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特集「組込みシステム工学」の編集にあたって

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Academic year: 2021

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(1)Vol. 48. No. 9. Sep. 2007. 情報処理学会論文誌. 特集「組込みシステム工学」の編集にあたって 高. 田. 広. 章†. 沢. 田. 篤. 史††. で査読を行った.その結果,最終的に 6 編の論文を採. 組込みシステムは,産業機械,通信端末,家電製品, 自動車,娯楽製品など,多種多様な製品として人間社. 録することとなった.採択率は 35.3%となり,当初の. 会を支える重要な構成要素となっており,今や我々は. 予想(40%)を若干下回る結果となった.. 日夜組込みシステムに囲まれて生活を営んでいると. 当初の編集方針は,組込みシステムに関する工学的. いっても過言ではない.社会基盤の IT 化,ユビキタ. 技術について,幅広い領域の論文を産業界,学術界か. ス化の進行にともない,組込みシステムには高い信頼. ら広く掲載する予定であった.これに対し,採録され. 性を保ちながら,ますます多くの機能や利便性が求め. た論文の分野については,組込みシステムに関するソ. られているといえる.. フトウェア技術からプラットフォーム技術,基礎的技. このような組込みシステムの開発には,ソフトウェ. 術からシステム開発事例までを網羅しており,当初の. アからハードウェア,基礎から応用といった,多次元. 狙いどおりに構成できたと考えている.一方,採録論. で幅広い技術のほかに,経済性,市場性といった社会. 文(第 1 著者)の所属を見ると,5 編が大学,1 編が企. 的側面など,様々な領域からのアプローチが求められ. 業という状況で産業界からの成果が少ない結果となっ. る.幅広い領域での活動を連携させ,組込みシステム. た.産業界からの投稿を促進し産学連携を推進するこ. 工学を確立し,さらにいっそうの高度化を図ることは,. とは,今後企画を予定している特集においても大きな. 開発現場に則した問題の解決だけではなく,競争力強. 課題となろう.. 化のためにも重要な課題である.一方,組込みシステ. 最後に,本特集に対して優れた論文を投稿していた. ムに関する研究に目を向けると,海外においては各種. だいた著者の方々,また,ご多忙の中,短期間での査. 国際学会やシンポジウムの活況に見られるように,研. 読にもかかわらず的確かつ建設的な査読にご協力いた. 究活動が急速に活発化しており,様々な成果が報告さ. だいた査読者の方々に感謝の意を表したい.また,本. れている.わが国においては,本学会の組込みシステ. 特集をゲストエディタ制により企画する機会を与えて. ム(EMB)研究会が主催する組込みシステムシンポ. いただいた論文集編集委員会,ならびに多くの作業に. ジウムなどを通じて徐々に活動が活発となりつつある. ご協力いただいた学会事務局に感謝する.. が,海外の状況に対して多少の立ち後れ感は拭えない. 大学や企業,各種研究機関で行われているこの分野の. 「組込みシステム工学」特集編集委員会. 研究を,さらに強力に推進する必要があろう.. • 編集長 高田 広章(名古屋大). このような背景のもと,本特集は,組込みシステム を対象とした工学的なアプローチに関する研究や実践. • 編集委員(五十音順) 青木利晃(北陸先端科学技術大学院大) ,鯵坂恒夫. の成果を広く掘り起こすことで,本分野の研究を推進 し,また発展に寄与することを目的に,EMB 研究会. (和歌山大),荒川文男(日立製作所),石原 亨. 主導のゲストエディタ制度により企画された. 論文募集では,組込みシステムシンポジウム 2006. (九州大) ,追川修一(筑波大),岸 知二(北陸先. の発表論文を中心に,関連する研究会やシンポジウム. 端科学技術大学院大),沢田篤史(南山大),高山. における発表論文,また,新規の論文を一般から広く. 浩一郎(富士通研究所),冨山宏之(名古屋大),. 募集した.結果として,合計 17 編の論文が投稿され. 中島 震(国立情報学研究所),平山雅之(東芝/. た.これらの投稿論文を 12 名からなる特集号編集委. 情報処理推進機構). 員会により,通常の論文査読と同じメタレビュア方式 † 名古屋大学 Nagoya University †† 南山大学 Nanzan University. 2893.

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