• 検索結果がありません。

≪思い出≫ : 「図書館員になるには」を発行して

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "≪思い出≫ : 「図書館員になるには」を発行して"

Copied!
3
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

﹁ 図 書 館 員 に な る に は ﹂ を 発 行 し た の は 昭 和 57 年 、 今 年 で ち ょ う ど 20 年 に な り ま す 。 最 近 、 図 書 館 学 会 の 人 た ち か ら 当 時 の ﹁ 図 書 館 員 に な る に は ﹂ に つ い て の 執 筆 の 思 い 出 や 、 苦 労 話 を 講 演 な い し 研 . 究 会 で 話 し て ほ し い と い う 要 望 も あ り 、 ま た 、 わ た し も 何 か 記 録 し て お か な け れ ば と い う 矢 先 、 こ れ を 機 会 に ﹁ 図 書 館 員 に な る に は ﹂ に つ い て 執 筆 の 動 機 や 反 響 な ど 、 思 い 出 を つ づ る こ と に し ま し た 。

本 書 の は し が き に も 書 き ま し た よ う に 、 私 は 昭 和 46 年 4 月 、 二 つ の 大 学 図 書 館 現 場 を 経 て 旗 の 台 の 、 立 正 学 園 図 書 館 、 の ち に 文 教 大 学 女 子 短 期 大 学 図 書 館 に 勤 務 し な が ら 、 非 常 勤 と し て 短 大 の 図 書 館 学 課 程 で 整 理 技 術 の 科 目 を 担 当 し て い ま し た 。 の ち 、 石 黒 宗 吉 教 授 (元 国 立 国 会 図 書 館 司 書 監 ) 退 職 後 、 専 任 講 師 に な り 、 他 大 学 へ の 講 師 出 講 な ど し 、 短 大 の 学 生 や 受 講 生 な ど に 授 業 を し て い ま し た 。 そ の 間 、 学 生 、 受 講 生 か ら し ば し ば 、 図 書 館 学 の 勉 強 方 法 や 就 職 に 関 す る 問 題 な ど に つ い て 質 問 を 受 け て い ま し た が 、 そ の 後 何 か ガ イ ド ブ ッ ク か 参 考 書 で も 作 成 し て 見 よ う と 思 い 、 一 年 ぐ ら い か か り 、 資 料 収 集 や 図 書 の 構 成 を 検 討 し ま し た 。 当 時 、 私 は 私 立 短 期 大 学 図 書 館 協 議 会 理 事 の ﹁ 広 報 担 当 ﹂ を し て お り 、 印 刷 関 係 に も 知 己 が あ り 、 新 日 本 印 刷 が 引 き 受 け て く れ ま し た 。 ま た も り ・ き よ し 先 生 (当 時 私 立 短 期 大 学 図 書 館 協 議 会 会 長 ) が 以 前 国 会 図 書 館 に 在 職 し て い た 関 係 か ら 、 や は り 新 日 本 印 刷 と 関 係 が あ っ て 、 そ れ ら の 縁 で 出 版 資 金 は 菅 原 と 新 日 本 印 翩 と 共 同 で 持 と う と い う こ と に な り ま し た 。 と こ ろ で 発 行 所 に つ い て は 、 共 立 女 子 大 学 で の 理 事 会 の 席 上 、 私 立 短 期 大 学 図 書 館 協 議 会 で の 出 版 に し た い の で 名 前 を か し て ほ し い と お 願 い し 、 そ の 場 で 私 の 原 稿 を 回 覧 し 了 解 を 得 ま し た 。 発 行 は 昭 和 57 年 5 月 1 日 ﹁ 私 の 誕 生 日 ﹂ に し ま し た 。 編 集 で 苦 労 し た こ と は 、 ま ず 、 第 一 に タ イ ト ル を ど う 付 け る か と 一36一

(2)

い う こ と で し た 。 通 常 は ﹁ 司 書 に な る に は ﹂ で す 。 当 時 一 般 人 は 司 書 と は な に か を 認 知 し て お ら ず 、 ﹁ 図 書 館 職 員 に な る に は ﹂ で は パ ッ ト し ま せ ん 。 最 近 は ﹁ 図 書 館 司 書 ﹂ が 一 般 的 で あ り 、 ﹁ 図 書 館 法 ﹂ で は ﹁ 図 書 館 専 門 職 員 を ﹁ 司 書 ﹂ と 称 す る ﹂ と あ り ま す 。 最 終 的 に は 私 立 短 期 大 学 図 書 館 協 議 会 事 務 局 担 当 の 渡 辺 敏 一 氏 の 意 見 、 ア ド バ イ ス で ﹁ 図 書 館 員 に な る に は ﹂ に 決 定 し ま し た 。 カ リ キ ュ ラ ム は 昭 和 43 年 図 書 館 法 施 行 規 則 の 改 定 を 準 拠 に 記 述 し て い ま す が 、 現 在 で は 平 成 8 年 8 月 、 図 書 館 法 施 行 規 則 の 改 定 で 講 習 科 目 も 変 わ り 修 得 単 位 も 増 え ま し た ( 20 単 位 ) 。 発 行 部 数 は 初 版 2 0 0 0 部 、 改 訂 版 3 0 0 0 部 で し た 。 出 版 の P R 活 動 で は 私 立 短 期 大 学 図 書 館 協 議 会 事 務 局 の 渡 辺 敏 一 氏 に 大 変 お 世 話 に な り ま し た 。 新 刊 情 報 と し て ﹁ ち ら し ﹂ に は 本 協 議 会 会 長 も り き よ し 氏 、 國 學 院 大 學 栃 木 短 期 大 学 教 授 (元 国 立 国 会 図 書 館 司 書 監 ) の 弥 吉 光 長 先 生 、 慶 應 義 塾 大 学 名 誉 教 授 中 村 初 雄 先 生 、 東 京 学 共 大 学 名 誉 教 授 北 島 武 彦 先 生 か ら 推 薦 文 を い た だ き ま し た 。 お か げ で 隠 れ た ベ ス ト セ ラ ー と な り 、 い さ さ か 図 書 館 界 に 刺 激 を 与 え ま し た 。 発 行 当 初 か ら 入 手 方 法 な ど の 問 い 合 わ せ が 発 売 の 新 日 本 印 刷 や 、 発 行 の 事 務 局 (当 時 東 京 女 子 大 学 短 期 大 学 図 書 館 ) に あ り 、 大 変 な 迷 惑 を お か け し ま し た 。 こ こ で お 礼 申 し あ げ た い と 思 い ま す 。 い ま だ に 本 書 の 問 い 合 わ せ や 再 版 の 要 望 も あ り ま す が 、 現 在 は 絶 版 に し て お り ま す 。 時 折 、 利 用 者 か ら 当 時 入 手 困 難 の 思 い 出 も 電 話 や メ ー ル で い た だ い て お り ま す 。 こ の ガ イ ド ブ ッ ク が 学 生 、 受 講 生 、 図 書 館 界 に 多 少 な り と も 刺 激 を 与 え た と 、 私 は 、 今 で も 自 負 し て い ま す 。 学 生 等 が 本 書 を 入 手 し た い 理 由 は 、 試 験 問 題 集 で 過 去 ど ん な 問 題 が 出 題 さ れ た か 見 た い 、 ま た そ れ に つ い て 勉 強 し た い か ら で 、 そ の よ う な 要 望 が よ せ ら れ て い ま す 。 現 在 で も 司 書 採 用 試 験 の も っ と も 最 近 の 試 験 問 題 例 は 公 表 し て い な い の が 実 情 で す 。 二 番 目 に 苦 労 し た こ と は 試 験 問 題 例 の 収 集 で す 。 ま ず 故 石 黒 宗 吉 先 生 の 資 料 収 集 を 基 に 、 受 験 生 か ら 出 題 の 聞 き 取 り や 、 人 事 院 月 報 に 一 部 ﹁ 国 家 公 務 員 試 験 -図 書 館 学 ﹂ が 紹 介 さ れ て い た の で 、 そ れ を 収 録 し ま し た 。 人 事 院 へ 掲 載 承 諾 を 得 て そ の 後 、 塩 見 昇 著 / ﹁ 図 書 館 員 へ の 招 待 ﹂ の 巻 末 に 試 験 問 題 例 が 紹 介 さ れ ま し た 。 ま た ﹁採 用 試 験 問 題 あ れ こ れ / 有 倉 久 雄 ﹂ ( 図 書 館 雑 誌 V 88 ・ 7 ) に は 採 用 試 験 、 最 近 の 傾 向 と そ の 対 策 V 88 ・ 12 が 掲 載 さ れ て い ま し た 。 イ ン タ ー ネ ッ ト で も 一 定 期 間 を 過 ぎ た 過 去 の 試 験 問 題 を 公 表 し て お り ま す の で 見 て く だ さ い 。

図 書 館 職 員 の 求 人 ・ 求 職 情 報 は ﹁ 図 書 館 雑 誌 ﹂ に 毎 月 巻 末 の ﹁ こ く ば ん ﹂ に 求 人 ・ 求 職 情 報 が 掲 載 さ れ て い る の で 注 意 し て 見 る 必 要 が あ り ま す 。 イ ン タ ー ネ ッ ト で は 日 本 図 書 館 協 会 ﹁ 図 書 館 職 員 採 用 試 験 情 報 ﹂ 図 書 館 員 に な る に は 旧 改 訂 版 ・ ≦ 国 閑 版 、 図 書 館 就 職 相 談 室 総 合 リ ン ク 集 ・ 6 即 O " 求 人 。 他 に 雑 誌 で ﹁ 図 書 館 雑 誌 ﹂ の ﹁ 図 書 館 就 職 大 作 戦 ﹂ ば 1 9 9 4 ・ 1 月 か ら 、 ま た ﹁ 図 書 館 雑 誌 ﹂ の ﹁図 書 館 就 職 大 作 戦 1 9 9 8 ・ 4 月 か ら ﹂ に は 就 職 体 験 談 な ど の 記 事 も 掲 載 さ れ て い る の で 参 考 に な り ま す 。 図 書 館 へ の 就 職 は 現 在 厳 し い も の が あ り ま す 。 定 員 削 減 や ボ ラ ン テ ィ ァ の 導 入 な ど で な か な か 難 し い で す 。 毎 年 有 資 格 者 が 大 学 、 講 習 か ら 約 1 万 名 も 出 て お り 、 就 職 率 は 全 体 の 10 % 以 下 の 覡 状 で 、 ま さ に 需 要 と 供 給 の ア ン バ ラ ン ス が 生 じ て い る 状 態 で す 。 一37一 '

(3)

私 が ﹁図 書 館 員 に な る に は ﹂ を 出 版 し て 以 来 、 学 生 ・ 受 講 生 、 司 書 を 志 す 人 々 、 図 書 館 学 担 当 者 か ら 本 書 を 活 用 し 参 考 に な っ た 、 お 陰 で 合 格 し た 、 と い う 手 紙 を 頂 き ま し た 。 故 岡 田 温 先 生 (元 国 立 国 会 図 書 館 司 書 監 ) は じ め 元 本 学 教 授 の 石 黒 宗 吉 先 生 な ど 数 多 く の お 礼 の 手 紙 や ハ ガ キ も 頂 き ま し た 。 執 筆 に 際 し て は 多 数 の 先 輩 諸 氏 の ア ド バ イ ス と 支 援 を い た だ き あ り が た い と 思 っ て い ま す 。 最 近 は さ ら に 私 の 不 足 分 を 補 う 類 書 も 多 数 発 行 さ れ て お り ま す 。 最 後 に 本 学 短 大 も 18 才 人 口 の 減 少 な ど 社 会 ・ 時 代 の 流 れ に 対 応 し 、 大 学 改 組 転 換 に よ り 、 平 成 15 年 度 を も っ て 、 短 大 3 科 す な わ ち 現 代 文 化 学 科 、 英 語 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 学 科 、 ラ イ フ デ ザ イ ン 学 科 を 無 く し 、 健 康 栄 養 学 科 -科 だ け を 残 す こ と に な り ま す 。 図 書 館 学 課 程 ﹁司 書 ・ 司 書 教 諭 ﹂ は 旗 の 台 校 舎 で 昭 和 47 年 度 よ り 開 講 し 、 所 属 は 文 芸 科 に 属 し 、 受 講 学 生 対 象 は 文 芸 科 、 英 語 英 文 科 の 学 生 が ﹁各 科 の 専 門 科 目 + 図 書 館 学 課 程 ﹂ の 科 目 を 履 修 し ま し た 。 そ の 後 、 校 舎 は 湘 南 に 移 転 し 、 受 講 学 科 は 従 来 の 文 芸 科 (現 代 文 化 学 科 に 改 称 ) 、 英 語 英 文 科 (英 語 コ ミ ニ ュ ー ケ シ ョ ン 学 科 に 改 称 ) 、 そ れ に 今 の ラ イ フ デ ザ イ ン 学 科 (旧 家 政 科 ) も 履 修 で き る よ う に な り 、 平 成 13 年 度 末 現 在 で 司 書 約 2 7 0 0 名 、 司 書 教 諭 3 0 0 名 の 有 資 格 者 を 出 し ま し た が 、 図 書 館 学 課 程 も 平 成 15 年 度 を も っ て 閉 講 す る こ と に な り ま し た 。 こ れ は 図 書 館 学 に 携 わ っ た 私 一 人 ば か り で は な く 、 さ び し さ を 感 じ ま す 。 中 に は 情 報 学 部 や 、 文 学 部 に 司 書 課 程 設 置 し て は と の 声 も あ り ま す が 、 い ず れ 将 来 、 学 生 や 大 学 が 必 要 性 を 感 じ 、 要 請 ・ 要 望 が 固 ま れ ば 実 現 す る 可 能 性 も あ り ま す 。 一38一

参照

関連したドキュメント

るところなりとはいへども不思議なることなるべし︒

最後に要望ですが、A 会員と B 会員は基本的にニーズが違うと思います。特に B 会 員は学童クラブと言われているところだと思うので、時間は

海外旅行事業につきましては、各国に発出していた感染症危険情報レベルの引き下げが行われ、日本における

IALA はさらに、 VDES の技術仕様書を G1139: The Technical Specification of VDES として 2017 年 12 月に発行した。なお、海洋政策研究所は IALA のメンバーとなっている。.

トリガーを 1%とする、デジタル・オプションの価格設定を算出している。具体的には、クー ポン 1.00%の固定利付債の価格 94 円 83.5 銭に合わせて、パー発行になるように、オプション

子どもたちは、全5回のプログラムで学習したこと を思い出しながら、 「昔の人は霧ヶ峰に何をしにきてい

・「中学生の職場体験学習」は、市内 2 中学 から 7 名の依頼があり、 図書館の仕事を理 解、体験し働くことの意義を習得して頂い た。

証書」 ・ 「卒業(修了)証明書」に該当するものがない場合は、出身学校が作成した 12 年の