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Academic year: 2021

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発刊によせて

著者

細見 和志

雑誌名

関西学院大学人権研究= Kwansei Gakuin

University journal of human rights studies

13

発行年

2009-03-31

(2)

発刊によせて

人権教育研究室長

細 見

和 志

関西学院大学における人権教育と研究に多大な貢献をしてこられた本学の名誉教授 小島達雄先 生が、昨年の7月10日にお亡くなりになりました。人権教育研究室にとっては、元室長の安保則夫先 生に続いて、もう一人のかけがえのない功労者を失うことになり、残念でなりません。小島先生は、 関西学院大学の「同和教育研究プロジェクトチーム」発足時から中心的メンバーとして活動され、 後に現在の「人権教育研究室」に改組されてからも、研究員のひとりとして引き続き活躍されてき ました。小島先生の人権教育に関わる業績やそのお人柄については、盟友ともいうべき名誉教授の 領家穰先生が、追悼文〈小島達雄教授とわたし〉を寄稿してくださいましたので、ご覧ください。 私は、関西学院大学経済学部2年生の時、小島先生のクラスでフランス語講読の指導を受けました。 フランス語の文章を正確に読むことを、徹底して鍛えられた記憶があります。黒い革のトレンチコー トを羽織り、長い髪を風になびかせながら、キャンパスを颯爽と歩く姿が印象的でした。定年退 職をされてからも、「人権教育研究室」の研究会には必ず出席され、議論に加わっておられました。 関西学院大学の人権教育と研究に対する小島先生の大きな功績に心から感謝申し上げるとともに、 ご冥福をお祈り申し上げます。 さて本号には、論文三篇、実践報告、追悼文、動向を収めています。特にグローバルな地平での 人権促進活動、差別問題の構造への考察、歴史研究を扱った3篇の論文からは、人権研究の射程の広 さが伺えます。 また、関西学院大学では、2009年度から人権教育科目を従来の「総合コース」から全学科目とし て提供することになりました。大学教育の柱の一つとして、人権教育科目の充実に向けて努力して いきたいと思っておりますので、人権教育研究室の今後の展開に期待していただきますよう、お願 い申しあげます。

参照

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