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1. 在宅ホスピスケアの普及に向けた取組み(第19回群馬緩和医療研究会<セッション3>)

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Academic year: 2021

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を 察した. 【アンケート内容】 DNR の指示の有無で 症例設定し, 看護師の気持ちや接し方の変化を VASで 評価した.中心 (0ポイント)を「いままでと変わりない」 とし, 中心から左側 (∼−5) を「消極的な変化」, 右側 (∼+5) を「積極的な変化」とした. 【結 果】 配布数 369 部で回収率 70%であった. 終末期がん患者を受け 持った看護師の 89%が DNR の指示を受けた. 看護師の 「気持ち」「接し方」「家族への接し方」の変化は, DNR の指示のある症例設定はそれぞれ+0.1, 0, +0.5ポイン トであったのに対し, ない症例設定はそれぞれ+0.9, + 0.9,+1.1ポイントであった (p<0.01).「 命処置の話し 合い」は,医師と患者間で「十 に行われていると思う」 「行われていると思う」の回答は合わせても 20%であっ た. 同様の質問で医師と家族間では 38%であった. 【 察】 DNR の指示のある患者への え方や気持ちの変 化は, 指示のない患者に比べポイントが低かった. 終末 期医療は日々の状態が変化している患者と家族に対し なるケアが必要となるが, DNR の指示 があることに よって従来と変わらない看護ケアのみとなっているので はないかと えた. 【結 語】 医療者は,「患者にとって の DNR」の指示となるよう患者家族との関わりを再度 見つめ直し, DNR についての認識を深め, 終末期医療の 看護ケアの質を高めていくことが重要である.

セッション3>

座長:亘 智絵(訪問看護ステーションたてばやし) 1.在宅ホスピスケアの普及に向けた取組み 神山 智子,鈴木 美雪,原澤 勇 北爪 明子,山田 幸世 (群馬県 康福祉部医務課) 【はじめに】 在宅ホスピスケアの普及には医師及び関係 各職種の協力連携が不可欠である. 各職種が一堂に集い, ともに え, 共通意識を持って在宅医療を推進すること を目的に, 高崎緩和ケアネットワークの会等の協力を得 て, 基調講演及びワークショップ (以下 WS) を取り入れ た研修会を実施したので結果を報告する. 【事業概要】 対象は, 病院, 診療所, 介護老人保 施設, 訪問看護ス テーション, 県, 市町村の医療, 保 及び介護関係職員等 とした.平日夜間,2時間の研修で,緩和ケア診療所・いっ ぽ院長小笠原先生による約 1時間の基調講演後, 介護老 人保 施設若宮苑副施設長安藤氏進行の WSを行う構 成とした.WSは,医師・看護系・福祉系の職種毎に 6∼10 人のグループを組み, 現状の課題整理等について KJ法 を用いて意見 換を行った. 【結 果】 定員を超える 申込みがあったため人数調整を行い, 高崎会場 97名, 太 田会場 65名, 計 162名の出席を得た. 参加者の反応では, 大いに満足及び満足が 88.6%を占めた. 具体的には, 短 い研修時間でも WSを取り入れたこと, 基調講演での学 びに加え, 他施設の取組みの現状や多角的な意見が聞け たなどの評価が高かった. さらに, 今後, 関係職種の連携 を密にし, 積極的に在宅ケアに取組みたいとの前向きな 意見が多く聞かれた. 2.患者が教えてくれたこと ―自宅へ訪問して― 佐藤 貴之(医療法人社団日高会 日高病院 緩和ケアチーム 社会福祉士) 武藤なつ美,佐野 優子,神宮亜希子 (同 看護師) 【はじめに】 自宅退院となった末期がん患者への関わり に対し,院内スタッフと在宅スタッフ,および患者・家族 の認識の差を強く感じた. 特に院内スタッフが感じた, 認識の差は何だったのか? 問題点や課題を明確にする ために, 事例検討を行った. 【事 例】 60代男性, 大腸 癌, 肝転移, 癌性腹膜炎. 妹 (三女) 夫婦が同敷地内に在 住. 緩和ケアチームが介入し, 患者, 家族と面接を行い, 自宅療養の希望が聞かれた為, 往診医, 訪問看護ステー ションと連携を取り, 自宅退院となった. 院内スタッフ は,当初,在宅スタッフ (往診医,訪問看護師,ケアマネー ジャー)と連携し,患者・家族の希望通りに自宅退院でき たことで,役目を果たしたと感じていた.しかし,退院後, 患者からは,「点滴の指導をしていた 2週間は無駄だった よね」「もっと早く帰りたかった」という言葉が聞かれた. 患者が亡くなった後, 訪問した際に主介護者である妹か らも「もう少し早く帰って来れていれば, 散歩をしたり, 違った時間が過ごせたのではないか」「今後,同じように 帰りたいと言う方がいたら, 早く帰してあげてくださ い.」との言葉が聞かれた. 【 察】 今回,問題点や今 後の課題を明確にするため, MSW, 院内看護師, 訪問看 護師にて事例検討を行った. そこから「院内の医師と看 護師の情報 換の少なさ, 医師同士の温度差」,「在宅ス タッフとの連携不足」,「在宅療養の決定をするのは誰 か?」などの問題点が浮かびあがったので,それを報告す る. 3.モルヒネ 用を えた ALS の1症例 後藤與四之 (後藤クリニック) 今井ひとみ,森 和代,宮永小百合 井上 晴美,新井 朋子,後藤 勝子 (訪問看護ステーションかがやき) 森尻 房恵 (在宅介護支援センター本島) 2007年 3月発症翌年 1月入院精査し ALS と診断. 本 人家族に「ALSの可能性大,いずれ動けなくなり,呼吸と 65

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