健康支援における養護教諭の意識と力量形成に関する研究 : アンケートによる意識調査に基づく考察
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(2) 北海道教育大学紀要(教育科学編)第58巻 第1号 JournalofHokkaidoUniversityofEducation(Education)Vol.58,No.1. 平成19年8月 August,2007. 健康支援における養護教諭の意識と力量形成に関する研究. −アンケートによる意識調査に基づく考察−. 森 祥子・富田 勤・佐々木胤則 北海道教育大学札幌枚教育保健研究室. AStudyonHealthSupportSchooINurse−TeacherAwarenessand Ability Formation. −AnInquirybyBasedonAwarenessQuestionnaire− MORISachiko,TOMITATsutomuandSASAKITanenori DepartmentofHealthEducation,SapporoCampus,HokkaidoUniversityofEducation.SapporoOO2−8502. ABSTRACT Thisstudylooksintowhatkindofhealthsupportcanbegiventhroughanexaminationofallthe dutiesofschoolnurse−teaChersconcerninghealthmattersfortransformedchildren.Inparticular,the questionnaireascertainedschoolnurse−teaCherawarenessandwhatabilitieswereneeded.Thequestion− nairewassubmittedto334schoolnurse−teaChersinSapporocity,Ofwhom123responded.Thequestion− nairedividedschoolnurse−teaCherdutiesintosixcategoriesandabilitiesintofourcategories.. Basedonthequestionnaireanddiscussionsweconcludedthatconcerningfirst−aidtreatmentand. healthcounselingschoolnurse−teaChersfeelthatitisnecessarytoimproveprojectability,theabilityto getthingsdone,COOperation,theabilitytoadjust,andresearchandanalyticalability.Forpromotion. Sanitaryeducationschoolnurse−teaChersfeelthatitisnecessarytoimproveallfourabilitiesenhancing presentationskills.Concerningfirst−aidtreatmentandknowledgeandhealthcounselingresearchand analyticalskills,aSignificantdifferencewasseenbetweenschoolnurse−teaCherswithlessthanlOyears andwith2Oyearsormoreofexperience.Concerningthis,enVironmentalconsiderationsoftraining targetededucationalexperiencesuchastrainingforfiveyears,andsoonforschoolnurse−teaCherswith lessthantenyearsexperience,andadministrativeski11sneedattention. Weconcludedthatdependingonthenatureandtheabilityoftheteacher,theywouldneedtode− Velopprojectskills,anabilitytogetthingdone,COOperationskills,adjustmentskills,preSentationskills,. andresearchandanalyticalski11s.. 115.
(3) 森 祥子・冨田. Ⅰ.はじめに. 勤・佐々木胤別. 学校間メール便で質問紙を配布し,調査紙への回 答は7月末日とした。. 学校における健康支援のあり方として養護教諭 は今まで,救急処置の面では看護師と,健康教育. 2.調査項目. の面では教諭と,健康相談活動の面ではカウンセ. 質問紙では,大きく職務遂行の能力に関する事. ラーとなど,それぞれの側面から比較されて語ら. 項と健康支援を行っていくための資質・能力に関. れてきた。しかし,ヘルスプロモーションを指向. する事項に分け,それぞれに細かく項目を設けた。. した学校保健を考えるのならば,このような職務. (資料1). の一側面からではなく,養護教諭の職務全体を通 して,変容する子供たちの健康問題を的確に捉え,. 1)職務遂行の能力に関する項目. どのように支援していったらよいのか検討する必. 職務内容を下記のア∼カに大きく6つに分類. 要があると考えた。. 社会が変わり子供たちの抱える問題が変化する につれ,対応力不足を感じて積極的に諸研修に参. し,それぞれに3∼7の枝項目を設けた。 ア.健康診断(発育測定を含む)など健康問題の 把握. 加する養護教諭は少なくないが,漠然と感じる力. イ.救急処置. 量の不足を補いきれていないのが実情である。多. り.健康相談活動(個別の保健指導を含む). くの養護教諭は,職務を通した子供たちへの健康. エ.学校保健情報の把握・活用. 支援にどのような問題意識を持ち,どのように感. オ.感染症および疾病予防. じているのか,これらをとらえることが力量形成. カ.健康教育の推進(保健指導・保健学習等). について考慮するための重要な手がかりと考え. これらの項目に対して,「現在,改善していく 必要があると感じていますか?」と設問し,『感. た。. 本研究では,まず同じ札幌市内で勤務する養護. じている』,『少し感じている』,『感じていない』. 教諭を対象としたアンケート調査により,職務及. の3つの選択肢から一つ選んでもらった。また,. び資質・能力に関する意識を把握し,今後つけて. 項目の末尾に欄を設け,意見・感想の自由記述を. いけばよい力,それに対応した研修について検討. 依頼した。. することとした。. アンケート調査を実施するにあたり,養護教諭 としての力量には,教員としての資質・能力があ り,さらに養護をつかさどる専門職として,児童・. 生徒の健康状態をとらえ高めていくための職務遂. 2)資質・能力に関する項目. 資質・能力は,以下の1∼4に分け,上記職務 遂行能力のアからカに分類された項目について, 「更に向上が必要と感じていますか?」と設問し,. 行の能力があり,それらが相互に働きあってより. 『感じてい る』,『少し感じている』,『感じてい. 高い力量が形成されていくものではないかと考え. い』の3つの選択肢から一つ選んでもらった。ま. た。. た,同様に自由記述欄を設けた。 1.企画力・実行力 2.連携・調整力. Ⅱ.調査対象・方法 1.対象および調査方法. 3.プレゼンテーションカ 4.研究・分析力. 調査対象は,札幌市内公立学校(幼稚園・小学 校・中学校・養護学校)に勤務する養護教諭334. 人(2005.7月時点)とした。2005年7月初めに,. 116. 各項目について,これらの回答の基礎的な集計 を行った後,経験年数別,校種別,職務遂行の能. な.
(4) 健康支援における養護教諭の意識と力量形成に関する研究. 力と教員としての資質・能力の関係について解析. と「ウ.健康相談活動」,「カ.健康教育の推進」. し,仕事の現状と,養護教諭がどんなところに問. に関して,4つの資質能力を職務の側からみてい. 題意識を感じているかをとらえた。それらを基に,. くと,「カ.健康教育の推進(保健指導・保健学習)」. 養護教諭の健康支援における力量形成について考. では,4つのどの能力においても他と比較して高. 察することとした。. い割合で『更に向上が必要と感じている』と答え おり,このことは,職務に関する結果で『改善が 必要と感じている』と答えた割合が高かったこと. Ⅱ.結 果. と一致した。. 1.アンケートの回収. アンケートに回答した養護教諭は,334人中123 人(37%)で,人数の内訳は,表1回答者の校種. ループに分け,『改善または更に向上が必要』と. 表1 回答者の校種別経験年数別人数 幼稚園 小学校 中学校 特殊 計 6 15 21. 2 44. 10∼20年未満. 12. 0 22. 20年以上. 39 15 0 55. 計. 養護教諭の経験年数により,10年刻みで,10年 未満,10年以上∼20年未満,20年以上の3つのグ. 別経験年数別人数に示す通りである。. 10年未満. 2)経験年数別グループの比較. 8 66 47 2 123. 感じるている程度について,グループ間の有意差 を検定した。検定には,Excel統計2004を使用し, 『感じている』を1点,『少し感じている』を2点, 『感じてい ない』を3点と点数化し,分散分析法 で検定を行った。5%水準で有意差が出たものを,. さらにBonferroniで多重比較したところ,5% 水準で次の3つに有意差が認められので,図1の 2.アンケートの集計結果 1)集計結果より. 職務に関する成績の中で,『改善が必要と感じ. A∼Cに示した。Aのように,「イ.救急処置」 の救急処置の知識では,20年以上と比較して10年 未満が『改善が必要と感じている』度合いが高く. ている』と答えた割合が多かったのは,「イ.救. なっていた。Bの「ウ.健康相談活動」のプライ. 急処置」の救急処置の知識で63%,病院等の情報. バシー. 収集で47%,「カ.健康教育の推進」の健康教育. 未満が『改善が必要と感じている』度合い高くなっ. に関する指導法で53%,健康教育に関する教材・. ていた。Cの「4.研究・分析力」の健康相談活. 教具の整備で49%であった。更に「カ.健康教育. 動では,20年以上と比較して10年未満が『更に向. の推進」の各項目を平均すると42%が改善が必要. 上が必要と感じている』度合いが高くなっていた。. の保護では,10年未満と比較して10∼20年. と感じていると答え,6つのカテゴリーの中で一. 3)小学校と中学校の比較. 番高く改善が必要と感じていた。. 学校種による差をみるため,標本数の少なかっ. 資質能力に関する成績の中で,『更に向上が必. た幼稚園と養護学校を省き,小学校と中学校を比. 要と感じている』と50%以上が答えた項目は,「1.. 較した。ほとんどの項目に関して,小学校より中. 企画・実行力」では,「イ.救急処置」,「ウ.健. 学校在籍者の方が,『改善または更に向上が必要. 康相談活動」,「カ.健康教育の推進」であり,「2.. と感じている』と答えている割合が多くなってい. 連携・調整力」では,「ウ.健康相談活動」であり,. た。本アンケート調査に回答を寄せてくれた養護. 「3.プレゼンテーションカ」では,「カ.健康 教育の推進」であり,「4.研究・分析力」では, 「ウ.健康相談活動」であった。 職務内容で問題意識の高かった「イ.救急処置」. 教諭を経験年数別に3つのグループに分けた全体 に対する構成比は,図2に示すように全体では,. 20年以上グループが45%と一番多くを占めてい た。/ト中別に比較すると,小学校では20年以上の. 117.
(5) 森 祥子・冨田. 勤・佐々木胤則. グループが6剖近くをを占めていたのに対し,中 □感じている 口少し感じている □感じていない. 多重比較:Bonferroni*:5,i有意 10年未満と20年以上に有意差. 0% 20% 40% 60% 80% 100%. 学校では32%と少なく,逆に10年未満のグループ が45%と一番多くを占めていた。 このことから,『改善または更に向上が必要と. AlO年末満. 感じている』と回答した対象者の意識には,学校 種による違いより,経験年数による違いが影響し. BlO∼20年未満. ているのではないかと考えられた。 C20年以上 A:救急処置①救急処置の知識に関する回答. 4)資質能力と職務内容の関係. 健康診断など健康問題の把握や救急処置等6つ □感じている 田少し感じている □感じていない 0%. 多重比較:Bonferroni*:5%有意 10年未満と10∼20年未満に有意差. の職務遂行の能力に関して,企画力・実行力,連 携・調整力,プレゼンテーションカ,研究・分析. 20%. 40%. 60%. 80% 100%. 力の4つの資質・能力が,どれくらい更に向上が AlO年末満. 必要と感じているかを解析した。結果の1つを図 3に示す。「健康教育の推進(保健指導・保健学習). BlO∼20年未満. における各資質・能力の向上が必要とされた割. C20年以上. 合」では,平均が51%で,4つのどの資質・能力 B:健康相談活動⑥プライバシーの保護に関する回答. においてもバランスよく高い割合であった。この. ことは,職務遂行の能力に関する結果で『改善が □感じている 田少し感じている □感じていない 0%. 多重比較:Bonferroni*:5%有意 10年未満と10∼20年未満に有意差. 必要と感じている』と答えた割合が高かったこと と一致した。. 20%. 40%. 60%. 80% 100%. 次に,「1.企画力・実行力」,「2.連携・調 AlO年末満. 整力」,「3.プレゼンテーションカ」,「4.研究・. 分析力」の4つの資質能力で『向上が必要と感じ. BlO−20年未満. ていない』と答えた対象者が,「ア.健康診断な. C20年以上. ど健康問題の把握」や「イ.救急処置」等6つの C:研究分析力 ウ健康相談活動に関する回答. と感じていない』と回答しているかを解析したと. 図1 経験年数別比較. ■10年未満 0%. 口10∼20年未満 20%. 40%. 60%. 職務内容の各項目では,どの項目に『改善が必要. ころ,プレゼンテーションカでは,「カ.健康教 □20年以上 1.企画力・実行力. 80% 100%. 4.研究・分析力. 2.連携・調整力. 図2 回答者の小中別経験年数別割合 3.プレゼンテーショ. ンカ 図3 健康教育の推進において各資質・能力の向上 が必要とされた割合 118.
(6) 健康支援における養護教諭の意識と力量形成に関する研究. 育の推進」以外の5つの職務内容(項目には若干 の差はあるが)すべてが該当していた。また,「ア.. 健康診断など健康問題の把握」の健康診断実施計 画については4つの資質能力すべてに該当し,健. 2)資質・能力の分類. 教員としての養護教諭に,不可欠な職務全体を 横断する能力を資質・能力とした。. 三木3)は,「養護教諭としての各職務全体を横. 康診断事後措置も「4.研究・分析力」以外の3. 断して必要不可欠な資質や能力が,企画力,実行. の資質能力に該当していた。「エ.学校保健情報. 力,調整能力であり,これらは,各実践に求めら. の把握・活用」は,項目に若干程度の差はあった. れるものであるとともに,職務全体を横断して総. が,4つの資質能力すべてに該当しており,特に. 合的に機能し合うことを念頭において活動の展開. 健康診断結果の集約,保健室来室者統計では,多. に当たる必要がある。」と述べている。養護教諭. いという傾向がみられた。「オ.感染症及び疾病. の職務内容を遂行する際にその土台となる能力,. 予防」の発生状況の把握,発生時の校内組織体制. この能力があるからこそ専門性が生かされると考. も4つの資質能力すべてに該当していた。. える。. さらに,4つの資質能力で『向上が必要と感じ. 分類には,一人職種(複数配置もあるが)とし. ている』と答えた対象者が,6つの職務内容の各. て,保健情報を収集,分析・整理し,教職員集団. 項目では,どの項目に『改善が必要と感じている』. や保護者,児童生徒へ企画,碇案し,実行すると. と回答しているかを同様に解析したところ,「イ.. いう流れの中で,必要とされる力は何かという観. 救急処置」の救急処置の知識,病院等の情報収集,. 点と,職務を遂行する能力同様,多くの対象者が. 「ウ.健康相談活動」の悩みを抱えて来室する児 童生徒への対応,校内での連携,「カ.健康教育 の推進」の4項目が,4つのどの資質能力にも該. 最後まで答えることができるように内容を絞り項 目を整理した。 分類に当たっては,三木3)の『企画力・実行力・ 調整能力について』一養護教諭の職務と保健室経. 当していた。. 営の円滑な推進の視点から−(健康教室 第645 集),三木4)らの養護教諭に必要な現代的資質・ Ⅳ.考 察 1.アンケート項目の設定について 1)職務遂行能力の分類. 能力に関する研究,岡田5)らの養護教諭の『プレ ゼンテーション能力』を考える(健康教室 第609. 集),日本教育大学協会全国養護部門研究委員会6). 職務内容の分類は,杉浦守邦1)監修の『養護教. 作成の養護教諭の資質向上をめざしたモデル・コ. 諭の職務』を参考にした。また,調査内容の一部. ア・カリキュラムの提案,三木とみ子編集代表の. は,札幌市養護教員会清田ブロック2)による「保. 『養護概説』 第3章 養護教諭に必要な能力に,. 健室の役割とこれからの保健室」を参考に作成し,. 岡田加奈子7),石原昌江8),天野敦子9)が執筆し. 札幌市勤務の多くの養護教諭が,実際に実施して. ている箇所を参考にした。. いる内容に近づけることや,多くの対象者が最後 まで答えることができるように設問を絞り内容を. 簡潔にする事を観点に,質問項目や形式などを加 筆,修正した。 このように職務内容を決定し,その職務内容に 関して改善が必要かどうかという意識を聞いてい ることから,これらを職務遂行の能力とした。. 2.アンケートの集計結果に関して 結果をすべて示すことはできなかったが,整理,. 考察するとつぎのようなことが必要と考えられ た。. 20年以上の経験年数の割合が高かった為か, 「ア.健康診断など健康問題の把握」については, 改善が不要なくらい十分にやってきているという 記述もみられ,この項目に関しては,改善が必要. 119.
(7) 森 祥子・冨田. 勤・佐々木胤則. と感じていないと回答したからといって,そのカ. 諭の仲間で作る種々の研究会・研修会他,個人で. テゴリーに対しての意識が低いとは必ずしも言え. 様々な研修会に参加するが,必ずしもニーズに基. なかった。. づいた,現状の健康問題に対応した研修にはなっ. 「救急処置」に関しては,医学は日進月歩であ. ていない実態が示されていた。同時に,養護教諭. り,それに伴い救急処置の仕方も変化するため,. は1校に1人のことが多く,教職員集団の協力を. 養護教諭としての状況の判断技術と応急処置に不. 得て,さまざまな保健情報を収集・整理分析し,. 安をもっているという実情がとらえられ,それに. それらを基に企画,提案,実行していくことが不. 対応した研修が必要と考えられた。. 可欠であるとされていた。各職務も単独にあるの. 救急処置の研修ニーズはいずれの報告でも高. く,松島10)らの示しているように,観察・判断・. ではなく,それぞれが相互に関連し支え合って成 り立つものとらえられた。. 処置のポイント 経過観察の要点などがつかめる ような研修が必要と思われた。. 経験年数による違いとして救急処置の知識につ. 3.解析結果に関して 経験年数別,校種別,資質・能力と職務遂行の. いて,10年未満の養護教諭は,20年以上の養護教. 能力の関係について解析したが,内容の検討のた. 諭に比較して,有意に『改善が必要と感じている』. めに同様の研究論文の検索を試みたが該当する報. ということから,養成機関での研修や経験10年未. 告が少なく,比較検討が十分に行うことができな. 満を対象とした研修の機会を多く設けることが望. かった。従って考察内容には,著者らの願望が反. まれる。. 映していることもご了承願いたい。. 「健康相談活動」では,「研究・分析力」の健 康相談活動で,20年以上と比較して10年未満が『更. 1)経験年数別グループの比較について. に向上が必要と感じている』度合いが高くなって. 経験年数による違いとして救急処置の知識につ. いたことから,経験10年未満の養護教諭について,. いて,10年未満の養護教諭は,20年以上の養護教. 定期的に研修の機会があることが望ましいと思わ. 諭に比較して,有意に『改善が必要と感じている』. れた。. 度合いが高かった。また,「健康相談活動」では,. 「健康教育の推進」では,特に保健学習につい. 「研究・分析力」の健康相談活動で,20年以上と. て,今まで直接に関わっていないことが多く,そ. 比較して10年未満が『更に向上が必要と感じてい. の分改善の必要感がでていると思われる。また,. る』度合いが高かった。これらのことから,養成. 調査紙の自由記述の中で,“健康診断を通して体. 機関での研修の充実や経験10年未満を対象とした. を知る機会とできるよう’’とか“子供たちが自ら. 研修の機会を多く設けることが望まれる。. 自分たちのことと捉え生かしていくためにば’な. 前述した保健体育審議会11)答申「養護教諭の. ど,健康教育の動機付けが出来るような力量形成. 新たな役割と求められる資質」の中に,求められ. に意識があることが伺えた。前述した保体審答申. る資質として,①保健室を訪れた児童生徒に接し. の資質の向上方策の中に,担当教諭とティームを. たときに必要な「心の健康問題と身体症状」に関. 組んだ教科指導や保健指導に関する実践的な指導. する知識理解,これらの観察の仕方や受け止め方. 力の向上が必要とあるが,単に知識を得るだけで. などについての確かな判断力と対応力(カウンセ. なく,教諭とのティームテーテング等の実践的指. リング能力)とある。体を通して心をみるという. 導力を学べる機会が必要になると思われた。. 養護教諭の特性が生きるよう,経験を積むと同時. 自由記述の多くの記載より,悩み,不安をもち. ながら,工夫し努力し口々奮闘する養護教諭の姿 がとらえられた。そして,教育委員会や,養護教. 120. に,このような具体的な手だても学んでいく必要 があると考えられる。. 救急処置のニーズがいずれの研究でも高いこ.
(8) 健康支援における養護教諭の意識と力量形成に関する研究. と,観察・判断・処置のポイント 経過観察の要. る児童の把握に関する回答で1%,健康教育の推. 点などがつかめるような研修が必要であることは. 進の(丑児童生徒の実態把握に関する回答で2%. 前述した。福田12)らは,人間理解という理論的. と,2項目で『改善または更に向上が必要と感じ. な項目は経験年数を重ねるとともに重要性に気づ. ている』と答えている割合が中学校が低かったの. く項目であることを示している。経験の少ない養. を除き,他のすべての項目が小学校より中学校の. 護教諭には,人間理解などの理論的な項目を学ぶ. ほうが高かった。. ことができる研修が必要と考える。 また,健康相談活動に関しても,カウンセリン. 図2の回答者の小中別経験年数別割合で示すよ うに,本アンケート調査に回答を寄せてくれた養. グ能力だけでなく,健康相談活動において確かな. 護教諭を経験年数別により3つのグループに分け. 力をつけるために,徳山13)が示しているように,. た全体に対する構成比は幼稚園,小学校,中学校,. 医学の基礎知識や看護学の知識・技術,連携の本. 特殊学校の合計では,20年以上グループが45%と. 質の理解力と実行力,企画力,自他評価能力,研. 一番多くを占めていた。/ト中別に比較すると,小. 究能力,経営能力など,理論的な項目が身に付く. 学校では20年以上のグループが59%と6割近くを. ような研修が望まれる。. 占めていたのに対し,中学校では32%と少なく,. また,下村14)らは,養護教諭の自主的研修の. 逆に10年未満のグループが45%と一番多くを占め. 実施状況は,年齢に伴って増加する傾向があると. ていた。/ト学校では10年未満は23%と全体の4分. 報告している。今回の調査の結果と直接に比較は. の1以下であった。. できないが,年齢が若い経験年数の少ない層は,. このことから,『改善または更に向上が必要と. 原因についてははっきりと特定できないが,時間. 感じている』と回答した対象者の意識には,学校. 的余裕がないなど研修したいと思ってもできてい. 種による違いより,経験年数による違いが影響し. ない実態があると考えられる。. ていると改めてとらえられた。. 経験の少ない養護教諭は理論的項目の重要性に 気づきにくいのであるから,教育委員会や文部科 学省などが主体となって実施する管制研修におい. 3)資質・能力と職務を遂行する能力の関係に ついて. て積極的に取り入れることや,研修したいと思っ. 6つの職務遂行の能力に関して,「企画力・実. ていてもできていない実態があるとすれば,自主. 行力」,「連携・調整力」,「プレゼンテーションカ」,. 的に選択するような研修ではなく,3年研修,5 年研修など経験10年未満の養護教諭を対象とする ような教育面,行政面での環境の整備を期待する。. 健康相談活動における⑥プライバシーの保護で. 「研究・分析力」の4つの資質・能力がどれくら い必要と感じているかを解析した。 「救急処置」,「健康相談活動」においては,「企 画力・実行力」,「連携・調整力」,「研究・分析力」. は,10年未満と比較して10∼20年未満が『改善が. を高めていかなければならないと感じていること. 必要と感じている』度合い高かったことは,学校. が,「健康教育の推進」においては,「プレゼンテー. も個人情報保護の観点から法律の整備など環境の. ションカ」を加えて4つの能力すべてを向上させ. 変化が大きく,今まであまり意識していなかった. る必要があると感じていることがとらえられた。. 点について考えざるを得ない状況にあることが推. 「感染症及び疾病予防」においては,4つの能. 測できる。時代に対応した研修の必要性を改めて. 力すべてに関して意識が低い傾向がみられた。改. 考えさせられた。. 善や向上の必要があると感じているかという主観 的な質問であるだけに,保健室で抱えている養護. 2)小学校と中学校の比較について. 教諭の現状がよく現れていると推測できる。しか. 学校保健情報の把握・活用の⑤慢性疾患等のあ. し,養護教諭は,保健室にかかわる問題を処理す. 121.
(9) 森 祥子・冨田. 勤・佐々木胤則. るだけでなく,すべての教育活動を通して児童・. 健康管理によって子どもの発育・発達支援を行う. 生徒の発育・発達の支援を行う仕事であることを. 特別な免許を持つ教育職員である。」と定義して. 考えた時,教員としての資質・能力が,どの職務. いる。. 遂行の能力にもより生かされ,ヘルスプロモー. 高橋19)は,ヘルスプロモーションの理念を学. ションの理念が生きる活動にしていかなければな. 校に導入することにより変わるポイントとして,. らないと考える。. 児童生徒が保健活動の主人公になっているか,健. 教員としての資質能力と養護教諭の職務遂行の. 康という視点から学校環境が見直されているか,. 能力の関係より,資質・能力で『向上が必要と感. 問題が起こってからの対処から問題を起こさない. じている』と答えた人は,職務遂行の能力でも『改. 力を育てる支援つまり健康増進の方向へと活動の. 善が必要と感じている』と答えた人が多く,資質・. 重点を移しているかの3点をあげ,授業や指導を. 能力,職務遂行の能力ともに高めていきたいとい. 養護教諭が行うという狭い視点からではなく学校. う傾向がとらえられた。反面,資質・能力で『向. 全体として適切に健康教育や環境作りがなされて. 上が必要と感じていない』と答えた人は,職務遂. いるか,企画立案(提案)や活動の過程や結果等. 行の能力でも『改善は必要と感じていない』と答. への評価の面での活躍を期待し,実施の面でも企. えた割合が高く,どちらにも意識が低い傾向がと. 画立案の面でも養護教諭だからこそ見える児童生. らえられた。. 徒や学校実態を考慮すること,個別指導との連携. 森15)は,『これからの養護教諭∼教育的視座か. らの提言∼』で「養護教諭が携わる日常的な仕事. を図ることは大きな意味をもつと述べている。. また,三木20)は,養護教諭の専門性の広がり. は,やり方さえ知っていれば,人並みの仕事はで. とともに質の深さが見直され期待されていること. きますし,一向に不自由しないのです。しかし,「な. を挙げ,これからは,問題が起きる前の予防的,. ぜ?」の疑問をもつと,いろいろのことが見えて. 開発的,集団を視点として健康増進的な側面から. きます。そして,「なぜ?」と結びついた「知的. も養護教諭の専門性を活用する役割が求められて. 好奇心が大切である」と言及している。. いると述べている。. また,教育職員養成審議会16)新た馴寺代に向. このような視点で学校保健を推進していく養護. けた教員養成の改善方策について(第1次答申). 教諭という職を鑑みるとき,それぞれの職務を遂. では,今後特に教員に求められる具体的資質能力. 行する能力を磨くことはもちろんであるが,企画. の例として,教職に対する情熱・使命感を挙げて. 力・実行力,連携・調整力,プレゼンテーション. いる。さらに平成17年反中央教育審議会17)答申. カ,研究・分析力など,職務遂行の能力がより機. では,あるべき教師像の明示で,優れた教師の条. 能するために必要な土台となる能力を意識してい. 件として,常に学び続ける向上心を持った教職に. くことが重要であると考える。また,これからの. 対する強い情熱を挙げている。. 学校保健活動ということを強く意識したときに. 同時に,養護教諭の力量向上は,養護教諭自身. は,三木21)が述べているように,最も欠かせな. の知的好奇心や意欲・向上心に支えられていると. いものとして,実践に基づいた研究能力やプレゼ. いう面も大きいということがアンケートの自由記. ンテーション能力が重安であると考える。. 述からうかがえた。. 小林22)らは,健康教育に必要な養護教諭の能 力は,①健康教育の成立に直接関わる成立能力(問. 3.力量形成とヘルスプロモーションに関して 2003年日本養護教諭教育学会18)では,「養護教. 題を発見する力,教材研究能力など),②成立能 力を発揮することを支える基本能力(情報収集・. 諭とは学校におけるすべての教育活動を通して,. 処理・発信能力,プレゼンテーション能力,自己. ヘルスプロモーションの理念に基づく健康教育と. 研磨能力など)③健康教育を支える基盤としての. 122.
(10) 健康支援における養護教諭の意識と力量形成に関する研究. 基盤能力(健康観,教育観など)の3つに捉えら れ,それぞれの能力は相互作用を持ちながらスパ イラルな関係性が認められると述べている。. 養護教諭としての職務遂行の能力,教員として. ていることがとらえられた。. 特に本研究で,養護教諭に不可欠な職務全体を 横断する資質・能力とした『企画・実行力』は,. 科学的根拠に基づいた健康支援活動を展開し,実. の資質・能力,それらを支える知的好奇心や意欲,. 現に導くための方向性を示し,具体的プロセスを. さらに高い人間性など,力量形成にはこれらの能. 組み立てていく能力,『連携・調整力』は,支援. 力が相互に作用し合いながら機能を高めあってお. 活動が関係者に共通理解を深められるような協力. り,これらの能力が統合され,総合的に機能する. 体制を構築する力であり,限りある時間や,能力. ことで充実していくのではないかと思われる。. の範囲を認識し,養護教諭の職務の内容も調整す る能力,『プレゼンテーションカ』は,養護教諭. に切実に期待される組織力につながる啓蒙,説得 Ⅴ.まとめ 職務遂行の能力に関する成績の中で,『改善が. 能力,広報能力,『研究・分析力』は,現場の学 校保健活動や養護実践の中で,疑問や興味関心か. 必要と感じている』と答えた割合が高かったのは,. ら子どもの健康問題を調査したり,自分の行って. 「救急処置」の②救急処置の知識で63%,⑥病院. いる執務の分析を種々の側面から吟味することな. 等の情報収集で47%,「健康教育の推進(保健指. ど,研究的視点で取り組みながら行うことで培わ. 導・保健学習)」②の健康教育に関する指導法で. れる能力,でもあることがとらえられた。. 53%,③健康教育に関する教材・教具の整備で 49%であった。. 養護教諭の仕事は,目の前にある仕事を処理す る,あるいは目の前にあることに対処していくだ. 「健康教育の推進(保健指導・保健学習)」の. けのことではなく,ヘルスプロモーションの理念. 各項目を平均すると42%が改善が必要と感じてい. を頭に置き,学校におけるすべての教育活動を通. ると答え,6つのカテゴリーの中で一番高かった。. して,子どもの発育・発達の支援を行うことであ. 資質・能力に関する成績の中で,『更に向上が 必要と感じている』と50%以上が答えた項目は, 「企画・実行力」では,イ.救急処置,ウ.健康. るということを今一度考え,共通理解していかな ければならない。そして,職務遂行の能力を高め るためにも,それを支える資質・能力,そして意. 相談活動(個別の保健指導を含),カ.健康教育. 欲や人間性などを常に意識し,経験を積むととも. の推進(保健指導・保健学習)であり,「連携・. に研修していかなければならないと考える。. 調整力」では,ウ.健康相談活動(個別の保健指. ノ稿を終えるにあたり,お忙しい中,本調査にご. 導を含)であり,「プレゼンテーションカ」では,. 協力下さった札幌市内公立学校(幼稚園・小学. カ.健康教育の推進(保健指導・保健学習)であ. 校・中学校・養護学校)に勤務する養護教諭の先. り,「研究・分析力」では,ウ.健康相談活動(個. 生方に,厚く御礼申し上げます。. 別の保健指導を含)であった。 今回の調査では,「救急処置」,「健康相談活動」, 参考文献. 「健康教育の推進」に問題意識を感じていること がとらえられた。また,「救急処置」,「健康相談 活動」においては,「企画力・実行力」,「連携・ 調整力」,「研究・分析力」を高めていかなければ ならないと感じていることが,「健康教育の推進」. においては,「プレゼンテーションカ」を加えて 4つの能力すべてを向上させる必要があると感じ. 1)杉浦守邦:養護教諭の職務 全面改訂・養護教諭講. 座・1,58−66,東山書房,1997 2)札幌市養護教員会清田ブロック:保健室の役割とこ れからの保健室,札幌市養護教員会,はぐぐみ36号, 57−64,2004. 3)三木とみ子:『企画力・実行力・調整能力について』. 一義護教諭の職務と保健室経営の円滑な推進の視点か. 123.
(11) 森 祥子・冨田 ら−,健康教室,55(1¢),18−22,東山書房,2004 4)三木とみ子,岡田加奈子他3名:養護教諭に必要な 現代的資質・能力に関する研究一審議会答申,並びに 養護教諭130名を対象とした調査から−,学校保健研究. Supple40,154−155,2000 5)岡田昭一,三木とみ子他2名:養護教諭の『プレゼ ンテーション能力』を考える,健康教室,52(川,8−19,. 勤・佐々木胤別 室,第578集,6−23,1999 21)三木とみ子:21世紀を生きる養護教諭像,健康教室, 52(1),19−21,2001. 22)小林央美,池田みすゞ他4名:健康教育に必要な養 護教諭の能力に関する研究(第1報)一義護教諭によ る健康教育の実践分析から−,日本養護教諭教育学会. 誌,7(1),52−62,2004. 東山書房,2001 6)日本教育大学協会全国養護部門研究委員会:養護教. 諭の資質向上をめざしたモデル・コア・カリキュラム の提案,9−30,2004 7)岡田加奈子:第3章養護教諭に必要な能力 3情報 に関連する能力ー情報収集・処理能力,情報発信能力 −,三木とみ子編集代表,「養護概説」,ぎょうせい, 35−37,1999. 8)石原昌江:第3章養護教諭に必要な能力 5企画 力・実行力 6連携能力・調整能力,三木とみ子編集. 代表,「養護概説」,4043,ぎょうせい,1999 9)天野敦子:第3章養護教諭に必要な能力 7研究能 力,三木とみ子編集代表,「養護概説」,ぎょうせい, 44−46,1999. 10)松嶋紀子,岡田加奈子他9名:教育学部養護教諭養 成の看護学系授業・臨床実習に対する卒業生のニーズ, 日本養護教諭教育学会誌,3(1),87−95,2000 11)保健体育審議会:生涯にわたる心身の健康増進のた. めの今後の健康に関する教育及びスポーツ振興のあり 方について,養護教諭の新たな役割と求められる資質, 1997 12)福田博美,天野敦子他9名:教育学部養護教諭養成 の看護系科目に対する卒業生の学習ニーズ,学校保健. 研究,45,331−342,2003 13)徳山美智子:養護教諭を収り巻く現状と課越−さま ざまな職種の導入をめぐって−,日本養護教諭教育学. 会誌,7(1),128−139,2004 14)下村淳子:現職養護教諭の立場で行う実践と研究, 日本養護教諭教育学会誌,4(1),1014,2001 15)森 昭三:「これからの養護教諭∼教育的視座から の提言∼」,54−60,大修館書店,1991 16)教育職員養成審議会:新たな時代に向けた教員養成 の改善方策について(第1次答申),1997 17)中央教育審議会:新しい時代の義務教育を創造する, 2005 18)日本養護教諭教育学会:2003年度総会における決議, 養護教諭の定義,2003 19)高橋浩之:ヘルスプロモーションの理念と健康教育. 一義護教諭が健康教育・ヘルスプロモーションに関し てできること−,学校保健研究,Supple46,48−49,2004 20)三木とみ子:これからの養護教諭の資質と求められ る役割一各審議会答申の指摘とその捉え万一,健康教. 124. (森 祥子 札幌市立西岡南小学校養護教諭) (冨田 勤 札幌校教授) (佐々木胤則 札幌校教授).
(12) 健康支援における養護教諭の意識と力量形成に関する研究 資料1. 車車車車車車. 頃日レニ卓二車車車車車. 噛り}ニ亜ユ僻事車. 飴ルニ卓二僻事僻事. *車中セ*倒. 令舶僻事ネネ倒. 台船中*車. 令.1陸.)トちゆ車中車中. *個**セ倒. 駁ハ弓牒やりい匝*ネ. 噛リレユゆ**ネ. 憤リレニゆネ***. ノユ竹氾>仙00紹り一悪投唖. 削眠Q浬憶哩提副堪堕b鴫招刺肇堕㊥ ︵箇㈹肘帥蛮珊憶雌︶些細Q唖願・定席ゆ付記り一世願昭肇㊧ ︵袈鷺妙趣︶班卿控ゆ付記り一世願昭肇㊧ 理髪礎蝋e世刷・凧壁㊤. ︵帥印朴撃墜・柳理型埜︶埋蜜e肥轟喝型.R. 。〓他畏>㈱仙籍り一雷投唖. コ絶世笹安置璧e悪別状㊧ 柳控型埜㊧ 埋髭e蛋室畑択㊤. 餞り}ニゆセ**セ*個. 9藍脈園隙〓匝多︺讃賢㊤. ︵Q㈹梱卿控撃墜eコ成因−︶裔班詣賢世世.D. 。〓他毀>冊仰招l﹂一苦塩晰. 傭寧器些e帥巡僅◎ 増卍㊨ 蚕せ聖地鵬痙㊥ 笹甜e個山間留則◎ 堪甜e昭渡深・昭壁㊧ 泥炭e胞豆腐盛扁. 咽頭爬擾.†. 旺班Q⊥−只世担㊨ 旺班e雅史妄能世坦㊥ 脾空調堕昭匝冠り一基絶世肇⑳ 胆理潜蕾壷焼世担㊧ 囲お濃蘭妄能世坦㊤. ノ﹂他仁冊仙籍り一雷せ唖.心根⊃W. 埋巴e悶匝喝準じ雌︵箇㈹㈲戯言腑状︶盗治世型.R. T㊧. 漢朕廿の∼丁㊤. 楔状廿ON∼の丁㊥. 漢朕廿O T∼の⑳. ↓ヨ廿ON⑲. 蓮軌′コ⑳. 囲澄守㊤. ト建壷廿蟻型eレ⊃刃侶癌腫榔.N. ト憎一世蓮e璧据扁e拙田.丁. 。〓他氾>Pく囲PO則抑脚昭b訓構。bW⊃史伸屯㈱nl﹂一咄皿り胡蝶.H. 蓮朴歯斐㊥ 蓮軌甘㊧. 楔状廿の丁∼O. 9嶋も脛仙崎′ユレ⊃懲り一組匝.厚仙崎こレ⊃朕Hレne白色り一£∪建り一甘e立eト ′ユ竹恨>吠如紹亡∩脚○り一芯淘Q巳*巾匝珊憎 ト′只h桐′︺レ⊃囁 刃樽崎鞄蝋箋>〓レ⊃湘督蓮氾桐阻匪.出田.レ〓∩り一皿畔Qトヨe甘e礁感駈口.H. 餞リレニゆセ*車中*. ︵。昭′﹂レ劉小口居り一柳潤些細帥畠自由∩氾小じ世群集e造仙.⊃籠埜り一小喧趣くUP9堅 型堕.逝㊥匝貯忘脚滋野劉灯景紹レ⊃り胆埋潜柵︰置Y指︶ ノユ竹氾>仙00紹l﹂一雷挫靴. も頓坤引い匡ネヰ巨匿や1. a舶個**個*. 撃性紫禁ゴ講還忍猫.尺. ノユ他卜仙00紹り一悪投唖. 埋躇Q㈱璽昭紹Q抑制魅坦型㊨ お荘瀬畑恍榔華埜㊥ 寵椰e晰悪墓絶世堪㊥ 髄鰯堪型㊧ 側鰐︵僅儀︶償型㊤. 旺胆・埋望e器班型埜璧軌.H. 。こ竹氾>拙仙由り一雷せ唖. 亜紀㊧ 潤迷e−ホミ†爪卜⑲ 撚理e刃︵軍召・区華巴肋・柳腰迷︶式璧㊨ 璽瑚eP留璧㊥ 推夜・壇探Qく︵聖和K︶聖和酬製迷㊥. 壇探e出州・潮壁哺h則棋レ両度潮砲撃㊧. 餞リレニ亜ニ*ネネ個*頼 餞リレニ亜ニ**僻事*. 125.
(13) 森 祥子・冨田 勤・佐々木胤則. 中ヰい串ヰ. a」隠瞞*ネ**** *セ個*. 蟻リレニゆ**セ*個*. −寸−. 。b栂つ. 。氾︺冊こ竹り巾刃も9将只肇U*. 。こ竹氾>舶仙由り一思せ唖. 駁叫封仏ネヰり㌢*個1. 削}ニ個ニ**. 令船中**車*車. 令舶*セ*車中微. 令.凝.)lJシ¢セ*. 餞り}ユ噌セ**セ*ネ. 増リレニ噌ヰ仁摩1文中1区ヰ. 餞リレニゆセ*. −m−. 胆或亜轟.† 藍籠償型.R. 只ハmホー小六寧つ卜.m. ノ︺竹氾>冊仙籍り一名遣旺. ︵帥剛乱世埜・柳控型迷︶掴捜e他誌臓惑 墟拒慣魅b豆短適盛癌 旺娯・埋髭e器些型埜璧訃 屏班盃淫昭嬰 掴或鵬轟 義治喝型. R甜鰐・埋瑚.N. ノ︺竹氾>冊仙籍り一名遣旺. ︵帥剛朴世埜・勘施蕊禦堕︶掴綬e他意臓感 墟肺鷹魅b豆短適療病 旺媒・埋聖Q滞空製堕璧朴 屏班盃淫昭嬰 胆或亜轟 藍籠償型. 只妃献・只恒也.L. ′︺竹恨>㈹珊招tJ一言蛙耶. ノ﹂他仁冊仙籍り一雷せ唖小出︺W9将−q刃り昭〓ぃう悩l﹂一堂.塑l﹂一甘e珪Qト ノユ他仁吠如紹亡∩血○り一経胞e日額哺極刑盛 卜負 匝桐′︺レ⊃噂刃舶箋も↓便り一似.小金椰眠Q傑感征□QH.レ′ユntJ一只血腫Q卍卜崎 〓レ£e岬ト⊃刃只轟崎£小包瑞り一雷佃窯・電蓄塑.り一︵儒寵潤据︶昭寵e曳雌.目. 餞り}ニ超ニ**ネ**ネ. 拙00紹小吏︺桐9兎石山∪崎′︺ぃう囁P厚仙崎e醒り一世嬰e世胡・刑壁.空e申.什. 。′ユ竹鮎>. R\「ロH†▽只. R\「ロH尺只. 。﹁ユ竹卜冊伸招小山j舶岩. ′ユ竹氾>仙柵紹り一悪投畔. ︵帥剛軌型埜・卿控型埜︶瑚堂e他誌臆面 退肺優麗5豆虚由惑嵐 旺班・哩髭Q欝嬰型迷蓮軌 南淡詣空也越 州亘完璧襟 壷焼世塵 只庭石¶∴供忘. 。〓他畏>㈱仙籍り一雷投唖. ︵帥剛軌型埜・卿控撃墜︶瑚堂腑癒白臆面 退恥僅燵b豆短由感碗 旺粟・聖聖e澄鍵忠盛痘痕 厨典高空胞應. 126. 勺1\ヽ「{ヽH斥R. 亡\H斥R. 裔′︺凝招.小 嶋 何 州 ′ 一 昭 氾 > 掴 摺 り P 掴 僧 堂 朴 ′ コ 樫 匿 旧 . レ り 一 姫 布 e 布 匝 . り 一 甘 町 卜 ︵○のmりーN00の臼︶ ノユ竹卜劉e仰 〓 匪 紹 P 栂 條 璧 軌 ′ コ 脛 匿 旧 . 心 根 つ 桐 ′ ︺ 知 り り 趣 匝 虹 り . 噸 e 欝 忙 り. 壇リレニ亜二幸車車車車車. 将も漱埋争刃∪ 崎 ′ ユ ぃ う 囁 . レ ′ ︺ ∩ り 一 堪 能 鮒 只 Q 信 輔 潤 腫 悼 亡 紀 り 一 興 刑 世 型 . の. 車車車車.
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