EDI
をめ ぐる諸問題 の研究
The Study of EDI Problem
1
. ネ ッ トワーク社会 とED l
(1) ネ ・・Jトワーク社会 21世紀 にはい よい よ情報社会が訪れ ると期待 さ れてい る。 20世紀の後半か ら始 まった コンピュー タの発達 とデータ通信、画像通信を中心 とす る電 気通信技術の発展は、産業革命に よって築かれた 工業社会に決定的な変革を もた らそ うとしている。 それは、構造的変化 といえ る レベルの変革であ り、 ここ200年 にわた って作 り上げ られてきた産業構 造 とは異質の、新 らしい企業間の関係が構築 され ようとしているとい って も過言ではなかろ う。 新 らしい構造-の変革は、消費者の意識の変化 か ら始 った といえる。かつては、工業社会の進展 の中で、高品質で リーズナブルな価格で安定的に 供給 され る商品の うちか ら、 自分が納得す るもの を選択 し所有 ・使用す ることで満足 していた消費 者が、 自分 自身だけに用意 された商品を求め よう とす る意識 の芽生えがそれである。少 くとも、他 人の もの とどこか違 っていて自分の個性を主張で きるもの、 まだ多 くの他人が経験 していず話題の リーダーシ ップを とれ るものに大 きな関心が集 っ てい る。 この ように して商品の ライ フサイ クルは極端な までに短 く、次 々と新商品が生み出 され る多品種 時代が始 り、敏感な小売店は売残 りの危険を避け 常に話題の商品を提供す るために、商品在庫を店 頭陳列に限定す るいわゆ る無在庫経営を 目指 して いる。無在庫経営のためには、問屋や メーカーな どの仕入先 に対 して、多品種 ・少量 ・短納期の発 注を頻度多 くす ることが必要で、 コンピュータと 教 授 北 澤 博Hiroshi Kitazawa
電気通信回線 に よるネ ットワークを構築 して これ を実現 しようとしてい る。 一方、 メーカーは、市場での消費者の購買行動 を 日常的に把握 して需要の動 きを的確に分析 し、 精密な生産計画を作 った り、新製品開発を進めな い と、過剰在庫を持つ うえ市場で遅れを とること とな る。殊に従来の ように市場の動向について問 屋の報告を待 っていたのでは、他社の新製品発表 への対応な ど殆 んど間に合わない。 こ うして、 メ ーカーは主要小売店に直結す る情報通信 ネ ットワ ークを構築 し、小売段階の実販売時点 (POS) 情報を分析す るとともに、多頻度供給の要請に短 時間 で応 えるように体制を整えている。 川下か らのネ ットワーク構築、川上か らのネ ッ トワーク構築 の中間にあって、先進的問屋 では取 引先 メーカーと取引先小売店を包含す る独 自の情 報通信 ネ ットワークを構築す るところが 目立つ。 殊に、多品種化にそなえて取扱商品を フル ライ ン 化す るため、従来は全 く取引のなか った業 種や企 業集団 とのネ ットワーク構築を進めるところ もあ り、多品種化、無在庫化はあらゆる業種の ネ ット ワーク化を促進す る。 多品種 ・少量 ・短納期 ・多頻度取引は、当然に 情報量の大量化 と迅速処理がな くては成 し得ず、 コンピュータと電気通信の結合に よる情報通信ネ ットワークにその期待がかけ られ る。 この ようなニーズとシーズの両面か らネ ッ トワ ーク化 は益 々進展 し、 グローバル時代の今 日、そ れは当然に広 く海外に及んでい く。 このネ ットワーク時代の最大の阻害要因 となっ てい るものは、電子データ交換取引 (ED I) についての技術的基準が未確立であることと、電子 取引に よる契約の成立や有効性についての法令 ・ 条約や商慣習が未整備なことである。 (2) EDlのニーズ 電子データ交換取引を安全 ・迅速 ・的確に行 う ために、わが国を含む世界各国は、国内取引 ・国 際取引の両面にわた って、その標準 とな る規約を 確立すべ く各分野の知脳を集約 しつつある。
EDI(ElectronicDataInterchange)の定義は ま だ確立 されていないが、現在一般的には 「異なる 企業間で、商取引のためのデータを、広 く合意 さ れた標準的な規約で構造化 し、電気通信回線を介 して コソピューク(端末を含む)間で交換す るこ と」 と定義 され る。
E
DIは、企業系列や企業 グループ内の取引に限 らず、業界を超えて、異なる企業間を結んで、 商取 引データの自由な電子的交換の実現を 目指す もの である。 わが国で も、ネ ットワーク時代を迎えて、主要 な メーカーや問屋、あ るいは小売業者や輸送業者 などに よって取引先 とのネ ットワーク結合が進め られているが、そのネ ットワークの運営は特定の 企業のイニシャチブの もとに、その特定企業が定 めたルールに従 って行われ ることが多い。あ るい は、特定のVAN事業者 の幅広 い コソバ ージ ョソ 機能に依存 してい ることが多い。 有力な機械 メーカーの、立沢 な購買ネ ットワー クでは、原材料や部品の購買情報がオ ンライ ンネ ットワークに よって購買先に伝送 され、納品に当 って発注の際のデータに組み込 まれたバーコー ド シンボルが プ リン トアウ トされた特定の伝票を現 品に添付 させ るターンアラウン ド・システムが よ く見受け られ る。 この場合、その購買先がその メ ーカーに専属の ときは、その企業は注文元横桟 メ ーカーの指定す るコンピュータを備え、指示す る 規約に従 えは大 きな支障はない。 しか し、他に多 数の納入先を持つ部品業者 の場合には、各々の納 品先 との取引にそなえて別々の端末機を置 きこれ を別 々に運用 し、 しか も自社の情報処理のために 自社 コンピュータシステムにそのデータを再 イ ソ プ ットしなければな らな くな る。 後者の場合には、購買先 と注文元機械 メーカー とは、 コソピュークの椀種が異 ることが多 く、現 状 ではマルチベ ンダー間のデータ通信はそれほ ど 容易ではない。加えて購買先の企業が、多数の異 った納入先 と電子データ交換に よる取引を行 うた めには、そのデータの様式、 コー ド番号、データ 交換手順な どについて詳細な取決めを しなければ、 現実の電子取引を行 うことはできない。 比較的簡易な内容の電子データ交換は、優れた VAN事業者の コンバージ ョン機能 に依存 して、幅 広 く展開す ることが可能であるが、その場合で も 相手方企業 と個 々に、電子取引の基本契約を取決 め る必要があ り、 システムダウン時やエ ラー発生 時 の措置、運用時問などシステム運用上の取決め も結ぶ必要がある。 また、 VAN事業者の費用を どちらが負担す るか、 VAN事業者の責任を どの ように追及す るかな ども決めておかない と電子デ ータ交換に よる取引はで きない。 EDIは、 この ような諸条件を、できる限 り広い 範囲に適用が可能な もの として策定 し、 これを広 範 な合意の もとに規約化 してお き、取引の当事者 は単にこの標準規約を承認す るか、一部修正 して 承認す ることを合意す るだけで、広い範囲の取引 先 との電子データ交換取引を安全 ・確実に実現 し よ うとす るものである。 EDIは、何 よ りも電子データ交換取引について の個別取決めの標準化を 目指 してお り、その標準 化 も業界標準か ら業界横断標準-、 さらにグロー /ミル標準へ と拡大 して、あ らゆ る電子データ交換 取引のイ ンターオペ ラビ リテ ィ (相互運用性)の 確立を 目標 とす る。 個別取 り決め 一 業界標準 - 業界横断的標準 2社問端
(BP:ビジネスプロ トコル) 図1.EDlと標準ビジネスプロトコル(JIPDEC賀料より) (JIPDEC日本情報処理開発協会) - 112-(3) EDJと個別 システム
E
DIは、個 別企業や 個別企業集 団のネ ッ トワ ー ク ・ア ーキ テ クチ ャを否定す るものではない。個 別 システムには、 ネ ッ トワー クの持 つ特殊 な 目的 や コン ピュータの特性を活 か した高効率 な アーキ テ クチ ャが多 く、電子 デ ータ交換 において もその 長所 は否定 で きない。 EDIは、 これ らの個 別 システムの/1ウl/ダ 1 )-を超 えた取 引について の標 準化 を 目指 してい る。 もちろ ん、個別 システ ムがEDI規約 その ものを採 用 す る ことは、 それ が充分 に システ ム目的を達成 す るものであれ ば最 も望 ま しい こ とであ る。 そ う で ない場合で も、個 別 システ ムは、一義 にEDI規 約 に コソ/i- トで きるシステ ムであ るこ とが望 ま れ る。 伝送 され るデ ー タの フォ ー マ ッ トにつ いて考 え てみ よ う。一般 に個 別 システムでは、伝票 の各項 目(デ ー タエ レメン ト)は、決 った順序 で、決 っ た桁数 で作成 され、格別 なス トラクチ ャーを持た ない。 これ は、限 られた企業 間 のデ ータ交換 では 最 も効 率 の良い方法 であ る。 しか し、不特定 多数 企 業間 では、伝票 の様 式 も異 り、 デ ータエ レメン トの桁数 も一定 では ない。 EDIで は、例 えはデ ータエ レメン トに特定 の略 名 を与 えて伝送 デ ータの中 で個 々に これ を表示す るとともにその桁数 を宣 言 し、続 いてその桁 数 の デ ータを送 ることに よって可変長 の通 信 を行 な う。 個別 システムでのデ ータの各 デ ー タエ レメン ト を この よ うな標準 の形 に コンバ ー トした上 で相手 方 に伝送 し、受信者 は 自社 の個 別 システムに再 コ ソ/i- トして これを受 け る。 EDIは、VAN事 業 者 を排 除 す る もので もない。 VAN事業者 は、 数限 りない コンバ ージ ョンテー ブル を保持 して コソピュー ク リソースを多用す る 割 には、付加価値が低 く料金収入 に稗益す ること の少 い コンバ ージ ョン作業か ら解放 され、 よ り付 加価 値の高い業務を拡張す るこ とが可能 とな る。 EDIが よ り拡 まれは、企業取 引 の電子化 が進展 し、 個別 システ ムは よ り多 くの取 引先 と電子デ ータ交 換取 引を行 うために、 VAN事業者 を集配信 セ ン ターに使 って、弾力的で全国規模、地球 規模 のネ ッ トワー クを実現す るな ど、む しろVAN事業者 の 利用 は高 まる もの と予 想 され る。 EDIに よって、中小 規模 の企 業 に も、大企業 と 同等 に広範 な相手方 との問で、企業規模 に束縛 さ れ な いネ ットワーク構築 の可能 性が もた らされ る。 従来 で も、 国内vAN、 国際VANの利用 で、 その 可能 性は高 くな って きてい るが 、すべて の相手先 ご とにデ ータを全面的 に コンバ ージ ョンす る とす れば、それを準備す るだけで もコス ト的 に余 りに も高負担 で、現実 には で きなか った。2. ED
tの規約 (1) E⊂‖ 規約の構成 EDlは、異 った情報 システ ム問 の等価的相互接 続を行 うため に、共通 ない くつか の規約 を必要 と す る。 図2 EDlのイメージ (JIPDEC資料より)その規約 の うち、最 も下位の第1レベルを構成 す るのが情報伝達規約 で、一般に通信 プ ロ トコル と呼ばれ る。次の第2レベルを構成す るものを情 報表現規約 といい、一般 にビジネスプロトコル (狭 義) と呼ばれ る。第1レベル、第2レベルの規約 は、技術的 な取決めが 中心で、規格 と呼ぶにふ さ わ しい ものであ る。 第3レベルの規約 は、相互に システ ムを運用す るための もので、業務運用規約ない しシステ ム運 用規約 と呼ばれ る。第4レベルの規約は、オ ソラ イ ン取引をす るため の基本契約であ り、取引基本 規約 と呼ばれ る。 これ らの4レベル の規約を総称 してEDI規約な い しEDIビジネスプ ロ トコル (広義) と呼 んでい る。 個別のネ ットワー ク構築では、 これ らの規約に 相当す るものは、個 別 に契約 され るが、 EDIでは 例 えは 〝EDIFACT に よる 〝とい うよ うに規約名 で表示すれば、技術 的 お よび法律的 な条件が一義 で表現 され、直 ちに電子 データ交換取引を始め る ことがで きる。 プレゼンテ-ショ セ ッシ ョン層 トラソスポー ネ ットワーク データ リンク (2)第1レベ ル規約 (情報伝達規約 ) 第1レベルは、情報 ・通信 システ ムに関す る規 約であ り、既にISOに よってOSI(Open Systems lnterconnection)として規格化 されてい るもので、 FTAM(FileTransfer,AccessandManagement)
フ ァイル転送規格な どを実装 した製品が使われ る こととな る。 わが国では、永 い間にわた って 日本チ ェー ンス トア協会が開発 したJ手順、全国銀行協会連合会 が開発 した全銀手順、電電公社の開発 したDRESS 手順 な どの一部が、第1レベルに相当す る標準通 信 プ ロ トコル として利用 されて きたが、OSIの確 立 とともにOSIに準拠 した規約- と順次移行す る もの と考 え られ る。 osIは、通信回線や中継局な ど物理的媒体の上 に、物理層 を最下層 として応用層 (アプ リケーシ ョン ・レイヤ) まで7層 で構築 され てお り、その 各層か ら必要 なサ ブセ ットを切 り出 して実際の通 信を実現す る。EDI規約の第1レベル もOSIのサ ブセ ット群 の1つのア ウ トプ ットが中心 で
、E
DI はその上 に構築 された構造であ る。 中継 開放型 開放型シス テ ム 開放型 システム プロトコル システム●
I ((((エ ソ(用途情報会話通信 】ソ層 一一一一 ト屑 一一一 -層 一一一一→ -一_._ゝ ′l一一一 、 僻 一一一一一一一一十 ((隣接電気 i \.\-一一一一一ノ l l'L --- ノ ノ i osⅠのための物理媒体 ●応用 プ ロ 向 き通信機能) 表現形式) 制御) ドーエ ン ド間 データ転送) 網 内/間の中継) 問データ転送) ・物理条件) -ヒス ヨ:/ 図3 0Slの7屑構成 (「
O
SI」田畑孝- :日本規格協会) (3)第2レベ ル (情報表現規約 ) 第2レベルは狭義 の ビジネスプ ロ トコル と呼ば れ る よ うに、帳票上 の データを電子 デ ータに置換 す るための規約で、 ①標準 メ ッセージ ② シンタ ックス ・ル ール (9データエ レメン ト ・ディ レク トリィ ④共通 デ ータコー ド の4要素で構成 され る。 標準 メ ッセージは、各帳票様式に 当るもので、 それぞれ相当す る帳票 ごとに作 られ る文例であ り、 文書の作成方法 を示 した ガイ ドブ ックの機能を果す。 シンタ ックス ・ル ールは、 テキス トレベルの メ ッセ ージ電文 の構文構成を規定す る文法であ る。 その特徴は、従 来 の、伝票様式をそのまま メ ッセ ージ表現 とす る固定長の表現形式に替 えて、構造 的構文 を採用 し、 データエ レメン ト単位の可変長 を可能 とした ことであ る。TDCCコーディ ング方 式 と呼ばれ るこの方式の採用 で、 メ ッセージフ ォ (1) 注 文 ーマ ッ トが柔軟 とな り、事情を異にす る立場にあ る企業 間の電子 データ交換を容易に した。 デ ータエ レメン ト ・ディ レク トリィは、いろい ろの標準 メ ッセージで使われ るデータエ レメン ト の一覧表であ り、デ ータエ レメン トごとにその意 味 と文字構成 、最長桁数、小数点 の位置 な どを定 めた辞典に相 当す る。 メ ・yセー ジ ・7ォー マ Iyト一覧表 メ ッ セ
ー
ジ
フォ-マット
N
o_ 項 目No. 項 目 名 必 キー 項 目 内 容 属性(繰 返桁数)数 001 デ ー タ 処 理¶O
.
●
受信者側でのデータの処理順序を表す番号○受信者側で処理の順序を哩 9(5) 鯨できれは 払ずLも連番である必要はな く、採番方掛 ま発注者の任意とするd 002 情 報 区 分●
◎ 情報 の種類 を表 す コ- ドO (内示注文、確定注文等) Ⅹ(4) 003 作 成 日 付 データ作成年 月 日を表す ○ 9(6) 004 発 注 者 コ ー ド●
●☆ ◎ 注文書 を発 行 した企業 ((6桁) を示す コー ドで統一企業 コー ドに よ り表す○6桁) お よびその工場 .事業場 .事業部門 X(125 005 注 文 先●
◎ 事務処理上、各取引先 をユニー クに表す為 に採番 された コー ド.敬引先指定 (6桁) と詳細指定 (6桁.拠点毎の指定 な ど) とで構成 X(12) し、統一企業 コー ドに よ り表す . 006 発 注 部 門 コー ド 原価の責任部門 あ るいは納 入部門 を示 す発注者社内部門番号 コー ド○Ⅹ(8) 007 注 文 番 号 ● ☆ 発注者側が注文書 に付けている管理番号.一意性 を持たせ る。 X的 008 製 造 番 号 発注者 の社内原価管理等に結 び付 く社内製造管理番号。 Ⅹ(1功 009 訂 正 コ ー ド●
◎ 情 報の新規 .変更 .取消 を示す コー ドo Ⅹ(1) 010 コ ッ ク 区 分 ㊨ コック品であるこ とを示す コ- ド○ Ⅹ(1)ー 011 注 文 年 月 日●
注文書 を発行 した 日付○ 9(6) 012 単 位 ◎ 数量 を表す基準 を示す コー ド○ Ⅹ(3) 013 単 価●
注文時 の製品一単位あた りの値段. 900)Ⅴ(3) 014 単 価 区 分 ◎ 単価 の確定 .変更 .未定 を表す コー ド○ Ⅹ(1) 015 注 文 数●
取引先に対す る発注数量 を示す o 9(9)Ⅴ(3) 016 注 文 金 額●
単価 ×注文数 .注文合価○ 034 納 入 No. 納入データとの弄応 チェック用 o Ⅹ(8) ×31 055 自 由 使 用 欄共
通項 日か ら外れた各社独 自の情報 を入力す るフ リー ス ペ ースo Ⅹ(loo) 056 備 考参
考
情
報 を入力す るフ リ-スべ -スO X的 057 消 費 税 区 分◎税
抜
き
.
税込み を示す コー ド. Ⅹ(1) 058 リ ザ ー ブ将
来
の
拡
張
エ リア○ 059 課 税 区 分◎課
税
.
非課税 .免税 .課税対象外 を示す コー ド○ Ⅹ(1) 060 消 費 税 額当
費税額該
注文品 につ き、消費 税法で定め られた基準に よ り算定 された消○ 9¢0) 桁数合計 1,228 (荏) ・年 月 日は全 て西暦 とす る(YYMMDD).年 は西暦 の下 2桁。 、必 ′欄 の● 印は必須項 目で、データ作成時に省略す るこ とがで きない。 ◆ キー '欄の☆印はキー項 目で、☆印 を付 した項 目の組合せに よ り個 々取引が特定 され る。 、cD′欄の◎ 印は、ErAJ共通 コー ドを示 す。 ・属性 (桁数)繰返数 の内容は、次の通 りとす る。 91・.・-その項 目は、数字だけか ら成 るこ とを示すo X-・-・その項 目は.数字、英字、又は特殊文字 な どか ら成 ることを示すo ()--カ ッコ内の数字は、その項 目の最大 の桁数 を示す。 Ⅴ・-・・・数字項 目の、仮想の小数点 の位置 を示す 。 Ⅹ31・・-・その項 目が、最大31回繰 り返す事 を示す。 ・数字項 目におけ る負数は、取 り扱まっない もの とす るO 図4. メ.I/セージフォーマ・yト一覧表の一例(EIAJ資料より)デ ータコー ド表 は、情報名、国名、地域名、港 湾 ・空港名、企業名、商品名、単位名な ど、電子 データ交換取引において、共通 の コー ド番号で表 示 した方が便利 な ものの一覧表 で、 日付、時刻 な どの表示方法 もこれに含 まれ る。 前文 お よび下 に示す のは、 日本電子機械工業会 (EIAJ)が、業界EDIの開発に際 して定 めた もので・ 標準 メ ッセージフ ォーマ ッ トにデータエ レメソ ト ・デ ィレク トリィの説 明を加 えた もの と、共通 コ ー ド表 の一部であ る。 (図 4,図 5) 共通項 日の うち、EDI推進 セ ンターで共通 コー ド化 した もの。 共通 コー ド化項 目一覧表 項 目Na 項 目 名 最大長 共 通 コ ー ド の 意 味 002 情 報 区 分 4 「5 ,1 情報区分 コー ド」参照 (省略) 004 発 注 者 コ ー ド 12 「5 ,3 統一企業 コー ド」参照 (省略) 005 注 文 先 12 ′′ 009 訂 正 コ ー ド 1 2-変更1-新規 3-取消 010 コ ッ ク 区 分 1 1-通常品2- コ ック品 012 単 一位 3 「EIAJ単位 コー ド」参照 (省略) 014 単 価 区 .分 1 2-変更1-確定 ・3-単価未定 017 支 給 区 分 1 2.3-1-支給 な し..有無償償 4-混在 020 仕 様 書 有 無 1 1-仕様書 な し2-仕様書有 027 直 納 区 分 1 1-通常晶2-直納品 (納入指定場所有) 030 納入指示有無サイ ン 1 2.1-納入指示 な し-納入指示有 043 確 認 マ ー ク 1 1.-希望通り 2-希望通 りでない 044 分 納 サ イ ン 1 2-分納有1-分納な し 3-完納 057 消 費 税 区 分 1 2-税抜 き1-税込み 059 課 税 区 分 1 2-非課税取引1-課税取引3-.免税取引 4-経過措置取引 図 5 共通コー ド一覧表 (例) (EIAJ貿料よI)) 次頁 お よび次 々頁 に示す図は、ISOで定めた貿 易関係EDIであ るUN/EDIFACTの シ ン タ ックス ル ール と、同ル ールを試用 して 〝三乗電気蒲田製
- 11
6-作所 〝の注文書電文を試作 したモデルであ る。 EDIFACTで は カナ文 字 は認 め られていないが、
設 定 接 続 終 了 交 換 交 換 交 換 機 能 グループのみ 又はメッセージのみ メッセージ メッセージ メッセージ フ 一 夕 セ グ メ ン ト セグメソトア ー ク アセ グ メ ソ トー ク 単一データェレメソト 複合データエレメント
構
成データエレ
メン ト 構成データ エ レメン トUNA,UNB,UNZ
,
UNG
,
UNE,UNH
及びUNT
はサ
ー ビスセ グ メン トであ る。 この国では、水準 Aの分 離符号/終了符号が使用 さ れているo('+ :) 1接続 は 1つ以上 の デ -タ交換 を含む。 接 続 のため の設定、維 持 お よび終 了等 に関す る技術的 プ ロ トコル は本規格に は含 まない。 1つのデー タ交換 は次の ものを含 む。 rUNA、サ ービス ス トリング情報 (必要 に よ り)-UNB
、交換- ッダー ー椀能 グル ープまたは メ ッセ ージの ど ち らか一方 のみ-UNZ
、 交換 トレー ラ 1つ の践 能 グル ープは次の ものを含む。-UNG
、扱能 グル ープ- ッダー 一同- タイ プの メ ッセージーUNE
、機能 グル ープ トレー ラ 1つ の メ ッセ ージは次の ものを含 む。-UNH
、 メ ッセ ー ジ- ッダー ー デ ータセ グメン ト ーUNT、 メ ッセ ージ トレー ラ 1つ のセ グ メン トは次の ものを含む。 - 1つ のセ グ メソ トタグ -単 一デ ー タエ レメン ト、 または複合 デ ータエ レメン ト、 また はその両方 - セ グメン ト終 了符号 セ グ メン トタグは次 の ものを含む。 - 1つ のセ グ メン トコー ド及 び もし明 示 的指示 の場合、反復/ ネス H と値 単一 デー タエ レメン トは、 1つのデ ー タエ レメン ト値を持 つ。 複合 デー タエ レメン トは、 構成 デ ー タ エ レメン トを持つ。 構成 デ ータ- レメソ トは、単一 デ ー タ エ レメン ト値 を持 つ「
I
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O9
7
3
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(
EDI
FACT)
」規格書 よ りデ ー タ交換階層構造 図6 シンタックス .ルールの例 (JASTPRO資料より)(JASTPRO:日本貿易関係手続簡易化協会)〔電文 (メ ッセー ジ) 全体〕 UNB+UNOA:1+108420171:ZZ:108400+999999: zz+891110:2032+1110-001++++1'UNH+493+ ORDERS:2:2:JP'BGM+105:チ ュウモ ソシ ョ + 5761MFUG835+891110+00'cTA+PD+E9:ノダ + 078-652-2121:TE'DOC+999:シ ョウニ ソズ ++1' DOC+999:シケ ンセイセキシ ョ++1'DOC+999: トリア ツカイセ ツメイ シ ョ ++1'DTM+004+ 891110'DTM+069+891205'TRI+EEC:タ ンカ - シ ョウ ヒゼイ ヌキ'TDT十'LOC+10::シザ イ ソウコ(613)'UNS+D'LIN+1+4+JISC5141C 16EI.(Z)100:JIS+532QDOl:BP+40:610:コ+35.00 :cT:1:コ++21350'IMD+F十08++アル ミデソカイ コンデ1/サー:16VDC,100FLF,?+-20%:-イ ニ ップ ルDIO,H12.5,P5,MO.6:セイゾウメーカ ニッツ ウコウ:S761MF 001UG835AIO'IMD+F+13++ トクべ ツヒソシツヒョウジヲシテタダサイ'scc+1' QTY+44:300:コ'DTM+002+891205'QTY+44: 310:コ'DTM+002+891220'UNS+S'TMA+2135げ UNT+28+493'uNZ+1+1110-001' 〔電文 (メ ッセー ジ) の説 明 (一 部 のみ、後半 省略) 〕 UNB+UNOA :1+ 108420171:ZZ:108400+999999:ZZ+891110:2032+1110-001++++1'
二
‡
ア
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言
レ
ス
(MIND VAN) 送信者識別コード 修飾子 シンタックスバージョン番号 構成データエ レメン ト分離符号 文字セ ットの水準 摂関(UNO=UN/ECE) -タエレメント分群符号 管理手書妨ヨコー ド -ジ1)1)-ス番号 」メッセージバージ ョソ番号 -ジタイプ (注文書) 早 (注文書発行一連番号)∴
-=∴
I,
:-
-:I:
_
_
・_
受信者識別コー ド BGM +105:チ ュウモ ソシ ョ+5761MFUG835十891110+00 受信確認要求 セグメン ト終了符号 T MessageFunction,C。d。。 (新 規 )c
o°ed (注文書発行 日) (注文番号) 図7 可変長 メッセージの例(uN-EDIFACT.ECEスタンダー ド メッセージによるコーディング例) (EIAJ:JIPDEC'B料より) - 118-3. ED
lのおいたち
(1)7メリカ ANSJ X.12 ア メ リカでのEDIの歴史は、20年余を遡 ること が で きる。 ア メ リカでは1968年TAA(ア メリカ運輸協会) の提唱に よって運輸関係者 の連携を 目的にEDI開 発 の研究が始 り、TDCC (運輸データ調整委員会) に よって標準化が進め られた。TDCC方式は、ア メ リカ で は 現 在 で も運 輸 業 界 の ほ か 倉 庫業 界 (WINS)、食 品業界(UCS)などで活用 されている。 またTDCC方式を基準 として、 自動車業界 (AI AG)、化学業界(CDIX)、電機業界(ED支)などで 多 くの業界標準規約が開発 され、利用 されてい る。ア メ リカ規格協会(ANSI)は、TDCCやAIAGな どの協力の もとに1979年にASC X.12標準委員会 を設け、米国内のあ らゆ る業界や政府 で汎用的に 適用 できるビジネスプ ロ トコルの開発に取 り組み、 1983年 に最初の標準を発表 した。 ANSIX.12を基本 とした小売業界標準 (VICS) な ど多 くの標準 も開発 され てお り、現在 では約 8,000社がⅩ.12を活用 していると伝 えられ る。 ア メ リカでは、VAN事業者がTDCCとⅩ.12系 各サ ブセ ット問の コンバ ージ ョンを低廉 な価格で 提供 してい ることと、各企業が相互に広範 な得意 先 と自由な商取引を してい ることが相待 って、今 や大企業 で も中小企業で もEDIな しの 商 取引は考 え られ ない とさえいわれてい る。 (2)
ヨーロッパ
TDl ヨー ロ ッパは、古 くか ら貿易 の旺 んな国々が国 境 を接 しているだけに、EDIは貿易手続のペーパ ー レス化 を 目標 に、イギ リスの主導 で進め られた。 SITPRO (貿易手続簡易化機構 :イギ リス)は、 早 くか ら貿易文書の標準化、 ワンライテ ィング化 を主導 して きたが、1974年 に国連欧州経済委員会 (UN/ECE)の場で、貿易手続を中心にEDI標準 プ ロ トコルを開発すべ きことを提案 した。 この提案 に基 く熱心な討議の末、1984年 には シンタ ックス ル ールが発表 され、加 えてデータエ レメン ト・デ ィ レク トリィが刊行 されて、TDI(TradeDatah terchange)が ヨー ロッパ共通の基準 となった。 TDIに基づいて、 ヨー ロッパ自動車業界(ODE TTE)をは じめ化学業界 (CEFl)や運輸 ・フェリー 業界 な どが続 々とサ ブセ ットを発表 し、 フランス 小売業界 (ALLEGRO)な どを含 めて現在では約 2.000 の企業がTDIを実用 してい る。 (3) UN/EDIFACT1985年、UN/ECEの場で、 アメ リカのANSIX. 12とヨー ロ ッパのTDIを統合 して、世界共通のE DIル ールを確立 し、国際貿易を 確実 ・迅速 な電子 デ ー タ交換 に よってペ ーパー レスで実現 し、貿易 の 自由化 を促進 しようとい う発議が行われた。
その結果、1986年、ECEに UN /JEDI(Joint EDI)が設け られて この作業を担当 し、 1987年、 EDIFACT(EDIro√Administration,Commerce andTransportation)のシソタ ックスル ールを完 成、 同年碁 にわが国 も審議 に参加 して EDIFACT が国際標準IS0-9735 として承認 され、登録 され
た 。
UN/ECEのEDIFACTボー ドは、北米 ・西欧 ・東 欧を代表す るラポーターに よって進 め られてお り、 INVOICEをは じめ として約 60の標準 メ ッセ ー ジが 次 々 と開発 され て い る。 さらに、1990年度 には、 オセ アニアと極東 (日本 とシンガポール) を代 表 す るそれ ぞれ の ラポ ー ターが 参 加 して、 EDIFACTは名実 ともに全世界的な もの となる。
UN/ECEは、 1988年 4月にEDIFACT をUN/ EDIFACTと呼称を改める決議を行い、 標準化推 進 の意欲 を益 々高揚 している。
また、従来か ら貿易手続簡易化 のために作 られ て きた国連貿易 データエ レメン ト ・デ ィ レク トリ
イ(UNTDED:ISO7372)は EDIFACT に もそのま
ま使用 され ることとな った。 欧米諸 国では、一般に国内取 引 と国際取 引 との 問に、商慣 習において決定的な差異が な く、表現 もアル ファベ ットで用が足 りるだけに、 国際貿易 はい うまでもな く、国内取引について もEDIFACT の シ ンタ ックスルールを採用す る動 きが見 られ る。 国際貿易 に閑達 し、欧米や豪州 な どの関税当局 か らEDIFACTに準拠 した通関書頴のEDIに よる送 達を求め られ るよ うにな る日が近いのではないか と見 られ る。EDIFACTのA (行政) は . 輸出入 認承当局 と税関を意味 してお り、通関がEDIFACT 化 されれば、世界のすべての貿易関係業者 は これ
に対応せ ざるを得な くな る。 4.
わが国の
EDl (1) わが国の商取引流通ネ t.Jトワー クの特徴 わが 国では、主力 メーカーや問屋、あ るいは小 売店 に よる系列取引の伝統が強 く、殊 に メーカー においては、購買について も多 くの専属部品業者 を傘下 に納め、高度な技術指導 と人材や資金に よ る協力に よって高品質、低 コス トの生産を実現 し て きた。その ことの可否は論議 のあ るところであ るが、製造 において も、販売 において も垂直的系 列のネ ットワーク化が強力に展開 されて きた。 貿易 の面 で も、主要商社は国内において も海外 について も、強力な支店網 と現地法人網 を構築 し て きた。 これ らの商取 引ネ ットワー クは、昭和40年代後 半 よ り強力なオ ソライ ン情報 ネ ットワークに よっ て補強 されて きたが、その情報 ネ ットワークは ピ ラ ミッドの頂点に立つ企業 に よって主導 され、 コ ンピュータの機種について もビジネスプ ロ トコル について も主導企業の方針 に従 って定め られて き た ことは、冒頭 で述べ た ところであ る。 この ことが、わが国に広 く合意 された規約に よ るEI)Ⅰを青 くむ ことが少なか った大 きな原因 とい えるo こうした経営環境の 中にあって、 百貨店や スーパーマーケ ット、セル フサービス店を中心 とす る業界では、その仕入先が多数のメーカーや問屋に またが り、それ らの メーカーや問屋 も数多 くの量 販店 に商品を供給 していた ことか ら、 スーパーマ ーケ ット業界である日本チエー ソス トア協会(JCA) を中心に、昭和49年頃か ら統一仕入伝票 の制定を は じめ、 データ交換 フ ォーマ ット、標準伝送制御 手順(JCA手順、 のちのJ
手順) 、共通取引先 コ ー ド、統一商品 コー ド、標準商品 コー ド用バ ーコ ー ドシ ンボル、標準値札 フ ォーマ ットな ど多岐 に わ た る標準化が進め られ、業界E
DIが芽生 えて き た 。 J手順は、 EDIとしては第1レベル ・第2レベ ルqTLまたが り、固定長方式 の もので、新 らしい意 味 のEDIにはほ ど遠い ものであったが、百貨店業 界 、 レコー ド業界、酒類 ・食 品業 界、菓子業界な ど多 くの流通業界での、企業系列単位 のオ ソライ ン 取 引の構築 やそれ らの共 同ネ ッ トワー ク化 に重 要 な役割を果 して きた。 同様 なEDI的 ネ ットワー クは、全銀手順に よ っ て もい くつかの業界単位で実現 してお り、 また物 流業界では電電公社DRESS手順 に よって、 海貨 業者 ・船社 ・検量業者 ・検数業者 を結 んで輸 出関 連書類のデータ交換 と共通 デ ータベ ース化 を 目指 すSHIPNETSや、荷主 ・船社間 システムS.C.Net荷主 ・海貨業社間 システムS.F.Netの構築が進 んでい る。 (図 8) 1
1
;
銀 行:
L________-____I 図8 船積貨物関係3システムの相互関係(JIPDEC賀料よL)) - 120-このほか、鉄鋼高炉 メーカーと鉄鋼商社を結ぶ 鉄連 システムや、家電製品協会が主導す る家電 メ ーカー ・家電販売会社 ・量販店を結ぶ
E-VAN
な ど多 くの共同情報 ネ ットワークが稼働 している。 しか し、わが国の電子データ交換取引ネ ットワ ークには、企業系列単位の垂直的ネ ットワークは い うに及ばず業界共同型ネ ットワークについて も、 ア メリカのANS
IX.
1
2
や ヨーロッパのT
DIに見ら れ るよ うな、近代的E
DIプロ トコルを中心 に して、 業界 ごとの特徴を活か しなが らも相互に一義的に コンバ ージ ョンで きるような広範な標準化に欠け ている。 総合商社にして も、 自社特有の ビジネスプロ ト コルに よって余 りに も莫大な コンピューター ソフ トウエ アを構築 して しま った故 に、海外か らのEDI
FACT
対応の要請に対 して も現地支店や現地 法人に個別に対応 させているに とどま り、根本的 対応策 に踏み切 りかねている。 (2)El
AJ
の試み こうしたわが国のE
DI対応の実態の中にあ って、 日本電子機械工業会(
EI
AJ
)
では、本格的E上
)Ⅰの思 考に基づいて業界内各企業間のE
DIの実践に挑戦 してい る。EI
AJ
では、EDI
FACT
とはやや構成を異に して いるが同様の構文構成を持ち、可変長データを扱 え るシンタ ックスルールを開発 し、データエ レメ ン トディ レク トリィや標準データコー ドの設定 と 標準 メ ッセージ集を整えて、 ここ2年間にわた っ て主要な メンバー メーカー間での実験を行い、修 正を加 えて1
9
9
0
年度 よ り業界内での実施に踏み切 ることとなった。EI
AJ
の メソノミ一企業には、 コンピューターメ ーカーやLS
I
チ ップ メーカ ー、基盤 メーカーな ど多 くの業態があ り、大企業 も中小規模の企業 も 相互に販売者であるとともに購買者の立場に立つ 関係が多い。 どの企業 も系列取引を内包 しなが ら も系列外 とのクロス取引が多 く、業界内でのEDI
が相互 の メリットに繋が る環塙にある。EI
AJ
の試 みが成 功 し、わが 国に も本格的なE
Dl規格や規約が確立 され、それを中心に して業 界単位 のサ ブセ ッ トが開発 され ること、それがEDI
FACT
を始め、世界のED
Iとも一義的に コソバー トされ る時代が一 日も早 く訪れ ることを願 っ てや まない。 (3)
-ED
lをめ ぐる問題点 わが国か らも、1
9
9
0
年秋にはUN/
ECE
へ極東(日 本一シンガポール)を代表す るラポーターが派遣 され るが、欧米諸国 と商慣習や法体系を著 るしく 異 にす るわが 国の ラポー ターが、 国際舞 台で立 往 生 しない よ う、物心両面 での支援 が重要であ る。 グロー/1ル化が進む 自由世界においては、わ が国の特殊事情の主張は、倒底理解 され るもので はない し、わが国の商慣習を世界のそれに合 うよ うに改めない限 り、世界を相手の取引で活 き残 る ことはできない。E
DIの分野で、わが国の独 自の 方式を主張す るとすれば、新 しい貿易摩擦の火種 を播 くことは必定であ る。E
DIの広義の ビジネスプロ トコルそれ 自体につ いて も、第3レベルまではまだ技術的な問題 とし て解決できる分野が多いが、第4レベルの分野に は国内法や国際条約の再整備を必要 とす る問題 も 多い と予想 され る。 貿易関係手続書類の うち、船荷証券(B/L)
、 保険証券 (D/ P)、荷為替手形(DBE)について は有価証券性を持 っているので、E
DIにはな じみ 難い。 これ らをペーパー レス化す るには、貨物に 対す る権利を どう確保す るかが問題 とな る。 この うち、船荷証券については、有価証券性 一 流通 性を持たないSeaWaybillが使われ始めてお り、 航空貨物のAirWaybillと共にそのペーパ ー レス 化が期待 され る。その他の書頬について も物流の 高速化、情報伝送の即時化に伴 って新 しい対策が 講 じられ るもの と期待 され る。 その他、現行の貿易関係取引書類には、その権 限者 による直筆のサイ ンを必要 とす るもの も多い。 サイ ンの電子化について も多 くの研究が進め られ てい るが、その法的確立が望 まれ る。 おわ りにE
DIは世界の商取引の必然的帰結であ り、世界 とともに活 きる日本に とってはED1-の対応は緊 急の重要事項である。 しか し、EDI
F
ACT
をは じ めE
DI全般について、直接の当路者を除 いては まだ まだ認識が低い。 コソピュークメーカーやVAN事 業者、 ソ フ ト ウエ ア- ウスはい うに及ばず、貿易実務に当 る者 や国際法学者、商事法 の研究者、そ して企業経営 者は今 日の この問題の重要性を充分に認識 し、わ が国のEDIと世界の EDIの推進に総 力を結集すべ き時 であ る。 北 洋 博 IS