第1学年2組 学級活動指導案
1 議題 「2ねん2くみの おにいさんおねえさんに プレゼントをわたそう」(1)ア 2 議題について (1)児童の実態 本学級の子どもたちは、困っている友だちの手助けをしたり、当番のみんなと協力して給食準備や掃 除を時間内に終わらせるよう努力したりすることができる子が増えてきている。また、1学期の「なか よしあそび」や「終わりの会」、2学期の「雨の日あそび」などの活動では、32人みんなで仲良く遊 ぶことの楽しさやよさを実感し、クラスの全員で活動内容を決めて実践することに喜びを感じている。 しかし、友だちに何かをしてもらったときに「ありがとう。」と自然に言えない子や、待ってもらった り手伝ってもらったりするのが当たり前と思い感謝の気持ちを表現できない子が多い。 学級活動については、「学級目標をきめよう」や「1の2なかよしあそびをしよう」、「1学期終わり の会をしよう」、「運動会の1の2合い言葉をきめよう」などの議題で学級会を行ってきた。その中で、 自分の意見を押し通すのではなく、友達のことも考えた意見も出すことができるようになったり、教師 の助言を受けながら話合いを進めたりすることができるようになってきている。しかし、話合いの中で、 提案理由に沿って意見を述べたり、友達の意見を受け止めた上で更に自分の考えをつくったり話したり することは難しい。このような課題を踏まえ、提案理由に立ち返りながら自分の意見を発言したり友達 の意見を聞いたりして、2年生のお兄さんお姉さんに感謝の気持ちを伝える方法について、合意形成す ることができるようにする。 (2)議題設定の理由 本議題は、2年生に感謝の気持ちを伝えることを通して、友達と協力することのよさや、自分たちの 力で誰かを喜ばせることができるという喜びを実感させるために設定したものである。入学当初から、 学校案内をしてくれたりプレゼントをくれたり、おもちゃランドに招待してくれたりする優しい2年生 が、生き物ランドに招待してくれた際に、教師から「2年生はいつもみんなに色々してくれるよね。」 と言うと、子供たちから「1年生も何かしたい!」「おかえしがしたい!」という声が上がった。そこ で、みんなで一緒になって感謝の気持ちを表す活動をし、協調性や集団への意識を高めることで、学級 目標「なかよし1の2」の達成に向けての活動にしたいと考えている。 (3)本議題の活動構成 本議題の指導にあたっては、まず、「2年2組のお兄さんお姉さんにおかえしをして喜んでもらいた い。」という課題意識をもつことができるように、今まで2年生にしてもらったこととその時の気持ち をふり返りながら、教師と子どもで課題を共有する。次に、おかえしとなるプレゼントについて自分た ちで話し合って決めることができるように、話合いの進め方のモデルや話合いの観点を提示する。最後 に、みんなで決めたことを実践したら2年生が喜んでくれて嬉しかったという実感をもつことができる ように、プレゼントを作ったり2年生に渡したりする時間や、振り返りの場を設定する。 特に本時では、みんなの感謝の気持ちを伝えることができるプレゼントについて話し合い、合意形成 できるようにする。そのために、事前の活動において、みんなが感謝の気持ちを伝えるには、どのよう なプレゼントにしたらよいかについて、自分の考えをつくらせておく。本時の気づく段階では、「2年 生が喜んでくれるものか」「みんなの感謝の気持ちが伝わるものか」という話合いの観点を提示するこ とにより、それぞれのプレゼントのよさを比べながら話し合うことを確認する。比べ合う段階では、意 見を出し合い、観点に沿って意見を比べ合ったり、不安を解消できるような工夫を考えたりできるよう に、司会グループに教師も加わり、合意形成ができるようにする。最後に、振り返る段階では、本時の 話合いについて振り返らせ、実践への意欲を高めるようにする。3 目標
○ 2年生へのプレゼントをすることを通して、感謝の気持ちを表すとお互いがうれしくなることを
感じるとともに、普段の生活においても感謝の気持ちを表すともっと仲良くなれることを理解する
ことができる。 【知識及び技能】
○ 「2年生が喜んでくれるものか」
「みんなの感謝の気持ちが伝わるものか」という話合いの観点を
もとに2年生へ渡すプレゼントについて意見を出し合い、合意形成ができる。
【思考力、判断力、表現力等】
○ 2年生へのプレゼントをすることを通して、2年生を喜ばせることにうれしさを感じ、日ごろか
ら感謝の気持ちを表すことの大切さに気づき実践しようとする態度を養うことができる。
【学びに向かう力、人間性】
4 本議題の計画(2時間+課外) 期日 活動内容 目指す児童の姿と評価方法 事 前 の 活 動 2年生が自分たちのために、たくさんのことをして くれていることをふり返り、課題をつかむ。 ・1年生からも2年生に何かしてあげたいな。 ・2年生におかえしをしたいな。 【学びに向かう力、人間性等】 〇 学級の問題に関心をもち、進んで話合 いの準備に取り組もうとしている。 〈観察〉 ありがとうの気持ちを伝えるには、どのようなプレ ゼントがよいか自分の考えを学級会ノートに書く。 〇 司会グループは、みんなの意見を確認し、話し 合いの計画を立て、準備を作成する。 【思考力、判断力、表現力等】 ○ 「2年生へ感謝の気持ちを伝える」と いう目的に合った意見を考え、学級会ノ ートにふさわしいプレゼントを考えて書 くことができる。 〈学級会ノート〉 本 時 の 活 動 月 日 「2ねん2くみの おにいさん おねえさんに プレゼ ントを わたそう」のプレゼントについて話し合う。 意見の比較・検討 ○ おりがみ ○ てがみ 活動内容の決定 ○ え 【学びに向かう力、人間性等】 ○(司会グループ)司会や記録の仕事、(全 員)話し合いに進んで取り組もうとして いる。 〈観察〉 【思考力、判断力、表現力等】 ○ 話合いの観点をもとに、自分の考えを 発表している。 ○ 友達の発言について、相手の思いを受 け止めようと思って聞いている。 〈観察・学級会ノート〉 【知識及び技能】 ○ 司会や記録の仕方、基本的な話し合い の進め方を理解している。〈観察〉 事 後 の 活 動 月 日 学級全体で「プレゼントをわたそう」の準備を行う。 ○ プレゼント作りと渡すときの役割分担をし、プ レゼントを作ったり渡すときの練習をしたりす る。 ○ 1人に1つ役割をもつようにし、友達と助け合 いながら準備する。 【学びに向かう力、人間性等】 ○ 自分の役割に進んで取り組もうとして いる。 〈観察〉 【思考力、判断力、表現力等】 ○ 友達と助け合って活動している。 ○ 自分の役割を最後まで行っている。 〈観察〉 学級全体で「プレゼントをわたそう」を実践する。 ○ 2年2組へ行き、プレゼントを渡す。 【学びに向かう力、人間性等】 ○ 2年生に感謝の気持ちを持ってプレゼ ントを渡したり、きちんとした態度で参 加したりしている。 〈観察〉 月 日 帰 り の 会 「プレゼントをわたそう」の実践を振り返り、自分 の学級のよさやこれからやってみたいことについて 話し合う。 ・2年生が喜んでくれたから嬉しかった。これから も「ありがとう」の気持ちを伝えていくといいと 思う。 ・みんなとプレゼントづくりを頑張れて嬉しかっ た。また、話し合って何かをしてみたい。 【思考力、判断力、表現力等】 ○ 自分の頑張ったことや友達のよかっ たところ、「プレゼントを渡そう」をし ての感想を振り返りカードに書いたり、 発表したりしている。 〈観察・振り返りカード〉 【話合いのめあて】 みんなの「ありがとう」の気持ちが伝わるかどうか を考えながら話し合おう。 【話合いの観点】 ・2年生が喜んでくれるものか。 ・みんなの感謝の気持ちが伝わるものか。 2ねん2くみの おにいさん おねえさんに プレゼントを わたそう。 月 日 朝 の 活 動 月 日 朝 の 活 動 10 10 10 11 月 日 朝 の 活 動 10 16 10 18 10 23 10 235 本時 平成30年10月16日(火)5時間目 ふれあいルーム 6 主眼 〇 2年生に感謝の気持ちを表すために渡すプレゼントの内容について自分の意見をもつとともに、他者の 意見をよく聞いて理解し、提案理由に沿った2つの観点から合意形成することができる。 〇 2年生に渡すプレゼントについて、「2年生が喜んでくれるものか」、「みんなの感謝の気持ちが伝わる ものか」という2つの観点をもとに話し合うことができる。 7 準備 (教師)学級会の板書セット、進行台本 (児童)学級会ノート 8 過程 学習活動と内容 指導上の留意点 目指す児童の姿 と評価方法 気 づ く 比 べ 合 う 振 り 返 る 活動計画に沿って教師の助言を受けながら話 し合い、どんなプレゼントにするかを決める。 1 はじめのことば 2 ぎだいのかくにん 【議題】 「2ねん2くみのおにいさんおねえさんにプレ ゼントをわたそう」 3 ていあんりゆうのかくにん 【提案理由】 ・私たちは2年生にいつも何かをしてもらって喜 んでいます。けれども私たちから2年生を喜ば せることはできていません。1の2のみんなと 力を合わせて2年生にありがとうの気持ちを伝 えると、2年生が喜んでくれると思います。そ うすると、もっと「なかよし1の2」になって いくと思います。 4 はなしあいのめあてのかくにん 5 せんせいのはなし 6 はなしあい おりがみ、てがみ、えの3つについて話し合い、 プレゼントする物を決める。 7 きまったことのかくにん 8 ふりかえり 本時の話合い活動について自己評価して振り 返り、実践への意欲を高める。 9 せんせいのはなし 10 おわりのことば 〇 司会グループには、話し 合いの進め方を一緒に作成 し、事前に練習をさせてお く。 〇 自分の考えを言う意欲を 高めるために、子どもの学 級 会 ノー ト に 勇気 づけ る コメントを書いておく。 〇 提案理由から話合いがず れていかないように2つの 観点を意識しながら話合い を進めるよう助言する。 〇 実践への意欲を高めさせ るために、これから頑張り たいことを発表させる。 〇 先生の話では、話合いの 仕 方 で よ か っ た こ と を 伝 え、次の話合い活動への意 欲を高める。 【学びに向かう力、人間性等】 ○(司会グループ)司会や 記録の仕事、(全員)話合 いに進んで取り組もうと している。 〈観察〉 【思考力、判断力、表現力等】 〇 話合いの観点をもと にして、自分の考えをつ くり、発表している。 〇 友達の発言について、 相手の思いを受け止めよ うとしながら聞いてい る。 〇 不安意見を出した友 達が安心したり、納得し たりすることができる ように、不安を解消でき るような工夫を考えて 発言している。 〈 〈観察・学級会ノート〉 【知識及び技能】 〇 司会や記録の仕方、基 本的な話合いの進め方 を理解している。 〈観察〉 【集団決定の手立て】 〇 意見がまとまらない場 合は、話合いの観点を確認 させ、決定を促す。 〇 話合いの方向がそれた ときには、話合いが上手く 進むように適宜教師が介 入する。 ○ どの意見も生かしてプ レゼントが作れないか工 夫できることはないかを 問う。 ・ い ろ ん な い ろ が あ っ て き れ い だ か ら 。 ・ お は な と か メ ダ ル と か お っ た ら 、 き も ち が つ た わ る か ら 。 ・ 「 あ り が と う 」 っ て か け る か ら 。 ・ こ と ば で か く の が 、 い ち ば ん き も ち が つ た わ る と お も う か ら 。 【話合いのめあて】 みんなの「ありがとう」が伝わるかどうかを考 えながら話し合おう。 段 階 え てがみ おりがみ さ ん せ い( い い な) は ん た い( ふ あ ん) ・ お り が み だ と 「 あ り が と う 」 が つ た わ ら な い と お も う 。 ・ メ ダ ル は 「 お め で と う 」 っ て お も う か も し れ な い 。 ・ う れ し か っ た お も い で を え に か い た ら 、 二 ね ん せ い も お も い だ し て よ ろ こ ん で く れ る と お も う か ら 。 ・ ど ん な こ と を か い た ら い い か わ か ら な い 。 ・ え が へ た だ か ら 、 な に を か い た の か 、 二 ね ん せ い が わ か ら な く て 、 き も ち が つ た わ ら な い と お も う 。 【話合いの観点】 ・2年生が喜んでくれるものかな。 ・みんなの「ありがとう」の気持ちが伝わるも のかな。