や情緒的自立などの心身. きやすい感受性が表現されている。しかし、117. の諸機能の変化と、行動や心理の質的な転換が見. 項目と項目数が多く、また、一見似通った項目が. られる時期である。そのため、心理的に揺れ動き. 多いという問題点があった。そのため、林・小川. やすい時期であるだろう。他者との関わり方も変. (1981)は、対人不安質問票の項目を 66 項目に絞. 化する青年期においては、対人場面においても不. り、対人関係質問票を作成した。. 安や緊張を感じてしまうと考えられる。. 堀井・卯月・小川(1995)は、 「対人関係質問票」. 対 人 不 安 の 定 義 と し て、Schlenker & Leary. を用い、中学生・高校生・大学生の対人不安意識. (1982)の「現実の、あるいは想像上の対人場面に. を調べ、量的な発達差に関する検討を行った。そ. おいて、他者からの評価に直面したり、もしくは. の結果、年代の上昇とともに、集団状況における. それを予測したりすることから生じる不安状態」. 不安意識などが増大する傾向にあった。しかし、. が挙げられる。対人不安を引き起こす状況につい. 高校生から大学生にかけては、他者の評価に対す. ての実証的研究(岡田,1995;毛利・丹野,1998). る不安意識などが減少する傾向にあり、また、自. では、統計手法として因子分析が用いられている。. 分の能力に対する不満など、対人恐怖症者が抱き. この 2 つの研究を通して得られた因子に一定の傾. やすい否定的自己意識も高校生から大学生にかけ. 向は見られたが、常に安定した因子が得られてい. て減少する傾向にあった。. たわけではなかった。そこで、毛利・丹野(2001). また、堀井(2002)は、中学生・高校生・大学. は、対人不安状況に焦点を当てて自由記述調査を. 生に「対人関係質問票」を実施し、因子分析によっ. 行った結果、 「発表・発言不安」 、 「親しくはない相. て抽出された 6 因子に対応する尺度の得点を用. 手不安」、 「異性への不安」 、 「会話のない不安」 、 「目. い、発達的変化の検討を行った。その結果、対人. 上への不安」の 5 つの下位尺度から構成される、. 不安意識は全般的に中学から高校にかけて上昇し. 状況別対人不安尺度を作成した。. ていた。高校から大学にかけては、〈自分や他人. 小川(1974)は対人恐怖に悩む者の意識的な側. が気になる〉悩み、 〈目が気になる〉悩み、 〈自分. 面を明確にするために、大学生及び対人恐怖に悩. を統制できない〉悩みが下降し、反対に〈集団に. む者がどのような悩みや不満を自分自身や対人的. 溶け込めない〉悩みが上昇していた。この結果か. 交渉場面について抱いているのかを調査すること. ら、堀井(2002)は、対人不安意識は全般的には. * 横浜国立大学大学院 ** 横浜国立大学. 自意識の高まる高校生の年代に強く自覚されやす. 教育学研究科. いが、大学生は、集団に溶け込めるか否かが学生 − 33 −.
(4) 青年期における対人不安・緊張の構造―発達段階による変化に着目して―. 作成することを目的とする。. 生活において死活問題となる傾向にあるため、集 団交際恐怖的な心性が高まりやすいことを示唆し. 2.方法. ている。 以上のように、これまで対人不安については、 様々な研究がなされてきた。特に、堀井(2002). 1)調査時期と調査対象 調査時期は、2011 年 6 月中旬であり、調査対象. の研究では、青年期における対人不安の発達的変. は首都圏にある国立大学法人の大学生 248 名で. 化について、中学生、高校生、大学生に調査がな. あった。性別の内訳は男性 139 名、女性 107 名、性. され、その結果、対人不安意識は全般的には自意. 別未回答 2 名で、平均年齢は 19.53 歳、年齢の標準. 識の高まる高校生の年代に強く自覚されやすいと. 偏差は1.43であった。. いうことが示唆された。しかし、堀井(2002)の. 2)調査方法. 研究で用いられた、 「対人関係質問票」は、大学生. 個別自己記入式で自由記述調査を実施した。調. に加えて対人恐怖に悩む者をも調査対象者として. 査は、大学の講義後に第一筆者によって集団調査. 作成された「対人不安質問票」の項目を少なくし. 形式で実施された。社会的望ましさによる測定誤. たものである。そのため、より一般的な対人不安. 差を抑止するため、調査は無記名で行われた。回. については触れられていない。青年期において. 答時間は 15 分から 30 分程度であった。. は、対人恐怖症者が持つような対人不安とまでは. 3)調査内容. いかなくても、 「授業中、先生にあてられる」とい. 中学生の頃から現在に至る間において、戸惑. うような、日常生活で起こり得る対人場面におい. い・恥ずかしさ・緊張・困惑・不安などを感じた. て対人不安を感じる者は多い。このため、一般的. 対人場面や社会的場面について、その時の心理的. な対人不安の発達的変化について研究することは. 状態・反応,身体的状態・反応、また、その理由. 意義のあることであると考える。. について,自由な回答を求めた。. 2.目的. 3.結果. 青年期前半を含めた青年期全体において対人不. 戸惑い・恥ずかしさ・緊張・困惑・不安などを. 安・緊張を引き起こす状況について明らかにする. 感じた対人場面や社会的場面として、67 場面の有. ことを目的とする。また、青年期における一般的. 効回答を得た。67 場面を大別すると、「異性に対. な対人場面における対人不安・緊張の構造と、そ. する場面」 、 「初対面の人に対する場面」 、 「人前で. の発達的変化について検討することを目的とす. 何かを行う場面」 、 「自分の意見を言う場面」 、「自. る。. 分に注目が集まる場面」 、「予期していない事態が 起こる場面」に分類された。これらの分類と、対 人関係質問票や状況別対人不安尺度に見られる下. 予備調査. 位尺度との間には類似点が多く見られた。このこ. 1.目的 大学生を対象に回想法を用い、青年期前半を含. とから、予備調査で得られた 67 場面は、青年期に. めた青年期全体において対人不安を引き起こす状. おいて対人不安を起こす状況であると考えられ. 況について明らかにすることを目的とする。ま. る。また、 「授業などのスピーチや朝会などでの. た、本調査のための対人不安・緊張尺度の項目を. 表彰」 、 「中学・高校のメンバーと私服で会う」等 − 34 −.
(5) 横浜国立大学大学院. 教育学研究科. 教育相談・支援総合センター. 研究論集. 第 12 号. 2012 年. の記述が見られたことから、青年期前半を含めた. 予備調査から得られた有効回答に対して、本研. 青年期全体において対人不安・緊張を引き起こす. 究に合致する内容の検討を行い、対人不安・緊張. 状況を得ることができたと推測される。. に関する項目を 44 項目作成した(表 1 参照) 。各. 表1. 予備調査から得られた項目. 1.. 相手にどう思われているのかわからない時、自分の気持ちを表現するのは不安である。. 2.. 久々に友人と会う時には緊張する。. 3.. 友人に無視されると、「嫌われたのではないか」と不安な気持ちになる。. 4.. 友人の反応がすぐ返ってこないと、不安な気持ちになる。. 5.. 外出をして、公共の場にいる時でも、人の目が気になる。. 6.. 1 対 1 で会話をしている時に、話が途切れると何かを話さなくてはいけないと焦る。. 7.. 大勢でおしゃべりをしている時に、沈黙が生じると何かを話さなくてはいけないと焦る。. 8.. 1 対 1 で会話をしている時には、相手の反応が気になる。. 9.. 授業中、手を挙げて発言する時、鼓動が速くなる。. 10.. 授業中、先生にあてられると、緊張する。. 11.. 知らない人の中に 1 人で入っていく時には、不安になる。. 12.. 1 人で出かける時には緊張する。. 13.. 1 人で出かけることは不安である。. 14.. 今まで行ったことがない場所に初めて行くと、不安になる。. 15.. 今まで行ったことがない場所に初めて行くと、緊張する。. 16.. 店で、店員を呼ぶ時、声が小さくなってしまう。. 17.. 周りと違うことをしていると、不安を感じる。. 18.. 知人がいる可能性のある場所にいると、下を向いてしまう。. 19.. 知人がいる可能性のある場所にいると、おどおどしてしまう。. 20.. 学校内であまり関係が深くない知人とすれ違う時は、振る舞いがぎこちなくなる。. 21.. 道であまり関係が深くない知人とすれ違う時は、振る舞いがぎこちなくなる。. 22.. 道で知人とすれ違う時、緊張する。. 23.. 友人がヒソヒソ話をしているところを見ると、自分の悪口をいっているのではないかと不安になる。. 24.. 知人の輪の中に入っていく時、不安を感じる。. 25.. 電車などの不特定多数の人がいる場所では、他者の視線が気になる。. 26.. 1 人で街中を歩いている時、他者の視線が気になる。. 27.. あまり親しくない友人と 1 対 1 で話す時には、落ち着かなくなる。. 28.. 電話を掛ける時、緊張する。. 29.. 初対面の人と会った時、相手の目を見ることができない。. 30.. 初対面の人と話す時、緊張する。. 31.. 初対面の人と話すことは、恥ずかしい。. 32.. 式やパーティなどで、人前に出る時は、大勢の視線に戸惑いを感じる。. 33.. 知り合いの前で発表するのは恥ずかしい。. 34.. 知り合いの前で発表する時は、その人達の視線が気になり、緊張する。. 35.. 知らない人の前で発表するのは恥ずかしい。. 36.. 知らない人の前で発表する時は、その人達の視線が気になり、緊張する。. 37.. 人と意見が違う時、発言することに戸惑いを感じる。. 38.. 話し合いの場で自分の意見を言う時に不安を感じる。. 39.. 話し合いの場で発言する時は緊張する。. 40.. 異性と話す時は緊張する。. 41.. 異性と話す時、相手が自分のことをどのように思っているのか不安になる。. 42.. 異性と話すことは恥ずかしい。. 43.. 知らない人に話しかけることが怖い。. 44.. 昼休みに 1 人でいると、「友人がいないんだ」と周囲に思われはしないかと不安になる。 − 35 −.
(6) 青年期における対人不安・緊張の構造―発達段階による変化に着目して―. 年齢、性別、家族構成、同性の友人の有無、異. 項目は対人場面と,その場面における不安・緊張. 性の友人の有無、学内における所属集団の有無、. に関する記述から構成されている。. 学外における所属集団の有無の記入を求めた。 ②対人関係質問票. 本調査. 対人関係質問票は、林・小川(1981)が作成し. 1.目的 青年期における対人不安・緊張の構造、および. た、対人関係における悩みや不安を測定する尺度. 変化を検討することを目的とする。さらに、対人. である。この尺度は、日本人に特有といわれる対. 不安・緊張が、異性・同性の友人の有無や学内・. 人恐怖症者の持つ否定的自己意識の研究を基にし. 学外の所属集団の有無に影響されうるのかを検討. て作成された対人不安質問票(小川,1974)を改. することを目的とする。. 訂して作成された。対人関係質問票 66 項目には、 より病理的な対人恐怖に関わる項目から、より一. 2.方法. 般的な対人不安・緊張に関わる項目まで含まれて. 1)調査時期と調査対象. いる。本研究は、青年のより一般的な対人不安・. 調査時期は、2011 年 10 月下旬から 12 月上旬で. 緊張を調べることを目的とするため、その趣旨に. あり、調査対象は、東京都内の市立中学校の中学. 合致する項目 13 項目を選定した。また、他の項目. 生 158 名と新潟県内の市立中学校の中学生 76 名の. と表現を統一するために文言の修正を行った。. 計 234 名、新潟県内の県立高等学校普通科の高校. ③状況別対人不安尺度. 生 210 名、首都圏の国立大学法人の大学生 186 名. 毛利・丹野(2001)が作成した,対人不安の測. であった。中学生の性別の内訳は男性 126 名、女. 定尺度である。対人不安を感じる対人状況に着目. 性 108 名で、平均年齢は 13.66 歳、年齢の標準偏差. して作成されており、 「発表・発言不安」 、 「親しく. は 0.47 であった。高校生の性別の内訳は男性 96. はない相手不安」 、 「異性への不安」 、 「会話のない. 名、女性 114 名で、平均年齢は 16.69 歳、年齢の標. 不安」、「目上への不安」の 5 つの下位尺度により. 準偏差は 0.46 であった。大学生の性別の内訳は男. 構成されている。状況別対人不安尺度 30 項目の. 性 88 名、女性 98 名で、平均年齢は 20.14 歳、年齢. 中から、中学生や高校生に適切ではない状況を取. の標準偏差は0.95であった。. り上げている項目を削除し、23 項目を選定した。. 2)調査方法. また、他の項目と表現を統一するため、 「私は」な. 個別自己記入式で質問紙調査を実施した。中学. どを削除して使用した。. 生と高校生に対する調査は、各学校の授業内に担. ④予備調査から作成した項目. 任によって集団調査形式で実施された。大学生に. 予備調査から作成した項目は、表 1 に示した 44. 対する調査は、大学の講義後に第一筆者によって. 項目である。この 44 項目に、対人関係質問票と状. 集団調査形式で実施された。社会的望ましさによ. 況別対人不安尺度から選定・修正した項目を合わ. る測定誤差を抑止するため、調査は無記名で行わ. せた全 80 項目を、対人不安・緊張測定項目として. れた。回答時間は 15 分から 30 分程度であった。. 用いた。各項目について、 「よくあてはまる」 「や. 3)調査内容. やあてはまる」 「どちらでもない」 「あまり当ては. 質問紙の内容は以下に示す。. まらない」 「全く当てはまらない」の 5 件法で回答 を求め、5 点から 1 点に得点化した。. ①属性記入欄 − 36 −.
(7) 横浜国立大学大学院. 教育学研究科. 教育相談・支援総合センター. 研究論集. 第 12 号. 2012 年. .90)。第 5 因子は、“注目を集めることへの緊張”因. ⑤社会的外向尺度 堀井(2002) 、八木(2008)の研究より対人不安・. 子と命名した。この因子に負荷量.50 以上である 4. 緊張と社会的外向性が負の相関を持つことが報告. 項目で下位尺度を構成した(α =.83)。第 6 因子. されている。そのため、Y-G 性格検査一般用 12 尺. は、“異性への緊張”因子と命名した。この因子に. 度 120 項目の中から、社会的外向尺度の 10 項目を. 負荷量.50 以上である 5 項目で下位尺度を構成し. 使用した。本研究では、 中学生にも実施するため、. た(α =.88)。第 7 因子は、“目上の人への緊張”因. 単語や文の表現を修正して使用した。各項目につ. 子と命名した。この因子に負荷量.50 以上である 3. いて「はい」 「どちらでもない」 「いいえ」の 3 件法. 項目で下位尺度を構成した(α =.92)。第 8 因子に. で回答を求め、3 点から 1 点に得点化した。. 負荷量の高い項目は見られなかった。従って、8 因子を抽出したが、使用可能な因子数は 7 因子で あった。その 7 因子に対応する各下位尺度の信頼. 3.結果. 性はいずれも高かった。. 対人場面における不安・緊張に関する 80 項目に. 次に、 尺度の構成概念妥当性を検討するために、. ついてグループ毎に因子分析 (主因子法、 プロマッ クス回転)を行った。その結果、6 グループの因. Y-G 性格検査の「社会的外向」尺度得点と各下位. 子パターンに相違が見られたため、各グループ別. 尺度の構成項目の平均値である 7 つの下位尺度得. に分析を行った。. 点との相関係数をそれぞれ算出した。その結果、 「社会的外向」尺度は、7 つの下位尺度全てと有意. 1)中学生女子 中学生女子における因子分析の結果、解釈可能. な負の相関を示した(−.65 ≦ r ≦−.30, .001 < p. 性から 8 因子を抽出した。それを表 2 に示した。. <.01)。対人不安・緊張と社会的外向との間には. 回転前の 8 因子の累積寄与率は 69.62%であった。. 負の相関があることが指摘されており(堀井,. 各因子に負荷量の高い項目の内容を基に、各因. 2002;八木,2008)、本研究で得られたこの結果は. 子名を作成した。第 1 因子は、“基本的な対人場面. 本尺度の構成概念妥当性を支持していると考えら. への不安”因子と命名した。この因子に負荷量.50. れる。. 以上である 15 項目で下位尺度を構成した(α =. このように、中学生女子の対人場面における不. .94) 。第 2 因子は、“人前で行動することへの緊張”. 安・緊張に関する項目は、“基本的な対人場面への. 因子と命名した。この因子に負荷量.50 以上であ. 不安” “人前で行動することへの緊張” “他者から. る 12 項目で下位尺度を構成した(α =.95) 。第 3. の評価への不安” “孤立や他者の視線への不安・緊. 因子は、“他者からの評価への不安”因子と命名し. 張” “注目を集めることへの緊張” “異性への緊張”. た。この因子に負荷量.50 以上である 10 項目の中. “目上の人への緊張”から構成されていることが明. から、第 3 因子に負荷量の高いその他の項目の内. らかとなった。. 容と異なり、第 1 因子の負荷量も.41 ある「初対面. 2)中学生男子. の人と会った時、相手の目を見ることができな. 中学生男子における因子分析の結果、解釈可能. い。 」を除外し、9 項目で下位尺度を構成した(α. 性から 6 因子を抽出した。それを表 3 に示した。. =.93) 。第 4 因子は、“孤立や他者の視線への不. 回転前の 6 因子の累積寄与率は 57.84%であった。. 安・緊張”因子と命名した。この因子に負荷量.50. 各因子に負荷量の高い項目の内容を基に、各因. 以上である 7 項目で下位尺度を構成した(α =. 子名を作成した。第 1 因子は、“人前で行動するこ − 37 −.
(8) 青年期における対人不安・緊張の構造―発達段階による変化に着目して―. 表2 41. 30. 23. 27. 78. 36. 12. 14. 22. 7. 55. 39. 8. 18. 74. 59. 37. 80. 1. 15. 28. 73. 20. 13. 75. 72. 79. 3. 57. 35. 53. 71. 67. 60. 10. 51. 16. 19. 42. 21. 49. 6. 38. 56. 45. 50. 76. 66. 40. 4. 9. 64. 61. 43. 46. 68. 65. 44. 54. 48. 29. 17. 69. 62. 31. 2. 5. 70. 11. 33. 25. 63. 52. 58. 77. 24. 26. 32. 47. 34.. 対人不安・緊張項目の因子分析結果(中学生女子). 質問項目 1 道で知人とすれ違う時、緊張する。 .98 付き合いの長い友人と話をする時も緊張する。 .90 久々に友人と会う時には緊張する。 .83 同性で同年代の単なる知り合いの人と一緒にいる時には、緊張する。 .76 .75 学校内であまり関係が深くない知人とすれ違う時は、振る舞いがぎこちなくなる。 知人がいる可能性のある場所にいると、下を向いてしまう。 .73 2 人きりでいると、相手を意識してしまって緊張してしまう。 .69 友達と一緒にいる時、顔がこわばったり、赤くなったり、緊張したりする。 .67 .64 道であまり関係が深くない知人とすれ違う時は、振る舞いがぎこちなくなる。 知人がいる可能性のある場所にいると、おどおどしてしまう。 .64 話をする時に顔がこわばってしまう。 .62 同性の嫌いな人が話しかけてきた時は、緊張してしまう。 .62 .56 あまり親しくない友人と 1 対 1 で話す時には、落ち着かなくなる。 同性のとても苦手な人と偶然出会った時は、緊張する。 .52 大勢でおしゃべりをしている時に、沈黙が生じると何かを話さなくてはいけないと焦る。 .50 特別親しくはない同性の友人に話しかける時は、緊張する。 .49 .48 異性の知人とばったり出会った時、緊張する。 対人関係がぎこちない。 .48 あまりよく知らない同性の友人と 2 人だけになると、緊張する。 .47 話し合いの場で自分の意見を述べるのが怖い。 .47 知人の輪の中に入っていく時、不安を感じる。 .44 知っている人を見かけても、顔を合わせないように道を避けてしまう。 .42 話し合いの場で発言する時は緊張する。 .41 相手にどう思われているのかわからない時、自分の気持ちを表現するのは不安である。 .37 多くの人の前で文章を読む時、緊張する。 −.01 知らない人の中に 1 人で入っていく時には、不安になる。 −.21 知らない人の前で発表する時は、その人達の視線が気になり、緊張する。 −.03 人前に出て何かをする時、緊張してしまう。 −.14 知らない人の前で発表するのは恥ずかしい。 .00 大勢の前で自己紹介する時、緊張する。 −.05 人前で話す時は、緊張する。 −.10 人がたくさんいる所で発表するのが怖い。 .14 大勢の人の前へ行くと、足が震えたり、心臓がどきどきしたりする。 −.41 .32 初対面の人と話すことは、恥ずかしい。 初対面の人と話す時、緊張する。 .09 知り合いの前で発表するのは恥ずかしい。 .34 式やパーティなどで、人前に出る時は、大勢の視線に戸惑いを感じる。 −.10 電話を掛ける時、緊張する。 .29 知らない人に話しかけることが怖い。 .14 友人に無視されると、 「嫌われたのではないか」と不安な気持ちになる。 −.09 昼休みに 1 人でいると、 「友人がいないんだ」と周囲に思われはしないかと不安になる。 .09 .06 職場、学校のクラス、近所の人に自分がどのように思われているのか気になる。 友人の反応がすぐ返ってこないと、不安な気持ちになる。 .28 友人がヒソヒソ話をしているところを見ると、 自分の悪口をいっているのではないかと不安になる。−.06 他の人達が会話しているところに入れない時は、不安になる。 .03 .24 自分が人に、どう見られているのかクヨクヨ考えてしまう。 自分だけが話の輪の外にいる時は、不安になる。 .09 人と会う時に、自分の表情や目つきがその人に悪い印象を与えるのではないかと不安になることがある。−.05 初対面の人と会った時、相手の目を見ることができない。 .41 1 対 1 で会話をしている時には、相手の反応が気になる。 .15 人と話していて自分のついていけない話題になると、不安になる。 .01 周りと違うことをしていると、不安を感じる。 −.19 人と意見が違う時、発言することに戸惑いを感じる。 −.18 1 対 1 で会話をしている時に、話が途切れると何かを話さなくてはいけないと焦る。 .22 会話が途切れがちな時、不安を感じる。 .32 1 人で出かける時には緊張する。 −.17 今まで行ったことがない場所に初めて行くと、緊張する。 −.07 1 人で出かけることは不安である。 .04 今まで行ったことがない場所に初めて行くと、不安になる。 .15 外出をして、公共の場にいる時でも、人の目が気になる。 .33 電車などの不特定多数の人がいる場所では、他者の視線が気になる。 .37 1 人で街中を歩いている時、他者の視線が気になる。 .11 店で、店員を呼ぶ時、声が小さくなってしまう。 −.12 大勢の人がいると自分が圧倒されてしまうような感じがする。 −.05 授業中、手を挙げて発言する時、鼓動が速くなる。 −.04 授業中、先生にあてられると、緊張する。 .02 知り合いの前で発表する時は、その人達の視線が気になり、緊張する。 .17 大人数の雰囲気には、なかなか溶け込めない。 .24 人と自然に付き合えない。 .38 .04 話がはずまない時、緊張する。 話し合いの場で自分の意見を言う時に不安を感じる。 .27 好感を持っている異性と一緒にいる時は、緊張する。 −.06 気になる異性に話しかける時、緊張する。 −.17 異性と話すことは恥ずかしい。 .44 .16 あまり知らない異性と話す時、緊張する。 異性と話す時は緊張する。 .39 異性と話す時、相手が自分のことをどのように思っているのか不安になる。 .24 目上の人と一緒にいる時、緊張する。 −.23 目上の人と会う時、緊張する。 −.01 目上の人に話しかけられると、緊張する。 −.05 因子間相関 1 1 − 2 3 4 5 6 7 8. − 38 −. 2 .07 −.33 .12 .03 .08 −.09 .00 −.25 .17 −.01 −.03 −.14 .38 −.02 .24 −.06 −.07 .07 .44 .01 −.18 .01 .19 .15 .97 .91 .85 .83 .83 .78 .77 .75 .67 .64 .57 .54 .40 .34 .32 .00 −.05 .15 −.20 .09 −.17 −.01 .42 −.10 .34 .17 .15 −.03 .14 .26 .19 −.11 .09 −.07 .20 .02 .02 −.09 .19 .17 −.22 .16 .28 −.02 .06 .12 .21 .00 .02 −.08 .25 .05 .00 .24 .48 .23 2 .67 −. 3 −.06 −.16 −.11 .02 .19 .12 .16 .02 .25 .26 −.19 .36 −.10 .29 .29 .19 .09 .04 −.06 .08 .25 .36 −.10 .23 .07 .16 .12 −.07 .07 .05 .02 −.14 .12 −.25 −.19 −.08 −.06 −.06 −.05 .94 .83 .76 .73 .73 .65 .61 .58 .53 −.51 .49 .47 .45 .39 .37 .36 .09 −.06 .08 −.13 .01 .02 .05 .02 .26 −.05 .01 .09 −.06 .04 .27 .15 −.16 .06 −.09 .12 −.06 .20 .05 .18 .09 3 .65 .60 −. 4 .14 .18 −.10 .02 .06 −.04 −.17 −.09 −.04 .01 .32 .00 −.05 .05 .07 −.15 .03 .08 −.28 −.07 .06 −.01 .01 −.11 −.05 .08 .14 −.06 −.07 −.07 −.01 .14 .22 .10 −.11 −.04 .18 .01 .21 −.10 .00 −.12 .12 .00 .13 .13 −.03 .25 .11 −.17 −.09 .18 .09 .06 .07 .86 .77 .71 .70 .60 .53 .51 .48 .40 .08 −.11 −.05 .30 −.01 .06 −.04 .03 −.10 −.03 −.09 −.14 .11 .15 .04 .07 4 .49 .48 .52 −. 5 −.21 −.16 −.16 .07 −.18 .20 .21 .23 −.28 .11 .25 −.08 .17 .07 −.14 .32 .07 .25 .10 .43 .24 .24 .35 .10 −.14 −.12 −.21 .32 −.24 .09 .10 .01 .15 −.09 .12 .23 .39 .06 .05 −.15 −.13 .00 −.03 .05 .14 −.03 −.18 .18 .37 .30 .20 .10 .38 .04 .04 .15 .09 −.10 −.01 −.30 −.16 .18 .24 .16 .87 .68 .53 .51 .46 .35 .28 .05 .04 .07 −.16 .16 −.16 .18 −.17 .15 5 .65 .68 .60 .42 −. 6 .02 −.08 .21 −.04 −.03 −.10 −.04 .15 −.03 −.16 −.04 −.03 −.11 −.05 −.08 .07 .32 .03 .09 −.01 .15 −.27 .10 .13 −.06 −.09 −.03 −.10 .11 −.02 .07 .04 .07 .07 .25 −.05 −.05 −.04 .12 .01 −.09 −.02 −.09 −.07 .03 −.04 .01 .18 −.08 −.18 .16 .39 .24 −.05 −.07 .01 .05 −.19 −.08 .11 −.04 .15 −.12 .11 .14 .02 −.18 −.03 −.10 .02 .17 .84 .78 .63 .58 .52 .48 .07 .09 .18 6 .55 .58 .55 .46 .48 −. 7 −.27 .14 −.14 −.02 −.19 −.07 .10 .01 −.03 −.14 −.24 .09 −.03 −.04 −.08 .08 .06 .10 −.06 .06 .13 .04 −.09 .04 .02 .06 .03 −.04 .14 .14 .07 .04 −.08 .14 .19 −.30 .26 .10 .18 .04 .11 −.10 .00 .09 .09 .08 .02 −.04 .17 .11 −.01 −.15 −.18 −.11 .10 −.05 .02 .25 −.03 .08 .19 .10 .17 −.05 .07 .07 −.04 −.10 .14 .10 −.01 .02 .12 .03 .07 .06 .00 .69 .53 .50 7 .36 .29 .19 .18 .17 .26 −. 8 .04 .03 −.06 −.18 .40 .02 −.01 .15 .23 .01 .33 .30 −.06 .00 −.06 .31 −.03 .24 −.04 .18 −.03 .30 .00 −.13 .07 −.01 .13 −.08 .04 −.16 −.03 .22 −.09 .30 .08 .16 −.18 −.05 .19 −.02 .07 −.17 −.09 .10 .14 −.02 .18 −.22 −.01 −.04 .07 −.05 .12 −.04 .04 .04 .05 .06 −.06 −.27 −.25 −.18 .09 .00 .07 −.06 −.03 .12 .09 −.13 .02 −.06 −.18 .03 .11 .01 −.36 −.08 −.01 −.02 8 .14 .11 .08 .04 .13 .06 .02 −.
(9) 横浜国立大学大学院. 表3 57. 35. 3. 53. 60. 71. 10. 75. 40. 79. 5. 1. 20. 2. 67. 15. 72. 25. 51. 12. 16. 13. 42. 11. 8. 21. 56. 46. 50. 45. 43. 4. 76. 49. 74. 33. 6. 38. 22. 9. 64. 73. 80. 62. 61. 66. 70. 39. 7. 65. 36. 41. 18. 30. 44. 68. 29. 31. 69. 19. 17. 48. 14. 28. 27. 55. 54. 58. 63. 26. 24. 37. 59. 52. 78. 23. 77. 47. 34. 32.. 教育学研究科. 教育相談・支援総合センター. 研究論集. 第 12 号. 2012 年. 対人緊張・不安項目の因子分析結果(中学生男子). 質問項目 1 知らない人の前で発表するのは恥ずかしい。 .91 大勢の前で自己紹介する時、緊張する。 .85 人前に出て何かをする時、緊張してしまう。 .84 人前で話す時は、緊張する。 .81 初対面の人と話すことは、恥ずかしい。 .79 .78 人がたくさんいる所で発表するのが怖い。 初対面の人と話す時、緊張する。 .76 多くの人の前で文章を読む時、緊張する。 .75 初対面の人と会った時、相手の目を見ることができない。 .73 知らない人の前で発表する時は、その人達の視線が気になり、緊張する。 .68 .66 知り合いの前で発表する時は、その人達の視線が気になり、緊張する。 あまりよく知らない同性の友人と 2 人だけになると、緊張する。 .65 話し合いの場で発言する時は緊張する。 .64 授業中、先生にあてられると、緊張する。 .60 大勢の人の前へ行くと、足が震えたり、心臓がどきどきしたりする。 .59 話し合いの場で自分の意見を述べるのが怖い。 .56 知らない人の中に 1 人で入っていく時には、不安になる。 .56 話し合いの場で自分の意見を言う時に不安を感じる。 .56 知り合いの前で発表するのは恥ずかしい。 .53 2 人きりでいると、相手を意識してしまって緊張してしまう。 .53 式やパーティなどで、人前に出る時は、大勢の視線に戸惑いを感じる。 .51 相手にどう思われているのかわからない時、自分の気持ちを表現するのは不安である。 .40 知らない人に話しかけることが怖い。 .35 人と自然に付き合えない。 .34 あまり親しくない友人と 1 対 1 で話す時には、落ち着かなくなる。 .34 友人に無視されると、 「嫌われたのではないか」と不安な気持ちになる。 .00 友人がヒソヒソ話をしているところを見ると、自分の悪口をいっているのではないかと不安になる。 .04 会話が途切れがちな時、不安を感じる。 .07 自分が人に、どう見られているのかクヨクヨ考えてしまう。 −.19 他の人達が会話しているところに入れない時は、不安になる。 −.16 1 対 1 で会話をしている時に、話が途切れると何かを話さなくてはいけないと焦る。 .11 .07 1 対 1 で会話をしている時には、相手の反応が気になる。 自分だけが話の輪の外にいる時は、不安になる。 .10 昼休みに 1 人でいると、 「友人がいないんだ」と周囲に思われはしないかと不安になる。 −.14 大勢でおしゃべりをしている時に、沈黙が生じると何かを話さなくてはいけないと焦る。 .21 話がはずまない時、緊張する。 .28 −.06 職場、学校のクラス、近所の人に自分がどのように思われているのか気になる。 友人の反応がすぐ返ってこないと、不安な気持ちになる。 .12 道であまり関係が深くない知人とすれ違う時は、振る舞いがぎこちなくなる。 −.03 人と話していて自分のついていけない話題になると、不安になる。 .09 周りと違うことをしていると、不安を感じる。 −.04 知っている人を見かけても、顔を合わせないように道を避けてしまう。 .10 対人関係がぎこちない。 −.20 大勢の人がいると自分が圧倒されてしまうような感じがする。 .02 人と意見が違う時、発言することに戸惑いを感じる。 .18 人と会う時に、自分の表情や目つきがその人に悪い印象を与えるのではないかと不安になることがある。 .10 大人数の雰囲気には、なかなか溶け込めない。 .38 同性の嫌いな人が話しかけてきた時は、緊張してしまう。 −.03 知人がいる可能性のある場所にいると、おどおどしてしまう。 .01 今まで行ったことがない場所に初めて行くと、緊張する。 −.05 知人がいる可能性のある場所にいると、下を向いてしまう。 −.03 道で知人とすれ違う時、緊張する。 −.04 同性のとても苦手な人と偶然出会った時は、緊張する。 −.04 付き合いの長い友人と話をする時も緊張する。 −.20 1 人で出かけることは不安である。 −.12 1 人で出かける時には緊張する。 −.21 電車などの不特定多数の人がいる場所では、他者の視線が気になる。 −.09 授業中、手を挙げて発言する時、鼓動が速くなる。 .24 店で、店員を呼ぶ時、声が小さくなってしまう。 −.10 電話を掛ける時、緊張する。 .18 1 人で街中を歩いている時、他者の視線が気になる。 −.23 外出をして、公共の場にいる時でも、人の目が気になる。 −.19 友達と一緒にいる時、顔がこわばったり、赤くなったり、緊張したりする。 .35 知人の輪の中に入っていく時、不安を感じる。 .23 同性で同年代の単なる知り合いの人と一緒にいる時には、緊張する。 .12 話をする時に顔がこわばってしまう。 .24 今まで行ったことがない場所に初めて行くと、不安になる。 −.01 異性と話すことは恥ずかしい。 .04 好感を持っている異性と一緒にいる時は、緊張する。 .03 異性と話す時、相手が自分のことをどのように思っているのか不安になる。 −.08 異性と話す時は緊張する。 .05 異性の知人とばったり出会った時、緊張する。 −.02 特別親しくはない同性の友人に話しかける時は、緊張する。 .11 気になる異性に話しかける時、緊張する。 .18 学校内であまり関係が深くない知人とすれ違う時は、振る舞いがぎこちなくなる。 .00 久々に友人と会う時には緊張する。 .23 あまり知らない異性と話す時、緊張する。 .18 目上の人と会う時、緊張する。 .23 目上の人に話しかけられると、緊張する。 .25 目上の人と一緒にいる時、緊張する。 .24 因子間相関 1 1 − 2 3 4 5 6. − 39 −. 2 −.05 −.05 −.03 −.08 −.10 −.03 .07 .01 −.11 −.08 .14 .09 .12 .04 .02 −.01 .05 .10 .05 .13 .11 .39 .26 −.08 .14 .76 .75 .70 .69 .66 .65 .65 .60 .55 .52 .50 .49 .47 .41 .35 .19 −.06 −.08 −.16 .07 .11 −.09 .11 .00 −.13 .18 .24 .19 −.13 .28 −.03 −.01 .02 .22 .24 .24 .07 −.22 .00 .07 −.12 .07 −.31 .17 .45 −.04 .14 .00 .39 .00 −.06 .07 .06 .01 .15 2 .63 −. 3 −.10 .06 .01 −.05 −.16 −.06 −.09 .00 −.12 .03 .18 .16 −.07 .23 −.05 .13 .21 .17 .21 −.05 −.05 .04 .01 .29 .08 .06 .10 −.16 .17 .09 −.21 .37 .16 −.11 −.10 −.18 .33 .02 .16 .19 .82 .75 .69 .66 .61 .58 .52 .47 .42 .39 .34 .33 .20 .05 −.13 .29 −.09 .14 .18 −.11 .05 .23 .03 .13 .05 .22 .19 .14 −.12 −.19 .21 .16 .09 −.24 .34 −.02 .19 .07 .30 .27 3 .63 .51 −. 4 −.07 −.17 −.20 −.01 .07 .08 −.15 −.12 .11 −.13 −.25 −.26 .26 .02 .13 .38 −.04 .29 .14 −.03 −.07 −.13 .17 .17 −.10 .03 −.01 .26 −.11 .25 .09 −.29 .00 .07 .17 .19 −.25 .28 −.04 .00 −.25 .01 .22 .08 −.02 .11 .12 .12 .11 .24 .16 .07 .09 .79 .72 .70 .64 .56 .48 .41 .41 .39 .38 .38 .36 .30 .30 .07 .00 .04 −.01 .08 .18 −.02 .17 .19 −.05 −.01 −.02 .01 4 .57 .49 .51 −. 5 .09 .01 .02 .15 .14 −.08 .07 .06 .08 .23 .05 −.11 −.11 −.14 −.05 −.14 −.07 −.15 −.15 .22 .22 .17 −.10 −.03 .28 −.18 −.13 −.02 .19 −.05 .11 .01 −.14 .24 −.12 −.08 .16 .11 .19 .13 .03 −.12 .09 .17 .00 −.09 −.11 .06 .16 .30 .11 .24 .14 .19 −.08 −.07 .21 −.05 −.10 −.06 .25 .18 .25 .17 .30 .23 .24 .78 .68 .61 .58 .50 .49 .48 .40 .36 .34 .15 .13 −.04 5 .54 .51 .53 .50 −. 6 .19 .16 .03 .06 .12 .28 .07 .20 .13 .34 −.06 −.04 −.15 −.15 .24 −.19 .26 −.04 .03 −.20 .11 −.22 .26 −.10 −.09 .03 .07 .00 .02 .18 .04 −.17 .05 .08 .00 .16 −.09 −.04 .08 −.16 .25 .20 .03 .33 −.01 .05 .10 .00 −.01 .16 −.06 .11 .08 −.14 .03 .12 .10 −.12 .16 .10 .12 .17 −.21 −.15 −.10 −.12 .21 .11 .21 −.10 .13 −.04 −.02 .16 −.16 .17 .10 .66 .55 .47 6 .15 .15 .07 .17 .12 −.
(10) 青年期における対人不安・緊張の構造―発達段階による変化に着目して―. とへの緊張”因子と命名した。この因子に負荷量. 各因子に負荷量の高い項目の内容を基に、各因. .50以上である 21 項目で下位尺度を構成した(α =. 子名を作成した。第 1 因子は、“人前で行動するこ. .96) 。第 2 因子は、“他者からの評価への不安”因子. とへの緊張”因子と命名した。この因子に負荷量. と命名した。この因子に負荷量.50 以上である 11. .50以上である 12 項目で下位尺度を構成した(α =. 項目で下位尺度を構成した(α =.92) 。第 3 因子. .93)。第 2 因子は、“基本的な対人場面への緊張”因. は、“基本的な対人場面への不安”因子と命名した。. 子と命名した。この因子に負荷量.50 以上である 8. この因子に負荷量.50 以上である 7 項目で下位尺. 項目で下位尺度を構成した(α =.85)。第 3 因子. 度を構成した(α =.90) 。第 4 因子は、“孤立や他. は、“自分の発言や行動への不安・緊張”因子と命. 者の視線への不安・緊張”因子と命名した。この. 名した。この因子に負荷量.50 以上である 8 項目. 因子に負荷量.50 以上である 5 項目で下位尺度を. で下位尺度を構成した(α =.87)。第 4 因子は、“他. 構成した(α =.84) 。第 5 因子は、“異性への緊張”. 者からの評価への不安”因子と命名した。この因. 因子と命名した。この因子に負荷量.50 以上であ. 子に負荷量.50 以上である 8 項目で下位尺度を構. る 5 項目で下位尺度を構成した(α =.86) 。第 6 因. 成した(α =.86)。第 5 因子は、“異性への緊張”因. 子は、“目上の人への緊張”因子と命名した。この. 子と命名した。この因子に負荷量.50 以上である 3. 因子に負荷量.50 以上である 2 項目に、負荷量は.47. 項目で下位尺度を構成した(α =.77)。第 6 因子. であるが、内容が類似している「目上の人と一緒. は、“目上の人への緊張”因子と命名した。この因. にいる時、緊張する。」を加えた 3 項目で下位尺度. 子に負荷量.50 以上である 3 項目で下位尺度を構. を構成した(α =.88) 。各因子に対応する各下位. 成した(α =.90)。第 7 因子は、“孤立への不安”因. 尺度の信頼性はいずれも高かった。. 子と命名した。この因子に負荷量.50 以上である 4. 次に、尺度の構成概念妥当性を検討するために、. 項目で下位尺度を構成した(α =.82)。第 8 因子. Y-G 性格検査の「社会的外向」尺度得点と 6 つの. は、“初対面の人への緊張”因子と命名した。この. 下位尺度得点との相関係数をそれぞれ算出した。. 因子に負荷量.50 以上である 1 項目に、負荷量は.40. その結果、 「社会的外向」尺度は、6 つの下位尺度. から.49 であるが、内容が類似している「特別親し. 全 て と 有 意 な 負 の 相 関 を 示 し た(−. 49 ≦ r ≦. くはない同性の友人に話しかける時は、緊張す. −.19, .001 < p <.05) 。この結果は、本尺度の構成. る。」 「初対面の人と話すことは、恥ずかしい。 」 「知. 概念妥当性を支持していると考えられる。. らない人に話しかけることが怖い。 」の 3 項目を加. このように、中学生男子の対人場面における不. えた、4 項目で下位尺度を構成した(α =.80)。各. 安・緊張に関する項目は、“人前で行動することへ. 因子に対応する各下位尺度の信頼性はいずれも高. の緊張” “他者からの評価への不安” “基本的な対. かった。. 人場面への不安” “孤立や他者の視線への不安・緊. 次に、 尺度の構成概念妥当性を検討するために、. 張” “異性への緊張” “目上の人への緊張”から構成. Y-G 性格検査の「社会的外向」尺度得点と 8 つの. されていることが明らかとなった。. 下位尺度得点との相関係数をそれぞれ算出した。. 3)高校生女子. その結果、 「社会的外向」尺度は、 「人前で行動す. 高校生女子における因子分析の結果、解釈可能. ることへの緊張」 「基本的な対人場面への緊張」 「自. 性から 8 因子を抽出した。それを表 4 に示した。. 分の発言や行動への不安・緊張」 「他者からの評価. 回転前の 8 因子の累積寄与率は 59.91%であった。. への不安」 「初対面の人への緊張」と有意な負の相. − 40 −.
(11) 横浜国立大学大学院. 表4 53. 3. 71. 35. 75. 51. 79. 5. 25. 2. 20. 57. 67. 70. 23. 78. 73. 41. 27. 30. 22. 48. 7. 36. 31. 29. 19. 58. 13. 11. 80. 64. 14. 8. 62. 61. 12. 18. 28. 4. 1. 55. 17. 15. 16. 21. 49. 46. 43. 45. 76. 38. 74. 50. 56. 69. 9. 26. 52. 63. 72. 24. 77. 6. 39. 32. 34. 47. 37. 33. 65. 54. 68. 44. 66. 40. 59. 60. 42. 10.. 教育学研究科. 教育相談・支援総合センター. 研究論集. 第 12 号. 2012 年. 対人緊張・不安項目の因子分析結果(高校生女子). 質問項目 1 人前で話す時は、緊張する。 .92 人前に出て何かをする時、緊張してしまう。 .82 人がたくさんいる所で発表するのが怖い。 .81 大勢の前で自己紹介する時、緊張する。 .78 .76 多くの人の前で文章を読む時、緊張する。 知り合いの前で発表するのは恥ずかしい。 .74 知らない人の前で発表する時は、その人達の視線が気になり、緊張する。 .64 知り合いの前で発表する時は、その人達の視線が気になり、緊張する。 .63 話し合いの場で自分の意見を言う時に不安を感じる。 .59 授業中、先生にあてられると、緊張する。 .57 話し合いの場で発言する時は緊張する。 .57 知らない人の前で発表するのは恥ずかしい。 .54 大勢の人の前へ行くと、足が震えたり、心臓がどきどきしたりする。 .38 大人数の雰囲気には、なかなか溶け込めない。 .34 久々に友人と会う時には緊張する。 −.01 学校内であまり関係が深くない知人とすれ違う時は、振る舞いがぎこちなくなる。 .11 .06 知っている人を見かけても、顔を合わせないように道を避けてしまう。 道で知人とすれ違う時、緊張する。 .04 同性で同年代の単なる知り合いの人と一緒にいる時には、緊張する。 −.08 付き合いの長い友人と話をする時も緊張する。 −.06 −.08 道であまり関係が深くない知人とすれ違う時は、振る舞いがぎこちなくなる。 外出をして、公共の場にいる時でも、人の目が気になる。 −.01 知人がいる可能性のある場所にいると、おどおどしてしまう。 .17 知人がいる可能性のある場所にいると、下を向いてしまう。 −.03 授業中、手を挙げて発言する時、鼓動が速くなる。 .41 電車などの不特定多数の人がいる場所では、他者の視線が気になる。 −.09 電話を掛ける時、緊張する。 .26 異性と話すことは恥ずかしい。 −.06 相手にどう思われているのかわからない時、自分の気持ちを表現するのは不安である。 −.02 人と自然に付き合えない。 .07 対人関係がぎこちない。 .08 周りと違うことをしていると、不安を感じる。 .05 友達と一緒にいる時、顔がこわばったり、赤くなったり、緊張したりする。 .02 .03 あまり親しくない友人と 1 対 1 で話す時には、落ち着かなくなる。 大勢の人がいると自分が圧倒されてしまうような感じがする。 .13 人と意見が違う時、発言することに戸惑いを感じる。 .01 2 人きりでいると、相手を意識してしまって緊張してしまう。 .19 同性のとても苦手な人と偶然出会った時は、緊張する。 −.27 知人の輪の中に入っていく時、不安を感じる。 −.04 1 対 1 で会話をしている時には、相手の反応が気になる。 .27 あまりよく知らない同性の友人と 2 人だけになると、緊張する。 .26 話をする時に顔がこわばってしまう。 .02 1 人で街中を歩いている時、他者の視線が気になる。 −.14 話し合いの場で自分の意見を述べるのが怖い。 .20 式やパーティなどで、人前に出る時は、大勢の視線に戸惑いを感じる。 .25 友人に無視されると、 「嫌われたのではないか」と不安な気持ちになる。 −.06 昼休みに 1 人でいると、 「友人がいないんだ」と周囲に思われはしないかと不安になる。 .08 会話が途切れがちな時、不安を感じる。 .07 1 対 1 で会話をしている時に、話が途切れると何かを話さなくてはいけないと焦る。 .04 他の人達が会話しているところに入れない時は、不安になる。 −.10 自分だけが話の輪の外にいる時は、不安になる。 .21 友人の反応がすぐ返ってこないと、不安な気持ちになる。 −.05 大勢でおしゃべりをしている時に、沈黙が生じると何かを話さなくてはいけないと焦る。 −.15 自分が人に、どう見られているのかクヨクヨ考えてしまう。 .05 友人がヒソヒソ話をしているところを見ると、 自分の悪口をいっているのではないかと不安になる。−.01 店で、店員を呼ぶ時、声が小さくなってしまう。 −.01 人と話していて自分のついていけない話題になると、不安になる。 .02 異性と話す時、相手が自分のことをどのように思っているのか不安になる。 −.10 気になる異性に話しかける時、緊張する。 .11 好感を持っている異性と一緒にいる時は、緊張する。 .06 知らない人の中に 1 人で入っていく時には、不安になる。 .24 異性と話す時は緊張する。 .00 あまり知らない異性と話す時、緊張する。 .12 .27 職場、学校のクラス、近所の人に自分がどのように思われているのか気になる。 同性の嫌いな人が話しかけてきた時は、緊張してしまう。 −.19 目上の人と一緒にいる時、緊張する。 .11 目上の人に話しかけられると、緊張する。 .02 目上の人と会う時、緊張する。 .00 異性の知人とばったり出会った時、緊張する。 −.01 話がはずまない時、緊張する。 .09 今まで行ったことがない場所に初めて行くと、緊張する。 .06 今まで行ったことがない場所に初めて行くと、不安になる。 −.04 1 人で出かける時には緊張する。 −.02 1 人で出かけることは不安である。 −.02 人と会う時に、自分の表情や目つきがその人に悪い印象を与えるのではないかと不安になることがある。 .06 初対面の人と会った時、相手の目を見ることができない。 .00 特別親しくはない同性の友人に話しかける時は、緊張する。 −.16 初対面の人と話すことは、恥ずかしい。 −.06 知らない人に話しかけることが怖い。 −.10 .24 初対面の人と話す時、緊張する。 因子間相関 1 1 − 2 3 4 5 6 7 8. − 41 −. 2 −.08 −.29 .11 −.14 .09 .20 .12 .18 .24 .02 .09 −.16 −.04 .13 .68 .68 .65 .57 .56 .54 .53 .50 .49 .46 .46 .44 .35 .33 −.26 .09 .08 −.32 .18 .09 −.10 −.21 .16 .18 .35 .03 −.07 .35 .29 .28 .05 .20 .38 −.07 .01 .01 −.11 −.03 .07 .21 .16 .01 .27 .24 −.03 −.29 .02 .41 −.08 −.03 .17 .20 .12 .20 .32 .03 −.10 −.11 .29 .14 .11 .32 −.02 .04 .21 −.10 2 .45 −. 3 −.11 −.05 −.07 .09 −.24 .06 −.02 .19 .21 −.01 .32 .29 .27 .31 −.14 −.32 −.03 −.02 .10 −.06 .00 .03 .08 .07 −.15 .11 .09 .24 1.00 .72 .62 .59 .58 .55 .52 .50 .49 .49 .44 .42 .39 .36 .36 .35 .34 −.18 −.05 .21 −.17 .31 −.15 .18 .12 .10 .12 .03 .17 .17 −.29 −.01 −.14 .09 −.16 .13 .22 .04 .05 −.03 −.02 .03 −.04 .04 −.11 −.12 .14 .01 .20 .33 −.13 .21 3 .58 .62 −. 4 .01 .11 −.10 −.01 .08 −.01 .11 −.03 −.37 .18 −.22 .06 .05 .04 −.14 .05 .06 .14 .06 .17 −.12 .28 .10 .17 .39 .25 −.03 .03 −.08 −.13 .19 .30 .03 −.04 .28 .15 .00 .00 .05 .18 −.10 −.10 .10 −.14 .13 .61 .60 .55 .52 .52 .51 .51 .50 .47 .46 .42 .29 −.09 .19 .16 .04 −.17 .15 .17 .20 −.05 .10 .03 .02 .34 −.22 −.17 .09 .25 .15 .12 .15 −.02 .18 −.03 4 .49 .50 .50 −. 5 .10 .18 −.02 .01 −.02 −.07 −.06 −.05 .14 .21 .05 −.06 −.06 −.09 −.02 .05 −.13 .04 .08 −.17 .18 .09 −.06 −.10 −.02 .14 .08 .24 .05 −.22 −.25 .11 −.23 .29 .07 .42 −.21 .08 −.03 .13 .21 −.07 .28 −.07 .06 .29 .03 −.07 .16 .02 .27 .04 −.07 .29 .08 −.06 −.15 .64 .63 .53 .49 .48 .42 .36 .30 .07 −.03 .08 .21 −.01 .17 .16 .13 −.01 .12 −.05 .19 .24 .31 .09 5 .36 .38 .45 .42 −. 6 .09 −.08 −.08 .27 .07 .08 −.06 .12 −.26 −.09 −.07 .08 .06 −.13 .25 .10 .04 .35 .15 .01 .22 −.07 .16 .09 −.02 −.09 .21 −.13 .12 .00 −.20 −.16 .14 .12 −.04 −.07 .11 .32 .11 −.07 .28 −.03 −.05 −.28 .00 −.02 −.14 .15 .01 .11 −.03 .11 .25 −.23 .21 .11 .03 .04 .11 .09 −.08 −.04 .21 .08 .16 .76 .74 .69 .41 .40 .16 .01 .00 .01 −.06 −.11 −.09 .00 −.08 .07 6 .07 .15 .11 .24 .18 −. 7 −.10 −.12 .14 −.10 .14 −.02 .23 −.02 .02 −.20 −.07 .23 .32 .01 .14 −.07 −.17 −.19 −.05 .27 −.02 .24 .02 .01 −.13 .11 .06 .11 .04 −.09 −.01 .04 −.02 −.14 .05 −.05 .01 −.09 .00 −.14 −.06 −.02 .08 .10 −.04 −.19 −.16 .04 .00 .01 .00 .05 .15 −.08 −.17 .38 −.08 .08 .09 .17 .13 .07 .16 .03 −.07 .10 .06 .09 .06 −.13 .82 .78 .58 .51 .29 −.06 .25 .02 −.02 .02 7 .28 .36 .39 .44 .26 .13 −. 8 .04 .06 .05 −.02 −.05 −.11 −.02 −.17 .07 .09 .03 −.08 −.09 .23 .18 .21 .14 .14 .04 −.12 .06 −.17 −.11 .20 −.06 −.10 −.01 .19 −.13 .31 .19 .02 −.04 −.07 −.05 .18 .16 .05 .15 −.09 .04 .24 −.23 .21 −.08 −.07 −.05 .10 .23 .06 .17 .16 .05 .05 −.09 .13 .09 .00 .00 .05 .16 .06 .21 −.23 .06 −.15 −.07 −.12 .27 .20 .04 .01 .05 −.05 .20 .66 .49 .47 .40 .35 8 .32 .21 .35 .24 .22 .31 .13 −.
(12) 青年期における対人不安・緊張の構造―発達段階による変化に着目して―. 関を示した(−.59 ≦ r ≦−.22, .001 < p <.05) 。. に負荷量.50 以上である 2 項目に、負荷量は.42 で. 「異性への緊張」 「目上の人への緊張」 「孤立への不. あるが、内容が類似している、 「話をする時に顔が. 安」は、 「社会的外向」尺度とは有意な相関は示さ. こわばってしまう。 」を加えた 3 項目で下位尺度を. なかった(−.18 ≦ r ≦−.03, n.s.) 。この結果は、8. 構成した(α =.77)。各因子に対応する各下位尺. つの下位尺度の内 5 つの下位尺度について、構成. 度の信頼性はいずれも高かった。 次に、 尺度の構成概念妥当性を検討するために、. 概念妥当性を示していると考えられる。. Y-G 性格検査の「社会的外向」尺度得点と 6 つの. このように、高校生女子の対人場面における不 安・緊張に関する項目は、“人前で行動することへ. 下位尺度得点との相関係数をそれぞれ算出した。. の緊張” “基本的な対人場面への緊張” “自分の発. その結果、 「社会的外向」尺度は、 「人前で行動す. 言や行動への不安・緊張” “他者からの評価への不. ることへの緊張」 「親しくない他者への緊張」 「基. 安” “異性への緊張” “目上の人への緊張” “孤立へ. 本的な対人場面への緊張」と有意な負の相関を示. の不安” “初対面の人への緊張”から構成されてい. した(−.47 ≦ r ≦−.42, p <.001)。 「他者からの. ることが明らかとなった。. 評価への不安」 「孤立への不安」 「他者への過剰な. 4)高校生男子. 緊張」は「社会的外向」尺度とは有意な相関を示. 高校生男子における因子分析の結果、解釈可能. さなかった(−.20 ≦ r ≦−.11, n.s.)。この結果は、. 性から 6 因子を抽出した。それを表 5 に示した。. 6 つの下位尺度の内 3 つの下位尺度について、構. 回転前の 6 因子の累積寄与率は 56.07%であった。. 成概念妥当性を示していると考えられる。. 各因子に負荷量の高い項目の内容を基に、各因. このように、高校生男子の対人場面における不. 子名を作成した。第 1 因子は、“人前で行動するこ. 安・緊張に関する項目は、“人前で行動することへ. とへの緊張”因子と命名した。この因子に負荷量. の緊張” “他者からの評価への不安” “親しくない. .50以上である 19 項目の中から、第 1 因子に負荷量. 他者への緊張” “基本的な対人場面への緊張” “孤. の高いその他の項目と内容が異なり、第 6 因子の. 立への不安” “他者への過剰な緊張”から構成され. 負荷量も−.49 である「目上の人と会う時、緊張す. ていることが明らかとなった。. る。 」を除外し、18 項目で下位尺度を構成した(α. 5)大学生女子. =.95) 。第 2 因子は、“他者からの評価への不安”因. 大学生女子における因子分析の結果、解釈可能. 子と命名した。この因子に負荷量.50 以上である. 性から 5 因子を抽出した。それを表 6 に示した。. 14 項目で下位尺度を構成した(α =.91) 。第 3 因. 回転前の 5 因子の累積寄与率は 49.84%であった。. 子は、“親しくない他者への緊張”因子と命名した。. 各因子に負荷量の高い項目の内容を基に、各因. この因子に負荷量.50 以上である 5 項目で下位尺. 子名を作成した。第 1 因子は、“人前で行動するこ. 度を構成した(α =.82) 。第 4 因子は、“基本的な. とへの緊張”因子と命名した。この因子に負荷量. 対人場面への緊張”因子と命名した。この因子に. .50以上である 17 項目で下位尺度を構成した(α =. 負荷量.50 以上である 6 項目で下位尺度を構成し. .94)。第 2 因子は、“基本的な対人場面への緊張”因. た(α =.82)。第 5 因子は、“孤立への不安”因子と. 子と命名した。この因子に負荷量.50 以上である. 命名した。この因子に負荷量.50 以上である 4 項. 12 項目で下位尺度を構成した(α =.91)。第 3 因. 目で下位尺度を構成した(α =.77) 。第 6 因子は、. 子は、“他者からの評価への不安”因子と命名した。. “他者への過剰な緊張”因子と命名した。この因子. この因子に負荷量.50 以上である 13 項目で下位尺 − 42 −.
(13) 横浜国立大学大学院. 表5 71. 53. 35. 16. 72. 3. 69. 57. 31. 67. 15. 62. 75. 51. 5. 20. 2. 47. 79. 61. 70. 64. 7. 48. 17. 34. 29. 25. 12. 43. 21. 26. 46. 38. 33. 9. 45. 6. 13. 74. 4. 50. 76. 56. 58. 63. 24. 10. 8. 42. 1. 27. 52. 73. 77. 60. 40. 18. 11. 78. 23. 22. 66. 19. 80. 39. 32. 59. 68. 44. 54. 65. 49. 36. 41. 37. 30. 14. 55. 28.. 教育学研究科. 教育相談・支援総合センター. 研究論集. 第 12 号. 2012 年. 対人緊張・不安項目の因子分析結果(高校生男子). 質問項目 1 人がたくさんいる所で発表するのが怖い。 1.06 人前で話す時は、緊張する。 .95 大勢の前で自己紹介する時、緊張する。 .91 式やパーティなどで、人前に出る時は、大勢の視線に戸惑いを感じる。 .84 知らない人の中に 1 人で入っていく時には、不安になる。 .80 人前に出て何かをする時、緊張してしまう。 .78 店で、店員を呼ぶ時、声が小さくなってしまう。 .74 知らない人の前で発表するのは恥ずかしい。 .71 授業中、手を挙げて発言する時、鼓動が速くなる。 .71 大勢の人の前へ行くと、足が震えたり、心臓がどきどきしたりする。 .70 話し合いの場で自分の意見を述べるのが怖い。 .68 大勢の人がいると自分が圧倒されてしまうような感じがする。 .65 多くの人の前で文章を読む時、緊張する。 .64 知り合いの前で発表するのは恥ずかしい。 .62 知り合いの前で発表する時は、その人達の視線が気になり、緊張する。 .56 話し合いの場で発言する時は緊張する。 .55 授業中、先生にあてられると、緊張する。 .55 目上の人と会う時、緊張する。 .52 知らない人の前で発表する時は、その人達の視線が気になり、緊張する。 .51 人と意見が違う時、発言することに戸惑いを感じる。 .48 .42 大人数の雰囲気には、なかなか溶け込めない。 周りと違うことをしていると、不安を感じる。 .41 知人がいる可能性のある場所にいると、おどおどしてしまう。 .40 外出をして、公共の場にいる時でも、人の目が気になる。 .40 1 人で街中を歩いている時、他者の視線が気になる。 .39 目上の人に話しかけられると、緊張する。 .39 電車などの不特定多数の人がいる場所では、他者の視線が気になる。 .39 話し合いの場で自分の意見を言う時に不安を感じる。 .36 2 人きりでいると、相手を意識してしまって緊張してしまう。 .32 1 対 1 で会話をしている時に、話が途切れると何かを話さなくてはいけないと焦る。 −.17 友人に無視されると、 「嫌われたのではないか」と不安な気持ちになる。 .05 異性と話す時、相手が自分のことをどのように思っているのか不安になる。 −.01 会話が途切れがちな時、不安を感じる。 −.24 友人の反応がすぐ返ってこないと、不安な気持ちになる。 −.09 話がはずまない時、緊張する。 .01 人と話していて自分のついていけない話題になると、不安になる。 .16 .07 他の人達が会話しているところに入れない時は、不安になる。 職場、学校のクラス、近所の人に自分がどのように思われているのか気になる。 .01 相手にどう思われているのかわからない時、自分の気持ちを表現するのは不安である。 .01 大勢でおしゃべりをしている時に、沈黙が生じると何かを話さなくてはいけないと焦る。 −.10 1 対 1 で会話をしている時には、相手の反応が気になる。 −.04 自分が人に、どう見られているのかクヨクヨ考えてしまう。 −.04 自分だけが話の輪の外にいる時は、不安になる。 .34 友人がヒソヒソ話をしているところを見ると、自分の悪口をいっているのではないかと不安になる。 .01 異性と話すことは恥ずかしい。 −.06 好感を持っている異性と一緒にいる時は、緊張する。 −.26 異性と話す時は緊張する。 .23 初対面の人と話す時、緊張する。 .22 あまり親しくない友人と 1 対 1 で話す時には、落ち着かなくなる。 .10 知らない人に話しかけることが怖い。 .17 あまりよく知らない同性の友人と 2 人だけになると、緊張する。 .17 同性で同年代の単なる知り合いの人と一緒にいる時には、緊張する。 .10 気になる異性に話しかける時、緊張する。 −.07 知っている人を見かけても、顔を合わせないように道を避けてしまう。 .03 あまり知らない異性と話す時、緊張する。 .11 初対面の人と話すことは、恥ずかしい。 .31 初対面の人と会った時、相手の目を見ることができない。 .13 同性のとても苦手な人と偶然出会った時は、緊張する。 .10 人と自然に付き合えない。 .10 学校内であまり関係が深くない知人とすれ違う時は、振る舞いがぎこちなくなる。 −.02 久々に友人と会う時には緊張する。 −.10 道であまり関係が深くない知人とすれ違う時は、振る舞いがぎこちなくなる。 −.23 人と会う時に、自分の表情や目つきがその人に悪い印象を与えるのではないかと不安になることがある。 −.10 電話を掛ける時、緊張する。 .13 対人関係がぎこちない。 .24 同性の嫌いな人が話しかけてきた時は、緊張してしまう。 −.18 目上の人と一緒にいる時、緊張する。 .21 .15 特別親しくはない同性の友人に話しかける時は、緊張する。 1 人で出かける時には緊張する。 −.16 1 人で出かけることは不安である。 −.13 今まで行ったことがない場所に初めて行くと、不安になる。 −.06 今まで行ったことがない場所に初めて行くと、緊張する。 −.02 昼休みに 1 人でいると、 「友人がいないんだ」と周囲に思われはしないかと不安になる。 .17 知人がいる可能性のある場所にいると、下を向いてしまう。 .17 道で知人とすれ違う時、緊張する。 .19 異性の知人とばったり出会った時、緊張する。 −.03 付き合いの長い友人と話をする時も緊張する。 −.21 友達と一緒にいる時、顔がこわばったり、赤くなったり、緊張したりする。 .27 話をする時に顔がこわばってしまう。 .22 知人の輪の中に入っていく時、不安を感じる。 .04 因子間相関 1 1 − 2 3 4 5 6. − 43 −. 2 .04 −.13 .03 −.14 .23 −.06 .00 −.28 −.23 .02 .02 −.05 .06 −.11 .09 −.05 −.11 −.04 .10 .16 .06 .21 .25 .15 .17 .04 .21 .31 .23 .97 .79 .73 .70 .70 .64 .58 .57 .56 .54 .54 .53 .52 .51 .48 −.02 .34 −.11 .26 .08 .15 .12 −.04 .44 −.05 .19 −.03 .10 −.15 −.13 .02 .01 .04 .08 −.03 −.03 −.03 .18 −.12 −.15 −.05 .00 .01 .29 .15 −.12 .14 −.02 −.06 .01 .28 2 .61 −. 3 −.05 .12 .13 .06 .03 .24 −.17 .24 .09 .07 −.15 .00 .09 .07 .09 .26 .18 .18 .01 .08 −.12 −.04 −.21 −.35 −.24 .18 −.38 .09 .30 .09 −.08 .11 .17 −.01 .15 .06 .11 −.06 .13 −.03 .24 .09 −.14 −.18 .73 .70 .58 .54 .53 .49 .47 .47 .46 .46 .44 .40 .40 .38 .30 .09 −.04 .25 .16 .10 .15 .17 .01 .20 .09 −.08 .28 .11 −.03 .03 .30 .22 .05 .02 .11 .22 3 .56 .42 −. 4 −.22 −.09 −.13 .11 −.32 −.06 −.01 .04 .12 −.26 .21 −.01 .11 .05 .01 .25 .12 .03 .15 −.03 .08 −.07 −.02 .20 .34 .13 .31 .29 −.26 −.03 .16 .07 .09 .16 .06 −.40 −.28 .23 .05 .29 −.28 .15 −.21 .43 .02 .11 .08 .00 −.01 .07 −.13 .20 .08 −.05 .05 .14 .18 .28 .20 .84 .80 .56 .53 .52 .50 .45 .45 .42 −.05 −.13 .01 .15 −.03 .05 .09 .14 .27 .19 .21 .26 4 .57 .49 .47 −. 5 −.13 −.09 −.19 −.10 −.01 −.27 .11 .06 .03 .11 −.12 .21 −.08 .12 −.13 −.17 −.11 .26 −.08 .13 .23 .20 .20 .39 .07 .03 .11 −.27 .08 −.20 −.30 −.01 .07 .09 −.16 .12 .35 −.03 .10 −.08 .02 .18 .24 −.04 .12 −.04 −.10 −.41 .07 .08 −.02 .13 −.04 .26 .00 .15 −.07 .07 .16 −.17 −.03 .07 .15 −.27 −.11 .24 .12 .26 .76 .65 .64 .62 .43 .37 .35 .23 .15 .04 .20 −.01 5 .51 .49 .20 .42 −. 6 −.06 −.04 −.30 −.09 −.25 .18 .03 −.12 .01 .09 −.03 −.18 −.05 .09 .07 −.01 .17 −.49 .02 .14 −.05 −.01 .09 .09 .05 −.34 .21 .11 .21 −.13 .12 −.17 −.05 .21 −.23 .11 .16 −.17 .09 .21 .11 −.02 −.13 .02 .02 −.16 .18 −.10 .14 −.14 .17 .23 −.21 .00 .04 −.03 .05 −.06 .11 .09 .12 .14 .13 .10 .26 .02 −.41 .02 .14 .17 −.16 −.23 .03 .29 .30 .23 .63 .50 .42 .35 6 .29 .26 .10 .11 .17 −.
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