IRUCAA@TDC : 東京歯科大学千葉病院口腔外科における平成18年度初診患者の臨床統計
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(2) 平成 19 年度. 113 期生. 卒業論文. 東京歯科大学千葉病院口腔外科における 平成 18 年度初診患者の臨床統計. Clinical and statistical analysis of first-visits patients to the Department of Oral and Maxillofacial Surgery, Tokyo Dental College Chiba Hospital for the year Apr. 1, 2006-Mar. 31, 2007.. 東京歯科大学 第 113 期生 6 年 43. 番. 木瀬 章人. 6 年 148 番. 呂 宗彦. 6 年 152 番. 渡部 幸央. 東京歯科大学口腔外科学講座 指導:講座主任. 柴原. 孝彦. 教授. 山本. 信治. 助教. Abstract. 1.
(3) This is a study of first-visit patients to the Department of Oral and Maxillofacial Surgery, Tokyo Dental College Chiba Hospital, for the year Apr. 1, 2006-Mar. 31, 2007.. We investigated the number and status of. patients, kind of diagnosis (at the time of first-visit, not pathological diagnosis) and cause of visiting.. The present study researched based on. questionnaire according to the guidelines of the Japanese Society of Oral and Maxillofacial Surgeons. The following results were obtained the total number of patients was 8441, 3510 (42%) males and 4931 (58%) females. The following diseases were frequently found: the tooth disease (6252 cases, 56%), deformity and malformation (456 cases, 4%), trauma (420 cases, 4%), inflammation (638 cases, 6%), oral mucosal lesion (734 cases, 7%), cyst (568 cases, 5%), benign tumor (352 cases, 3%), malignant tumor (243 cases, 2%), temporomandibular disorders (1052 cases, 9%), salivary gland lesion (150 cases, 1%), neurological disorders (298 cases, 3%).. As expected in view. of the location of this hospital, patients living in Chiba city accounted for the greatest proportion, i. e., 96%. The present study made us aware of the importance of keeping our health care system effective to provide better quality care in closer cooperation with other departments.. 2.
(4) Key words: Oral and Maxillofacial Surgery(口腔外科)、clinical statistics (臨床統計)、first-visit patient(初診患者)、out-patient(外来患者). ランニングタイトル:口腔外科における平成 18 年度初診患者統計. 緒. 言. 3.
(5) 21 世紀に入り、歯科医療を取り巻く環境は急速に変化している。齲蝕歯の減 少・65 歳以上の人口の急激な増加とそれに伴う全身疾患を有する患者の増加・ 一般市民の医療知識の向上と医療サービスに対する要求の多様化などが、一層 拍車をかけている。そしてこの現象は危機管理体制、医療面接などを含めて歯 科医師の日常臨床をより複雑にしている。 一方、口腔外科学は歯、顎、口腔領域の疾患の予防と治療を目的とする歯科 医学の一分野で、すでにわが国では 80 年以上の歴史を持ち、今日まで目覚まし い進歩をとげてきた。その診療内容は多岐にわたり、口腔領域の特殊性とも相 まって、高度の歯科的知識と医学・生物学的知識が要求される専門分野として 発展してきた。 本学口腔外科においても、口腔疾患の治療と制御、さらに口腔機能の保全と 回復にむけて、治療水準を向上させるべく基礎的かつ臨床的研究を積み重ねて きた。そこで当科の現状における診療内容を把握し検討することは、今後の口 腔外科臨床を考える上に欠かすことのできない重要な基礎的資料を提供するも のと考えた。 本学千葉病院口腔外科は昭和 56 年 9 月、大学の千葉市への移転を機に開設さ れ、現在までの 26 年間、地域歯科医師会の協力のもと医療連携を重視しながら 一次、二次医療機関として活動してきた。現在のような患者ニーズの多様化に 対応するため、当科は 2 年前(平成 17 年 4 月)に統合し新体制を整えるととも に、さまざまな特殊外来を設置し疾患別の熟練した診療チームを編成し治療に. 4.
(6) あたっている。 そこで今回われわれは、平成 18 年 4 月 1 日から平成 19 年 3 月 31 日までの 1 年間における当科の初診患者を対象として、性別、年齢別、診断別に臨床統計 を行うとともに、患者の紹介医療機関についても検討を加えた。そして、今後 の医療提供の内容と質の向上を目指すため、口腔外科の果たしている社会的役 割、現段階における患者動向および疾患病態についても考察を行った。 なお、用いた個々の疾患名は(社)日本口腔外科学会調査企画委員会が作成 した実績調査票. 1). ならびに標準口腔外科学 2)に基づいて記したが、これらは初. 診時における臨床的な診断名であり、最終的な病理組織に基づいた診断ではな いことを付記する。. 対象および方法 1. 対象患者 平成 18 年 4 月 1 日から平成 19 年 3 月 31 日までの 1 年間に本学千葉病院口腔 外科を受診した患者のうち、保険や自費などを問わず初診症例のみを集計し対 象とした。夜間、休祭日などの急患、緊急の入院患者も含めた。また、他疾患 で通院中の患者でも口腔外科の新たな疾患が発見された場合は集計に含める事 とした。さらに一度完全に終診した症例が再発あるいは再燃した症例、および 経過観察中に別な新たな疾患が発見された症例も初診患者として取り扱った。 この期間に来院した再診患者および、1 か月未満または follow up 中の再発症. 5.
(7) 例は含まないものとした。 2. 方法 (社)日本口腔外科学会調査企画委員会が作成した実績調査票. 1). に基づいて. 疾患を分類し集計を行った。この調査票に記されていない疾患名については標 準口腔外科学の記載に則って分類した。検索項目は対象患者の性別、年齢分布、 月別受診者数、来科地域、受診経路、そして疾患別からみた患者動態について コンピューター(Windows XP、Microsoft Excel)を用いて解析を行った。初診時 に患者が2つ以上の疾患名を重複している場合には、すべての疾患名を数とし て加算し、1 患者に重疾患名とした。. 結. 果. 1. 性別 期間中に受診した初診の患者総数は 8441 名であり、内訳は男性が 3510 名 (42%)で女性が 4931 名(58%)で 1400 名ほど女性が多かった(図1)。 2. 年齢分布 受診患者の年齢分布は生後 1 週の新生児から 95 歳まで、広い幅で分布してい た。平均年齢は 40.5 歳で、性差では男性が 39.6 歳、女性が 41.2 歳をしめし、 若干女性の年齢が高かった。年齢別の患者数をみると、20 歳代が 1766 名(21%) で最も多く、次いで 30 歳代が 1639 名(19%)、60 歳代が 1075 名(13%)の順で あった。20 歳代、30 歳代が他世代に比べ 2 倍近い数値を占めていた(図 2)。. 6.
(8) 3. 月別患者数 月別患者数は、3 月が最も多く 808 名(10%)、次いで 8 月が 777 名(9%)、10 月が 759 名(9%)の順であった。また、最も少ない月は 1 月で 630 名(7%)であ った(図 3)。 4. 来科地域 患者の居住地域について検討したところ、千葉県内からの患者が 8116 名(男 性:3374 名、女性:4742 名)(96%)で近隣住民患者が大多数を占めていた。千 葉市内の患者は 4013 名(全体の 47.5%)で、このうち本学の位置する美浜区が 1150 名(29%)と最も多く、次いで花見川区 978 名(24%)、稲毛区 752 名(18.7%)、 中央区 504 名(12.5%)、若葉区 339 名(8.4%)、緑区 288 名(7.2%)の順であっ た(図 4)。一方、千葉市外の県内の患者は 4104 名で、船橋市が 713 名(17%) で最も多く、次いで習志野市が 587 名(14%)、佐倉市が 442 名(11%)の順であ った。(表 1-1) 千葉県以外では、東京都が 159 名(1.9%)、神奈川県が 47 名(0.5%)、茨城県 が 35 名(0.4%)、埼玉県が 34 名(0.4%)、愛知県が 10 名(0.1%)の順であった (表 1-2)。 5. 受診経路 他医療機関の医院または歯科医院からの紹介による受診が 5592 名(66%)を 示し最も多く、このうち 1 次医療機関が 5382 名(96%)で大多数を占めており、 その他の高次医療機関は 210 名(4%)であった。紹介元の医療機関の科別内訳で. 7.
(9) は歯科・口腔外科からの紹介受診が 5181 名(93%)、医科からの紹介受診が 332 名(6%)、不明が 79 名(1.4%)であった(図 5-1)。さらに医科を診療科別に分類 すると、内科が 107 名(32%)と最も多く、次いで耳鼻咽喉科が 85 名(26%)、整 形外科、外科ともに 35 名(11%)であった(図 5-2)。次に紹介状がなく直接来院 した患者が 1750 名(21%)、院内からの紹介が 1091 名(13%)、救急車による搬送 が 8 名(0.09%)の順であった(図 6)。院内からの紹介患者の内訳は、保存科か らの紹介が 494 名(46%)最も多く、次いで補綴科からが 228 名(21%)、矯正科 が 200 名(18%)、小児歯科が 79 名(7%)、総合診療科が 38 名(3%)、インプラン ト科が 22 名(2%)、麻酔科が 20 名(2%)、スポーツ歯科が 6 名(0.5%)の順であっ た(図 7)。 6. 疾患別分類 初診時の臨床診断をみると、智歯周囲炎、水平智歯、埋伏歯などを含む歯牙 疾患が 56%と最も多く、次いで顎関節疾患 9%、口腔粘膜疾患 7%、炎症性疾患 6%、 外傷 5%、嚢胞性疾患 4%、先天異常・顎変形 4%、良性腫瘍 3%、神経性疾患 3%、 悪性腫瘍 2%、唾液腺疾患が 1%の順であった(図 8)。次に各疾患における性差、 年齢分布などの検討した結果を患者数の多い順に示す。 1)歯牙疾患 智歯周囲炎、水平智歯、埋伏歯などの歯牙疾患が最も多く 6252 名(56%)で、 この中で智歯に関連した智歯周囲炎や埋伏歯が大多数を占めていた(表 2-1)。 奇形歯、外傷歯、炎症を併発した原因歯などは当該分類に含まず、それぞれの. 8.
(10) メイン症状となる疾患項目に加えた。男女比は 1:1.2 で女性に多く、好発年齢 では 20 歳代が 1855 名(29.7%)で最も多かった(図 9-1)。 2) 顎関節疾患:1052 名(9%) 当該する総患者数は 1052 名(9%)を示し、内訳は顎関節症が 1029 名(97.8%) と最も多く、次いで顎関節脱臼が 21 名(2%)、顎関節炎 2 名(0.1%)の順であった (表 2-9)。男女比は 1:2.3 で女性に多かった。好発年齢は 1)の歯牙疾患と同 様に 20 歳代が 212 名(20.2%)で最も多かった(図 9-9)。 3)口腔粘膜疾患 当該する総患者数は 734 名(7%)を示し、内訳は、舌炎が 245 名(33.4%)と最 も多く、次いで口内炎が 178 名(24.3%)、口腔乾燥症 82 名(11.2%)、白板症 50 名(6.8%)、扁平苔癬 36 名(4.9%)、金属アレルギー29 名(4%)、口腔カンジダ症 25 名(3.4%)、ウィルス性疾患 22 名(3%)、褥瘡性潰瘍 18 名(2.5%)、色素沈着 11 名(1.5%)、の順であった(表 2-5)。口腔乾燥を主訴として来院した場合かなら ず口腔粘膜に炎症を併発していたため、この分類に加えた。男女比は 1:2.3 で女性が多く、好発年齢では 60 歳代が 218 名(29.7%)で最も多かった(図 9-5)。 4)炎症性疾患:638 名(6%) 炎症性疾患は 638 名(6%)を示し、内訳は上顎洞炎が 212 名(33.2%)と最も 多く、次いで骨膜炎が 141 名(22.1%)、蜂窩織炎 83 名(13%)、骨髄炎が 55 名 (8.6%)、頬部膿瘍 34 名(5.3%)、顎炎 25 名(3.9%)、インプラント周囲炎 22 名(3.5%)、リンパ節炎 20 名(3.1%)、歯肉膿瘍 13 名(2%)、口底部膿瘍が 10 名. 9.
(11) (1.6%)の順であった(表 2-4)。男女比は 1:1.06 でわずかに女性が多かった。 好発年齢は 50 歳代が 121 名(19.0%)で最も多かった(図 9-4)。 5)外傷 外傷総数は 420 名(5%)を示し、内訳は口腔内創傷が 89 名(21.2%)と最も 多く、次いで下顎骨骨折が 80 名(19%)、歯牙脱臼 68 名(16.2%)、外傷による 歯牙破折 61 名(14.5%)、口腔外創傷 49 名(11.7%)、歯槽骨骨折 32 名(7.6%)、 上顎骨骨折 20 名(4.8%)、血腫 13 名(3.1%)、頬骨骨折 6 名(1.4%)、歯牙埋入 2 名(0.5%)であった(表 2-3)。男女比は 1.2:1 で男性が多く、10 歳未満が 121 名(28.8%)で最も多かった(図 9-3)。 6)嚢胞性疾患 当該総数は 568 名(5%)を示し、内訳は歯根嚢胞が 196 名(34.5%)と最も多く、 次いで病因不明の顎嚢胞が 141 名(24.8%)、粘液嚢胞 126 名(22.2%)、ガマ腫 35 名(6.2%)、含歯性嚢胞 25 名(4.4%)、濾胞性歯嚢胞 20 名(3.5%)、術後性上顎嚢 胞 14 名(2.5%)、鼻口蓋管嚢胞 8 名(1.4%)の順であった(表 2-6)。男女比は 1: 1.2 で女性が多かった。30 歳代が 130 名(22.9%)で最も多かった(図 9-6)。6) 7)先天異常・顎変形 当該総数は 456 名(4%)で、内訳は先天異常・顎変形では顎変形症が 219 名 (48%)と最も多く、次いで歯列不正が 70 名(15.4%)、骨隆起 67 名(14.7%)、 小帯異常 38 名(8.3%)、唇顎口蓋裂 26 名(5.7%)、口蓋裂 18 名(3.9%)、鼻咽 腔閉鎖不全 7 名(1.5%)の順であった(表 2-2)。男女比は 1:1.8 で女性が多く、. 10.
(12) 10 歳代が 121 名(26.5%)で最も多かった(図 9-2)。 8)良性腫瘍:352 名(3%) 当該総数は 352 名(3%)を示し、内訳は病因不明の腫瘍が 105 名(29.8%)と最 も多く、次いで線維腫が 69 名(19.6%)、血管腫 39 名(11.1%)、歯牙腫 23 名(6.5%)、 歯原性腫瘍 22 名(6.3%)、エプーリス 19 名(5.4%)、乳頭腫 16 名(4.5%)、エナメ ル上皮腫 14 名(4%)の順であった(表 2-7)。男女比は 1:1.2 で女性が多かった。 50 歳代、60 歳代がともに 65 名(18.5%)で最も多かった(図 9-7)。 9)神経性疾患:298 名(3%) 当該総数は 298 名(3%)を占めており、内訳は舌痛症が 182 名(61.1%)と最も 多く、次いで三叉神経痛が 35 名(11.7%)、味覚障害 26 名(8.7%)、オトガイ神経 麻痺 17 名(5.7%)、顔面神経麻痺 9 名(3%)、三叉神経麻痺 8 名(2.7%)、舌神経 麻痺 7 名(2.3%)、非定型顔面痛 6 名(2%)、顔面神経痛 4 名(1.3%)の順であった (表 2-11)。舌痛症をこの分類に加えたことに異論もあるが、舌炎などを併発 していない疼痛のみの病態を抽出して分類した。男女比は 1:2.8 で女性が多か った。60 歳代が 85 名(28.5%)で最も多かった(図 9-11)。 10)悪性腫瘍 初診時の臨床的診断では 243 名(2%)を占めていた。そのうち最終的に病理診 断から『悪性腫瘍』と診断が得られたものは 72 例であった。243 例の内訳は、 歯肉癌が 77 名(31.7%)と最も多く、次いで舌癌が 74 名(30.5%)、頬粘膜癌 39 名(16%)、口蓋癌 28 名(11.5%)、口底癌 8 名(3.3%)、悪性黒色腫 6 名(2.5%)、口. 11.
(13) 唇癌 4 名(1.6%)、悪性黒色腫 3 名(1.2%)の順であった(表 2-8)。男女比は 1.4:1 で男性が多かった。60 歳代が 62 名(25.5%)で最も多かった(図 9-8)。 11)唾液腺疾患 当該総数は 150 名(1%)であり、内訳は唾石症が 59 名(39.3%)と最も多く、次 いで耳下腺炎が 35 名(23.3%)、シェーグレン症候群 14 名(9.3%)、顎下腺炎 11 名(7.3%)、耳下腺腫瘍 10 名(6.7%)、口蓋部唾液腺腫瘍 8 名(5.3%)の順であ った(表 2-10)。男女比は 1:2.8 で女性が多かった。50 歳代、60 歳代が 27 名 (18.0%)で最も多かった(図 9-10)。. 考. 察. 今回、本学千葉病院口腔外科における平成 18 年度 1 年間の総初診患者数の臨 床統計を行い、さまざまな角度から検討を加えた。 この一年間の初診患者総数は表 3 に示すように 8441 名であった。男女比は 1 : 1.41 と女性が多く、10 歳未満の患者においてのみ男性が多くみられた他は、全 ての年齢層で女性が多かった。この一年間の初診患者総数を他医療機関の報告 と比較すると、愛知学院大学歯学部口腔外科第一講座が 2207 名 3)、北海道医療 大学歯学部付属病院口腔外科 716 名 4)、独協医科大学口腔外科 2915 名 5)、横浜 市立大学医学部付属病院口腔外科 1971 名 6)、 新潟大学歯学部第二口腔外科 1427 名 7)、大阪大学歯学部付属病院第一口腔外科 2308 名 8)、大阪医科大学付属病院 歯科口腔外科 3502 名 9)、鹿児島大学歯学部口腔外科第一講座 1884 名 10)、国立. 12.
(14) 栃木病院口腔外科 2430 名 11)、長野赤十字病院口腔外科 3947 名 12)を示し、渉猟 し得た報告の中では本学が最も多かった。 年齢別患者数についてみると、初診患者数は 20 歳代が最も多く、歯牙疾患、 特に埋伏智歯や智歯周囲炎といった智歯関連疾患が多数を占めていた。これは 他の報告と一致しており、病院歯科、口腔外科のひとつの特徴といえる。60 歳 代の来院が多い理由としては、高齢に伴い基礎疾患有病率が高いこと、歯周疾 患や腫瘍性疾患、口腔粘膜疾患の好発年齢であることが考えられる。 月別患者数を見てみると、学校休暇期間において受診患者が増加する傾向が みられた。すなわち 8 月、3 月は他の月と比較し、総数で 800 名近く多く来院 していた。しかし、18 年度の全体を通してみると、月 620∼810 名、月平均 703 名(標準偏差±59.2 名)で、各月間での大きな差は認められなかった。 受診患者の来科地域については、96%の患者が千葉県内から来院しており、 千葉市内では美浜区が 29%と最も多かった。当然のことながら、これは当病院 が美浜区に立地していることが大きく影響していると思われる。市外別では船 橋市が 17%、習志野市が 14%の順で多く、これは当病院への JR、私鉄沿線か らの受診患者が多いことを反映しているものと考えられる。千葉県外から来院 する患者は東京が 159 名、神奈川県が 47 名であった。広報活動の成果もあり当 科の特殊性、専門性が認識され、遠方にもかかわらず来院があったと思われる。 今後も引続き特殊外来の充実性を図っていく必要性があることは言うまでもな い。. 13.
(15) 初診患者の受診経路について見てみると、他医療機関または歯科医院からの 紹介が全体の 66%と最も多く、そのうち歯科開業医が紹介総数の 92%、さらに 一次医療機関が 96%と非常に高い割合を占めていた。この結果は、当科が地域 開業医と良好で密な医療連携システムを保ち、高度な歯科医療を地域に提供し ている実態が伺える。医科からの紹介においては、内科が 32.2%であり、疾患 名は歯牙疾患にかかわらず多岐にわたっていた。医科からの紹介患者の平均年 齢は 56 歳であり、基礎疾患を持つ高齢者が多かったことも一つの理由として挙 げられる。次いで耳鼻咽喉科が 25.6%であり、これは隣接領域であり、口腔外 科との関連性も高いためと考えられる。 院内からの紹介患者の内訳では保存科、補綴科で 67%を占めていた。これは 基礎疾患をもつ患者の観血処置や難易度の高い抜歯の依頼が多かったためと思 われる。改めてチームアプローチの重要性を示す結果となった。 初診患者の疾患別分類に関しては、歯牙疾患が 56%と半数を超える値を示し、 20 歳代が最も多かった。これは智歯の萌出時期との関連性が考えられる。 先天異常、変形では、顎変形症が 48%、歯列不正が 15%と多数を占めており、 また若年者の女性の割合が高かった。これは矯正科から便宜抜歯や外科的矯正 治療などの依頼が多く、矯正科との連携の重要性が再認識される。次いで、唇 顎口蓋裂が 10%を示していたが、当科では唇顎口蓋裂外来や言語治療外来を設 けており、育成医療の推進に伴い母子教育も充実してきているため、今後、患 者数の増加が予想される。. 14.
(16) 外傷性疾患では、10 歳未満および 10 歳代の患者数が高かった。10 歳未満の 性差はなかったが、10 歳代では 2.3:1 の割合で男性に多かった。これは幼児 期、学童期は活発に運動する時期であり、男児の転倒、打撲などが原因で来院 する症例が多いためと推測される。 炎症性疾患では、上顎洞炎、骨膜炎、蜂窩織炎、骨髄炎といった疾患が合わ せて 76%であり、そのうち上顎洞炎が最も多かった。上顎洞炎 212 名のうち、 耳鼻咽喉科からの紹介も 8 名含まれていた。上顎洞は診療領域が重複する部分 であり、一時期職域の問題で耳鼻咽喉科との確執も存在していた。この結果は、 歯性上顎洞炎の存在を認めた、職域の保全にも繋がる喜ばしい現状と思われる。 さらなる協力体制が望まれる。 口腔粘膜疾患では、舌炎、口内炎、口腔乾燥症といった疾患が 68%で多数を 占めており、50∼70 歳代の高齢者の割合が高く、また性差は 1:2.3 の割合で 女性が多かった。これは加齢に伴う唾液分泌の低下や、薬剤の副作用による口 腔乾燥、女性ホルモンや更年期との関係が考えられる。また女性には家事から 育児まで関わり、さらに現代では社会的責任も増大しているため 13)、精神的ス トレスとの関連も重要視する必要がある。 顎関節疾患では、他の疾患と比べても顎関節疾患の割合は 9%と高い値を示 し、そのうち顎関節症が 98%とほぼすべてを占めていた。年齢的特徴としては、 20∼30 歳が最高頻度を示しており、20 歳代になると頻度と重症度が増大する という報告 14)とほぼ一致していた。男女比としては、1:2.3 と女性が多かった。. 15.
(17) これは女性が男性より健康に対する意識が高いため、治療にも関心が高い傾向 が考えられる。 嚢胞性疾患では、歯根嚢胞が 35%と最も多かった。これは他医療機関の報告 と同様であった。次に多かった疾患名は、『病因不明な顎嚢胞』という初診時の 大雑把な臨床診断名が示されていた。最終的な病理診断としては歯根嚢胞、濾 胞性歯嚢胞などに該当していたが、本研究の方法ではそこまで追跡調査するこ とができなかった。今後は、可及的に精確な診断名が記載できるシステム、最 終診断名の記載方法など、集計方法や分類方法に不足な点があったため改善の 必要性があると思われた。 良性腫瘍では、線維腫が 20%、血管腫が 11%と多く認められ、他医療機関の 報告と一致していたが、最も多かったのは病因不明の腫瘍 29.8%であった。こ れも嚢胞の時と同様、初診時の臨床診断名に基づいた結果であり、今後は確実 なデータベースを作成するためにも病理組織検査による確定診断が得られた時 点で確定診断をデータに自動的に変更できるシステムを取り入れるべきである。 悪性腫瘍では、歯肉癌が 32%、舌癌が 30%と多く認められた。一般的には舌 癌が口腔癌の中では最も多いとされているが、今回の報告では歯肉癌がわずか に上回る結果となった。しかし、この診断は初診時の所見であり、嚢胞や良性 腫瘍で述べたように病理組織診断による確定診断が得られていないため、本研 究結果は実際に歯肉癌が最も多いとは断定できない。 今回 50∼60 歳代の患者が多く 1.4:1 の割合で男性が多かった。これは喫煙. 16.
(18) や飲酒などの生活習慣が関係していることが考えられる。悪性腫瘍の患者は他 医療機関より多く、これは口腔外科学講座が千葉市、習志野市、佐倉市、市原 市、八街市など幅広い地域で口腔癌集団検診を行っていることが一端を担って いることが影響していると思われる。受診経路としては開業医からの紹介が 80%と最も多く、これは悪性腫瘍に対する治療施設として認知されている結果 である。また、口腔外科では腫瘍外来を設置しており、悪性腫瘍患者、個々に 対する専門的な follow up を患者に提供することができることや、特殊外来患 者を登録管理し、統計的なデータを収集することで新たな治療方針の確立が図 れるものと考えられている。 唾液腺疾患では、唾石症が 39%と最も多かった。唾石症 59 名のうち歯科開 業医からの紹介が 66%で、唾石症は開業医での処置が困難なため紹介された患 者が多かったと考えられる。医科からの紹介は 11%であったが、そのうち耳鼻 咽喉科からの紹介は見られなかった。これは、唾石症は口腔に初発症状が多い ため歯科へ受診する患者が多かったと考えられる。 神経疾患では、舌痛症が 61%と多数を占めており、性差は 1:2.8 の割合で 女性が多かった。年齢は 50 歳代以上の更年期の女性に多く、これは口腔粘膜疾 患における舌炎と同様の原因であると考えられる。神経麻痺と診断された患者 の受診経路をみると、歯科開業医からの紹介が 41%であった。これは、当科が 地域医療機関から神経疾患に対して、特殊性かつ専門性の高い治療を行ってい ることが認識されている結果と思われる。. 17.
(19) 今回 8441 名の臨床統計を行ったが、データを作成する上で収集方法にいくつ か不充分な点があることが明らかになった。事前に診断名の統一化を行わず、 素データのまま集計したため、特に診断名の分類に困難を極めた。今後は正確 な臨床統計を行うために、基準となるマニュアルの作成を検討し、治療内容ま で追跡できるようなシステムの構築が必要であろう。 今後は、院内はもとより開業医との連携をさらに密なものとし、疾患の併発 にも対処できるよう、口腔外科としての専門性、とくに各疾患チームにおける 治療体制の充実を図りながら、診療の向上に努めていきたいと考えている。. 結. 語. 東京歯科大学千葉病院口腔外科の 2006 年 4 月 1 日から 2007 年 3 月 31 日まで の1年間の外来初診患者について臨床統計的観察を行った。 1.初診患者総数は 8441 名、他医療機関からの紹介患者数は 5592 名であり、紹 介率は 66%であった。 2.初診患者の年齢分布では 20 歳代が最も高い割合を占めた。 3.疾患内容は歯牙疾患 56%、顎関節疾患 9%、口腔粘膜疾患 7%、炎症性疾患 6%、 嚢胞性疾患 5%、先天異常・変形 4%、外傷性疾患 4%、良性腫瘍 3%、神経疾 患 3%、悪性腫瘍 2%、唾液腺疾患 1%の順であった。 4.紹介施設の地域別調査では、千葉市が最も多く地域医療機関との医療連携の 重要性が示唆された。. 18.
(20) 謝. 辞. 稿を終えるに望み、終始ご懇篤なるご指導、ご校閲を賜りました口腔外科学 講座、柴原孝彦主任教授に深甚なる謝意を捧げるとともに、常にご指導、ご助 言を戴いた、山本信治助教に深謝いたします。また、本研究にあたり種々ご協 力戴いた口腔外科学講座各兄に感謝いたします。. 引用文献 1) (社)日本口腔外科学会調査企画委員会:口腔外科受診症例並びに手術・ 処置実績報告に関するお願い(広報).. 日口外誌 26: 2-5 1998.. 2) 野間弘康, 瀬戸晥一編集:標準口腔外科学. 第 3 版, 医学書院, 東京, 2004, 339 頁. 3) 神原春絵, 阿部. 厚, 他:愛知学院大学歯学部付属病院口腔外科第一診療. 部 2002 年度初診患者調査.愛院大歯誌 42: 205-211 2004. 4) 川上譲冶, 岡田文吉, 他:北海道医療大学歯学部付属病院口腔外科におけ る紹介患者の臨床統計.東日本歯学雑誌 21: 121-126 2002. 5) 藤林孝司, 神山卓久, 他:獨協医科大学口腔外科患者データベースにおけ る一年間の臨床統計的観察.栃歯医誌 49: 1-12 1997. 6) 武川寛樹, 斉藤亜希子, 他:横浜市立大学医学部付属病院における 1996 年 の口腔外科外来および入院患者の統計的観察.横浜顎顔口外誌 10: 101-108 1997.. 19.
(21) 7) 阿部哲也, 飯田明彦, 他:最近 14 年間における外来患者の臨床統計的観察. 新潟歯学会誌 28: 9-17 1998. 8) 杉. 政和, 杉山. 勝, 他:大阪大学歯学部付属病院第1口腔外科における. 初診患者の臨床統計的観察.阪大歯学雑誌 33: 364-373 1988. 9) 三木千奈津, 有吉靖則, 他:大阪医科大学付属病院歯科口腔外科における 新患患者動態−特に特定機能病院認定前後の比較−.日口診誌 10: 322-329 1997. 10). 川島清美, 杉原一正, 他:当科における過去 20 年間の外来新患患者の. 臨床統計的観察.日口外誌 46: 982 11). 2000.. 今谷哲也, 下村絵美, 他:国立栃木病院歯科口腔外科紹介患者の臨床. 統計.栃歯医誌 53: 41-45 2001. 12). 櫻井健人, 横林敏夫, 他:長野赤十字病院口腔外科開設後 20 年間の外. 来患者の臨床統計的観察.新潟歯学会誌 34: 31-39 2004. 13). Agerberg, G., Bergenholz, A.: Craniomandibular disorders in adult. population of West Bothnia, Sweden. Acta Odontol Scand 47: 129-140 1989. 14). Unruh, A.M.: Gender variations in clinical pain experience. Pain. 65: 123-167 1996.. 20.
(22) 表1:初診患者の居住地域. 男 船橋市 習志野市 佐倉市 市原市 八千代市 四街道市 茂原市 山武郡 浦安市 市川市 八街市 長生郡 東金市 木更津市 成田市 袖ケ浦市 印旛郡 夷隅郡 香取郡 印西市 富里市 君津市. 女 281 267 178 180 156 90 69 38 44 40 40 46 21 26 28 20 15 17 16 17 17 9. 男. 計 432 320 264 256 209 138 105 82 74 61 59 51 47 39 34 29 30 20 17 15 15 21. 713 白井市 587 鎌ケ谷市 442 柏市 436 松戸市 365 佐原市 228 富津市 174 流山市 120 安房郡 118 勝浦市 101 いすみ市 99 旭市 97 匝瑳郡 68 我孫子市 65 館山市 62 香取市 49 銚子市 45 東葛飾郡 37 鴨川市 33 八日市場市 32 野田市 32 山武市 30 不明 合計 1-1. 11 9 12 11 6 7 2 2 3 0 2 1 2 3 0 1 1 0 2 0 0 0 1690. 17 18 10 8 6 3 4 3 2 4 2 3 2 1 4 2 1 2 0 2 1 1 2414. 1-1:千葉市外 1-2:都道府県別. 28 27 22 19 12 10 6 5 5 4 4 4 4 4 4 3 2 2 2 2 1 1 4104. 千葉 東京 神奈川 茨城 埼玉 愛知 群馬 栃木 岩手 静岡 大阪 長野 京都 福島 石川 鳥取 奈良 高知 三重 山形 山梨 秋田 愛媛 岡山 岐阜 福岡 兵庫 不明 合計. 女 3374 65 16 15 20 3 3 1 1 2 1 0 1 0 1 1 0 1 1 1 0 0 0 0 0 0 1 2 3510. 計 4742 94 31 20 14 7 2 3 3 1 1 2 1 2 0 0 1 0 0 0 1 1 1 1 1 1 0 1 4931. 8116 159 47 35 34 10 5 4 4 3 2 2 2 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 3 8441. 1-2. 1.
(23) 表2:診断名別分類 疾患名. 症例数. 水平智歯 智歯周囲炎 齲蝕 辺縁性歯周炎 埋伏智歯 完全埋伏智歯. 2062 1816 1060 355 234 120. 埋伏歯 正中過剰埋伏歯 歯牙破折 過剰埋伏歯 半埋伏智歯. 110 96 69 35 29. 瘢痕 残根 顎骨内異物 萌出障害 開窓後出血 気腫. 2 2 2 1 1 1. 抜歯後洞内歯牙迷入 萌出困難 萌出不全 萌出歯 歯根吸収. 1 1 1 1 1. 抜歯後感染 抜歯後出血 晩期残存 歯槽堤萎縮 転移歯. 18 16 16 15 15. 歯肉壊死 残根 歯肉腫脹 上顎洞穿孔. 1 1 1 1 1. ドライソケット 抜歯窩治癒不全 萌出遅延 歯槽骨鋭縁 過剰歯. 12 12 11 9 9. 咬合性外傷 薬物アレルギー 抜歯中断 軟口蓋部魚骨刺入 骨隆起術後感染. 1 1 1 1 1. 歯槽堤鋭縁 歯牙欠損 異物迷入 歯牙鋭縁 歯根迷入. 9 8 7 5 5. インプラント破折 薬物性歯肉増殖症 歯科局所麻酔アレルギー疑い 下顎骨骨壊死 食物摂取障害. 1 1 1 1 1. 歯肉炎 口臭症 睡眠時無呼吸症候群 抜歯後疼痛 腐骨. 5 5 5 5 4. 上顎歯列狭窄症 口腔内軟組織異物 骨性癒着 浮動歯肉 歯肉上皮真珠. 1 1 1 1 1. 連結冠不適 肥厚性瘢痕 処置歯 先天性欠如 義歯不適合 インプラント矯正. 3 3 3 3 3 3. 矯正装置誤飲 骨瘤 頬粘膜瘢痕ほう縮 上顎義歯破損 知覚過敏 矮小歯. 1 1 1 1 1 1. 顎堤吸収 歯肉出血 腫瘤 萌出位置異常 クラウン不適. 2 2 2 2 2. 歯槽骨吸収不全 癒合歯 歯ぎしり 癒着歯 上顎洞内異物迷入. 1 1 1 1 1. 急性壊死性潰瘍性歯肉炎. 2. 疾患名 上顎洞炎 骨膜炎 蜂窩識炎 骨髄炎 頬部膿瘍 顎炎 インプラント周囲炎 リンパ節炎 歯肉膿瘍 口底部膿瘍 外歯瘻 顎下部膿瘍 口腔瘻 顎放線菌症 口蓋部膿瘍 舌化膿性炎 オトガイ膿瘍 硬口蓋膿瘍 舌膿瘍 洞口腔瘻 鼻口腔瘻 扁桃周囲炎 扁桃周囲膿瘍 耳下腺部皮下膿瘍 咽頭炎. 症例数. 顎変形症. 疾患名. 6252. 疾患名 219. 骨隆起. 67. 歯列不正. 70. 小帯異常. 38. 唇顎口蓋裂. 26. 口蓋裂. 18. 症例数. 口腔内創傷 下顎骨骨折. 89 80. 歯牙脱臼. 68. 歯牙破折. 61. 口腔外外傷 歯槽骨骨折. 49 32. 鼻咽腔閉鎖不全. 7. 言語障害. 1. ウィーバー症候群. 1. 骨瘤. 1. 上顎骨骨折. 20. 発音障害. 1. 唇顎口蓋裂術後. 1. 唇裂. 1. 血腫 頬骨骨折. 13 6. 茎状突起過長症 咬筋肥大症. 1 1. 歯牙埋入. 2. 頬筋形成不全. 1. 鼻栓基部先天性瘻孔 象牙質形成不全症. 1 1. 症例数. 22 23. 歯肉腫瘍. 22. エプーリス 乳頭腫. 19 16. エナメル上皮腫. 14. セメント質腫 腫瘍類似疾患. 9 5. 骨腫. 3. 脂肪腫 角化嚢胞性歯原性腫瘍. 3 3 352. 2-7 疾患名. 77. 舌癌. 74. 頬粘膜癌. 39. 口蓋癌. 28. 口底癌. 8. 悪性腫瘍. 6. 口唇癌. 4. 悪性黒色腫. 3 2. 178. 上唇小帯部悪性腫瘍. 1. 口腔乾燥症. 82. 白板症. 50. 扁平苔癬. 36. 金属アレルギー. 29. カンジダ症. 25. ウイルス性疾患. 22. 褥瘡性潰瘍. 18. 色素沈着. 11. 地図上舌. 9. 口角糜爛. 5. 口角炎 溝状舌. 3 3. 慢性再発性アフタ. 3. 正中菱形舌炎. 3. クインケ浮腫. 2. 天疱瘡. 2. 糜爛. 2. 口唇炎. 2. 黒毛舌. 1. フォーダイス斑. 1. 紅板症. 1. 下唇粘膜部アレルギー発疹. 1 734. 2-5 疾患名. 症例数 196 141 126. ガマ腫. 35. 左側頸部悪性腫瘍. 2-8 疾患名 顎関節症. 症例数 1029. 顎関節脱臼. 21. 顎関節炎. 2 1052. 2-9 疾患名. 症例数. 唾石 耳下腺炎 シェーグレン症候群 顎下腺炎 耳下腺腫瘍. 唾液腺腫瘍 多形性腺腫 舌下腺腫瘍. 8 2 2 2 2. 舌下腺炎 唾液腺炎 硬化性顎下腺腫瘍 腺癌 粘表皮癌. 1 1 1 1 1 150. 類皮嚢胞. 1 568. 2-6. 2-10. 14. 1. 59 35 14 11 10. 口蓋部唾液腺腫瘍. 25 術後性上顎嚢胞. 1 243. 20. 2-7: 良性腫瘍 2-8: 悪性腫瘍 2-9: 顎関節疾患 2-10: 唾液腺疾患 2-11: 神経疾患. 症例数. 歯肉癌. 口内炎. 脈瘤性骨嚢胞. 歯牙疾患 先天異常・変形 外傷性疾患 炎症性疾患 口腔粘膜疾患 嚢胞性疾患. 39. 歯原性腫瘍 歯牙腫. 悪性リンパ腫. 8 1. 2-1: 2-2: 2-3: 2-4: 2-5: 2-6:. 105 69. 血管腫. 245. 456. 2-2. 症例数. 腫瘍 線維腫. 舌炎. 420. 2-3. 疾患名 212 141 83 55 34 25 22 20 13 10 3 3 3 2 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 638. 2-4. 2-1. 疾患名. 症例数. 疾患名 舌痛症 三叉神経痛. 症例数 182 35. 味覚障害 オトガイ神経麻痺 顔面神経麻痺 三叉神経麻痺 舌神経麻痺. 26 17 9 8 7. 非定形顔面痛 顔面神経痛 オーラルディスキネージア 眼窩下神経麻痺 顔面痙攣. 6 4 2 1 1 298. 2-11. 1.
(24) 男性 3510名(42% ) 女性 4931名(58%). 図1:性別. 2.
(25) (名) 2000 1800 女 男. 1600 1400 1200 1000 800 600 400 200 0 10歳未満 10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代. 80歳代 90歳代. 図2:年齢別. 3.
(26) (名) 900 女 男. 800 700 600 500 400 300 200 100 0 H18.4. H18.5. H18.6. H18.7. H18.8. H18.9 H18.10 H18.11 H18.12. H19.1. H19.2. H19.3. 図3:月別患者数. 4.
(27) (名) 1400 1200 女 男. 1000 800 600 400 200 0 美浜区. 花見川区. 稲毛区. 中央区. 若葉区. 緑区. 図4:初診患者の居住地域(千葉市内). 5.
(28) 図5:紹介患者の受診経路. (名). (名) 6000. 120 女 男. 5000. 女 100. 医科からの紹介. 不明. 5-1. 不明. 歯科からの紹介. 心療内科. 0. 形成外科. 0. 産婦人科. 20 神経科. 1000. 小児科. 40. 皮膚科. 2000. 外科. 60. 整形外科. 3000. 耳鼻咽喉科. 80. 内科. 4000. 男. 5-2. 5-1:診療科別紹介患者 5-2:診療科別紹介患者(医科). 6.
(29) 院内からの 紹介 1091名(13%). 救急車8名 (0,09%). 直接来院(総合予診 他医療機関 からの紹介) 1750名(21%) または歯科医院から の紹介 5592名(66%). 図6:初診患者の受診経路. 7.
(30) インプラント科 22名(2%). 麻酔科 20名(2%). スポーツ歯科 6名(0.5%) その他 5名(0.45%). 総合診療科 38名(3%) 小児歯科 78名(7%). 矯正科 200名(18%). 保存科 494名(46%). 補綴科 228名(21%). 図7:院内紹介の内訳. 8.
(31) 顎関節疾患:9% 口腔粘膜疾患:7% 炎症性疾患:6% 歯牙疾患:56%. 嚢胞性疾患:5% 外傷性疾患:4% 先天異常・変形:4% 良性腫瘍:3% 神経疾患:3% 悪性腫瘍:2% 唾液腺疾患:1%. 図8:疾患別分類. 9.
(32) 図9:診断名別年齢分布. (名). (名). (名). 2000. 140. 140. 120. 120. 100. 100. 80. 80. 60. 60. 40. 40. 20. 20. 1500 1000 500 0 10歳未満10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳代 90歳代. 0. 0 10歳未満10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳代 90歳代. 9-1. 10歳未満10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳代 90歳代. 9-2. 9-3. (名). (名). (名). 140. 250. 140. 120. 120. 200. 100. 100. 80. 150. 80. 60. 100. 60. 40. 40 50. 20 0. 20. 0 10歳未満10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳代 90歳代. 0 10歳未満10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳代 90歳代. 10歳未満10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳代 90歳代. 9-4. 9-5. 9-6. (名). (名). (名). 70. 250. 60. 70 60. 50. 50. 40 30. 40. 20 10. 20. 0. 0. 200 150. 30. 100 50. 10. 0 10歳未満10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳代 90歳代. 10歳未満10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳代 90歳代. 9-7. 10歳未満10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳代 90歳代. 9-8. 9-9 女 男. (名). (名). 100. 30 25. 80. 20. 60. 15. 40. 10 20. 5. 0. 0 10歳未満10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳代 90歳代. 9-10. 10歳未満10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳代 90歳代. 9-11. 9-1: 9-2: 9-3: 9-4: 9-5: 9-6:. 歯牙疾患 先天異常・変形 外傷性疾患 炎症性疾患 口腔粘膜疾患 嚢胞性疾患. 9-7: 良性腫瘍 9-8: 悪性腫瘍 9-9: 顎関節疾患 9-10: 唾液腺疾患 9-11: 神経疾患. 10.
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