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ISO9001内部監査員養成研修報告

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Academic year: 2021

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ISO9001内部監査員養成研修報告

著者

城戸 麻里, 冨永 輝

雑誌名

鹿児島大学農学部農場技術調査報告書

15

ページ

19-21

URL

http://hdl.handle.net/10232/9677

(2)

ISO9001内 部 監 査 員 養 成 研 修 報 告 城 戸麻 里 ・冨 永輝 (農学 部 附 属 農 場 入 来 牧 場) は じめ に 組 織 体 制 の 改 善 や 品 質(教 育)向 上 に役 立 つ 知 識 を身 につ け る こ と を目 的 と して12月10日 、11日 に 内部 監 査 員 養 成 研 修 に参 加 した 。 ISO9001概 要 ISO9001と は 、 品質 レベ ル の 向 上並 び に継 続 的 業 務 改 善 の推 進 に よ っ て顧 客 の満 足 度 を高 め る こ とを 目 指 した 品 質 運 営 管 理 の 仕 組 み の 国 際 規 格 で あ る。ISO9001に 法 的拘 束 力 は 無 く、 具体 的 な数 値 等 も求 めて い ない 。 各 組 織 が 自 ら定 め た 方針 や 目標 を独 自の 方 法 で 達 成 す る こ とに よ っ て 、顧 客満 足 の 向 上 に 取 り綻 む 事 を求 めて い る。従 来 の対 象 範 囲 は製 造 業 中心 に 限定 され てい た が 、 「品 質=製 品 そ の もの の 質 」 で は 右 く、 「サ ー ビ ス の質 」 や 「組 織 の質 」等 も含 ま れ る よ うに改 定 され 、 どの よ うな 業種 ・組 織 に も対 応 で き る よ うに な っ た。 営 業 上 の 必要 性 以 外 に組 織 内 の 体 質 改 善 を 目的 と した認 証 取 得 が増 え 、 現在 で は 地 方 自治 体 、 学 校 、 医療 機 関 な ど、広 い 分 野 で 受 け 入 れ られ て い る。 鹿 児 島人 学 水 産 学 部 も国 立 人 学 の 学 部 と して 日本 で 初 めてISO9001の 認 証 を取 得 した 。

ISO9001に はPDCAサ イ クル(Plan,Do,Check,Act)の 要 素 が取 り入 れ られ 、 組 織 活 動 の軸 とな っ て い る。 これ に よっ て 品 質 マ ネ ジ メ ン トシ ステ ム が継 続 的 に改 善 す る こ と をね らい と して い る。ISO9001』 PDCAサ イ クル を効 果 的 に廻 す た め に136項 目の 要 求 事 項 を 示 して お り、認 証 を取 得 す る た め に は 、そ の 要 求 を定 めた ル ー ル 、 マ ニ ュア ル 化 、 記 録 を作 成 す る必 要 が あ る。 ISO9001取 得 に あ た っ て 時 間 的 、金 額 的 な デ メ リ ッ トが発 生す る 一 方 、管 理 シ ス テ ム の 明確 化 、顧 客満 足 度 の 向上 、社 員 の意 識 改革 、対 外 的 なPR効 果 等 の メ リ ッ トが あ る。 認 証 取 得 は ス ター トライ ンに 過ぎ ない 。 効 果 を得 る に は各 々 の組 織 に適 した シ ス テ ム を構 築 し、 組 織 全 体 で理 解 し、確 実 に 運 用 しな ければ な らない 。 内部 監 査 ISO9001取 得 後 、 そ の シ ス テ ム が組 織 と して適 切 に運 用 され て い る か 、 ま た ス ムー ズ に運 用 で き る よ うな ル ー ル 作 り ・マ ニ ュア ル 化 が で きて い るか 確 認 す る制 度 と して 内部 監 査 制 度(ISO9001要 求 事 項8.2.2項; 参 考)が あ る。ISO9001で は 、内部 監 査 員 とい う役 割 を持 っ た担 当者 を組 織 内 で任 命 し、一 年 に最 低一 回以 上 、 内部 監 査 を行 う必要 が あ る と され て い る。 内 部 監 査 員 は 、組 織 の 品質 マネ ジ メ ン トシ ス テ ム の 運 用 状 況 をチ ェ ッ クす る大 き な役 割 が あ る た め 、 責 任 あ る地位 あ る人 を任 命 す る と と もに 、社 内 講 習(又 は 外部 講 習)を 通 じて 、 内部 監 査 員 の 量 お よび 質 を 徐 々 に充 実 させ て い くこ とも 大事 で あ る。 ま た 、 監 査 プ ロセ ス の客 観 性 及 び 公 平 性 を確 保 す るた め 、"内 部 監 査 員 は 自 らの仕 事 は 監 査 しな い こ と"が 明 記 され て い る。

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内部 監 査 の 目的 は 、 品質 マ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム の 状 態 を把 握 して 、 シ ス テ ム の 改 善 を提 言 す る こ とで あ る。 これ は 、 た だ単 にル ール ・マ ニ ュ ア ル を 検 証 す る こ との み な らず 、む しろ構 築 した シ ス テ ム の 有 効 性 を検 証 す る こ と に意 味 が あ る。 で は、 実 際 に 内部 監 査 の 流 れ を後 述 す る。 まず は準 備 段 階 と して 、監 査 計 画 を 確 立 す る必 要 が あ る。 こ こで は 、効 率 的 に監 査 を進 め るた めの"チ ェ ック リス ト"の 作 成 が 重 要 と な る。 次 に、 監 査 の実 施 だ が 、事 前 に 作成 した"チ ェ ック リス ト"に 基 づ き行 い 、監 査 員 同 士 で 監 査 結 果 を検 証 した 後 、 被 監 査 側 に報 告 す る。 この 監 査 報 告 は 、 「監 査 報 告 書 」(又 は 、 「不 適 合 報 告 書 」 「是 正 処 置 要 求 書 」 等)と して 、 記 録 を残 さ な けれ ば な ら ない 。 最 後 に、監 査 後 で あ る が 、監 査 に よ り指 摘 され た 事項 の 是 正 処 置 を行 う。 この 時 、再 発 防止 が で き た ら、 後 々 「報 告 書 」 を監 査 員 に提 出す る。 そ の 後 、 監 査 員 が 「報 告 書 」 に あ る是 正 処 置 の有 効性 を検 証 し(フ ォ ロー ア ップ)、 経 営者 へ 内 部 監 査 の 結果 を報 告 す る(マ ネ ジ メ ン トレ ビュ ー)。 (考察) ISO9001の 基 木 理 念 は 、継 続 的 改 善 ・顧 客 満 足 の 向 上 で あ る。 顧 客 とは 、我 々 大 学 で言 え ば 、企 業 、地 域 住 民 、 学 生 等 に相 当す る。 そ の 中 で も、 第 一 に教 育 ・研 究 機 関 とい う役 割 を もつ大 学 と して は 、 学 生 を 相 手 とす る機 会 が 多 い 。ISO9001は 、 そ の学 生 へ よ り良 い教 育 を提 供 す る とい う 目的 を効 率 的 ・効 果 的 に 実 践 で き る道 具 の 一 つ で あ る よ うに思 う。 ISO9001を 運 用 す る上 で 重 要 とな る検 証 活 動 が 内部 監 査 で あ る。 これ は 、 た だ誰 か の ミスや 不 始 末 を暴 くた めだ け に実 施 す る も の で は な い。 あ くま で よ り良 い 組 織 作 りの た め に 改 善提 案 を あ げ る こ とが 最 終 的 な 目的 で あ る と理 解 して お く必 要 が あ るだ ろ う。 最 後 に今 回 の 研 修 を通 して 、ISO9001の 運 用 に は組 織 全 体 が 定 め たル ール の遵 守 、意 思 統 一 を心 が け る こ と、 目標 に 向か って 積 極 的 に取 り組 む こ とが 不 可 欠 で あ る と感 じた 。

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PDCAサ イ ク ル Act 見 直 し ・改 善 チ ェ ック した結 果 を受 け 、文 書 、製 品 、 仕 事 のや り方 な どを 見 直す Plan 業 務 の ル ー ル 化 マ ニ ュ アル 、手 順 書 、各 種 計 画 、 目標 な どを設 定 す る Chec】 検 証 活 動 ル ール 通 りに実 施 で き た か 、効 果 が あ る か 、 よ り良 い 方法 は な い か検 証 す る Do 運 用 Planで 設 定 した ル ー ル 通 りに 業 務 を実 行 す る 日本 工 業 規格 ISO9001(品 質 マ ネ ジ メ ン トシ ステ ム)要 求 事項 Qualitymanagementsystems-Requirements 8.2.2内 部 監 査 組 織 は、 品 質 マ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム の 次 の 事 項 が み た され て い る か否 か を 明確 にす るた め に 、 あ らか じ め定 め られ た 間 隔 で 内部 監 査 を実 施 す る こ と。 a)品 質 マ ネ ジ メ ン トシ ステ ムが 、個 別 製 品 の 実 現 の 計 画(7.1参 照)に 適 合 して い るか 、 こ の規 格 の要 求 事 項 に適 合 して い るか 、 及 び 組 織 が 決 めた 品 質 マ ネ ジ メ ン トシ ステ ム要 求 事 項 に適 合 して い るか 。 b)品 質 マ ネ ジ メ ン トシ ステ ムが 効 果 的 に実 施 され 、維 持 され て い るか 。 組 織 は 、監 査 の対 象 とな る プ ロセ ス 及 び領 域 の 状 態 と重 要 性 、並 び に これ ま で の 監 査結 果 を考 慮 して 、 監 査 プ ロ グ ラ ム を策 定す る こ と。 監 査 の 基 準 、 範 囲 、 頻 度 及 び 方 法 を規 定 す る こ と。 監 査 員 の 選 定 及 び 監 査 の実 施 にお い て は 、監 査 プ ロセ ス の 客観 性 及 び 公 平 性 を確 保 す る こ と。 監 査 員 は 自 らの仕 事 は 監 査 しな い こ と。 監 査 の計 画 及 び 実 施 、結果 の報 告 、記 録 の維 持(4.2.4参 照)に 関 す る責 任 、 並 び に 要 求 事項 を"文 書 化 され た 手 順"の 中で 規 定 す る こ と。 監 査 され た領 域 に責 任 を も つ 管理 者 は 、発 見 され た 不 適 合 及 び そ の原 因 を 除去 す るた め に 遅 滞 な く処 置 が と られ る こ とを確 実 にす る こ と。 フ ォ ロー ア ップ には 、 と られ た処 置 の検 証 及 び検 証 結 果 の 報 告 を含 め る こ と(8.5.2参 照)。

参照

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