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色とテンポの関係に関する研究

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Academic year: 2021

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(1)Title. 色とテンポの関係に関する研究. Author(s). 星野, 喜久三. Citation. 北海道學藝大學紀要. 第一部, 10(1): 233-239. Issue Date. 1959-07. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/3702. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 第lo巻. 第1号. 北海道学芸大学紀要 (第一 部). n 召和34年7月. 色 とテ ン ポの 関係 に 関 す る研 究 星. 野. 喜. 久. 三. 北海道学芸大学釧路分校心理学研究室. Kikuzo F 1 ionshi ( )sH[No : A Study on the Relat I 〕 betweel l Colour and Tempo. 色聴, すなわち, 聴刺激によって生起した聴感覚が視感覚を同伴する現象は, もっとも一般的に みられる共感覚であり, これが幼児や成人について, 挿話的にかつ実験的に以前から考察されてい. る こ と は 周 知の 事 柄 で あ る (2, 3, 5, 6, 9, 10, 13)。必ず しも共 感 覚 者 に だ け で な く, 普 通. 人にもみられる視覚と聴覚間の通様相的現象については, かつて少くない実験的研究が行われてい る, Burnhan l , R, W, は 1 対比 較 法 によ っ て 音 の高 低 と 色の 明 る さ並 び に 色相 と の 間 に 一定 の 対 ″ l 応 関 係 が あ る こ と を 認 め (10) 0種の音を被験者にきかせ, そ ander , Agre , A, も r-f 範囲の1. れぞれに適合する色を選択させた結果, 同様の傾向を見出している (6, 9)。聴覚の視覚へ及ぼす Schi l l l任 r er o , P. von と 帆 , W.が実験した結果によれば, 平面色. 影 響 (通様相的影 響) について. のときに, 視覚の明るさは同時に与えられる音の明るさ (高さ) の変化によって影響を受け, 同方 11 向に変化する傾向がある ( )。これらの研究によって, とくに音の高低と色の間に密接な対応関係 の あ る ことが 明 ら か に さ れ た が, こ の こと にも と づ いて, 色 と聴 覚 的 テ ンポ の 間 に も 何 ら か の 関 係 の ある こ と が 暗示 さ れ, 本 研究 で は, こ の 関 係 を 明 らか に しよ う と 企 図 した, ここ で は, 聴 覚 的 テ. ン ポ と して メ トロノ ー ム の テ ン ポ を用 い る, 次 の 3 点 に つ いて考 察 しよ う と した, 色と テ ン ポ の 関. 係づけにおいて被験者間に高い一致度がみられるか, 色とテ ンポの関係の強さはどの程度か, 色と テンポが関係づけられたばあい, それはどのような原因によるものか, なお最近, 松岡 (4) は, 速度を異にした種 々のメ トロノームのテンポを被験者にきかせ, それぞれに適合する無意味図形を. 選択させた結果, 両者に一定の対応関係を見出しているが, このことも色とテンポの間に対応のあ ることを暗示する事実である, 法. 方. 材. 料. 赤, 燈, 黄, 緑, 青緑, 青, 紫, 白, 明灰, 暗灰, 黒の11色, 日本色彩研究所の標準色. 続. 0×41 8 3×5 8cm)か ら 色紙 を提 示 し 5cmの 衝 立 の 中 央 小 高( 実 験 者 は 卓上 に立 て られ た49 . , . ,. 紙, 手. 被験者はその色紙を凝視しながら適合するテンポを, メ トロノームを自由に操作して決定する, こ のぱあい被験者はメトロノームの目盛をみないで調節しなければならない, 決定するまでの時間は 制限しないが, あまり時間をかけて深く考えこむことのないよう注意する,. i こ れ ま で, 共 感 覚 に お いて, 他 感 覚 を 刺 激 す る こ と に よ っ て視 覚 を 生ぜ しめ る こ と (Pot sm) は. 容易であるが, この逆は困難であるといわれ(9) , 通様相的影響においても, 聴覚が視覚に及ぼす 1 1 影響に比し, 視覚が聴覚に及ぼす効果の方は検出がはるかに困難であるといわれている( ) , した 研究においても, テ ンポを色より時間的に先に提示した後, 適合する色を選 択させる方 がって, 本で * 白 明灰 暗灰 黒は ML lue が 各 々lo t 1 nsen Sys em で Va , ,7 , 3, 0で あ る, , ,. 一 233 一.

(3) . 星. 野. 喜. 久. 三. が両者間の一義的対応関係を見出しうるとおもわれるのであるが, も し各色を同一場所に並置して おいて, その中から適合する色を選択させるばあいは, 各色から同時的に受ける視覚印象の混乱が. あることを予備実験において見出したので, 上掲の手続を採用することにする, 色とテンポの関係づけが完了 した直後, なぜその色とそのテンポを関係づけたのか, その原因が. 求められる, このばあい, 被験者の内省報告を容易にするため, 次のような枠を与え, その何れに 相当するか, そして(a)または(b)に相当したときは, その内容を報告 してもらう, (a)-この色 に よ っ て 引 起 さ れ た 感情 と こ の テ ンポ に よ っ て 引 起 さ れ た 感情 が 同 じ だ か ら, (b)- こ の 色と こ の. テンポの結びついた印象を想い出したから, (c)-直観的に似ているから, (d)-漠然と感じが似 ているから, (e)-その他, はじめ有彩色系統 7色について実験し, 弓・休止の後, 無彩色系統4 色 について実験する, 有彩色系統の完了後, 有彩色系統を通じて色とテンポの対応度は どの程度かを 次の 6段階の評定尺度を用いて評定させる, 尺度値1一色とテンポは全然結びつかない, 尺度値2 -結びつけはかなりむづかしい, 尺度値3-結びつきはなさそう だ, 尺度値4-結 びつきがあるよ うだ, 尺度値5-かなり易しく結びつく, 尺度値6-はっきり結びつく. この評定は有彩色系統 の 完了後, 同様に無彩色系統についても行われる, 色の提示順序は, 有彩色系統では青緑, 澄, 紫,. 赤, 青, 黄, 緑であり, 無彩色系統では明灰, 黒, 白, 暗灰である, 0名, 何れも共感覚者ではない, 破鹸者 北海道学芸大学釧路分校心理学研究室所属学生2 95 9年 1月中旬 施行日 1. 結果及び考察 被験者が決定した最高のテンポと最低. Table l 有彩色系統についての順位づけ. 青緑. 燈. 青. 茅 ド 隠 1黄1緑ー青緑1青1紫. ー. A. 2. B. 2. C. 2ー 2 2 3 3 1 1 6 1 5. 6 3. D E. 1. 5. 4. 7. 45. 65. 35. 4. 2 6. 6 6 4 3 7 7 7 7 6. 7 6 6 5 . 5 5. 2 I J K L. 1. M. 5 房. N O P. 4. 55. 5 5 . 6. 3 5 . 4 5 .. 5. 4. 3. 4. 5. 3. 4. 6. 5 4 2. 6 6 7 7. 3. 1. 6. S. 1. 7. 6. 4. 4. 2. 4. T. 3. 6 5 ,. 1. 4. 2. 5. 6 5 .. Q. の 166 で ある, さ ら に, こ の範 囲 は 166 一32=134 であって, 被験者間の変異は. 高いようである, したがって, 被験者の 各色に与えたテンポを高い順に, 順位づ. け の一 致 度 を Kendal , M. G, の 一 致係. 6 1 7. 5 ヨ 4. 51 1 . 7 5 o 1 .. は被験者 Dの32であり, 最大は被験者P. けることによって結果を表わした, それ が Tablel 及び Table2 で ある, 被験者間における色とテンポの関係づ. 5. Q. Mdn. のテンポ間の範囲は, 被験者間でかなり の差異をみせている, この範 囲 (R) を もって散布度としたとき, この値の最小. 5. 6 75 . 0 75 .. - 234 -. 数 (W) によってみる(8) , その結果,. W(この 値は 0 か ら 十 1 ま での 値 を と る). 5 8 は, 有彩色系統では , , 無彩色系統で 38で あ る (Tabl は, e3). 因 みに, 各 被. γ 験者間の平均順位相関係数 ( s…) を算. l 35で ある (Tab 56 . 出す る と 各 々. e3).. 一致度を詳しく知るためにW の有意性を 検定すると, 有彩色系統, 無彩色系統と 01 で十分有意である も, So は P< .. le3) したがって, 一致度は極め (Tab ,.

(4) . 色とテ ンポの関係に関する研究. て高い, すなわち, テンポと色の関係づけにおいて被験者 間に高い一致があると結論される,. Table 2 無彩色系統について. の順位づけ 被験者. 白. 明灰 - 唐灰. これまでの研究によって, 色と音の対応の一致が見出さ れているが, この対応の一致は有彩色系統と無彩色系統で. 黒. は差異があるようである, Ginsberg,L, の 色聴 に 関す る 研究では, 音の高低は明暗には対応するが, 色相には対応 lander しな い (9), Agre , A. が 色と 音の 高 低 間 の 通 様 相. 的現象について実験した結果によれば, 色調よりも明暗に おいて, はるかに被験者間に高い一致度がみられる(9) , これらによって, 音の高低は明暗には対応するが色相には 対応しないか, またはその対応が低いということが知れる. が, 本実験結果では, 色とテンポ間の対応の一致度は有彩 色系統, 無彩色系統とも同程度であるか, む しろ有彩色系. 統の方が幾分高いくらいである,. Tabl e2 の Mdn を 小 さ い 順 に (テ ン ポ el 及 び Tabl. の速い順に) 並べてみると, 有彩色系統では赤, 黄, 燈, 緑, 青 緑, 青, 紫の順になり(緑と青緑の差は僅少である) 無彩色系統では白, 黒, 明灰=暗灰の順位になる, この結 果を色相環に位置づけて考察すると, 赤からはじまって左 2 5 ,. 廻りに色を辿っていくにしたがって, テンポが遅くなって いくことが知られ (黄と・ 澄において順序は喰い違っている. 2 5 .. が) ,色相環とテンポの遅速との間には密接な対応のあるこ. 1 38 .. Table 3. と が認められる, 概括的にいうならば, いわゆる暖色系統 有彩色系統及び無彩色系統における一致係数(w) (赤, 燈, 黄) は速いテンポに対応し, ) の有意性の検定及び平均順位相関係数 (γSa 寒色系統 (青, 青 緑) は遅いテンポに対 v N S( 』 ○ )l so i γSRV .. Wo. K. 有彩色. 58. 20. 7. 無彩色. 38 ,. 20. 4. 1521 9 .. . く. 1 364 2 < ,. 4536 5. ,. 56. 761 0 .. 35 .. 応する, 中性色のうち, 緑は寒色系統に あ る 色 とほ ぼ 同 しテ ン ポ を も つ が, 紫 は. もっとも遅いテンポに対応する, 無彩色 系統では, 暗灰ご明灰, 黒, 白の順にテ. ンポが速くなっていくが, この結果から るとみてよいであろう ポの (もちろん- 無彩色系統 遅速は明度段階にほぼ対応す 黒を除いて, テン lue= 0 の黒は特別に考慮 の 色を も っ と 増 して 実 験 して みな け れ ば確 言 は で き な い が), ここ で Va さるべき色ではないだろうか, なぜなら, その黒はある被験者の. 重々しいなかに軽快さがあ るミ. lue= 2 の 段 階 の 色の もつ 重 々 しさ, 鈍 さ と I e= 1, Va L 1 と い う 内省 報 告 に も み ら れ る よ う に, Va. は異つた性質をもっとおもわれるからである, 次に, 個々の色について被験者間の変異が どの程度 であるかを四分領域 (Q) によってみると, 有彩色系統では, 機, 青に散布度が大である, すなわ ち, この2 色は他の色に比して, 被験者を通じて様々なテ ンポを与えられている, 無彩色系統 では とくに黒が他の色に比して散布度が大である, と こ ろ で, 色 と テ ン ポ の 各 被 験者 に お い て どの 程 度 の対 応 度 があ る の で あ ろ う か, これ を みる た. めに, 6段階尺度を用いて, 有彩色系統, 無彩色系統に分けて, 対応の強さを内省, 評定 させた, 尺度は尺度値1 (色とテンポは自分にとって全く結びつかない) から尺度値6 (色とテンポははつ 5- - 23.

(5) . 星. 野. 喜. 久. 三. きり結 びつく) に渡る(手続参照) , この結果, 有彩色系統では尺度値 4が12人, 尺度値5が 8人で 4 で あ る, 無 彩 色系 統 では 尺 度 値 2 が 7 人, 3 が 1 人, 4 が 6 人, 5 が 6 人 で, 平 平均尺度値は 4 .. 6 であ る, これ に よ っ て 有 彩 色系 統 では, か な り易 しく 結 び つ く と い う程 で も な いが 均尺度値は 3 .. 結 びつきはあり, 無彩色系統では, わづかに結びつきがあるようだ, と被験者に判断されているこ とがわかる (この結論は, 被験者間の尺度値の散布度が無彩色系統より有彩色系統においてよ り小 さいので,有彩色系統においてより信頼性が高い) , 無彩色系統の方が有彩色系統より色とテンポの 対応度に おいて弱いといえるであろう. な お, 色とテンポの対応を確定するまでの時間間隔が, 対 応度の標識となるならば, 正確に測定した時間ではないが, 無彩色系統の各色とも (とくに明灰,. 暗灰において) 有彩 色系統の各色より, 決定するまでの時間が長い故, 無彩色系統の方が対応度が 低いといえる, また, 一定期 間後, 再実験を施行し, 信頼度を測定することによって, 間接的にで. はあるがより客観的に対応の強さを みることもできるであろう,. ある色とある テンポをなぜ対応させたか, その原因は Table4, Table5 に 示 した 通 り で あ る,. もちろん, ここで, (a)と(b)は毅然と区別されるべきものでなく, (a)といえども内省を深めて いけば, ある特定の経験印象に, またはいくつかの経験印象の融合に帰着せしめ得るであろうし, ま た b)と いえ ども, そ こに は, あ る 感情 調 が ま つ わ っ て い る こ と も 内 省 的に 明 ら かに し得 る で あ Table 5 色とテンポを対応させた. Table 4 色とテンポを対応させた. 原因 (無彩色系統). 原因 (有彩色系統). )1(b )1(c )…(d ) 直径蓄電1(a ①②. 白 と ① 明灰と ⑭ 暗灰と ◎ 黒 と ②. ⑧ ④ 青緑と と. ⑥. と. ⑦. . )1(b )1( )1 ④ 農産雲雀1( C a. 計. ⑥ 16. \2. 1. 84. 25. 16. 8. 6. i0. 3. 13. 1. 8. 8. 3. 3. 91・ 81 ” 巨2 13. (註) (a)-一色とテンポの感情における共通性 (b)-一 色とテンポの結合した特定の印象との連合 (c)--直観的類似 (d)--漠然 とした感じの類似 ろ う, した が っ て, (a)と(b)の 区 別 は, ど ち ら か と い え ば 印 象 が ま さ る か, 感情 が ま さ る か の 差 1)間 の 傾 向 を ) 異 に よ る に す ぎな い, (a), (b), (c), (( 〆 検定によってみると, 有彩色系統で 2=93 345<ズ。 2), 同 様 に 無 彩 色系 統 で も df= 3, だ (P. ) =11 は1%の信頼水準で 有意であり ( o . , .. 2=25 345くズ。 5) ) =11 (P. o . . , , そ こ で, 各原 因 間 の 差 の e6 及 び Tabl e7 であ 検定を真の度数の信頼区間を求める方法によって行ってみた それが Tabl. 1%の信頼水準で有意である (df= 3,. , る, 有彩色系統, 無彩色系統とも(a)と他の原因との差は極めて大きいことが知れる. これ を 個 々 の 色と テ ン ポに つ いて み る と (Tabl e 5) e4 及び Tabl , 黒とテンポ②を除いて 全部が(a)を他よ り 多く も つ, ほ と ん どの 色と そ れ に対 応す る テ ン ポ に お いて 圧 倒 的 に(a)が 多 いが (こ の う ち でも. さらに, 紫とテンポ⑦は(a)が著しく多い) , (b)の少くないものもある, それは赤とテンポ①, 橿とテンポ③, 白とテンポ①である, 黒とテンポ②は(a)と(b)が同数である, 有彩色, 無彩色 系統を合せて, 各原因が被験者別に どのように あらわれているかは Table 8 に 示 され て い る, こ - 236 -.

(6) . 色とテ ンポの関係に関する研究 れ を み る と, す べ て の被 験 者 に お い て(a)が 同 じよ う に 多 いわ け で はな い こ と が わ か る. そ こ に は Table 6 原因間の差の検定(有彩色系統). Table 7. ◎ 言 の i (C)-(d)1. (a). 原因間の差の検定(無彩色系統). (b). (c). (d). \ ミ ※※↓ご *ー*二 ( ) a ↑. **. \ 1(d) 05 ↑ P>.. P <. 0I. 若干の変異がみられる, そこで, 多少窓意 的ではあるが, (a) が6~ 9個の出現を示す者を感情型, 10個以上の者を超感情型. Table 8 色とテンポを対. 応させた原因. (被験者別). 0個以上の者を超 印象型 とし, (b)が 6~9個の者を印象型, 1 とし, 各原因の出現数がほぼ同数である者, すなわち特定の優. ー 1⑨ 被験者E◎ー (b) (c) A. 1. 6. I 1. 7. . 0. C. 9. D. ヲ. F. 5. G. 7. H. 4. 1. 9. J. II. K. IO. L. 4. . . N. 5. 0. 8. P. O. Q. 3. R. 、. S T. (c). 3. 勢な型をもたない者を不明型としたとき, 各型の出現数は, 感 0人, 超感情型が2人, 印象型が1人, 超印象型1人」 情型が1 不明型が6人であって, 他の型に比して 感情 型が著しく多い,. 3. 0. しかし, 不明型も少くないことに注目すべきであろう, 被験者 jは全部(a)であり, 被験者Kは1つ除いて他は全部(a)であ. 1 ▲. るのにたいし, Pは1つ除いて他は全部(b)である点は対照的. n ). で ある, 0 0. 色聴 の 原 因 と して, F1ournoy . は 感情 的 (音 と 色と の 感 , Th. 0. 情の共通性) ,習慣的 (ピアノの黒鍵音を黒く, 白鍵音を白くき. 0. 3. ( 乙 2. 4. ^ = U. 0. 3. n v. 10. l ▲. 2. 4 1. 8 8. 2. 8. 0. 0. くような) ,特定的 (一定の強い印象との連合) の3つをあげて 1 0 いる ( ) が, これらのうち何れの原 因が多いかは, 本実験結 果から推測されるところでは, 感情的原因でないかとおもわれ る. 共感覚的現象のうち, 数型は特定の経験的印象との連合に. よるものであるが, 色聴または視覚と聴覚間の通 様相的現象に おいては, 両感覚に共通な感情 (通様相的属性) が主要な原因 12 とみられる, 玉岡 ( ) がいうように, 音と色の類似性は客観. 的事情にあるのでなく, 主観的な体験にあり, その表象が原因 なのでなく感情的体験の結果である,. (a)と(b)については各々そ の 感情内容及び印象内容の報告を求めた, その結果を表示したもの. e lo で あ る, こ こ で は 感情 内 容 の みを 表 示 す る, 各 色と テ ン ポ に つ いて, e9 及 び Tabl が Tabl 表現の多様にもかかわらず, 感情調は被験者を通じてかなり共通していると みてよいであろう, 概 落着かない 括的にいうならば, 有彩色系統では, 暖色系統と速いテンポは, ミいらだたしい の んび り した 明 る い であり, 寒色系統及び中性色系統と遅いテンポは, 落着 派手な いたミ. ミ神聖な. 静かな. 軽快な. で あ り, そ して紫 と も っ と も 遅 い テ ン ポ は, ミ落 着 いた. 壮厳な で あ る, 無 彩 色系 統 で は, 白 と速 い テ ン ポ は, ミ ←な せ き 立 て られ る よ う な で あ り, 明 灰 と, やや遅 い テ ン ポ は, 軽やかな 漠然とした不安 で あ り, 暗 灰 と 遅 いテ ン ポは, ミ暗 い 頼りない 重苦しい 品位のある. - 237 -. ミ静か な. ス ピー ディ. はかないミ ミ不 安 な.

(7) . 星. 野. である, 黒とやや速いテンポは, ミ落着いた. 喜. 久. 三. =頼 も し い. ミ重 々 し い. ミ \恐怖的な. で あ る, な. Table s 色とテンポを関係づけた感情的原因 (有彩色系統). 直径 留 1 赤. ①. 澄. と. ⑧. 黄. と. ②. 緑. と. ④. 青緑と. ⑧. 青. ⑥. ⑦. 情. 感. 内. 容. 興奮的な, いらだたしい, 激情的な, 動的, 落着きのない, 派手な, 心臓の激しい鼓動と血液 強烈な, せき立て られるような, いらだたしい, 忙 しい, 派手な, 暖かい, 明るい和やかな い らいらした, 挑発的な, 落着かない,, 派手な, 積極的な、 のんびりした, 平穏な, 明るい ゆったりした, 落着いた, 牧歌的な, 明るい, 新鮮な, 野暮な, 品のない 広々 した, のんびりした, 落着いた, 静かな, 軽快な, リズミカルな, 忙 しい, 澄み切った, 冷い, 鮮明な 晴れ晴れ した, 軽快な, リズミカルな, のびのびした, 清純な, 調和 した, 中庸的な, 静かな, おだやかな, 落着いた 神聖な, 荘厳な, 品位のある, 高貴な, 格式のある, 節度のある, 落着いた, 静かな, 中庸的な, 単調な, 無変化の, すっきりしない, 暗い, ちぐはぐな Table l o 色とテンポを関係づけた感情的原因 (無彩 色系統. 直後蓄電 ョ と. ①. 明灰と. ⑩. 暗灰と. ⑳. 白. ②. 情. 感. 内. 容. ス ピ←デイーな, 飛ぶような, 軽やかな, 溌潮とした, 新鮮な, すがすがしい, 晴れ晴れした, 明るい, せき立てられるような, いらだたしい 空 毒 , 漠然とした不安, 落着かない, はかない, 頼りない, まどろな, 空虚な つめたい, しめつた 暗い, 不安な, 淋 しい, 焦燥, 重苦しい, 憂うつ, 圧迫的な, 静かな, 落着 きのある, 渋い, 上品な 落着いた, 確実な, 頼もしい, 重々 しい(その中に軽快さがある). 非常な不安(恐怖) , 暗い気持. i r r en l e lo の結果は、 表現の差違こそあれ, 各色の感情内容についてはB お, Tab e9 及 び Tabl , つ ポの 容 いて ン 内 に は と お り 各 7) の り類 して 感情 B な テ 結果 か 似 F , . ( . (1) や Kouwer , ,J. 希望 Ri gg , M.G, が同一の楽句でも速度を増すにつれて, おごそか, 憂うつ, 悲歎の感情から, 7 る点が少く と共 通す を含んだ憧れ, 愉快, 喜びの 感情へ変っていくことを見出した実験結果 ( ) ない, 原因としてあげられている過去の経験印象の内容に関して は次のようなものがある, 火事 場へいそ ぐ消防車の赤と早鐘を想い出したら赤とこのテンポを関係づけた. (赤と①) , 映画でみ. ミ た ロ シ ヤ ダ ン スの 場 面 の 色と, そ の と き の 音 楽 の テ ン ポ が これ く ら い だ っ た か ら (燈と③) , 雪. の朝と下駄のきしる音を想い出したから (白と①) , 闇と時計の音を想い出したのでゞ暗闇のな ミ の (この2つは黒と②にかなり多い) って歩く くらいだから ンポがこ かを恐怖心をも テ , 機関車. の黒と, それに結びつく速いテンポを想い出したから (黒と②) , 被験者を通じて想起された印象 の場 がかなり一般的であり 面 場面は様々であるが, そのなかでも映画 , また黒と遅いテンポの関係 づけの印象内容については, 暗闇と恐怖を抱いた遅い歩行の想起が多い, 印象内容は各人において. 特定的ではあるが, これらは一定の 感情に色どられているとみられ (上掲の例では, それぞれ 興 勇しい 軽快な 情調がみられるだろう),この情調は各色とテンポにお 不安 奮ミ ミ冷い. e4) い て 被 験 者 を 通 じて か な り共 通 して い る.た と え ば, 赤 と テ ン ポ ① で は(b)が 6 つ あ る が(Tabl - 238 -.

(8) . 色とテンポの関係に関する研究. これらはいづれも興奮的な情調において共通している, それ故, 情調のこの共通性にもとづいて色 とテンポの関係づけは被験者を通じて一致しているのである (赤における 6つ の (b) に は 一 致 し て速いテンポが対応させられている) , もちろん, 印象内容が被験者間で全く異り同時に印象に ま つわる情調も異る例もある, たとえば, 黒について, ある被験者は暗闇と恐怖性をもった遅い歩行. を想起したのにたいし, 他の被験者は機関車とその速いスピー ドを想起したため, 前者は黒に遅い テンポを対応させ, 後者は速いテンポを対応させている, 約. 要. 1 , 色とテンポの関係づけは, とくに, 共感覚者とはいえない20名の大学生において可能であっ た, 関係づけを拒否した被験者はいなかった, しかし, どの程度の関係度があるかを被験者に内省 させた結果では, 高い関係度はみられなかった, 無彩色系統より有彩色系統の方が関係度は高い,. 2 . その関係づけについて有彩色系統, 無彩色系統とも被験者間に高い一致があった, 有彩色系 統では, 色相環における色の順位とテ ンポの遅速との間に密接な関係がある, すなわち, テ ンポの 速い順に, 赤, 燈, 緑, 青緑, 青, 紫, と並ぶ, 無彩色系統ではテンポの速い順に, 白, 黒, 明灰 暗灰と並び, この順位は明暗段階にほぼ対応している, 3 , 色とテンポを関係づけた原因については, 感情的原因 (色とテンポ間の 感情の共通性) がき .. わめて多く, 特定的原因 (色とテンポの結合した特定の印象との連合) は少い, このことは有彩色 系 統 と も い え る こ と で あ り, また 両 系 統 内 の 各 色とそ れ に 対 応す る テ ン ポ につ いて も 2, 3 の も の. を除いていえることである, 各被験者についてみると, 大部分の被験者が感情的原因を多くもつ型 (感情 型) に入るが, 感情的原因がとくに多くなく, 感情的原因, 特定的原因及びその他の原因の 出現がほぼ同数の型 (不明型) に入る者も少くない, 4 . 感情的原因にみられる色とテ ンポ間の通様相的属性は, 有彩色系統の うち, 暖色系統とそれ. に対応する速いテンポでは興奮的, 不安定的な情調をもち, 寒色系統及び 中性色系統と遅いテンポ では沈静的, 安定的な情調をもつ, 無彩色系統では, 明度の高い色とそれに対応す る速いテ ンポは 興奮的, 昂場的な情調をもつ通様相的属性が多くみられるが, それから明度の低い色とそれに対 応 する遅いテ ンポへ移行するにしたがって, 沈静的, 抑うつ的な情調をもつ属性へ変化していくこと がほぼ認められる, 献. 女. 53 1 ) 木村俊夫 応用視感覚論. 日本応用心理学会編 心理学講座, 第4巻 皿, 中山書店, 19 . , 37 1 4 4一 9 27 1 0 4 0 2) 久保良英 実験心理学精義 複雑なる行動篇. 中女館書店, 19 , , i 7 e S抗e諺α ‘”es鯛s”Zお’ zoγsy ’ z n) Robinson, 丑.S. & Richardso Robinson, F, 3 ) Lewes .( , G. H. Do i N Y i l h ー k R d or coリ ー929 n r , ( ) ea ng n ge era psyc oogy ,357一360 eds , ew o : Baker & Tayl . 9 8 38 5 中山書店 4 . ) 松岡武 ヒ トバ と象徴. 小保内虎夫編 コトバの心理. コトバの科学 3 ,1 ,1 , 5) 内藤耕次郎 共感覚の一例に就て, 心理学論女集韮, 岩波書店,1929 . ,106-1lo 3 7 6) 大脇義一 表象の心理学, 東宛書房,19 . ,56-66 53 4 3 09一1 7) 大脇義一 現代の心理学, 培風館,19 . ,1 l I Coリ 1956 ぎ f N Y i 煽 Z す k: McGrow‐Hi i l S 那 か s s r c s e w o 8) S γ c 加め ” の解 , ege ,229一237 , ,, 8 2 52 9) 高木貞二, 城戸幡太郎編 実験心理学提要 第二巻. 岩波書店,19 , ,195 ,97一9 9 53 l o) 高木貞二, 城戸幡太郎編 実験心理学提要 第三巻. 岩波書店,1 . ,39 l l 1 0 2 9 58 o - 1 1) 高木貞二編 心理学研究法. 岩波書店,1 . , 52 12 ) 玉岡忍 音楽心理学. 金子書房,19 . ,88一89 5 9 55 13) 矢田部達郎 精神の発達, 培風館,1 . ,87一9. - 239 -.

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参照

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